コルクマリー

ページ名:コルクマリー

登録日:2017/12/18 (月) 23:29:37
更新日:2024/02/16 Fri 13:08:59NEW!
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マテリアル・パズル 女神の三十指 五本の指 イケメン 残念なイケメン 変態 トラウマ 殺人鬼 吉良吉影 魔法使い 斬り裂き魔 斬り裂きマリー 日常に紛れ込んだ悪魔 斬り裂き魔リィ




ボクはコルクマリー。女神の三十指“五本の指”のひとり。


切り裂きマリー。よろしくね。






漫画「マテリアル・パズル」の登場人物。
グリ・ムリ・アが率いる女神の三十指の一員で、その中でも上位に位置する“五本の指”の一人。
劇中の活躍から、土塚理弘作品では青ノ彗龍と並んで読者の寿命を縮めた存在として知られる。




容姿


基本的に男は男、女は女とはっきり描かれることの多い土塚作品では珍しい中性的なイケメン。
大きく胸元の開いた服と、脚の部分がデコボコしたズボン(通称ドリルズボン)を着用している。
胸元に短剣をぶら下げているが、よく見ると紐ではなく髪の毛で吊しているのがわかる。動く時に痛くないのだろうか…。




性格


基本的には穏やかだが、平気で人を殺せる冷酷さを併せ持つ。恐らくだが切り殺すことが大好き。
ただし、戦う力を持たない人間はなるべく殺さないようにはしており、特に気に入った人間はなるべく殺したくないらしい。(それでも向かって来るようなら殺すが)
また、必要がなければ闇討ちせずに、懐刀を見せた上で相手に遠慮せずにかかってこいと言うなど、剣士としての矜持も一応あるらしい。
自分の力に自信がある反面、引き際もわきまえており、不利と判断した場合はあっさり引き下がったりする。
表向きには異常者らしいところはまったく見られないため、普通の人間として生活することが可能。ただし彼自身は「自分が異常者である」という自覚がある。
また嘘ばかりであるらしく、上述の真実っぽい一面も全て真実であるのかまでは不明。
これらのことと後述の魔法の安定させる方法から、吉良吉影が元ネタではないか、と言われることがある。つまり変態




身体能力


他の五本の指にも言えることだが、魔法無しでも並の三十指よりはるかに強い。
劇中ではその凄まじさが随所で描写されており、


  • 非戦闘中ならば気配のみならず存在感まで消せる。五本の指相手に通じるかは分からないが、数多の兵士や武術の達人達はこの間誰一人として気付くことはなかった。
  • 「懐刀」という体技を使い、人体、金属、魔力の塊など、ほぼ全てをただの手刀で斬る。
  • 時間停止を利用した死角からの突然の至近距離攻撃にも対応できる反射神経と、グリン王子が全力で振りかぶった攻撃も咄嗟に片手で止めてしまう膂力を合わせ持つ。
  • メモリア王国の海岸からマージ島まで(目視できる位置にあるが、数十メートル以上は離れている)を、とんでもないジャンプ力と体を回転しまくることにより一回のジャンプで移動する。
  • というか海をジャンプで移動し続ける(過程が描かれなかったため、途中で海面でも蹴って何度もジャンプしたのか、回転し続けることで無理やり滞空したのかは不明)


と、もはや笑うしかないほどの身体能力を見せつけている。




魔法「四閃三獄」


魔法レベル:99
属性:斬
魔法アイテム:不明(胸元の短剣ではないか、と推測されている)


しせんさんごく、と読む。
打ち破った相手の太刀筋をコピーする魔法。十二人分までストックできる。
自分の実力が相手を上回っていなければいけないが、コピーした太刀筋は「太刀筋の威力+魔法の使用者の実力」「使用者が技を複数持っていればその分技が増える」ため、オリジナルより強くなる。
作中で見ていないであろう技までコピーしていたため、とにかく相手の剣術とやりあって倒してしまえば全部コピーしてしまえる模様。
また、斬撃も魔法によるもののため、魔法を使える状況ならば武器を所持する必要はなく、名刀もびっくりの切れ味をいくらでも再現できる。


なおゼロクロイツでも登場したが、コピーする間もなく使用していたのでコピーは使用の絶対条件ではない模様。


●剣仙十二刀流


コルクマリーが完成させようとしている四閃三獄の形態。
作中世界に存在する最高の剣客と言われている、剣仙十二客の太刀筋をコピーすることを目指している。
しかし剣仙の太刀筋は流石に強力で、コルクマリーと言えどもただコピーするだけでは自分のものにはならなかった。
そこで精神と魔法を安定させるべく、コルクマリーは自分好みの「透き通るような白い肌の女性」を斬るという凶行を繰り返した。
これに関してミカゼは、彩光少年のあらすじにてコルクマリーを「自分の好きな女を斬る事が目的の変態」と紹介している。


●天衣無縫十三刀流


ネタバレ大好きな作者がtwitterで明かし、『神無き世界の魔法使い』でナトラレーゼとの最後の競り合い時に使用した四閃三獄の完成形態。土塚ァ!
それ以外は詳細不明である。


禁断五大魔と同じく、五本の指の魔法もいずれも強すぎて使いこなすことは難しく、
完成形はヨマのアデルパと同じく、更なる驚異的な能力を得ることになると目されている。




アダラパタとの関係について


現在までに登場している三十指たちの中でも、特にアダラパタに親しげな態度で接している。本人曰く「君とボクとの仲じゃないか」とのこと。
基本的にまわりの人間を駒としてしか見ないアダラパタだがコルクマリーとだけは性格や関係性が割と合致しており、
ほぼ本音で接することが出来たり頼みごとをお互いにするなど、ほんのわずかながらではあるが例外的な関係らしさがうかがえる。
コルクマリーが女神を裏切りジャンクーアと手を組んだ際には「まさか……」と驚きを見せており、今なお彼を始末せずに泳がせている。
(アダラパタはコルクマリーとジャンクーアが手を組んだ事に対して他の三十指に女神の国の防衛を命じているので、いつもみたいに「面白そうだから」という理由で放置しているわけではない)



劇中の活躍


ティトォたちがメモリア王国に到着した時点で十人の剣仙を殺害し、太刀筋の安定のために八人の女性を殺害していた。
その後、ヨマの暴走が原因でメモリア城に潜伏していることが知られてしまったが、
上記の通り普通の人間となんら変わりなく生活できるため、誰も彼の正体をつかむまでには至らず、魔法の安定のために更に九人目、十人目の犠牲者を出す。


実はメモリア城のメイドのリィに何年もの間化けていたのだが、ティトォの洞察力から男性であることがバレる。
この時点ではまだ切り裂き魔である証拠は無かったが、ぼろぼろになったハサミで枝を見事に剪定していたことで、メモリア王国と剣仙カミッツ達はリィを殺人鬼と断定。
ちなみに後に明かされたところによるとリィという娘は実在しないらしいことも判明(家への潜入はアダラパタが協力したと思われる)。


その後メイプルソンの罠にはまり、ついに正体を現してメイプルソン相手に魔法を発動。
この瞬間を見計らって魔法を封印する結界を張り、動揺した隙に剣仙シュダンの技『五行斬』とカミッツの轟天乱馬による一撃が横合いから決まる。
しかし倒したかと思った矢先、五体満足でまともにダメージを負っておらず、更にシュダンの剣を砕いていたため剣術を打ち破ったことになりコピーした。
流石に斬り殺す余裕までは無かったのかシュダン本人は無事だった。
ちなみにカミッツの一撃をまともに受けたのかは不明。


これに前後して起きざまに高速移動してメイプルソンを切り裂く。
更に自分たちでは手に負えないと判断したハワード達のパレット王への連絡を阻止するため、即座に回り込んでハワードの通信機を壊しつつ人質にした。
そしてハワードの覚悟を汲み王に連絡しようとしたパンナケトルを、ハワードを捨て置く形で切り裂いて通信を阻止。


この後自分の目的を明かしつつ、剣仙カミッツを挑発し、
魔法器具頼りではない剣術を使わせた上で殺害して剣仙の技を全てコピーし終えた。
極々短時間の間に三人のキャラ立ちしているサブキャラ達を葬った。


この直後に生き残ったシュダンに挑発と受け取れる言動をしているが、発言通り世話になったとも感じてもいたのか、
シュダンがハワードに特攻を止められた際には穏やかな笑みを浮かべてその場を去っている(シュダンが向かってくる時には獰猛さが滲み出ている笑みだった)。



その後、十一人目の犠牲者として同僚のメイド、マルチーノを狙いメモリア城に侵入。
応戦に出たハイロゥを含めた兵士たちを片っ端から殺戮した。
(これは協力関係にあるアダラパタの意向も影響している)


更に駆けつけたグリンをも魔法を使われてなお一蹴し、マルチーノを殺害して十一本目の太刀筋を安定させることに成功する。
これを見たグリンが咄嗟にゴッドマシンを使って時間を巻き戻し、マルチーノの死を無かったことにするが、
コルクマリーをグリン自身共々ゴッドマシンの対象に巻き込んでいたために、「マルチーノを斬った」という事実は無くならなかった。


そのため、リィだった頃に作ったケーキを本当においしいと言ってくれたグリンをできれば殺したくなかった彼は、
「もうマルチーノを斬る理由は無い」と告げてその場を去った。



更にメモリア城内にある三つの五大石を手に入れようとするが、
サンが持っていたものだけは、五大石の精霊がサンに味方しようとしたため回収せずにサンに預けることにした。
そしてアダラパタと合流し回収した五大石を彼に渡すと、剣士らしく最強の剣である命七乱月に興味を持っていたため、これを入手するためにマージ島に向かう。


そこでティトォとジール・ボーイのタッグと交戦するが、自身の魔法の鋭すぎる切れ味を逆手に取られ、
ティトォを信じて力を抜きわざと斬られる→ティトォが即座に回復という、全員が常人では成しえない事態によって攻撃が通じなくなってしまう。
不利と判断した彼はアダラパタに助けを求め、ヨマと入れ替わる形でメモリア王国から撤退した。


その後、ジャンクーアが捕らわれている牢獄の島へ行き、彼を自由にする代わりに協力を申し出る。
理由は「十二人目の女性を斬るため」。
もちろん最後の女性こそが本命のターゲットである。




そしてパキ島の戦いに乱入し、十二人目のターゲット、グリ・ムリ・アを殺害
はからずもクゥことクードラドールを暴走させ、世界を更なる危機に陥れるのだった。


なお、コルクマリーの裏切りに驚いてはいたが、セリフから察するにこの展開についてもアダラパタは実は興味を持っていたものだと思われる。




そして時は流れ、『神無き世界の魔法使い』43話にて再登場し、バレット王やミカゼ達と三十指のナトラレーゼが戦う最中に乱入。
ナトラレーゼの言う「世界のリミット(滅び)」が来られても自分のやらかしを棚に上げて困るのと、何より最強の盾魔法7thボルト使いたる彼と戦いたいため、
物語が主役陣営対三大神器・アダラパタの最終決戦へと向かう流れの中、独りグリ・ムリ・アの仇討ちに燃えるナトラレーゼと決闘(これで結果的にミカゼ達に少し余裕を与えていた)。
空を舞い山を次々切り裂き、一時は防御特化型のナトラレーゼとのやり取りで互いに手詰まりになりつつも、諸事情で対戦クライマックスの殆どを9巻の購読者サービス特典本9.5巻に回されながら斬撃対盾の最後の激突でついにナトラレーゼを斬首。
…だが彼の最後の一手「矛ノ世界ト盾ノ世界」の影響からか、重い手傷を負い、勝利に根深い違和感を抱いていた。
なお対決ラスト前後を描いた9.5巻にて、実はナトラレーゼは「矛ノ世界ト盾ノ世界」の力で決着時の可能性世界を2つに分割→都合のいい様に統合定義し逃げ延びていたと判明。それ自体には気づかなかったものの、勘で原因不明の危険を察知しその場から去っていった。




他の土塚作品への客演


清杉とに名前のみ登場。
清杉ろではジール・ボーイ、ヨマ、ジャンクーアと共に扉絵で登場した。ナトラレーゼェ……。
え? 似たような目つきのキャラも出てる? あれは清村で遊んでる時の杉小路だ。





追記・修正は厚化粧のメイドに女装してからお願いします。


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  • 地味ながらもいい味を出していたサブキャラたちを本当に容赦なくザクザク斬っていくんだもん -- 名無しさん (2017-12-19 00:15:44)
  • 考えてみれば三十指ってアダラパタの「心の隙を作ってそれを女神が埋める」ってマッチポンプで集めたから(例外もいるけど)、こいつの最後の標的がグリ・ムリ・アなのは必然だったんだよなあ。 -- 名無しさん (2017-12-19 02:45:06)
  • ムリアを失って暴走するクゥを尻目に、鼻歌まじりに去っていくこいつの姿は異常。 -- 名無しさん (2017-12-19 05:35:35)

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