くるみインワンダーランド(きららファンタジア)

ページ名:くるみインワンダーランド_きららファンタジア_

登録日:2022/02/11 Fri 21:42:00
更新日:2024/02/28 Tue 02:30:09NEW!
所要時間:約 20 分で読めます



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きららファンタジア あんハピ♪ がっこうぐらし! きんいろモザイク 感動回 きらら 脚本の人、そこまで考えてないと思うよ 夢見の水晶玉




あたしの体は、元いた世界で感染したまま…
この世界に来てから、何となく考えないようにしてたけど…
あたしは、いったいどうなっちゃうんだろう




くるみインワンダーランドとは、スマートフォン専用アプリ『きららファンタジア』で開催されたイベント。
2018年6月28日〜7月9日開催。


ゾンビが蔓延る世界観の「がっこうぐらし!」のキャラクターたちが、
他作品のきららキャラクターと力を合わせて原作の困難に向き合うシナリオ。


各作品のアニメ化範囲までの知識があれば、ネタバレ無くシナリオを読める。
最低でもがっこうぐらしだけ見ておけば訳がわからないことにはならないだろう。


2022年8月25日〜9月8日にも復刻開催された。


目次



【あらすじ】


忍(きんいろモザイク)由紀(がっこうぐらし!)は、倉庫の掃除を手伝ったお礼に「夢見の水晶玉」をもらった。
きらら(きららファンタジア)が聞いた話によれば、この水晶玉に物語を伝えると、物語を映像にして再生してくれるらしい。
物語を再生するためにはある程度の設定を水晶玉に伝える必要があるので、アリス(きんいろモザイク)胡桃(がっこうぐらし!)はなこ(あんハピ♪)も加えた6人で物語のアイデアを考えた。



最初に忍は、自身の趣味である金髪少女の物語を提案した。
次に由紀は自身の好きな漫画「ダリオマン」のようなヒーローものを提案し、
2人の提案を合わせて「金髪少女を誘拐する悪の組織を正義のヒーローが成敗する」物語とした。
このとき由紀は、ダリオマンと同じくマントを付けているきららをヒーローだと茶化していた。


次にはなこは「みんながハッピーになれる」ことを条件に追加した。
設定が曖昧すぎるとアリスにツッコまれたが、
由紀は恩師めぐねえを真似た先生気取りで「なんでも手を上げて発言することが大事なんだよ」と肯定した。


由紀が皆をめぐねえの補習に誘い、胡桃が適当に同意する中、
背の低さを気にしているアリスは「みんなを見下ろしてみたい」と希望した。


そして胡桃は、「自分自身に打ち克つ話」を提案した。



ここまで提案した時、水晶玉が強い光を発した。驚いた次の瞬間、アリス、きらら、胡桃、はなこの4人は水晶玉と一緒に見知らぬ街にいた。



4人が困惑していると、黒い格好の人物が話しかけてきた。
ここはどこなのかアリスが質問しようとすると、
黒い格好の人物は「金髪少女を連行する」と言ってトランシーバーで同じ格好の仲間を呼び、アリスを連れ去ってしまった。
きらら達が慌てていると、街の人が黒い格好の集団について説明した。


アリスを連れ去ったのは「黒黒団」という悪の組織であり、
「黒髪こそ至高で金髪は悪」という思想で街の金髪少女を誘拐してどこかに閉じ込めているという。



この話を聞いたきららは、この世界が水晶玉による物語の世界ではないかと推理した。
水晶玉が映像を映すという説明は、きららの勘違いだったらしい。


「みんながハッピーになれる」「自分に打ち克つ」「みんなを見下ろしてみたい」の3つは、
条件を満たすために提案者のはなこ、胡桃、アリスが物語に入る必要がある。
一方、忍と由紀が提案した「金髪少女を誘拐する悪の組織を正義のヒーローが成敗する」物語に当人たちは必要なく、
ヒーローに例えられたきららと金髪少女のアリスが物語に入る必要があった。



その時、水晶玉が光で指し示した場所に黒黒団のトランシーバーが落ちていた。
この時アリスも黒黒団が落としたトランシーバーを拾っていたため、アリスと連絡をとることができた。


胡桃「なんてずさんな管理…。」


アリスが閉じ込められたのは黒黒団の本拠地らしい。本拠地の窓から見える景色により、本拠地が高い塔だとわかった。
本拠地の場所を詳しく聞こうとしたが、だれかが近づいてきたことに気付いたアリスは説明途中で通話を切ってしまった。



水晶玉には謎の文字で5行の文が映されていたが、アリスとの通話中に1行斜線が入った。
きららは、水晶玉に提案した条件が書かれているのだと考えた。
アリスが高い塔に居たことで「みんなを見下ろしてみたい」の条件を満たしたのた。


きらら達は、全ての条件を満たせば物語が終わり水晶玉の世界から出られると考えた。
「自分に打ち克つ」「みんなでハッピー」などのどう達成するのかわからない条件に困惑しつつ、
ひとまずアリス救出を目指して物語を進めることにした。



はなこ「学園でやった試験みたいだ」


胡桃「お前んとこの学校、ずいぶん変わってるんだな。」



そのころアリスは、近づいて来た女性に話しかけられていた。
女性は黒黒団ではなく、金髪少女たちを救出するために本拠地に潜入していた。アリスは女性を手伝うことにした。



アリスが連れ去られた道筋について、通話を切られる直前に「街の外れで真っ黒な」まで聞いていたきらら達は、街の外れへ向かった。
だがそこできらら達は黒黒団の団員に遭遇してしまった。
ところがきらら達を入団希望者だと勘違いした団員は、入団試験の会場である街外れの真っ黒な支部について説明した。また、支部には本拠地へワープできる転送装置があるという。
きらら達は話を合わせて入団試験を受け、黒黒団に入ることで転送装置を使いアリスがいる本拠地へ向かうことにした。



試験内容は、巨大なすごろくを行い止まったマスのお題をこなし、早くゴールを目指すというもの。
道中ではなこが天之三船学園のすごろくの授業を話題にしていたため、水晶玉がその話題を拾ったようだ。



胡桃「そんな適当なことでいいのか?」


きらら「作り話の世界ですから…。」



すごろくに挑む3人だったが、はなこの出目の悪さで何度も振り出しに戻るマスへ止まった。
だがこれを逆に特別だと言った団員は、支部に来ている首領に判断を仰ぐため、首領がいる部屋へ3人を案内した。
首領を倒せば物語の条件が満たせると考えた3人は、案内に乗じて首領を奇襲することにした。



ところが、首領の見た目は胡桃にそっくりだった。
3人の奇襲に気付いた首領は右半身を赤黒く変色させ、ツノと尻尾の生えた姿に変身した。
これを見た胡桃は動揺してしまい、奇襲に失敗した3人は支部から追い出された。



重い雰囲気の中、水晶玉の光が示す本拠地に徒歩で向かうため、胡桃は2人を鼓舞した。
しかし胡桃は明らかに空元気であり、きららとはなこは胡桃を心配していた。



変身した首領の禍々しい姿は、元の世界のことを胡桃に思い出させていた。
元の世界の胡桃は抗生物質で感染を免れたが、今後も無事である保証はない。
実際に原作では体への異変が徐々に発生し、異常な体温低下や意識の喪失など不穏な状態になっていた。



塔に向かうため森を超える最中、吊橋の橋板が壊れてはなこが落ちそうになったり、窪みにはなこが落ちたりした。
しかしはなこは、怪我をせず、窪みの存在がわかったことで胡桃たちが安心して通れることをツイてると言った。


それを見ていた胡桃は、はなこに由紀の姿を重ねた。
どんな時でも前向きなはなこの姿は、どんな時でも楽しむ気持ちを忘れない由紀のことを胡桃に思い出させた。



胡桃「あいつのおかげで生きてこられたようなもんでさ…。」


はなこ「ほへー?」



胡桃は後ろ向きで悩んでもなんにもならないと考えた。楽しんで受け入れ、その上で前に進むことを決めた。



ついに3人は、黒黒団の本拠地に辿り着いた。
だが本拠地での救助が支部以上に困難であり、どうやって攻めるか考えようとした時だった。
突然、大勢の黒黒団団員が本拠地から出てきた。



黒黒団団員「首領様がお怒りだったぞ!我ら全員で絶対に捕まえるんだ!」



黒黒団は全員、逃げだした金髪少女たちを追って本拠地から出払ってしまったらしい。



きらら「ゆるいなー…。」



こうして3人は、本拠地に残っている首領に再度戦いを挑んだ。



一方アリス達は金髪少女たちを全員救出していた。
さらに金髪少女たちが逃げる時間を稼ぐため、黒黒団に見当違いの方向を探させるよう仕向けていた。
金髪少女を助けに来た女性「佐倉慈」は金髪少女たちから「めぐねえ」と呼ばれ、その都度「佐倉さん」と呼ぶように訂正していた。



アリス「おつかれさまメグね…あ、ええとじゃなくてサクラさん。」


慈「ふふ…もういいわよ、めぐねえで。」



アリスは慈に疑問を抱いた。彼女は恵比寿沢胡桃のことを知っており、物語の登場人物としては違和感があった。
アリスは慈に、どうして金髪少女たちを助けようとしているのか質問した。


慈は自身を物語の登場人物だと説明した。
胡桃が「自分に打ち克つ」物語に心置きなく挑むために、慈はアリスを逃がして物語に集中させようとしていた。



慈の手伝いをしていたためアリスは逃げていなかったが、
アリスの手伝いによって団員たちは本拠地を出払い、結果的に胡桃をサポートできた。


金髪少女たちの救出を終えたアリスは、胡桃を一緒に待たないかと慈に提案した。
だが慈はそれを断った。


慈「私は、元いた世界で、恵比寿沢さんたちを守ってあげることができなかった。」
慈「大人なのに…。教師なのに…。生徒を置いたままにしてしまった。」
慈「恵比寿沢さんに会わせる顔なんてないわ…。」



胡桃達は戦いの末、ついに黒黒団の首領を倒した。
だが胡桃の感染については何も解決していないため、胡桃の不安は残ったままだった。
しかし胡桃の勝利に大喜びしているはなこを見て、胡桃は悩むことを止めた。


ついに3人はアリスと合流し、
「金髪少女を誘拐する悪の組織を正義のヒーローが成敗する」「自分自身に打ち克つ話」「みんながハッピーになれる」を達成した。






アリスは胡桃に「会いたがってる人がいる」ことを伝えた。
その時はなこは落とし物に気づいて探しに行った。アリスはきららを引っ張ってはなこについて行った。




ひとり残された胡桃のもとに、女性が近づいてきた。



それは、胡桃の世界で故人となったはずの、恩師めぐねえの姿であった。



慈「きっと神様が、もう一度だけあなたに会える機会をくれたのかもね。」




胡桃は、新しい後輩みきも加えた4人で元気に生きていることを話した。



慈は自分自身に打ち克った胡桃を、よく頑張ったと励ました。


胡桃は、自分に打ち克てたことを友達のおかげだと言った。



慈「そう。あなたは強い。そして、あなたはひとりじゃないの。」
慈「これからも、困難にぶつかったときはみんなと力を合わせることを忘れないで。」
慈「あなたはひとりでがんばり過ぎちゃうから、いつか、そう言ってあげたかったの。」



慈「でもいま、ようやく伝えることができたわ。これが私からの最後の授業…。ううん、課外だから、補習かな。」



水晶玉が光り、物語は終わりを迎えようとしていた。



慈「私も遠くから、ずっと、見守ってるからね。」



胡桃「めぐねえ…。…ありがと、な。」



こうして4人は水晶玉の世界から帰って来た。



4人が由紀と忍に水晶玉での出来事を話している時、はなこは1本のシャベルを取り出した。
それは水晶玉の世界で首領が武器にしていたシャベルであり、はなこは胡桃に似合いそうだと考えて持ち帰っていた。
コルクがシャベルを鑑定済みであり、呪いなどは無いらしい。



はなこ「そういえばくるみちゃんが言ってたんだけど、ゆきちゃんのおかげでこれまで生きてこられたとか…。」


胡桃「それ以上はやめろ!」




胡桃「……まあでも。ゆきも杏も、ありがとな。」



似た者同士の由紀とはなこに振り回されていた胡桃は、2人に聞こえないようにこっそりと感謝を呟いた。




【登場人物】

+ -

きららファンタジアの主人公。
水晶玉の世界について、状況を的確に推理していた。
あまりヒーロー役らしい活躍をしてない気もするが、首領を倒した時に「やりましたね、胡桃さん!」と言っているので、胡桃たちと共に戦ったのが活躍ということだろう。


水晶玉の文章が物語の条件だという推理は当てたが、結局5つ目の条件は判っていなかった。
推理した時点では由紀と忍の条件を2つ分だと考えていたのかもしれない。


「自分自身に打ち克つ話」
「だったらあたしが、今度一緒に受けてやるから。」
ゾンビウイルスにより壊滅した世界で一生懸命に生きている少女。
異世界で平穏な暮らしを手に入れたが、原作世界と並行して生きているため、原作での不安な将来による悩みからは逃れられていない。


彼女の出した「自分に打ち克つ」という条件は、水晶玉の映像に自身を投影して安心したいという思考だろうか。
しかしその条件は怪物に変身する首領として物語に反映されてしまい、元の世界を思い出して激しく動揺した。


だが、はなこの振る舞いを見て前向きな思考を取り戻し、協力を得て首領を倒したことにより仲間の助けをあらためて自覚した。



召喚された胡桃はウイルスに感染しておらず、胡桃が来たことで異世界にウイルスが拡がるリスクは無いと思われる。*1
ツノが生えるなどの変化はあるが、猫耳が生えてる人もいるので見た目の変化に問題はない。



本イベントと同時実装された恒常星5の胡桃は、
変色した皮膚・ツノと尻尾・正気を失ったような赤い目など、禍々しい雰囲気をしている。
黒黒団首領もこれと同じ見た目に変身した。


とっておき演出は、大学編にて症状が進行し、自身を狙う追手の人間を殺害したシーンがモチーフ。*2
専用武器の攻撃演出では同シーンの「これしかないのかよ!」という悲痛なボイスが入る。
性能が高くボスにもオート周回にも便利なので頻繁に叫んでいる。


進化後イラストでは目の色が戻り正気を取り戻したためか、ばつが悪そうにしている。
拘束具を付けているが、これは原作での手錠のように精神を落ち着けるための自戒だろうか。


バトルではデメリット付きだが圧倒的な火力を容易に出せるスキルを持ち、実装から現在まで常に一線級の大活躍をしている。



のちの水着衣装でもツノや体色はそのままだが、誰も指摘しない。皆に受け入れられているようだ。
何故か拘束具もそのままなのに指摘されない。皆スルースキルが高い。


「みんながハッピーになれたらいいな」


「はなこ」というあだ名の少女。
極度の不運で常にアクシデントに巻き込まれているが、全く気に病まないポジティブ思考を持つ。
水晶玉の世界に巻き込まれたことも、ポジティブ思考で楽しんでいた。
結果的ではあるが胡桃の考えを前向きにしたり、めぐねぇと二人きりで話せる時間を作ることになった。
先行参戦であんハピ♪からは彼女のみのうえ、エトワリアに来て日が浅いためか原作と異なりこの時点では杏と呼ばれていることが多い。(のちにはなこ呼びが定着した)



本イベントで実装された星5はなこは、全キャラトップの体力・防御力と、状態異常付与無効化などの高性能なスキルを併せ持つナイトである。
(本イベント開始時点ではこれらのスキル持ちはほぼいない)
しかし状態異常付与無効化スキルは同時に自身に「ふこう」の状態異常が付与され回復出来なくなる。
さらに内部ステータスの幸運値が低いため敵の攻撃がクリティカルになりやすく、数値ほどの防御力は感じられない。
だがとっておきでは「ふこう」も含めた状態異常を解除しながら体力を回復できる。
さらにダメージ完全無効のバリアを3回も得るため、バリア消費を上回るとっておき発動でノーダメージを維持し続ける芸当も容易。
胡桃と同様デメリット付きだが強力な能力・スキルを持ったキャラと言える。
自己完結したスキルで八面六臂の活躍ができる。
ちなみに状態異常付与無効化スキルはスキル発動のボイス中に状態異常のボイスに変わるため、みんなぐるぐるする。
余談だが前述の胡桃と同時に実装されたためPVでの両者のイメージが違いすぎるためネタにされた。
(イラストはともかくスキルに関してはデメリット持ちという共通点があるが)


ちなみにはなこは金髪少女ではないため、黒黒団に連れ去られない。同作品で金髪の椿と比較するとオレンジがかった髪色をしている。
椿は金髪によりコンプレックスを抱いているが、はなこ達の髪色は作中で取り沙汰されない。漫画的表現ということだろうか。


「みんなを見下ろしてみたい」


イギリスから来た留学生の金髪少女。
身長の低さがコンプレックスなので物語の中では見下ろしたいと希望した結果、
高い塔からの景色を見ることになった。(その内容で納得できるのだろうか)
物語の世界だと察しながらもめぐねえの手伝いに尽力し、胡桃との再開を躊躇うめぐねえの背中を押した。


ダリオマンというヒーロー漫画が好きなため、物語のテーマにヒーローものを提案した。


ゾンビで壊滅した世界の極限状態でめぐねえと死別して以来、生存しためぐねえと平和な学園生活の幻覚を見続けている。
エトワリアでもめぐねえの幻覚を見続けており、他作品のキャラクターが由紀についてどのように認識しているのかは不明。
他作品のキャラクターをめぐねえの補習に誘おうとしたため、胡桃に話を逸らされた。


きららが5つ目の条件について胡桃に質問した時、由紀の前だったためか、胡桃は話をはぐらかしていた。
このことから、水晶玉の外から物語は見えず、由紀は胡桃とめぐねえの再会を見ていないのかもしれない。


「だったらあわせて、金髪少女たちを誘拐する悪者をヒーローがやっつけるお話はどうですか?」


金髪少女好きの女子高生。金髪少女が関わる物語を希望し、由紀の提案と組み合わせた。


由紀と胡桃の恩師であり彼女たちの避難生活を導いた恩人だが、原作開始時点ではすでにゾンビに襲われ故人となっていた。
胡桃はゾンビとなった慈に襲われてしまい、一命を取り留めたものの後遺症に悩まされてしまう。


アリスと協力して黒黒団団員を本拠地から出払わせ、胡桃を手助けした。
アリスの計らいによって胡桃が1人になった際、意を決して胡桃と対面した。


きららファンタジアの初期から参戦し、他のキャラクターと同様にバトルに使用できるが、
初期のシナリオでは由紀の妄想とも解釈できる描写で、存在を明言されていなかった。


その後、めぐねえの扱いについては前後編イベント「サマーナイト・レディオ」「サマーナイト・リゾート」で詳しく描写された。
学園生活部とめぐねえが会話する幻覚を遊園地の怪異に見せられて由紀が逃げられなくなった際、
幻覚のめぐねえは由紀から離れて単独行動をとり、救助に来たエンギミカンに幻覚を見破るための助言をした。
由紀の記憶による幻のめぐねえと、もともと由紀のそばにいためぐねえが一つになり、会話できる幻覚となったらしい。
このため、きららファンタジアでは由紀の幻覚のめぐねえの他に、由紀を見守るめぐねえが存在するようだ。



連載時期的に考えて偶然だが、奇しくも「高い塔」で再開することになった。



  • 黒黒団

黒髪こそ至高で金髪は悪と考え金髪少女を誘拐する悪の組織。
本拠地は高い塔であり、街との間に森が広がっている。
街の外れには真っ黒な支部があり、街から拐った金髪少女を支部の転送装置によって本拠地に連れて行き閉じ込める。
「金髪少女を誘拐してどうしたいのか不明」・「入団試験がすごろく」など、きらら曰く存在自体がいろいろゆるい。
めぐねえ曰く行動が「かれら」に似ているようで、団員は簡単に誘導されていた。


  • 黒黒団の首領

胡桃が「自分に打ち克つ」条件を提案したことで胡桃と同じ見た目になり、戦う際は異形へと変身した。
胡桃曰く、「あたしの中の不安や悩みが形になったもの」。


ボス戦での首領は星5胡桃と同じ地属性。シナリオの立ち絵と同じ星4胡桃は風属性であり、有利属性で戦える。
しかし首領と同時に戦う側近2人のうち1人は風属性に強い炎属性であるため、
はなこなどのナイトで側近から胡桃を守らないと逆に弱点を突かれてしまう。
当時は風せんしが少なかったため、少し前にイベント報酬となったねねっちが胡桃と合わせて活躍した。


  • 金髪少女たち

黒黒団に誘拐されて本拠地に閉じ込められていた。
救助に来た佐倉慈を「めぐねえ」と呼び、その度に慈に「佐倉さん」だと訂正されていたが最後まで直らなかった。


  • 街の人

アリスが攫われて混乱する胡桃達の前に現れ、黒黒団について説明した。


  • ライネ

里の倉庫の掃除を手伝ったお礼として、忍と由紀に夢見の水晶玉を譲った。


  • コルク

ゲーム内の「トレードショップ」機能を担当する商人であり、イベント報酬をアイテムと交換してくれる。
はなこが持ち帰ったシャベルに呪いが無いことを確認した。


本シナリオはクリア報酬として「不思議の国の落し物」を入手でき、トレードショップでせんし用ぶき「黒いシャベル」と交換できる。
武器スキルは単体小ダメージに加えて使用者を狙われにくくするもの。
実装当時は高い攻撃力と攻撃スキルを両立した便利な武器だったが、現在ではさらに攻撃性能が高い汎用武器に出番を奪われている。
とはいえせんし用ぶきでの狙われやすさダウンは唯一無二であり、何かで輝くかもしれない。
原作同様、胡桃にシンプルなシャベルを持たせて戦えるのも嬉しいところ。


【夢見の水晶玉】

+ -

物語の設定を伝えると、水晶玉の中の世界で物語を体験させてくれる道具。ある程度の設定を伝えた時点で水晶玉が作動し、物語の世界に取り込まれる。


大人版志摩リンのキャラシナリオでなでしこが使用した際は、設定を言葉に出さずイメージしただけでも伝わっていた。「具体的に物語を想像しなければ発動しない」というセリフもあるため、言葉に出さず物語を想像するだけで発動できるのだろう。



事前に設定した条件だけでなく、使用中の会話も取り入れて物語を作っている。
少ない設定かつ即興にも関わらず、物語のクオリティは高い。



また、物語の世界のものを現実世界に持ち帰れるという凄い機能を有している。
しかし本シナリオではめぐねえを連れ帰ることはしていない。
後に祠堂圭のキャラシナリオでも圭を水晶玉から連れ帰らなかったので、そもそも連れ帰ることはできないのだろう。



本シナリオでは水晶玉の世界に「トランシーバー」が登場したが
のちのシナリオ*3で、エトワリアにはトランシーバーが存在しなかったという発言がある。
また後述の「スペースエイリアンゲーム」では、水晶玉の登場人物の宇宙人が「ゲーミング語」という光を用いた言語を使用した際、
はるみはこの言語が宇宙に実在することを知っていたため、ゲーミング語を(フィーリングで)理解していた。
さらにはるみは登場人物の宇宙人から体をゲーミングに光らせる技を習得し、元の世界で披露した。
水晶玉は異世界の技術や宇宙人の言語を知っているのだろうか?
それとも物を持ち帰る機能で発光する能力の概念ごと持ち帰ったのだろうか?



佐倉慈メモリアルシナリオでは、めぐねえが水晶玉を作動させた。くるみインワンダーランドと同様に、水晶玉は守護霊的なものを感知できるのだろうか?
(ただしメモリアルシナリオと同時実装イベントで「生還した並行世界のめぐねえ」が登場したため、
水晶玉を起動したのはそのめぐねえだったとも解釈できる。)



イベント後、由紀と忍が貰った夢見の水晶玉は学園生活部の部屋で仕舞われている。



「スペースエイリアンゲーム」では、水晶玉をPCと接続できるように改造していた。
これによって水晶玉の物語をゲームとして出力し、さらにプログラム書き換えの要領で物語の世界をパソコンから操作していた。


椎奈「画質も良いし音もクリア。どんなコーデックが入ってるんでしょう…?」


既存のゲームを水晶玉に取り込んでゲームの世界に入ることも可能となり、落ち物ゲーム格闘ゲーム某モンスター収集ゲームなどの世界に入った。
この場合、水晶玉に入った人がブロックとして扱われたり、コマンドを思い浮かべると技が出たりした。



また、次世代機の「スーパー夢見の水晶玉」と「夢見の水晶玉64」を百武照が購入している。
「スーパー」は安全かつ高性能でセーブロード対応。
「64」は無印の8倍以上の性能であり、照は自由自在にイヤッフゥーできるゲームの作成を画策していた。



水晶玉の世界では、物語の条件が謎の文字によって水晶玉に表示される。エトワリア原住民のきららでもこの文字は読めなかった。
めぐねえと対面することを胡桃たちに悟られないための措置だろうか。
椎奈が水晶玉の世界に入った時は、物語の都合で椎奈に水晶玉の世界だと気づかれない必要があったため、水晶玉が登場しなかった。



由紀と忍の反応から推測すると、水晶玉の外から水晶玉の世界を見ることはおそらくできない。
「スペースエイリアンゲーム」では水晶玉をPCに接続できるように改造したため、PCを介して物語を外から確認したのだろう。



水晶は夢幻魔法の同系であり、夢幻魔法の使い手であるハッカは外部から水晶玉の異常を感知でき、水晶玉の世界へ潜入できる。



物語の設定をある程度伝えると前触れなく作動してしまう。作動に必要な設定の条件は不明。
なでしこが使用した時は、水晶と波長が合いすぎたせいで物語の設定を思い浮かべている途中で作動してしまい、設定が十分に伝わっていなかった。
救助に来たハッカは「不具合を起こすと厄介なので物語を正常に終わらせることを推奨する」と言って去ってしまい、なでしこ達は二日間水晶玉の中で過ごすことになった。
めぐねえが使用した時は、それなりに設定を伝えたつもりでもなかなか作動しなかった。めぐねえは「希望したのが平凡でなんでもない日常すぎた」からだと予想している。
水晶玉は娯楽用であり危険性は無いらしいが、誤操作しやすいのは危険でなくても割と厄介かもしれない。



はるみ曰く彼女の地元の星にも存在し、キャッチボールしてるとすぐ割れるので不便で危険らしい。


【夢見の水晶玉が登場したシナリオ】

+ -

夢見の水晶玉は本シナリオのほかに、
イベントシナリオ「スペースエイリアンゲーム」、祠堂圭キャラシナリオ、佐倉慈メモリアルシナリオ、大人版志摩リンキャラシナリオでも登場する。


  • スペースエイリアンゲーム

の提案によって、真宵椎奈は水晶玉をPCと接続できるように改造し、水晶玉の物語作成をゲームとして出力できるようにした。


物語の設定は「里を侵略するイカした宇宙人と戦い最後は和解するシューティングゲーム(追加で実装するクラスとかが必要ないシンプルな仕様)」。
真宵、はるみ、ユキ、香樹が水晶玉の世界に入って体験し、椎奈はPCの画面を通して水晶玉の世界もといゲームの出来を確認していた。


ところがゲーム内で撃ち漏らした宇宙人が現実の里に現れ、里に向かってビームを発射し侵略を始めた。
はるみ達がゲームをコンティニューするたびに宇宙人は増え、里は宇宙人だらけになってしまった。


椎奈がプログラムを書き換えたことでゲームをクリアした4人は水晶玉を出たことで状況を知り、空を飛んで弾を撃ち宇宙人に立ち向かった。


だが宇宙人の侵略は誤解であり、宇宙人はビームの光を用いた言語「ゲーミング語」で対話を試みていた。
はるみがそれに気付き、里の被害も誤解だったため、エトワリアに平和が訪れた…


という、水晶玉世界の劇中劇。
椎奈も水晶玉の世界に入っており、ゲームの宇宙人が里を侵略することも含めて水晶玉の物語だった。
照は椎奈含む5人を外から見ていたらしいので、彼女がドッキリのつもりで劇中劇を仕組んだのだろう。




「追記・修正」お願いします


カッ


あれ?水晶玉が光りだした?


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  • がっこうぐらしイベントは結構いい話が多い はなこ参戦が嬉しかったがそれどころじゃなかった -- 名無しさん (2022-02-12 20:19:24)

#comment(striction)

*1 メイン第1部3章での学園生活部の決断を考えると、ウイルスのリスクを持ち込んでまでエトワリアに来ているとは考えにくい。由紀がエトワリアの魔法を元の世界に持ち込めないか考えた際も、逆にエトワリアへウイルスを持ち込みかねないとしてやめている。
*2 とっておき演出とシナリオの時系列関係は不明。ハロウィン衣装クロのとっておきには解呪後のネタバレがあるが、実装と同時開催のシナリオでは解呪方法を探す旅を続けている。
*3 イベント「トリックオアトリート大作戦」にて

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