バンブルビー(TFアニメイテッド)

ページ名:バンブルビー_TFアニメイテッド_

登録日:2023/02/28 (火曜日) 21:41:35
更新日:2024/07/05 Fri 10:52:09NEW!
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tf トランスフォーマー アニメイテッド オートボット バンブルビー 岸尾だいすけ アドリブ お喋り お調子者 不真面目 迷言製造機 トラブルメーカー 友達思い 問題児 煽り屋 両極端 レスキューファイアー 爆裂的に鎮火せよ



呼ばれて飛び出てバンブルビー! 来ました!

(※誰も呼んでません。)




この項目では、『トランスフォーマー アニメイテッド』に登場する「バンブルビー」について解説する。


CV:岸尾だいすけ



概要

本作に登場するオートボットの一員で、レギュラーであるチーム・オプティマスのメンバー。
肩書きは「高速戦闘員」で変形するのは黄色い覆面ミニパトカー。これはファンゾーン警部の愛車をスキャンしたもの。
同期にして親友であるアイアンハイドを庇う形で二人揃って左遷され、チーム・オプティマスに加わった。
名前の由来は英語で「マルハナバチ」だが、日本語版ではセンチネルから「バンバン撃つから」という理由で名付けられている。


ロボットモードの外見はG1のバンブル実写版バンブルビーの折衷案みたいな感じで、頭部には小さいながら角がある。また、恒例通りトランスフォーマーの中では小柄な方だが、小柄であることに誇りを持っていたバンブルとは異なりこちらは背が高くなりたいと考えている。


武器は両手を変形させて撃つ電撃「エナジースティンガー」。ビルを破壊する程度の威力はあるが、所詮は溶接・溶断用の工具。
本物の戦闘ロボットであるディセプティコンのボディには効果が薄いことが多く、そもそも当人の射撃の命中率があまり高くないという欠点がある。
「高速戦闘員」という肩書きの通り、スピードを活かした戦いがメイン……と言いたいところだが、彼の最大の武器は下記の性格である。


性格

一人称は「僕」
とても明るく前向きでフレンドリーな性格で、チームのムードメーカー。落ち着きが無くて喜怒哀楽が激しく、基本的にいつもヘラヘラ笑っている上にノリも軽いというお調子者である。
何よりも「友達」を優先して考える傾向にあり、一番の親友であるアイアンハイドやサリの危機には率先して動く。


最大の特徴はなんと言っても「喋る」こと。本編ではプロールから「10分間黙っていられたら高級オイルを奢ってやるである」と言われて黙ることを意識したのだが、それでも自力では1、2分が限界だった。
「思ったことはすぐに言う」とかそんなレベルではなく、バンブルビーの口から出る言葉は無意識の産物で、基本的に「言われた側がどう思うか」を考慮していない。
その失言ぶりはアイアンハイドやサリが相手でも、

  • ヘッドマスターによって操られたボディにつられて、仮ボディで暴れ出したアイアンハイドに対してニヤつきながら「最後の頭のネジが取れたんだ…」と呟く。
  • メガトロンの人質という形で再会したサムダックを「メガトロンに協力してたりして」サリの目の前で疑う。

と容赦が無い。


これに加えて自分が好きな相手とそうでない相手と接する時、及び機嫌がいい時と悪い時で態度が極端に異なることが多く、上記の馴れ馴れしさやトーク力が合わさった結果、とんでもなく強力な煽りスキルを発揮している。おまけに当人に「煽った」という自覚が無いケースもあり、なお質が悪い。
ことあるごとに敵味方を問わず誰かを苛立たせており、特にワスプほとんどバンブルビーの性格の負の側面が原因で破滅した被害者と言っていい。
おまけに注意したり叱ったりしてくれる相手の発言を聞き流し、迷惑をかけた相手には笑い半分で謝る不面目ぶりも見せており、ウザい時はとにかくウザい。
この辺り、陽気ながらも性格自体は生真面目だったG1バンブルとは大きく異なる。


だがその一方で、上記の通り態度が両極端のため、当人が真面目にやろうと思った時はとことん真面目にやる。
体格でも戦闘能力でも自分を大きく上回るディセプティコン相手に臆すること無く立ち向かう勇敢さを持ち、煽り屋ということはその分面の皮が厚いメンタルが頑丈ということでもある。
ブラーが自分よりスピードに優れることはすんなり認めたし、ワスプを陥れてしまったことに対する罪悪感は皆無では無かった。オプティマスが無茶をやらかした時に真っ先に正論を言うのもバンブルビーである。
何より『アニメイテッド』において最も地球人と打ち解け、現地の文化・娯楽に馴染んでいたトランスフォーマーは彼であり、その立ち位置は間違いなくバンブルの後輩であり、他作品の「バンブルビー」たちと同じと言える。


日本語版では『アニメイテッド』屈指のアドリブ要員で、「バンブルビー、行っきまーす!」「落ちろカトンボ!」「一方的に攻撃される、痛みと恐怖を教えてやろうか!」「殴ったね!」「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ(ry」とどこかで聞いたようなフレーズを連発。
ブラックアラクニアに向かって「誰っだお前!?」と言う、OPを途中まで歌うと『ビーストウォーズ』を意識したネタ発言。
次回予告ではオプティマスに対して「コンボイでいいじゃん!」、アニメのタイトルに対して「『トランスフォーマーのアニメ』でいいじゃん!」とぶっちゃける、等々やりたい放題だった。
スポンサーが同じタカラトミーの前番組『トミカヒーロー レスキューファイアー』ネタも披露。本編では「爆裂的に鎮火せよ!」と言う場面も印象的だが、後番予告では「ボク、好きだったんだよリツカちゃん……」と、レスキューファイアーのファイヤー3こと雪リツカのファンだったという趣の発言をしている。



対人関係

  • アイアンハイド

同期にして一番の親友。見た目も中身もまさに凸凹コンビ。
ただ、最初はアイアンハイドに対してあまりいい感情は抱いていなかった。


  • サリ・サムダック

地球でできた友達。スタースクリームの攻撃から身を挺して彼女を守るなど、その友情は本物。
実は「サリはロボットだったりして」と偶然にも彼女の正体を予言していた。


  • オプティマスプライム

チームのリーダー。よく彼から注意されているが、バンブルビーもオプティマスが無茶する度にツッコミを入れている。
次回予告では「名前が長すぎる」という理由で「オプティ」「オプラ」「ププ」とあだ名をつけまくった。


同僚の医者。親しみを込めて「ラチェットのとっつぁん」と呼んでいるが、やはり彼から注意されることが多い。
戦闘においては自身のエナジースティンガーとラチェットのマグネットパワーを組み合わせた合体攻撃を披露している。


同僚のサイバーニンジャ。口数が少なく生真面目という、バンブルビーとは正反対な性格の持ち主。序盤では彼をナチュラルに苛立たせることが多かった。
結果、第1シーズンでのディセプティコンとの決戦でプロールから「他人をムカつかせることがバンブルビーの得意技(要約)」だと面と向かって言われてしまう。さすがのバンブルビーもこれには閉口。


士官候補生時代の教官。バンブルビーは彼が提示した訓練をまったく真面目に受けようとしなかった。
当然センチネルはしょっちゅうバンブルビーを叱りつけたが、それでもバンブルビーの態度は変わらず…。


  • ワスプ

同期その2。初対面で煽りあいに発展した結果、険悪な仲になってしまう。
ワスプはバンブルビーに対して嫌がらせを行っていたが、そもそもバンブルビーが訓練を真面目にやらないせいでワスプたちが巻き添えを食ってたこともあり、どちらかと言えば非はバンブルビーの方にある。
そして…。


同期その3であるロングアームの正体。ワスプがディセプティコンのスパイではないかと疑ったバンブルビーは、よりによって本当のスパイである彼に協力を求めてしまう。
結果、ワスプは冤罪で捕まることになるが、冤罪発覚後、バンブルビーはワスプに対して「君は被害者だけど、ショックウェーブに利用された僕も被害者(要約)」という態度を取り続けた。いや、確かにそうなんだけど謝れよ…。


  • アーマーハイド

同期その4。ワスプと一緒にバンブルビーにちょっかいを出していた。
第4シーズンではチーム・オプティマスに加わる予定だったという。


  • ブラー

エリートガードの諜報員。圧倒的なスピードでラグナッツとブリッツウイングをあっさり捕まえることに成功した彼を見て、「一番速いのは僕じゃなくて君だ」とすんなり負けを認めた。


  • スピードキング

盗人。スピード自慢のため彼に対抗心を燃やした。
最終的に、スピードキングが強化スーツの副作用で急激に老化したためスタミナ切れ。バンブルビーに軍配が上がった。
しかし原語版では、そんな無惨な彼の姿を見て「せっかち過ぎるのも考え物」がバンブルビーが自身を改めるきっかけになっていた。


  • メルトダウン

機械嫌いの科学者。彼の生体兵器のプレゼンのために利用された。
日本語版での初登場回のマイクアクションは必見。


  • ブラックアラクニア

元オートボットの蜘蛛ねーちゃん。上記の通り、初対面の彼女に向かって「誰っだお前!?」と言ってしまう。
後のエピソードでは、彼女の毒で昏倒させられた結果、約2時間ほど黙ることに成功した。


三重人格のディセプティコン。何かと対決することが多く、煽りでトリプルチェンジャーとしてのデメリットをついて撃墜したことも。
余談だが、バンブルビーがスキャンに使ったファンゾーン警部の覆面パトカーはブリッツウィングの攻撃によって破壊されている。


イケメン(笑)のニューリーダー(笑)。日本語版では「スターで始まって、スクリームで終わるやつ」という身も蓋もない呼び方をしたことがある。
日本語版のオープニングや玩具のセットなどバンブルビーの対戦相手としてよく選出されているが、本編での実力差は絶望的で純粋な実力でバンブルビーがスタースクリームに勝てる見込みは殆どない。


玩具

メインメンバーであるため、アニメイテッドの中でも特に玩具の種類が多い。
一番初めに発売されたデラックスクラスは、エナジースティンガーの展開や、両モードで付属のブースター装備が可能。変形の都合でロボットモードでのラインの位置が劇中と異なるのは残念。
スターで始まって、スクリームで終わるやつスタースクリームとの対決セット「音速の対決」も発売されたほか、色違いのエリートガードバージョンも発売されている。


後に発売されたジェットパックバンブルビーは、何とリデコではなく完全新規造形で登場している。ラインの位置も劇中と同じになった。そして付属のジェットパックは、ビークルで1つ、ロボットで2つの計3通りの取付方法がある。


一発変形のアクティベーター版も発売。日本では「スーパーコレクションVol.2」の4体セットの一体となっている。国内で単品販売されたクリフジャンパーはリデコの関係。


さらに廉価版のEZコレクションも発売。脚の解釈が劇中と異なりながらも、他のバンブルビーとは全く違う意外な変形が特徴。クリアー版やエリートガード版など、リカラーもいくつか存在。



余談

バンブルビーに限らず、同型の65356-9292-346型*1プロトフォームから誕生したワスプが嫌味、クリフジャンパーが短気と性格に難を抱えているので、「プロトフォームそのものに問題があるのではないか」という考察があるが、真相は不明*2


没になった第4シーズンでは、新たに黒色のライン塗装や肩の形状のデザインが変更する予定であったという。




はぁー…僕も追記・修正がしたい。


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  • どうにもこのビー君だけは好きになれんかった -- 名無しさん (2023-02-28 22:41:55)
  • ワスプは確かにビーに嫌がらせはしてたけどそもそも訓練を真面目にやらない巻き添えでその癖エリートガードになりたいとか努力しない癖に上昇志向だけはあるとか誰でもムカつくだろ(嫌がらせしていいかは別として) -- 名無しさん (2023-03-01 12:46:35)
  • タグに”クソガキ”って加えちゃうのはまずいかなぁ、このバンブルビー。(自分的に歴代でもっとも好感度が低い) -- 名無しさん (2023-03-02 07:55:30)
  • ↑個人的感想でタグ付けはだめでしょう(自分も好きではないが) -- 名無しさん (2023-03-02 08:44:58)
  • 第4シーズン中止でワスプ関係が宙ぶらりんになったのが痛すぎる。なんもかんも打ち切りが悪い。 -- 名無しさん (2023-03-02 10:53:58)

#comment(striction)

*1 本国版デラックスクラス玩具のバーコードが元ネタ
*2 他にも大抵大声で喋る(ついでに武器も音響兵器)サイレン、いちいちスポーツ用語が混ざるせいで会話しづらいカレラ、優秀な考古学者だが没頭しすぎてロクに友人がいないグリフ…と、名有りモブや外伝キャラにもクセのある者が結構いる。

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コメント

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