登録日:2020/06/21 (日) 16:30:30
更新日:2024/05/20 Mon 10:47:03NEW!
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俺は、お前を、胸がキュンキュンするようなメインヒロインにしてやる!
『冴えない彼女の育てかた』とはファンタジア文庫から出版されているライトノベルである。
タイトルの「彼女」は「ヒロイン」と読むが、略称は「冴えカノ」。
作者は丸戸史明。イラスト担当は深崎暮人。
両名ともに縁の深い恋愛ADVが作品の軸となっており、そのため作中には台詞の引用や業界ネタといったあらゆる形でその手の小ネタが仕込まれている。
特に「WHITE ALBUM2」や「パルフェ」など、丸戸史明が過去にシナリオを手掛けたエロゲーのネタは頻出。当然全く知らなくてもストーリーに支障はない。
本編は全13巻で完結済。
ナンバリング外の作品としては短編集の『FD(ファンディスク)』2冊、本編の出来事を主人公以外の視点から描いた『Girls Side』3冊、
店舗特典などで出た若干メタ入ったものも含む短編とキャラクター紹介、インタビューが収録されている『Memorial』2冊が刊行されている(2020年6月現在)。
このうち『Girls Side』はFDやMemorialと違い本編と密接に関わっており、外伝だと思って読み飛ばすとストーリーの理解に支障をきたすので注意。
あとがきや裏表紙で言及されている通り、『Girls Side』が本編7巻、『2』が9巻、『3』が12巻に対応している。
2度テレビアニメ化されており、1期は2015年1月から、2期は『冴えない彼女の育てかた♭』の題で2017年4月から放送された。
1期・2期ともに0話として1話より後の時系列を描いた露骨なサービス満載のアニメオリジナルエピソードがある。
また、2019年10月には『冴えない彼女の育てかたfine』の題で劇場版アニメが公開されている。
1期・2期・劇場版全て脚本を原作者の丸戸史明が担当しており、原作7巻以降の展開が若干異なっている。
☆あらすじ
オタク高校生の「安芸倫也」は桜舞い散る坂道で、ある少女と運命的な出会いをする。
インスピレーションを受けた倫也は、その少女をメインヒロインにしたギャルゲーの制作を思いつき、
同学年の美術部エース「澤村・スペンサー・英梨々」と学年一位の優等生の先輩「霞ヶ丘詩羽」をスタッフに迎えようと邁進する。
そんなある時、倫也は運命的な出会いをした少女が、特に目立たない普通のクラスメイトの女子「加藤恵」だったことを知り、愕然とする。
倫也は加藤恵をゲーム中で絶対的なヒロインにしようと決意するのだが…。
(アニメ公式サイトより)
☆主な登場人物
安芸倫也
CV:松岡禎丞
本作の主人公。豊ヶ崎学園二年B組。blessing software代表・企画・プロデューサー・ディレクター担当(以下登場人物の学年・役職はすべて7巻以前の内容準拠)。
自他共に認めるオタク男子であり、その範囲はゲーム、アニメ、漫画、ラノベと多岐に渡る。
それらの布教にも心血を注いでおり、1年の学園祭ではアニメ上映会の正式な許可を取り付けるために毎日職員室に通い、最終的には教頭と口論するまで至った。
この出来事が原因で、学園内での知名度は美女として名高い詩羽や英梨々と並んで高い(倫也本人は恵に言われるまで知らなかった)。
また、誰にも見られてなくても交通ルールは守る、18禁の同人誌は例え英梨々が描いた物でも読まないなど規範意識が非常に強い。
与えられた作品を楽しむいわゆる消費型オタクだったが、ある日のアルバイト中に桜舞い散る坂道で恵と出会ったことでインスピレーションが沸き、ギャルゲーを作ることを志す。
しかし、その後ただのクラスメイトとして恵と再会し、ギャルゲー的な理想をことごとく打ち砕かれてしまったことで逆に奮起し、
恵本人を巻き込んで恵をメインヒロインのモデルとしたギャルゲーを作る決意を固め、同人サークル(後に『blessing software』と命名)を立ち上げる。
ヒロインたちに好意を向けられるも、お約束通り鈍感。
とりわけ英梨々・詩羽は崇拝すべきクリエイターであるため、恋愛対象として認識していない。
澤村・スペンサー・英梨々
CV:大西沙織
金髪ツインテール貧乳ツンデレ(デレ抜き)幼馴染みヒロイン。二年G組。blessing software原画・グラフィッカー担当。
イギリス人で外交官の父と日本人の母を両親に持つハーフお嬢様で、一目見た誰もが目を奪われる金髪碧眼と白磁のような白い肌を持つ豊ヶ崎二大美女の一人。
だがその実はオタクな父と腐女子の母の元に産まれ純粋培養されたディープなオタク。
学園内では「人当たりの良いお嬢様」「美術部のエース」として通っているが、倫也や詩羽など本性を知る一部の人間の前ではワガママで激情家な本性をさらけ出す。
裏では柏木エリの名で同人絵師として活動しており、時流に乗りつつも安定して高いクオリティに定評がある。両親協力の元で運営している個人サークル「egoistic-lily」は
コミケで毎回壁サークルになる程の大手。本人曰く「売れるから」という理由で毎月のようにイベントに参加し、人気ジャンルの18禁同人誌を出して荒稼ぎする同人ゴロとしての一面も持つ。
倫也とは家が近所で小中高と同じ学校に通う10年来の幼馴染みで、家族ぐるみで倫也をオタクの道に引きずり込んだ張本人。
幼少期は病弱だったため倫也と遊ぶときはいつも英梨々の家だったが、そこで一緒にアニメやゲームをやることで仲を深めていった。
しかし、小学3年生時のクラス替えで1,2年から引き続き倫也と一緒のクラスになり、それまで以上に親密に話すようになったことで新しいクラスメイトの嫉妬を買い、倫也共々いじめの標的にされた。
その後英梨々はオタクであることを隠すようになり、一方で倫也はオタクを誇示したまま居場所を広げていったため、いじめが止んでからも倫也とは疎遠なまま小中学生時代を過ごしていった。
高校生になってから倫也の方から歩み寄り、オタクグッズのやり取りという形で交流を再開。その後倫也がギャルゲー制作を志すにあたって原画・グラフィッカー担当として勧誘される。
疎遠になる前からずっと倫也に好意を抱いており、ゲーム作成に誘われた際は復縁要請だと思い込んで超ウキウキだったが、実情を知り愕然とした。
詩羽ともども基本的に超受け身であり、倫也から迫ってくる前提のため、一人の異性として見ようとしない彼とは全く進展しない。
小説一巻目の表紙を飾ったヒロインにもかかわらず本編内では所謂負けヒロインのような損な役回りであったり、スピンオフも詩羽と違って3巻完結だったりと不憫な点が多い。
霞ヶ丘詩羽
CV:茅野愛衣
黒髪ロング巨乳黒タイツヤンデレ(?)下ネタ先輩ヒロイン。三年C組。blessing softwareシナリオ担当。
元豊ヶ崎ナンバーワン美少女にして現豊ヶ崎二大美女の片割れ。授業中はほとんど寝て過ごしているにもかかわらず、一応進学校である豊ヶ崎で学年1位を誰にも譲ったことがないほど成績優秀。
普段はあまり表情を変えず物静かなため下級生からはその見た目とスペックの高さから尊敬を集めているが、その実は壊滅的なコミュ障で、口を開けばドSで毒舌な本性をむき出しにする。
そのため同級生や教師といった近しい人からは恐れられており、同じく美少女として名高い英梨々と違い同級生に友達はいない。
『恋するメトロノーム』(以下『恋メト』)が不死川書店のファンタスティック大賞に選ばれたことをきっかけに「霞詩子」の名でラノベ作家としてデビューしている。
英梨々と違って隠しているわけではないがそもそも面と向かって訊いてくる人がいない。
『恋メト』1巻が出た当初は重版がかかる気配がないほど売れず、全5巻構想にもかかわらず編集長からは3巻で打ち切りだろうと言われていたが、
倫也が「TAKI」という名前でブログで公開したレビューがきっかけで2巻発売直後から書店から追加注文が来るようになり続刊に至った。
そして初のサイン会でお互いを同じ学校の先輩後輩だと認識したことをきっかけに倫也と交流するようになり、『恋メト』に関する話に花を咲かせた。
しかし、発売前の『恋メト』最終巻の初稿を倫也に渡し、見て感想を言うように求め、倫也がそれを拒絶したことがきっかけで決別。
詩羽としてはその原稿を通してある思いを伝えようとしたが、倫也は物語に責任は持ちたくない、混じりっけなしの霞詩子の話が見たいというあくまでファンとしての感情からこれを拒否。
その結果、詩羽は皮肉を込めて倫也のことを「倫理君」と呼ぶようになり、『恋メト』は当初のヒロインの沙由佳ではなく追加ヒロインの真唯と主人公が結ばれて完結した。
その後3か月ほど交流を絶っていたが、倫也がギャルゲー制作を志すにあたってシナリオ担当として勧誘される。
しかし、シナリオライターではない上になまじ小説家としての能力が高いため、あろうことか「絵もBGMも声もいらない、文字だけで十分」というゲームシナリオとしては最悪の代物を作り上げてしまったりもしている。
大胆なアプローチをしたりホテルに連れ込んだりするも、一歩踏み出せないヘタレ(スピンオフではそれが浮き彫りになっていた)。
普段の言動も相まって、からかいや意地悪程度にしか認識されない。
彼女を語る上で『恋メト』の存在は大きく、スピンオフ『冴えない彼女の育てかた 恋するメトロノーム 』でも彼女の掘り下げは勿論、自身の担当編集となった倫也と共に不完全燃焼となった『恋メト』と向き合っていく内容となっている。ちなみに全10巻とこの手のスピンオフとしては長期連載でもあった。
波島出海
CV:赤﨑千夏
低身長おさげ巨乳人懐っこい系後輩ヒロイン。穂野田中学校3年A組。
3巻より登場。後述する伊織の妹。倫也から見て2歳下の後輩にあたる。
素直で従順な性格をしているが、それ故に意図せず地雷を踏んでしまうこともしばしば。また重度の乙女ゲーオタクであり、倫也同様スイッチが入ると周囲をドン引きさせるほど熱弁する。
1年前から「ファンシーウェーブ」という個人サークルを立ち上げ自分で描いた同人誌を販売するようになったが、兄の伊織の同人界での立ち位置については知らない。
主人公と攻略対象の男性のカップリングという乙女ゲー界隈においてはニッチな同人誌を書いており、サークルとしては若干の固定ファンが付くにとどまっている。
絵師としての実力は粗削りながらも高く、倫也には「ここ1年で見た同人誌で一番のお気に入り」、売れるかどうかの目利きに定評のある伊織をして「天才」と言わしめるほど。
小学5年生のころ、当時中学生の(ちょうど英梨々と疎遠になっていた)倫也と出会う。知り合った当初はショートカットで日焼けした女の子っぽさの薄いスポーツ少女であったが、
誕生日に倫也から乙女ゲー『リトルラブ・ラプソディ2』を携帯ゲーム機ごとプレゼントされたことがきっかけでオタクの道に引きずり込まれた。
それから倫也とともにオタク友達として濃密な時間を約1年半もの間過ごしてきたが、家庭の事情で名古屋に引っ越した。
それから3年後に東京に戻ってきて倫也に再会し、自分が参加する夏コミのサークルチケットを渡す。
その後、色々あって英梨々をライバル視するようになり、その意を汲んだ伊織によって大手サークル「rouge en rouge」が出す同人ゲーム『永遠と刹那のエヴァンジル』の原画家となり、blessing software(というより英梨々)に真っ向から勝負を仕掛ける。
波島伊織
CV:柿原徹也
爽やかイケメン元親友ライバル。桜遼高校二年三組。よく学校名を間違えられる。
前述の出海の兄で、同じく3巻より登場。
一見するとパーマがかかった茶髪の爽やかイケメンなリア充男子だが、その見た目に反して倫也以上のオタク。
しかしオタクとしてのスタンスは倫也とは対極の「ゴロ」であり、作品を利用して自分の地位を向上させ同人業界にて大物になることを重視している。
オタクコンテンツに関する知識や人脈が広く、初対面の大物とも親しく話しかけ気に入られるという高い対人スキルを持っている。
また、売れるものと売れないものの目利きが非常に利き、自分にとって使えるものと使えないものをわかりやすく差別する。
中学1年生のころ倫也と出会い、数十分話しすぐに親友となる。倫也は自分と同じオタクで自分よりも遥かに知識も人脈もある伊織に傾倒していったが、
親友になって1年を過ぎたころにその「ゴロ」としての本質に気づき距離を置くようになった。
現在に至っても倫也は伊織を敵視しているが、一方で伊織は倫也のことをオタクとして高く評価しており、クリエイターとしての能力を何一つ持たないのに
「柏木エリ」と「霞詩子」という豪華なメンバーを揃えオタク業界で名を挙げようとする倫也を「本質的には自分と同じ」と評している。(英梨々にも同族嫌悪と言われている)
「rouge en rouge」の二代目代表を襲名しており、blessing softwareと同じく冬コミで同人ゲームの販売を企画している。柏木エリにも原画家として声をかけたが断られていた。
なお、倫也も彼の眼力については一目置いており、詩羽のシナリオに問題がある可能性を示唆した時は、不明瞭とはいえ崇拝するクリエイターを否定する彼の言葉を突っぱねることなく受け止め、上記の問題に気付くに至った。
氷堂美智瑠
CV:矢作紗友里
高身長スキンシップ過多天才肌イトコヒロイン。椿姫女子高等学校二年三組。blessing software音楽担当、icy tail作詞作曲ギターボーカル担当。4巻より登場。
美智瑠の父と倫也の母が兄妹にあたり、倫也と同じ日に同じ病院で生まれ、生後しばらくを同じ家で過ごしてきた「原始の幼なじみ」。
以後1年のうち盆と正月の2回は実家で顔を合わせており、年の近い親戚が他にいないこともあり仲良く友達のような付き合いを続けている。
そんな経緯と女子高育ちによる純粋培養もあって倫也を異性として認識しておらず、倫也の前で露出度の高い恰好をしたり身体を密着させたりすることに全く抵抗がない。
天才肌だが飽きっぽく、バレー→演劇→バスケと部活動を転々としながら高い成果を残してきたが、いずれも半年経たず投げ出している。また、勉強は苦手。
現在ハマっているバンド活動は珍しく1年近く続いている。花形であるギターボーカルに加えオリジナル曲の作詞作曲も手掛けており、それらの曲はなぜか倫也の琴線に刺さる。
オタクに対して理解がなく、ゲームのことをピコピコと言ったり、倫也に脱オタを薦めたり、倫也のオタクグッズを捨てかけたりした。
ちなみに、同じ幼なじみとして比較された英梨々はパチモン呼ばわりされたが、倫也争奪戦における唯一のアドバンテージにして接点だった「幼なじみ」がロストしたショックでまともなリアクションが不可能になっていた。
高校1年生の秋ごろ、全国大会出場直前まで至ったバスケ部を何となく辞め日々を無為に過ごしていた時に、音楽室から流れてきた曲に惹かれ、
それをきっかけに時乃・叡智佳・藍子が組んでいたガールズバンド(後にicy tailと命名)に加入しバンド活動にのめりこんでいった。
最初は3人が用意した既存曲を演奏していたが、次第にそれらの流れを汲んだオリジナル曲を美智瑠が作成。
それを学園祭で披露したところ「伝説のステージ」と呼ばれるほど同級生の絶賛を浴び、たまたま見ていたライブハウス関係者からスカウトを受ける。
本腰を入れて活動するなら親の援助が必要になると思い親に相談したところ、そもそもバンド活動自体知らなかった父親から怒られたことで家出し、倫也の家に転がり込む。
その後、父親からバンド活動を続ける条件の一つとして倫也がマネージャーとして付くことを提示される。
美智瑠の曲に惹かれた倫也からblessing softwareの作曲を担当するよう要求されるがこれを拒否し、逆に倫也にicy tailのマネージャーになるよう要求し拒否される。
お互い譲れないものがあることを理解した上で、美智瑠は倫也に「blessing softwareは全員が無理して倫也に合わせてる歪なサークル」であると指摘し、
自分が音楽担当としてblessing softwareに参加しないことでゲームが完成せず、そのままサークルが崩壊するのを待つと告げる。
姫川時乃
CV:鈴木絵里
水原叡智佳
CV:田辺留衣
森丘藍子
CV:大地葉
4巻より登場。
icy tailのメンバー。それぞれトキ・エチカ・ランコと呼ばれている。
美智瑠が入る前は3人で既存曲を弾いて楽しんでいた。実は3人には美智瑠には無い共通点があって…?
実は元々3人は音楽とアニメを共通の趣味とするアニソン同好会。そのため弾いていた既存曲は全てアニソン。
気に入ったアニソンを持ち寄っては弾いて歌うという活動をやっていたが、美智瑠はそれと気づかず曲に惹かれ加入。
3人はとりあえず素性を隠したまま美智瑠を加えた4人で活動することにした。
美智瑠が作曲した曲に倫也が惹かれたのは美智瑠の感性が知らず知らずのうちに3人が弾いていたアニソンの影響を受けていたため。
その後美智瑠がblessing softwareの音楽を担当するのに伴い、主題歌の演奏を担うこととなる。
町田苑子
CV:桑島法子
2巻より登場。不死川ファンタスティック文庫の編集部に所属しており、霞詩子の担当編集。年齢不詳。
詩羽を手玉に取れる数少ない人物。詩羽のことを「詩(しー)ちゃん」と呼び、作家としても人としても可愛がっている。
詩羽の倫也に対する好意に気づいており、焚きつけたり見守ったりしている。
紅坂朱音
CV:生天目仁美
名前は3巻の時点で出ているが、本格的に登場するのは『Girls Side』から。
「rouge en rouge」の創設者兼初代代表者にして売れっ子漫画家にして様々なメディアミックスを手掛ける仕事魔人。
現在は「紅朱企画」という会社を立ち上げており、自らが見出したクリエイターを引き込んでいるが、
自分も含めた人を使い潰す事も厭わない為、彼女の元で大成するクリエイターがいる一方で潰れてしまうクリエイターも多い。
加藤恵
CV:安野希世乃
メインヒロイン。二年B組。blessing software副代表・メインヒロイン(役職名)担当。
倫也が桜舞い散る坂道で出会った少女。…だったが、その実高校2年からのクラスメート。前述の知名度の高さゆえ恵は倫也のことを知っていたが、倫也は名前すらよく覚えていなかった。
無表情というわけではないが表情の変化に乏しく、端麗な容姿のはずなのに目立たず、話が弾むのにときめかない、態度も存在感もフラットな普通の女の子。
その存在感の無さ故、倫也の知らないうちに倫也の近くにいて驚かれたり、逆に倫也が何か熱弁しているときに気づいたらいなくなってたりすることもしばしば。
ほとんど話したことのない倫也から喫茶店に誘われてもあっさり乗り、毎日放課後に良く知らないギャルゲー作成に参加するよう誘われても1日考えただけで快諾し、
知り合って1週間の倫也の家にもあっさり行き(英梨々が一緒だったとはいえ)特に抵抗することなく泊まり、隣町までの遠出にもついていく、等あまりにも気安すぎる性格。
また、オタクではないがその手のものに対する抵抗感も全く無く、ギャルゲーを倫也の家で無理やり徹夜でやらされた翌日に「結構楽しかった」と言ったり、
『恋するメトロノーム』を薦められた際には普通に内容にハマって全5巻をほぼ徹夜で読破してきたりするなど非常に理解がある。
「そこそこ面白そうで、そこそこ暇だったから」というドラマも糞もない理由でギャルゲー作成に加入。
サイン会の際に詩羽から恵自身がモチベーションを持って取り組まない限りこの企画は成功しないと言われていたが、倫也は自分が巻き込んだことだからと恵には伝えず自分の力でどうにかしようとした。
しかし恵はその時の倫也の様子を見て自分に出来ることをしてみようと考え、家族旅行を1人途中で抜けてまで自ら詩羽たちに相談を持ち掛けるという行動に出たため、
図らずも詩羽の危惧はあっさり解決し詩羽と英梨々を協力する気にさせた。その後、詩羽による脚本・監修の元で初めて出会った時と同じ坂道にて
「運命のやりなおし」と称してもう一度倫也とドラマチックな出会いをしたヒロインを演じて見せ、恵をヒロインとしたゲームを作ることを倫也に改めて決意させた。そして眠気が限界だった倫也によってキス寸前までいった。
blessing softwareではメインヒロインという良くわからない役職を担当させられており、実際英梨々や詩羽、美智瑠と違いゲーム作成に必要な技能を持っているわけではない。
そのため基本的にはサークルにいるだけの存在であったが…?
フラットに見えるだけで、美智瑠の登場に内心動揺していたり、黒い本音を叩きつけたりと、様々な感情が渦巻いている。
追記・修正は大手同人絵師と人気沸騰中の新人ラノベ作家と一般人を揃えた上でお願いします。
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