登録日:2021/09/28 (火曜日) 19:24:00
更新日:2024/06/04 Tue 13:58:16NEW!
所要時間:約 8 分で読めちゃいます系
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3dcgアニメ 七面鳥 金の卵 ワーナー・ブラザース 愛すべきバカ達 群像劇 プレスコ 敵も味方も変な奴 the world of golden eggs 大胸筋矯正サポーター ゴールデンエッグス ターキーレンジャー ブラじゃないよ ネセサリー 系 実は日本製
「ローズです!」
「マリーです!」
2人「ローズマリーです!」
「ローズマリーの二人がお届けするぅー…」
「アニヲター…wikkiングー!」
「今日はね、」
「うん、」
「アニヲタwikiの項目立てにチャレンジしようと思うの!」
「ちょっと待ちなさいよ」
「何?」
「アニヲタってなんなのよアンタ、またアンタそういう男でもいんの?」
「ていうかそもそも『ウィッキング』ってなによ、ウィキって読むんじゃないの?」
「……フフフフフ…」
「アンタちょっ…あんたなんでそんなだんまりなのよ、てか笑ってんじゃないわよ」
「それではレッツゥー、」
「ッツゥー、」
「モリモリー!!」
概要からいっちゃう系
The World of GOLDEN EGGSは、2005年から衛星放送やネット配信を中心に放送されたPLUS heads inc.制作の3DCGコメディアニメーション作品。
略称はゴールデンエッグス、金卵。
Episode.1~13からなるSEASON1、Episode.14~26からなるSEASON2の全26話。他にスペシャルエピソードもある。
3DCGではあるが、トゥーンレンダリングが使用されているので、2Dアニメのように楽しめる。
アメリカの架空の地方都市、ターキーズヒルの住民、可能性に満ちた“金の卵”たちの日常を描く群像劇。
2000年代後半を中心に、ちょっとした人気を博した。
作風的なやつ系
登場人物たちの目玉が完全な円形で、鼻がなく口が四角いのが特徴。
シンプルな画風ではあるが、人物の発言や身振りがまるで実写のようにリアルで、本当に普段の生活の一部のようなノリで話が進行する。
その様子から、まるでコントのネタやトーク番組を見ているのに近い感覚を覚える。というか実際に実写映像が出てくることもある。
キャラクターの顔も、少ないパーツで表情や身近に存在しそうな様々な種類の顔が巧みに表現されており、笑いを誘う。
本作の面白さは喋り方や動きによるものが多く、筆舌に尽くしがたいのでまずは視聴してみることを強く推奨する。
初期は全裸で外に出たり、空想で生首が浮かんだりと非現実的な描写、演出による笑いも目立ったが、後半はそれらが抑えられリアルさが追求されていった。
エピソードが進むにつれキャラクターの感情表現(特に声)も豊かになっていっている。
また、濡れ場の一歩手前などのブラックな描写もそれなりにある。そこもまたリアルである。
各エピソードは完全なオムニバス形式ではなくそれぞれが微妙に繋がっており、同時進行しているものがある。
制作の裏側系
海外が舞台なことや絵のタッチから勘違いされやすいが、本作は海外制作ではなく日本制作のアニメである。
日本語でないと伝わらないネタが出てきたり、口の動きが日本語のセリフと完全に一致していたりするところからもそれがうかがえる。
ストーリーの大まかな筋書きは決まっているが、セリフの内容はほとんどキャストのアドリブである。
最初にキャストが声を当てて、それに合わせて映像を付けるという特殊な方法(プレスコ)で制作されている。
さらに、キャストが収録中にくしゃみや言い間違いをしたり、途中で吹き出したりしてしまっても、そのままアニメ映像に反映される。
これが会話の自由度、リアリティに拍車をかけていて更なる笑いを生む。
その気になるキャストだが、なんとLARRY氏とMONICA氏という二人だけでほぼ全てのキャラクターを演じている。しかもどちらも声優が本業ではない。
声が若干しゃがれていて関西弁のキャラも担当しているのがLARRY氏で、声が比較的黄色い(?)のがMONICA氏。
LARRY氏はボケ寄りのキャラ、MONICA氏はツッコミ寄りのキャラを担当することが多い。
この二人が本作の魅力を生み出していると言っても過言ではなく、よく二人によるトークショーも行われていた。
女性キャラであろうと七面鳥であろうと大概はこの二人。
他にも小栗旬氏や勝地涼氏、高橋幸宏氏、安室奈美恵氏や鈴木杏氏、上原さくら氏など、様々な著名人もゲスト声優として出演する。こういうゲストの演技は作品から浮く印象が強いが、いずれも本作にとてもよくマッチしており、言われるまでゲストだと気付かないことも。
構成はこんな感じ系
- オープニング
曲を歌っているターキーズヒルの住民たちが順番に映し出されていく。
その曲名は「We Are The GOLDEN EGGS」。歌自体はオリジナルだが元はとある洋楽のオマージュ。
歌詞には「周りに何と言われようとも俺は自分の可能性を探し続ける、俺達はみんな金の卵なんだ」というメッセージが込められている。
SEASON1ではみんなでアメフトのボールを渡し合っていく映像となっている*1。SEASON2ではハイテンポになっており、爽快感が増している。
- Episode
ターキーズヒルの住民の日常を描く本作の主軸となるコーナー。
なぜか英語字幕が入っているのが特徴。
SEASON1ではターキーズヒル高校を舞台にした出来事が多く描かれている。一方SEASON2ではそれ以外の場所でのエピソードが多い。
そのため、SEASON1、SEASON2のどちらかだけや、一つの話にしか登場しないキャラクターがかなりいる。
- THBC(Turkey's Hill Broad Casting)
ターキーズヒルでしか受信できないテレビ番組がオンエアされる。サブポジション的位置付け。
全国放送ではなくローカル番組の趣が強く、こちらはテレビ番組という設定のためEpisodeとはほぼ完全に繋がりがない。
- 楽曲
ターキーズヒルにはミュージシャン気質の住人がおり、彼らによる楽曲が流れることがある。
いずれの楽曲もネタの域に留まらないハイクオリティなものであり、評価が高い。
- NoriNori English
SEASON1ではジェームズ先生、SEASON2ではヘレン先生が「Episode」の英語字幕の1フレーズを発音してノリノリでレッスンしてくれる。
しかし、二人とも滑舌が悪い上にふざけ出すのでとてもレッスンとは呼べない。
他にもCMや、シュールなアイキャッチが存在する。
主なエピソード系
- ボディービル部
「ブラじゃないよ! 大胸筋矯正サポーターだよ!」
ボディービル部のステファンとマイケルが、アメフト部からプロテインを無断で調達しに行く。
マイケルはステファンが身に付けている大胸筋矯正サポーターがどうしても気になるようだ。
詳細は個別項目参照。
- ケヴィンとポールの大作戦
ターキーズヒルの養鶏場に居た二羽の七面鳥ケヴィンとポール。不意に開けっ放しになった養鶏場のドアから、自由を目指して脱走を試みる。
彼らがメインのストーリーでは、二足歩行で腕が生え顔付きも人に近くなるなど擬人化されて描かれるが、人間にはごく普通の七面鳥に見えている。
- リサとレベッカの放課後
「つーか聞けよ!」
第1話。女子高生のリサとレベッカの放課後の何気ない会話が繰り広げられる。
…のだが、話が転がっていって、たったの二人規模でデモっちゃ~うぞヘヘイヘヘイヘイデモをする羽目に。
ゴールデンエッグスの特徴がよく現れた第1話を飾るに相応しいエピソードである。
- ゾンビ島
「[[上上下下左右左右AB>上上下下左右左右BA]]…」「それまたやんの?」
リサは飼い猫の出産までの間に、レベッカはベビーシッターの合間の時間に、リサの家でファミコンソフトのような「ゾンビ島」を食らっちゃうプレイする。
レベッカはゾンビ島初プレイのようで、リサにナビゲートされながらプレイを進める。
今で言う実況プレイ動画に近いかもしれない。もっともまともにプレイできているかは疑問だが…
- コーチの秘密特訓
「ネセサリー…ネセサリー、Oh,ネセサリー、ネセサリー…何がネセサリー?」
最近アメフト部には俊敏性、機敏さが足りなかった。「キビンサ?」
それを鍛えるためにコーチと彼の弟の録音によるテープと共に体操を行うという。
- ロバート先生は上の空
「素晴らしいスピーチ、期待してまっせ」
今年のベストティーチャー・オブ・ザ・イヤーを受賞したロバート先生は明日の朝礼でスピーチをすることに。
教頭がロバート先生にそのスピーチを期待していることをしつこく告げまくる。神出鬼没な教頭はとても印象的。
- レンジャーのゲリラ撮影
「何!? まさちゅーせっちゅちゅーのりょきゃくきひゃっきの…」
特撮ヒーロー「ターキーレンジャー」の撮影に突然呼び出された、ターキーレンジャー役のライアン。
監督から指示された内容はセリフを一言読むだけという簡単なもののように思える。しかし撮影は困難を極める。
- 俺の爺ちゃん
「お前っ、おめぇ爺ちゃんの体ん中でツボ入んなよ」
アントニオが彼の爺ちゃん、エミリオの体調の異変に気付く。
医療機関に頼る手段がないので、「~系」が口癖の妻のエヴァと共に爺ちゃんの体の中を覗いてみることに…
主なTHBCの番組系
- Mori Mori Cooking
冒頭のような導入で、オカマのローズとマリーが料理を紹介する。なお、どの料理のレシピもかなり難易度が高い。
料理する場面は実写で、それを二人がバックで解説しながら進行していく。
二人の会話はとてもフリーで、説明そっちのけで話が関係ない方向へ反れてしまうこともしばしば。
- 突撃! レコードホルダーズ
「トリゾーです♪」
落語家のレポーターのトリゾーが色々な世界一の人物、スポットを求めて世界各地をロケしに回る。
ところがその世界一の内容が大体ショボく、仕事を選べないトリゾーの気苦労が随所で見て取れる。
トリゾーのダジャレや妙なヤラセ感など、昔のテレビ番組を思わせる場面も。
- ナターリアの部屋
ナターリアが様々な芸能人をゲストに招くトーク番組。パフォーマンスが披露されることもある。
民族音楽と新ジャンルとのミックスを追求した沖縄の「GUSHIケンバンド」には特にナターリアが手を焼いている。
GUSHIケンバンドのメンバーはみんな寡黙でボソボソと喋るため、会話自体がスムーズに進まないのである。
- トレンドハンティング
「てぇ~~んぐだよぉ!」
司会のDJ.MAXと着ぐるみのテングちゃんがトレンドの楽曲を紹介する。
紹介される曲にはターキーズヒルの住人が登場することもあり、歌のクオリティ、専用PVの完成度も高い。
メディアミックスもしてます系
日産自動車の「note」のCMに本作が使用された。低燃費少女ハイジも同じくnoteのCM連動作品である。
他にも、英検のPRキャラクターやNECノートパソコン「LaVie A」のCMなどにも本作が使用されている。
商品展開も行われておりWiiやDSでリズムゲームも発売された。
また、iOSやAndroidでもパズルゲームが配信された。その他各種グッズも豊富。
本作の名シーンを切り抜いた動くボイス付きのLINEスタンプや、ターキーレンジャーのしゃべってコンシェルもある。
「あなたにとって追記・修正はなんなの?」
「…necessary!!」
「そうですよ追記・修正はネセサリーですよ、ネセサリーは必要ですからねぇ」
「あの…お義母さんそれ、和訳しただけですよ」
何言ってんだアンタ。The World Of 追記・修正だよ。
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▷ コメント欄
- 日本製だったのかこれ…… -- 名無しさん (2021-09-28 20:45:49)
- なんでブラしてんの? -- 名無しさん (2021-09-28 21:30:30)
- ブラじゃないよ、大胸筋矯正サポーターだよ -- 名無しさん (2021-09-28 21:35:09)
- 声が大きい -- 名無しさん (2021-09-28 23:03:54)
- プルパイがやたら美味そうだった記憶がある -- 名無しさん (2021-09-29 01:39:16)
- で、なんでブラしてんの? -- 名無しさん (2021-09-29 02:59:54)
- 低燃費少女ハイジのやつが一時期頭から離れなくなった時期あったなぁ -- 名無しさん (2021-09-29 09:46:44)
- 2↑フゥー······ブラじゃなくて大胸筋矯正サポーターだよ -- 名無しさん (2021-09-29 10:09:09)
- ほんとあれぱっと見ブラにしか見えないよね -- 名無しさん (2021-09-29 16:12:08)
- 本物の大胸筋矯正サポーターって加圧シャツみたいなもんだから、多分劇中につけてる奴は本物のブラを偽物として買っちゃった系だと思う。 -- 名無しさん (2021-09-30 10:57:02)
- プルパイ? -- 名無しさん (2021-09-30 13:22:46)
- ジェットコースターで大気圏突入みたいな摩擦熱発火するエピソード本当に好き。 -- 名無しさん (2021-09-30 18:42:28)
- ジェットコースターで大気圏突破してて笑ったわ -- 名無しさん (2022-01-14 07:59:14)
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