登録日:2020/03/07 Sat 18:39:00
更新日:2024/05/16 Thu 12:58:00NEW!
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ウルトラマンティガ ウルトラ怪獣 魔神 異次元人 電磁波 人類の敵 邪悪 悪魔 落ち武者 瞬間移動 バーサーカー 外道 発狂 侵略者 毒電波 精神汚染 サディスト 怪獣 隠れた強キャラ 魔神エノメナ デバン
オレの脳みそがショートしたら、ダイゴ!オレを撃て!
お前がショートしたら…オレがお前を撃つ!
フッフッフ……
魔神エノメナとは『ウルトラマンティガ』に登場した怪獣。
プロフィール
別名:魔神
身長:54m
体重:4万2千t
出身地:亜空間
登場話:第21話『出番だデバン!』
概要
突如襲来した亜空間からの侵略者。
両肩から生える巨大な一対の角、女性的な顔と金色の装飾品、男性的な体格と低い声が特徴の巨人。
魔神という肩書から勘違いしやすいが分類的には異次元に棲む生命体にあたる様子。
言葉などで人類とコミュニケーションを取ることはなかったので目的は最後まで不明だが、終始高い知性と強い悪意に沿って行動している事だけは明確に描写されている。
性格は自身の能力で暴れ回り互いに殺し合う人間の姿や、自身の攻撃で逃げ惑うデバンとサーカス団を見て心底愉しそうに満面の嘲笑を浮かべる残酷極まりない愉快犯。
劇中では自身の能力に対して唯一の対抗手段を持つデバンの抹殺のために行動。
執拗に「ゆかいな仲間たち」一座を付け狙いながら、同時に自身の能力で人類を脅かした。
その凶悪な能力もあり、レナやイルマ隊長から「悪魔」「侵略者」と呼称された明確な人類への敵対者である。
能力
例えるならば平成版ノーバというべき存在。
その力はダイゴに「魔神は指一本動かさず人類を滅ぼすことができる」と畏怖させたほど。
下記の怪電磁波の特性から搦手に長けた怪獣だが、実際は電磁波が無くともティガパワータイプと格闘戦で互角に渡り合えるかなりの強豪。
電磁波の他にも額から放つ青いエネルギー弾や両腕の鋭い爪、爪に纏わせた電撃など攻撃手段は豊富。
加えて瞬間移動能力による神出鬼没の動きで日本各地を移動してGUTSを翻弄。更に電磁波による高い防御力と街の住民を事実上の人質に取る狡猾な戦術でGUTSは苦戦を強いられた。
劇中ではデバン以外に電磁波の中和手段は存在しておらず、仮にデバンがいなければ人類は詰んでいた可能性が大きい。
ただし瞬間移動自体は磁場の乱れなどである程度出現場所は探知可能である。
怪電磁波
両肩の角から放つエノメナが持つ最大にして最悪の特性。
正式名称「ブレインバスター電磁波」。
見た目は霧にも似た紫色の光の粒子で、エノメナが電磁波で汚染した地域は、汚染された空間全体が紫色の光で満たされた異様な光景と化す。
この電磁波は、浴びた者の脳内に「一種の恐怖ホルモン」を生成させることができる。
被害者は恐怖ホルモンの影響で凄まじい頭痛にのたうち回りもがき苦しんだ後、攻撃衝動と殺戮衝動が引き起こされ発狂。
見境なく破壊活動を繰り返し理性の無い暴徒と化し、最終的に脳のあらゆる部分が破壊されてしまう。
また副次的効果として、遠距離からのビーム攻撃を歪め照準を狂わせる防御手段としても活用できる。
その為ガッツウィングによる電磁波の影響圏外からの遠距離攻撃はほとんど意味を成さなかった。
一応電磁波の防御は頭上からの攻撃に弱いのだが、この欠点を劇中では市街地のど真ん中に出現することで、「頭上からの攻撃=避難が完了していない街に被害が及ぶ」という形でカバーしている。
加えて電磁波は空間に残留し広がり続けるようで、デバンが存在しない状態であれば街一つを数分で壊滅させられる上に、ウルトラマンティガすら例外なく凶暴化させられる程その力は強力。
実際、電磁波の直撃を受けたティガは頭痛に苛まれ、動くことすら出来ず凶暴化(=敗北)寸前まで追い込まれた。
欠点は電磁波自体に即効性が無く、凶暴化させるにはある程度の時間電磁波を照射しなければならないこと。
なので電磁波を浴びても短時間の間は凶暴化することはない。
また電磁波を中和・無害化できるデバンは目の上のタンコブというべき天敵であり、電磁波で凶暴化させられていようとデバンの力さえあれば被害者は電磁波の影響から回復できる。
劇中での活躍
デバンを追って函館、仙台、水戸に出現していたが、それゆえに物語開始の時点でGUTSに存在をマークされていた。
その後東京にいる一座を狙って顕現した事で遂にデバンの存在が露呈するが、なおも気にせずデバンを襲撃。デバンがTPCに保護された事を契機に本格的に破壊活動を開始する。
デバンに気を配る必要が無くなったせいか以前より更に強化された電磁波で暴動を引き起こして街一つを壊滅状態に追い込み、
変身したティガすら電磁波で凶暴化寸前に追い詰めて悦に浸っていたところを、勇気を振り絞ったデバンの活躍により電磁波は無効化。
逆上しデバンに危害を加えようとした姿をみて怒ったティガに角を破壊され電磁波を封じられてしまう。
角を失った後の戦闘では電撃を浴びせて一時的に有利に立つも、額をティガパワーキックで潰され成す術を失ったことで瞬間移動能力で逃げようとするが、逃亡はティガホールド光波により抑えられ失敗。
そのままデラシウム光流で倒され爆散した。
余談
デザイナーの丸山浩によるとモチーフは「落ち武者」。
追記・修正は、怪電磁波に気を付けつつお願いします。
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▷ コメント欄
- どことなくウルトラマンにも顔立ちが似ている。優美だが残忍なアルカイクスマイルがCGで歪む演出が好き -- 名無しさん (2020-03-07 19:33:39)
- 太田愛氏が初めて書いたウルトラシリーズの敵キャラ。優しい作風の同氏だけど、意外にも相互理解不可能な敵を出すことも多いんだよね。この後だとコスモスのワロガとか。 -- 名無しさん (2020-03-08 17:21:28)
- 地盤だジバン! -- 名無しさん (2020-03-08 20:00:42)
- 逃げ惑うデバンたちを追い詰める際の口角を上げて嗤うシーンが、下手なゴア表現よりもグロテスクさがあって好き -- 名無しさん (2020-05-04 21:23:39)
- ニュージェネ以降に出てきてたらどう対処してたのか -- 名無しさん (2021-08-08 22:35:21)
- この回では人間を凶暴化させるが次回も寄生した人間を凶暴化させるマグニアだった -- 名無しさん (2024-02-24 20:32:50)
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