登録日:2021/02/23 (火) 12:11:14
更新日:2024/05/24 Fri 13:51:16NEW!
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僕の秘密を教えようか。いつも怒ってる。
ブルース・バナー(Bruce Banner)とは、マーベル・シネマティック・ユニバースの主要登場人物。
本名はロバート・ブルース・バナー(Robert Bruce Banner)。
ガンマ線の影響で興奮状態に陥ると巨大な緑色の肌の怪物「ハルク」へと変身する能力を持った科学者。そして、アベンジャーズの主要メンバーの一人である。
演:エドワード・ノートン/日本語吹き替え:水嶋ヒロ(『インクレディブル・ハルク』)→演:マーク・ラファロ/日本語吹き替え:宮内敦士(『アベンジャーズ』以降)
アベンジャーズの主要メンバーの中では数少ない、大幅なリキャストが行われ、『インクレディブル・ハルク』と『アベンジャーズ』以降では見た目の印象が大きく違う。しかし、映画内で顔を変えた設定にはされず、『インクレディブル・ハルク』の影響を残した場面も多い。
人物
実験中の事故と逃亡生活
生物科学、放射能物理学、ガンマ線の研究の第一人者であり、学会でも天才と称されていた博士だった。
性格はいたって温厚で争い事を好まない人物。
しかし、そんな中、陸軍のサディアス・ロス将軍にガンマ線の身体に与える影響についての研究を依頼される。
それが、米軍が密かに再開させようとしていた第二次世界大戦中の超人兵士計画の基礎研究とは知らなかった。
そして、彼はロス将軍の娘で恋人のベティ・ロスの協力の下自ら被験者に志願し、ガンマ線の照射実験を決行。
だが、実験は失敗し、自身の体細胞は異常なものへと変化。怒りといった興奮状態に陥ると体細胞が変化し、巨大な怪物へと変身し暴れ、ベティやロス将軍を含めた多くの人を傷つけてしまったのだ。
この実験を機にロス将軍からは完全に敵とみなされ、体の変化から実験の成果を得るためのサンプルとして軍に狙われる羽目となり、ベティと別れて逃亡生活を開始する。
逃走中は自分の体を元の状態に戻すための研究を続けたが、悉く失敗した。
自身の変化については「病気」のように思っており、一刻も早く体を元に戻して普通の生活をしたいと願っていた。
アベンジャーズへのスカウト
その途中で、友人のサミュエル・スターン博士の協力で一時的に自分の体を元に戻した直後に米軍に捕えられるが、そのゴタゴタの中で捕獲チームの一人で超人血清を投与されたエミル・ブロンスキーが自分の血を輸血し、アボミネーションに変身して暴走。
これを止めるために再びハルクに変身し、彼を鎮圧して姿を消した。
その活躍で戦略国土調停補強配備局(S.H.I.E.L.D.)に目を付けられ、世界各地のヒーローを集めたチーム、アベンジャーズの技術顧問としてナターシャ・ロマノフにスカウトされる。
とはいえ、彼の制御の困難さはフューリーやナターシャといったS.H.I.E.L.D.メンバーには承知の上であり、ヘリキャリア内にハルク用の檻が設置されるなど、腫れ物のような扱いを受けていた。
そのことに彼自身も気付いており、どこかよそよそしい周囲の人物に内心苛立ちを覚えていた。
そして案の定、S.H.I.E.L.D.の命で追跡していたアスガルド人のロキに目を付けられる。
アベンジャーズ内に疑心と不和を誘発させ、さらにヘリキャリアをクリント・バートンのチームに強襲させることで怒りを煽られ、ハルクに変身してヘリキャリア内を破壊した挙句に地上へと落下。
怪物となった自分に自己嫌悪するが、仲間の危機に駆け付け、今度はヒーローとして変身し、ニューヨーク決戦においてソーと並ぶパワー担当として真価を発揮した。
そして、彼はある時は科学者、またある時はヒーロー「ハルク」として、嫌悪していた自分の力でアベンジャーズのメンバーとして活躍することとなり、彼本来の性格であっただろう楽天的な部分も出すようになった。
能力
変身
ガンマ線により体細胞が変質し、興奮状態に陥ると巨大な緑色の肌をした怪物に変身。
廃船のような大きな体つきから「ハルク」と呼称される。
凄まじい怪力を有し、巨大な敵に対しては体当たりや腕力を以て叩き潰す。
変身すると怒りに感情を支配され、一たび暴れだすと怒りが収まるまで変身解除できない。
しかし、アベンジャーズに入ってからはナターシャやトニーといったチームメイトの力添えもあって、理性を取り戻すことが容易となった。
『バトルロイヤル』においては2年間もハルク状態のままだったため、人格がバナーのものと分離し、精神年齢の幼いわがままなキャラクターとしてソーからは親しみを持って扱われた。
『エンドゲーム』では研究の結果、通常状態の肉体と脳をハルクのものとの融合に成功し、「スマートハルク」と呼ばれる、「小型化し服を着ているハルク」として常にバナー状態を維持できるようになった。
周囲の人物との関係
- エリザベス“ベティ”・ロス
元恋人で同じ研究室の博士。
仲睦まじいカップルだったが、実験失敗によって変身したバナーが彼女を傷つけてしまい、ロス将軍から遠ざけられ、自身も身を引いた。
その後、スターンの元に会いに行くにあたって研究データを持ち込む際に再会し、彼の秘密を知ってもなお愛が再燃し、ニューヨークへの旅に同行。
事件以来、バナーを実験動物扱いして追跡する父サディアスには嫌悪感を抱いている。
そして、ハルクとアボミネーションの戦いを見届けるが、直後にバナーは彼女の前から姿を消し、それ以来会っていない模様。
『インフィニティ・ウォー』の公開後、彼女もサノスの指パッチンによる犠牲者である設定が明かされているが、それをバナーが知っていたかは触れられなかった。仮に知ってたとしたら、『エンドゲーム』序盤のサノスの態度に激怒していたのも無理はない。
- サディアス“サンダーボルト”・ロス
元恋人の父親で、実験の依頼者である陸軍将軍(後に国務長官に昇進)。
実験に失敗して娘を傷つけられて以来、バナーを標的とみなしており、彼の体細胞を調べつくして超人兵士計画の研究材料にしようと目論み、彼を執拗に追跡する。
アボミネーションの戦いでは彼を援護し、爆破しかかったヘリから救助もされるが、やはり危険な存在として扱うのは変わらず、『シビル・ウォー』では「核兵器」呼ばわりしている。
単独映画の続編未制作及び、ユニバースの作劇の事情でバナーがアベンジャーズに入ってからはニアミスを繰り返していた。
- サミュエル・スターンズ
チャット仲間「ミスター・ブルー」としてハルク化解除の研究に協力していた。
彼の発明品のおかげで一時的に元に戻っていたが、実はハルクの血を保管し兵器に転用しようとしていた。
アボミネーションに襲われて切り傷からハルクの血が流入したため体が変質し、S.H.I.E.L.D.に研究対象として捕らえられた。
- エミル・ブロンスキー/アボミネーション
標的としてバナーを追ううちに、彼の強さに魅せられ、自身も強くなり、人間を超越することを望むようになる。
やがて、ハルクの血を輸血し本物の怪物へと変化。ハルクと激闘を繰り広げる。
- [[ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ>ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ(MCU)]]
自分をアベンジャーズに勧誘した人物であり、大切な存在。
最初は自分を利用しているものと思い、信頼していなかったが、戦いを共にし、彼女に怒りを宥められることを繰り返すうちに、女性として愛するようになる。
一時は弱気になった彼女を連れて逃げることも考えたが、ソコヴィア事件で「怪物」としての自分を彼女から遠ざけるために身を引く。
3年後に再会した時には彼女自身の心境の変化も相まって気まずい関係となり、そのまま5年も特に進展がなかった様子。
- [[トニー・スターク/アイアンマン>トニー・スターク/アイアンマン(MCU)]]
チームメイトの一人で、同じ科学者仲間。
同じく理系同士として気が合い、共同研究で様々な発明品を生み出しているが、ウルトロンを生み出してしまったこともあった。
スティーブと仲違いした時には「電話しろ」と念押ししたが、トニーが仲間達に後ろめたさを感じていた事や、来襲したブラック・オーダーへの対処を優先したために結局電話はなされず、自分でかける羽目になった。
- [[ソー>ソー(MCU)]]
チームメイトの一人で、同等の怪力を持つ。ヘリキャリア内での二人の戦いでは周囲にかなりのダメージをもたらした。
サカールのバトルロイヤルでチャンピオンと挑戦者として再会した時には、「弱い」と一蹴して見下しながらも遊び相手として付き合い、バナーに戻った後も協力してヘラと戦った。
ソーがサノスに殺されたと思った時は悲しんだが、ワカンダの戦いに駆け付けた時には満面の笑みを浮かべて喜んだ。
『エンドゲーム』においても自堕落になった彼を心配していた。
- [[スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ>スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ(MCU)]]
チームメイトの一人。彼の高潔さには一目を置いている。
ナターシャのチームメイトとして、彼から恋愛のアドバイスを受けていた。
- [[クリント・バートン/ホークアイ>クリント・バートン/ホークアイ(MCU)]]
チームメイトの一人。
- ニック・フューリー
科学者として彼を雇うが、実際にはハルクとしての力を利用する気だったようで、そのことに気付いたバナーからは警戒されていた。
- [[ロキ>ロキ(MCU)]]
ハルクのことに気付き、アベンジャーズの分裂のために彼に精神的負担を与え、ヘリキャリア内でハルクに変身させるよう誘導した。
その後、ニューヨークにおいてハルクに迫られ、「私は神だぞ」と強がるが、床にビッタンビッタン叩きつけられ撃沈した。
以来彼からは恐れられるようになり、自身を見るや否や星から逃げようとする程。
- ヴィジョン
トニーの熱い説得を受けて、マインド・ストーンを利用してトニーと共同で彼を生み出した。
- ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ
彼女の精神攻撃を受けて、ヨハネスブルクの街で大暴れして壊滅的被害をもたらしてしまう。
- グランドマスター
惑星サカールにて彼の所有物となり、チャンピオンとして有名になったことで一番のお気に入りとして重宝される。
- ヴァルキリー
サカールで知り合ったソーの仲間。「怒る女」としてお気に入りだった。
バナーとして会った時は当初ハルクと同一人物とは気付かなかった。
- ドクター・スティーヴン・ストレンジ
ヘイムダルに逃がされた際、彼の住むサンクタムに墜落してサノスの存在を警告した。
- [[ティ・チャラ/ブラックパンサー>ティ・チャラ/ブラックパンサー(MCU)]]
ワカンダの戦いで共闘。
- シュリ
ヴィジョンのマインド・ストーン切除手術をする際に彼女に状況を説明し、機能向上のためのアドバイスを受けた。
- [[サノス>サノス(MARVEL)]]
スペース・ストーン強奪のために強襲した際にハルクとして迎え撃ったが、彼の圧倒的な戦闘力により敗北し、以来ハルクの力を要求したがるバナーに辟易してハルク人格が出てこなくなってしまった。
ハルクバスターになった後でも負け続き、リターンマッチは結局為されなかった。
各作品での活躍
インクレディブル・ハルク
ブラジルの町ホッシーニャで潜伏中のところをジュース工場で血がジュースに混じったことを機に居場所がバレ、ロス将軍の指揮する特殊部隊に強襲される。
工場のゴロツキに絡まれたところをハルクに変身し、特殊部隊を一蹴して逃走。
そして、ミスター・ブルーことスターンに会って元の体に戻るべく、研究データを取りにカルバー大学の研究室へ向かい、そこでベティと再会して協力を得る。
だが、またも特殊部隊の追手が来てハルクとして対決。ここでブロンスキーと初めて戦うが、彼に重傷を負わせた。
その後、ベティと共に隠れながらニューヨークへ向かい、スターンと面会して彼の実験器具で一時的に変身能力を止める。
だが、ブロンスキーに襲われロス将軍に捕まるが、そこでアボミネーションに変身し暴れるブロンスキーの一報を知り、自ら変身して彼と戦った。
ロス将軍とベティを助けながらアボミネーションを殺そうとしたが、ベティに止められアボミネーションを軍に突き出し、ベティの前から姿を消した。
その後、ベラクーラでの潜伏中に自分の意志でハルク化が出来るようになったと仄めかされるも、その後の作品群では殆ど無かった事にされている。
アベンジャーズ
インドでの潜伏中にS.H.I.E.L.D.に居場所を特定され、ナターシャからアベンジャーズへのスカウトを受ける。
当初は逃走中のロキを発見するための技術顧問で、ロキから押収したセプターの研究も担当した。
だが、次第に隠し事をするS.H.I.E.L.D.や諍い合う仲間達に苛立ちを募らせ、クリント率いる部隊がヘリキャリアを強襲したことで完全に理性を失い、ハルクとして大暴れしてソーと対決、さらには鎮圧にあたった戦闘機を破壊して地上に落下した。
理性を取り戻した後は地球の危機にニューヨークに駆け付け、今度はヒーローとしてハルクに変身し、パワーをもってチタウリの群れを圧倒し、ロキに仕返しを果たした。
その後はトニーと共にS.H.I.E.L.D.の技術者として協力するようになった。
アイアンマン3
今作の出来事を語るトニーの聞き役となっていたが、途中で退屈になり寝ていた。
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
彼の鎮静剤として作られた薬が、フューリーの偽装死に使われた。
また、ヒドラのインサイト計画の標的にもなっていた。
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
技術者としてアベンジャーズに協力する一方、戦闘ではハルクとして暴れて敵に被害をもたらしては、ナターシャから宥められて元に戻っていた。
ナターシャへの恋心が募っており、スティーブからアドバイスを受けることもあった。
トニーから平和維持プログラム「ウルトロン」の開発の協力を頼まれ、渋々協力するが、マインド・ストーンを元に作られたウルトロンはジャーヴィスのデータを破壊し、アベンジャーズに宣戦布告して逃走してしまう。
そして、ウルトロンの手がかりを追うために出撃したヨハネスブルクで、ワンダの精神攻撃により錯乱状態となり、街で見境なく暴れてトニーの装着したハルクバスターと激しい戦いを繰り広げる。
鎮静はできたものの、周囲に忌み嫌われる自分への自己嫌悪が極大化し、同じく自分の過去に悩むナターシャと共に逃げることも考える。
その後、ウルトロンが利用しようとした人工細胞とヴィブラニウムの肉体、そしてマインド・ストーンを使って、トニーから真のウルトロンを完成しようと持ち掛けられ、科学者としての本能に抗えず承諾し、ヴィジョンが誕生した。
ウルトロンによってソコヴィアに囚われたナターシャを救出した後ハルクに変身し、再び怪力で活躍。
そして、クインジェットを奪いピエトロを殺したウルトロン・プライムをジェットから放り出すが、ナターシャの労いの通信を断ち切って、彼女を傷つけないために自らクインジェットごと姿を消した。
マイティ・ソー/バトルロイヤル
なぜかクインジェットごと宇宙に飛ばされ、惑星サカールに漂着し、グランドマスターのバトルロイヤルでチャンピオンにまで上り詰めた。
好きなだけ暴れ、チャンピオンとして慕ってくれるサカールの環境に定着した彼は身も心もハルクに支配され、自分を忌み嫌っている地球に帰らないとまで思うようになる。
だが2年後、ヘラに敗れて漂着したソーと再会し、彼から説得されるが、知ったこっちゃないとばかりに彼をボロボロに打ち負かす。この時、覚醒しかけたソーにより敗北しかけるが、グランドマスターの横やりで試合には勝てた。
その後、ソーを見下しつつも友達として気に入るが、隙を見たソーは脱出し、それを追いかける。そして、追いかけた先のクインジェットで、ナターシャの映像を見てバナーに戻った。
しばらくはバナーとしてソーの脱出に協力し、ソーやヴァルキリーの陽気なノリに振り回されながらも明るく付き合っていた。
そして、ヘラの使い魔フェンリスや死者の兵士に襲われるアスガルド民を助けるため、自らハルクに変身。フェンリスを倒し、ソーが復活させたスルトにまで立ち向かおうとしたが、ソーに止められた。
その後、ソーとヴァルキリーを連れてステイツマン号に帰還し、ソーの王座戴冠を祝福した。
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
サノスの襲撃を受け、彼に戦いを挑むが、最初はパワーで優勢だったものの、格闘術により優位に立たれ、大敗してしまう。
その後、ヘイムダルによって地球に転送され、ドクター・ストレンジのサンクタムに墜落。彼と、久しぶりに再会したトニーに警告した。
ブラック・オーダーに襲撃を受けた時は、ハルクに変身しようとしたが、都合のいい時だけ利用するバナーに嫌気が差したハルクが変身を拒否し、変身できなくなってしまう。
トニーが宇宙へ旅立った後はスティーブに連絡して応援を呼び、アベンジャーズ本部へと向かいローディと合流。そんな中、本部にロス長官からの通信が入り、彼に気付かれないように別室に身を潜めて会話を聴く中で、ヒーロー達がソコヴィア協定で活動を制限されている事や、ロスが国際社会に対する絶大な権力を手に入れた事を知る。スティーブ達も本部に到着すると、ヴィジョンの対処のためにアベンジャーズの仲間達と協議し合い、ワカンダに協力を依頼する事を決定。
マインド・ストーンの破壊を提案するヴィジョンに、「僕やトニー、ジャーヴィスといった様々な要素が絡み合っているから純粋なヴィジョンとして取り出せるかもしれない」と反論し、ワカンダ王女シュリとも科学談義に花を咲かせた。
ワカンダでの戦いではハルクバスターを装着。やけにテンション高めですっころんだ際はオコエに睨まれていた。
ヴィジョンを殺そうとしたカル・オブシディアンとパワー勝負で挑み、アーマーを半壊させられるが、千切られた右腕のロケットを起動し、カルを吹っ飛ばしてワカンダのバリアに激突させて倒した。
サノス相手には再び手も足も出ず、ハルクバスターごと壁に埋められてしまう。
アベンジャーズ/エンドゲーム
二度にわたる敗北でサノスへのリターンマッチにも弱気だったが、自分の行動を正当化するサノスには怒りを爆発させていた。
サノスの死後5年の間で、自らの実力不足を恥じ、自分を見つめなおすためにハルクの力を「病気」としてではなく「自分のもう一つの一面」と捉え、彼との共存を決意。
研究の結果、肉体と脳を融合させ、小型化したハルクのまま維持する「スマートハルク」の状態となった。
この甲斐あって、以前は嫌われ者だったハルクも、子供達の人気者になって一緒に写真をせがまれるなど充実した日々を送る。
タイム泥棒作戦をトニーに断られたスティーブ達に、タイムマシンの開発を頼まれるが、非専門分野なのも相まって失敗。スコットを赤ちゃんにしたり老人にしたりして笑って誤魔化した。
幸いなことに、トニーが駆け付けたことで装置は無事完成した。
作戦では2012年のニューヨークに向かい、タイム・ストーンを所持していたエンシェント・ワンに石を渡してもらえるよう交渉するが、石が消えると未来が分岐し、闇の軍勢と戦える力がなくなるとして拒否される。
だが、未来の弟子のストレンジが自ら石を差し出したと伝えると、彼の思惑を察知した彼女によってタイム・ストーンを託された。
そして、現代において、クリントと同行したナターシャがソウル・ストーンと引き換えに命を犠牲にしたと知り、深い悲しみに暮れる。
だが、彼女の死を無駄にしないためにも計画を続行させ、ガンマ線でできた体であることを理由に消滅者を戻す「指パッチン」の実行者に志願した。
インフィニティ・ストーンのパワーに押されながらも、ナノ・ガントレットによって「指パッチン」を行い、消滅者を元に戻したが、自身の右腕は炭化して使い物にならなくなった。
そのせいか、サノスの攻撃で生き埋めになり瓦礫を持ち上げる時や、乱闘の時でも上手く戦えなかったようだ。
戦いの後はインフィニティ・ストーンを使ってナターシャを生き返らせることも考えたが、断念している。
余談
- 『インクレディブル・ハルク』で演じたエドワード・ノートンは、その後の路線としてダークな作風を想定していたが、降板により単独作品の続編が保留状態となった。また、演じる役者がマーク・ラファロに代わったことも相まって、バナーの性格も、単独作品の頃から明るくなっていった。
演者が変わらなかった場合、現在までのMCUの流れはどう変化していたのか、単独映画の続編は実現していたのか、バナーというキャラクターの性格がどのように描写されたのか考えるのも興味深い。
ハルク!最後の最後に追記・修正するのは知ってるけど、今がその時なんだよ!
イヤだああああ!!
ええい、この分からず屋の大男!知るか!僕が自分で追記・修正する!
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▷ コメント欄
- ブルーなのに緑色 -- 名無しさん (2021-02-23 13:26:06)
- エンド・ゲームでのドラマはカットされたシーン含めても物足りなかった。 共存するまでの過程すっ飛ばしてるからなぁ。 -- 名無しさん (2021-02-23 13:50:53)
- 初期に暴れたとはいえ段々戦闘面で目立たなくなっていくのが悲しかった -- 名無しさん (2021-02-23 14:15:41)
- ↑CWに居たら大変だし… でも気持ちはすごくわかる。もう1つくらい単独作品があればなあ。 -- 名無しさん (2021-02-23 14:28:34)
- ルッソ監督曰く「右腕の回復は無理」らしいけど、やっぱりこのキャラは五体満足でいて欲しいなぁ。 -- 名無しさん (2021-02-23 14:57:12)
- 最後にハルクとして暴れたのがタイム泥棒作戦の時に、少しはハルクらしく振舞っておくとこだしな。せめてラストの決戦シーンは負けてもいいからサノスに一矢報いて欲しかった -- 名無しさん (2021-02-23 16:12:13)
- EGではアントマンにデカブツ一撃、ゴツイ幹部踏み付けとかパワー系のお株奪われちゃったしなあ -- 名無しさん (2021-02-23 16:43:39)
- 「ハルク」って名前の由来は「廃船(hulk)」からだからね。「船の部品」じゃないよ。 -- 名無しさん (2021-02-23 18:14:12)
- 巨体だから目立つけど他と比べてパワーしか取り柄が無いからねぇ。巨体に見合った得物があればよかったのかもだけど、それはそれでハルクっぽくないっていう意見もありそうだし。 -- 名無しさん (2021-02-23 18:33:54)
- 変身の度に服や靴が破けるのに、ズボンとパンツは絶対破けない不思議 -- 名無しさん (2021-02-23 19:01:41)
- 好きなアメコミヒーローなんだけど映画だとただただ暴れるだけじゃ難しいんだろうなぁ -- 名無しさん (2021-02-23 19:38:25)
- ↑2 どこからは忘れたけど、トニー御謹製の超伸縮する破けないパンツ履いてるんじゃなかった? -- 名無しさん (2021-02-23 19:49:54)
- 「インクレディブル~」の冒頭でまるでオリジン話の映画があったかのようなダイジェストを流したのは巧いと思った -- 名無しさん (2021-02-23 20:34:23)
- ソーに言った「お前、ブルース、好き。ハルクじゃない」はハルクの偽らざる本音だったんだろうな。称賛されてポーズとったり、バトルロイヤルではハルクの知られざる一面を見た。ハルクなりに他人のことは見てるし、嫌われたりしなければ無意味に暴れたりしないんだなって。 -- 名無しさん (2021-02-25 17:40:16)
- IWでハルクバスター着てはしゃいでる博士がかわいかったw -- 名無しさん (2021-02-26 13:53:22)
- とはいえ、理性的にならないと指パッチンができなかったって考えると……。でもやっぱりハルクの戦いが見れなかったのは残念だったな -- 名無しさん (2021-02-27 21:13:47)
- そういやデッドプールSAMURAIでも今バナー状態で気絶してるからサノスと戦えてないんだよね。不遇! -- 名無しさん (2021-03-20 09:12:42)
- デッドプールSAMURAIで満を辞して変身したもののサノスに瞬殺。しかも天丼。やっぱり不遇って言うか活躍させどころが難しいって言うか -- 名無しさん (2021-04-06 12:00:25)
- マーク・ラファロが『バトルロイヤル』序盤10分を生放送した話が面白すぎる -- 名無しさん (2022-01-14 15:59:39)
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