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更新日:2024/07/05 Fri 13:58:19NEW!
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アニメ 03年冬アニメ 二重人格 多重人格 ラブコメ 三角関係 魔法少女 漫画 幼児化 週刊少年チャンピオン テレビ東京 約束 高校生 女子高生 秋田書店 j.c.staff 学園モノ 2001年 ななか6/17 八神健
「ななか6/17(ななかじゅうななぶんのろく)」は、八神健による漫画作品。
週刊少年チャンピオンで2001年から2003年まで連載されていた。2003年にはアニメ版も放映されている。
●目次
概要
事故により精神年齢だけが6歳になってしまった高校2年生「霧里七華」と、
その幼馴染「凪原稔二」を中心とした登場人物たちの日常と成長を描いた物語。
「大人になる」事を作品の一貫したテーマとして扱っている。
単行本は全12巻。8巻までが第一部、9巻以降が第二部の二部構成となっており、第二部の七華たちは3年生に進級している。
6歳の「きりさとななか」が主役の話は、彼女の元気さ・ひたむきさが前面に押し出された、1~2話で完結するギャグ回や人情話が中心。
一方で、17歳の七華を主軸とした話は、複雑な心理描写や登場人物たちのぶつかり合い・すれ違いが中核となる長編が多い。
登場人物
主要人物
- 霧里 七華(きりさと ななか)
CV:千葉千恵巳(6歳当時は阿部真弓)
物語の主人公。晴天高校2年B組所属、17歳。
眼鏡をかけた高校2年生の少女。
6歳の頃に母を失い、以後は幼馴染である稔二と交わした「(天国の母を安心させるため)大人になる」という約束を果たすため、脇目も振らずに勉強に励んできた。
そのため成績は優秀だが協調性に難があり、クラスでは浮いた存在となっていた。
稔二とも次第にすれ違うようになり、本編開始時点では決して良い関係とは言えなかったが、彼に寄せる感情は並々ならぬものがある。
事故からしばらくの間、17歳の人格が表に出る事はほとんどなかったが、修学旅行以降はななかと交代する形で度々出現するようになる。
そうした特異な環境の中、彼女はどんな大人になりたいのか、そしてもう一人の自分とどう向き合うのかを模索していく。
- きりさと ななか
CV:千葉千恵巳
七華が階段からの転落事故によって6歳以降の記憶を失い、幼児退行した状態。
アニメ「まじかるドミ子」が大好きで、「はわわ」「はやや」という口癖もドミ子に影響されたもの。
17歳の七華と違い、何事に対しても積極的な明るい少女だが、トラブルメーカーとしての側面も持つ。
自分と稔二が魔法によって大人になったと思い込んでおり、稔二の事は6歳当時と同様「ねんじちゃん」と呼んでいる。
「いつ治るかはわからないが、治った時には何事も無かったように娘には以前と同じ生活を送らせてやりたい」
という父・耐三の意向により、6歳になった事実は稔二・耐三・診断した医者の3人以外には公表していない
(後に雨宮と17歳の七華も事情を知る)。
第一部の七華は「きりさとななか」としての出番が多く、物語や人間関係の中心となる存在。
第一部と第二部の終盤では17歳の人格が表に出る場面が増え、第二部では第三の人格であるヒロも登場するため、後半は相対的に出番が減る。
- 凪原 稔二(なぎはら ねんじ)
七華の幼馴染でクラスメイト。逆立った黒髪が特徴の少年。ケンカには強いが、犬が苦手。カナヅチでもある。
かつてはやんちゃだが心優しい少年であり、七華や雨宮はその優しさに救われた事で彼に恋心を抱いていた。
しかし、8歳の頃に父親を失ってからはケンカに明け暮れるようになり、中学時代には「怒髪の稔二」として名が通る不良になっていた。
高校時代もその振る舞いに変化はなかったが、七華が6歳になってからはケンカを自重し、周りに対しての態度も軟化させている。
本質的には誰にでも優しくできる男であり、それは人の縁を繋ぐ事もあれば、関係をこじらせる原因になる事もある。
- 雨宮 ゆり子(あめみや ゆりこ)
CV:堀江由衣
七華と稔二のクラスメイト。母はピアニストであり、自身もピアノが得意。成績優秀で運動神経にも優れ、クラスでは委員長を務めている。
物語序盤で「きりさとななか」の事情を知ってしまい、以後は稔二と共に彼女のサポートに回る事になる。
七華には複雑な想いを抱いているが、基本的に面倒見はよく、クラスでの発言力も強いため稔二とななかにとって頼れる存在。
幼稚園でいじめられていた所を助けられて以来、ずっと稔二に憧れており、彼が落とした幼稚園の名札をお守りとして大事にしている。
ただ七華ほど稔二を美化している訳ではなく、不良として荒れ狂っていた頃の稔二には恐怖心を抱いていたし、彼の短所についても理解している。
物語後半では、どこか微笑ましい「6歳のななか」との三角関係よりも、泥沼化していく「17歳の七華」との三角関係が強調される。
それとは別に音楽方面でも挫折を味わうなど、深く思い悩む場面が頻繁に描かれるようになる。
- 霧里 耐三(きりさと たいぞう)
CV:松山鷹志
七華の父。職業は作家であり、一般人からも「結構有名」と評価されている。稔二と共に、七華の幼児化を最初に知った人物。
6歳の頃に妻を亡くしてからは、ずっと男手一つで七華を育ててきた。ななかによれば年齢は48歳。
- 朝霞 五十鈴/霧里 五十鈴(あさか いすず/きりさと いすず)
霧里耐三の担当編集者を務める女性。後に、お見合いを経て耐三と結婚し、彼の後妻となる。
穏やかかつ生真面目な性格で、七華に対しても愛情を持って接しており、両者の仲は良好。
一方で、ななかは実母の事を引きずっていたため、彼女が義母となってからも中々「おかあさん」とは呼べずにいた。
- 嵐山 甚八(あらしやま じんぱち)
CV:志村知幸
稔二のライバルであり、黒高の番長を張る大男。
稔二とは幼少期からの付き合いがあり、当時は五月を含めた3人でよくチャンバラをしていた。
現在でも彼とは挨拶感覚でケンカをする間柄で、内心では稔二の事を自分以外でただ一人の「硬派を貫く男の中の男」として認めていた。
稔二がケンカを自重するようになってからも度々彼にちょっかいをかけているが、稔二からは適当にあしらわれたり都合よく利用される事も多い。
ななかに対しては様々な経緯から好意を抱くようになり、彼女を「マイハニー」などと呼ぶ事もあったが、厘子(おりん)の登場後はそちらと良い仲になる。
実家は道場で、主に剣道・柔道を教えている。
当主を務めている父は、酒の勢いで道場の看板をかけた試合を行ってしまうなど軽率な面があり、兄同様に五月からよくしばかれる。
- 嵐山 五月(あらしやま さつき)
CV:名塚佳織
嵐山甚八の妹で、彼に似ず小柄な美少女。兄を慕っているがだらしない性分には手を焼いており、度々木刀でしばいている。
柔道の腕前は相当なもので、体格差のある男を軽々と投げ飛ばせる。実戦にも強く、木刀でチンピラの集団を打ちのめした事もある。
稔二によれば、第一部時点では中二くらいらしい。
はじめはななかの事を「兄をたぶらかした、嵐山家に仇なす魔性の女人」として付け狙ったが、
偶然*1に偶然*2に偶然*3が重なった結果、彼女の事を寛大な心を持つ実力者と勘違いし、以降は「お義姉様」と慕うようになる。
- 霰玉 九里子(あらたま くりこ)
CV:野川さくら
少々おませな幼稚園児(第二部からは小学生)。6歳。
他人に独特のあだ名をつける癖があり、稔二を「ナギー」、ななかを「メガネ子」と呼んでいる。
不良に襲われた所を稔二に救われ、以後彼に懐く(アメリカに留学している兄・五十六とよく似ていた事も、稔二を気に入った一因)。
ななかとは稔二を巡るライバルである一方で「まじかるドミ子」のファンという共通項もあり、なんだかんだ言って仲が良い。
- 風祭 千恵(かざまつり ちえ)
CV:千葉紗子
七華と稔二のクラスメイト。ツインテールの少女。
七華の事を嫌っており、雨宮がななかに好意的になってからは、ななかをいじめる中心人物となる。
ヒロに一目惚れしてしまっており、それに責任を感じた七華はヒロに扮して彼女とのデートに臨んだ事がある。
結果的に七華の変装はバレてしまうものの、前後の行動から七華の事を「他人のために一生懸命になれる人」と捉え、以後は彼女への評価を改めた。
- 露木 万理(つゆき まり)
CV:中山理奈
七華と稔二のクラスメイト。ポニーテールの少女。
風祭と一緒にいる場面が多い。あまり目立たないが、読み切り版から最終話に至るまで登場しているキャラの一人。
- 吉田(よしだ)
CV:檜山修之
七華と稔二のクラスメイト。眼鏡をかけた男子。
まじかるドミ子やゴールドバイカーのファンで、知識・コレクションの量は膨大。バイカーに至っては実際に撮影に使われたスーツまで所持している。
ドミ子関連の縁もあり、ななかとは早期に仲良くなった。
結構出番のあるキャラだが、下の名前は不明。アニメやドラマCDのキャスト欄でも「吉田」としか表記されていない。
- 雪ノ沢 せつな(ゆきのさわ せつな)
2年生の冬頃に晴天高校に転校してきた女子生徒。特技は占いと催眠術。
17歳の七華を知らないためか、ななかとは自然体で付き合える関係であり、転校してきて早々に仲良くなっている。
- 氷室 那由(ひむろ なゆ)
晴天高校2年A組の生徒。大会社の社長の娘。「オヒョーヒョヒョヒョヒョ」という珍妙な高笑いが特徴。
気に入らない相手を「祭り」と称して徹底的にいじめ抜く悪辣な面があるが、詰めが甘く、基本的には三枚目。
ゴールドバイカーの大ファンであり、バイカーや竜巻ジョウの事となると我を忘れる。
初登場時は占いの結果に従って稔二を交際相手にしようとし、彼と関係の深いななかを「祭り」の対象に定めるが、ことごとく失敗し自分が痛い目を見る。
第二部以降の出番はかなり少ない。稔二に近づいたのもあくまで占いによるものだったからか、次第に彼と絡む事もなくなっていった。
その分というべきか、単行本では描き下ろしの4コマ「那由さまのユウウツ」で主役を務めている。
キャラクターデザインの原型は、同作者の読み切り短編「鏡の国のジェニファー」に登場した人形・ジェニファー。
- 津波(つなみ)/高潮(たかしお)
那由の取り巻き2人組。両方とも女子。那由の手足となって「祭り」の準備をするが、結局失敗し、那由に殴られるまでがお約束。
それほど那由の事を慕ってもいないようで、彼女が(自業自得で)ひどい目にあっている場面でも笑っていたりする。
- 夕立 厘子(ゆうだち りんこ)
CV:野川さくら
第二部から登場。晴天高校の2年生(七華や稔二の1年後輩)。周りからは「おりんちゃん」と呼ばれている。
1年生の頃から「スケ番」の文化と伝統を守るために1人で活動しており、学校ではちょっとした名物となっていた。
普段は逆立てた髪をバンダナでまとめ、サングラスをかけているが、素顔はかなりの美少女。
幼稚園の頃に自分を助けてくれたスケ番の女性に憧れた事が、この道を歩んだきっかけ。
しかし根は弱虫な所があり、腕っぷしも強くはない。
自分を助けてくれた嵐山甚八の事は「理想の番長」として慕っており、彼が東京を去る際には手紙のやり取りを約束している。
アニメ版ではエピローグにのみ登場し、原作と違った形で甚八と出会っている。7巻以降に登場したキャラとしては特例の扱いだが、
これは「各キャラクターには決着をつけてあげたい」というアニメ版スタッフの意向によるもの*4。
- 霜田(しもだ)
晴天高校の男性教師。生活指導を担当している。
正義感が強く、「人は変われる」という信条の元に不良生徒とも真摯に向き合うが、それゆえに騙されやすい所も。
稔二からは「霜田っち」と呼ばれ、かなり頼りないがいい先生と評価されている。
- 日渡(ひわたり)
晴天高校の女性教師。初登場回では不条理さが目立つ教師だったが、以後はおとなしくなっている。
- 医者
CV:内藤玲
第三病院に勤務する医者。序盤から登場しているが本名は不明。
七華が幼児退行している事を診断した人物であり、その後も物語の節々で登場しては七華の現状・病状を解説する役割を担う。
当初は「私も口は堅い方です」とフラグじみた台詞を吐いていたが、本当に口は堅く、最後まで七華の秘密を口外する事は無かった。
- 竜巻 ジョウ(たつまき じょう)
特撮作品「ゴールドバイカー」の主演を務める男優。
- ヒロ
第二部から登場。精神的に傷ついた七華が「理想の稔二」を投影して生み出してしまった第3の人格。ななかや七華と違い、普段は眼鏡をかけていない。
ヒロ自身は自分の事を「七華が生んだ理想であり、ただの幻想」と認識している。
30人の不良を1人で倒せる稔二をあっさりと投げ飛ばしたり、刃物や銃を持った男を叩きのめしたりと、とにかく強い。
登場後しばらくは、七華が稔二に抱いた過度な理想を打ち砕くため、稔二の株を下げるような行動を繰り返している。
しかし、ヒロの思惑とは裏腹に、ある出来事がきっかけで七華は稔二に惚れ直してしまった。
その後は稔二を巡る七華と雨宮の三角関係を泥沼化させ、三人を散々に引っかき回す。
彼の真意は「傷つきカラにこもった七華を救う事」「雨宮のため込んでいた気持ちを表させる事」にあり、
目的を終えた後は七華に対し「あの子(ななか)の良いところを受け止めていけば、キミは本当の霧里七華になっていくはず」と助言を残し、消えていった。
「ヒロ」という名前は、まじかるドミ子に登場するドミ子の先輩「ヒロ」から取ったものと思われる。
その他の登場人物
- 雹堂(ひょうどう)
晴天高校の1年生。喧嘩やカツアゲを頻繁に行い、更には嘘をついて教師からも金をだまし取る質の悪い生徒。
- 将士(まさし)
ゴールドバイカーに憧れ、公園で特訓していた少年。ななかとは一緒に遊ぶ間柄。
周囲から「バイカーは本当はいない」と指摘されて特訓を止めてしまうが、稔二やジョウの励ましを受け勇気を取り戻す。
- 暈間(かさま)
七華や稔二のクラスメイト。学ランを身に着けた坊主頭の巨漢。
その風貌や無口な性格から誤解を受けやすいが、本当は花や動物が大好きで、文字通り虫も殺さない心優しい男。
父親はおらず、妹を学校に通わせるために植物園で働いており、自分自身はあまり高校に通えていない。
高校でも周囲から恐れられていたが、ななかの作戦により周囲から認められるようになり、以後は園芸部に所属する。
- 御神渡 京(おみわたり けい)
七華や稔二のクラスに転校してきた生徒。
スーパーモデルとして名の通った美男子だが、女性に対して異常に手が早い面がある。
転校早々にななかに目を付け、言葉巧みにクラブに誘い込むが、本性を現した所で駆け付けた稔二に撃退される。
その後は再び転校し、物語から退場する。
- カンナ
夏祭りの夜、肝試しに入った墓場でななかが出会った6歳の少女…の幽霊。生きていれば現在の七華と同じくらいの歳らしい。
生前は病弱であり、友達と外で遊ぶことも夏祭りに出かけることもできない身体だった。
その未練からか現世にとどまっていたが、自分と同じまじかるドミ子のファンであるななかと出会い、心ゆくまで遊んだ事で成仏する。
評判の良いキャラクターだったらしく、嵐山五月のデザインは彼女が原形となっている。
- ミリアン
ハリケーンサーカスの花形と呼ばれる舞姫。見た目はななかと似ているが、彼女より若干背が高い。
普通の女の子のように遊んでみたいという願望を持っており、偶然出会ったななかと一時的に衣装・役割を交代する。
- 虹坂 清子(こうさか せいこ)
髪をおさげにした、おとなしい性格の少女。
七華と稔二のクラスメイトで、二人とは三年間ずっと同じクラスだった。
稔二と直接話す事はあまりなかったが、彼の事を心の中で「N君」と呼んで密かに慕っていた。
それだけに、七華が稔二と「ただのお友達じゃない」事を察してしまい、自分の想いは胸の中にしまい込んできたが、
転校直前に稔二との小さな思い出を作る事に成功する。
- 月影 菜乃(つきかげ なの)
「まじかるドミ子f」においてドミ子を演じる現役高校生声優。母も声優であり、先代のドミ子を演じていた。
かつて「ドミ子役の声優」としてイベントに顔出し出演した時に子供から困惑の目で見られた事、
自分に来るファンレターがどれも「ドミ子宛て」のものであった事から、誰も自分を見てくれていないと考え、声優を続ける事に迷いを抱いていた。
しかし、かつて「ななか」に対して同じような感情を抱いていた七華から
「みんなが見ているのはあなたが演じたドミ子」「それは間違いなくあなたの一部だわ」と励まされ、自信を取り戻す。
アニメ「まじかるドミ子」
いわゆる作中作で、6歳当時の七華や雨宮が視聴していたアニメ。TV版は4クール全52話*5であり、劇場版も制作されている。
テーマはドミ子とその仲間たちの“心の成長”であり、大人に変身できる魔法を使いながら内面も大人へと成長していくドミ子、
そしてドミ子の優しさと頑張りに心を打たれ、同じく成長していくライバルのケミ子や幼馴染のユウキの姿が描かれる。
メインターゲットは3~10歳の女児だが、一部大学生・社会人男性からの熱狂的支持も受けていた。
本編時点では11年ぶりの再放送が行われており、グッズが再販され好調な売れ行きをみせるなど、密かにブームが再燃している。
第一部終盤に再放送は完走し、その後ほどなくして新番組「まじかるドミ子f」が放映されている。
アニメ版では独自に設定の肉付けがされた他、DVD-BOX特典としてOP・ED映像も制作されている。
まじかるドミ子の登場人物
- 宍戸 美子(ししど みこ)
CV:真田アサミ
小学3年生、9歳。勉強も運動も中の下、これといった特技もない少女。
少々あわて者で要領が悪いが、心は優しく面倒見がいいので友達は多い。悩みのタネは身長の低さ。
- ピコット
CV:かないみか
魔法の国から人間界に迷い込んだ謎の生物。美子に助けられたお礼として、彼女にドミ子へと変身できる力を与える。
見た目はかわいいが、たまに毒舌を吐きドミ子をげんなりさせる。
ドミ子には「ピコ太」という名前をつけられているが、本人は気に入っていない。
- まじかるドミ子
CV:真田アサミ
「何でも1つ願いをかなえる」とピコ太に言われた美子が「大人になりたい」と答えた結果誕生した魔法使い。
ドミかるステッキを掲げ「まじかるドミかる ○○になれ」と叫ぶ事で、どんな大人にでも変身できる。
- ケミ子
CV:小林沙苗
ドミ子のライバル。どこかの国のプリンセス(らしい)。
アニメ版では出自が「魔法の国の大魔王の娘」と明確になり「ケミカルケミ子」という二つ名も設定された。
- ユウキ
CV:三瓶由布子
ドミ子の幼なじみの男の子。
- ヒロ
CV:檜山修之
ドミ子の憧れの先輩。美男子。
用語
- ドミかるステッキ
まじかるドミ子の変身アイテム。玩具化もされており、ななかがよく持ち歩いている。七華にとっては稔二との思い出の品。
- ゴールドバイカー
特撮作品。小学1年生の頃の稔二はバイカーにはまっていた。吉田や氷室那由は現役のバイカーファン。
シリーズ化しているらしく、作中では初代バイカーが現バイカーの師匠として登場している。
- 晴天高等学校
七華や稔二が通う高校。通称「晴高(はるこう)」。
- 黒高(くろこう)
嵐山甚八が番長を張る高校。正式名称は不明。
- 第三病院
物語の序盤、階段から転落した七華が運び込まれた病院。ななかの始まりの場所であり、物語の終わりの場所。
- 嵐山道場
嵐山甚八と嵐山五月の実家。剣道・柔道を教えており、主に近所の小中学生を門下生としている。
物語後半で嵐山本家の大道場に帰参し、甚八は師範、五月は師範代となる。
- ポップンランド
遊園地。ななかお気に入りのスポット。まじかるドミ子やゴールドバイカーのショーも開催されている。
読み切り版
本連載前に週刊少年チャンピオンに掲載された、パイロット版ななか。単行本「ななか6/17+」に収録されている。
霧里七華と凪原稔二を中心とした物語なのは本編と同様だが、一部設定が連載版とは異なる
(稔二が不良ではない、稔二と七華の仲が本編ほどこじれていない、雨宮が稔二に恋愛感情を持っていないなど)。
テレビアニメ版
2003年1月から3月までテレビ東京で放映された。全13話(地上波12話+未放映1話。未放映回はDVD-BOXに収録)。
1~10話と未放映回はおおむね原作をなぞっているが、嵐山兄妹・霰玉九里子・吉田らの登場する場面が原作よりも増えていたり、
各話ごとに数十秒の「ドミ子おまけ劇場」が差し込まれていたりする。
尺の関係もあり、単発のギャグ回・ゲスト回は多くがカットされている。そのうちの一部はドラマCD「めもりーのーと」で日の目を見ている。
3話のみ原作のエピソードを大きく前倒ししており、嵐山五月の登場が原作に比べてかなり早い
(原作の時系列では、五月が登場するエピソードはアニメ8話と9話の間となる)。
11話~12話は原作8巻の展開がベースとなっているが、以下のような追加点や変更点が存在し、独自色が強い。
- 原作で大きなウェイトを占める、七華が雨宮や稔二を利用してななかを消そうとするくだりがない。
- 雨宮は稔二に告白せず、留学のためウィーンへ飛び立つ事もない。
- 11話ではかなりの尺を割いて「まじかるドミ子」の最終回を取り扱っている。
- 観覧車でななかが消えて以降の展開は完全オリジナルとなり、原作とは異なる結末を迎える。
ドラマCD版
アニメ放映以前に発売された「ドラマCD ななか6/17」と、以降に発売された「ななか6/17 オリジナルドラマCD めもりーのーと」の2種類が存在する。
前者はアニメ版と声優陣が異なるが、千葉千恵巳(ドラマCDでドミ子→アニメで七華)のように両方に出演している声優もいる。
きりさとななかさま―
あなたがこれを読むようなことがあったら みんながこまっている時だと思います
でもだいじょうぶ これから先を読んで書いてあるとおりに追記・修正してね
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*1 ななかに攻撃をかわされた*2 ななかに攻撃を受け止められた
*3 ななかに危ない所を助けられた
*4 DVD-BOX付属「アニメ公式ガイドブック」より。
*5 アニメ版ではお正月の放送休止が考慮され、全51話。
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