紘瀬玲名

ページ名:紘瀬玲名

登録日:2019/12/13 (金曜日) 00:25:00
更新日:2024/05/16 Thu 10:11:42NEW!
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エースコンバット エースコンバット3 エレクトロスフィア 白鳥由里 upeo sarf ウロボロス スーパーフランカー


体なんて人間にとって
心の入れ物でしかないのなら、
わたしには意味のないものだなって。
いつも心で飛んでるんです。
体には翼がないけど、
心の翼が……わたしに空をくれたから。
このまま心ごと翼になってしまいたいって。



紘瀬玲名とは、『ACE COMBAT 3 electrosphere』の登場人物である。


CV:白鳥由里


ユージア大陸において覇権を握る二企業・ゼネラルリソースニューコムの企業間紛争を調停するために存在する国連直轄組織「Universal Peace Enforcement Organization」=「UPEO」の持つ航空部隊「Special Armed Response Force」=「SARF」の隊員であり、同部隊のエースパイロット。他の登場人物からの呼び名並びにTACネームは「レナ」。


生まれつき日光を浴びると重篤な症状を引き起こす「シルバーストーン病」(元ネタは色素性乾皮症だと思われる)に罹患しており、日中は宇宙服のような防護服を着ていないと外出できない。このため幼少のころは奇異の眼にさらされることも多く、生活が制限されている反動からか、空を飛ぶことに対する憧れが人一倍強い。また、シルバーストーン病による過酷な運命を背負っていることからマスコミからも格好の話題となっており、世間ではヒロイン扱いされている節がある。


なお、現在こそ前述のとおりUPEO所属だが、それ以前はゼネラルリソースに所属しており、そこでは既存の「ENSI規格」(パイロットの神経活動をコンピュータに読み込ませ、それを基に機体を操縦する)をさらに発展させた「オプトニューロン」という、パイロットと戦闘機とをパイロットに植え付けた人工神経で直結する新規格のENSIシステムのテストパイロットを行っていた。そのため、搭乗機は原則としてオプトニューロンに対応した専用塗色の「Su-37(スーパーフランカー)」に固定されている。ただでさえ物語開始当初の時点では開発段階だった先進的戦闘機である上に、オプトニューロン規格で戦闘機とレナ自身が直結しているため、ゲームシステム上は他のNPCと比べて変わった動きをするわけではないが、設定上は他のパイロットとは明らかに一線を画すハイパフォーマンスな機動を実現している。
しかし、この特殊仕様が原因で、作戦に応じた搭乗機体の変更を困難としており、さらには万が一専用システムや専用機にエラーが生じた場合には、レナ本人が作戦行動へ出撃できなくなるという事態にも陥る。実際「PAPER TIGER」では、整備中のミスが原因でゼネラルとの共同作戦に参加できなかった。また、人工神経のケーブルが首元に露出している都合上、戦闘中に強い衝撃を受けると、最悪の場合脳にまで影響を及ぼしかねないという非常に危険な脆弱性を抱えることにもなっている。


主人公とはフィオナ・クリス・フィッツジェラルドエーリッヒ・イェーガーと共に物語開始時からの同僚で、共に作戦行動をするうち、主人公のことを自分とどこか似ていると見なすようになっていく。また、「NO CLEARANCE」/「TARGET ACQUISITION」では、ゼネラルリソースのエースパイロットアビサル・ディジョンと何らかの因縁があるような様子を見せる。





















































実は、ゼネラルリソースに在籍していたころのオプトニューロン実験の本来の目的は、ゼネラルリソースが極秘に開発していた複葉型超音速戦闘機「ナイトレーベン」のパイロット育成計画だった。レナディジョンはその時に出会い、レナディジョンによってエースパイロットとして教育を受けていたらしい(「らしい」というのはゲーム内でもその全貌が曖昧なため)のだが、その後、人道上の問題(というかこのプロジェクトをはじめとする、ゼネラルリソースで当時行われていた数々の計画「DOE計画」を危険視した上層部からの圧力)から計画が破棄されてしまい、レナ自身もこの計画の中心だったがゆえに機密隠蔽のためにゼネラルリソースで飼い殺し状態だったところをUPEOに移籍させられたという経歴を持つ。
このせいで、ディジョンに対しては別組織に移籍させられた現在でも依存心と反抗心が交錯した感情を抱いており、また、ナイトレーベンのことになると普段の彼女とは異なる強硬な一面を見せることもある。




マルチエンディング式であるこのゲームにおいて、プレイヤーの選択により運命が最も変わる人物である。


「GHOSTS OF THE PAST」にて、「PAPER TIGER」で破損していたENSIシステムとフランカーのリハビリを兼ね、主人公と共に停戦空域に出現したゼネラルリソースの偵察機を追跡するミッションに参加。このミッションに成功すると「NO CLEARANCE」に移行し、主人公とレナは「ナイトレーベン」について調査するための作戦外行動へ。だが、出撃直後、ゼネラルリソースの偵察機と交戦状態に陥り、そこにはディジョンの姿が。レナディジョンと何らかの因縁があるそぶりを見せるが…。


転機となるのは「SCYLLA AND CHARYBDIS」。ゼネラルリソースニューコムの会談に専用機で向かうUPEOクラークソン代表に、機内でフィオナが随伴、空ではエリックと主人公が護衛機として固めるというミッションだったが、その途中、ゼネラルリソースの襲撃を受け、さらにジャミングまで発生してしまう。これを退けるとレナUPEO隊員1名を伴って現れる。しかし、パーク司令が、今回のクラークソンフィオナの行動がスパイ行為であるとの連絡を入れ、専用機を撃墜せよと指令してくる。
これに従って同僚だったフィオナもろとも専用機を撃墜してしまった主人公(なおこの選択は名無しのUPEO隊員と専用機のどちらかを撃墜するというものだが、ここでどちらも撃墜せずに放置していると隠しムービーとして、レナが専用機を撃墜するムービーを見ることができる)。しかしその後、「FATES INTERWINED」にて…。


RENA:
空を目指す翼があれば、
いつまでも……こうして、
ここで生きる為なら、何でもしてやる。


ERICH:
その為なら、仲間でも撃ち落とすのかよ!


RENA:
その通りだわ……いい?
わたしたちにもともと翼なんてない。
この空が嫌なら、
その羽、自分で今すぐもげばいい!


ERICH:
レ、レナ……。
泣いてるのか?



今まで、ゼネラルリソースニューコムの紛争など意に介さず、ただ空を飛ぶことだけにアイデンティティを依存していたレナだったが、この時を境に、UPEOゼネラルリソースニューコムの紛争に対する危機感と不信感を募らせるようになり、主人公やエリックと共に、この紛争の正体を解き明かそうとするようになっていく。が、その裏ではパーク司令とディジョンが秘密裏に接触し、レナを利用した不穏な計画を始動させていた…。


さらなる転機となるのが「BUG HUNT」。このミッションは、ニューコムが所有するナノ・テクノロジー研究所で「ナノ・バイト」の危険な暴走事故が発生したため、それを鎮圧するというものだが、作戦中にレナの機体がナノバイトの侵蝕を受けた際、レナのENSIシステムに侵入するという事態が発生(戦闘機とパイロットが直結している都合上、主人公やエリックなら機体のダメージのみで済むところ、レナの場合パイロット本人まで影響を及ぼす)。これを解決した主人公のことを信用したレナは、自らの身の上、空を飛ぶというアイデンティティをディジョンに利用されていたことを主人公に打ち明け、空を飛ぶことだけに依存しない、と心に決めるようになる。


その後、UPEO代表となったパーク司令の陰謀により、「PAWNS IN THE GAME」では(レナにとってはおそらくパイロットのキャリア上初めて量産機と同一仕様である)「R-211(オルシナス)」に搭乗してゼネラルリソースの社宅を攻撃してしまったことで、ゼネラルリソースとニューコムが全面戦争に突入する引き金を引いてしまうことになる。
さらに、これに呼応するようにしてクーデター組織「ウロボロス」が勃発。その首謀者がディジョンであることが判明する。


RENA:
嘘……。
あの男がクーデターの指導者ですって!?
嘘でしょ?
この戦い、すべての元凶が……ディジョン。
みんな……ごめん。
わたし、この目で確かめてくる。



ディジョンの真意を測るため、ウロボロスの空中空母「スフィルナ」に乗り込んだレナだったが、そこでウロボロスがナイトレーベンを奪取していたことが判明する。そして、ディジョンにナイトレーベンに搭乗して夢を叶えろと囁かれるが…。


ERICH:
うおっ! 何だっ!
デカい……や、やれるのか?!


RENA:
……ディジョン。
わたし、あなたを許せない!


ERICH:
レ、レナか?!



レナディジョンのことを拒絶し、ナイトレーベンを使ってスフィルナに攻撃を仕掛ける。


ところがその直後、ナイトレーベンは謎の爆発を起こし、墜落してしまう。エリックと主人公はレナの敵討ちのため、ウロボロスを追撃してスフィルナを撃墜、さらにこの陰謀を仕組んだパーク司令を倒すことに成功する。


その夜、海上では、墜落したナイトレーベンからレナが降り立っていた。太陽がない今、防護服を脱ぎ捨てたレナは、「空を飛ぶ」という自らのアイデンティティを支えていたオプトニューロンのケーブルを自ら引き千切る。そこへ、2機の戦闘機が…。


ERICH:
レナ、レナっ!


RENA:
おーい!おーい!
おーい!おーい……



「DIREMMA」にて、主人公、ディジョンキースニューコムの補給ドックを襲撃することに成功。だがその作戦直後、ディジョンが戦線を離脱し、主人公に対して自分を信じるならついてこいと言う。


これを拒絶した主人公はキースと共にゼネラルリソースに残留。その直後、ディジョンがクーデター組織「ウロボロス」を勃発させる。そして、衝撃的な事件が。なんと、ニューコムが持つ巨大な海上移動都市・メガフロートが、たった1機の戦闘機「ナイトレーベン」によって一瞬にして壊滅させられたというのだ。ライバル企業であるとはいえ、メガフロートは民間人も多数居住していた巨大都市でもであり、ゼネラルリソースとしてもこの事態を見過ごすことはできず、主人公とキースウロボロスの鎮圧のために出撃する。


そして、ついに「ナイトレーベン」を発見。ユージア海、ジオフロント、ポート・エドワーズと転戦する中、主人公の意識が謎の記憶と混線してしまう。その記憶の正体は、かつてUPEOで共に戦った戦友であり、今やナイトレーベンのパイロットとなっているレナの記憶だった…。


KEITH:
どうした? また調子悪いのか?


GRDF COMMANDER:
ナイトレーベンが再び姿を現わした。
動きから判断するに、
相当のダメージを受けているものと思われる。
全機集中攻撃をかけて、
あの有翼の悪魔を叩き落としてもらいたい。
各員の武運を祈る。


KEITH:
これで、成仏しやがれっ!



やがて現実世界へと帰ってきた主人公は、キースと共にナイトレーベンを追撃。ついにナイトレーベンを撃墜することに成功。レナ



RENA:
ディジョ……。



という言葉を遺し、夜空に散っていった…。



「MEGAFLOAT」にて、主人公、ディジョンキースニューコムの保有する巨大海上移動都市・メガフロートの制圧作戦中(ゲーム上ではミッション開始から3分30秒経過後)、メガフロートから謎の高速艇が発進するのを発見。これを撃沈した3人だったが、その直後、ディジョンから主人公に意味深なメールが届き、「TARGET ACQUISITION」に移行。主人公とディジョンゼネラルリソースの公式任務から逸脱し、UPEO本部があるエキスポ・シティー偵察に向かう。ところが、そこにUPEOで主人公と一緒だったレナの姿が。ディジョンはその件について主人公に対し「今は忘れてくれ」という旨を伝えるが…。
(このくだりはウロボロスルートに入る前だがウロボロスに関わることなのでこちらに記載)


その後、「DIREMMA」にてディジョンと主人公が戦線を離脱し、クーデター組織「ウロボロス」として蜂起するという事態が発生。そこには、なんとレナの姿もあった。


RENA:
──ねぇ。
私たち二人が似てるって、
あの頃……メールで言った事があったよね。
あの時は、何であんな事をって
自分でもわからなかった。
でも、あの気持ちは、
きっと今日の事を教えてくれていたのかな。
辛い戦いになってしまったけど
お互い、彼の為に、自分の翼を精一杯
役に立てましょう。



そのレナの言葉通り、主人公はディジョンと共にポート・エドワーズ襲撃、メガフロート破壊といった行動を起こす。そして最終的にエキスポ・シティーへと駒を進めたウロボロスは、主人公、ディジョンレナの3人で、UPEOの基地を破壊し、ウロボロスの秘密を知るパーク司令を抹殺することに成功する。


言葉通りにディジョンのため、ナイトレーベンを操りゼネラルリソースニューコムUPEOの戦力を壊滅させたレナ。ところが…








「UTOPIAN DREAM」にて、主人公、シンシアフィオナゼネラルリソース所有のホワイトバレー空軍基地を破壊することに成功。ところがその直後、クーデター組織「ウロボロス」が蜂起し、さらにそこにシンシアが参加するという事態が発生。


シンシアと共にウロボロスに参加した主人公は、そこでディジョンと出会い、ディジョンの命令の元、ウロボロスの革命に必要な最終兵器「ナイトレーベン」のパイロットをUPEOから奪取するという作戦に参加する。


作戦は無事成功し、シンシアUPEOからナイトレーベンのパイロットを奪取。そのパイロットというのは、かつての同僚だったレナのことだった。


DISION:
よく戻って来たな、レナ。待っていたぞ。
全てはこれから始まる。
そして、この世界を変えるために
生まれたナイトレーベンで、
レナが秘めた真実の力を
じっくりと見せてやろうじゃないか。



ディジョンの言葉にただ呆然とするばかりのレナ。この状況に違和感を覚えたシンシアディジョンに、「ナイトレーベンなど使わなくても革命の目的である電脳化(※人間の脳をAIとしてコピーすること)の素晴らしさを見せればいいのでは」と詰め寄るが、そこでディジョンの真の目的が世界の破壊であることが発覚。レナはその傀儡として利用するためにUPEOから奪取されたのである。この事実に失望しウロボロスを離反するシンシアと主人公だが、ディジョンの狙い通り、レナニューコムの海上移動都市・メガフロートを壊滅させてしまう。
いくら利用されているとはいえさすがにこの破壊行為を見過ごすことはできない。戦闘中に現れたディジョンを撃破したシンシアと主人公はそのままナイトレーベンに乗ったレナと交戦状態に突入し、ジオフロント、さらにエキスポ・シティーで戦闘。そこに現れたニューコムのサイモンの助力もあり、ナイトレーベンを撃墜することに成功。ディジョンの傀儡として破壊行為を行ってしまったレナは、ナイトレーベンの爆発と共に炎の中に消えた…。



「UTOPIAN DREAM」にて、主人公、シンシアフィオナゼネラルリソース所有のホワイトバレー空軍基地を破壊することに成功。ところがその直後、クーデター組織「ウロボロス」が蜂起し、さらにそこにシンシアが参加するという事態が発生。


フィオナと主人公はシンシアと袂を分かち、ウロボロスとの戦いに身を投じていく。そのさ中、謎の正体不明機がニューコムの海上移動都市・メガフロートをたった1機で破壊するという衝撃的な破壊行動が起こる。これ以上の被害を食い止めるため出撃したフィオナと主人公の前に、謎の戦闘機が2機姿を現す。そのうちの1機はメガフロートを破壊した正体不明機だった。この2機を追って侵入したジオフロント内で、メガフロートを破壊した方の正体不明機を発見。研究員サイモンの協力によりフィオナと主人公は正体不明機を倒すことに成功し、返す刀でもう1機の正体不明機―ウロボロスの首謀者ディジョンが乗った戦闘機も撃墜、ウロボロスを討つことに成功した。


その後、ニューコムを退職したフィオナは、部屋でウロボロス壊滅のニュースを見ていた。その中で、正体不明機に乗っていたもう1人のパイロットの正体が、UPEOで共に戦ってきたはずのレナだったことが判明する。


NEWS:
信じられません!
これがディジョンと名乗る
元ゼネラルリソースのエース・パイロットと、
その仲間が引き起こした事件の結末です。
彼は、果たして本当に
電脳化(サブリメーション)された人間だったのでしょうか。
しかし、今……。



UPEOのアイドルがクーデター組織・ウロボロスに参加し、メガフロートをたった1人で破壊したという事実は大きな衝撃を以て迎えられた…。



なお、敵機として登場するのはナイトレーベン搭乗時のみだが、「TARGET ACQUISITION」「TAINTED PEACE」ではプレイヤーと無関係なユニットとして登場。ちなみに、フランカー搭乗中の彼女が敵機として登場しない影響で、レナ専用色のフランカーは登場全機体中唯一プレイヤーが撃墜する機会がない。



追記・修正はナイトレーベン操縦適合者になってからお願いします。



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  • ナイトレーベン操縦適合者は、サントラを買うとなれるよ☆(露骨な宣伝) -- 名無しさん (2019-12-13 00:28:12)
  • 微妙にとある魔術の禁書目録の滝壺理后とダブる部分がある。 -- 名無しさん (2020-02-11 16:21:04)
  • ニューコムルートのレナはおそらく薬物で洗脳されてる。ああいう目を描かせるとプロダクションIGの作画は上手いよな -- 名無しさん (2021-04-13 18:52:05)
  • 彼女の誕生日は2021/4/27。つまり今日この日、この瞬間に彼女は生まれたのだ。時代が追いついていくね。 -- 名無しさん (2021-04-27 15:07:33)

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