羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来

ページ名:羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来

登録日:2020/11/15 Sun 20:07:06
更新日:2024/05/23 Thu 12:49:04NEW!
所要時間:約 6 分で読めます



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ぼくらの居場所は必ずある

















概要

小黒シャオヘイ戦記センキ ぼくが選ぶ未来』とは、2019年に製作された中国のアニメ映画。監督はMTJJ。製作は寒木春華スタジオ。


2011年よりWeb上にて公開されている、MTJJ監督による自主製作アニメシリーズ『羅小黒戦記』の前日譚を描いた劇場版として製作された。
前日譚ではあるものの、Webアニメ版との繋がりは設定面について触れられる程度なので、今作から見ても問題なく楽しめる。
2022年10月からは日本語吹き替え版を全5話で分割放送している。



黒猫の妖精・小黒シャオヘイが妖精たちの戦争に巻き込まれながらも成長していくファンタジーバトル作品である。
魅力的な登場人物や妖精の可愛らしさといったキャラ面が豊富だけでなく、画面いっぱいに繰り広げられる大迫力のバトルシーンも魅力的で、中国では3.1億人民元(49億円)の大ヒットを記録。
日本では当初字幕版がミニシアター系で公開されていたが、口コミで徐々にその評判が伝わり、2020年11月6日にアニプレックス監修による豪華吹き替えキャストの日本語吹き替え版が公開された。









ストーリー

森に住む黒猫の妖精、シャオヘイ。彼は日々長閑に過ごしていたが、人間による森林の伐採によって住処を追い出され、様々な土地を渡り歩いていた。
そんなある日、彼は同じ妖精のフーシーと出会う。彼とその仲間たちと共に孤島での生活を勧められ、初めての仲間に心を寄せるシャオヘイ。
しかし、その直後、人間でありながら絶大な霊力を持つ館の執行人・ムゲンが島を襲い、フーシーらは逃走したがシャオヘイは逃げ遅れ、ムゲンに捕まってしまった。
そのまま彼はムゲンによって妖精館に連れて行かれることとなる。
シャオヘイは当初は警戒していたものの、海原や陸地での旅を共にするうちに、ムゲンから金属を操る術を教わりながら彼に心を許していく。
その頃フーシーは、長い間降り積もってきた人間への憎悪を晴らすべく、ある計画を実行しようとしていた。その鍵は、シャオヘイが握っていた……。




登場人物


主要人物

  • シャオヘイ(小黒)

CV:花澤香菜
小さな黒猫の妖精。人間態は猫耳のついた黒髪の少年。
産まれて日は浅いため、変化術には慣れておらず出来るのは巨大化くらいだが、御霊系・金の能力と空間系の能力を有している。
住処の森を伐採により追い出され、宛もなく彷徨っていたところをフーシーに出会い彼を慕うようになる。
しかし、直後ムゲンの襲撃で彼に拘束され、館への旅に付き合わされる羽目になるのだが、共にするうちに次第に彼や人間に親近感を抱くようになる。

実はシャオヘイの空間系の能力は「領界」と呼ばれ、自分の霊域を外部に開放し飲み込む桁外れの力を秘めていた。
その力をフーシーに奪われ、一時は命の危険に晒されるも、さらに強い力を発現し……。



  • ムゲン(無限)

CV:宮野真守
妖精館の執行人の青年。
人間だが400年以上生きており、凄まじい霊力を持つ最強の執行人。御霊系・金の能力と空間系・己界の能力を持つ。
金属を操る力に長け、拘束から切断まで自由自在。周りに金属が溢れる都市部では特にその力を発揮できるが、格闘と自前の金属板の操作だけでフーシーら4人をまとめて圧倒できる怪物。
己界は外界の無機物を己の霊域に取り込む力。中には彼の居宅が保存されている。
一見クールで冷徹そうな人物だが、実は天然で親しみやすい性格。
ひょんなことから出会ったシャオヘイに未知の可能性を感じ取り、自分の下で修業しないかと持ち掛け、彼を弟分のように可愛がる。



  • フーシー(風息)

CV:櫻井孝宏
シャオヘイが初めて出会った妖精の青年。真の姿は黒い豹。御霊系・木の能力と生霊系・強奪の能力を持つ。
年齢はおよそ200歳で妖精としてはまだまだ若造だが、実力は一派でも最強。
穏やかで仲間想いな面倒見のいい人物であり、シャオヘイは一目で彼に懐くようになる。
しかし、ムゲンをはじめとする館の関係者からは行動が過激な危険人物として睨まれており、裏ではある計画を企んでいた。

龍遊市になる以前にあった森に住んでいた妖精だったが、開拓によって住処を失い、人間を憎むようになる。
そして、人間をこの世から一掃するべく、シャオヘイの持つ「領界」の力を利用し、妖精の理想郷を作ることを計画する。
他者の能力を奪う「強奪」の力を使い、シャオヘイの力を奪い取ってしてしまうが……。




フーシーの仲間

  • ロジュ(洛竹)

CV:松岡禎丞
明るく人懐っこい長髪の青年。御霊系・木の能力を持ち、フーシー同様に樹木を操るだけでなく、種精霊を飛ばして周囲の探索を行う。
シャオヘイには一番親しく接しており、シャオヘイを利用することに内心拒否感を抱いていた。



  • シューファイ(虚准)

CV:斉藤壮馬
冷静沈着な角の生えた色白の青年。一派では最年長。
御霊系・水の能力で氷を操る。


  • テンフー(天虎)

CV:杉田智和
食いしん坊な巨大な虎の妖精。一派では最年少。
御霊系・火の能力で炎を操る。



  • アクウ(阿赫)
  • イエツ(葉子)

龍遊市で合流した二人組の刺客。
長髪のアクウは心霊系・傀儡の能力で人間を意のままに操り、大柄なイエツは御霊系・土の能力で岩石を操れる。

映画の冒頭でシャオヘイを襲った人間は実はアクウの洗脳を受けており、つまりフーシーの出現も合わせて仕込み。幸か不幸かシャオヘイがその真実を知ることは最後までなかった。



館の関係者

  • パンジン(潘靖)

CV:大塚芳忠
龍遊市の妖精館の館長。
人間と妖精両方に太いコネクションを持ち、両者の共存のために働いている。
街で起きた一大事にも慌てず騒がず、冷静な対処を持って部下を動かす。



  • キュウ爺(鳩老)

CV:チョー
ひょうきんな老人の妖精の執行人。他人の能力の鑑定ができる。
ムゲンとは古い知り合いで、彼の久々の弟子(?)取得を祝福していた。(もっとも、ムゲンは弟子にする気は進まないようだが。)
人間に住処を追い出された過去があるが、それに諦観を感じている。



  • シュイ(若水)

CV:豊崎愛生
狐の妖精の少女の執行人。
ムゲンの大ファンで、彼を見るたびにしょっちゅう懐いてくる。
人間が好きで、人間の発明品には夢中。



  • ナタ(哪吒)

CV:水瀬いのり
本部から派遣された凄腕の執行人の少年
御霊系・火の能力を持ち、シューファイを秒殺するほどの実力を持つ。
シニヨンヘアー(付け毛)は本人は嫌っているが、外すと認識されないらしい。



  • ガコ(画虎)

古書店を営んでいる妖精。普段は老人の姿だが、真の姿は可愛いリス。
描いた絵を実体化させる能力を持っていたが、フーシーに力を奪われる。



  • ミン先生(閔先生)

館とは一線を引き隠居暮らしをしている妖精。
生霊系・霊音の能力を持っている。



  • ユシ(羽夕)
  • イフー(逸風)
  • カンセン(冠萱)

終盤で事態収拾のために派遣された館の妖精たち。
それぞれ上から順に仮面の大男、回復能力持ちの白髪ツンツンヘアーの少年、記憶操作能力持ちのでこ広青年である。




その他


  • 花の妖精

CV:宇垣美里
龍遊市で花屋を営んでいる妖精。
街にやってきたシャオヘイを歓迎し、花をプレゼントした。



  • シャオパイ(小白)

Webアニメ版のもう一人の主人公の少女。エンドロールに登場し、「運命の猫」の到来を占われる。








用語

  • 妖精

自然から生まれた、特殊能力を持った存在。
人間よりも長寿であり、彼らの存在を認識している人間はごくわずかである。



  • 能力

妖精の持つ生来の特殊能力のこと。
御霊系、空間系、造物系、心霊系、生霊系、鎖御系の6つに大別される。
御霊系の能力は更に火、水、土、木、金の5つの属性に分類される。
修行次第で複数の系統の能力を持つことは可能だが、空間系だけは生まれ持った素質が必要で、修行で会得することはできない。



妖精と人間の共存のために働く組織。
中国各地に支部が存在しており、本部は完全な異界にある。



  • 執行人

館において妖精間の衝突の調停を担当している役職のこと。



  • 霊域

全ての生物が持つ力の源となる空間。
通常は一人につき一つしか持てない。

















「これはいい記事なんだ。追記・修正以上の価値はあるぞ」


「荒らしだー!!」


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  • メインが花澤香菜、宮野真守、櫻井孝宏……そして櫻井キャラが裏切る……ウッ、頭にアニメ版GODZILLAが -- 名無しさん (2020-11-15 21:26:04)
  • フーシーが人間の入植からすぐ憎しみに走ったのではなく自然と人が共存して生きてた頃は発展の様子や祭りの風景とか見ながら「これも悪くないか…」って感じで受け入れてたのがいいよね。そこから本編に至るまでの長い間に許し難い段階まで至ってしまった感ある。 -- 名無しさん (2020-11-16 00:30:47)

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