バットマン:アンダー・ザ・レッドフード

ページ名:バットマン_アンダー_ザ_レッドフード

登録日:2016/08/16 (火) 15:23:48
更新日:2024/01/26 Fri 10:40:32NEW!
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『Batman: Under the Hood』は2005年にDCコミックスから出版されたアメコミ作品。


+ 作品情報-

『Batman Vol.1』#635~#641、#645~#650
発売 2004年12月から
脚本 ジャド・ウィニック
作画 ダグ・マーンキ(#635~#639、#641、#645、#647~#648)、ポール・リー(#640)、
   シェーン・デイビス(#646)、エリック・バトル(#649~#650)


『Batman Annual Vol.1』#25
発売 2006年5月
脚本 ジャド・ウィニック、ジム・スターリン
作画 シェーン・デイビス、ジム・アパロ


日本では2013年に小学館集英社プロダクションから邦訳本が発売されている。
2010年にアニメ化されている。


復活を遂げた2代目ロビン/ジェイソン・トッドを描いた作品。一部が『インフィニット・クライシス』とクロスオーバーしている。
アメコミにおいて死んだキャラクターが復活するのは日常茶飯事だが、ジェイソンは1988年の『バットマン:デス・イン・ザ・ファミリー』で命を落として以来復活することなく3大復活しないキャラクターと言われたほどだった(他の2名はキャプテン・アメリカのサイドキック、バッキー・バーンズとスパイダーマン/ピーター・パーカーの叔父ベン・パーカー)。
そんなジェイソンの復活を描いた本作は過激なヴィジランテに変貌を遂げたジェイソンを描くとともに、
不殺を信条とするバットマンと殺しをいとわないジェイソンの戦いを通じてバットマンという存在が如何なるものかを描いている。




『Batman Vol.1』#635~#641、#645~#650
『Batman Annual Vol.1』#25




『Batman Vol.1』#635~#641、#645~#650



【物語】

ゴッサムに謎のヴィジランテ、レッドフードが現れる。レッドフードはギャングのトップであるブラックマスクを標的とし
過激な方法で街の浄化を行おうとする。そのやり方に相容れないバットマンは彼を止めようと戦いを挑む。
レッドフードはその戦いの中でバットマンのマスクを外すと自身のマスクも外す。
マスクの下にある顔は死んだはずのジェイソン・トッドだった。その事実を前にバットマンのとる行動は。



【登場人物】

ゴッサムを守る闇の騎士。突如現れたレッドフードの戦い方に何かを感じヒーローたちに相談する。
その後、実際に正体を明かしたジェイソンをどうすべきか悩み抜くことになる。


ゴッサムに現れた謎のヴィジランテ。
その正体は復活した2代目ロビン/ジェイソン・トッド。かつてゴッサムにいた同名ヴィランと同様に赤いヘルメットのようなものをかぶっている。
ロビン時代から変わって銃やナイフを使用し、人を殺すことも手段の1つとして受け入れている。
麻薬を子供に売らないことと売上の何割かを自分に入れることでギャングの身の安全の保護を提案しブラックマスクにダメージを与える。
バットマンに挑発的行動を繰り返し、自身の行動を認めさせようとする。



≪バットファミリー≫

  • アルフレッド・ペニーワース

ウェイン家に仕える執事。とある事件でバラバラになった仲間たちに代わり、ジェイソンのことで思い悩むブルースを心配する。


初代ロビンで現在は独立し活動している。ブラックマスクの密輸の現場を狙うバットマンを援護する。



≪ヒーロー≫

  • ザターナ(ザターナ・ザターラ)

言葉を反対に唱えることで魔法を使う魔女。普段は奇術師として活動している。
封印したラザラス・ピットを魔術で使われたかどうかを調査するためにバットマンに呼ばれる。


  • ジェイソン・ブラッド

悪魔エトリガンをその身に宿すオカルト研究家。死者の復活を探るバットマンに協力する。


  • オニクス

スターシティ郊外の男子修道院で修業したヴィジランテ。バットマンにゴッサムでの自警活動を認められている。
バットマンがゴッサムにいない時にレッドフードから接触され、彼と麻薬を扱うギャングを退治する。
しかし彼がギャングたちを殺したのを見て動揺しナイフで肩を刺され重傷を負う。


  • グリーンアロー(オリバー・クイーン)

スターシティで活動する弓矢の名手。かつて死からの復活を経験したためバットマンに相談を受ける。
その際、『ある事件』の負い目から攻撃的な態度をとってしまう。


メトロポリスを守る鋼鉄の男。グリーンアロー同様、かつて死からの復活を経験したためバットマンに相談を受ける。



≪ヴィラン≫

  • ブラックマスク(ロマン・シオニス)

顔に黒いマスクがくっついたギャングのボス。ギャングたちの抗争を勝ち抜きギャングのトップとなった。
レッドフードの激しい攻撃に合い追い詰められていく。


  • ミスター・フリーズ(ビクター・フリーズ)

ある事故がきっかけで氷点下の中でしか生きられなくなり特殊なスーツに身を包む科学者。妻の病気を治すために犯罪を行う。
ブラックマスクから新しいスーツを与えられ彼に協力する。レッドフードとブラックマスクのクリプトナイト取引の現場に出向き彼を殺そうとする。
しかしレッドフードの反撃とバットマンの介入で失敗し姿を消す。


  • アマゾ

『ジャスティス・リーグ』の能力を持つアンドロイド。ブラックマスクの密輸品だったがバットマンとナイトウィングの介入で目覚め彼らに襲い掛かる。
旧型だったため能力が少なく、持っている能力も封じられ敗北する。


犯罪の道化王子とも呼ばれるバットマンのライバル。
とある事件でダメージを負いそれを癒すため『バットマン:キリングジョーク』でゴードン痛めつけた遊園地に隠れていた。
そこで復活したジェイソンに痛めつけられ彼に拉致される。


  • キャプテン・ブーメラン(ジョージ・ハークネス)

ブーメランを使って犯罪を行うヴィラン。フラッシュのライバル。バットマンの回想に登場。


  • デスストローク(スレイド・ウィルソン)

実験で驚異的な能力を得た傭兵。『シークレット・ソサエティ・オブ・スーパーヴィランズ』の中枢メンバー。
レッドフードの対処に困るブラックマスクに協力を持ち掛け彼にソサエティのヴィランを派遣する。


  • キャプテン・ナチ(アルブレヒト・クリーガー)

父親から改造を受けたナチスの生き残り。135歳とは思えない強靭な肉体と電子義眼を持つ。
デスストロークに派遣されたヴィランの1人。他のヴィランと協力してバットマンとレッドフードを追い詰めるが、
反撃を受けレッドフードに殺される。


  • ハイエナ(ジバン・シ)

呪いが伝染しハイエナの獣人になった精神科医。デスストロークに派遣されたヴィランの1人。
他のヴィランと協力してバットマンとレッドフードを追い詰めるが、レッドフードに利用されカウント・バーティゴに襲い掛かってしまう。


  • カウント・バーティゴ(ウェルナー・バーティゴ)

他の人間にめまいを起こさせる力を持つ元王族。デスストロークに派遣されたヴィランの1人。
他のヴィランと協力してバットマンとレッドフードを追い詰めるが、レッドフードに利用されたハイエナに襲われてしまう。


  • ケモ

化学物質が突然変異して自意識を持った怪物。ソサエティによってブルードヘイブンに落とされ街を壊滅させた。



≪その他≫

  • ルシアス・フォックス

ウェイン・エンタープライズのCEO。ブルースにバットマンの装備を作っていた研究開発部門が買収されたことを伝える。


  • デビッド・リー

ブラックマスクの有能な秘書。彼から最も信頼されている。




『Batman Annual Vol.1』#25



【物語】

ジョーカーによって殺されたジェイソン・トッド。しかしそれは正しい歴史の流れではなかった。
とあるヒーローの力によって正しい歴史を一時的に取り戻した結果、ジェイソンは復活し新たな一歩を歩み始める。



【登場人物】

ジョーカーに殺された2代目ロビン。
とある墓地に埋葬されていたが、スーパーボーイ・プライムが次元の壁を壊したことで一時的に世界が正しい歴史を取り戻した。
その余波で彼も復活を果たし自力で棺から脱出し保護された。
その後は記憶もなく植物状態だったため保養所に送られたが本能によって脱走し路上生活を行っていた。
そこでかつてロビンに会ったことがある男からタリアに連絡が入り『リーグ・オブ・アサシンズ』に保護された。
タリアに同情された彼は復活の泉『ラザラス・ピット』に入れられ傷を癒し記憶を取り戻した。


  • スーパーボーイ・プライム

スーパーヒーローが存在しない世界『Earth-Prime』唯一のヒーロー。
『DCユニバース』の世界観を大きく変えたイベント『クライシス』の末に、
通常の次元とは異なる空間に取り残されていた。彼がその空間の壁を壊した結果、ジェイソンは復活した。


  • タリア・アル・グール

『リーグ・オブ・アサシンズ』の首領ラーズ・アル・グールの娘。とある筋からの情報でジェイソン生存を知り彼を保護する。
その後、彼に同情したのか彼を『ラザラス・ピット』に入れ彼を癒しバットマンに出会うまでサポートした。


  • ラーズ・アル・グール

暗殺者集団『リーグ・オブ・アサシンズ』の首領。神秘の泉『ラザラス・ピット』によって永遠ともいえる命を得ている。
タリアの保護したジェイソンを受け入れるが彼が元に戻らないと悟り別の場所で世話をしようと考えていた。
しかし、タリアが勝手に『ラザラス・ピット』を使ったことで怒り狂っていた。




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  • 後のアーカムナイトである -- 名無しさん (2016-08-19 01:21:01)
  • 逆恨みでバットマンを殺したがってるアーカムナイトと、バットマンに認めてもらいたいだけの反抗期なレッドフードを一緒にしたくないけどね。あと英wiki見るとキャプテン・ナチはここでは死ななかったらしい。 -- 名無しさん (2016-10-12 11:06:01)
  • 俺はどっちも好きだなぁ、アーカムナイトもオリジナル版レッドフードも。正直アーカム世界のバッツもジェイソン失ってすぐにティムと組んでる辺りは擁護できないし。 -- 名無しさん (2016-10-27 14:14:56)
  • OVA版見たら最後の最後で泣いた。あの流れであの演出は卑怯過ぎる…… -- 名無しさん (2021-10-12 17:47:56)

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