好塩基球(はたらく細胞)

ページ名:好塩基球_はたらく細胞_

登録日:2018/09/19 (水) 01:54:00
更新日:2024/03/22 Fri 13:48:33NEW!
所要時間:約 4 分で読めます



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運命の歯車は既に動き始めている……破滅へと向かう狂想曲を止める事ができるかね?



出典:はたらく細胞、第4話『食中毒』より、2018年7月8日から放送中、
david production、アニプレックス、講談社、
©清水茜/講談社・アニプレックス・davidproduction。


概要

『好塩基球』とは人間の体内にある細胞の一つ。ここでは『はたらく細胞』の好塩基球について解説する。


CV:杉田智和



白血球の一種。全白血球の中でも僅か0.5パーセントしかいないといわれるレアキャラ中のレアキャラ。
あまりに希少過ぎて発見から130年以上経過した現在でもほとんど解明できていない謎の細胞。


分かっている好塩基球の役割としては、好中球と好酸球を問題部位に引き寄せる物質を作ること。
また特定の抗原に出会うとヒスタミン放出し、アレルギー反応を引き起こすと言われている。
マスト細胞との類似した機能を持つ白血球であり、そのためマスト細胞の近縁と考えられてきたが、どうも違うらしい。
マスト細胞との違いとしては、マスト細胞は臓器の組織におりアレルゲンが侵入すると反応するが、
好塩基球は血管内を循環して炎症部位を発見するとマスト細胞と同じ役割を果たすようだ。


さらに近年の研究で花粉症などの即時型アレルギー反応はマスト細胞によるものだが、
アトピー性皮膚炎や喘息といった慢性アレルギー炎症の原因こそ、好塩基球なのではないかという研究結果が出ているんだとか。


まだ免疫機能は解明されていないが、今わかっている免疫機能としては、
マダニが一度吸血した生物の好塩基球は再度マダニが吸血していると感知するとその周辺に集まり吸血を阻害、マダニの吸血量をある程度減らす事が出来る。
またダニや寄生虫に対する攻撃としてヒスタミンを放出するマスト細胞を実行部隊とするなら好塩基球はその指揮官にあたるのではないかとされる。
またアナフィラキシーショックが起こる時には、血小板活性因子を放出している。


そんなわけで未だに全容が明らかになっていない好塩基球だが、擬人化されてもいまだに謎の人。
本作での好塩基球はミッド帽の上からフードを被り、口元をマスクで隠しているミステリアスな男性。
さらに口調も難解で回りくどい言い回しをしており、どこぞの飼育委員のよう。
そう、好塩基球は解明されていないので、姿も言っている事も不明なキャラ付けになったのだ。



普段その素顔は隠されているが、実は本作屈指の美青年である。
『好塩基性桿状核球』時代の彼は普通に素顔で生活をしており、柔らかい髪質の癖毛をしていてまつ毛も長い。
当時から変わり者として有名な細胞だったらしく、「なんのために生まれて死ぬのか」といった難しい事を日々考えて過ごしていた。
1146番好酸球曰く「繊細で弱い人」。だからこそ弱かった自分達は彼に惹かれたと言及している。


当時の日課は湖でボートに乗って詩集『細と胞の詩』に思いついた詩を書く事。
桿状核球時代には詩集は14冊目だったが、好塩基球時代には既に310冊目に突入している。


桿状核球時代にまだ骨髄球だった1146番と好酸球に出会っており、彼らに多大な影響を与えている。
特に1146番が癌細胞とのやり取りで真剣に悩む事になったのも、好塩基性桿状核球の影響である。
好酸球は彼と同じくポエムを書くのが趣味に。



『はたらく細胞研究所 ニコニコ戦略室』によると第4話がニコニコで配信された際に、
コメントが盛り上がった3つのシーンの一つに好塩基球の登場シーンがあった。4話の中で2番目に盛り上がっていた。
ちなみに盛り上がったコメント内容とは……演じた杉田氏の名前が連呼されたというもの。
これを聞いた出演者から笑いが起きつつも、花澤氏が「みんな(杉田さんを)呼び捨てにしすぎだから」と注意する一場面も。



本編の活躍

初登場は1話の扉絵。
正式に登場したのは2巻の『食中毒』の回。


侵入してきた菌がいる事を1146番と好酸球に伝え、好中球の応援を呼んだ。
アニメでは出番が微妙に増えたが、何をしているのかは不明。


次は癌細胞の時。好塩基球がどう戦ったかは不明。
アニメではみんなが戦う中、戦場を眺めるだけで終わった。はたらけ。
まぁ好塩基球は戦場に好酸球と好中球を呼ぶのが仕事なので、もう仕事は終わってはいるが……。


次は16話。
好酸球と共に登場し、ヒスタミンを出すかどうか悩んでいるマスト細胞にアドバイスをした。
……が、している途中でデングウイルスに吹っ飛ばされた。



27話では骨髄球だった1146番と好酸球が憧れる先輩『桿状核球』として登場。
弱い先輩と二人に思われていたが、ある日「生きる事とは、死ぬ事と見つけたり」と二人に告げて、翌日外敵との戦いに出陣していった。
なお1146番には好酸球の、好酸球には好中球の桿状核球と思われていたので、本話の最後まで先輩=好塩基球とは知らなかった。




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  • 熱中症回に傘をたくさん運んでいる好塩基球と似た格好の女性(?)が出て来たがあれも好塩基球だったんだろうか -- 名無しさん (2018-09-19 08:02:56)
  • ニコニコの配信でわかりやすい訳を入れてるコメントがあったおかげで、言い回しはともかく内容は至極まともであることがわかったw -- 名無しさん (2018-09-19 08:40:27)
  • ↑2 アニメ熱中症の回にちらっと映った口まで隠した女性は、確かクッパー細胞じゃなかったっけ -- 名無しさん (2018-09-19 09:41:44)
  • まぁ・・謎めいたキャラで声が杉田さんだとおちょくりたくもなるような気がする。 -- 名無しさん (2018-09-25 09:51:19)
  • どうやら貪食作用を持っていないらしい -- 名無しさん (2018-10-06 22:54:45)
  • 1146番が彼を好酸球の桿状核球だと思ってたって事は、1146番の同期の女性以外の好酸球の中には男性もいるのかな -- 名無しさん (2018-12-31 11:50:14)
  • ↑4 服装が似てるだけで多分別。熱射病の時期に表皮近くで傘ということから、おそらくメラニン色素を運んでる細胞。 -- 名無しさん (2021-02-14 11:30:16)

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