登録日:2017/07/25 Tue 18:06:40
更新日:2024/02/08 Thu 13:45:14NEW!
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『Batman: Superheavy』は2015年にDCコミックスから出版されたアメコミ作品。
『Divergence』
発売 2015年5月
脚本 スコット・スナイダー
作画 グレッグ・カプロ
『Batman Vol.2』#41~#45
発売 2015年6月から
脚本 スコット・スナイダー
作画 グレッグ・カプロ(#41~#43、#45)、ジョック(#44)
日本では2017年に小学館集英社プロダクションから邦訳本が発売されている。
スコット・スナイダーとグレッグ・カプロの描くバットマン・サーガ第2部の第1巻。
『バットマン:エンドゲーム』で姿を消したブルース・ウェインに代わってバットマンになったジェームズ・ゴードンの活躍を描いた作品。
2015年6月からDCコミックスは『DC You』と呼ぶ新路線を打ち出した。これは作品間の連携より独立性を重視するというもので、
新たに加わった作品の多くはストーリー・アート共に特色あるものが多く見られ、既存の作品にもコスチュームやストーリーに大きな変化が与えられた。
バットマンの場合はバットマンの良き理解者であるジェームズ・ゴードンがロボットのようなバットマンになるという斬新な展開となった。
このロボットのようなバットマンは『DC You』の象徴のような存在となったが、ストーリーはこれまでの路線を引き継ぎ
バットマンとゴッサムの関係性を掘り下げるものになっている。
『Divergence』、『Batman Vol.2』#41~#43、#45
『Batman Vol.2』#44
『Divergence』、『Batman Vol.2』#41~#43、#45
【物語】
ジョーカーとの戦いの末に姿を消したバットマンに代わってゴードンは、企業や警察に管理される新たなバットマンになり街を守る決意を固める。
特殊な能力を得たギャングとの戦いを続ける内に、その裏にミスター・ブルームと呼ばれる存在がいることを知ったゴードンは
単独でミスター・ブルームの行方を追いピンチに陥る。一方ブルース・ウェインは全ての記憶を失い新たな人生を歩んでいた。
【登場人物】
- バットマン(ジェームズ・ゴードン)
元ゴッサム市警本部長で新たなバットマン。バットマンの良き理解者で警察とパワーズ社によるバットマン計画のアドバイザーのはずだったが、
ジェリの頼みと若手警察官にバットマンになる負担を味わわせたくなかったためバットマンになる決意を固めた。
バットマンになるにあたり本部長の座をマギーに譲り髪型を海軍時代のものに変えタバコを止めている。
巨大な飛行船を拠点に全身黒のハイテクバットスーツの上に『ロボバットバニー』を身に付け戦う。バッタランは苦手のため拳銃型の発射装置を使う。
かつて自分が逮捕したギャングたちが特殊能力を得て暴れまわる事件を追う内にミスター・ブルームと呼ばれる存在にたどり着く。
警察と企業に管理され自由に身動きが取れない中、ジュリアに協力してもらい『デビル・ピッグズ』の隠れ家に侵入するがピンチに陥ってしまう。
- ロボバットバニー
パワーズ社が警察からの依頼でウェイン産業を買収し得た技術から開発したバットスーツ。
その名通りウサギの耳のようなパーツが付いたハイテクパワードスーツで基本色は青だが自由に変えられる。
ナノカーボン製のボディに様々な機能を持ち自立行動機能を持つことからゴードンからは新入りと呼ばれる。
かつてバットマンとして活躍したゴッサムの大富豪。ジョーカーとの戦いの末に一度死亡し、
強力な再生効果を持つ物質『ディオニージアム』の影響で復活したが全ての記憶を失った状態でジュリアに発見された。
アルフレッドに両親の死などの過去を教えてもらいバットマンのことも伝えられかけるが、
過去の自分にはなれないと拒否し新たな人生を歩むことにして学友のジュリーに誘われ児童館で働いている。
ゴードンに『ロボバットバニー』の調整を頼まれ拒否するがミスター・ブルームの種を預けられる。
バットマンだった頃バットマンが永遠に続くようにバットマンの記憶を植え付ける装置を作っていたが未完成に終わっていた。
≪ヴィラン≫
- ミスター・ブルーム
花のマークがついた覆面をつけ異常に細長い体を持つ謎の人物。銃で撃っても死なず指を鋭く伸ばし攻撃する。
ギャングたちに特殊能力を与える種を売りさばきゴッサムに混乱をもたらしている。
- プレシャス・プレシャス
ギャングの1つ『ウィスパー団』のキューバ支部を立ち上げた男。ミスター・ブルームの種の力でエネルギーの怪物を生み出す力を得た。
その怪物を囮に有名な野球選手ドジャー・バレーラ宅で盗みを働こうとするもバットマンに防がれ逮捕された。
しかし種の放射線の影響で被爆し死亡する。
- ジー・ジー・フン
ギャングの1つ『ドライアド』のナロウズ支部の首領。ミスター・ブルームの種の力でレンガなどの物質を自在に操る力を得た。
その力で暴れまわりバットマンも追い詰めるも動きを封じられたところを新開発の『バットトラック』を落とされ敗北した。
直後、種の放射線の影響で被爆し死亡する。
- チー・ツー
ギャングの1つ『デビル・ピッグス』の首領。ミスター・ブルームの謎を追うバットマンに隠れ家を捜索される。
逆に待ち伏せしてバットマンを追い詰める。
- ペンギン(オズワルド・コブルポット)
鉤鼻と小柄な体格が特徴的なギャング。取引が繁盛しているミスター・ブルームをつぶそうとするが返り討ちに合う。
≪バットマン計画関係者≫
- ジェリ・パワーズ
パワーズ社のCEOでバットマン計画の責任者。ウェイン産業を買収して得た技術を基に『ロボバットバニー』を開発しゴードンにバットマンの役目を与えた。
元素や化合物の開発に力を入れている。
- ジュリア・ペリー(ジュリア・ペニーワース)
イギリス陸軍の特殊部隊に所属しているアルフレッドの娘。バットマンの活動をサポートしていた過去を隠して計画に参加しオペレーターとなった。
ゴードンに積極的に話しかけ過去を見破られるが、過去のバットマンについて教え信頼を深める。
『デビル・ピッグズ』の隠れ家に侵入するゴードンをサポートするが何者かに攻撃され連絡が途絶えてしまう。
- ダリル・グティエレス
バットマン計画のオペレーター。『ロボバットバニー』やゴードンのスーツの整備、ガジェットの開発を行っている。
≪警察≫
- マギー・ソーヤー
ゴッサム市警新本部長。バットマンになったゴードンに代わって本部長の座を引き継いだ女性。
ゴードンにプレシャス・プレシャスが死亡したことを伝えるために遺体安置所に呼び出し、これからは規則があるため情報は与えられないと告げる。
- ハービー・ブロック
ゴッサム市警の刑事でゴードンの相棒だった。バットマンになるゴードンを止めようとするが最後は諦め、
警察で組織されたバットマン支援部隊の一員となった。
≪その他≫
- デューク・トーマス
『バットマン:ゼロイヤー』でバットマンの命を救った少年。ダリルとは友人。現在はジュリーの児童館で世話になりながら、
街の少年たちと『ウィ・アー・ロビン』として活動したり『エンドゲーム』で姿を消した両親を探している。
ミスター・ブルームの種を盗みその謎を追う。
- ジュリー・マディソン
ブルースの学生時代の友人。ブルースを誘いルシアス・フォックスの建てた児童館を運営している。
- アルフレッド・ペニーワース
ウェイン家に仕える執事。ジョーカーに右手を切り落とされている。生きていたブルースに過去を教え再びバットマンにする決断を迫られるが、
ブルース自身に拒否され新たな人生を見守ることにする。スーパーマンの訪問を受けバットマンを復活させるように言われるが、
自分の思いを伝え諦めさせた。
- スーパーマン(クラーク・ケント/カル=エル)
メトロポリスを守る鋼鉄の男。現在は能力の大半を失い正体が世間にばらされている。
アルフレッドにブルースの現状を見せられても彼をバットマンに戻すよう迫るが、『クリプトナイトの指輪』の脅迫とアルフレッドの思いを聞き諦めた。
『Batman Vol.2』#44
【物語】
『ゼロイヤー』直後のゴッサムでありえない高さから落ちた死体が発見される。さっそく捜査を開始するバットマンはある事実に近づいていく。
【登場人物】
- バットマン(ブルース・ウェイン)
ゴッサムを守る闇の騎士。次々に現れるヴィランとの戦いに慣れつつある。今回の事件もヴィランが関わっていると思っていたが、
事件を追う内にある事実にたどり着く。事件を追いながら関係ある新聞記事を回想する。
- ピーター・ダッジオ
今回の事件の被害者の黒人少年。飛行機の通らない位置で銃で4発撃たれた状態で300メートルの高さから落ち死亡した。
ナロウズ地区のコーナーで倒れた父に代わって店を営んでいた。彼には様々な人物が関わっており容疑者も次々と変わっていく。
- ジェームズ・ゴードン
ゴッサム市警本部長でバットマンの良き理解者。今回の事件でも協力しピーターを撃った銃を追う。
- ペンギン(オズワルド・コブルポット)
鉤鼻と小柄な体格が特徴的なギャング。『レッドフード・ギャング』から独立し古株のギャング以外と取引し帝国を作ろうとしている。
ピーターに店を守るために取引を持ち掛けられ受け入れるが、敵対組織を懐柔するために勝手に店を売った。
- タノ・カナクー
ギャングの1つ『フォーファイブズ』の首領。ペンギンと敵対していたが取引しピーターの店を手に入れ店に火をつけた。
- ネッド・ハウラー
ゴッサム市警の刑事。10年勤続のベテランで2度表彰されているが怪しい点も多い。
通報を聞き火をつけられたピーターの店に駆け付けるが、見た目だけでピーターを撃った。
- ダリル・グティエレス
ピーターの従兄弟。ピーターの父に話を聞きに来たバットマンにピーターがブルース・ウェインの力を借りようとして失敗し
ある場所に行ったことを教える。
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