100%パスカル先生

ページ名:100_パスカル先生

登録日:2023/07/29 (土) 00:06:32
更新日:2024/07/11 Thu 13:44:14NEW!
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ハチャメチャ先生ギャグでホットになれ!!





100%パスカル先生とは、永井ゆうじによる漫画作品。


●目次


【概要】


『月刊コロコロコミック』の2015年2月号から2018年11月号まで連載され、後に『別冊コロコロコミック』でも並行する形で連載されていた。全8巻。
作者の代表作である前作の『ペンギンの問題』及び『ペンギンの問題+』の連載終了から半年未満での連載スタートとなっている。


教師を主人公にした学園ギャグ漫画となっており、奇妙な教師の主人公と個性豊かな生徒がギャグを繰り広げる。
不条理な展開やパロディネタが多い作風であり、前作の『ペンギンの問題』の作風を受け継いでいると言える。
得に作中では『ドラゴンボール』に関するパロディを行ったネタが目立っている傾向にあり、作中では大体のレギュラーキャラが超サイヤ人をパロディした力を持つ。


コロコロの歴史に残ると言っても過言ではない前作ほどの大ヒット作にはならなかったが、こちらもメディア化が行われるなどヒット作の部類に入る作品となった。
ゲーム作品はコナミが発売を担当、玩具化はタカラトミーからプレートが展開されるなど、メディア化の担当は『ペンギンの問題』における手法をそのまま受け継いでいる。


【あらすじ】


季節も春の時期、きのえだ小学校の4年1組では唐突に担任の教師が辞職したことが校長先生から伝えられる。
クラスが混乱に陥る中、教室に唐突に空いていた穴からは新しい担任を名乗る、モグラのような奇妙な外観の教師・パスカル先生が現れる。
変な容姿とあまりにも奇妙な行動の数々にクラス全員から拒絶されるパスカル先生だったが、何だかんだで奇妙な学園生活が始まることになった…。


【主な登場人物】


  • パスカル先生

CV:佐藤はな
いきなり教師を辞職したはやとのクラスに代わりの教師として赴任してきた謎の人物。
外見からしてモグラのような奇妙な姿をしており、巨大化や分裂と言った明らかに人間でもモグラでもないような謎の能力を多く見せる。この辺りは作者の前作の木下ベッカムと同じノリと言えるか。
1話から給食費を盗んでパチンコに使おうとする、自分の名前の文字すら書けるか危ういなど明らかに教師としての力も危ういが、普通に授業が出来る場面も見られる。
かなり高度なバイクの運転技術を持っており、作中では度々バイクで行動することがある。
恋愛面は基本的に己の自己評価の高さに反してモテず、恋愛関係となった相手は大体寝取られている。


  • 早川はやと

CV:小平有希、陣谷遥(中年)
本作のツッコミ役の男子小学生。基本的に平凡で常識人であり、クラスを代表してパスカルの奇行にツッコむ役割。
パスカルが作った映像や回想において勝手に裸にされることを嫌がっていたが、後に自身も何かしらでパワーアップすると全裸になってしまうなど自ら全裸になることが増えてしまった。


  • ちか

CV:冨岡美沙子
はやとのクラスメイトの女子小学生。委員長を務めており、基本的には年相応の女の子だが、時折イカれた感性や腹黒い一面を見せる。
動物に対しての飼育が何かおかしいという一面があり、犬と化したパスカルをしつけて変な姿の生き物に変えたり、特別授業の卵から化け物を飼育してしまった。ただし、卵から孵化した化け物にも愛着を持つなど母性は強いようだ。
尻を見ると叩きたくなるというSの性癖を持ち、作中では校長やはやとを相手にSMプレイをするという掲載紙を間違えたような行動に出た。
祖母が霊媒師として働いていて教えを受けたらしく、人や動物の魂を扱う能力がある。


  • 金森スティーブ

CV:小林大紀
パスカルのクラスに転校してきたキザな風貌の典型的金持ちキャラの男子小学生。大企業「金森財閥」の御曹司。
色々あってパスカルに転校生として認められなかったことから因縁を持つようになり、パスカルとはよく激突する仲になる。
ギャグを起こすことも多いがパスカルによって不憫な目に合う事や周りに忘れられることもあるという、ギャグ枠と不憫枠を兼ね備えたポジション。


  • 立花ひかる

CV:丸山有香
小学1年生から小学校の番長になったという不登校児の不良少女。
他の生徒と異なって学生服を着用して鉄仮面で素顔を隠した外観をしており、小学生なのにバイクをかなり乗り回しているという破天荒さを持つ。
父親にも外されたことがないらしい仮面の下はかなりの美少女であり、漫画・アニメ版でも他のキャラと明らかに描き方が違うデザインとなっている。
不登校だったがパスカルの力を認めたことから度々学校に姿を見せるようになる。


  • 校長

CV:星野充昭
きのえだ小の校長の高齢男性。
一見穏やかだが感性は変態で裸体を晒すことが多く、悩んだ時はアルコールに溺れやすいという一面もある。
暴力的だが感性自体は常識人な息子がおり、彼に叱られると歯向かう事が出来ないという家庭内での哀れな姿を見せた。
実は単行本において校長のデザインはパスカル先生の没デザインの一つを流用したことが明かされている。


  • 北野ゆうすけ

CV:浜添伸也
スティーブの転校騒ぎの際にパスカルによってちゃっかり転校してきてそのままクラスに定着した謎の存在。
ロボットのようで高い性能を発揮することもあるが、基本的にはポンコツ。
平均再生回数が70~80万規模のチャンネルを運営している人気Youtuberでもある。チャンネルの内容は地球の破滅を訴えるオカルト・陰謀論系だが、自身の分解動画が人気を集めている。


  • 岩田

CV:武田幸史
はやとのクラスメイトの男子。筋肉質で喧嘩が強い(ただし、作中ではちかに負けた)という荒々しい性格だが、印象に反していじめっ子と言う訳ではない。
特別授業で孵化されるように指示された卵を冷蔵庫で冷やしてしまうなど、あまり頭は良くない。
第1話以降は目立った活躍が無かったが、アニメ版ではレギュラー枠として出番が増えたことを受けた作者の判断によって作品の後期からは出番が増えている。


【アニメ】


Webアニメ版

2016年10月から2017年3月までYouTubeのコロコロチャンネルで毎月配信された。
OLMが制作を担当しており、後にOLMは引き続く形でTVアニメ版を製作したことや終了時期などから考えてTVアニメ版のプロトタイプと解釈できるだろう。


TVアニメ版

TBS系列『アニメサタデー630』枠にて2017年4月から放送された。アニメ制作はWebアニメ版から続いてOLMが担当。
基本的には原作ベースだが、アニメオリジナルキャラクターやアニメオリジナルエピソードが追加されている。
ちなみに、原作では早朝6時30分という放送開始時間に関してパスカルが早すぎないかと疑問を抱くエピソードがあった


本作を最後にコロコロの非タイアップのオリジナル漫画作品のTVアニメ化は長期間に渡って断絶することになる。
これはコロコロ作品がYoutubeでの漫画動画としてのアニメ展開に移行したことなどが原因と思われる。
ただし、コロコロ作品のキャラが『デュエル・マスターズ』のアニメシリーズに出演するなど、地上波で描かれる機会が全く消滅した訳ではないが。


【余談】


  • 1巻の描き下ろし漫画によると、連載前に担当編集と主人公のデザイン案を検討していた際、その場を通った『ペンギンの問題』の担当編集だった石関記者にデザイン案を見られたところ、本人も気づかない形で木下ベッカムの没デザインを用意していたという珍事があったようだ。

  • 前作の主人公である木下ベッカムはアニメ版でゲスト登場したことがある。
    原作では「国民的スター、誕生!?」というエピソードにおいて作者がベッカムのイラストを描いているシーンがあり、その時の状況とベッカムの存在を一切知らなかったパスカルは誤解をして精神的にかなりの大ダメージを受けてしまった。





追記・修正はモグラのような外見の教師が担任の人にお願いします。


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  • 懐かしいなこれ。 -- 名無しさん (2023-08-05 13:53:52)

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