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更新日:2024/03/21 Thu 13:21:21NEW!
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dcコミックス アメコミ グリーンランタン シネストロ アンチモニター スーパーボーイ・プライム サイボーグ・スーパーマン パララックス new earth earth-0 ポストクライシス プレフラッシュポイント ジェフ・ジョーンズ イーサン・ヴァン・スカイバー デイブ・ギボンズ アイヴァン・リース ピーター・トマシ パトリック・グリーソン アンヘル・ウンスエッタ パスカル・アリックス ダスティン・グウェン ジャマル・イグル ロン・マーズ アドリアナ・メーロ アラン・バーネット パトリック・ブライン スターリング・ゲイツ ピート・ウッズ ジェリー・オルドウェイ マイケル・ラコンビ ハル・ジョーダン ガイ・ガードナー ジョン・スチュワート カイル・レイナー
『Green Lantern: Sinestro Corps War』は2007年にDCコミックスで行われたクロスオーバーイベント。
『Green Lantern: Sinestro Corps Special』
発売 2007年6月
脚本 ジェフ・ジョーンズ
作画 イーサン・ヴァン・スカイバー(本編)、デイブ・ギボンズ(短編)
『Green Lantern Vol.4』#21~#25
発売 2007年7月から
脚本 ジェフ・ジョーンズ
作画 デイブ・ギボンズ(#18短編~#20短編)、アイヴァン・リース、イーサン・ヴァン・スカイバー(#25)
『Green Lantern Corps Vol.2』#14~#19
発売 2007年7月から
脚本 デイブ・ギボンズ(#14~#17)、ピーター・トマシ(#18~#19)
作画 パトリック・グリーソン、アンヘル・ウンスエッタ(#14~#17)、パスカル・アリックス(#17)、
ダスティン・グウェン(#17)、ジャマル・イグル(#18)
クロスオーバーの順序は『GLS』→『GL』#21→『GLC』#14→『GL』#22→『GLC』#15→『GL』#23→
『GLC』#16→『GL』#24→『GLC』#17→『GLC』#18→『GL』#25→『GLC』#19の順。
『Tales of the Sinestro Corps: Parallax』
発売 2007年9月
脚本 ロン・マーズ
作画 アドリアナ・メーロ
タイインの1つ。カイル・レイナーとパララックスの精神の戦いを描いたワンショット。『GL』#22と『GLC』#15の間に当たる。
『Tales of the Sinestro Corps: Cyborg Superman』
発売 2007年10月
脚本 アラン・バーネット
作画 パトリック・ブライン
タイインの1つ。サイボーグ・スーパーマンのオリジンが語られるワンショット。『GLC』#16と『GL』#24の間に当たる。
『Tales of the Sinestro Corps: Superman-Prime』
発売 2007年10月
脚本 ジェフ・ジョーンズ(本編)、スターリング・ゲイツ(短編)
作画 ピート・ウッズ(本編)、ジェリー・オルドウェイ(短編)
タイインの1つ。スーパーマン・プライムのオリジンとヒーローたちとの戦いが描かれるワンショット。『GLC』#17と『GLC』#18の間に当たる。
『Tales of the Sinestro Corps: Ion』
発売 2007年12月
脚本 ロン・マーズ
作画 マイケル・ラコンビ
タイインの1つ。後日談で新たにイオンとなったソダム・ヤットを中心に描かれるワンショット。
日本では2018年にヴィレッジブックスから『Green Lantern/Sinestro Corps Secret Files and Origins』や関連する短編、
インタビューが収録された邦訳本が全2巻で発売されている。
『グリーンランタン:リバース』から始まったジェフ・ジョーンズによるグリーンランタン・サーガ『ウォー・オブ・ライト』第2部。
『グリーンランタン・コァ』とその宿敵『シネストロ・コァ』の戦いを描いている。
『コァ』同士の激しい戦いの中で、2つの『コァ』がそれぞれ象徴する意志と恐怖が如何なるものかを盛り込んでいる。
グリーンランタンがメインの作品だがジェフ・ジョーンズが担当した『インフィニット・クライシス』の続編としての一面を持ち、
アンチモニターやスーパーマン・プライム、マルチバースといった『DCユニバース』の重要な要素が登場する。
【物語】
銀河を守る戦士たち『グリーンランタン・コァ』。その一員である4人の地球人は宿敵シネストロの『イエローリング』が関わる事件に遭遇し、
その報告と状況確認のため『コァ』の管理者『ガーディアンズ・オブ・ユニバース』に謁見を求めていた。
そんな中、突如地球人ランタンの1人カイル・レイナーが『イエローリング』によって『反物質宇宙』にワープし
さらに『コァ』の本拠地惑星オアにシネストロの私兵『シネストロ・コァ』が襲撃を仕掛けてきた。
『シネストロ・コァ』の第一陣を退けた『グリーンランタン・コァ』は惑星オアの守備を固める一方、
『シネストロ・コァ』の本拠地惑星クワードと『グリーンランタン・コァ』の惑星型ランタンのモゴで激しい戦いを繰り広げる。
戦いの末に惑星クワードを脱出したハル・ジョーダン、ジョン・スチュワート、ガイ・ガードナー3人の地球人ランタンは
同じく脱出した『ロスト・ランタンズ』と別れ地球のヒーローたちに援軍を頼むため地球に帰還する。
しかし地球に戻った3人が目撃したのは黄色く輝き侵攻する『シネストロ・コァ』の軍勢だった。
真の狙いが地球だと知った『グリーンランタン・コァ』は地球のヒーローと協力し『シネストロ・コァ』に決戦を挑む。
【登場人物】
≪地球人グリーンランタン≫
- ハル・ジョーダン
かつて最高のグリーンランタンと呼ばれながら狂気に陥ってパララックスになり『グリーンランタン・コァ』を壊滅させるも、
仲間たちの協力で自らを取り戻しグリーンランタンに復帰した地球人。現在はセクター2814を担当している。
過去の活躍から彼を信頼する者もいるが、『ロスト・ランタンズ』をはじめかつて狂気に陥った彼を嫌うものも多い。
地球でシネストロの手掛かりを探していたが、決定的なものは得られずジョンやガイ、カイルと共に『ガーディアンズ』の謁見を求めていた。
惑星オアでの『シネストロ・コァ』の第一陣を退けると『ガーディアンズ』のガンセットに事態の収拾を託され、
姿を消したカイルの捜索にジョンとガイと共に向かおうとするが罠にはまり惑星クワードにワープさせられてしまう。
多勢に無勢の状況だったが、『ロスト・ランタンズ』の協力や『イエローリング』を駆使しジョンとガイの救出に成功する。
その後『シネストロ・コァ』の地球侵攻が始まると家族を狙うパララックスの迎撃に当たり、
一度は取り込まれてしまうもカイルの決意やジョンとガイ、ガンセットの協力もあって戦線に復帰する。
そして『シネストロ・コァ』がニューヨークとコーストシティを狙っていると知り、
カイルと共にコーストシティに向かい住民に避難を呼びかけるが逆に勇気づけられ『シネストロ・コァ』との戦いに臨む。
『ロスト・ランタンズ』の援護とニューヨークでの戦いの影響でシネストロをカイルとのコンビで2対1に持ち込むと、
互いに『パワーリング』のエネルギーを失くし肉弾戦で最後の戦いに挑む。
- カイル・レイナー
パララックスによる『グリーンランタン・コァ』壊滅後、長きにわたって唯一のグリーンランタンとして活躍していた地球人。
現在はグリーンランタン(アラン・スコット)の娘で恋人だったジェイドのエネルギーを受け継ぎイオンと呼ばれる存在に進化した。
グリーンランタンとしての活躍やイオンに進化したこともあってトーチベアラーの称号が与えられている。
ハルたちと共に『ガーディアンズ』の謁見を求めていたが、『イエローリング』によって『反物質宇宙』の惑星クワードにワープしてしまう。
そこでシネストロ率いる『シネストロ・コァ』に捕まりシネストロの手で自らの身に眠る精神生命体イオンを引き抜かれ、
さらにシネストロから母の死の真相を聞かされ恐怖を抱き新たなパララックスに変化させられてしまう。
その後は精神ではパララックスに抵抗し続けるも、肉体は操られ他のグリーンランタンと戦いを繰り返す。
しかし地球での戦いでパララックスが取り込んだハルの呼びかけとガイの持ってきた母との思い出の絵でパララックスの呪縛から脱することに成功する。
ガンセットから新たなリングを受け取るとハルと共にコーストシティに向かい『シネストロ・コァ』との戦いに臨む。
- ジョン・スチュワート、ガイ・ガードナー
かつてハルと共にグリーンランタンとして活躍し、『グリーンランタン・コァ』壊滅後も様々な力を手にヒーローとしての活動を続けた地球人たち。
ジョンはハルとコンビを組んでセクター2814を担当し、ガイはオナーランタンの称号を得て重要な任務をこなしている。
惑星オアでの『シネストロ・コァ』の第一陣を退けるとハルと共にカイル救出に向かおうとするが、罠によって惑星クワードに囚われてしまう。
ハルと『ロスト・ランタンズ』に救出されると、ハルと行動を共にして地球を狙う『シネストロ・コァ』の迎撃を行う。
パララックスとの戦いではジョンが時間稼ぎを行いガイがカイルの思い出の絵を持ってくることでパララックスを倒した。
その後ニューヨークでの決戦に参加しガイが『シネストロ・コァ』のウイルス型ランタンのデスポテリスに感染してしまうが、
アンチモニター打倒の方法を思いつきヒーローたちとランタンたちに呼びかける。
≪グリーンランタン・コァ≫
宇宙の治安維持組織。不死者の一族『ガーディアンズ・オブ・ユニバース』に管理されている。
ランタン型の『パワーバッテリー』でエネルギーを供給し、所有者の意思で形を変えるエネルギーを発する『パワーリング』を武器に戦う。
宇宙を3600のセクターに分け、1セクターにつき2人のランタンを配置し宇宙の平和を守っている。
惑星オアに攻撃を仕掛け各地でランタン狩りを行う『シネストロ・コァ』に対し、
キロウォグ率いる部隊がモゴを狙う『シネストロ・コァ』の生きる都市惑星ランクスの迎撃に当たり、
『ロスト・ランタンズ』はイオン救出に向かい、他のランタンは惑星オアに集結し敵の攻撃に備えていた。
あくまで治安維持組織であるため致死的行為は認められておらず多くの隊員が犠牲となり徐々に追い詰められていくが、
『ガーディアンズ』がルールを変え殺人を許されたことで反撃に転じモゴでの戦いに勝利する。
その後『シネストロ・コァ』の真の狙いである地球に向かい、地球のヒーローと協力して『シネストロ・コァ』と激しい戦いを繰り広げる。
- クトス・クタス・クタティス
セクター73担当でChthistos出身。赤くごつごつとした肌を持つ生真面目な新人隊員。
モゴでの戦いに参加し以前ガイと共に遭遇したランクスについての情報をキロウォグに教え右腕に指名される。
その後もその知識で部隊をサポートしていたが、ランクス内での戦いで命を落とした。
- キロウォグ
セクター674担当でボロヴァクス・ヴィク出身。カバに似た外見を持つベテラン隊員で新兵の訓練を担当する。
仲間への激励や敵を罵倒する際に「プーザー」という言葉を口にする。
惑星オアにおける『シネストロ・コァ』の第一波の後、大部隊を率いモゴに向かい『シネストロ・コァ』との戦いに臨む。
シネストロの右腕アーキロと激しい戦いを繰り広げながら部隊の指揮を執り続け勝利に貢献した。
その後、地球での戦いにも参加しアーキロとの戦いに決着をつけた
『ガーディアンズ』がルールを変えた際には驚きの表情を見せ、出来る限り殺すことなく戦いを続ける。
- ソラニク・ナトゥ
セクター1417担当でコルガー出身。本職は医師で『パワーリング』に対し嫌悪感を持つ女性隊員。
コルガーの平和実現を願っているが、反政府勢力の象徴として利用されている。
『シネストロ・コァ』の攻撃が始まる中、反政府勢力の集会を止めていたところ突如シネストロが現れ戦闘となる。
自分にコルガーの統治者になることを望むシネストロの言葉を否定するも敗北を喫する。
しかしコルガーの民衆からはシネストロとの戦いに勝利したと思われ英雄として扱われてしまう。
その後シネストロとの戦いで負傷した民衆の治療を行っていたが、戦いに参加する決意を固め地球に向かう。
医師として致死的行為の容認を受け入れられず他のメンバーの治療を担当する。
- サラック
セクター1418担当でスラジャ出身。4本の腕を持つベテラン隊員で惑星オアでメンバーへの指示などを任されている。
当初は惑星オアで役目を果たしていたが、モゴでの戦いの終盤に戦線に参加し地球での戦いにも参加する。
- ソダム・ヤット
セクター1760担当でダグサム出身。『オアの書』の一節『禁断の章』の預言に名前が載る者の1人。
閉鎖的なダグサムで宇宙を夢見ていた新人隊員で、高い戦闘力と判断力を持つ。
モゴでの戦いに参加し仲間たちと共にランクスに突入、内部からの破壊を実行し生き延びた。
地球での戦いではクリプトンから分派したダグサムの血が覚醒しスーパーマン並みのパワーを手に入れ、
さらに『ガーディアンズ』からイオンを与えられグリーンランタンを超える存在へと進化した。
そして力を取り戻したスーパーマン・プライムとの戦いに臨み、新たに得たパワーを駆使し激しい戦いを繰り広げるも
弱点である鉛によるダメージと経験の差から敗北した。
- モゴ
セクター2261担当の生きる惑星。『オアの書』の一節『禁断の章』の預言に名前が載る者の1人。
テレパシーでコミュニケーションを行い、隊員のケアや『パワーリング』の再配置など重要な役割を持つ。
『シネストロ・コァ』の攻撃が始まるとランクスの襲撃を受け2つの『コァ』の戦場となる。
ランクスの重力破砕砲で地表に大きなダメージを負い、『ホワイトローブの子ら』のブリンク・ボムでコアを破壊されかけるが、
他の隊員たちの活躍で事なきを得た。
- ブズドゥ
セクター2261担当のエイピエイトン出身。ハエのような小さな外見だが強力なパワーを持つ。
モゴでの戦いでグリーンマンとステルの援軍にいち早く駆け付け、そのパワーをいかんなく発揮した。地球での戦いにも参加する。
- イサモット・コル、ヴァス・サーン
セクター2682担当の新人隊員コンビ。イサモットはサナガー出身でワニのような外見をしており、ヴァスはラン出身で地球人に近い外見を持つ。
サナガーとランは最近まで戦争状態にあり、2人の関係も良好とは言えなかったが幾多の戦いを潜り抜け親友となった。
モゴでの戦いを生き延び地球での戦いではテキサスやニューヨークで活躍する。
- アリシア・ラァブ
セクター2815担当でグラソスⅣ出身。黄色い肌が特徴的な女性ベテラン隊員でハルに憧れていたこともあった。
サラックからソダム・ヤットの監督を命じられモゴや地球での戦いに参加する。
キロウォグ同様、致死的行為の容認を受け入れられず敵を殺さずに戦い続ける。
- グリーンマン、ステル
セクター2828担当でアクサー出身の隊員とセクター3009担当でグレンダ出身の隊員。
グリーンマンはその名の通り全身緑色で、ステルは自我を持つロボット。別セクター担当だがコンビで活動している。
『シネストロ・コァ』の攻撃が始まる前にグリーンマンがデスポテリスに感染しステルに大きなダメージを与えていた。
何とか正気を取り戻すと、ステルの修理のためにモゴに向かうが『シネストロ・コァ』との戦いに巻き込まれる。
モゴでの戦いではステルが『パワーリング』の力で体を補いながらランクスの撃墜に貢献し、
グリーンマンは戦いで大きなダメージを負ったモゴを保護する方法を思いつく。地球での戦いにも参加する。
- ガーディアンズ・オブ・ユニバース
『グリーンランタン・コァ』の管理を行う12人の男女からなる不死者の一族。
感情や個人の意思を否定しているためそれぞれ名前を持たないが、例外的にガンセットとセイドのみ名前を持つ。
最近捕らえたサイボーグ・スーパーマンが『52』とマルチバースの秘密を知っていたため、
『コァ』の歴史を記した『オアの書』の一節『禁断の章』の預言を巡って会議を行う。
『シネストロ・コァ』による攻撃が始まると『禁断の章』の預言が危険だと判断して削除し、
『ロスト・ランタンズ』にはイオン回収を、その他の隊員にオアの防衛を強化するよう命じる。
その後モゴでの戦いが不利と判断すると『オアの書』の書き換えを決定し致死的行為を認めてしまう。
地球での戦いが始まると自分たちも参戦し、ソダム・ヤットにイオンの力を与え自分たちはアンチモニターに挑む。
- ガンセット、セイド
『ガーディアンズ・オブ・ユニバース』の一員。他の者と異なり感情を否定しておらず個人の名前を持つ。
ガンセットはハルやカイルと長年協力してきた『ガーディアンズ』で、セイドはガンセットの思想に共感し名前を名乗っている。
『オアの書』に書かれた『禁断の章』の預言を信じているが、他の者に否定され『禁断の章』を削除される。
『シネストロ・コァ』による攻撃が始まると地球人の力が必要と判断し独自の行動を取るが、
他の者から感情的な行動と判断され『ガーディアンズ・オブ・ユニバース』から除名されてしまう。
最後の地球人ランタンへの協力としてパララックスを『パワーバッテリー』に封印し、
カイルに『パワーリング』を授け、『禁断の章』の最終第三節『漆黒の夜』について教え姿を消す。
- イオン
ジェイドから力を受け継いだカイルに与えられた名前で、その正体は『セントラル・パワーバッテリー』の中で
パララックスを監視していた意志を象徴する精神生命体。その姿は羽の生えたクジラを思わせる。
『セントラル・パワーバッテリー』が破壊された際にカイルの『パワーリング』に宿りジェイドの死と共に覚醒した。
カイルに『パワーリング』無しでそれ以上の力を与える強力な力を持ち、アンチモニターが研究したがるほどの存在。
シネストロの手でカイルの肉体から奪われるも『ロスト・ランタンズ』によって奪還され、
地球での決戦に際し『ガーディアンズ』の手でソダム・ヤットの肉体に宿され彼をイオンに変えた。
≪ロスト・ランタンズ≫
かつてハルがパララックスに変貌した際にリングを奪われ宇宙に放置されたランタン隊員。
その後『マンハンターズ』に囚われていたところをハルとガイに救出され『コァ』に復帰しチームで活動している。
パララックスだったハルを激しく憎んでおり、彼と仲良くする地球人ランタンにも冷たい態度で接する。
惑星オアにおける『シネストロ・コァ』の第一波の後、『ガーディアンズ』の指示で惑星クワードのイオン回収に向かう。
そこでハルと協力することになり数名が犠牲になりながらもイオン回収に成功する。
この一件でハルとのわだかまりが解け始め、地球での戦いでは他の隊員と共にコーストシティで戦うハルの援護に現れる。
- ハンヌ
セクター2担当でオヴァクロンⅥ出身。岩石生命体で己の肉体に誇りを持ち基本的に『パワーリング』を移動用にしか使わない。
決して扱いが下手というわけではなくアンチモニターへ使用した際には相手をのけぞらせて見せた。
- ジャック・T・チャンス
セクター17担当のGarnet出身。『パワーリング』では裁けない相手を銃で殺すアウトロー。
惑星クワードの戦いでパララックスの言葉に動揺したスキを突かれ殺された。
- ライラ
セクター112担当でジェイド出身。紫色の肌を持つ女性隊員。
- グラフ・トーレン
セクター424担当でカラクス出身。故郷では『コァ』の宿敵でもある『スパイダーギルド』との戦いに明け暮れていた。
『光の教会』の僧侶で冷静な視点の持ち、恨みを抱くハルに対しても他の隊員に比べると敵愾心を向けていない。
- キハーン
セクター786担当のVarva出身。牛のような角を持ち『ロスト・ランタンズ』の中ではハンヌに次ぐ巨体の持ち主。
『ロスト・ランタンズ』のリーダー格でチームを引き連れイオンの元までたどり着くが、アンチモニターに殺された。
- ブーディッカ
セクター1414担当のべラントリクス出身。故郷では傭兵集団に所属していた女戦士。
パララックスとの戦いで右手を奪われており『パワーリング』で作った義手で戦っている。
- トマー・トゥ
セクター2813担当でズダー出身。ハルの親友だったトマー・レの息子。
父親からハルの活躍を聞いていたため彼に対してそこまで冷たい態度をとっていない。
≪シネストロ・コァ≫
『グリーンランタン・コァ』の宿敵シネストロが作り上げた恐怖を力とする悪の『ランタン・コァ』。
『反物質宇宙』の惑星クワードを拠点に『グリーンランタン・コァ』同様『セントラル・パワーバッテリー』を建設し、
シネストロが使用する『イエローリング』やパワーを供給する『パワーバッテリー』を量産することで大部隊を結成した。
『グリーンランタン・コァ』と同様に『正物質宇宙』を3600のセクターに分け、1つのセクターにつき1人の隊員が担当している。
宇宙を恐怖で満たすために『グリーンランタン・コァ』への攻撃を開始する。
惑星オアへの襲撃後、各地でランタン狩りを行う。そして重要な役割を持つモゴへ攻撃を仕掛け、
惑星クワードで地球人ランタンと『ロスト・ランタンズ』と戦いを繰り広げる。
モゴでの戦いに敗北し地球人ランタンたちも取り逃すが全ては時間稼ぎで、真の狙いであるマルチバースの中心、地球へ侵攻する。
圧倒的物量とパワーでアメリカの大都市に攻撃を仕掛けた後、アンチモニターのためにニューヨークで
シネストロのためにコーストシティで地球のヒーローたちや『グリーンランタン・コァ』と戦闘を開始する。
- サール・シネストロ
セクター1417担当でコルガー出身。かつては史上最強のグリーンランタンと呼ばれた偉大な人物だったが、
コルガーに圧政を敷いたことで『グリーンランタン・コァ』から追放され、それ以来『コァ』への復讐を目論んできた。
いつからか恐怖に魅入られ、恐怖による宇宙支配を実行すべく『シネストロ・コァ』を作り上げた。
戦いが始まると誘拐したカイルやコルガーにいるソラニクを言葉巧みに動揺させ恐怖を抱かせ戦いに向かわせる。
そして戦場が地球に移ると部隊を率いてコーストシティに向かい、ハルとカイルと戦闘になる。
モゴにおける激しい戦いの末に『グリーンランタン・コァ』に致死的行為を容認させることとなったが、
全ては『グリーンランタン・コァ』を恐怖の象徴に変えるためのシネストロの計画だった。
- アンチモニター
かつて『クライシス』で『DCユニバース』崩壊を目論んだ破壊神。反物質を操る力を持つ。
『クライシス』での戦い(正確にはそれに準ずる戦い)で地球のヒーローに敗北後、精神体で生き残っていた。
そこを『シネストロ・コァ』が回収し新たな肉体を与えられ、彼らの指導者として地球侵略によるマルチバースの支配を目論んでいる。
惑星クワードではカイルから手に入れたイオンの研究をしていたが『ロスト・ランタンズ』に奪われてしまう。
戦場が地球に移るとニューヨークに降臨し反物質で全てを滅ぼそうとする。
- スーパーマン・プライム(クラーク・ケント/カル=エル)
かつてマルチバースに存在した『Earth-Prime』の生き残り。『インフィニット・クライシス』での戦いの後、
『グリーンランタン・コァ』の牢獄『サイエンセル』に囚われ赤色光線の下50人の隊員に監視されていた。
惑星オアでの戦闘で『シネストロ・コァ』に救出されるも恐怖による宇宙の支配に興味は無かったが、
『Earth-Prime』を滅ぼしたアンチモニターの復讐と『Earth-Prime』を取り戻すために協力する。
長い間赤色光線の下に置かれていたため力を発揮できず、黄色光線を蓄えるアンチモニター風の鎧を身に着けている。
戦場が地球に移るまで月で待機していた。地球での戦いが始まると大量のヒーローたちと戦闘になり鎧を破壊されてしまう。
パワーを失い涙も流すが、間一髪のところで太陽光を浴び本来のパワーを取り戻し、イオンとなったソダム・ヤットと戦闘になる。
- サイボーグ・スーパーマン(ハンク・ヘンショウ)
半身が機械で構成されたスーパーマンのような見た目をしたヴィラン。ある事故で体質が変化し妻と仲間を失い、スーパーマンを逆恨みしている。
ハルをパララックスに変えるきっかけを作った人物でもあり、彼やスーパーマンとは何度も戦い敗北と復活を繰り返している。
現在はかつて『ガーディアンズ』が造った人造人間『マンハンターズ』のグランドマスターとして活動している。
『オアの書』の一節『禁断の章』の預言にその存在が記されており、ガンセットとセイドからその存在を危険視されている。
セクター3601での戦いでハルに敗北し、『サイエンセル』に囚われていたが『シネストロ・コァ』に救出された。
以前から協力関係にあったらしく、新たな肉体と『イエローリング』を与えられ巨大宇宙船『ウォーワールド』の建設を進める。
準備が整うと『ウォーワールド』に『セントラル・パワーバッテリー』を乗せ隊員たちと共に地球に襲撃を開始、
持ち前のパワーと『イエローリング』の力でスーパーマンをはじめとするヒーローたちを圧倒する。
彼の目的は永遠の死であり戦いに勝利すればアンチモニターに実現してもらう予定だが、戦いの間もヒーローたちに期待している。
- パララックス
宇宙が生まれると同時に生まれた恐怖を力とする黄色い怪物。惑星オアの『セントラル・パワーバッテリー』に封印されていたが、
『シネストロ・コァ』に回収され恐怖に油断したカイルを依り代に復活を果たした。
『シネストロ・コァ』の戦力として惑星クワードで地球人ランタンや『ロスト・ランタンズ』を相手に暴れまわる。
地球に戦場を移すとハルの家族に狙いをつけ、止めに現れたハルを取り込み更なるパワーアップを果たす。
しかしジョンとガイによってハルとカイルを解放され、最後は地球人ランタン4人の『パワーバッテリー』に封印された。
- べドヴィアン
セクター3担当。殻にこもった不気味な虫のような外見で、獲物を捕らえると何世紀もかけ消化を行い新たな獲物を待つ。
惑星オアでの襲撃でスナイパーとして先制攻撃を仕掛ける。多数のグリーンランタンを殺すも、最後はジョンの狙撃を受け敗れた。
彼の殻は『シネストロ・コァ』の新人が恐怖を学ぶために使われている。
- アーキロ
セクター674担当でヴォーン出身。シネストロの右腕的存在で、新人の育成や部隊の指揮を任されている。
モゴでの戦いでキロウォグと激しい戦いを繰り広げライバルのような関係になる。その後、地球で再び戦うも敗北した。
- アモン・サー
セクター2814担当でアンガラ出身。ハルの前任者であるアビン・サーの息子。任務にかまけ自分を構わなかった父を恨み犯罪に走った。
最近ハルを逆恨みし彼に襲い掛かるも、返り討ちにあい間一髪のところで『シネストロ・コァ』に救われ隊員となった。
惑星クワードや地球での戦いに参加しハルたちと戦うも、『グリーンランタン・コァ』が殺しを行う姿に恐怖し姿を消した。
- カル・シル
セクター2815担当でグラクソスⅢ出身。人間に近い外見を持つが大きく裂けた口を持つ女性隊員。
故郷では3匹の怪物に育てられ、戦闘ではその怪物を再現して戦う。惑星オアと地球での戦いでガイと相対する。
- エンカフォス
セクター2981担当。ターバンのようなものをかぶりファラオの付け髭のようなものをつけている。
『グリーンランタン・コァ』のサラックに似た立場で、ランクスの中から情報の管理を行う。
ランクスの内部にグリーンランタンたちが侵入するとクトスを殺害するが、致死的行為を許可されたソダム・ヤットに殺された。
- ランクス
セクター3272担当の生きる都市惑星。『オアの書』の一節『禁断の章』の預言に名前が載る者の1人。プライドの高い性格。
犯罪の温床となっていたところをガイに調査された際に、下水システムを破壊されたことから彼に恨みを抱いている。
ガイへの復讐を条件にモゴでの戦いに参加し、重量破砕砲で大きなダメージを与えた。
しかし内部に『グリーンランタン・コァ』が侵入し、システムをシャットダウンされ大爆発を起こし消滅した。
- デスポテリス
セクター3497担当でコンドラ出身。幾多の世界で何十億もの命を奪ってきた知的殺人ウイルス。
戦いが始まる前からカイルの母やグリーンマン、モゴに感染することで戦いの準備を進めてきた。
地球での戦いではガイに感染し彼を追い詰める。
- リサ・ドラク
セクター3500担当でタロクⅣ出身。青白い肌を持つ女性隊員。
惑星クワードで『グリーンランタン・コァ』の『オアの書』に相当する『パララックスの書』を管理している。
惑星クワードでの戦いでジョンとガイを救いに現れたハルたちと戦うも、戦闘は得意でないらしくあっさり敗北した。
『シネストロ・コァ』の隊員のオリジンを描いた短編は彼女がアモン・サーに語る形で描かれる。
- クライブ
セクター3599担当でヴォラ出身。緑色の肌をした老婆を思わせる外見で、背中に赤子を入れる網を持つ。
『グリーンランタン・コァ』の赤子を狙って襲撃を繰り返している。本編では活躍せず短編でその恐怖が語られる。
- ホワイトローブの子ら
『シネストロ・コァ』に協力する正体不明の子供たち。『オアの書』の一節『禁断の章』の預言に名前が載る者の1人。
人間の子供を思わせる姿をしており超能力を操る。モゴを『ブリンク・ボム』で破壊するためモゴの核の近くまで向かうが、
モゴがエネルギーを集中することで侵攻を食い止めグリーンランタンたちに処理された。
- マンハンターズ
かつて『ガーディアンズ』が宇宙の治安維持のために造った人造人間。
『パワーバッテリー』で稼働し正確な行動で秩序を保っていたが、プログラムが暴走し『ガーディアンズ』に反乱を起こした。
反乱は失敗に終わり、生き残りが『ガーディアンズ』へ復讐を試み『グリーンランタン・コァ』をはじめとするヒーローと戦い続けている。
現在はサイボーグ・スーパーマンを指導者グランドマスターに迎え、セクター3601を拠点に活動している。
『シネストロ・コァ』と協力関係にあり兵士として活躍している他、頭部には2つの『コァ』の『パワーリング』のパワーを吸収・供給する機能を持つ。
- クワード人
惑星クワードの本来の住人。『ガーディアンズ』に恨みを持ち、彼らへ復讐すべく戦いを繰り返している。
現在は『シネストロ・コァ』の奴隷のような扱いで、特に兵器開発を得意とするウェポナーズは
『イエローリング』と『パワーバッテリー』を生産する工場で働かされている。
≪その他≫
- 地球のヒーロー
『JLA』をはじめとするヒーローたち。地球に現れた『シネストロ・コァ』に『グリーンランタン・コァ』と協力して立ち向かう。
特にスーパーマン・プライムにはほぼ全てのヒーローチームが集結して戦った。
- ズーム(ハンター・ゾロモン)
フラッシュ(ウォリー・ウェスト)のライバルで、悲劇を乗り越えさせることでヒーローの成長を願う歪んだ人物。
『インフィニット・クライシス』でシネストロと共闘していたため、ハルに尋問されも情報は持っていなかった。
- マーティン・ジョーダン
ハルの父。腕の立つテストパイロットだったが新型機の飛行中に事故で命を落とした。
ハルが惑星クワードに連れ去られた際、パララックスがマーティンが命を落とす瞬間を再現しハルを動揺させた。
- ジム・ジョーダン
ハルの弟。保険のセールスマン。家族を連れて再建したコーストシティにやって来たが、未だ空き家だらけの街を悲観している。
『シネストロ・コァ』による地球侵攻が始まった際、パララックスに命を狙われるがハルに助けられた。
その後コーストシティに危険が迫っていることをハルに告げられるが、決して逃げないと返し他の住民と共に緑の光を掲げ戦いに送り出した。
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