登録日:2019/07/12 (金) 18:55:10
更新日:2024/04/19 Fri 10:34:36NEW!
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モンスターファーム mf3 モモンガ きのみ 食いしん坊 マイペース のんびり スピード かわいい 癒し モモ きのみ←派生種によって色々変わる 馬鹿モン 馬鹿モン←それだけが正解とは限らない 技は優秀 伸び悩む攻撃面 一文字二回繰り返し
モンスターファームに登場するモンスターの一種。初登場はモンスターファーム3
姿としては、二足歩行の人間の子供くらいなまでに大きくなったモモンガである。
大事そうに両手に抱えている大きな木の実がトレードマークで、時には武器に、時には非常食に使う。そして死ぬときも肌身離さず抱える。
そしてなんといってもモモを語るうえで欠かせないのは、なんともいえないぽやーっとした糸目のゆるーい表情だろう。
これがたまらなくかわいさを溢れんばかりに振りまいており、改悪されたハムのザマを見て、傷心に陥ったブリーダーの心の傷を癒すに十二分だったはずだ。
そんなこんなでモモはブリーダーに和みを提供してくれる存在であり、性格もマイペースである。
マイペースとは、「育成方針がふつうに固まりやすい」というモノであり、忠誠度が2の仕様(恐れ度+甘え度÷2=忠誠度。よって原則ふつうじゃないと100にならない。)だったら有用性を噛み締めることになっていたであろうが、残念ながら3は初代仕様(恐れ度+甘え度=忠誠度、ただし100を最大とする)なので、残念ながらあまりありがたみを実感できないか。
まじめ度は高い方なので、その辺もストレスフリーで育成できるのもありがたい。
モモンガであることからわかる通り、すばやさがトップクラスの伸びを見せ、ライフとじょうぶさが平均的と、防御面に関しては有利である一方、ちから、かしこさは伸び悩むという、初代ハムのような高速軽量級ちから型にシフトチェンジしてしまったニャーを後継するかのように、「避けて耐える嫌がらせ」タイプの能力バランスに落ち着いている。
寿命も長めで晩成型なので、初代や2に登場してたら、とりあえずバリーズ狂気の産物で薬漬けを敢行することになっていたのは想像に難くないが、今作ではそういうドーピングアイテムの類もないので、いかにモンスターハートでパラメータを底上げするかがカギとなってくる。
しかし、その一方で、今作ではコロペンドラにも言えることだが、ちからもかしこさもダメなヤツへの救済策なのか、技は非常に優秀なものが揃っている。
そして、それ以上に、今作には「馬鹿モン」という裏技と言うかバグが存在し、これはかしこさが低ければ低いほど回復技の回復量が増えるというモノである。
モモも、回復技の使い手であり、フルモン戦では、あえてかしこさを逆カンストさせたモモが、ライフ差が接戦になった頃合いを見計らい、時間切れ間際に回復技「まんぷく」を使い、一気に回復して判定勝ちを取るという戦法が強力である。
しかし、かしこさが低いということは、それだけかしこさ技への耐性が低下してしまうということであり、ライフとじょうぶさでどうとでもなる通常育成ならともかく、フル戦だとそういう誤魔化しも利かなくなるし、モモもかしこさ技にも優秀な技がいくつかあったりするので、必ずしも馬鹿モンが正解であるとは限らない。
対戦相手としてはすばやさの高さ故、ひょいひょいかわされ、チクチク当てられるのが鬱陶しいモノの、火力は低いと、ホッパーに準ずる感じなので(向こうとちがってある程度は耐えるので、本作に使い込みという概念があれば、回数稼ぎに貢献したかもしれない)、基本的に強力なライバルキャラがいるわけではないので、真価を見たいなら自分の手で育成するしかない。
移動は速いがガッツ回復は12と中量級程度と、どうにも中途半端な数字。そこは優秀な技スペックとテクニックでカバーしたい。
なお、タコピ3以降はアドバンスシリーズしか出番がなく、色違い程度で処理されていた都合上、派生種の正式な姿が一切不明なモンスターなのである。
基本的に一文字を二回繰り返すネーミングなので、その気になれば全種族の派生をコンプリートすることだってできてしまうかもしれない。
【技一覧】
前述のとおり、技スペックは優秀そのものである。
馬鹿モンにするかどうかは、派生ごとの適正によって見極めていきたい。
なお、いくつかダックンをリスペクトしたような技がある。
- ダンク(フレアビット)
Dankeではない。
木の実をドリブルして、文字通り、相手の頭上にダンクして叩き付ける。
さっそくダックンをリスペクトした技だが、堅実な命中補正が売りだった向こうと打って変わって、性能としては典型的な大ダメージ技のソレである。
それ以上に、普段からは想像できないイケメンな表情に変わるのも見どころである。
消費24とビット技としてはやや重めに感じるかもだが、序盤のダメージソースとしてはちょうどよく、最初に覚えている派生種は、序盤からKO勝ちを狙うのが容易になる。
ザワザワ道場で鍛えてあげると、命中補正はともかく、最終的な火力は消費以上のコストパフォーマンスを見せるようになるので、最後まで使うかどうかはブリーダー次第である。
- マシンガン(アクアビット)
木の実をかじって、口に含んだその破片を発射する、何気にキッタネェ技。
そしてかじられた木の実は、その後何事もなかったかのように修復している謎めいた技でもある。
消費は20とそこそこ軽く、素のスペックも安定した遠距離攻撃であり、馬鹿モン=正解とは限らないと言える理由の一つ足り売る小技である。
鍛えてあげれば、命中補正も非常にハイスペックになるので、かしこさを伸ばしやすい派生種が、スナイパー、はいかつりょうをもっていたら是非覚えさせてあげてほしい技である。
- ひっかき(オーロラビット)
もはや説明不要の、両手に突き出して相手をひっかく技だが、その時モモがキレ気味の表情になるのはある意味必見である。
ダンクといい、モモって表情豊かだなぁ…
あと、律義にわざわざひっかく前に木の実は地面に置く。かわいい。
基本技としてはそこそこ高い威力を持つのだが、いかんせん素の命中補正が悪すぎるので、どうしても使うなら、モギィのヘッドバングのように、最優先で鍛えることになる。
連続で当たれば馬鹿にできない威力になるので、ガッツ満タンからのラッシュでプレッシャーをかけたい人向け。
- しっぽ(クロレラビット)
これまた説明不要の、前方向に宙返りしてしっぽを叩き付ける技。
消費はひっかきよりさらに軽く、命中率もこっちが上だが、威力も消費相応に軽めなので、専ら牽制専用の技となる。
しなやかなしっぽを持っていればひっかきより優先したい技だ。
- スパイク(フレアストーン)
バレーボールのスパイクの要領で木の実を飛ばして相手に叩き付ける。
消費こそやや重めだが、最高クラスの命中率に、なかなか高いダメージとクリティカルと、ちから主体のモモなら欠かせない技である。
ザワザワ道場で鍛えると、ただでさえ高いクリティカルがぶっちぎりで最高位にまで伸びるのだが、素のスペック自体も十二分、いや十五分に優秀なので、鍛えるのはあとまわしでも構わないかもしれない。
- くうばく(アクアストーン)
ダックンから引き継いだ技Part.2。
モモの場合、空高く飛び上がり、滑空して通りすがりに木の実を捨てるッスする。
消費は42とかなり重たいが、威力は非常に高く、それでいて命中補正も低いわけではないので、これも馬鹿モンだけがモモじゃないと言える説得力を持つ技である。
かしこさが伸びやすい派生種なら、迷わずこの技をフィニッシュブローに決めたい。
- スピンエア(オーロラストーン)
飛び上がって相手の周りをぐるぐる回って爪で切り刻む。
なお、木の実はちゃんと地面に置く。
命中補正は最低で、消費ガッツも50と最高級だが、威力もクリティカルも最高級で、ちゃんとちからを鍛えてさえいれば、決定打足らしめるだけの凄みのある技である。
さらに鍛えれば、ガッツダウンまですさまじいことになり、まともに喰らえば、相手は生き延びたとしても反撃すらままならなくなるが、これも素のスペックが十五分に強力なので、鍛えるのは余裕があればでいいかも。
- クルクラッシュ(クロレラストーン)
連続で相手の頭上に木の実を叩き付ける、ダンクの上位技と思しき技。
こちらもちから技としては威力重視の超必殺技だが、こちらはクリティカル率を犠牲にした代わりに、堅実な命中率を得た、そんなスペックになっている。
基本的に一撃必殺が好みならスピンエア、堅実に戦いたいならこの技と、取捨選択になる。
また、この技は鍛えてもそんなに変わり映えしないが、裏を返せばそれだけ鍛える手間が省けるということにもつながるので、他の技に注力したい人にはそこも無視できないメリットとなる。
- まんぷく(アクアオーブ)
文字通り持っている木の実を食べて体力を回復する技にして、モモを馬鹿モンにする理由に直結する技。
今まで回復技と言えば、基本的にゴーレムの竜巻アタックの命中率並みに酷かったジンクスがあったが、この技の成功率はそれに真っ向から逆らうがごとく一般的な命中重視技並みには高まっている。
鍛えれば回復量が上がるので、馬鹿モンなら最優先で鍛えること。
- おんぱ(オーロラオーブ)
両手を広げ、木の実をパカっと二つに分けたかと思うと、なんとその木の実をアンプ代わりにして増幅した音波を発射するガッツダウン技。
モモ自身もその音が不快なのか、目がギョロっと見開いていて、正直怖いが、自爆ダメージはないので安心していい。
性能としては、テンプレ的なガッツダウン技と言ったところだが、そのガッツダウン量もザワザワ道場で鍛えると只事ではなくなってくる。
さらにコンランの追加効果(一時的に忠誠度0にする。つまり意味不明の確率が激増する)も無視できず、ガッツを削られたあげく、意味不明のリスクが付きまとい、相手の行動を大きく制限することができる。
元々ダメージに期待するような技じゃないので、馬鹿モンでもこの技は実用に足る価値がある。
【主な派生種】
モモンガということで純血はモークス派生。
派生の特色は持っている木の実によく表れる。
- ペペ
ブリリア派生。
木の実は雪玉…こんなもん一気食いして腹下しとかしないんだろうか?
ペンギンダマシに続く、ペンギンを模したモンスター…なのだが、以降の作品ではなぜかライガーではなく、アントラン派生として登場している。
よちよち歩きが多くの人を魅了しているが、自慢のヘアスタイルをぐしゃぐしゃにしてくるので、当の本人はガキの相手は苦手な模様。
すばやさがワンランク下がるも依然高水準で、ライフとじょうぶさと、耐久面が上昇と、適正面ではアントラン派生であることも納得の変化を果たした。
高い耐久力を活かして馬鹿モンにするのがオススメか。
初期技にダンクがあるので、かしこさは馬鹿モンにするからともかく、ちからは多少伸びにくくても蔑ろにせず序盤から火力に困らない程度には鍛えておこう。
寿命も延びて、晩成になったのもありがたい。
- ルル
ゴート派生。のちにレシオネ派生として登場。
木の実は貝殻らしいのだが、これまた一気食いしておなか壊さないかが心配…ていうか顎の力が化け物か?!と思わざるを得ない派生種である。
耐久面とすばやさが下がってしまい、トータルな防御性能がガタ落ちしてしまったが、ちからとかしこさ
は平均的に伸びるくらいなまでには改善と、モモとしては攻撃的な能力を手に入れた。
かしこさがまともに伸びる以上、馬鹿モンにする選択肢は入らないので、とりあえず貝殻を喰わすようなことはせずに済むのが精神衛生上ありがたいかもしれない。
この種も初期技にダンクがあるので、ちからを比較的伸ばしやすいこの種なら序盤から容易にKOを狙っていけるだろう。
- キキ
カララギ派生。
木の実はボンタン。
どう見てもホッパー派生全開な見た目をしていて、いたずら好きな性格と、とことんホッパーの要素を詰め込んでいるが、後述するように、能力適正としては典型的なライガー種そのものである。
具体的に言うと、ライフとじょうぶさが下がってしまい、かなりヤワになってしまったが、すばやさは最高のまま据え置きで、かしこさを一気に良適正まで爆上げした。
ちょうどいい具合に初期技にマシンガンがあるので、序盤はこの技で削っていき、ストーンを確保できる頃合いになったら、いち早くアクアストーンを入手し、くうばくを覚えさせてあげたい。
無論、ストーン争奪戦専用モンスターを用意して、予めアクアストーンを獲得し、御膳立てしておく手も有効だ。
なお、いたずら好きとは言ったが、まじめ度はモモの例に漏れずヨイモンなので、心配は無用である。
- ザザ
タクラマ派生。砂漠=地属性ということで、のちにゴーレム派生として登場することになる。
木の実はサボテン。サボテンは紛れもなく凶器である。こんなもん叩き付けられたらそれこそ痛いじゃすまないだろう。
それ以上に、そんなもん食って、腹にトゲが刺さらないか、すごく心配でもあるのだが…
能力適正も、すばやさダウンと引き換えに、やはりサボテンは凶器として威力を発揮するのかちからを上昇させたという、ゴーレム派生も納得な適正バランスの変化を遂げている。
最早コイツほど馬鹿モンとしての逸材など、他に存在しえないであろう。
とにかくちから技を充実させて、ピンチになったらまんぷくで逃げ切って、なんならそのままKOに持ち込んだっていい。
また、おんぱがダメージに期待しない技である以上、ダメージを与えた後はガッツロックという芸当だってできる。
脳筋な能力適正と裏腹に、やれることは意外に器用なおもしろいモモ種である。
追記・修正はパンコと名前だけ聞いて木の実がコロッケだと想像した人にお願いします。
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