25時、ナイトコードで。

ページ名:25時_ナイトコードで。

登録日:2023/07/29 (Sat) 22:46:32
更新日:2024/07/11 Thu 13:45:51NEW!
所要時間:約 20 分で読めます



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プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク プロセカ アンダーグラウンド 毒親 作曲 味覚障害 引きこもり 凡人 不登校 vocaloid 鬱展開 闇が深い 家出 心の闇 暗い 結構暗い過去持ち達



25時、夜の訪れと共に動き出す。

正体不明の音楽サークル




『25時、ナイトコードで。』とは、スマートフォンアプリ『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク』に登場するユニットである。



【概要】

『アンダーグラウンド』をテーマにした、ボイスチャットツール『ナイトコード』で音楽を行っているサークル。通称『ニーゴ』。
作曲担当の宵崎奏/K
作詞担当の朝比奈まふゆ/雪
イラスト担当の東雲絵名/えななん
動画担当の暁山瑞希/Amia
で構成されている。
深夜1時(25時)にナイトコードで作業を行っているので、そのまま「25時、ナイトコードで。」である。
ネット上である程度の知名度があり、かなりの再生数を叩き出している。
寄り添ってくれるような曲や突き刺すような曲など様々な曲調だが、「救われた」といった感想が多い。


ユニット4人にそれぞれ、生きていく上でのトラウマや障害があり、シナリオも相応に重いものとなっている。



【ユニットメンバー】

メンバーの名前の共通点は「時間帯(それも昼と夜の切り替わりどき)に関する言葉」となっている。


宵崎よいさき かなで(CV:楠木ともり)


……曲、つくらなきゃ
今のわたしにできるのは──曲を作り続けること


所属:通信制高校
身長:154cm→154cm(変化なし)


ニーゴでの担当は作曲。ナイトコード上のハンドルネームは「K」。
自宅に引きこもっており、暗い部屋でただ義務のように曲を作っている。
一人暮らしだが家事もできず、カップ麺だけを食べて過ごそうとするため、祖母に心配され家事代行サービスとして週に一回望月穂波に来てもらっている。
なお、これが乗じてカップヌードルコラボでは堂々のセンターを獲得した。…というか、彼女の存在によりカップヌードルコラボが実現したといっても過言ではない。
体内時計が正確であり、信号の待ち時間も把握できる。
いつもジャージを着ており、クローゼットには同じような服が入っている。ちょっとどうかな…


作曲家の父親の影響で曲作りを行っていた奏。父のように聴いた人を幸せにする音楽を作りたいと話す彼女には、天賦の才があった。
父のコンペ用の曲をアレンジしただけでそのフレーズが採用されるほどであり、父親に向けて曲をプレゼントした際は、彼に大きな衝撃を与えた。
だが、奏が曲をプレゼントしたことが最終的な原因となり、父は倒れてしまう。
のちに彼の日記を見てその事実を知った奏は、父親が奏に伝えた「奏の音楽を作り続ける」という言葉を胸に、呪いのように曲を作り始めるのだった。


ある一件から、まふゆと共同生活を行っている。
進級後は、自身の進路について悩むことに。
また、進級に伴う私服の変化はなんとジャージのチャックを開けただけ


朝比奈あさひな まふゆ(CV:田辺留依)


私は……見つけなくちゃいけないの
もう……何もわからない…………


所属:宮益坂女子学園 2-B(学級委員)→3-B(学級委員)
身長:162㎝→162cm(変化なし)


ニーゴでの担当は作詞。ハンドルネームは「雪」。
明るい性格で頭も良く、学園の誰もが認める優等生であり、愛情深い両親からの信頼も篤い。
メンバーの中では唯一普通に学校に通っている。学校では弓道部に所属しており、同じく弓道部に所属する日野森雫とも親交が深い。
ナイトコードではAmiaとえななんの口喧嘩を諌める役割だった。
好きなものはお母さんの手料理であり、『群青賛歌』の2DMVや公式によるイラストではかなり多めの食事を摂っている。


その実は、幼い頃から「いい子」であることを求められ、そして完璧な優等生を演じ続けているうちに自らの感情を見失ってしまった、からっぽな少女。
楽しいことも悲しいことも感じることがなく、自分がわからないと話している。
また本編開始時点では、味覚も失っているような描写がなされている。
薄暗く無機質で灰色の地面がどこまでも続く「誰もいないセカイ」は、まふゆの心象風景そのものである。


本当のまふゆはかなり辛辣かつ無愛想で自己表現に乏しいため、

  • かつては諌めていた絵名と瑞希の口喧嘩を「うるさい」と一蹴する
  • 絵名のイラストを見て「絵が汚い」
  • セカイで歌って「なんの意味もなかったね」
  • スランプになった奏に「作り続けるって言ったのに」
  • 家に帰りたくないからと道端で座り込む

などまるで幼児のような行動を取ることが多い。


ある一件から、奏の家で共同生活を行っている。
しっかりしているので奏の生活も改善される…と思いきや、ふたりして食事を忘れて曲作りに没頭してしまっている。


東雲しののめ 絵名えな(CV:鈴木みのり


ふふ。『いいね』いっぱいついた。──けど……
私はただ、もっとうまくなりたいだけ


所属:神山高校(夜間定時制)2-D→3-D
身長:158cm→158cm(変化なし)


ニーゴでの担当はイラスト。ハンドルネームは「えななん」。
父親が有名な画家であり、自らもイラストを描いていたことがきっかけで奏に誘われた。
SNSではイラストアカウントの他に、自撮りアカウントも運用している。
典型的なツンデレであり、瑞希にしょっちゅうからかわれている。
弟の東雲彰人とはすぐ喧嘩するが、仲が悪くないこともなく気にかけていたりすることも。
弟と同じくチーズケーキとパンケーキが好物。強いて言えばチーズケーキ(特に焼いたもの)のほう。
桃井愛莉とは中学からの友人。アイドルの活動で忙しい彼女だが、予定が合えば遊ぶほど仲良し。


絵名の父は天才画家であったが、彼女にその才能は全くなかった。
極めつけには、その父親から「才能がない」と言われる始末。
イラストをSNSにアップしても反応はちっぽけで、現実逃避に載せた自撮りの方がよっぽど伸びがよかった。
ニーゴの他のメンバー(特にまふゆ)に対しても、自分よりも才能があることに心の奥では嫉妬をしているが、その本心を隠して付き合っていることに、また苦しんでいた。


奏やまふゆ、瑞希の表現力に追いつくため一度逃げ出した絵画教室に通い始めた。
実力はまだまだで先生からも厳しい言葉をもらう絵名だが、逃げずに向き合い努力を重ねている。
進級に伴い、自らの進路に悩み始める。



暁山あきやま 瑞希みずき(CV:佐藤日向)


カワイイものなら、何でもウェルカムだよ♪
ボクは、ボクのままでいいのかなって、思えたんだ


所属:神山高校 1-A→2-B
身長:163cm→165cm


ニーゴでの担当は動画作成。ハンドルネームは「Amia」。
可愛いもの好きで自分を可愛く着飾るのも好きな気分屋。
ファッションに関してもセンスが高く、既製服のアレンジもこなす。
海外に姉がおり、瑞希曰く「愛莉と雫を足して割った存在」。
白石杏とは元1-Aで仲良し。他にも友達がいないわけではないが、クラスでは浮いており、不登校気味。
神代類とは中学からの知り合い。よく屋上で過ごしていたらしい。


公式サイトでのプロフィールにおいて、性別が「不明」と記されている。
ゲーム中では現状明確に語られていないが、周囲から「珍しい」「そんな格好」と言われるように、肉体的な性別が男性であると推測できる描写がなされている。
その場合、性的嗜好によるものか、ただの本人の趣味嗜好によるものなのかは不明だが、作中の描写を見る限りだと後者である可能性が高い。
実際に、中学時代の瑞希は短髪で、制服もネクタイかつ男物のブレザーである。
その後登場した小学生時代の瑞希は可愛い服装をしていたのだが、クラスメイトからは「おかしい」とも言われている。


このことはニーゴのメンバーには秘密にしており、セカイを通じて実際に会うようになってからも、共通の知り合いがいないこともあってか隠し通しているようである。
しかし、奏やまふゆは瑞希の秘密に気付いているような節がある。
また、神山高校では瑞希の存在とその服装は噂になっているようであり、その噂は学年を超えて届いているようである。
なお、こはねを除くビビバスメンバーやえむを除くワンダショメンバーは同校(特にワンダショの類は中学校も同じ)であるため、瑞希の秘密を知っているようであるが、
それが理由で不登校になっていることを(風紀委員である杏を含め)特に咎めることはしていない。
同じ神山高校の生徒だが、夜間定時制を利用している絵名が秘密を知っているかは不明。
3DMV用の衣装は女性用のものを着用できるが、水着など胸元が見える衣装を着せると、ミクや奏など貧乳枠のモデルとも明らかに異なり、「ない」。


「変なの」と言われた過去に苦しめられており、秘密を話して関係が変わることを非常に恐れている。


進級後は青柳冬弥とクラスメイトに。真面目な彼にノートを見せてもらおうとすると講義が行われるとか。
まふゆの選択を重く受け止めており、責任を取らなければと感じている。




【セカイ】

本当の想いから生まれたセカイは「誰もいないセカイ」。壊れた鉄塔などが突き刺さる、真っ白で何もないセカイ。「閑地」と呼ばれるその場所は、どこまで進んでも同じ景色が広がっている。4人と6人で、誰もいないセカイではなくなった。
なお、誰もいないセカイは朝比奈まふゆの想いのみで生まれている。
流れている音楽は『心景』。


ワールドリンクイベント『水底に影を探して』にて、が生まれた。
あたたかくも冷たくもない水面の底には、まふゆの想いでできた様々なものが沈んでいる。楽譜や参考書などを取り出しているが、不思議と濡れていない。
湖の上にも壊れた鉄塔などが突き刺さっているのだが、一部が飛び石のようになっており、その先には閉ざされたドアがある。
また、謎の芽も生えている。


誰もいないセカイミク


嫌なのも、痛いのも、全部まふゆが感じてる大事なこと。全部まふゆ


誰もいないセカイに唯一存在した、感情を表に出さず機械的な受け答えを行うミク。
真っ白な髪にふぞろいのツインテール、赤と青のオッドアイと、他のセカイのミクとは異なり一般的な「初音ミク」とはかけ離れたオリジナル色の強いデザインだが、これも初音ミクの一人である。
セカイ自体がまふゆに強く依存しているせいか、ミクの制御権もまふゆが握っており、彼女の指示次第では他3人をセカイから弾き出すことも可能。ミクが拒むこともある。
無口ではあるが感情までもが希薄なわけではなく、むしろ包容力という点では全ミク中トップクラスで、心の闇を抱えたメンバー達に静かに寄り添う存在。
中でもまふゆを気にかけており、何があってもセカイが消えることはなく、自身はずっとまふゆのセカイのミクだと彼女に話している。


誰もいないセカイリン


聞こえたんだ、あの子達の願いが


イベント『満たされないペイルカラー』で初登場した、誰もいないセカイのリン。
ミクと比べるといくらか感情的だが、他のセカイの元気溌剌なリンと比べるとかなり無気力。
だが、ニーゴのメンバーが悩んでいるときは一番積極的に力になろうとする。
よく髪や服をいじりに来る瑞希に対してそっけない対応をとるが、実際は満更でもない。要はツンデレ
特に絵名へ関心を向けており、彼女がひとり悩んでいる時はそっと歌で寄り添ってくれる。
よく絵を描くようになった。


誰もいないセカイMEIKO


誰かが手を差し伸べることが、余計な苦しみを生むこともあるわ


イベント『シークレット・ディスタンス』で初登場した、誰もいないセカイのMEIKO。
ニーゴのメンバーから距離をとって見守るというアプローチをとると決めており、あまり積極的にメンバーにかかわろうとしない。
距離をとってこそ見えるものがあるかもしれない、というのが本人の弁。
だが、メンバーの事を気にかけている、という点では他のバーチャル・シンガーと変わりはない。
しょっちゅうリンやレンをからかっているルカを諌めることが多い。
中でも瑞希に注意を向けており、瑞希が悩んでいることを理解して「話すことが良くなる方向へ向かうわけではない」と絵名に語ったことも。



誰もいないセカイルカ


……あの子を、救い出してちょうだいね?


イベント『カーネーション・リコレクション』で初登場した、誰もいないセカイのルカ。
遠くから見守ると決めているMEIKOとは逆に、積極的に関わって今の在り方を揺さぶり『壊す』ことで変化を促すことを目的としている。真逆のスタンスを持つ彼女とは時に意見がぶつかることも。
だがあくまで本人の意思を尊重しており、強制的に物事を動かそうとするKAITOとは異なっている。
他のセカイのルカと一番性格的に近いが、目にハイライトがない。
実はあやとりが苦手。
特に奏を注目しており、まふゆを救うと決めた彼女がどのような行動を取るのか期待している。
また、ニーゴの成り立ちを聞いているのはルカとミクのみ。


誰もいないセカイレン


きっと、みんなと一緒にいるからだね。
だってぼくも、みんなといるとあったかいもん


イベント『迷い子の手を引く、そのさきは』で初登場した、誰もいないセカイのレン。
極端に恥ずかしがりやで人見知りな性格であり、セカイで迷子になっていた自身を見つけてくれたミクにだけなつき、ずっと彼女の後ろに隠れている。
この世界ではリンと相方というわけでもないようで、リンに対しても心を開いていない。
セカイのレンの中でも特に精神が幼く、みんなのためにこんな自分ができることはないかと考えている。
初登場のイベントシナリオがまふゆのメンタルが最悪の状況となっていたためか、特にまふゆのことを心配して、元気づけたいと思っている。
ポーカーフェイスが苦手で、ババ抜きが弱い。


誰もいないセカイKAITO


このまま、これ以上何もできないと思うなら、想いを殺して生きればいい


イベント『イミシブル・ディスコード』で初登場した、誰もいないセカイのKAITO。
「お兄さん」という印象を与える他のセカイのKAITOとは異なり、かなり攻撃的でとげとげした性格をしている。
まふゆへの母親からの干渉が一線を越えたタイミングでようやく現れたせいか、これ以上手をこまねいているとまふゆの精神にとって手遅れの事態になるという強い危機感を持っており、常に苛立っている。
そのため、まふゆに対して母親と戦うことを直接的に促すなど、できるだけまふゆに寄り添おうとしていた他のバーチャル・シンガーとは異なるスタンスを取っている。
本人曰く「他の奴が甘やかしてきた」せいで自身が現れることになったとか。
いざという時は積極的になるタイプ。行動を起こそうとしたまふゆの背中を押し、彼女を見守った。
初登場のイベントストーリー内ではまふゆ以外と一切会話がなく、奏はそれを見かけただけだった。
付き合いこそ悪いが、まふゆのみならず他のメンバーのこともよく見ている。


ちなみに、プロセカに登場する全バーチャルシンガーの中で最後に登場したバーチャルシンガーである。
プロセカのリリースから2年以上が経過してようやく登場したバーチャルシンガーでもあり、他のセカイのバーチャルシンガーがリリースの1年後にはすでに揃っていたことを考えると、極めて遅い登場であった。



【あらすじ】


お母さんのオルゴールが好きだった


体が弱いお母さんのために、お父さんが曲を作ってプレゼントしたオルゴール
作曲家のお父さんが作る曲は、優しくて、あたたかくて……聴くと、幸せな気持ちになれた


いつか、わたしもお父さんみたいな曲を作りたいって思ってた。
でも……


お父さんは、もう曲を作れない
わたしのせいで​──作れなくなった


中学生の頃、自身が作った曲がきっかけで父親が倒れてしまった奏。
作り続けなければいけないという強迫観念のような意思のもと、音楽サークル『25時、ナイトコードで。』で顔も知らないメンバーと活動していた。K、雪、えななん、Amiaで作っていた曲はネット上でもある程度の人気があり、それなりにうまくやっていた。
そんなある日、メンバーのひとりである「雪」と連絡が取れなくなってしまうところから物語は始まる。


一週間も連絡が取れなくなりメンバーも心配し出した頃、作業を行っている共有フォルダの中に『Untitled』を見つける。
その曲を再生しようとすると光に包まれ、気付けば見知らぬ場所にいた。
そこで初めて顔を合わせた奏(K)、絵名(えななん)、瑞希(Amia)の3人は、真っ白なミクと出会う。



【関連人物】

  • 宵崎奏の父親(CV.うさみ航)

妻の死後、奏を男手一つで育ててきた。自身の作りたい「笑顔にする音楽」が古臭いと言われ、生活するために儲けることができる曲作りに没頭する。
奏が曲作りを始めたのは、彼に笑顔になってほしいと思う一心であったが…。
現在は入院中。時々目覚めてはいるが記憶が混濁しており、ニーゴで活動を始めた奏のことは把握できていない。



  • 宵崎奏の母親(CV.山本亜衣)

故人。元から病弱で入院し続けており、奏が幼い頃に亡くなった。30歳没。
奏に、短くも確かな愛を注いでいた。イベント『カーネーション・リコレクション』で立ち絵が追加。



メインストーリーから登場。娘の進路を心配しており、生活面のほかにも医者になるためのアドバイスを知り合いに聞いたり、息抜きのための芸術鑑賞にまふゆを誘うなど、医大受験を目指す彼女を手厚くサポートする。
ご飯は多すぎる気もするが
なにも進路を定めてからよく面倒を見ていたわけではなく、幼いまふゆに絵本を読み聞かせたり、風邪を引いた時はリンゴをうさぎの形に切って食べさせてあげたり、休日はフェニランへ連れていったりしたことも。
また、悪い友人がまふゆを唆そうとした時は、自らその友人と話す機会を設けるなど行動的な一面もある。
まふゆにめでたいことがあると、ホテルのレストランへ行き家族みんなでお祝いをするらしい。
彼女と対面した奏も「優しそうな人」と感じている。
優しい母親であり、まふゆはそんな母親のことを愛している。
イベント『イミシブル・ディスコード』から立ち絵が追加された。


上記は全て事実である。が、そこにまふゆの意思はない。
そもそもまふゆは医者になりたいわけではない。看護師を目指すと言ったまふゆの言葉を遮って、「医者の方がいい」と言っているのだ。
彼女の人間関係に口を出したりする場面を聞いたことから、瑞希は「ナチュラルに自分の価値観を押し付けるタイプ」と評している。


そんな性質を持っていた母親に抑圧されたまふゆは、自分のことがわからなくなり「消えたい」とまで想うようになってしまった。
つまりは全ての元凶。


ほかにも、

  • 人形展に行くと話したまふゆに絵画の方がいいと価値観を押し付ける
  • シンセサイザーを勝手に処分する(のちにこっそり回収)
  • まふゆがフェニランで迷子になると「まふゆが『悪い子』になってしまったのではと怖かったのよ」と泣く
  • その後、まふゆの腕を彼女が痛がるほど引っ張る
  • 白雪姫の劇で主役になったまふゆのドレスを「あんまり良くなかったから」と自身で作ったものを着せる(その衣装はクラスメイトが用意していた)
  • 「もういらないから」と、まふゆの絵本を捨てる(捨てられたことに気付いた本人は同じものを買っている)
  • 「音楽がやりたい」と言ったまふゆに「後悔しないようにね」と半ば脅しの形で音楽を辞めさせる
  • まふゆのPCを覗き、隠しフォルダにあるナイトコードと作業ファイルを見つける
  • 直後、K(奏)に「雪と音楽活動をするのを控えていただけないでしょうか」とDM
  • 本人に秘密で娘の友人に会い、「もう関わらないで」と話す
  • (回収していた)シンセサイザーを捨てる
  • まふゆのPCを壊して修理に出す(物理的にニーゴとの関わりを絶たせる)

といったような行動をしており、いわゆる典型的な毒親としてプレイヤーに恐怖の感情を抱かせている。


また、絵名が有名な画家の娘と知った途端に態度を変えるなど、対等もしくはそれ以上の存在でないとまふゆにふさわしくないと思っている。


奏も話してすぐは「優しそうな人」と思っていたのだが、まったく違っていたことを悟っている。自らの両親にもらった愛とは別物であったことから、「まふゆの母親はまふゆを愛していない」と結論づけた。
KAITOも同じように感じているため、「想いを殺そうとしている相手」とまふゆに伝えている。


このような母親にまふゆは徐々に怯えるようになり、「心が冷たい」「帰りたくない」と思うようになっており、PCがなくなったあとも隠れてスマホでニーゴの活動を続けている。


+ そして、進級前最終イベントでは…(ネタバレ注意!)-

スマホを取り上げられそうになり追い詰められたまふゆは、ついに母親へ自分の想いを伝える。


本当は、ずっと、苦しいの


お母さんは、悲しむと思うけど……でも、やっぱり私は……嫌なの
音楽をやめるのも、奏達と一緒にいられなくなるのも​──
……嫌なの……!


自身の夢は医者ではないこと、母親のために頑張ってきたがわからなくなってきたこと、音楽を続けたいことを話す。
だが……


どうして、私が言っていることがわからないの……?


失敗だったわ、パソコンを買ってあげたのも、楽器を使わせたのも──!
知らないうちに音楽なんて始めて、2年間も私に隠しごとをして、勉強をサボって、ネットのよく知らない子にたぶらかされて──!
こんなことになるなら、何も与えるんじゃなかった!


あなたを本当に想っているのは、あの子じゃない──
お母さんなのよ!!


と、彼女の想いを一蹴。
これを聞いたまふゆはニーゴの言葉を思い出し、とうとう母親の元から逃げ出してしまう。


雨の中、制服のまま走った先は奏の家。伝えたけれどうまくいかなかったと泣きじゃくるまふゆを、奏は「大丈夫」となだめることしかできなかった。


その後、まふゆの母親が父親と連絡を取る場面で、彼女たちの物語はひとまずの幕を閉じる。



Chasing your light , at 25:00_





絵名の父親。メインストーリーからセリフはあったが、イベント『満たされないペイルカラー』にて立ち絵が追加。
個展を開くほど有名な作家。まふゆの母親も名前を知っているほど。
絵名に「絵の才能はない」と残酷な現実を突き付けるが、それは己が苦しんできた道は絵名では歩むことができないだろうというプロの画家としての意見。
『満たされないペイルカラー』を経てからは、父親として絵名に接することも。
プレイヤーからは「パパなん」と呼ばれ、姉弟ともどもツンデレ扱いされている。
なお、2人と同じくパンケーキとチーズケーキが好物。



  • 宵崎奏のおばあちゃん

一人暮らし。両親が大変なことになり、奏に同居を勧めるが拒否されてしまう。
奏が追い詰められるように曲作りを続けていくなかで、病院送りになるほど生活を疎かにしているのを見かねたおばあちゃんが提案したのが家事代行サービスである。
ときどき連絡をして様子を尋ねている。
進級後は、奏自身の将来について心配していた。



  • 雪平実篤

イベント『空白のキャンバスに描く私は』より台詞でのみ登場。
絵名が通っていた絵画教室の先生で、絵名の父親の友人。
絵名の父の友人だけあって、そこに通う生徒の実力はかなりのもの。指導料も言わずもがな。
久しぶりに教室へ訪れた絵名を、当時と変わらず指導する。ちなみに男性。



  • 夏野二葉(CV.石見舞菜香)

イベント『空白のキャンバスに描く私は』より登場。絵名が絵画教室に通っていた頃の友人。同い年の17歳。
絵名が絵から逃げ出したあとも絵画教室を続けており、彼女が焦りを覚えるほど腕を上げていた。国内トップの『東京美術大学』を狙っている。



  • 暁山優希(CV.松井恵理子)

イベント『そしていま、リボンを結んで』より登場。当時は立ち絵がなかったが、同イベントの修正時に追加。
海外でデザイナーをしており、悩む瑞希に寄り添う優しい姉。
瑞希のことを「カワイイ瑞希」と言っており、時折海外の服やお菓子を送っている。
司や雫と同じく下の子を溺愛するタイプ。
名前が判明したのは『変わらぬあたたかさの隣で』より。



  • 朝比奈まふゆの父(CV.新垣樽助)

イベント『水底に影を探して』より登場。
まふゆが家出した際は出張に行っており、しばらくの後まふゆをかくまっている奏の家へ。
母親との仲を取り持とうとし家へ戻るよう説得するも、明らかな拒絶反応を示すまふゆを見て断念。奏にまふゆをお願いすることに。
生活費はきちんと振り込んであるようで、ときどきまふゆの様子も確認しているが…。




【関連用語】

音楽を作るサークルであるニーゴは、歌唱楽曲とは別に様々なシーンで奏が作ったとされる曲がある。タイトルがわかるものとイベントを跨いで登場したものは以下の通り。


  • 愛しい人へ

奏の父親が母親へ送ったオルゴールの曲。


  • (タイトル未定)

セカイにいるミクが歌っている曲。奏が作ったものである。
彼女によると、この曲はセカイに最初からあったものらしい。
また『仮面の私にさよならを』においても、ミクがこの曲を歌うシーンがある。


  • 存在する孤独

『満たされないペイルカラー』において、奏が絵名のために作った曲。


  • (タイトル未定)

『カーネーション・リコレクション』にて、奏が初めてまふゆを笑わせることができた曲。
『この祭りに夕闇色も』では、まふゆがピアノで演奏している。


  • encounter

『そして今、リボンを結んで』において、瑞希と絵名がそれぞれ発見したKの曲。


  • Each Pain

同イベントにおいて、瑞希と絵名が共同作業でMVを作ることになった曲。


ほかにも『いつか、絶望の底から』では、3周年時点ではタイトル未定の楽曲がいくつかある。





見つけてもらえて——よかったね


追記・修正は25時にお願いします。


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  • パパなんは言葉が足らなさすぎるがある意味一番絵奈を画家として見てくれてた存在でもある……マジで言葉が足らない、そして自覚もない -- 名無しさん (2023-07-29 23:07:18)
  • 元ネタはディスコードかな? -- 名無しさん (2023-07-30 15:56:05)
  • ↑メインストーリー曰く「容量大きいファイルもそのまま送れる(意訳)」らしいのでほぼ上位互換みたいなプラットフォーム。 相当強いサーバーを持っている模様 -- 名無しさん (2024-01-14 02:15:01)
  • つまり、まふゆは他人にハンドルを握られているのが不満ってワケだ -- タイヤ人間 (2024-05-01 16:48:05)

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