芳乃清隆

ページ名:芳乃清隆

登録日:2019/07/01 Mon 19:52:14
更新日:2024/04/19 Fri 10:31:23NEW!
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d.c. d.c.iii 主人公 ギャルゲー主人公 全ての始まり 公式新聞部 小野友樹 カテゴリー4 シアワセレブ野郎 芳乃清隆 葛木清隆



芳乃清隆はD.C.Ⅲにおける主人公。


アニメ、及びドラマCD版の声優は小野友樹
全くの偶然だが前作主人公に続き声優が満足同盟である。*1



【芳乃清隆】


初音島編の主人公であり、風見学園付属2年生の少年。2年生なので歴代主人公よりもひとつ年下ということになる。また公式新聞部とソフトボール部のマネージャーを兼任している。
ちなみに純一義之と違い魔法の類は一切使えない。そもそも魔法の存在を把握していない。枯れない桜の木についても最初は懐疑的だった程。


初音島のアパートでひとつ年上の従姉であるシャルルと2人暮らしをしているという清々しいまでのギャルゲー主人公。ちなみにアパートはおそらくエリカが住んでいた団地と同じ場所であると思われる。


性格は人当たりがよく極めて温厚。困っている人を放っておけなく、つい声をかけてしまう性分。劇中でもクラスになじめないさらに声をかけている。
ただ作中では唯一美琴の前では大いにサドッ気を見せている。
基本お人好しであるため自分より他人を優先して考えることができるという人間の出来たやつであり、後述するモテモテぶりは彼の優しさから来るものであると言っても過言ではない。ただ当たり前のようにやりすぎているために、モテていることについてはあまり気が付いていない。立夏はこれについて「ちょっとずるい」と漏らしていた。
真面目な面もあり、歴代では現在唯一杉並と組んで悪だくみをしていない。というかそもそも杉並に距離を置いている。ただ彼からは一目置かれているようであり「同志芳乃」と呼ばれ、事あるごとに非公式新聞部へのヘッドハンティングされかけている。




杉並「芳乃、俺は、お前が欲しい!」



ちゃんと真面目なこともあり、ルートによっては浮気ヘタレ化していった歴代主人公と違い特にやらかしているシーンはない。そのせいで若干空気になった気もする。


何よりの特徴は物語開始時点で実質的なハーレムを築いているということ。人柄の良さから新聞部のメンバー全員に好意を持たれている。
ちょっと残念なこと以外は完璧超人な公式新聞部部長兼生徒会長には「前世で愛し合った運命の人」と呼ばれ、隣の家に住む幼馴染からは同い年にもかかわらず親しみを込めて「兄さん」と呼ばれ、同じクラスの天才少女からは強く信頼されており、巨乳の後輩からは体調を崩した際には看病を頼まれるほど好意を持たれている。何より爆乳で自分のことが大好きな甘々お姉ちゃんと2人暮らしをしている……。
あまりのモテモテぶりから耕助からは殺意を込めて「シアワセレブ野郎」と呼ばれている。


クラスメイト達にもうらやましがられており、彼らからも殺意を込めていろいろ言われている。
例えば立夏が清隆に手作り弁当をごちそうするという話になった時は「清隆のやろう、あとで絶対に殺す」「爆発しろ! 俺より幸せなやつ、みんな爆発しろ!」「俺だって清隆に手作り弁当食べて欲しいのに」「清隆が立夏さんの手作り弁当食べた後に、俺と清隆がディープキスすれば、間接的に俺も立夏さんの弁当食べたことになるんじゃね?」などの声が上がり、またシャルルが廊下でいきなり抱き着き「続きはおうちに帰ってから」と言おうものなら「続きはお家に帰ってから、だと?」「続きってどこまでやっちゃうんだよ、俺だってシャルル先輩と充電したいのに!」「俺だって、俺だって芳乃くんのことタカくんって呼んで、抱き着きたいんだぞ」と廊下がざわめいた。


なお、これだけモテモテでありながら少なくとも本編中では一度も間違いは犯していない
肌を見せるくらいなら平気で許す少女がふたりいる状況でよく頑張ったものである。
そしてアダルトゲームという都合上触れられないが、清隆はほぼ間違いなく14歳である。



そんなこんなで学園生活を楽しく過ごしていた彼だが、とある冬の日季節外れに枯れない桜がまた咲き、さらに新聞部全員に謎のメールが届いたことでそれについて調査することになる。
そして、それからというものの毎日のように不思議な夢を見るようになる……。



名字が「芳乃」である主人公であることから、発売前情報ではおそらくシャルルに並んで話題に上がった人物。
ファンの間では前作で桜に取り込まれ消えた少女との関連性が疑われたが……。













【葛木清隆】


舞台を1世紀前に移した風見鶏編の主人公であり、本作の真の主人公*2。そして芳乃清隆の前世でもある。
ロンドンに存在する世界最高峰の魔法学校である「風見鶏」の予科Aクラス。
とある事情で葛木家の養子として生活している。義妹である葛木姫乃留学のお目付け役として風見鶏に入学した。表向きには。


性格は芳乃清隆と同じく温厚でお人好し。こちらでもクラスになじめないサラに声をかけている。
また記憶喪失かつ身元不明で風見鶏に住んでいる少女・さくらの面倒をみてあげており、よく一緒に遊んであげている。放っておけないらしい。同時に彼女からも強くなつかれている。その仲の良さから周りからは「親子」とからかわれて気味。
人柄の良さや実力の高さから予科Aクラスではリーダーともいえる存在。
ただ芳乃清隆よりは年上*3なためか若干精神年齢が高く落ち着いている。まあ葵ノーマルルートなどなんか妙にテンションが上がる場面もあるが。
しかし人には言えないとある事情を抱えているため、キレるときはキレる。特に姫乃ルートは結構怖い。


姫乃を含めて周囲には隠しているが、カテゴリー4と呼ばれる世界有数の魔法使い*4。特に相手の夢の中を覗き込むことができる夢見の魔法に特化している。分かりやすく言えば純一や義之が偶発的に使っていた魔法と同じもの。だが清隆の場合は魔法の専門家であるためある程度コントロールすることができる。その気になれば相手の過去の記憶を読んだり、カウンセリングに利用したりと応用性は非常に高い。


それ以外の魔法のセンスも高く、魔法そのものを即興で作り出すこともできる*5
作中では風邪で寝込んだ姫乃を元気づけるため、シリーズ恒例とも言える手のひらから和菓子を生み出す魔法を作り出した。
D.C.世界の魔法はシンプルで効果が限られているほど成功しやすくなるため、初心者の魔法使いでも容易に使えるよう「自分が食べたことのある和菓子しか作り出せない」「使うと同量のカロリーを消費する」という制約をつけた。出来損ないの魔法使いである純一と義之でも使うことができたのはそういう理由である。
そして芳乃のばあちゃんの言葉を考えると、ある意味歴史を変えた魔法である。


……と、いくら風見鶏がトップクラスの魔法学校とはいえ、清隆はどう考えてもわざわざ学生である意味が薄いためリッカ達には行動に疑いをもたれていた。
というのも実は清隆はある極秘の任務を抱えていた。



それは、姫乃を救う方法を探すということ。
葛木家の長女には「鬼」の力を継承する宿命がある。鬼の力を受け継いだ女性は『お役目』や『正義の魔法使い』と呼ばれ、絶大な力を手にすることができる。葛木家はそれを魔法使いの監視に代々使い続けていた。
……だが鬼の力は同時に呪いでもある。そのため『お役目』を受け継いだ葛木家の女性は代々短命。歴代の葛木家の女性はみな短命であったが、姫乃の父がその負の連鎖を止めるために、藁にもすがる思いで、世界最高峰の魔法学校である風見鶏への調査を清隆に頼み込んだ。
もともと自分を養子にしてくれた葛木家に恩義を感じていた清隆は快く了承し、姫乃と共に風見鶏へ旅立ったのである。


そしてどのルートでも姫乃を助けるためのとっかかりを見つけることに成功する。
しかし姫乃はお役目からの解放を望まず、その後の葛木家は由姫や音姫などの子孫の代まで続いていくことになる。







以下、ネタバレ注意












本名は風見学園編と同じく、芳乃清隆
もともとは初音島の芳乃家として生を受けた。生まれた時から強い魔力を持っていたが、芳乃家自体は魔法使いとは一切関係のない家柄であったために疎まれながら生活していた。当時は結構荒れていたらしい。
そんなある日、魔力の高さを見込まれ、同時に境遇を同情され葛木家に引き取られることになった。葛木家に恩義を感じているのはそのため。
特に彼の冷え切った心を解きほぐしたのは姫乃であり、ゆえに彼女のためであればどんなことでもするというスタンスを一貫している。そのため姫乃ルートは本当に怖い。
そんな事情であるため、作中では要所要所で家族についてコンプレックスを感じているような場面が見受けられる。


ちなみに夢の魔法に失敗し、風見学園のような世界に飛ばされた際には杉並に「同志芳乃」と呼ばれかなり動揺していた。


なお少年時代に無意識に体の成長を止める魔法を使っていたため、実年齢は10程上。つまり物語開始時点で20代後半ということになる。そりゃ精神年齢高いな。


以下最後のネタバレ




















正史……つまりD.C.及びD.C.Ⅱが成り立つためのルートでは、卒業後にリッカと結婚し名字を旧姓の「芳乃」に戻している。その後は枯れない桜の木の苗を持って、彼女と共に初音島に移り住んだ。つまりこのふたりの存在によってダ・カーポの物語は始まったともいえる
枯れない桜の木がしでかしてきたことを考えるとある意味すべての元凶でもある。


そしてリッカが芳乃のばあちゃんの若い時の姿であるため、当然清隆はさくらと純一の祖父ということになる。同時に義之の曽祖父でもある。記憶を失ったさくらになつかれていたのはこのため。まあ実際は「父と子の関係」ではなく、「祖父と孫の関係」であったわけだが。
彼の夢見の魔法と、手のひらから和菓子を生み出す魔法は子孫たちにきちんと受け継がれている。


このようにダ・カーポシリーズにとってリッカと並び全ての始まりと言える存在である。





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  • D.C.シリーズ初代主人公(純一)も5D's出演者(泰勇気)だったし、「満足」って言い方はアニメ版でも6話でやってたな -- 名無しさん (2019-07-01 20:51:44)

#comment

*1 D.C.Ⅲ P.P.のとある場面では「まだ俺は満足できないから」と言っている。
*2 一応公式サイトでは芳乃清隆と葛木清隆のダブル主人公という体になっているが登場時間は彼の方が圧倒的に多い
*3 少なくとも風見鶏は大学にあたる学校
*4 世界最高峰の魔術師が「カテゴリー5」なのでかなりの実力である
*5 直後にリッカが血相を変えて何をやらかしたのか聞いてくるほどの大技

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コメント

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