うたの☆プリンセスさまっ♪ -まじかるイチコ-

ページ名:うたの_プリンセスさまっ_ -まじかるイチコ-

登録日:2019/07/31 Wed 16:00:21
更新日:2024/04/19 Fri 10:56:44NEW!
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うたの☆プリンセスさまっ♪ -まじかるイチコ-』とは、ゲーム『うたの☆プリンスさまっ♪』で2011年に公開されたエイプリルフールネタにして、2011年8月に発売されたPSPソフト『うたの☆プリンスさまっ♪Repeat』のアニメイト限定セットに付属したドラマCDである。


本項目ではドラマCDの内容の他、『うたの☆プリンスさまっ♪』で行われた歴代エイプリルフールネタも取り上げる。




以下、内容等のネタバレが入っています。



【ストーリー】

(公式紹介ページの解説より)


ちょっぴりシャイな女子高生イチコは、ある日、言葉を話す不思議な生物「おんぷくん」と、カタコトの日本語を操る、王子「セシル」に出会う。
謎すぎる1人と1匹から、ステキなステッキ「シャイニートーン」を授けられたイチコは、音楽を食らう悪霊「ザツオンリョウ」と戦うように命じられるのだが……?


「シャイニングプリンセスチェンジ・ドレスアップ!」
変身シーンはお約束! 早乙女学園のアイドル候補生7人が演じる ありそうでなさそうな魔法少女コメディ!
合言葉は……「あたい、負けない!」






【概要・設定】

主にイラスト面で問題があったシリーズ第一作の改訂版『~Repeat』付属の本作だが、時期的にはどちらかというとファンディスク『うたの☆プリンスさまっ♪ -Amazing Aria-』・『うたの☆プリンスさまっ♪ -Sweet Serenade-』の時代と思われ*1
7人の攻略キャラ達がネットラジオの付録映像ドラマを演じるという設定で魔法少女モノが繰り広げられる。


…え、乙女ゲームの攻略キャラだから皆男だろうって?
ご心配(?)なく。実は第一作内のイベントで女装罰ゲームがあり、本作のCDジャケットではそれが流用されているので問題はない(本当か?)


シリーズ全体から見ると、この前の『Amazing Aria』・『Sweet Serenade』の店舗特典CD(学園でのアドリブ芝居演習の様子)に引き続いて劇中劇を描いており、
ある意味この後のCD『劇団シャイニング』・『シアターシャイニング』・『Shining Masterpiece Show』で描かれる「プリンス達の芝居風景」や仕事様子を描いたゲーム『うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live』の布石だったのかも知れない。




【登場人物】


「…本当に…これを…やるんですか?」
「あたい、負けない!」
「私だって、好きでやっている訳では……」


本作の主人公。女装で魔法少女を演じるという辱めにドン引きしつつもやむなく受け入れた。
イチコ姿は素のトキヤに三つ編みエクステと眼鏡をつけセーラー服を着せただけという微妙に手抜き感が漂うもの。
だがその実態は蓮っ葉な元ヤン新婚人妻女子高生で、公式説明曰く「不器用で硬派」。
次々と起こる不条理かつろくでもない状況に呆れツッコミを入れつつも、シャイニートーンの力でミュージックプリンセス「まじかるイチコ」に変身する羽目に(しかも同級生の前で変身して正体モロバレ)。
そしてセシルの説明に従い打撃属性の鈍器シャイニートーンで音美に襲い掛かり、真のミュージックプリンセスの素質によりステッキをウィップモードに進化させ*2
積年の恨みを晴らすように音美をザツオンリョウごとシバキ倒した。


なお彼女の「ダーリン」は本作では出てこないが、エイプリルフール版では事務所社長(本作の脚本担当)の若かりし日の姿が流用されていた。


ちなみに中の人はこれから6年後、自身のライブで『奥さまもマモ』なる女装コント映像を披露することになる。



「シャイニートーン。アナタをミュージックプリンセスに変える、ステキなステッキです」


本編と同じくアグナパレスの王子様だが、今回は悪の勢力「ザツオーン」とその刺客たる悪霊「ザツオンリョウ」を倒せる「6人のミュージックプリンセス」を探すためおんぷくんと現れた謎の少年。
彼のみ第1作で女装イベント時いなかったため普通の姿で登場しているが、唯一「素」の台詞がないため本作に対し何を感じたかは不明。
イチコにいきなり「ダーリンみたいな駄洒落」込みで変身ステッキ「シャイニートーン」を渡して消えたり、かと思えばバトル直前に現れて「お約束」と称して変身用カンペを渡したりと神出鬼没かつマイペース過ぎる人。
また台本かミスかは不明だが、イチコを「ミスターイチコ」とつい読んでしまい本人に「ミセス」だとつっこまれていた。


なおセシルの女装姿はこの後『うたの☆プリンスさまっ♪MUSIC2』と『うたの☆プリンスさまっ♪うたの☆プリンスさまっ♪All Star After Secret』にて(先輩キャラ4人のと共に)披露されることになる*3


ちなみに中の人は某イベントにて女装経験済だったり(真斗やレイジング鳳の中の人も同じで、この後那月や音也に翔・来栖薫、黒崎蘭丸に鳳瑛二、龍也・カミュにレンの中の人もこれで女装経験することに)。




「目を逸らすな、来栖。あれがプロ。真の男の背中だ」


武士気質な御曹司で、本作の映像が流れるウェブラジオ「シャイニング・ミッドナイト・レディオ」のMCその1。
真美姿は青髪ロングに清楚なカーディガン・スカートで、おしとやかなお嬢様系。
イチコ・夏樹と共に「料理部」をしているが、恋とは犬猿の仲である。
クライマックスでは魔法少女化に心を削られていたトキヤやイチコの雄姿に引いていた翔を真斗口調で叱咤していた。
ちなみにこの後、アニメ2期で時代劇オーディションのシミュレーション時トキヤを町娘役に当てていた(しかも3期でその時の事を褒めていた)。



「来週のまじかるイチコは、ついにイチコちゃんのダーリンが登場だ!」


今回はウェブラジオのゲストなナンパ師。冒頭ではゲストなのに「愛の伝道師こと、炎のラブハンター」として口説きトークを展開していた。
恋としては緩いウェーブが掛ったロングヘアーに夏っぽいスカート姿で、真美の調理部を潰しスイーツ部にしようとするパティシエ志望な超モテ系女子高生。
またエンディングでは勝手に次回予告をするも、トキヤに全否定された。


ちなみに中の人は2年後の2013年8月17日、自身がナレーターを務めるNHKEテレの『名作ホスピタル』エンディングにて中川翔子と共にメイドコスを披露することになる。
またこれは偶然だろうが、6年後某特撮にて「恋」という名の男に化けるレン声の恋愛ゲーム怪人が出現した。



「このままじゃ唯ちゃん、顔だけの三流アイドルって言われちゃいます~ぅ!!」


女装すると金髪黒上着眼鏡っ娘になるぽややんアイドル。
本編と同じく北海道の牧場出身で、バター作りが得意なため料理部所属だが、パニックに陥る唯を「眠らせる」ためスッポン入りスペシャルソースでノックアウトしちゃったり
イチコの「見えそうで見えない」変身シーンにも喜ぶ可愛いもの好きだが、親友なはずの唯につい暴言を吐いてしまってもいる。



「セメテ、アト5cm、身長ガ、欲シカッタ…ガクッ」
「ていうか見たくねぇよ。誰が喜ぶんだよ、こんなシーン」


真斗と共にウェブラジオのMCを担当。ちなみに中の人同士もうたプリラジオをしている。
女装姿はフリフリツインテール女子で、本作では人気モデル「小傍 唯(こそば ゆい)」として活躍していたが(元ネタは第1作より)、
ザツオンリョウの呪い音感とリズム感を奪われ歌えなくなってしまい、さらに心配した夏樹のおせっかいからソースを盛られダウンし、夏樹からダメージが行く程の勢いでボコ起こされ、
ついには呪いの進行で合成音声か謎の宇宙人(by恋)かという喋りに…。
だがイチコの様子にドン引きしてつい撮影中素に戻っていた。



「風が……呼んでるぜ……騒音という名の風がな……」


本編ではトキヤのルームメイトだが、本作ではイチコの教科書を借りっぱなしなボーイッシュ系学級委員。
でもザツオンリョウに取りつかれてしまった結果、唯に呪いを掛けギターを抱えて現れる「騒音公害のジョー」に変貌。イチコの前に立ちはだかる。
が、諸々の恨みを晴らさんとするまじかるイチコの猛攻に敗れ、いつもの借りパク女子高生に戻った。


ちなみに中の人は、この後某イベントでリアルの雇い主と女装する羽目になり、4年後にはセシルの中の人とも女装で顔を合わせている。



  • おんぷくん(声:?)

「ま、いーや。うたってみたら~?」


セシルと共に現れた単身赴任中ののんき過ぎる「音楽の精霊」で、イチコにミュージックプリンセスの素質を見出した。
元ネタは音也が自作したマスコットキャラで、彼のサイン等によく使われている。









トキヤ「次回なんてありませんッ








…はずだったが…







【うたの☆プリンセスさまっ♪ まじかるイチコ☆リターンズ】

(注:建て主はVitaを持っていないので、ソフトを持っている方追記・修正をお願いします)
まさかの続編制作。2017年10月にPS Vitaから発売された『うたの☆プリンスさまっ♪ Amazing Aria & Sweet Serenade LOVE』に隠しストーリーとして収録された。
設定はドラマCDの続編となっており、追加登場人物として本編ストーリーで攻略キャラな先生二人(女装アイドル教師の月宮林檎・アクション俳優アイドル教師の日向龍也)がほぼそのままの設定で登場。
また新規立ち絵が制作されており、女装しないセシルも西洋王子様風衣装で登場。ついに6人のミュージックプリンセスがインカムセーラー服姿で見参している。




【うたの☆プリンスさまっ♪エイプリルフールネタ一覧】


うたプリでは他にも濃いエイプリルフールネタを行っており、その多くがなんらかの形で商品化されている。


  • 2010年『聖川少年の事件簿』

聖川真斗主演の探偵ものミニノベルゲームで、元ネタは『金田一少年の事件簿』と思われる。
『うたの☆プリンスさまっ♪ -Amazing Aria-』の一部小売店特典ドラマCDとして商品化され、後の公式Twitter本では続編『聖川青年の事件簿』の存在も判明している。


  • 2012年(公式サイトがシャイニング事務所公式ページに)

『うたの☆プリンスさまっ♪Debut』内の作品紹介的企画。


  • 2013年『PRICLO JAPAN』

プリンス達によるセルフプロデュースTシャツ。元ネタはユニクロ。
その後実際に発売されている。


  • 2014年『シャイニングヒーローズ オドロキマン』

シャイニング事務所と食玩のコラボ企画で、元ネタは『ビックリマン』。
実際に商品化されている他、2018年にはスマホゲーム『うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live』のイベント(SPドラマ設定)となり、リアル頭身版オドロキマン風アイドルが降臨した。
またゲームの公式Twitterの話し手がなぜか一ノ瀬トキヤ謹製のマスコットキャラ『ペンギン』になっていたりもした。


  • 2015年『江戸の☆お殿さまっ♪』

プリンスによる幕末舞台のミニノベルゲーム。
2016年発売の音ゲー『うたの☆プリンスさまっ♪MUSIC3』にボイス付きで搭載されている。


  • 2016年『劇団シャイニング』

舞台(設定のドラマCD)企画『劇団シャイニング』を2代目キャストで再演決定!
2017年に2.5次元舞台として実現した。


  • 2017年『PRINCE CATからの招待状』

プリンス達をモデルにした猫縫いぐるみ『PRINCE CAT』とのタイアップミニノベルゲームで、プリンスキャット達が擬人化されて登場
その後限定商品としてピンバッジ化された。


  • 2018年『SHINING QUEST』

シャイニング事務所をモチーフにしたRPGで、おっさん勇者とイケメンな仲間達の物語。


  • 2019年『ベジLOVEキングダム』

野菜ジュース『野菜1000% プリンスムージー』のCMのため、野菜の国のプリンス11人が降臨。タイトルは同年6月公開の劇場版『マジLOVEキングダム』からレイジングのHE★VENSがこれみたら引くような…
野菜の国のプリンスは皆野菜着ぐるみの中に王子装束を隠しており、公式Twitterでも自らの野菜をアピールしていた。
これも各種グッズが発売されている。



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*1 第1作で隠しキャラだったセシルが普通にアイドル活動していることから。
*2 CD付属の「まじかるディクショナリー」によると、他のモードにはソード、サーベル、ショットガン、ハーブ、シールド、ウクレレ等があるらしい。
*3 『All Star After Secret』ではトーク番組のSP企画で出演者5人全員女装」という形で登場している。

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