登録日:2018/01/30 (火) 21:25:49
更新日:2024/02/16 Fri 14:27:44NEW!
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『Batman: A Lonely Place of Dying』は1989年にDCコミックスで行われたクロスオーバーイベント。
『Batman Vol.1』#440~#442
発売 1989年10月から
脚本 マーブ・ウルフマン、ジョージ・ペレス
作画 ジム・アパロ
『New Titans』#60~#61
発売 1989年10月から
脚本 マーブ・ウルフマン、ジョージ・ペレス
作画 ジョージ・ペレス、トム・グラメット(#61)
クロスオーバーの順序は『B』→『NT』の順。
日本では2012年に小学館集英社プロダクションから発売された『バットマン:デス・イン・ザ・ファミリー』に収録されている。
3代目ロビンとなり長年読者に愛されるティム・ドレイクが初登場した作品。
『バットマン:デス・イン・ザ・ファミリー』で2代目ロビン(ジェイソン・トッド)は編集部の判断と読者の投票そしてジョーカーに殺されたが、
彼の死はバットマンとナイトウィングを深く傷つけ、2人の関係は悪化しバットマンの物語をより暗いものへと変えていた。
そんな状況で新たなロビンを求める声が上がり、編集部は初代ロビンを成長させ2代目ロビン登場に関わったマーブ・ウルフマンにその役目を任せた。
ウルフマンは新たなロビンをバットマンの後継者ではなくロビンになろうとしているロビンとして登場させ、
バットマンにとって相棒がいかに大事な存在かを描き、読者に新たなロビンを受け入れてもらえるよう努め成功させた。
【物語】
ジェイソンの死後、バットマンは冷静さを失い己の身を省みない戦いを続けていた。
自らの推理力でバットマンやロビンの正体を突き止めたティム・ドレイクはバットマンの心身を心配し、
ナイトウィングにロビンに戻りバットマンを支えてもらおうと彼の行方を捜していた。
かつて所属していた『ヘイリーズ・サーカス』を訪れていたナイトウィングに接触したティムは、
彼に自らの素性を明かしバットマンと和解するよう呼び掛ける。一方バットマンは復活したトゥーフェイスとの戦いに臨んでいた。
【登場人物】
- バットマン(ブルース・ウェイン)
ゴッサムを守る闇の騎士。ジェイソンを亡くして以来、無茶な戦いを続け生傷が癒えない日々を送っている。
アルフレッドの言葉で少し落ち着きを取り戻し最近の事件の裏にトゥーフェイスがいることに気が付く。
彼を罠にはめようとするが同時期に彼が起こした誘拐事件を優先し失敗してしまう。
しかし今までの事件からトゥーフェイスの隠れ家に気が付き、単独では危険と思い回りくどい方法でナイトウィングを呼び寄せる。
そして2人で隠れ家を探索するが罠にはまりピンチに陥ってしまう。
- ナイトウィング(ディック・グレイソン)
初代ロビンとして活躍し現在はバットマンから独立して活動している。独立の際にバットマンと仲違いしており、ジェイソンの死でさらに悪化している。
青年ヒーローチーム『タイタンズ』に所属していたがバットマンとの確執を解消するため脱退しゴッサムを訪れていた。
バットマンとの和解が失敗に終わりかつて所属していた『ヘイリーズ・サーカス』を訪れると、サーカスが売られようとしていることを知る。
最後の思い出にサーカスに出演した際、サーカス売却を巡る事件に巻き込まれティムの協力を得て解決する。
そしてティムが自分やバットマンの秘密を知っておりバットマンをロビンとして助けるよう求めたため、彼をウェイン邸に連れていきその理由を聞く。
話を聞き終えバットマンの危機を理解するがナイトウィングであることは譲れず、ナイトウィングとしてバットマンの助けに向かう。
ジェイソンの死に苦しむバットマンに気が付きナイトウィングにロビンとして彼を助けるよう求める少年。
外国で活動している両親を持ち寄宿学校に通っている。抜群の推理力と体術の心得を持つ。
幼少の頃、ディックの両親が殺されたサーカスの公演に居合わせ、ディックの4回転ジャンプやディックを気遣うバットマンの姿が心に刻まれていた。
しばらくしてバットマンとロビンの活躍を見た際に、ロビンとディックの動きが重なり芋ずる式でバットマンの正体や2代目ロビンの死に気付いた。
そしてジェイソンを失い暴力的になったバットマンのため、ディックにバットマンの相棒に戻ってもらおうと動いていた。
『タイタンズ・タワー』やディックのアパートで情報収集を行いディックの居場所を知り、『ヘイリーズ・サーカス』で彼と接触する。
彼にウェイン邸に連れていかれ自らの素性とバットマンとロビンの思いを語り、ディックにロビンに戻ってもらおうとするが失敗する。
ナイトウィングがバットマンを助けに向かった後、ウェイン邸に待機していたが2人のピンチを知りロビンのコスチュームに目を向ける。
≪ヴィラン≫
- トゥーフェイス(ハービー・デント)
顔の半分を酸で焼かれ精神が歪んだゴッサムの元地方検事。とある事件でゴッサムを離れていたが、バットマンを倒すために戻って来た。
ラジオから聞こえる声に従い2が関係する事件をいくつも引き起こし、自身の存在を示しながらバットマンを抹殺しようとしていた。
バットマンが自分の存在に気づき罠を仕掛けたと同時に誘拐事件を起こしバットマンをおびき出そうとするが、すれ違う結果となり失敗する。
その後一連の事件で自分の隠れ家のヒントを完成させ、現れたバットマンとナイトウィングを隠れ家の崩壊に巻き込むことに成功する。
- ラベッジャー
トゥーフェイスの依頼を受けた犯罪者。2が関係する殺人を繰り返しダムでバットマンと戦う。激しい戦いの末にダムに落下した。
≪その他≫
- アルフレッド・ペニーワース
ウェイン家に仕える執事。バットマンの活動をサポートし、無茶な戦いを続ける彼を戒める。
その後ディックが連れてきたティムの話を聞いてティムの思いを理解する一方、ブルースとディックの考えも尊重する。
- ジェームズ・ゴードン
ゴッサム市警本部長でバットマンの良き理解者。彼と共にトゥーフェイスの事件に当たる。
最近荒れ気味のバットマンを心配しておりナイトウィングの頼みで『バットシグナル』を点灯する。
- ニュー・タイタンズ
若い世代のヒーローで構成されたヒーローチーム。
登場メンバーは
惑星タマランの王女でナイトウィングの恋人スターファイヤー(コリアンダー)
半身が機械のチームリーダーサイボーグ(ビクター・ストーン)
ワンダーウーマンの妹として生み出されたトロイア(ドナ・トロイ)
話すことが出来ないデスストロークの息子ジェリコ(ジョセフ・ウィルソン)
弓の名手でグリーンアローの相棒スピーディ(ロイ・ハーパー)
悪魔トライゴンと人間のハーフレイブン(レイチェル・ロス)
ディックの行方を捜す少年を怪しんで警戒する。その後、謎の暗号が届き警戒を強めるもバットマンが関係すると気づきディックに報告する。
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