登録日:2021/03/05(金) 10:13:00
更新日:2024/05/24 Fri 13:58:47
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烈火の炎 鬼 暗殺 格闘 噛ませ犬 式紙 愛すべきバカ達 空海 空 仏の顔も三度まで 人格者 武術集団 最澄
いい勝負をしよう
ここから我ら「空」の伝説は始まる
空とは、『烈火の炎』に登場する武術集団の事である。
【概要】
「東北の地最大の殺人集団」とも呼ばれる、戦闘集団。
本来は200年以上続く、伝統ある格闘集団であった。
しかし、近年は戦いの場も少なく、その名を汚してでも残すために暗殺稼業を行う集団となっていた。暗殺に手を汚すくらいなら名を残すべきではないんじゃね、とか言ってはいけない。*1
そんな折、裏武闘殺陣の招待状が舞い込む。
師範代である空海は、この武祭で暗殺者・殺人者としてではなく格闘集団として名を挙げることを考え、出場を選択。
花菱烈火ら『火影忍軍』とはAブロック一回戦で戦う。
結果として火影に敗れてしまうも、その戦いぶりを認められ名をあげることはできた。
なお、彼等が大会に賭けたものは不明である。*2
裏武闘後は火影忍軍の仲間となり、SODOM編では裏武闘で戦った五人を含めた多くの人員がゾンビ兵たちを相手取り火影忍軍をサポートしたが、少なくない数が門都により殺害されてしまった。
なお、原作では最澄以外は火影魔導具の使い手ではないが、アニメでは全員の武器や肉体の特殊技能が魔導具によるものとなっている。
【構成員】
- 大黒
CV:大滝進矢
裏武闘殺陣での「空」チームの先鋒。
「空」随一の棒術使いで、棍棒を回転させながら突くことで威力を高めることができる。
水鏡と戦うも、実力差はかなりあり、「つまらない曲芸」といわれてしまい彼の氷紋剣の前に完敗。
性格は南尾いわく「いつもクソ真面目」だとか。
- 南尾
CV:伊藤健太郎
裏武闘殺陣での「空」チーム次峰。
猫目が特徴的。
ゴムのように異様にやわらかい体を持ち、物理的な攻撃はほとんど効かない。
自身の体の特性を生かして、土門を挑発しながら攻撃していくも、殺害のためジャンプしてから攻撃しようとした隙に彼の秘密兵器「嘴王」で締め付けられ肉を固めさせられてしまい、パンチを受け戦闘不能に。
この時土門も南尾の連続攻撃のせいでダウンしてしまったので、試合上は引き分けという結果だが本人は土門の事を「自分に勝った男」と認めている。
後に、SODOM編で再登場した折には死四天・門都の襲撃に遭い火影側のネームドキャラとしては唯一死亡してしまう。
しかし、裏麗最強の門都に「一人だけ少し楽しい奴いた」と評されているあたり、それなりに健闘はしたのだろう。
その後、同じく殺された「空」のメンバーと共に紅麗の炎として一時的に蘇り、門都を倒し、無念を晴らした。*3
- 藤丸
CV:伊藤栄次
裏武闘殺陣での「空」チーム中堅。
他の面々と異なり性格は卑劣かつ下劣で品がなく、「空」の恥とまでチームメイトに言われてしまっている。
暗殺の現場を見られたなら詫びる様子もなく幼い娘であっても殺害*4 したり、風子に対してわざとポロシャツとスキニージーンズを破いていく戦法をとり恥をかかせたりするなど、テンプレ的な悪人。ぶっちゃけ「空」の悪名を増長させてるのはコイツが大半を占めてるんじゃないかと言われてもおかしくないレベル。
一方、「殺人で飯を食っているから、女子どもでも容赦しない」など、卑劣ではあるが暗殺者としては正しい意見の持ち主。自身が悪人である分自分の同類に対する勘も鋭く、木蓮の芝居も瞬時に見破った。
「空」で一番素早く、その素早さと、ブーメランのように投げれば戻ってくる二本の鎌が武器。
風子に対して卑怯な手を用いて徹底的に辱めたうえで殺そうとするも、彼女の「風の爪」の前に敗北。
火影戦後は少なくとも仲間に対しては多少人情味ある言動を見せるようになった。また、覗き魔でもあるらしく女子の盗撮写真をいくつか持っている。
SODOM編ではマリーの館で休憩し、ジョンに続いて彼女の犬にさせられ「モグ」と名付けられた。
……さらには後述の最澄に対し素直じゃない言葉で励ますシーンがあった際、周囲から「好きな子に意地悪をするタイプ」と言うとんでもない評価を受けている。
- 最澄
CV:野田順子
「空」チーム副将。「空」ナンバー2の実力者でもある。
性別は男だが、片目を隠した中性的な人物。裏麗死四天の葵とはクリソツ。
ちなみに作者も性別をあいまいにしようとしたこともあるくらいにはかわいい。*5そんなところまで葵とクリソツにせんでも。
空海の娘である「魅空」とは空海公認の仲だが、最澄はオクテなため恥ずかしがっている。
「戦うことに理由があるなら、それは何かを守るため」という信念の持ち主で、格闘集団としての「空」の誇りを守ろうとしている。
そのため、「空」が暗殺稼業を行うようになった際には誰よりも嘆いていた。
原作版では「空」唯一の魔導具使いで、使用するのは「式紙」。紙を操れる魔導具。紙を折った千羽鶴で攻撃したり、胸に包帯のように巻いた紙を伸ばしたり、紙で刃を作るなど様々な使い方をしている。
上記のファイトスタイルのためか折り鶴を一瞬で折れる特技を持っている。また、式紙を使う際は短歌を詠む癖がある。
烈火と互角の勝負を演じるも、実は心臓に疾患があり、このせいで15分以上は戦えない体の持ち主であったため、スタミナ負けした。
火影戦後、後から火影入りした小金井と打ち解け、兄弟分のようになる。小金井の本気を引き出したいと思ったジョーカーに斬られてしまい、瀕死の重傷に陥るも、後に回復して小金井を激励した。
SODOM編では師範代になっており、元麗(魔)の餓紗喰、火車丸、月白と共闘して門都と戦う。序盤で魔導具の影響で隔離された月白以外は全員本気を出しつくすも、門都は終盤まで本気を出してはいなかった。
まあ相手は裏麗最強だから仕方ない。むしろ、彼に本気を出させるまで追い詰めたことを褒めるべきだろう。
この時、どう見ても15分以上戦いを継続しているあたり、心臓病は克服できたようである。*6
- 空海
CV:石塚運昇
「空」の大将にして師範代。42歳で、魅空という一人娘がいる。
「仏の空海」の異名を持ち常に柔和な笑みを浮かべた人物で、首から下のゴツさに目をつぶれば名前通りの僧侶を思わせる佇まいである。かなり年の離れた烈火たちにも気軽な態度で接するフランクな性格。
いつもは温厚で、礼儀をわきまえた人物であるが、三度攻撃を受けると「鬼」となり、敵の殺害も辞さない冷酷な戦闘マシーンとなる。
過去、魅空がとある武術集団に人質にされた際この姿となった時は16人いた相手を一人で殺害したとのこと。
その実力は十神衆の音遠、幻獣朗をして「寒気が出る強さ」、「文字通りの変身」とかなり高い評価を下している。というか、一部の十神衆には普通に勝てるレベル。
最澄が敗れたために「空」チームは敗退扱いとなったものの、「ハンデ有りで終わっては納得できない」という烈火の意見を汲み、主催者の森光蘭の特別許可の元烈火と試合を演じ、「鬼」の姿となり彼を圧倒。
しかし、それは本気で殺害をするつもりではなく烈火に時として非情になることを教え、彼を導くためであった。
非情さを教えるために己の腕を斬り落とさせようとするも、烈火は「オレはオレなりのやり方で勝つ」とそれを拒否。
その考え方に共感した焔群が新たに彼に力を貸し、焔群をまとって攻撃力を上げたパンチで吹っ飛ばされて、烈火の考え方を認め降参した。
ちなみに、原作の空海戦は勝ち負けに関わらず火影の1回戦突破が確定してあるため実質エキシビションの扱いだったが、
アニメではこれまでの試合結果を全て無効にされ、空海戦のみでチームの勝敗を決めるという決定が下された。
SODOM編では師範に昇進していた。
木蓮と命に苦戦する烈火の助っ人として参戦。
命の最強の傀儡魔導具「大飛出」を「鬼」となり本気の一撃で粉砕し、その中の命を戦闘不能に追い込むほどの力を見せるも、流石の「木竜」には彼の打撃も通用しなかった*7。
元十神衆の命の切り札を圧倒する空海の力強さ、そしてそれを打ち破る「木竜」の強度を実現した木蓮の執念の力がよくわかるであろう。
最終回では「殺しなしのクリーンな大会」として第四回裏武闘殺陣を主宰。
団体戦ではなく個人戦のトーナメントのようだが、「鬼」となれる空海自身や全身機械の神威、魔導具なしでも怪力を誇る餓紗喰など一部選手が強すぎじゃね?とか言ってはいけない。
- 魅空
空海の一人娘。年頃は烈火や最澄らと同年代で父親に似ず非常に可愛い。
暗殺稼業のことを知っているかは定かではないが*8、最澄の人の良い性格が争いごとの多い「空」に向いていないと苦言を呈している。
追記・修正は三度殴られて鬼となった人がおねがいします。
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▷ コメント欄
- 「鬼」となるといっても理性はあるし本気を出すだけで、多重人格系ではなさそうだな -- 名無しさん (2021-03-05 17:14:57)
- 空海好きだったわ。普段の気のいいオッサン具合といい、鬼モードの凶悪な面構えといい、割と序盤のボスだけど終盤でも十分通用するところといい。 -- 名無しさん (2021-03-05 18:02:59)
- 大黒って生きてたのね 門都戦で他のメンバーと一緒にやられてたのかと思ってたわ -- 名無しさん (2021-03-05 18:45:58)
- 空海は魔導具なしで最低でも十神衆平均レベルの強さを備えてる怪物。正直1回戦当時の烈火で勝てたのは奇跡に近い(空海本人が負けるつもりだったのが大きいが) -- 名無しさん (2021-03-06 00:08:46)
- そういえばトップの師範は出てこなかったな。空海は師範代だし。 -- 名無しさん (2021-10-14 19:28:11)
- 間違いなく第四回裏武闘殺陣の優勝候補の筆頭。鬼モードは原作では魔道具ではなく素の能力なので、天堂地獄崩壊(魔道具の消滅)後も問題なく発動可能と思われる。 -- 名無しさん (2023-12-12 16:32:19)
#comment
*2 終盤で空海が師範代から師範に昇進した事から、「空」の前師範の引退の可能性もある。
*3 その後紅麗は彼等の「炎」を一切使っていない事から、魂は解放された模様。
*4 といってもその幼い娘は犯行の目撃者でもあるので、これは暗殺者としては完全に正しい判断である。
*5 オマケ漫画では自分の性別がどちらなのか作者に質問したが「…あれ?」と返されてショックを受けていた。
*6 恐らく、柳の治癒能力がジョーカーの傷だけでなく心臓もある程度治していたのかもしれない。
*7 ただし、烈火が木竜を内側から焼いた事である程度脆くなったのか、木蓮が明らかに苦しみだした直後に一撃を叩き込むとその部分は表面の樹皮と言える部分が砕け内部の確認が出来る程度に破壊出来た
*8 ただかつて裏組織にて人質になったことがあり、その時空海は愛娘のために「鬼」となり組織の連中を肉塊になるレベルで皆殺しにしたらしい
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