バットマン:エンドゲーム

ページ名:バットマン_エンドゲーム

登録日:2017/07/04 Tue 18:45:20
更新日:2024/02/06 Tue 13:52:47NEW!
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dcコミックス アメコミ バットマン ジャスティス・リーグ スーパーマン バットガール デューク・トーマス ジョーカー 梟の法廷 タロン prime earth earth-0 ポストフラッシュポイント スコット・スナイダー ジェームス・タイニンⅳ グレッグ・カプロ グラハム・ノーラン ダスティン・グウェン ベッキー・クルーナン キャメロン・スチュワート new 52 ディック・グレイソン エージェント37 ケリー・ジョーンズ ジョン・マクリア サム・キース ロジェ・アントニオ フランク・ティエリ フェリックス・ルイス クリスチャン・デュース ロベルト・ビアカバ ブライアン・ブッチェラート ロナン・クリケット ブレンデン・フレッチャー クリオ・チェン ジョイ・アン ジェフ・ストークリー ベラ・ブロスゴル ベンガル



『Batman: Endgame』は2014年にDCコミックスから出版されたアメコミ作品。


+ 作品情報-

『Batman Vol.2』#35~#40
発売 2014年10月から
脚本 スコット・スナイダー(#35本編~#39本編、#40)、ジェームス・タイニンⅣ(#35短編~#39短編)
作画 グレッグ・カプロ(#35本編~#39本編、#40)、ケリー・ジョーンズ(#35短編)、グラハム・ノーラン(#36短編)、
   ジョン・マクリア(#37短編)、サム・キース(#38短編)、ダスティン・グウェン(#39短編)


『Batman Annual Vol.2』#3
発売 2014年12月
脚本 ジェームス・タイニンⅣ
作画 ロジェ・アントニオ


『Arkham Manor: Endgame』
発売 2015年4月
脚本 フランク・ティエリ
作画 フェリックス・ルイス、クリスチャン・デュース、ロベルト・ビアカバ


『Detective Comics: Endgame』
発売 2015年3月
脚本 ブライアン・ブッチェラート
作画 ロジェ・アントニオ、ロナン・クリケット


『Gotham Academy: Endgame』
発売 2015年4月
脚本 ベッキー・クルーナン、ブレンデン・フレッチャー、クリオ・チェン、ジョイ・アン
作画 ジェフ・ストークリー、クリオ・チェン、ジョイ・アン、ベラ・ブロスゴル


『Batgirl: Endgame』
発売 2015年3月
脚本 キャメロン・スチュワート、ブレンデン・フレッチャー
作画 ベンガル


日本では2016年に小学館集英社プロダクションから邦訳本が発売されている。


スコット・スナイダーとグレッグ・カプロによるバットマン・サーガ第1部の最終巻。
『New 52』におけるバットマンとジョーカーの最大の戦いを描いた作品。ジョークでもゲームでもないというジョーカーの言葉通り、
バットマン:喪われた絆』から一転して本作のジョーカーはバットマン自身に容赦のない攻撃を仕掛け2人の関係を終わらせようとする。
この最大の戦いを乗り越えバットマンは新たな物語を描いていくことになった。また本作を前後してバットマン系列誌にも大きな変化を迎えている。




『Batman Vol.2』#35~#40
『Batman Vol.2』#35短編~#39短編
『Batman Annual Vol.2』#3
『Arkham Manor: Endgame』
『Detective Comics: Endgame』
『Gotham Academy: Endgame』
『Batgirl: Endgame』




『Batman Vol.2』#35~#40



【物語】

新たな基地で戦いの傷を癒していたブルースだったが突如『ジャスティス・リーグ』の襲撃を受ける。対『リーグ』用の兵器で彼らを退け、
その原因がジョーカーのウイルスだと知ったバットマンはジョーカーがいると思われる崩壊した『アーカム・アサイラム』を訪れる。
罠にはまり動きを封じられたバットマンはジョーカーに今度はゲームでもジョークでも無く全てを終わらせると宣言され、
ゴッサム中に新型ウイルスがばらまかれてしまう。街中が混沌に包まれる中、バットマンはゴッサムを救うため街に飛び立つも
ジョーカーの悪夢のような攻撃に追い詰められていく。



【登場人物】

ゴッサムを守る闇の騎士。スケアクロウの神経ガスによって様々な自らの死の瞬間を見せられる中ジョーカーの攻撃が始まり、
ジョーカーの新型ウイルスからゴッサムを救うため街中を飛び回る。
『ジャスティス・リーグ』の襲撃に始まり新型ウイルスによって暴走する市民やジョー・チルを使った両親の死の瞬間の再現、
ジョーカーが不死である可能性など悪夢のような出来事と立ち続けに向き合わされ追い詰められていく。
ジョーカーの再生能力からポール・デッカーにたどり着き『ディオニージアム』という物質を知る。
その後、『梟の法廷』の元を訪れ『ディオニージアム』とジョーカーについて聞き、最後の勝負を挑むため『バットファミリー』とヴィランたちに協力を求める。


犯罪の道化王子とも呼ばれるバットマンのライバル。ある人物に扮してバットマンを助けようとしていたが
全てを終わらせるために新型ウイルスを使った攻撃を開始する。
手始めに『ジャスティス・リーグ』を既存のウイルスの改良型に感染させさらにゴッサム中に新型ウイルスをばらまき街中をパニックに陥らせる。
ゴードンに撃たれるが再生しさらには大昔の絵や写真に姿をみせ『ディオニージアム』という物質により不老不死の存在である可能性をにおわせる。
また『バットマン:喪われた絆』では否定されていたバットマンの正体についても知っており、
『バットケイブ』への侵入も果たしアルフレッドの右手を奪う。
その後、『バットケイブ』から持ち去った恐竜ロボットなどを使ってパレードを行いバットマンたちを待ち受ける。



≪バットファミリー≫

  • ペニー1(アルフレッド・ペニーワース)

ウェイン家に仕える執事。『バットマン:エターナル』の戦いで負傷したためブルースから避難するよう言われるが、
断固拒否し『バットケイブ』でサポートする。『バットケイブ』に現れたジョーカーを銃で倒そうとするが反撃され右手を切断されてしまう


  • ペニー2(ジュリア・ペニーワース)

イギリス陸軍の特殊部隊に所属しているアルフレッドの娘。『バットマン:エターナル』の事件で久々にアルフレッドと再会し、
負傷した彼に代わってバットマンのサポートをしている。旧ウェインタワー13階の基地でバットマンをサポートするほか、
ゴードンに襲われたバットマンを助けデューク・トーマスを保護している。


初代ロビン、ナイトウィングとして活躍していたバットファミリーの長男。
フォーエバー・イービル』で正体が全世界にさらされるも死を偽装して、
バットマン:インコーポレイテッド』シリーズに登場した諜報機関『スパイラル』に潜入している。
バットマンとは唯一連絡を取り合っており彼の依頼でジョーカーの血液と新型ウイルスの調査に協力する。


  • バットガール(バーバラ・ゴードン)、レッドロビン(ティム・ドレイク)、レッドフード(ジェイソン・トッド)、ブルーバード(ハーパー・ロウ)

感染者たちと戦っていたバットマンの仲間たち。バットマンに呼ばれヴィランとの合同作戦を呼び掛けられ協力する。



≪ジャスティス・リーグ≫

バットマンも所属する世界を守るヒーローチーム。ゴッサムのチャリティでジョーカーの改良型ウイルスに感染してしまいブルースに襲い掛かった。
圧倒的なパワーで追い詰めるも対リーグ用兵器『ジャスティス・バスター』による反撃を受け敗北し治療を受ける。


メトロポリスを守る鋼鉄の男。最後に現れウイルスの感染度も高く冗談を話すほどだった。
『ジャスティス・バスター』の対策もものともせず破壊して見せたが『クリプトナイト』を含んだ合成ゴムを浴びせられ敗北した。


超人的力を持つアマゾン族の王女。最初に現れスーツを着ていないバットマンに襲い掛かった。
『ジャスティス・バスター』の『ベールの束ねひも』で自分が勝利する幻覚を見せられ動きを封じられた。


超スピードを操る鑑識官。2番目に現れ目にも止まらぬスピードで『ジャスティス・バスター』を破壊していったが地面の摩擦を消され建物に激突した。


  • アクアマン(アーサー・カリー)

海底王国アトランティスの王。3番目に現れ正々堂々勝負を挑もうとするが不意を突かれ水分を奪われ敗北した。



≪ヴィラン≫

  • 梟の法廷

ゴッサムを歴史の裏で支配してきたとされる秘密結社。大昔に存在した『ディオニージアム』について知ったバットマンの訪問を受ける。
『ディオニージアム』とゴッサムの危機について聞かれるが、『ディオニージアム』は劣化したものを暗殺者のタロンに使用していたにすぎず
ゴッサムの危機についてもゴッサムは自分たちの手で何度でも蘇るとして取り合わず話は無駄に終わった。


  • タロン(ユーライア・ブーン)

『梟の法廷』の暗殺者で不死身の肉体と高い戦闘能力を持つ。彼は大鎌を武器として処刑人のような姿をしている。
タロンの中でも第1世代のタロンでバットマンに生きていた時代にジョーカーが存在したかを聞かれる。


  • ペンギン(オズワルド・コブルポット)、ベイン、ポイズン・アイビー(パメラ・アイスリー)、ミスター・フリーズ(ビクター・フリーズ)、クレイフェイス(ベイジル・カルロ)、スケアクロウ(ジョナサン・クレイン)、キラークロック(ウェイロン・ジョーンズ)

エース・ケミカル社に灯された逆さの『バットシグナル』に導かれ現れたバットマンの宿敵たち。
『バットファミリー』と顔を合わせ一触即発になるがバットマンの言葉を受け考えを変え協力する。



≪その他≫

  • ラーク、ブルーバード(ハーパー・ロウ)

ブルースがスケアクロウのガスの影響で見た自分の死の瞬間に登場したヒーロー。
バットマンと共に大量の謎のエイリアンと戦闘しており数に圧倒されてしまう。


  • ジェームズ・ゴードン

ゴッサム市警本部長でバットマンの良き理解者。街中が混乱に包まれる中バットマンの連絡を待っていた。
バットマンに治療薬を任せ情報収集していたが、過去の写真にジョーカーらしき影が映りこんでいるのに気づき動揺し
ジョーカーの襲撃を受けてしまう。部屋が炎に包まれる中、ジョーカーを銃で撃ち涙ながらにバットマンに連絡するも
生きていたジョーカーに反撃される。胸に斧が刺さった状態でバットマンに発見されウイルスの影響で彼に襲い掛かるもジュリアに阻止された。


  • ジョー・チル

ウェイン夫妻を殺した張本人。ジョーカーの新型ウイルスの第0号感染者。ゴッサム長老教会で隔離されていた。
バットマンが現れるとジョーカーの手で再現された犯罪通りでトーマス一家を相手に悲劇を再現しようとするが、バットマンに防がれた。


  • デューク・トーマス

バットマン:ゼロイヤー』でバットマンの命を救った少年。ジョーカーの手で両親と共にウェイン一家の悲劇を
再現されかけるがバットマンに救われゴードンのもとにたどり着く。両親を感染者の中に置き去りにしてしまったショックで動揺していたが、
感染しバットマンに襲い掛かるゴードンの姿を見て気を持ち直し、ジュリアに連れられ旧ウェインタワー13階の基地に向かう。


  • ポール・デッカー

ブルースの伯父フィリップがウェイン産業を経営していたころ生物研究工学に参加していた科学者。
専門は軟部組織でカール・ヘルファーンとヒューゴ・ストレンジと合わせて『ドクターズ・スリー』と呼ばれていた。
『アーカム』におりジョーカーに再生能力を与えた可能性がある人物としてバットマンの接触を受けるがマシンガンで攻撃する。
ジョーカーの再生能力の源が『ディオニージアム』という物質にありそれはジョーカーの体以外にはないと語り、
『ディオニージアム』で作られた薬品を使い体が変化し命を落とした。



≪ガジェットなど≫

  • ジャスティス・バスター

バットマンが開発した対『ジャスティス・リーグ』用兵器。巨大なパワードアーマーで『リーグ』の力を封じる機能を搭載している。
ジョーカーのウイルスに感染した『リーグ』を迎え撃ちワンダーウーマン、フラッシュ、アクアマンを倒すもスーパーマンに破壊されてしまった。
機能は以下の通り
対スーパーマン…極小化した赤色太陽の付いた拳。その他『ヒートビジョン』や『フリーズブレス』を防ぐ機能も持つ。
対ワンダーウーマン…『真実の投げ縄』と同じ糸を反転して作られた『ベールの束ねひも』。取り付けた人間に望む偽りを見せる。
対グリーンランタン…黄水晶の閃光。
対フラッシュ…摩擦を無くすコーティング。彼の移動速度に追い付くためにサーバーの処理速度を上げるのに一番資金を使っている。
対アクアマン…粉末化した炭酸マグネシウムでできた発泡体。
対サイボーグ…電磁波。


  • 新型ウイルス

ジョーカーの開発した新型ウイルス。感染者は常に笑い続け愛するものを傷つけようとし24時間で死に至る。空気感染で広がっていく。
『ジャスティス・リーグ』に使用された改良型と異なり治療薬に対する抵抗力を持つ。
ジョーカーの再生能力の源である『ディオニージアム』を反転させて作られている。


  • ディオニージアム

ジョーカーの再生能力の源とされる物質。太古のゴッサムに存在したという化合物で使用した人間に再生能力を与える。
デッカーは永遠の命を持つとされるヴァンダル・サベッジもこの物質の恩恵にあずかっているとし、
『ラザラス・ピット』は『ディオニージアム』が劣化したものとしている。
現在は純度の高いものはジョーカーの肉体以外に存在しないとされジョーカーは太古の時代から生きているということになる。




『Batman Vol.2』#35短編~#39短編



【物語】

5人の危険な患者が『アーカム・マナー』から姿を消す中、医師マリーン・ザイールは同僚のエリックの勧めでいったん帰宅した。
そこにはその患者たちが待っていた。彼らからジョーカーの誕生譚の聞き役に選ばれたマリーンは
妄想のような話を聞かされながらある場所に連れていかれる。



【登場人物】

  • マリーン・ザイール

『アーカム・マナー』の医師。同僚のエリックに家に帰り休むよう言われ帰宅すると、『アーカム』から逃げ出していた患者たちが待っていた。
彼らからジョーカーの誕生譚を聞かされながらジョーカーのウイルスによって混乱状態になりつつあるゴッサムを
連れまわされある場所にたどり着く。


犯罪の道化王子とも呼ばれるバットマンのライバル。5人の患者それぞれの妄想に合う自身の誕生譚を教え、
彼らにその話をしながらマリーンを連れてとある場所に向かうよう指示した。



≪5人の患者≫

『アーカム』から逃げ出した5人の患者。全員合わせて100人以上を殺したとされている。
これまで一切関係性が無かったが急にジョーカーに関する話をし始めていた。
マリーンの家に現れ彼女を聞き役にジョーカーの誕生譚を語りながらとある場所に向かう。


  • エフラム・スノー

やせ細った老人。最初に話をする。ジョーカーは悪魔の化身であると語る。


  • コーデリア・ドゥー

夫と子供3人と暮らしていた主婦。2番目に話をする。ある時から家族が機械に改造されていると感じ全員を殺害した。
ジョーカーも同様にロボットだと語る。


  • モートン・ウェールズ

肥満気味で幼い性格の青年。3番目に話をする。少年時代は人を笑わせるのが好きだったが、
母親から昔のゴッサムで人を笑わせすぎて殺してしまい最後は燃やされながら芸をし続けた道化師の話をされ、
人を笑わせるのをやめた。大人になると人を笑わせるコメディアンを殺した。ジョーカーはその道化師そのものだと語る。


  • キャシディ

大柄なアフリカ系で元軍人。4番目に話をする。バットマンはウェイン産業が軍人を訓練した存在で何人も存在し自分も候補者だったと主張し、
そのことを新聞社に持ち込むが無視され担当者を殺した。ジョーカーはバットマンの最初の1人だったと語る。


  • チェン

小柄な老婆で常に編み物をしている。14人の首を刺して殺して編み物を覚えたらしい。
10年以上も一言も発さずにいたがそれは演技で、それをジョーカーに見破られ笑い方も褒められ笑うようになった。
彼女の話す番になるが自分ではなくある人物を指名する。




『Batman Annual Vol.2』#3



【物語】

ゴッサム・ガゼットの元記者トーマス・ブラッククロウはとある理由から『アーカム・マナー』に自主入院していた。
その理由には犯罪の道化王子ジョーカーが関わっていた。



【登場人物】

  • トーマス・ブラッククロウ

ゴッサム・ガゼットの元記者。現在は『アーカム・マナー』に自主入院している。
5年前、海外特派員を終えゴッサムに帰還したばかりの彼は『ゼロイヤー』を経験していなかったため、
バットマンやそのヴィランの脅威を知らなかった。そんな彼はジョーカーに目をつけ正体を暴こうと隠れ家に侵入する。
そこで見たジョーカーの姿から彼が友達の居ない孤独な存在と指摘し殺されかけるがバットマンとロビンに救われる。
それから1年後友人の待つ家に帰ると友人はジョーカーによって殺されており、ジョーカーはトーマスを親友と呼び彼に付きまとうようになった。
名前と仕事を捨てても付きまとい身の回りの人物に危害を加えるジョーカーを恐れる彼はいつしか人里離れた場所に住むようになり
最後には『アーカム』に自主入院するようになった。現在は『アーカム』のとある人物を親友と呼び安らぎを得ている。


犯罪の道化王子とも呼ばれるバットマンのライバル。トーマスに友人の居ない孤独な男と指摘されてから彼を親友と呼び付きまとうようになる。
自分以外との関係を認めないのかトーマスの周りの人物を傷つけ彼を追い詰めていく。


  • ウォーレン・スペイシー

ゴッサム・ガゼットの記者。トーマスの友人でジョーカーに追い詰められる彼を心配し続ける。
ジョーカーによってゴッサム中がパニックになるとトーマスと共に街を出ようとするが断られてしまう。


  • ハーレイ・クイン(ハーリーン・クインゼル)

ジョーカーの愛人の元精神科医。まだ仲が良かったのかトーマスとジョーカーが始めった会った事件でジョーカーとジョークを言い合っている。


ゴッサムを守るダイナミック・デュオ。トーマスとジョーカーが始めった会った際にトーマスの命を救っている。
バットマンは2度目の出会いの際にも顔を見せている。


  • ジェームズ・ゴードン、ナンシー・ストロード、ハービー・ブロック

ゴッサム市警の刑事たち。ゴードンはトーマスとジョーカーの2度目の出会いの際に顔を見せる。
ナンシーはジョーカーの顔の皮膚を管理しておりトーマスに何度か電話を掛けられている。
ハービーはトーマスが『アーカム』に自主入院する直前の事件で顔を出し彼の『アーカム』入りを提案している。




『Arkham Manor: Endgame』

『Arkham Manor』に関連したワンショット。『Arkham Manor』は『バットマン:エターナル』で崩壊した『アーカム・アサイラム』に代わって
精神病院になったウェイン邸改め『アーカム・マナー』を舞台にしたリミテッドシリーズ。



【物語】

ゴッサム市警のハービー・ブロックは『アーカム・マナー』で発生した暴動について警備員のストーンに話を聞く。



【登場人物】

  • ハービー・ブロック

ゴッサム市警の刑事。『アーカム・マナー』での暴動についてストーンに取り調べを行う。


  • ストーン

『アーカム・マナー』の警備員。前科者だったこともありハービーに『アーカム・マナー』での暴動の取り調べを受ける。
ジョーカーによって引き起こされた暴動に巻き込まれ暴徒と化した患者たちに殺されかけるが
ベインをはじめとするヴィランたちに救われた。彼らを連れて脱出を目指すが追い詰められてしまう。


犯罪の道化王子とも呼ばれるバットマンのライバル。『アーカム・マナー』に突如現れウイルスを巻き暴動を引き起こした。


  • ミスター・ザーズ(ビクター・ザーズ)

ナイフで殺人を行い殺した人間の数だけ自分の体に傷をつける異常者。ストーンの同僚ルーを殺害した。


  • ベイン、ポイズン・アイビー(パメラ・アイスリー)、ミスター・フリーズ(ビクター・フリーズ)、クレイフェイス(ベイジル・カルロ)、スケアクロウ(ジョナサン・クレイン)

『アーカム・マナー』に収容されていたヴィランたち。全員科学的に体を変化させておりそれが原因でウイルスに感染しなかったとされる。
ストーンを助け彼に脱出までの道案内をさせる。クレイフェイスは途中で自身の偽物クラウンフェイスと出会いはぐれてしまう。




『Detective Comics: Endgame』

『Detective Comics Vol.2』に関連したワンショット。この直前まで同誌で展開されていた『アナーキー』の後日談。



【物語】

ジョーカーの新型ウイルスによって大混乱に陥るゴッサム。元ハッカーのロニーは母親の行方を捜していたが
感染した警官に襲われピンチに陥りダックスという青年に助けられる。彼の友人のもとに連れていかれるも
母を見つけたロニーは一人飛び出してしまう。



【登場人物】

  • ロニー・マチン

更生しようとしている元ハッカー。マネースパイダーという名前で活動しその筋では有名。『アナーキー』事件では容疑者になっていた。
母親を探し警察に襲われていたところをダックスに助けられ、彼の友人のドレーとリコのもとに連れていかれる。
様子を見に行った3人を待っているとパソコンで母親の居場所を見つけ彼女がいるストリップ小屋に向かう。
途中感染者に襲われながらも3人に合流し感染者と戦う『バットファミリー』を目撃する。
感染者の危険性を実感するが諦めきれず飛び出しバットウーマンに助けられ状況を説明し、スポイラーと共に母のもとに向かうこととなった。


  • ダックス、ドレー、リコ

ロニーを救った青年とその友人。出会ったばかりのロニーに協力してくれる。


  • バットウーマン(ケイト・ケイン)、バットガール(バーバラ・ゴードン)、レッドロビン(ティム・ドレイク)、レッドフード(ジェイソン・トッド)、ブルーバード(ハーパー・ロウ)、スポイラー(ステファニー・ブラウン)

感染者と戦うバットマンの仲間たち。この内のスポイラーがロニーたちに同行することとなった。




『Gotham Academy: Endgame』

『Gotham Academy』に関連したワンショット。『Gotham Academy』はゴッサムの全寮制名門校を舞台にした学園もの。
邦訳本も発売されている。



【物語】

ゴッサムがジョーカーの新型ウイルスでパニックになる中、ゴッサム・アカデミーでは生徒を体育館に避難させていた。
そこでオリーブ、マップス、ポメリーンの3人はジョーカーにまつわる怪談を話し出す。



【登場人物】

  • オリーブ・シルバーロック

主人公。夏休みの間に事件に巻き込まれ周囲から浮きがちだったが徐々に新たな友情を築き始めている。
怪談では亡くなった母から聞いたニヤニヤ男にまつわる話をする。


  • ミア・ミゾグチ

オリーブを慕う下級生で兄はオリーブと親しかったカイル。TRPGが好きであだ名はマップス。
怪談は聞き役に回る。


  • ポメリーン・フリッチ

オリーブの友人。オカルトマニアで黒魔術や降霊術を好む。怪談では少年とハロウィンのマスクの話をする。


  • アイラ・マクファーソン

歴史の教師。3人の声を聞いてテントに顔を出す。怪談を話していると知り出身地のスコットランドに伝わる高地の男の話をする。


  • 守衛

学校に伝わる伝説の存在。生徒に襲い掛かる悪の存在を倒すとも悪い生徒を消すともいわれている。




『Batgirl: Endgame』

『Batgirl Vol.4』に関連したワンショット。『Batgirl Vol.4』は#35から制作陣を入れ替えそれまでのダークな作風から
明るくポップな作風に大きく変化させ大ヒットを記録した。
本作は台詞はなくアートだけで描かれている。



【物語】

感染者を拡大を防ぐためバーンサイド橋のバリケードから様子をうかがっていたバットガール。
協力者のフランキーの連絡で要人を乗せたバスが来ることを知った彼女は行動を開始する。



【登場人物】

  • バットガール(バーバラ・ゴードン)

ゴッサム市警本部長ジェームズ・ゴードンの娘。コスチュームを新たにスマホを駆使して戦う。
要人を乗せたバスをフランキーとの連携で橋の前まで導き、要人をバリケードの外に出すことに成功する。
しかしバスにルシアス・フォックスの娘ティファニーが取り残されていることを知り様々な手を駆使し彼女の救出に乗り出す。


  • フランキー・チャールズ

バットガールの協力者。バーバラが下半身不随だった頃に一緒にリハビリを受けており現在はルームメイト。
バーバラ同様電子機器に詳しく通信で彼女の活動をサポートする。


  • ティファニー・フォックス

ウェイン産業のCEOルシアス・フォックスの娘。両親と共にバスで移動していたが逃げ遅れてしまう。




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  • 序盤のバットマンVSジャスティスリーグのボスラッシュ感すき -- 名無しさん (2019-07-03 11:44:26)

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