納豆

ページ名:納豆

登録日:2010/08/03(火) 05:30:23
更新日:2023/08/10 Thu 17:31:04NEW!
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【概要】

納豆は日本の食文化が誇る伝統的な発酵食品。


茹でた大豆を稲藁に包むことで、藁に付着している「納豆菌」が大豆を発酵させ、納豆に変える。
外見はもろに「腐った大豆」。


外国人には受けが良くないし、日本でも関西人など嫌いな人が沢山いるが、豊富な栄養価が魅力。
その臭いや見た目や食感から初見では厳しいものがあり、更に食べた後の食器を洗うのも嫌になる……が、一度美味しさを覚えてしまえば、もう貴方は納豆の虜。


原型は、戦国時代に武士たちの兵糧として考案された保存食。現在のように粘りは無く、乾燥した豆菓子に近い物だった。


サブカル的には、「たいていの外国人は納豆にドン引きする」というのがテンプレと化しており、
日本通を気取る外国人に納豆を見せてビビらせたり、
逆に納豆も平気で食える=すっかり日本に馴染みまくっている、などギャグの小道具として使われたりする。
マーマイトのようにある国ではソウルフードだがそれ以外の国からは大不評、ぶっちゃけある国内でも好き嫌いが分かれる食品に「納豆のようなもの」と例えることもある。



今では全国的に普及しているものの、流石に東部に比べて西部では嫌っている人が多い。
ただし、東部からの移住者が多い地域では好む人も多い傾向にあると思われる。


納豆嫌いな人は、匂いから食べている人との同席を内心嫌がっていたり、食べた後の食器を洗うどころかそれに近づくことすら億劫がったりする場合が多い。
恋人や配偶者が納豆嫌いの場合、せめて自分で食器を洗うだけでも大分違う……かもしれない。
納豆好きからすれば理不尽に思うかもしれないが、気を付けてあげると良いだろう。
他にはネバネバしていたり納豆臭のする口臭やらキスは、納豆好きからしてもかなり嫌がられる可能性があるので注意。相手が大豆アレルギーだったら最悪死んでしまう。



【種類】


  • 普通の納豆

よくスーパーで3パックや2パック100円前後で売ってるあれである。安価で栄養満点。


  • ひきわり納豆

納豆を細かくしたもの。普通のものよりは少な目だが、これもスーパーで売っているのをよく見る。食感がステキ。
ちなみに秋田県だとひきわりのシェアが五割くらい。同県ではひきわりしか食べない(食べたことがない)って人もいる。
なお豆のままの普通の納豆と違い、砕かないといけないため、その分コストがかかり若干高い。


  • 大粒納豆

あまり見かけない。伝統的な製法で作られた高級品に多い。高いのだと一人前4,000円とかするほど。


  • 黒豆納豆

大豆ではなく黒豆を作った納豆。黒豆独特の香りと納豆臭が合わさったさらに好みが分かれる一品。


  • 大徳寺納豆、濱納豆

奈良時代に中国から伝来した、大豆を麹で発酵させ塩漬けにしたもの。食品と言うよりも調味料に近い。



【食べ方】

ここではスーパーなどで売ってるパックの奴の食べ方を紹介する。
基本的な流れは、付属のタレを入れてかき混ぜ、程よく混ざったところでご飯に乗せていただく、というもの。
納豆が苦手だという人は、からしを適量混ぜて食べてみると良い。
からしのピリ辛が納豆独特の臭みを和らげ、かなり食べやすくなる。
からしが事前に同梱されている商品もある。
他には梅干し味、わさび味、焼肉味、大根おろし入りのタレが付いた納豆なんて物も。


この時のタレ、からしを入れる順番や、さらに加える物などでいろいろな派閥がある。(※加える物はまだ記載されていないので追記の余地がおおいに有ります)
別に『正しい食べ方』やら『正しいマナー』というものはないので、好きなものを選んだり探すと良いだろう。


  • タレは先にかける派

後からかけるのに比べてねばねばが少なくなる。


  • タレは後にかける派

ねばねばが増す。納豆は混ぜてねばねばさせた方が栄養価が高いと言われることもあるがそれは嘘らしい。
ただ、空気を含んだり舌触りの変化などによって味は変わる。


  • ごはんに乗せてから混ぜる派

  • そもそもあまりかきまぜないよ派

納豆とタレのコンビの味は好きだが、猛烈に糸がひいた状態や匂いが苦手なので、ほぼかき混ぜずにそのままご飯に乗せて食べる。
「糸の少ない納豆なんざ納豆じゃねーよ」と邪道扱いな人もいるだろうが、その辺は好みの問題で大きなお世話に過ぎないので注意。




【納豆を用いた料理及びアレンジ】

納豆を素材とした料理は多く、納豆好きはそのあまりの納豆愛からあらゆる料理との融合を図ろうとする。


  • 納豆トースト

上戸彩が大好きな納豆トースト。こねくり回した納豆をトーストに乗せ、さらにチーズなどを加えて焼く。臭いは酷いが味はヤバイ(良い意味で)。お試しあれ。


  • ねばねば+納豆

さらにねばねばした物を食べたい人が良くする。主にオクラやすりおろした長芋、めかぶ、モロヘイヤとか。夏バテにいいぞ!!


  • 発酵食品+納豆

発酵食品同士を合わせる。抜群の組み合わせ。代表的な物はキムチ。他にもチーズとかヨーグルトとかも。


朝食の机に並んでいそうな二品だが、刻んだ白菜の漬物を納豆に混ぜて食する文化もある。(主に福島や新潟の一部地域)
上記の発酵食品の仲間ともいえる食べ合わせだが、発酵していない浅漬けなどでもいける。


  • 納豆+卵

納豆に卵を加えてさらにかき混ぜて、あつあつのご飯にかければ納豆たまご。付け合わせのタレだけでは足りないので、別途にタレを用意したい。
フライパンを用意して万能ねぎや長ねぎを加えれば納豆オムレツ。さらに炒飯のもととご飯を加えて納豆炒飯にしたり。


  • ショゴス丼

何故にこうなった。意外と美味い。


  • 納豆+マグロ

マグロの角切りに納豆を混ぜておつまみに。
とろろを加えるのも乙なもの。


  • 納豆+イカ

イカの刺身を細切りにして納豆を混ぜれば居酒屋の定番メニューに。
オクラを加えたり刻み大葉をのせたりするのも。


アボカドの角切りに納豆を混ぜるだけで意外な美味さに。


  • 納豆+砂糖醤油+焼き餅

プレート等で焼いたに、砂糖と醤油を加えた納豆を付けて食べる。
美味い!お餅はコメなんだから合って当然なんだが。


  • 納豆+大豆食品

元は同じ大豆だったのだから合わないわけがない。
納豆+豆腐ならシンプルに冷奴の上にかけたり、チーズをのせて焼いてヘルシーなグラタンなど。
納豆+油揚げなら、開いた油揚げの中に納豆を入れてはさみ焼きか詰め焼き、油揚げの上に納豆とネギとチーズをのせて焼く油揚げピザなど。厚揚げでボリューミーにしても。
納豆+豆乳なら豆乳うどんやスパゲッティー、スープの具に納豆を入れる。


チャーハンを作る時に納豆を加える。
美味しいぞ。
チャーハンを炒める時に納豆を使う場合、ねばねばが嫌な人は酢を使うとねばねばが無くなる。


大手チェーン店であるカレーハウスCoCo壱番屋で実際に頼めるトッピングの組み合わせ。
かつて廃止になったが客からの強い要望があったらしく、2021年現在は復活している。
一体どこの納豆とカレーに愛情を持ってない馬鹿がこんなものを考えたんだと思う人もいるかもしれないが、これが美味い。
納豆の臭みもカレーのスパイスで緩和され、納豆のおかげでカレーがマイルドに食べられる。騙されたと思って一度はお試しあれ。
余談だが、某漫画を読んだ人にとっては納豆カリー=エロスのイメージ。


  • 納豆巻き

コンビニでも売ってる巻き寿司。作る時は面倒だが酢飯との相性が良い。
大体ひきわり。


  • 納豆汁

味噌汁に納豆を入れたもの。
「何じゃそりゃ」と言うなかれ、江戸時代には納豆ご飯よりこっちが主流の食べ方だったのだ。
俳人の与謝蕪村は、よほど納豆が好きだったと見えて、納豆汁を詠んだ句を幾つも残している。
ちなみに「納豆汁」は冬の季語でもある。
現在では廃れてしまった食べ方だが、俳句を知ることで、当時の文化習俗が伺えるという一例である。


  • 納豆スパゲティ

異世界食堂』でも紹介された組み合わせ。
パスタに味付けなどは全くせずに、そのまま納豆だけ混ぜて食べるという物。
『餓狼伝説』シリーズ、『KOF』シリーズに登場するアンディ・ボガードの大好物でもある。



【納豆知識】


納豆の健康は納豆菌にあり!と言われることもあるのだが、栄養素の話なら別だが納豆菌については正直なところ真偽不明。
他にも納豆菌は腸まで届き、腸内環境を整えてくれる……かもしれないが、TVで喧伝していた程にダイエット効果があるのかは怪しい。
納豆ダイエットは疑似科学とされており、効果の真偽に根拠がないので(筆者の知る限りにおいて)今のところよく分かっていないのが本当のところ。
ただ、納豆菌に虫歯菌や歯周病菌の働きを抑制する効果はあるらしい。


ちなみにこの納豆菌、菌類の中でも乾燥や熱などに強い部類なので中々死なない。
なので、納豆をご飯にかけて食べる程度で納豆菌が増えるとか減るとかを気にする必要はない。
これらの性質から納豆菌を多く含んでいる上に乾燥させることで他の雑菌やカビが死滅しやすい稲わらを煮沸して利用することで製造できていた。
ちゃんと作られた納豆は傷みにくいという利点もある。(同一の菌が多数を占める環境のため)


ただ可食菌の中では強い方に変わりはないので同じく大豆を発酵させて作るしょうゆ製作においては、
納豆菌よりもしょうゆ麹菌の方が弱く、ちょっとした失敗ですぐに納豆菌が繁殖してしまうため、
しょうゆ作りに携わる場合、(最低でも麹菌づくりの間は)納豆を食べることを禁止されたりする。
納豆を愛してやまない場合は注意。
ちなみにこれはしょうゆに限ったことではなく食品全般で言えることで、酒造りの杜氏やパン工場勤務者や微生物の研究室員など、納豆を食すことが禁じられている職業や業界はいくつかある。


納豆菌は生存力は高いのだが特別増殖しやすい訳でも敵なしというわけでもなく、普通にカビやら原生動物や他のより強い菌類に食べられたりもする。
つまり、納豆をどう作ったり保存しても絶対安心というわけではないことに注意。
(逆に言えば、そんな菌だったら危ない話に発展しそうなので、むしろこれで良いだろう)
この話から察する人も居ると思うが、要するに雑菌が入りやすい環境で長期間保存(環境次第だが2週間程度)すれば普通に腐ったり、カビが生えることもある。
冷蔵庫に入れていれば長持ちするとはいえ、何かあってはいけないし安全の保証もないので消費・賞味期限は守った方が無難。
余談だが、自家製納豆作りに失敗して発酵がうまくいかなかった時はかなり危険(納豆菌ではなく食中毒を引き起こす毒性の菌が繁殖してるケースがほとんど)なので、即廃棄すべき。
ちなみに市販品でたまについている白くてザラザラしているブツブツについては、十中八九アミノ酸の結晶なので大丈夫。



他にも納豆のネバネバの原因である酵素のナットウキナーゼには血栓を溶かす効果があるらしい。
しかし今の人類では経口摂取では効果がなく、かなり分解が進まないと吸収されないので、食材としてはあまり意味がない情報とされている。
むしろワルファリン(肝臓におけるビタミンKの働きを阻害して血液凝固を阻止する薬)を摂取している場合、
納豆にビタミンKが多く含まれている関係から薬の効果を阻害してしまう。
処方前に医師から注意する食材のリストを挙げられる上に、特徴的な食材なのでそうそう問題になることはないと思われるが注意。


このナットウキナーゼにも関連することだが、一時期TVでもよく報道していた『顕微鏡で見たドロドロの血液がサラサラになる』の様な感じで分かりやすく見せる手法は、
見せ方で簡単にごまかしが効くために詐欺にも活用されていたものだったため*1、健康に関する情報としてはかなりアテにならない。
情報は日々更新されるものだし本記事が正しいとは限らないが、平然と怪しい情報がネットにおいても溢れているので下手に鵜呑みにせず真偽を確認しようとすることが大切である。
本当に健康に不安がある時は医師に診断してもらうこと。




また、何事にも言えることだが過剰摂取は良いと言えないので、
納豆好きでも納豆を含めたバランス良い食事を心がけよう。


栄養バランスについては流石に単独で必要なものを全て取れるわけではないが、
『納豆とご飯』の基本的な組み合わせからしてバランスが良いとされている(これでもまだ完全ではないが、料理は得てしてそんなものである)。
またヨーグルトなどに含まれる乳酸菌の類とは相性は良くも悪くない程度なので一部では整腸薬で乳酸菌と納豆菌を一緒にしている物もある位。




とある番組で専門家に聞いたところ、納豆にはどんな食材も合うらしい。


その番組で紹介された家庭では、納豆に牛乳をかける家庭、納豆にマヨネーズを混ぜる家庭があった。


そのどれもが美味しかった。






ちなみに納豆の味噌汁は山形県民のソウルフード。
そして家庭によっては納豆餅や納豆うどん+サバの缶詰めも美味しく食されている。



さらには全国的には知られていないが、北東北の一部地域には知る人ぞ知る「納豆道」というものがある。
満月の夜に納豆を祭る方法で
「右に8回、左に2回」混ぜた後、醤油3滴を加え、手刀を切るのである。


…もちろんネタである。秋田の食品会社のCMネタであるが、「納豆 右に8回」でググると動画が出てくるので
そのツッコミどころ満載な動画を見ていただきたい。



【名前】

納豆と豆腐は、名前が逆ではないか?と言われることもたまにある。
ったようなのが「納豆」で、乳を型枠にめたのが「豆腐」…元は名前が逆で、どこかで間違って入れ替わったのが今も使われているのでは、という話。


結論からいうと、これは俗説であり、豆腐も納豆も最初からこの名前である。
豆腐の「腐」は、中国語で「凝固させる」「白くてぶよぶよした塊」という意味であり、
納豆の「納」は、寺の所(台所)で作られたことに由来する。また、神棚に煮豆を供えたところ、注連縄に付着していた納豆菌で納豆になったのが起源ともいわれており、ここから「神様にめた豆=納豆」になったという説もある。
そもそも豆腐の歴史は古く、納豆が広まっていなかった地域・時期でも一貫して「とうふ」なので意味とか考える以前にそういう問題に繋がるはずもない。


ちなみに、納豆が生まれた話がまんが日本昔ばなしそのものずばり「納豆」という名前で映像化されている。
あらすじ
昔岩手で、真夏に日照り続きで米がとれなくなり、豆を植えて何とか飢えをしのいでいた時のこと、近くで戦が起こり
侍が食べ物を差し出すように迫った。最後のなけなしの米を握り飯にして明日の昼間までに陣に届けろというのであった。
しかし、兵たちまでの食事には全く触れなかったため、哀れに思った村人たちは冬用の備蓄の豆を煮て藁に包んで届けてやることにした。
途中なんやかんやあって陣に着いたときは約束の時間を大幅に過ぎていて、侍は御立腹だったが持ってきた握り飯を見せると
不機嫌もどこへやら、それを頬張った。しかし、真夏の暑いさなかを時間がかかって届けたのでは当然握り飯は腐っており
侍はひっくり返ってしまった。煮豆も腐ってしまたのではとがっかりしていたが、兵の一人が恐る恐る食ってみると、これが大層うまい。
陣に「納めた」「豆」で納豆の生まれた話である。


もちろん、それが発祥というわけでもないが(そもそもがこの話自体岩手の民話である)
納豆の語源としてはある程度納得いくものである。




【犬や猫に納豆を与えても大丈夫?】

結論から言うと、納豆はに不足しがちな栄養価を補ってくれるので、与えても特に問題は無い。
ただし過剰摂取は逆に良くないので、1日につき1/4パックまでに留めておいた方が良いとされている。
またタレは犬や猫にとっては塩分が高過ぎるので、絶対に使わない事。からしも論外。
大豆アレルギーを引き起こさないかも気を配る必要がある。


最初は数粒だけ与えてみて、問題ないようだったら普段の食事に混ぜて与えるようにしよう。
また犬や猫は食事の際にあまり咀嚼をしないので、小粒の物を与えるか、あらかじめ磨り潰した物を与えるようにすると良い。



追記修正は、眼鏡が壊れて天井を突き破ってきた方か、兄に特製納豆を食われて家出してファミレスの天井裏に住み着いた方にお願いします。


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