登録日:2022/06/17 Thu 15:15:50
更新日:2024/06/20 Thu 10:31:00NEW!
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8ボス ロックマンx ロックマンx2 イケメン クール 百足 虫 ロックマン トリッキー 細身 策士 忍者 暗殺者 女装癖 ムカデ シルキー 情緒不安定 闇属性 サイバーミッション ソウルイレイザー レプリロイド イレギュラー 4本腕 四本腕 紅のアサッシン マグネットマイン 磁力属性 マグネ・ヒャクレッガー
マグネ・ヒャクレッガーとは、「ロックマンX2」「ロックマンX サイバーミッション」「ロックマンX2 ソウルイレイザー」の登場キャラクター。
パワー:2800rp
スピード:8800rp
二つ名:紅のアサッシン
【概要】
『X2』のボスキャラの一体である、ムカデ型レプリロイド。
4本の腕を持ち、後頭部からムカデの体を模した尾が生えている。
ムカデ→百足→100・足(レッグ)でヒャクレッガーという、当時の開発スタッフのセンスの良さが光るネーミング。
……たまに間違える人もいるが、断じてサソリ型ではないので気をつけよう。
イレギュラーハンター第0特殊部隊所属の特A級イレギュラーハンターであり、隠密行動を得意とするが、作戦遂行中にシグマの手の者に拉致され、イレギュラーとして洗脳されてしまう。
設定上特A級の実力を持つヒャクレッガーを拉致できる程の実力者といえば、やはりカウンターハンターの仕業だろうか…。
冷静な現実主義者であり、裏を返せば冷徹非情な性格で、任務とあらばかつての仲間を破壊する事にも躊躇いを見せない。
0部隊が別名「忍び部隊」とも呼ばれる事から、そうした性格が培われたのかもしれない。
『X2』においては中央コンピュータを占拠。
世界中にコンピュータウィルスをバラ撒いていた。
ヒャクレッガーのステージは中ボスが2体も登場したり、カウンターハンターの部屋に行くのも一苦労するなど、同作の中ではフレイム・スタッガーのステージに並んで苦労させられる。
最強版レイダーキラーは戦ってて頭が痛くなることうけあい。
その一方で中央コンピュータという背景からか、最終ステージで流用されるなどある程度特別な扱いを受けている。
因みにステージに置いてあるライフアップ、サブタンクは、ステージギミックを利用すれば初期状態のエックスでも回収可能なため、特に攻略順は何番手でも構わないボスとなっている。
後作『ロックマンX6』では、8大ボスの一角「メタルシャーク・プレイヤー」が、エックスとの戦闘時に能力「ネクロ・サモニング」によって召喚してくる。
こちらのマグネットマインはマキビシのような形状をしていて地面に刺さったあと判定が残るなど、ゼロで戦うときに召喚されるスティング・カメリーオより格段に厄介なものとなっている。
更に後年に登場するXチャレンジでもその厄介さは健在であり、カメリーオとランダムで召喚してくるので、出来る限りカメリーオが出てくる事を祈るしかない。
【ボスキャラクターとして】
「ルックスの良いボス」は、一般的にロックマンシリーズでは素早い割に耐久面は弱めに設定されることが多く*1、事実、戦闘でも厄介な技を披露はするのだが…実際のところ、基本的にバスターで怯ませて一方的に潰せてしまう上、怯まないモーションも長いために隙が大きく削り放題とも言える。
イレギュラーウイルスこそ強烈なものの、タネがバレた後の安全地帯や隙の多さから一度慣れてしまえば一転して倒しやすい部類となる。
あからさまな弱ボスにされるほどではないが、結果的には「ロックマンシリーズファン視点」での見掛け倒しボスとなっている。
一時期は強ボスと評するプレイヤーも多かったが、前述の難易度の高いステージや中ボスで消耗したところを襲われた印象が強いのであろうと推測でき、タネが割れてしまえば非強化エックスでも十分いける。むしろ真の敵はレバガチャ
また、相手の策に嵌っても対応のしがいがあるという、X2らしい「弱いなりに戦っていて楽しい」ボスでもあるため、決して粗悪なアルゴリズムという訳ではない。
弱点は正式にはメタモル・モスミーノスから入手出来るスクラップシュート、次点でワイヤー・ヘチマールから手に入るストライクチェーンも有効。
スクラップシュートを当てると尻尾が千切れてしまい、以降はノックバックで怯ませられる攻撃しか出来なくなるので、スタッガー程ではないが消化試合っぷりが凄い。
ただし、ノックバックさせるとすぐテレポートで逃げてしまうため、纏まったダメージを与えたい場合はスクラップシュートを使わず、ダブルチャージが使える状態で挑むのが一番速い。
しかし、RTAにおいてはその遅延行為の多彩さから一転して運が絡むタイプの強敵となる。
尻尾回転攻撃さえ繰り出してくれれば軌道をロックさせて無抵抗の本体を一方的に叩けるテクもあるのだが、その攻撃を繰り出さずに延々ワープされると最悪リセットもあり得る。
加えてそのテク自体も習得に練習が必要となるなど、実力と運の両方が必要となる難敵で、スタッガー撃破後の4番手か、クラブロス撃破後の5番手でプレイヤーによって好みが分かれる。
他にも8ボスでは唯一、ダメージを与えたあとの無敵時間が長い。
サイバーミッションでは、ハードモードから戦える4体のうちの一体として登場。弱点は変わらず。
ソウルイレイザーではボスアタック限定ボスとして前作の個体が再登場する。弱点はボムビー(エックス)アースゲイザー(ゼロ)。
【技】
- マグネットマイン
尻尾回転術。印を組むようなアクションを交えてくる。爆発はさせてこない。
散開させた尻尾でエックスの周りを取り囲み、一定時間経つとエックスへ向かって収束させて攻撃。
収束する直前に動きが止まる&必ず回避可能な隙間が出来るため、間を縫うようにして回避する形になる。
体力半減後は弾の数が3つに増える。
尻尾パーツは攻撃を弾くが、隙間から通常弾やストライクチェーンを撃つことが出来、更に本体は棒立ちの無防備なので、ダッシュ撃ちやストライクチェーンで大きく体力を削れる。
RTAではこの技が鍵となり、尻尾が画面外に飛び去る瞬間くらいにダッシュジャンプで壁飛びつき→ずり落ちると尻尾のロックが外れ、同じ軌道を延々回り続けるバグを意図的に引き起こせる。
エックスが被弾する位置に固定されてしまう場合があるため、その場合は壁ずり落ちを行うと軌道を逸らせる。
逸しすぎるとバグが解除されてしまうので注意。
このテクをマスターしてしまうと真面目に戦うのが馬鹿らしくなる。
- ワープ
背景に溶け込むようにして消え、ランダムで部屋の4箇所の何れかに出現。
画面中央、画面端が完全なる安地となっており、基本的には天井への出現に対応するため壁の上で待つことが推奨される。
フェイントも交えてくるため、攻撃をスカされないように見極める必要があるが、追撃を阻止する為だけなら通常弾だけでも当てて黙らせておくといい。
ダッシュ撃ちが当てられればなおベスト。
- 手裏剣
エックスが使うマグネットマインに形状の似た手裏剣を3つ撃ち出す。
ある程度こちらの動きをホーミングするため、ヒャクレッガーの技の中では唯一回避が難しい技。
ただし、この技が選択された場合はバスターで怯んで攻撃を中断してしまうため、対処自体が難しい攻撃ではない。
因みにヒャクレッガーが天井にいる場合の真下は安地となる。
- イレギュラーウイルス
エックスを磁力で吸い寄せ、ウイルスを注入。
チャージ不可→連射不可→ダッシュ不可*2→ジャンプ力半減の順で弱体化させられ、最大までエックスが弱体化すると使用しなくなる。
引き寄せられる時にダッシュ慣性の付く行動で逆らえば引き寄せられる速度を激減でき、余程密着していなければ捕まることはない。
エアダッシュがあれば保険が掛けられるが、引き寄せられるタイミングを適当に見計らって長めにダッシュすればいいだけで回避自体も難しいものではない。
捕まったとしてもレバガチャで振りほどくことが出来、ヒャクレッガーの残り体力が少ないほどレバガチャがシビアになるものの、順調に攻撃を加えていれば深刻な事態になる前に大抵は決着するはず。
加えて本体は無防備かつ技のモーション終了まで体当たり判定が消失するため、昇龍拳の恰好の餌食ともなる。
いわゆるデバフ技なのだが、一部の攻略サイトではちからをすいとるドレイン技と誤解されている。
サイバーミッション/ソウルイレイザーでも同じ効果だが、ソウルイレイザーにおけるショップで購入可能な装備パーツには一切干渉しない。
すなわち、同作では厳密に言うと「最大まで弱体化しない」という事でもあり、そういった点から、原作から更に弱いボスと化していると言わざるを得ない。もはや典型的な「データに頼った敵」のやられ方である。
- ジャンプ
軌道がトリッキーであり、ワープの出現位置のいずれかにふわっと着地する。
エックスが地上にいる場合は天井に、壁の上部にいる場合はその逆に陣取ろうとする。
天井→天井への移動は地上に接触判定が無いため、実は立ったまま回避できる。
この技も変わった軌道と素早い動きに初見では驚かされるが、手裏剣同様バスターで一方的に潰せるため、順調に攻撃できていれば脅威にはならない。
【入手武器】
マグネットマイン
小型の磁力弾を発射。
発射後に軌道をある程度操作でき、地形に当たると貼り付いて一定時間後に爆発する。
4つまで貼り付けが可能な他、爆風による連続的ダメージのおかげで威力が高く、耐久力の高い雑魚を漏れなく一撃必殺出来る。
弾速が遅いためクセこそあるものの、同じく高威力なスピンホイール、スクラップシュートも併用すれば道中の突破力はかなりのものとなる。
チャージ版はこれまた一風変わった性能であり、これも弾速は遅いが小型のブラックホールを撃ち出す。
通常弾より細かい遠隔操作が可能になる他、敵の弾やメタモル・モスミーノスステージの背景のスクラップなども吸い込んで、ギガクラッシュのエネルギーに変換することが出来る。
とはいえ道中の突破には威力の高い通常弾が活躍する場合が多い。
クリスター・マイマイン、アジールの弱点。
マイマインに対して使うとその威力で、殻からはじき出して行動を制約することができる。
マイマイン以降も「爆発に弱い氷ボス」としてX3のフローズン・バッファリオ、ロックマン8のフロストマン、ロックマンロックマン版のアイスマンが登場している。
サイバーミッションでは、ホイール・アリゲイツの弱点になっている。
【漫画版】
ならばその首引っこ抜いてやるわーっ!!
岩本先生の漫画版では5番手の刺客として登場。
ゲームでの設定通り中央コンピューターを占拠し、マザーコンピューターをウイルスに感染させた張本人。
8ボスの中でも知略派として描かれ、実在のレプリロイドの姿を乗っ取ったのか、架空のレプリロイドをでっち上げたのかは不明だが「シルキー」という女性型レプリロイドに変装してエックスを中央コンピューターステージへと誘う。
ゲームにも登場する中ボスの「チョップレジスター」や切り札の「レイダーキラー」を使って徹底的にエックスの戦闘能力を分析し、シルキーの姿に化けたままエックスへ初手で奇襲を加えるなど徹底した狡猾さを見せつける。
ダッシュ不可まではいいとしても、壁蹴り不可、果てはバスター使用不可など、ゲーム内でされたら詰みかねない程の凶悪なウィルス効果でエックスを追い詰め、
例によって耐えるエックスが自称する「忍法我慢の術」にも最初は「上手いことを言う」「攻撃を受けない自分には会得できない術」など軽口を叩く余裕を見せた。
が、何度痛めつけられても立ち上がるエックスの姿に気圧され始め、十回目ともなると遂に不可解の叫びをあげる。
最終的には何時までも倒れないことに頭に血が上った事もあって、上述の台詞を吐いてエックスに直接攻撃を仕掛けようとしたところ、立ち上がる姿に心打たれたマザーコンピュータがエックスに秘密裏に作戦を提案。
マザーコンピュータが床の一部爆破して動きを止めた一瞬のスキを突かれ、逆にエックスに体を押さえ込まれてしまう。
そのままダッシュ不可の中でも全速力で走ったエックスによって戦闘中に破壊されてコンピュータ回路がむき出しになった壁に押し付けられ、自身がマザーコンピュータに流したウイルスを逆注入されて機能停止した。
その後千切れた尻尾をエックスが拾いマザーコンピュータを回復させることに成功する。
因みに前作のブーメル・クワンガーのような慇懃無礼な敬語キャラかと思わせておいて一人称が「俺」「私」と安定しなかったり、追い詰められて発狂するなど割と情緒不安定な一面が見られるキャラでもあった。
余談だが、彼(彼女?)の弱点武器・スクラップシュートは英語では「Silk Shot」と言う。
戦闘中にも「自分の尻尾のウイルスはマザーコンピュータに流したウイルスを消せる」とかヒントを与えていたし、
あえて自分の弱点を名前にすることで、間接的に破滅願望じみたSOS(具体的にはイレギュラー化した私を止めてくれ!みたいな)を発信していたのだろうか?連載当時の岩本先生がそこまで知っていたかは定かではないが。
他にも、ロックマンファンブックに描き下ろされていた池原しげと先生によるロックマンX2の漫画では一番最後に倒されるボスとして登場。
スクラップシュートで倒され満身創痍の所をXにカウンターハンターの居場所を聞かれ、「ほ…北極に…」と答えていた。
大半のボスが1コマで始末されていた中、まともな台詞を貰えただけでも扱いは良い方である。
追記・修正はワープしたり、手裏剣を撒いたり、女装したりしながらお願いします。
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▷ コメント欄
- ロックマンXのボスってネーミングが秀逸だけど、こいつは特に面白い。結構捻ってるから子供の頃はネーミングの意味に気付けなかったな。 -- 名無しさん (2022-06-17 17:29:21)
- 英語版ではストレートにマグナ・センチピードだけどそれはそれでかっこいい -- 名無しさん (2022-06-17 17:35:48)
- 大昔のどこぞの二次創作のオリボスでヒャクタンガーというモズのボスを考えたやつがおったの思い出したw -- 名無しさん (2022-06-17 19:44:25)
- いつ見てもこのネーミングセンスやばい -- 名無しさん (2022-06-17 19:47:55)
- X6のメタルシャーク・プレイヤーが繰り出してくる -- 名無しさん (2022-06-17 20:17:22)
- 百列臥 -- 名無しさん (2022-06-17 21:48:51)
- ナウマンダーといいすごいネーミングセンス、ヴァジュリーラとマンダレーラの合体したあれといい名付けたスタッフさんすごい -- 名無しさん (2022-06-17 22:32:15)
- 8大ボスのステージがそのまま最終ステージになるというのは珍しい。ステージ選択画面でもシグマのアイコンじゃなくヒャクレッガーのアイコンを選択しても最終ステージに行ける。 -- 名無しさん (2022-06-17 23:18:53)
- ↑実はX2はCX4積んだせいで容量カッツカツだったから苦肉の策でシグマステージ削ってヒャクレッガーのステージに潜伏って流れにしたらしい -- 名無しさん (2022-06-17 23:32:45)
- 尻尾を部位破壊したらソニックスライサーをばら撒くと楽ちん -- 名無しさん (2022-06-18 09:00:22)
- 設定では強制的に洗脳されたらしいけどゲームや漫画版ではそんな風に見える描写が無かったからイレハンX2出ていたらサーゲスの手で強制的に洗脳され苦しみながらエックスに止めを刺すように頼む・・・という感じになったのかな -- 名無しさん (2022-06-19 01:57:03)
- 第0特殊部隊と言えば最近女性説の多いホーネックもいることだし、実はこいつも女性だったりして…シルキーに化けられるぐらいなら余裕だろうし -- 名無しさん (2022-06-26 11:21:06)
- ところでウイルスを逆注入された後に千切れたワクチン入りの尻尾でマザーコンピューター回復させてたけど、それはそれでウイルス入りのままの尻尾なんて使って大丈夫なんだろうかと -- 名無しさん (2022-06-26 11:22:55)
- XDiveではこいつと戦う「だけ」のイベントがある。道中も無しと言う手ぬk・・・シンプルなイベント。オフライン版でも健在で、イベントチケット稼ぎに最適。 -- 名無しさん (2024-05-03 18:17:43)
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*2 正確には初動のみの動作になるだけであり、同時押しダッシュジャンプやダッシュ撃ちは可能なまま
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