スピリット・スクワッド

ページ名:スピリット_スクワッド

登録日:2016/04/12 Tue 02:55:41
更新日:2024/01/22 Mon 13:42:12NEW!
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wwe プロレス プロレスラー ネタレスラー タッグチーム ユニット 5人組 チアリーダー チアリーダー(男) スピリット・スクワッド




ケニー!


ジョニー!


ミーッチ!


ニッキー!!


マイキー!!



And・・・ We Are The


Sprit Squad !!


画像出典:WWE.COM



◆スピリット・スクワッドは2006年にWWEを席巻した5人組ユニット。5人全員が当時のファーム団体OVW出身であり、将来を担うエース候補と目されていたが、約1年の活動の後に人気が出ずにチームは消滅してしまった。
なお、スクワッド(Squad)はもともと~~軍とか~~隊という意味で使われる軍隊用語であるが、日本語字幕では直訳の「スピリット軍」ではなく意訳の「スピリット応援団」と表記された。これは、彼らが男性チアリーダー5人組という設定であったことに由来する。ここでは、原文のままスピリット・スクワッドとして紹介する。
略称SS、チームカラーは緑。




▼メンバー▼


◎ケニー(写真右から2番目)
本名 ケネス・ジョージ・ドーン
誕生日 1986年3月16日 デビュー時19歳
出身 マサチューセッツ州サウスブリッジ(コール上は同州ウースター)
体格 185cm 100kg
人物 チーム最年少ながらリーダー的存在。2001年に15歳でプロデビュー後、キラー・コワルスキーの下でトレーニングをし、OVWに入団する。


◎ジョニー(写真左から2番目)
本名 ジョン”ジョニー”・ジーター
誕生日 1981年12月14日 デビュー時24歳
出身 カリフォルニア州サンディエゴ
体格 183cm 102kg
人物 ニック・ディンスモア(ユージーン)の指導を受けて2001年にOVWでプロレスデビュー。OVWヘビー級王座を2度獲得し、将来を期待されてWWE昇格。


◎ミッチ(写真中央下)
本名 ニコラス・コール・ミッチェル
誕生日 1982年11月9日 デビュー時23歳
出身 テキサス州マグノリア
体格 188cm 110kg
人物 高校時代はアメフトの選手として活躍し、スポーツ推薦で大学へ入学するもアメフト選手への道は頓挫。その後、WWEの新人発掘番組「タフイナフ」の第4期に応募。優勝は逃したが、上層部の目に留まり、OVWでのトレーニングが許されることとなる。なお、タフイナフ第4期にはザ・ミズやライバックなどが参加していた。


◎ニッキー(写真右端)
本名 ニコラス・セオドア・ネメス
誕生日 1980年7月27日 デビュー時25歳
体格 183cm 97kg
出身 オハイオ州クリーブランド
人物 チーム最年長。実はニッキーだけ前年にチョイ役でRAWに登場していた。高校・大学とアマレス選手だった。2004年にWWEとディベロップメント契約を交わし、OVWに登場。


◎マイキー(写真左端)
本名 マイケル・S・ブレンドリ
誕生日 1983年3月26日 デビュー時22歳
体格 168cm 104kg
出身 ニューヨーク州ゴードンハイツ
人物 地元NYの団体でデビュー後、OVWに入団。早くから確かなレスリングセンスが認められており、RAWやスマックダウンのダークマッチにはよく出場していた。


5人は白と緑を基調としたおそろいのコスチュームをまとい、背中部分に名前が書かれていてそれで区別ができるようになっていた。が、遠くから見ると正直選手の区別がつきづらいので、日本人ファンにはかろうじて頭に白い巻物をしているケニーと上背があまり高くないマイキーくらいしか判別できなかった。


▼WWE登場~レッスルマニア22まで▼
2006年1月のRAWでジェリー・ローラー(キング)vsジョナサン・コーチマン(コーチ)というロイヤルランブル参戦権をかけた実況解説者同士の試合に乱入することでデビュー。このとき5人はコーチ側につき、コーチの応援をしたり、キングを邪魔するなどして勝利をサポートした。
ロイヤルランブルではランブル戦の前に5人でリングに上がって演舞(らしきもの)を披露し、参加者を激励する。その後、ショーン・マイケルズビンス・マクマホンとの抗争に乱入し、HBKを侮辱するパフォーマンスを行い、HBKとの抗争を開始。同時にビンスとその息子シェインのアシストに回るようになった。レッスルマニア22ではビンスvsHBKのノーDQ戦にも乱入している。ただし、全員HBKに返り討ちにされたけど


▼タッグ王座獲得~DX復活▼
レッスルマニア明けのRAWでタッグ王座に挑戦し、当時の王者ケイン&ビッグショーに挑むこととなる。5人で入場し、ケニー&マイキー組で試合に臨んだが、それ以外のセコンド3人がしっかり乱入し、実質2対5のハンディキャップ戦の反則状態に落としいれて勝利。タッグ王座を奪取する。
公式上は試合をしたケニーとマイキーのみ王座が認められているが、RAW内で実況のJRが「5人全員でタッグ王座を保持しています」という趣旨のコメントを残しており、wikipedia先生はこちらを採用している。
ケイン&ビッグショーは直後に仲間割れしたので抗争には発展せず、王座獲得後も引き続きHBKとの抗争を続け、PPVバックラッシュではHBKvsビンス&シェインのハンディキャップ戦にまたしても乱入し、1対7の構図を作り、HBKを敗北に追い込む。
その後、ビンスと険悪になっていたトリプルHとハンディキャップ戦を戦い、数の暴力でハンターさんを追い込むも、試合終盤にHBKに乱入され、かつて90年代にWWF(当時)を沸かせたD-ジェネレーションXを復活させてしまい、敗北。


▼DXのかませに転落し、王座も陥落、そしてチーム解散▼
ビンスとHBKの抗争はビンスとDXの抗争へと変わり、スピリット・スクワッドはビンスとの手駒としてDXと試合をするようになる。が、相手は最高王座を何度も獲得する団体でもトップ中のトップレスラーであり、勝てる要素はまったくなく連戦連敗状態が続く。ただ、スピリット・スクワッドvsDXでタッグ王座戦は組まれなかったので王座はしばらく保持することができた。
11月、ファン投票が色濃く反映される新設PPV「サイバーサンデー」にてタッグ王座防衛戦に臨むことが決まる。相手はリック・フレアーともう1人。フレアーのパートナーはロディ・パイパー、ダスティ・ローズ、サージェント・スローターの中からファン投票でロディ・パイパーに決まり、フレアー&パイパーにコテンパンにされて王座陥落。翌PPVサバイバーシリーズではこの流れでフレアー率いるチームレジェンズとサバイバル戦が組まれるも、フレアー無双に遭いまたしても惨敗。そしてケニー以外の4人にOVW降格が言い渡されチームは消滅した。



▼評価▼
WWEに次世代を担う期待の5人が・・・・ということでものすごい豪華なメンバーと抗争したにもかかわらず、パフォーマンス不十分という烙印を押されてしまう形となった。実際、チアリーダーというキャラクターも初期段階でどっかに行ってしまったし、数の暴力で試合を優位に攻めるところも視聴者の眼には「悪ガキによる見境のない行為」に見えてしまい、浴びるブーイングに敬意がなくヒールとしての地位を確立することはできなかった。
一方で、ミニトランポリンを使用してリングにジャンプインするなど革新的なこともしており、これは後にシン・カラがアレンジ使用することとなる。



▼必殺技▼
◎ハイスピリッツ
倒れている相手を全員で高く持ち上げてそのまま落とす


◎ハイアングルレッグドロップ&セントーン
ケニーのレッグドロップとマイキーのセントーンを同時に相手にぶつける合体技。ハーディーズの「イベントオメガ」のようなもの




▼その後の5人▼
◎ケニー
唯一降格を免れたケニーはスマックダウンに移籍し、リングネームを「ケニー・ダイクストラ」に改めた。しかし、チャンスを生かすことはできず、2008年にリリース。
以後、ケン・ドーン名義でインディー団体を転戦。TNAやDRAGON GATE USAなどにも参戦経験がある。


◎マイキー
OVW降格後、ニッキーとタッグを組み、後にWWEに昇格するコーディ・ローズなどと抗争をする
。OVWとWWEの関係が途絶えると、FCWに移籍してハートダイナスティや後のネクサス1期メンバーなどと試合を繰り広げるも、2008年にリリースされる。
その後はOVWに戻ることとなる。2014年以降はケニーと2人でスピリットスクワッドを再結成している。2016年には短期間ながらWWEのリングに復帰した。


◎ジョニー
降格後もRAWのダークマッチなどに出ていたが、2007年末にリリースされ翌年プロレス業界から引退した。
その後、2014年にペンシルバニア州のインディー団体「チカラ」に登場したことがある。その後大学で会計学を習得し、企業の内部監査などを職務とする一方、2019年に現役復帰宣言をし、小団体で活動中。


◎ミッチ
2007年5月、メンバーの中で一番最初にリリースされる。その後総合格闘技に挑戦し、2010年にデビューを果たすがTKO負け。
また、トリー・ウィルソンとブティック経営をしたこともある。


◎ニッキー
降格後、しばらくマイキーとのタッグでOVWとFCWを戦い、2008年に自身3度目のWWE昇格を果たす。
「やたらと自己紹介をしたがるキザな男」ドルフ・ジグラーというキャラクターに転身。相手の技をより強力に魅せる派手で確かな受身などアマレスで培った技術と本来の素質が開花して、現在はWWEのトップレスラーにまで昇りつめた。スピリット・スクワッド唯一の勝ち組
2018年9月、RAWタッグ王座を獲得し、グランドスラム達成。




▼余談▼
当初の構想では、スピリット・スクワッドは4人組ユニットになるはずだった。メンバーは、ケニー、ミッチ、ニッキーとイライジャ・バーク。
しかし、イライジャが「自分はまだ実力不足だ」と辞退したため、代わりにマイキーとジョニーがメンバー入りすることになる。
イライジャ・バークはその約半年後に昇格、ECWにて「ECWニューブリード」のリーダーとしてRVDらオリジナルズと抗争を繰り広げることとなる。





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