お義姉さんと僕。

ページ名:お義姉さんと僕。

登録日:2020/12/25 (金) 19:58:23
更新日:2024/05/24 Fri 12:45:50NEW!
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鬼ノ仁 ジャイブ 漫画 女教師 おねショタ 義姉 ブラコン 家族 クリスマスに建てたかった項目 男子校 お義姉さんと僕。 月刊comic rush 先っちょ当てクイズ


『お義姉さんと僕。』とは、鬼ノ仁による漫画作品である。



概要

男子高校生・小暮伸広とその義姉・如月美月のエロくておバカな日常を描いたエロコメ漫画。
毎回8ページで全15話、単行本は1巻136ページとかなり薄いが、連載されていた『月刊COMIC RUSH』では不定期連載だったため、
掲載期間は2008年から2011年と長め。


単行本では書き下ろしのカラーページ(プロローグ)とエピローグが掲載されているが、カラーページはエピローグ直前の時系列である。
作者によればエピローグでの「締め」は少し悩んだそうだが、やはり幸せな幕引きがいいということで書き下ろしたとの事。


あと作者が元一級建築士なだけあって背景(如月邸)が結構オシャレ。
作者はアダルト漫画畑出身の人だが、乳首などの露骨な性描写は第1話のみ。(単行本では、の話だが)
コミックス発売時には「とらのあな」限定で18歳未満閲覧禁止の同人誌が同封された。


舞台は不明だが、6話の海水浴では如月姉弟が神奈川県鎌倉市と思しき街並みを自転車で通っており、「家の近く」という台詞があるので恐らくはその辺と思われる。


あらすじ

ひとりぼっちになって行き場がなくってしまった伸広くんは、これまた一人暮らしの如月先生の家に転がり込みました。
けれども、お姉さんは家の中では、とてもだらしなく、下着でウロウロしたり、伸広くんにすぐに抱き着いたり…と、
思春期の伸広くんにはドキドキの毎日なんです!!


(単行本裏表紙より引用)



登場人物

  • 如月美月

本作のヒロイン。
伸広が全く出てこなくても登場する(15話では妄想のみの登場でオチ1コマのみ)ため実質的な主人公とも取れる。
物語開始3年前の冬までは父と二人暮らしだったが、それからどうにか1人暮らししていたらしく、4か月前のクリスマスに伸広と同居している。
茶髪(白黒紙面では白抜き)のロングヘアを持つ長身美女で、伸広よりも背が高く巨乳でモデル並みのプロポーションを持つ。
単行本表紙では緑のリボンで髪をハーフアップに纏め肩パッドのデカいワイシャツ+ワインレッドのベストという女教師ルックであるが、
本編では8割家で過ごしているので下着姿の方が多い。


伸広の高校(男子校)の数学教師で、ただ1人の女性教師なだけあって全校生徒の憧れの的。
…しかしその実態は非常にグータラで、酒癖は悪く、ハダカや下着姿でうろつくのは日常茶飯事、家事は殺人級に下手糞。
寝相も寝起きも最悪で、数限りないほど目覚まし時計を破壊しており、結局毎朝伸広がベッドから引きずりおろして全裸にされてシャワーを浴びせられ、
ちゃんと起きるのは朝食(勿論伸広作)を食べる頃になってから。伸広が来る前はどうやって朝起きていたんだろう。
TVゲームをしてはキレてハードごとぶっ壊すほど短気者でもある。
身体能力が異常なほど高く、蹴り一発で山田を保健室の扉ごとぶっ飛ばしたり、
地団駄で雪を落としたり、校長とオリベを二人纏めて投げ捨てたりもしている。
男子と混ざってパンプス+タイトミニでサッカーをやっても圧勝するほど。
オマケにパンツが見えたぐらいでは全く同様せず、山田・オリベ・校長のセクハラ3人衆くらいでなければ鉄拳制裁まで及ぶことはまず無い。


またかなりのブラコンであり、初めて会った時から10歳も下(つまり開始時の美月は25~6歳)の伸広を溺愛している。
そのブラコンぶりは水着のブラを無くした時には素手でガードさせたまま帰宅し(あまりの衝撃に伸広は記憶喪失になった)、
脱衣オセロで(色仕掛けで)勝利した際には伸広の美尻に目を輝かせるほど。本当に教師なのかこの女…。
大柄なため体重を気にしているが、毎朝引きずり回している伸広には1桁代まで把握されている。
その事を知ったら、伸広に対して冗談で「私と結婚しなさい」と命じているが…?
性経験の有無は不明だが、山田のニセ垢が発していた「年下好き」に関しては当人も認めている。



  • 木暮伸広

本作の主人公。眼鏡。美月よりやや色が薄い茶髪(白黒紙面では白抜き)。
両親を失い(理由は不明)、物語開始の4か月前に如月家に引き取られた。美月の父の養子に当たるはずだが、姓は変えていない。
あまりにも奔放すぎる義姉にてんてこ舞いしている常識人。超が付くほどの怖がりで、ホラーやスプラッタ映画は大の苦手。
将棋や卓球、的当てなど技術が必要なゲームに関しては美月に対し勝率100%を誇る(脱衣オセロでは負けた)。
当初から美月を「性の対象」としてはめちゃくそ意識していたが、次第に「家族」として認識していくようになる。
そして最終回ではその2つではないもう1つの関係を抱き…。



  • オリベッティ

校医。美月に負けず劣らずの巨乳美女。赤毛で、ショートヘアを二つに分けてヘアピンで固定した形容しづらい髪型をしている。
眼鏡の似合う知的美人だが、常日頃からインチキ外国人みたいな喋り方をしておりテンションも無駄に高い。
チューブトップとタイトミニの上から白衣を羽織るというラフな格好をしている。
その正体は根っからのバイセクシャルであり極度のヘンタイ
美月に対して変態性欲を抱き隙あらばものにしようと目論んでおり、そのための外堀として伸広に迫っている。
伸広が美月との交際を考え始めた際にはエロい妄想の世界に入りつつも後押しをした。
如月姉弟にいっぺんにフラれたことで多少のショックはあったが、直後に山田に偶然優しくされたため以降は山田に恋をしてしまい、しつこく付きまとっている。
プロローグ/エピローグではスク水らしきものを着用している。



  • 山田

伸広のクラスメイト。坊主刈り。第1話目ではそれなりにイケメンだったが、作者が面倒だったのか最終的にモブ顔になった。
オリベや校長に並ぶほどのスケベで、美月と同居している伸広に嫉妬している。
一時期、美月に成りすましてボヤッキー(SNS)のニセアカウントを作っていたが、美月に強制解約(物理)された。
成績も最終回で全科目赤点を取るなどかなり低い。
突如として終盤でオリベとフラグを建ててしまい、性豪な彼女に追い回されている。



  • 校長

ハゲデブヒゲ目無し。
オリベと共に懲戒免職級のセクハラを美月に働いたため2人揃ってボコボコにされた。
プロローグではサーフィンを披露している。






以下ネタバレ含む


美月から「結婚」の2文字を口にされて半年。2度目の夏を迎えた伸広は、美月の些細な言動にも胸動かされるようになっていった。
下着姿でうろつかれようが動じなかったはずなのに、今では義姉のふとした仕草に目も心も引かれていく。
まっさらな青空の下、プール掃除を終えた伸広は隣で寝転ぶ美月に胸中を明かす。


「最近僕…義姉さんを見るとドキドキするんだ…変かなぁ?」
「今までドキドキしてなかったのっ!?」
「え?」
「ショックぅ~! 自信なくしちゃいそ~! 私ってば魅力不足!?」


落胆する美月に動揺が隠せない伸広であったが、そんな伸広を見て美月はまた悪戯っぽく笑う。


「な~んて! …帰ったら、もっとドキドキすること…する?」


結局それが何なのかは、校長の邪魔で伸広には伝わらなかったのだが。
この夏の日の告白は、後の2人の運命を変えていくことになったのは間違いないだろう。


そして…(以下、作者による同人の描写。18歳未満の読者諸君は読まないように

+ -

☆ ☆  ☆
「いいよ…動いて…」
時刻は真夜中。無機質な如月邸の窓から、光が漏れる。
その奥では教師と生徒でも、■■と■■でもある二人の男女が、激しく愛し合っていた。
背後から貫かれた女は夜の帳を引き裂く嬌声と共に果て、その深奥からずるりと少年は分身を抜き去る。


「もう疲れちゃった?」
「義■さんには勝てないよ!」
軽口を叩きながら、女は少年の愛刀を包む鞘を抜き、その奥の白い塊を愛おしそうに飲み込む。
その光景に目を丸くする少年が愛おしくて、女は自ら己の股座を開き、更なる情愛を誘う。
鞘に守られぬ獣の愛は、少年にとって、この夜が初めてであった。
朝が弱い事を気にしつつも、少年は言われるがままに眼前の女を抱き、その刀を突き入れる。
2度目のホワイトクリスマスと同じように…だが、酒ではなく愛に陶酔しながら、二人は唇を重ねた。
きつく互いを抱きすくめ、上と下とで激しく繋がりながら、二人は同時に絶頂へと誘われていく。


「ほんとにセックス好きだね…」
「あら そうじゃないわよ」
「じゃあ嫌いなの?」
なおも性交を嘆願し、普段より更にだらしない姿を晒す女は、少年の問いにウインクして答える。
「■広だからい・い・の」
矢折れ刀尽きていた少年も、この物言いに奮い立たぬはずがなかった。
背後から女を抱え、見ただけで安産型とわかる大きな尻を…
なぜダイエットなどしなければならないのか疑問でならない細くくびれたウエストを…
そして豊かに実り、次の世代を育む大きな乳房を掴み、一心不乱に少年は情動と腰を突き動かす。


「こんな…してたら…赤ちゃんできちゃうよぉ!」
普通そう言うセリフは女の側が言うべきではないのだろうか、という心配を吐露する少年に、
女は「ん…嫌なの?」と当然のことを言っているかのように問い返す。
何のことは無い、最初から女は体も心も残りの人生も、全て少年に捧げることは覚悟の上だったのだ。
かつて「今は女性が長生きなんだから問題ないんじゃない?」と言っていた頃から。



もはや誰も2人の中に入ることは出来ない。
病める時も、健やかなる時も、死がふたりを分かつまで____




単行本収録のプロローグは、伸広が美月を起こしに向かう所から始まる。
採点で疲労困憊、あいも変わらず爆睡する義姉をいつものように全裸にして、伸広は引き摺って行く。
美月が目を覚ましたのは、6話で伸広と一緒に訪れた思い出の砂浜。
「いろいろあったわねぇ…」
「いろいろあったねぇ…」
命の始まりである海を眺めながら、ぼんやりと呟く二人。
プロローグは伸広のこのセリフで終わる。


「本当にいろいろあって義姉さんと僕は…今は本当の家族なのです」




そして迎えたエピローグ。
出番が無い事を嘆くオリベにあいも変わらず乱暴狼藉を働かれる美月であったが、浜辺に泣き声が轟き一時休戦。
鳴き声の主はかわいい双子の赤ちゃん。オリベに年を聞かれ、美月は「もうすぐ1歳です」と応えた。


高校を出てすぐ、伸広は美月と入籍したのである。
エピローグ時点で美月は30~31くらいになるはず*1だが、年齢に加え2児の母であるにもかかわらずそうは思えぬ抜群のプロポーションのまま。
維持できるのは勿論、夫の献身と愛ゆえであろう。


義姉と義弟だった2人は、生涯の伴侶となった。
家族の物語は、これからも続いていく…。




「OH~! ナントイウコトDEA~TH! コノ終ワリ方デハワタ~シハ魔法使イDEA~TH!!」
「ふむ、それでは山田君がオリベ君と追記・修正したらどうかね」
「やめてぇ~! そんな最終回発情期望んでな~~~い!!」


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*1 伸広が高3の時に美月が出産したとすれば29歳だが、流石にそんなことをすれば辞職確定なので、実際はエピローグ時点でオリベ共々三十路超えは間違いないと思われる

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