登録日:2012/04/24(火) 13:59:58
更新日:2023/08/04 Fri 15:48:27NEW!
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戦慄する項目 アニヲタきのこ項目 名作最凶の毒キノコ 天然危険物 毒キノコ ヤブシメジ ヤケドキン フジヤマヴォルケイノ メゾラゴン だいもんじ ディオガ・テオラドム←むしろバルギルド 拷問のスペシャリスト なぶり殺し←なぶるだけ 楽には殺さない 終わりが無いのが終わり 大自然の悪意 炎の猛毒 キノコ 天使介入項目? マゼラン×エース×赤犬 日本原産 ドmでも助走をつけて全力でジャンピング土下座するレベル ドクササコ
ドクササコは日本原産の毒キノコ。それも凄まじい猛毒を持つ。
キシメジ科カヤタケ属に属する見た目は茶褐色で地味、他のカヤタケ属との差もなく、香りが良く口当たりも悪くはない。ただ、美味くはないとされる。
食感や味の情報が残されているのはその毒が遅効性であるため。加えて、このドクササコは致死性がないことでも知られている。
毒キノコにはカエンタケ等のように『即、死有るのみ』のといった強烈な致死毒を持つものも多く、「一本なら食べても大丈夫」なんて言われるベニテングタケですら致死毒のアマトキシンを含んでいるというのに…
笹子の名がしめす通り竹藪に生える為、一時期はヤブシメジと言う表記がよく見られたが、竹藪に生える他キノコもあることや、何よりも危険を周知させるためか、昭和末辺りにドクササコという名称が周知され、それ以降はこの名で呼ばれている。
では教育してやろう
本当のキノコ中毒の
恐ろしさというものを!!!!
症状
ドクササコの中毒は食後4、5日後に下痢、嘔吐という基本的な症状から始まる。
やがて手足がしびれ、手、足、鼻、耳さらに外性器…と全身の「末端部分」がまるで火傷したかのように真っ赤に腫れ上がり、焼けた火箸をぶっ刺され続けているような痛みが全身を襲う。
水膨れと同じように患部を水に浸すことで痛みが多少和らぐが、水から離せば痛みがより悪化。
症状が酷い時には末梢部が壊死するとか、人の歩いた時の風が当たっただけで全身を抉られるような激痛が襲うといわれる。
そしてその痛みが24時間休みなく、一ヶ月もの長きにわたり続く…。
それでもこの毒自体に確実に命を奪うような作用はないらしく、「あえて殺さない」とでも言わんばかり。
その毒性の極悪さからヤケドキン、ジゴクモタシとも呼ばれている。
治療法
解毒法は無い。
キノコ中毒にはありがちな事だが、複数の神経毒を持ち合わせるこいつには治療法がない。そもそも体内でどのように作用しているのかがはっきり解明されていないのだ。
故に「対症療法を施して回復を待つ」という手段に頼ることになるのだが…
最も強力な鎮痛剤であるアスピリンやモルヒネですら効果がなく、麻酔薬を直接脊髄等に打ち込む神経ブロック*1でようやく軽減できる。
そして問題はそれらを使ってさえ痛みを完全に止められず「軽減」するに留まり、症状が重篤になれば常人はそうそう耐えられないこと。
実際に、
- 水に浸してふやけた患部からの感染症などの合併症で死亡
- 長きに渡る激痛で精神をすり減らし、食欲が落ちたりした末の衰弱死
- 激痛によるショック死
- 長きに渡る激痛に耐えきれず、自殺
といった具合で、直接的な死因とはならない非致死性の毒キノコの中では異例の死亡率の高さを誇る。
当然ながら食べた量・年齢・体重・体質などによっても変わるため、ここまでの事態にはならない場合も多々ある。程度が違うだけで苦しむことには変わりないが…
まあ、現代日本では整形外科ではなく、早めに神経外科に通えた場合、少なくとも感染症で死ぬケースはほとんどないと思われる。
ただこの痛みを乗り越えても、痺れが収まるまでに更に数か月、中毒が収まっても重い後遺症が残るという。
特徴
食用キノコ選別の忌避要素、見た目が派手ではない、縦に裂ける、香りがよく食べやすい、虫が食べる、竹林に生える*2…………要するに猛毒を有する割にとにかく地味。
2004年まで可食とされたスギヒラタケと似たような経緯だが、あちらはとても美味しいので、東北、北陸、中部地方を中心に広く食べられ、被害が続出していた。また、見た目が派手で生息場所も針葉樹の倒木や古株といった分かりやすさで、毒キノコと簡単に警戒出来る。
まさしく悪魔のようなキノコだが毒があるとわかったのは大正~明治時代と割と最近*3だが、このキノコによるものと思われる中毒はそれ以前から発生していて、明治時代にもそれらしき事件が記録されていた。
しかし、医療も発達していない明治~昭和時代辺りの死亡例は危険性が周知徹底されていない頃のもので、ドクササコと断定しているケースは少なく、「秋口に発生する謎の風土病やリウマチの類」思われていた模様。
しかも、ドクササコの毒素は水溶性で、数時間も水に浸していれば、それまで無色透明だった水が、ドクササコの毒が溶け出して褐色になっていたという実験結果が残っている。そのため、ドクササコを誤って食べてしまっても、症状が出ても軽く済んだり、むしろ出なかった例もあったという(奥井真司『毒草大百科』)。
中毒者が相次いだ原因は、地味な上に一見可食菌っぽい、発症までの長いラグ、全身が腫れ上がるという毒物全体ですらあまり見られない毒性とドクササコを結びつけにくいこと、その悉くを回収したためである。
もちろんこの毒以外は地味な特徴のせいで現代においても中毒者が出ている。
キノコ全体として見れば、地味でも有毒であるものは珍しくもないので、素人はキノコに手を出さない方が無難である。
もしあなたがキノコを食べたあと全身が腫れ上がるような事があればちゃんと神経外科にいきましょう
勿論それから一ヶ月生き延びられるかはあなた次第ですが
追記・修正は一ヶ月生き延びた方がお願いします
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▷ コメント欄
- これ食わせたら何罪に当たるのだろうか? -- 名無しさん (2013-09-08 22:25:09)
- 知ってて食わせたなら殺人か未遂じゃね?毒の性質が知られてる以上、例え食ったヤツが自殺したとしても、食わせた時点で「殺意があった」と言われても文句は言えない気がする。
もしくは過失致死とか? -- 名無しさん (2013-09-08 22:55:42) - とりあえず死亡する可能性まであるキノコな以上、殺人罪でいいと思う。 -- 名無しさん (2013-09-08 23:25:35)
- 木枯らし紋次郎でこれ食わされた上州長脇差いたけど、こんなに苦しいのか…… -- 名無しさん (2013-09-10 07:58:03)
- 耐え抜いたら、いつか回復するんだろうか? -- 名無しさん (2013-09-10 08:57:32)
- 毒が抜けて腫れが引いたところで、それ以上の傷を身心共に負うんだろう。 -- 名無しさん (2013-09-10 09:46:30)
- 文章読んだだけで体中がゾワゾワしてきた… -- 名無しさん (2013-12-15 12:40:07)
- 書いてないが、場合によっては末端が脱落する。脱落する。 -- 名無しさん (2014-02-26 13:57:00)
- エキス抽出はできるらしいよ。「成分の多くは水溶性だから水に長時間漬けとけば染み出してくる」とか聞いた。実際どうかは知らないけど。 -- 名無しさん (2014-03-05 01:23:03)
- ドクササコの凄腕忍者。 -- 名無しさん (2014-08-22 22:54:41)
- ↑忍たまで初めて聞いたけど、こんなに恐ろしいキノコだったのか。ドクササコ恐るべし。 -- 名無しさん (2014-08-23 23:44:01)
- 口を割った所で楽になる訳じゃないから、拷問には使えないんじゃないかな -- 名無しさん (2014-08-24 00:02:54)
- 食べる量は一片とかでもアウトなんかな? -- 名無しさん (2014-08-24 01:35:53)
- ↑x2口を割った後楽になると誰が約束した? -- 名無しさん (2014-08-24 01:36:53)
- ⇧毒性説明して言わないと食わすぞ、みたいな? -- 名無しさん (2014-09-17 22:03:24)
- ↑7 問題っつうか(犯罪者とか悪人に対してとはいえ)人を苦しめたいって発言に嫌悪感を持つってそんなおかしいこととは思わないけど。だいたいあっ( -- 名無しさん (2014-10-28 14:54:47)
- 毒キノコ界の醒鋭孔。???「貴様には地獄すら生温い!!」 -- 名無しさん (2014-12-09 15:35:33)
- 確かに拷問尋問は痛みからの開放って希望をエサにできないと意味がないからそっち方面はまだ無理そう。単にいたぶるだけなら最適かもだけど -- 名無しさん (2015-01-13 07:31:28)
- こういう特殊なキノコが新薬開発のヒントになるかも…という方向でも注目されてるとか。 -- 名無しさん (2015-01-29 00:18:34)
- 喰いタンでこいつのこと知った。発症するのに時間かかるの利用して完全犯罪に見せ掛けようとしてたな。 -- 名無しさん (2015-04-07 21:05:40)
- まぁ、知ってて食わせたんなら、傷害罪は確実じゃね? 死んでしまったら未必の故意で下手したら殺人罪になるやもしれん。 -- 名無しさん (2015-08-17 13:20:02)
- 物騒な話題が多いので、ちょっと軽めの話題を。『ドク』ササコというくらいだから、ただのササコもいるのかなと思ってwikiを見てみたけどなかったでござる。そしたら、ササコってどんな意味なんだろ? あと、こいつやドクツルタケもそうだけど、解毒剤早く作って!!>< -- 名無しさん (2015-10-02 08:23:34)
- 痛風やら結石やらあらん限りの傷みを合わせた感じだな -- 名無しさん (2015-11-14 19:22:01)
- ↑2 ササの近くに生えるから、「笹子」じゃなかったっけ? -- 名無しさん (2016-08-30 19:22:30)
- って、項目に書いてあったか。すまない -- 名無しさん (2016-08-30 19:23:14)
- 天然の毒のカクテルが恐ろしいことがよく分かる。系統・性質・比率・分量がランダムな上にそれらが複合的に時間差で効いて来るから、「分からない」の一言に尽きる症状の複雑さよ。 -- 名無しさん (2016-10-28 17:50:52)
- 例によって自然破壊によってここ数年個体数が減っているらしいが、このキノコに関してはどんなに個体数が減っても心が痛まないな。 -- 名無しさん (2016-11-27 02:59:21)
- 古代の仏門とかでコレを食べて1か月耐えるような修行ってあったのかな?下手な修行よりもキツそうだ -- 名無しさん (2017-02-01 11:50:10)
- ↑それ本当に仏になりそうだな -- 名無しさん (2017-02-06 18:08:31)
- これを創ったのは神か悪魔か…… -- 名無しさん (2017-03-23 22:21:34)
- 毒の特性がまんまそんな感じだから勝手にリョナキノコって名前つけたわ。 ・・・これ使ったシチュエーションとか誰か思いつきませんかねぇ・・・(チラッチラッ -- 名無しさん (2017-10-20 20:44:36)
- ↑そりゃ腫れ上がった手を複数人でペロペロとか、激痛を放ちながら腫れ上がり肥大化したペ○スを無理矢理挿入させられたり…ん?逆? -- 名無しさん (2018-02-28 11:34:30)
- 違反コメを削除 -- 名無しさん (2018-06-22 23:42:14)
- いったい何を思ってここまで凄惨な毒性を手に入れたのやら…。殺すなら殺してやれよ -- 名無しさん (2018-09-14 16:34:25)
- 毒キノコは別に「俺はこの身に宿る力で人間を殺す!」という確固たる意志を持って生まれたわけでもなく、たまたま人間が「うっわこいつ俺らにとっちゃ毒やんけ!毒キノコや!」と言っているだけ。生まれた時に持っていたものがたまたま人間にクリティカルヒットしただけで、キノコサイドに理由を求めてはいけない。 -- 名無しさん (2018-09-14 17:28:04)
- 細かい指摘かもしれないが、神経ブロックは麻酔薬を骨髄ではなく、神経根や脊髄に打つもの。 -- 名無しさん (2019-08-01 21:17:59)
- 神経ブロックですら「軽減」ならロキ⚪ニンなんて力不足すぎやん(震え声) -- 名無しさん (2019-11-06 15:20:42)
- 人間だけに食べられないように進化した可能性もなくはない。まあ理由なんてわかりようがないけど -- 名無しさん (2020-03-05 14:57:41)
- 「虫が食べる」マジかよ -- 名無しさん (2020-07-25 12:33:09)
- 死ぬよりつらいことがこの世にはあるってことを教えてやる、と言わんばかり -- 名無しさん (2020-09-14 15:30:59)
- ドクササコ(悪意最強)、カエンタケ(毒性最強)、ドクツルタケ(犠牲者数最強) -- 名無しさん (2021-09-23 02:00:06)
- リアル懲役30日 -- 名無しさん (2022-03-26 17:57:41)
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*2 厳密にはそこまでじめっとしていなかったり、汚く見えない場所
*3 厳密には新種として分類された時期
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