Action Comics: Leviathan Hunt

登録日：2020/05/16 Sat 21:28:25
更新日：2024/05/17 Fri 13:11:59
所要時間：約 5 分で読めます

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『Action Comics: Leviathan Hunt』は2019年にDCコミックスから出版されたアメコミ作品。

+ 作品情報

『Action Comics Vol.1』＃1012～＃1016
発売　2019年6月から
脚本　ブライアン・マイケル・ベンディス
作画　シモン・クドランスキー

日本では未邦訳。

ブライアン・マイケル・ベンディスによるスーパーマン・サーガ『Action Comics Vol.1』編の第3巻。
新たな敵『リバイアサン』を追うスーパーマンのメトロポリスでの日々を描いた作品。

ベンディスが担当する『Naomi: Season One』『Young Justice Vol.3』『Event Leviathan』『Legion of Super-Heroes Vol.8』と
スーパーマンの橋渡しを担っており、様々なキャラクターがゲスト出演している。
その分スーパーマンの物語としてはあまり進んでおらず、『Invisible Mafia』に変化が見られる程度になっている。
本作から巻頭・巻末にはデイリー・プラネットのツイッターが描かれ、当時の他のタイトルの状況が把握できる。

また2019年後半を牽引した大型イベント『イヤー・オブ・ヴィラン』とのクロスオーバー『The Offer』の1つで、
Red CloudとMarisol Leoneがその対象に選ばれている。

【物語】

新たな強敵にして謎の存在『リバイアサン』を追うスーパーマンは、世界中を飛び回っていた。
スーパーマンが多忙を極める中、メトロポリスには『リバイアサン』だけでなくソーンやRed Cloud、『STARラボ』、
そしてNaomiといった様々なヒーローや事件が現れていた。

【登場人物】

• スーパーマン(クラーク・ケント/カル＝エル)

メトロポリスを守る鋼鉄の男。新たな敵『リバイアサン』の謎を追い世界を駆け回っている。
ある夜ソーンと戦う『リバイアサン』を発見し情報を得ようとして失敗したが、市民を安心させるため持ちうる情報を記事にした。
その後『STARラボ』から現れた怪物について記事にまとめ、デイリー・プラネットの新オーナーのLeoneと対面するなどしていると、
覚醒した能力や自分の出自に悩むNaomiと出会い、彼女の話を聞くため『ホール・オブ・ジャスティス』に連れて行った。
そしてNaomiの調査を進めていると、パワーアップしたRed Cloudの出現を知り、説得と戦いに臨む。

≪ヒーロー≫

• ローズ・フォレスト/ソーン

凶暴な二重人格ソーンに苦しむ女性。ソーンは凶悪で夜な夜な自警団として活動し、スーパーマンや警察からも認められている。
ある夜『Invisible Mafia』を相手に暴れ回ったところ、『リバイアサン』のリーダーから突如勧誘を受けた。
当然断り何とか家に帰るも、『リバイアサン』の襲撃を受けたため、安全を確保するためにローズがGoodeにタレコミをした。
その後もソーンの暴走は止まることは無く、再び『リバイアサン』と戦ってスーパーマンと遭遇した他、
別の日には『Invisible Mafia』に再び襲撃を仕掛けたが、パワーアップしたRed Cloudの反撃を受けスーパーマンに救われた。

• Naomi McDuffie

オレゴン州の田舎町出身の17歳。その正体は異世界の地球人で、出自や自らが持つスーパーパワーについて知ったばかり。
そのことに不安を感じており、スーパーマンに相談しようと空を飛んでメトロポリスにやって来た。
着地時に街に被害を出してしまったが暖かく受け入れてもらい、『ホール・オブ・ジャスティス』で調査に応じていく。

• ワンダーツインズ、アトム(レイ・パーマー)、バットマン(ブルース・ウェイン)

Naomiの調査を担当したヒーローたち。ワンダーツインズは各種調査のサポートを担当し、
アトムはマルチバースの地図を使って彼女の出身世界を調査し、バットマンは尋問や能力の調査を担当した。

≪ヴィラン≫

• Invisible Mafia

メトロポリスで活動しているマフィア。対スーパーマンを徹底しており、その存在を知る者はメンバー以外ほとんど存在しない。
『リバイアサン』の出現にスーパーマンや街全体が揺れている隙を突き、新型ドラッグ『アポカリプス』の流通を狙う。
市長ともつながっていたが、ソーンの襲撃で思わぬ痛手を受けてしまった。

• Red Cloud(Robinson Goode)

デイリー・プラネットの新入り記者にして『Invisible Mafia』の新メンバー。赤い雲のような姿に変身できる。
一面記事を狙っており、ローズのタレコミで『リバイアサン』のリーダーの情報を入手し、一面になるチャンスを得た。
しかし変身能力が暴走し日常生活を送れなくなり、そのチャンスを不意にしてしまった。
その後レックス・ルーサーからの『ギフト』で復活すると、『Invisible Mafia』を襲撃したソーンに襲い掛かり追い詰め、
救出に現れたスーパーマンと激しい戦いを繰り広げる。

• Marisol Leone

デイリー・プラネットの新オーナーにして『Invisible Mafia』のリーダー。その正体を知る者はメンバーの中でも極少数。
しかし『ギフト』を配って回っているルーサーに居場所がバレたため、隠れ家を移さざるを得なくなってしまった。
またデイリー・プラネットにオーナーとして姿を見せ、ペリーやクラークと初対面し、自らの方針を語った。

≪その他≫

• ロイス・レーン

世界を股にかける美人記者でスーパーマンの妻。スーパーマンとは互いの活動を尊重し別居中だが、
多忙の彼を労わるために『孤独の要塞』や自分のアパートで夜を共にする。
クラークから新オーナーのLeoneの話を聞くと、冗談を交えながらも直観で彼女がギャングと見抜いて見せた。

• ペリー・ホワイト

デイリー・プラネットの編集長。社を挙げて『リバイアサン』を追っており、Goodeやクラークの持ってくるネタを精査していく。
そんな中、新オーナーのLeoneと初対面し、彼女の機嫌を伺いながら資金を要求していた。

• Trish Q

デイリー・プラネットのゴシップ記事担当。Goodeと一緒にスーパーマンとロイスのキス写真で盛り上がっていた。
ゴシップを嫌う新オーナーにクビにされかけるが、ペリーの擁護で免れ、スーパーマンとRed Cloudについての記事を任された。

• Doctor Glory

異次元についての研究をしている『STARラボ』の責任者。各地で問題を起こしており怪しい面も多い。
実験で怪物を呼び寄せてしまい、スーパーマンに対処してもらったが、原因を『リバイアサン』になすりつけた。
そのせいでスーパーマンの心証を悪くし、クラークにこれまでの危険な活動を記事にされてしまった。

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