反撃!第二次SN作戦(艦隊これくしょん)

ページ名:反撃_第二次SN作戦_艦隊これくしょん_

登録日:2015/09/06 (日) 11:33:33
更新日:2024/01/16 Tue 11:13:23NEW!
所要時間:約 49 分で読めます



タグ一覧
艦隊これくしょん 艦これ イベント 艦これイベント イベント海域 期間限定海域 鉄底海峡 所要時間30分以上の項目 太平洋 艦これイベント項目 ストレスマッハ アイアンボトムサウンドの再来 sn作戦 fs作戦 ソロモン海戦 水母棲姫 防空棲姫 ソロモン海





戦慄と焦燥と絶望に彩られた死闘の夏





前回→発令!第十一号作戦
次回→[[鎮守府秋刀魚祭り>鎮守府秋刀魚祭り(艦隊これくしょん)]] 突入!海上輸送作戦


艦隊これくしょん -艦これ-の2015年夏に開催されたイベント。
夏恒例の大規模イベント海域、とのことである。


イベント期間は8/10開始…だが、メンテが長引いた上に完了直後に運営が「サーバーに負荷かかってるからちょっと待って」って言ってるのに空気読まずに突入した結果猫爆撃が続いて日が変わってから始めたという提督も多かった。
また、E-6・E-7は8/11のオンメンテ以降解放された。
終了は9/2とされていたがメンテが長引いたせいか、それとも後述の難易度のせいか延長され、9/7 11:00に終了。


なお、翔鶴型の改二が示唆されていた事もあり、「夏イベはマリアナ沖海戦ではないか」と予想する提督も多かったが、
運営から事前に「マリアナではありません」と予告されていた。




主な新要素として、

  • 艦載機の性能を強化する艦載機熟練度
  • 通常のスロットと別に補助アイテムを装備できるスロットを追加する補強増設

が実装された。


また今回も、連合艦隊、海域ごとの出撃制限札、甲乙丙の難易度選択が用意されている。
ちなみに、今回はアルペジオイベント以来となるイベント関連の任務もある。
一部任務が海域解放に必須となる。




イベントのモチーフは、ガタルカナル島に航空基地を設営し、ソロモン諸島海域において航空支援を行えるようにする、という目的で計画されたSN作戦。
史実では米軍の攻撃によってガタルカナル島から日本軍が撤退したため、完遂できなかった。
「第二次」というのは、第一次が南方海域での戦闘となった過去のイベント、決戦!鉄底海峡を抜けて!を位置付けていると思われる。


後半海域のFS作戦は、フィジー・サモア諸島を攻略することで、アメリカとオーストラリアの連携を遮断する目的の作戦。
だが実際にはミッドウェーの敗北でそれどころではなくなり、実行されなかった。



このイベントでは、兼ねてから予想されていた敵駆逐艦の後期型eliteが登場するようになった。
特にニ級後期型eliteは此方の改二並、一部はそれら以上の性能を持つ為、当たり所が悪いと戦艦すらワンパンされるようになり、最早慢心すらできない性能となっている。


これにより、数で勝る欧米列強に性能で勝つための日本の艦隊決戦型駆逐艦が、少なくともカタログスペックで優位性がなくなり、数だけではなくついに質でも負け始めるという、意外とシャレにならない事態が起きてしまっている。敵にはまだ後期型flagshipが残っているのだが。




艦載機熟練度


艦載機に該当する艦戦、艦爆、艦攻、艦偵および、水上偵察機、水上爆撃機を強化するシステム。


何回も使い続けていると装備の横に帯のマークが入り、だんだん性能が向上していく。
何もない初期状態を除くと7段階の強化があり、マークがつくと最大強化。
ただし、航空戦や対空砲火による撃墜数が多いと熟練度が下がることがあり、スロットが0になれば熟練度は初期状態にまでリセットされる。


強化していくとそれぞれの装備の対応ステータスが強化されていく。
特に、艦戦は最大強化の場合、通常の制空値に加えて、1スロットにつき固定値で+25のボーナスを得られると分かっている。
空母全般で制空値が上昇する他、搭載機数に関わらず固定値で加算されるようになったため、搭載数の少なめな軽空母でも比較的制空値を稼ぎやすくなった。
これは例えば、飛鷹改など18機のスロットに最大強化の烈風を搭載した制空値と、加賀改の最大スロット(46)に未強化の烈風を装備した数値がほぼ同等になるレベル、
と聞くとその恩恵がお分かりいただけるだろうか。


攻撃機の正確な上昇値は検証中だが、開幕航空戦でフラグシップの戦艦を撃沈なんて光景が見られるなど、やはり効果はかなり大きいようだ。



とはいえ、敵側もこれに対応したとおぼしき要素が随所に見られる。


今回のイベントでは敵の艦載機に、たこ焼き型でさらに赤いオーラを纏った強化型が登場。
ヲ級改なんかは旧型艦載機でも十分脅威的な能力だったのが、より手をつけられなくなっている。
また、道中ボスを問わず、あちこちに対空能力の高い軽巡ツ級およびツ級eliteが配置。
搭載数の少ないスロットに攻撃機を積んでもあっという間に撃墜され、空母が砲撃戦で置き物になる上熟練度までリセットさせられる羽目になる。



対策として、空母の場合にはより搭載数の多いスロットに積むという方法が取られたが、
搭載数配置が平均的な空母や、最大スロットでもそこまで数の多くない航空巡洋艦・航空戦艦は、
対空砲火が激しいマップでは全滅させられるリスクが高くなってしまった。


注意すべき点として、この艦載機熟練度は演習に挑む時でも増減するという事。増加ではなく、増減である。
つまり、敵にだけではなく演習で他所の鎮守府の艦娘に撃ち落されても熟練度が落ちてしまうのだ。演習だろ、これ!
この為、同じく熟練度の補正を受け、深海棲艦の空母とは比べ物にならない制空値となっている空母娘や、演習相手の防空艦や三式弾に熟練度をパーにされる事態が起こり得るので、注意が必要。
一時はそれに加え、不具合で演習に挑まれた時にも熟練度の低下が発生してしまっていた。


この仕様により、本来ならば艦隊を護る為の駆逐艦(特に秋月型)が、我々の天敵として君臨することになる。どうしてこうなった。
この為、友永隊や村田隊といったエース機やネームド機を演習に使用する事は推奨しない。いざ実戦となった時に熟練度0ではシャレになったものではない。
そもそも、何故敵と戦うべく練度を上げる為の演習で、むしろ熟練度を落とさねばならぬのか…。
旧海軍同様に死人が出かねない程に苛烈な訓練を行っている、ということだろうか。


この対策はあるにはある。「撃墜される艦載機を運用しない」というある意味本末転倒なものの他、「全滅前提で低練度の艦載機を使う」事である。
とにかく、艦載機熟練度を上げたい場合は、それらの装備は演習には出さない方がいいだろう(とはいえ、対空カットインの条件である高射装置と高角砲の組み合わせや、対空補正の高い機銃の搭載は潜水艦を除く全艦種で可能であり、編成だけで見抜くことはまず不可能である)。
事実、1-5編成や明石を修理中と見せかけて故意に対空装備で置いておく、といった『罠』をしかけている提督もいる。一体誰と戦っているんだ
現状は低難易度の通常海域での集中運用や、レベリングのついでに上げる、といった方法がよいとされている。


なお、落とされると熟練度が下がるという仕様上落とされると乗っている妖精が死ぬためではないかと予想する提督もいたが、
公式4コマでは妖精は脱出しているが、新たに乗り込む艦載機を慣らしていく必要があるためと説明されている。




出撃制限


今回のお札は、E-6まででこれまでのイベント最多の4つ。
しかも連合艦隊海域が2つあり、深部攻略には幅広い艦種で多数の艦の育成が不可欠となる。


  • 初動作戦:E-1・E-2
  • 機動部隊:E-3・E-6
  • 挺身部隊:E-4
  • 西部方面:E-5

この内、E-5に該当する西部方面に出撃した艦のみ、乙作戦以上のE-7には出撃できなくなる。他3つの札は出撃可能。
難易度丙の場合、お札を無視して出撃が可能となるが、代わりに丙でクリアした海域の次のマップで甲作戦を選択不可となる。
また、この状況が発生するのは丙に限った話だが、一度付いたお札は他の海域に出撃することで対応した海域のお札で上書きされない。
例を挙げると、初動作戦のお札が付いた艦娘をE-3丙に出撃させてもお札は機動部隊にならず初動作戦のままである。
この仕様を利用して、E-5を丙作戦にしたうえで初動作戦、機動部隊、挺身部隊のお札が付いた艦娘を出撃させると、西部方面のお札を誰にも付けずに(E-7乙以上に参加できない艦娘を一人も出さずに)攻略することができた。
もちろんE-6甲の挑戦権は失われるが。




新規実装艦娘


今回実装された艦娘は以下の7隻。

  • 改白露型駆逐艦 江風
  • 改風早型給油艦 速吸
  • Maestrale級駆逐艦 Libeccio
  • 秋月型駆逐艦 照月
  • 水上機母艦 瑞穂
  • 改白露型駆逐艦 海風
  • 夕雲型駆逐艦 風雲

この内、照月までの4隻は海域突破報酬としての入手だが、瑞穂以下の3隻の入手手段はドロップ限定
これにより、後述の難易度もあってドロップ限定組を揃えるのに苦労する提督も多く、
公式4コマ作者の桃井涼太氏に至ってはイベント終了3時間前に全艦ドロップ完了となり、危うく風雲が4コマに登場出来ない危機を迎えるところだった。
この時、まさか風雲の4コマ登場にイベント終了から半年かかるなど誰も思わなかったに違いないが


なお、過去のイベントの報酬と比べ「規模の割に報酬があまり豪華ではない」という不満を持った提督もいた模様だ。
(報酬がほぼ使い道のない「おにぎり」こと「戦闘糧食」で水増しされており、過去イベと比べると報酬の面で遜色があったのは事実である)
特に、照月が最深部報酬だとはほとんどの者が予想していなかった(同等の性能を持つ秋月はE2報酬であった)。
尤も、これで最深部報酬の艦娘が豪華過ぎた場合はそれはそれで問題になったであろう事は容易に予想できる(ちなみにE7は公式Twitterによるとイベントに参加した提督の内45%が突破、つまり参加者の半分以上はクリアできなかった)ので
一概に悪いと言えない点もあるにはある。最深部にいたせいで悲劇を呼んだ例がソロモンにはあるわけだし。
そして実際大規模イベントの最深部の報酬が豪華だと、それはそれでやっぱり問題だという事が後に実証された


また、「戦闘糧食」と同時に今回初実装となった「補強増設」は、当初こそ食糧とダメコン程度しか積めなかったが翌年以降の機銃、バルジ、タービン等の搭載可能装備の追加で需要が増している。
昔も今も初実装アイテムは初実装時に大量にバラ撒いてくれるのが艦これというゲームではあるが、この時はオール甲でクリアした提督にはなんと8個も配布されており、以降も一回のイベントで補強増設をここまで大盤振る舞いした例はない。
防空能力や装甲強化による被ダメージの研究が進んだ今になって、後述の高難易度に挑んだ提督は報われた、と言えるのかもしれない。



BGM


新規BGM

  • 艦隊の再集結:E-1、E-2、E-3、E-4マップ画面
  • 出撃!第八艦隊:E-1、E-2、E-3、E-4道中
  • 艦隊、ソロモン海へ!:E-1、E-2ボスおよびE-3ボス昼戦時
  • 深海水上打撃部隊:E-5、E-6、E-7マップ画面
  • アイアンボトムサウンド:E-6、E-7道中
  • 激突!夜間砲撃戦!:E-6、E-7ボス

既出BGM

  • 全艦娘、突撃!:E-3ボス夜戦時
  • 決戦!鉄底海峡を抜けて:E-4ボス昼戦時
  • 次発装填、再突入!:E-4ボス夜戦時
  • 睦月型駆逐艦の戦い:E-5道中
  • 深海への誘い :E-5ボス

新曲のみならず、過去のイベントと関連のある海域は、その時の思い出の曲が流れるようになっている。




海域解説


今回は海域の数もE-7までと過去最多になっている。


余談だが、今回はボスマスのアルファベットの振り分けがZに固定されており、表記が分かりやすくなった。
たまにZ以外にもアルファベット順が飛んでXやYとつけられてるマスがある海域もあるが……?



E-1 発動準備、第二次SN作戦!



…行きたい場所が…あるんだ…*1


出撃するには駆逐艦2隻と軽巡洋艦1隻を入れなければならない。
出てくる敵もさほど強くなく、十分育っているなら残り3隻も軽巡や駆逐艦のみでも攻略できなくもないが、
それ以外の艦種に羅針盤以外の制限はないため、戦力に余裕があれば大型艦を起用できる。E-2と札が共通なのでそこに出撃予定のものを使うと良いだろう。
この海域には空母がいないため、航空巡洋艦や航空戦艦で制空権を確保しての連撃が特に強力。


一番スムーズに攻略できるのは、空母や潜水艦を含まない艦隊で、駆逐艦に菊月を使うこと。
菊月を入れる場合、史実に関わる艦*2だったからか、Aの後の分岐がDに固定され、なんと道中での戦闘がAマス1戦のみでボス到達できる。
Aは普通の水雷戦隊のため、まず事故はないだろう。


ちなみに空母を入れると北ルートに逸れ道中3戦。Cの潜水艦はともかく、Eの重巡が少し厄介な上、消費がちょっとかさむのが難点。とはいえEの重巡さえ何とか出来れば楽な上に艦攻持ち込み放題なのでこのルートを選ぶ提督もそれなりにいた。
菊月のいない場合、BかDでランダムになる。Bを通ってもまだ道中2戦で済むが、そのBは戦艦2~3隻と殺す気満々なためぜひ避けたい。


菊月はコモン艦であり入手は非常に容易、燃費の良い睦月型ということで遠征でいつの間にか育っていたという提督も少なくないが、
一方性能が低めのため改造していない、もしくは持ってすらいないという提督が、E-0として慌ててレべリングや1-1周回をしたとか。
ここにきて菊月が全然ドロップしないし最低値建造でも出やしない提督もいたらしい。中には菊月目当ての1-1を繰り返す内あ号作戦が終わってしまったという惨状も…



ボスは駆逐棲姫。ボス相応の耐久はあるが所詮は駆逐艦。
随伴も難易度が上がると後期型になるとはいえ全て駆逐艦のため、夜戦で簡単に殲滅でき、戦艦がいれば昼戦でもS勝利できる。
ただ甲作戦最終形態では、随伴駆逐艦に今回のイベントから登場の後期型eliteが現れる。
火力、雷装、回避などが強化されており、思わぬ抵抗を受けることも。



海域クリアボーナスは特注家具職人と、今回実装の新アイテムである補強増設、戦闘糧食。乙作戦以上で伊良湖も。
この戦闘糧食、装備アイテム扱いの割に、この先の海域ボーナスや任務報酬でも数個ずつもらえるため、装備保有枠を割と圧迫することになった。
また、ボス限定で大淀や野分といったレア艦のドロップも確認されており、特に後の海域における連合艦隊運用に必須レベルの艦隊司令部施設目当てに、大淀掘りに手を出す提督がいたとか。



E-2 連合艦隊、ソロモン海へ!



タイトル通り、連合艦隊海域。
まだまだ序盤なので、先の攻略を考えるのならば戦力を温存しなくてはならない。


初戦の重巡リ級2隻との戦闘後、水上打撃部隊なら南ルート、空母機動部隊なら北ルートとなる。
水上打撃部隊の場合、潜水艦マスを通り、DかEの後、補給艦マスを通ってボス到達。
Dは戦艦ル級2隻が待ち受けており、
Eは重巡中心の敵艦隊だが、通るのにこちらは戦艦と正規空母の合計を2隻以下にする必要がある。
どちらを選ぶかは好みになるだろう。


どちらにせよ、道中4戦、ボス到達は5戦目となる。
うち1戦は潜水艦マスなので弾薬残量はともかく、燃料は減っておりペナルティを受けた状態となって回避率が落ちる。
今回のイベントでは、後の海域でもこのパターンが度々見られる。


ちなみに水上打撃部隊の場合、E-1から引き続いてボス含め空母が一切出てこない。
やはり航戦か航巡さえいれば制空権が確保できるが、空母も艦戦を積まなくていいので、攻撃機を増やして開幕攻撃の威力を上げられる。
Eマスを通る場合は正規空母ではなく軽空母にして、戦艦の数を増やすといいだろう。
ただし、後の海域でも空母は重要になってくるので、投入は計画的に。


空母機動部隊の場合、さらに能動分岐で直進ルートか北回りルートに分かれる。
直進ルートはFで航空戦。空母が2隻登場、ツ級eliteがいる、甲作戦ではヲ級が強化型たこ焼きまで飛ばしてくるため、ボーキがどんどん減る。
北回りルートではJマスが通常戦闘になる代わり、その前のIマスでうずしおを踏んで燃料が減ってしまう。


どちらもボス前のHで合流するが、最低でもヲ級2隻と通常戦闘。
パターンによって乙作戦以下はヌ級が追加されるが、甲作戦は追加もヲ級の上、全員がたこ焼きを飛ばしてくると、かなりの難所。



ボスは軽巡棲鬼。15年春イベや4-5では左遷されてたが、今回はボス復帰。
相変わらずの固さに、随伴に戦艦2隻がいるものの、こちらも連合艦隊なので十分戦える。
軽巡棲鬼の装甲を貫けるだけの夜戦火力を持った艦を第二艦隊に入れるといいだろう。


最終形態では、乙作戦以上で随伴にあの戦艦棲姫が登場。早くも伝統のダイソンである。
が、ダイソンとはいうものの、こちらは連合艦隊な上にボスマスには航空戦力も存在しない。
E-7までの攻略を目指す提督にとってはただの通過点である。
公式では、最近着任した提督は通常海域で戦力の増強をしつつ、この海域まで攻略することを推奨していた。


クリアボーナスは、改白露型駆逐艦の江風。
読み方はかわかぜで、本人も「読み方、間違えンなよ」と言うのだが、
初期の頃にはセリフの字幕の方が「間違えなンなよ」と間違えられてしまっていた。付いたあだ名が「なンなちゃん」


難易度乙以上で補強増設、難易度甲では戦闘糧食と91式高射装置もおまけ。
ボスでは雲龍のドロップも確認されている。



E-3 激突!第二次南太平洋海戦



早くも今イベント前半の山場といった高難易度海域。
道中はまだしも、高難易度ではボス艦隊が極めて強力。


続いて連合艦隊での出撃となる。
幸か不幸か、ここと出撃制限が共通するE-6も高難度の連合艦隊マップのため、E-4とE-5用の戦力を残しつつ、主力を投入してかまわない。
ただし雷巡は2人以上入れると道中の戦闘数が増えるので、1人だけにしておいた方が良い。


海域解放にはE-2クリア後、装備廃棄と潜水艦狩りの任務をこなしてから挑めるようになる。



水上打撃部隊の場合ルートがめちゃくちゃになり、逸れてボス到達しないか、
道中の戦闘数が増えて大きく性能低下してしまうため、ボス攻略には非現実的。
消費を避けると必然的に空母機動部隊限定海域となる。


最初の能動分岐でBかCに分かれるが、
Bに行った場合下ルートでB→D→F、Cに行った場合上ルートでC→E→Hと進むと、道中が3戦で済む。
これには正規空母2隻以下、雷巡1隻以下で通れるとされている。


BとCは旗艦が重巡か軽巡かの違い。
とはいえどちらも雷撃戦までに中破以上にさせておかないと、駆逐艦や雷巡から飛んでくる魚雷で手痛いダメージを被る。


DとEはどちらも航空戦だが編成は大差ないため、選ぶとすればボス前。
上ルートではH、下ルートでは能動分岐でGかI。
HとIはほとんど同じ編成で、ヲ級が2隻とタ級が1隻。乙作戦以上では強化型を含むたこ焼きが飛んで来る。
Gの方は空母が1隻減っているもののタ級が2隻に増えており、
しかも乙作戦以上では強化型を飛ばすヲ級改のため、割に合わない。丙作戦ではヌ級になっている。
初戦以外は空母とツ級が配置されており、航空戦も挟むため、艦載機の撃墜が激しい。
前述の通り、空母の攻撃機は加賀の3スロットや龍驤の2スロットといった頭数の多いスロットに配置した方が良い。


ボスはこのイベント初登場の水母棲姫。
水上機母艦の姫で、開幕爆撃、開幕雷撃、砲撃と、かなり手数が多い。
あれ、鬼でも姫でもないのにそんなことしてくる奴がいた気がしたけど……



さて、この水母棲姫について語る前に、乙作戦以上のボス艦隊の編成を見てもらいたい。
(陣形は全て輪形陣)


  • 乙作戦削り段階

水母棲姫(弱)、空母ヲ級flagship(新型艦載機)、空母ヲ級flagship(新型艦載機)
重巡ネ級elite、駆逐ハ級後期型elite、駆逐ハ級後期型elite


  • 乙作戦最終段階

水母棲姫(中)、空母棲鬼空母棲鬼
重巡ネ級elite、駆逐ハ級後期型elite、駆逐ハ級後期型elite


  • 甲作戦削り段階

水母棲姫(中)、空母棲鬼空母棲鬼
重巡ネ級elite、駆逐ハ級後期型elite、駆逐ハ級後期型elite


  • 甲作戦最終段階

水母棲姫(強)、空母棲鬼(艦載機強化型)、空母棲鬼(艦載機強化型)
重巡ネ級elite、駆逐ハ級後期型elite、駆逐ハ級後期型elite



乙作戦最終段階では、空母棲鬼2体が随伴にいるというとんでもないことに。
そして甲作戦では、あろうことか削り段階から既に空母棲鬼が2体いるという有り様。
というか乙作戦最終段階と甲作戦削り段階は経験値以外全て同一である。


姫じゃなくて良かったとかそんなことを言っている場合ではなく、
桁違いの制空値を要求されるわ、航空戦・砲撃戦ともに超火力を振るってくるわ、他の艦を狙ってもダイソンするわで、縦横無尽に暴れ回る。
しかも甲作戦最終段階ではさらに空母棲鬼の艦載機が強化される。こうなると秋月や摩耶が対空カットインしても大破させられることもしばしば。
ちなみに甲作戦時の必要制空値は削り段階ならば優勢で420以上、確保で840以上、最終段階となると優勢に480以上、確保ならば960以上というとんでもない数値に跳ね上がっている推測があった。
だからといって艦戦を可能な限り積み、制空確保したところで勝てるわけでもないが。



一方、旗艦である水母棲姫だが、例によって装甲が堅牢。耐久は350。装甲は弱形態でも150、甲作戦最終形態では195と戦艦水鬼に迫るレベル。


しかし、それ以外にはどうにもぱっとしない感が否めない。
開幕爆撃は随伴の方もとんでもないものを飛ばしてくるので、誰の艦載機で被害が出るのかいまいち分かりにくく、雷撃は輪形陣のためぜんぜん当たらない。
火力はelite以上のル級タ級の方が高い程度。
耐久面が姫相当になった代わりに、攻撃面で言えばさすがにレ級ほどぶっ飛んだ印象はないのだ。


が、夜戦では高い雷装と相まってかなりの攻撃力で連撃をしてくるし、
装備する艦載機は水上爆撃機扱いであり、制空権を手放してしまうと昼戦でも連撃を仕掛けてくるため、油断はできない。
開幕雷撃も輪形陣だからそこまででもなかっただけで、もしこれが単縦陣や複縦陣だったらと考えると……。
そして多くの提督が危惧していた事態が2015年秋イベント「突入!海上輸送作戦」におけるE-3「コロネハイカラ島東方沖」で現実化。
大型艦使用不可・ドラム缶満載の特殊な連合艦隊で突撃しなければならないこの海域において単縦陣で先制雷撃をぶっ放し、数少ないまともな戦力となる第二艦隊の重巡や軽巡を中・大破させてくるという地獄絵図と化した。
なお対空面に関しては、素の値がツ級に近く、装備している高角砲もツ級と全く同じものであるため、ほぼ同等レベルの対空性能となっている。


ちなみにこの海域では、Dからルートが逸れた場合にXマスへと連行され、E-4で再登場するアイツと遭遇する。
一見ただのお仕置き部屋に見えるが、ここでS勝利を数回重ねると、後述のE-7のようにボスの防御面が若干弱体化するらしいが最後まで効果があるかも不明なままだった。


しかしある程度の戦力があれば、E-7と比べてしまうと困難というほどではないため、ギミックが明らかになった後もスルーして倒されることも多かったが、
E-4以降との兼ね合いなども考えると苦戦は必至のため、どうしても抜けられないなら活用するといいだろう。
また、密かにこのXマスでまるゆと磯風のドロップが期待出来る為、最初の能動分岐で下に行き、潜水艦を入れるとXマスへ強制連行される性質を利用して、新艦娘ゲット及び全海域クリア提督が足繁く此処に通っているのだとか。



クリアボーナスは、一番の目玉が九七式艦攻(村田隊)。
新実装のネームド艦載機であり、この時点で雷装+12と流星改に迫る数値。
さらにE-4クリア後に出てくる機種転換任務をこなすと天山(村田隊)となり、これまで最強の艦攻だった天山一二型(友永隊)をも上回る、雷装値+15という驚愕の数値に。
(ただし索敵と命中は友永隊の方が上)
但し天山の開発が間に合わなかったり忘れていたりで機種転換任務を放置していたら、イベント終了後に当該任務が消滅してしまい村田隊仕様の天山を取り逃してしまった提督も…
あとで村田隊を入手できる任務が実装されたので一先ずは救済されているが、ちゃんと任務をこなした提督は村田隊を2機持てるご褒美を得た。


そして次の目玉報酬として、乙作戦以上限定で15m二重測距儀+21号電探改二(通称:大和電探)を獲得。
これは戦艦限定で装備できる電探で、相応のステータスはあるが、現状戦艦の装備は普通の海域で電探を装備する余裕はほとんどないため、
制空権を諦めた状態で積むか、支援艦隊用として使うべきだろう。


他には、補強増設と応急修理要員。
甲作戦では補強増設が2個に、応急修理要員の代わりに応急修理女神に、改修資材が3個ついてくる。



E-3ではレアドロップとして、このイベントで新登場した水上機母艦の瑞穂がボスマスでドロップ。
ボスも水上機母艦だったので意識したと思われる。ついでに瑞穂自体なんとなくイラストが深海棲艦ぽい
9月7日メンテナンス前までは高速艦だったが、史実では飛鷹型並の鈍足だった事を踏まえ低速へ下方修正。
その代わり別のパラメータ面で底上げが図られ、そうでなくても水母状態のちとちよより燃費こそ悪いが性能が上位互換、更に改造と合わせて零式水上観測機を2つ持ってくる。


瑞穂がドロップするのはこのE-3ボスのみで、他の海域には一切確認されていない。
……が。上記の通り、甲作戦ではボス艦隊に常時空母棲鬼2体が鎮座している。
海域クリア後は削り段階編成に戻るとはいえ、この時点でS勝利は至難であり、甲クリア後の瑞穂掘りは多大な出血を強いられることとなる。
しかもドロップ率は低く設定されており、全難易度平均2%程度という狭き門を突破しなければならない。


そのため甲でクリアする前に丙でゲージリセットしながら掘った提督もいた。
一方でゲージを削りきり、間違って(或いは諦めて)丙のままクリアしてしまい、電探やE-4甲作戦の挑戦権を逃がしてしまった提督もいたとか。



E-4 海峡突入!敵飛行場を撃滅せよ!



ソロモン海域、イベント、通常艦隊、道中連続夜戦、飛行場姫―――




鉄底海峡 再び




当マップは何を隠そう、当時参加していた全ての提督を阿鼻叫喚へと叩きこんだ超難易度海域・2013年秋イベントE-4、鉄底海峡アイアンボトムサウンドのリメイクマップである。


ソロモンよ、私は帰ってきたっぽい?


ただ、今回はゲージ回復や、理不尽なランダム羅針盤はないのでご安心を。
E-4ではない、だけだが




最初の分岐は、史実に関係のある艦の組み合わせを採用しているとBへと行ける。
AもBも潜水艦マスなのは変わらないが、Aからだと戦闘が1回増える上、その先が夜戦ルートにしか行けない。


ルート固定に関係する艦の組み合わせは多数あるらしいが、確実とされているものは


  • 霧島+比叡
  • 霧島+綾波
  • 夕立+春雨
  • 夕立+暁
  • 金剛+榛名

ではないかと言われている。
一部組み合わせは戦艦3隻以下、戦艦と正規空母の合計が4隻以下、とも。
駆逐艦は昼戦ルートで行く場合に、そうでない場合は金剛型のうち育っているものを使うと良いだろう。
ちなみにこの中で春雨以外は全て改二が実装済み。


Dの能動分岐では、そのまま直進する夜戦ルートと、北回りで行く昼戦ルートに分かれる。



夜戦ルートは13秋の再現だが、旗艦以外は当時よりも上位の艦に変更されている。とはいえ道中夜戦は2回のみ、現在では探照灯・照明弾・夜偵といった夜戦装備がある。


Eは軽巡へ級と重巡リ級と駆逐イ級の艦隊。全難易度で旗艦の軽巡は連撃もカットインも行わない。
ただし甲作戦では続く重巡リ級flagship2隻がカットインで待っており、駆逐後期型も揃って連撃してくる。


Gは戦艦タ級と重巡リ級と軽巡ホ級と駆逐イ級の艦隊となる。
旗艦のタ級は連撃装備であり、戦艦のため夜戦火力が控えめとはいえ、安定して当ててくる。
ちなみに丙作戦のみ旗艦が重巡リ級flagshipになっているが、旗艦確率補正のカットインが飛んでくると……。



昼戦ルートは、13秋E-4にはなかったタイプのルート。
とは言っても普通の艦隊と通常戦闘して進んでいく、基本的なマップ構成である。


Fではいきなり戦艦タ級と重巡リ級が出迎えてくる。
複縦陣ということもあって、装甲が脆い艦を狙われるとかなり怖い。


その後ボス前へ直行するには、まず駆逐艦2隻が必須。その上で戦艦と正規空母の合計が2隻以下で進める。
ここでさらに龍驤を入れれば、戦艦と正規空母の縛りがなくなり、残り3隻を全て戦艦か正規空母で採用できる。
直行できない編成の場合Iでうずしおを踏むことになり、さらに酷い編成だとJでもう1戦余分に増えてしまう。
問題のボス前のHは空母ヲ級2隻を含む艦隊。乙作戦以上では旗艦が強化型を飛ばしてくるので、大破撤退もしばしば。



これら道中を振り切ってボスマスに到達すると、あのトラウマメイカーだった飛行場姫との再会となる。
前回で完全に破壊できず再建されたのか、それとも史実のように第二飛行場ができたのだろうか?


ご丁寧に、ボス戦の昼戦BGMがあの13秋イベ道中曲となっているという気合いの入れよう。
セリフの一部が戦艦棲姫と同じになってしまったからか、今回はセリフも新録された。BBA声になった


……ただ、飛行場姫自身は前回からステータスが一切変わっていない。
前回は夜戦スタート、随伴を倒すと昼戦移行なしという鬼畜仕様だったが、今回は通常の昼戦スタートで撃ち漏らしがあれば夜戦突入も可能。


飛行場姫の艦載機は旧式もいいところで、熟練度を上げた烈風があれば軽空母1隻ですら航空優勢が取れてしまう。
その上で前回にはなかった戦艦の弾着連撃を叩きこめば、随伴も順調に殲滅できるだろう。


もっとも飛行場姫自身の火力がかなりある他、随伴の戦艦ル級、特に甲作戦ではル級改2隻が猛威を振るうので、
戦艦が的確に当ててくれないと何もできないこともあるが。



ゲージ破壊段階になると、ボス艦隊のみならず、道中の艦隊も変更される。


夜戦ルートはゲージ破壊段階になると弱体化する傾向にある。珍しく強化ではなくむしろ弱体化する。
特に削り段階で駆逐後期型eliteが連撃してきた甲作戦は、後期型無印になることで連撃もカットインも飛んで来なくなる。
それ以外の艦や他の難易度では、等級が下がって単純な数値が減少しても、連撃やカットインの構成が変わったり配置変えなどで、
どちらが良いと一概に言えないこともあるが。


反対に昼戦ルートは、ゲージ破壊段階になると夜戦ルートとは逆でFマスとHマスが強化される。
特に甲作戦最終段階は、Hで赤たこ焼きを飛ばすヲ級改と通常たこ焼きのヲ級2隻と極悪な編成となる。
大破せずに抜けるのはかなり難しく、抜けれたとしても複数の中破艦がいることもザラ。
道中支援がほぼ必須。


そのため削り段階は昼戦ルートで、ゲージ破壊段階は駆逐艦を使わなくても済む夜戦ルートで、というのが定石のようだ。



最終編成のボスは、特に飛行場姫が超強化されている。
グラフィックが各所が破損して激怒をにじませた表情になり、新型艦載機を引き連れる。
実際に飛ばすのはやはり赤オーラの強化版で、制空値が2倍以上に跳ね上がる上、空母棲姫並みかそれ以上のレベルの攻撃力を誇る。
その上、装甲が甲作戦では140から190まで増加。夜戦で三式弾を当てないとまともにダメージが通らない。



全体的には、現在のゲームバランスにのっとってそれなりの難所を設けつつ、
さすがに往年の理不尽要素の塊はほとんど排除されてるので、程々の難易度になっているのではなかろうか。
削り段階の飛行場姫自身だけはどうしてもインフレについていけてないが、最終編成では相応に強化され、門番として立ちはだかる。



クリアボーナスは、今まで敵の輸送ワ級のみで艦娘に設定のなかった補給艦である、給油艦の早吸。
洋上補給のアイテムを使うことで、出撃中に燃料を補給する洋上補給が可能な変わった艦。また、大和型すらワンパン大破に追い込む流星拳の使い手。
ジャージ姿で、体育部のマネージャーといった雰囲気。非戦闘艦である為か装甲は水上艦としてはこれでもかと低く、更に燃費も悪いし修理費も高い。だが特定条件を満たすことで道中で洋上補給が使用可能な特殊艦艇。
他には洋上補給と戦闘糧食、乙作戦以上で改修資材、甲作戦では勲章がついてくる。



また、E-4でもボス限定ドロップに、このイベント新規追加の改白露型駆逐艦の海風がある。
E-3ほどでないにせよ、甲作戦は道中撤退とル級改2隻で周回は骨が折れる。


なお、最終段階で変化した道中艦隊はクリア後、Eは最終時の簡単な編成で固定、Fは削り時の編成で固定、
ボス前のGとHはランダムになるとのこと。



E-5 奮戦!西部方面派遣艦隊



この海域解放のためには、E-4クリア後に出てくる任務を受け、演習に4回勝利しなければならない。
アルペジオイベントの時の絶対に倒せない潜水艦よりはマシとはいえ、
イベント中で攻略用のガチ艦隊だらけの中、演習で勝つ必要があるので地味に面倒。


このマップはソロモン海ではなく西部方面で、ソロモン海攻略中に反攻の兆しを見せる敵艦隊を撃破する、というもの。
4-5のように、戦闘BGMも前回春イベントの曲が使われている。


方面が違うため、この海域に出撃した艦は、E-7を含めて他の全イベント海域に出撃不可という厳しい制限が課せられる。
ただし、上記の方法によってE-6甲の挑戦権と引き換えにE-7甲に全戦力を集めることができる。



最初にBへ向かうと能動分岐になり、Aをスルーでき北ルートにも行ける。
ここへ向かうための編成はなんと、駆逐艦1隻と秋津州を入れた編成。いよいよ活躍の場がやってきたかも!
……しかし、後になって航巡か軽巡と駆逐艦2隻でも固定可能なのが発覚。自由枠が1隻減るが、秋津州自身が貧弱なので、どちらを選ぶかは好みで。
秋津洲を起用する場合、旗艦に据えるか最後尾に置いて夜戦装備キャリアーにするのが主流か。


能動分岐の選択はCかE。Cはル級2隻が待ち受けており、Eマスはただの水雷戦隊。
航巡か秋津州がいればEの後のDからFに固定できるが、軽巡編成だと羅針盤がランダムになってしまう。
Hに入ってしまうと戦闘数が増える上に、JがFを強化したような編成なので、軽巡を採用する場合のみCを選ぶことになるだろうか。


Fが一番の大破撤退ポイント。
装甲空母姫とかなりなつかしい顔ぶれが出迎える。ここでの制空のために空母を1隻は入れておいた方が良いだろう。
これまで地味な印象だった装甲空母姫だが、脆い駆逐のいる状態での航空戦や、その砲火力によってかなり痛打を与えてくる。
ここでは陣形が2パターンあり、片方は輪形陣なのでともかく、もう片方が単縦陣。単縦陣だと砲撃の命中率・威力共に強化されるため脅威度が増す。
おまけに、ゲージ破壊段階になるとここの陣形が単縦陣に固定されてしまう。


ボス前のKは輸送船団でボーナスポイント、かと思いきや、Fで中破した艦を狙われてカスダメを貰い大破なんてこともたまに起こる。
とはいえ複数のワ級が倒せるため、任務のろ号作戦を受けておくと捗る。


ちなみに最初の能動分岐で北を選択した場合、DおよびIの2箇所で航空偵察を行う。
ボスまで到達しないと回収できないものの、弾薬やボーキサイトの消費を少しは軽減できる。



ボスはイベントおなじみ、戦艦棲姫。E-2にもいたけれど。
実は通常艦隊で戦うのは、14年夏以来のことだったりする。


さすがに随伴は重巡リ級、雷巡チ級、駆逐イ級と厄介さは少ないが、連合艦隊の物量差がないために戦艦棲姫が大暴れする。
自由枠には耐久と火力のある戦艦や、先制雷撃と夜戦火力の雷巡を是非入れておきたい。
なお今回のイベントでまともに雷巡が使えるのは、ここE-5が最後である。


最終形態になるとボス随伴に軽空母ヌ級が出てくるが、制空さえ取っておけば特にどうということはない。
正直この海域は、道中の装甲空母姫とボスの戦艦棲姫が多少強い程度で、
E-3以降高難易度が連続する今回のイベントの中では、唯一簡単なマップである。
E-7に出撃不可のため調整されたのだろうか?
必要最低限の難易度上昇を行った提督も、E5のみ甲を選択したという提督も多い。




クリアボーナスは、イタリア海軍の駆逐艦であるマエストラーレ級3番艦のリベッチオ。
日焼けで露出の多いお尻を気にする幼女とロリコン歓喜。


乙作戦以上では戦闘糧食と洋上補給、甲作戦では改修資材と勲章がつく。


また、甲ではGマスとボスマスでU-511がドロップし、またRomaも難易度に関わらずボスでドロップするという事でドロップは豪華。
春イベでRomaを入手し損ねた提督や装備目当ての提督が足繁く此処に通っているそうな…



E-6 反攻作戦!FS方面進出



この海域解放のためには、E-5攻略後に出る任務で空母狩りをしなければならない。
オリョクルは嫌でち!
また、E6~7はイベント開始から2日後の12日18時以降解禁という異例の措置に提督達が驚愕し、RTA勢のヘイトが急上昇。そして解禁直後に各地で猫爆撃があった。


連合艦隊海域。E-3と出撃制限が同じなので、あちらに使った艦をアレンジすれば良い。
E-3と同じく水上打撃部隊だとルート逸れで戦闘数が増えたりボス到達できなかったりするので、空母機動部隊となる。



ルートは大きく分けて2つ。

  • C→E→Gと進み、Gで能動分岐
  • A→B→Fと進みボス前へ


一般的に使われるのは始点からCへ行くルート。
始点では夕立+綾波か、吹雪+古鷹か、比叡+霧島の、いずれかの組み合わせを入れるとAへ行くのだが、
Cへ行くには、逆に組み合わせて入れてはいけない。片方ずつなら可能なので、配分に気をつけよう。
Cはヌ級2隻がいるが、むしろそれ以外の雷撃の方が怖い。航空攻撃で削れることを祈ろう。
戦闘後、雷巡が1隻でもいると海域から弾かれる。このルートでは雷巡を一切使うことができないのだ。


Eは潜水艦マス。ここそのものは梯形陣か単横陣なので命中率は高くないが、またもや燃料だけ減ってしまう。


Gの能動分岐では、北ルートのHか、南ルートのFのどちらかを選ぶ。


Hでは航空戦となる。ランダムでツ級の出る場合と出ない場合があるが、
ツ級に2回対空迎撃されると空母の攻撃機は激減してしまう。
Hの後のLは空母2隻と戦艦タ級がおり、乙作戦以上ではランダムだが強化型艦載機を飛ばすヲ級改のパターンがある。
そうでなくとも赤たこ焼きのヲ級flagshipに白たこ焼きのヲ級がいるので、対空カットインをしないと相当な被害を被ることになる。


Fではヲ級とタ級含む艦隊と通常戦闘。ダメージを負う可能性はあるが、対空砲火が1回で済むため艦載機への被害は少なめ。
Jがもう一度能動分岐になっており、ボス前のKかMへ行く。
KとMはどちらもヲ級改を含む3~4体の空母群が出てくるので、かなりの難所。
Kの方が旗艦以外のヲ級は艦載機が旧型のため、このマップの機動部隊の中では一番楽。
ただ、MではE-6かE-7でしかドロップしない新実装の駆逐艦風雲が出てくる可能性がある。


Aを通って行くルートは、後になってから実用化され始めたルート。
この海域でも雷巡が使えるようになるが、その代わり他の編成が大きく縛られる。
Aは潜水艦マス。前述の通り特定の組み合わせを採用した場合に行ける。
Aの後Dへ直進してしまうと夜戦マスの上、羅針盤でEへ行ってしまうともう1回潜水艦マスを通ることとなり、さらに燃料を奪われる。


これを回避するBだが、ここへ行くための編成が

  • 全艦高速で統一
  • 第一艦隊は戦艦と正規空母の合計が3隻以下
  • 第二艦隊は高速戦艦も不可で、駆逐艦4隻が必須

と、ガチガチに縛られ、雷巡以外の戦力低下が著しい。
その上でA固定要員も含む必要があるため、固定要員が重複するE-4との兼ね合いも含めて、相当に戦力を厳選する必要がある。


Bは水雷戦隊で、重巡とツ級以外が雷巡チ級に駆逐ロ級後期型or後期型eliteと、雷撃に全てをかけた編成。
その後はFマスで、後はGから南へ行った場合と流れは同じ。



ボスはイベントおなじみの空母棲姫。
甲作戦では削り段階から、乙作戦でも最終形態に限り、強化型艦載機を装備。
元から酷かった攻撃力が無茶苦茶なことに。
しかし、それ故に設定を忘れられたのか、強化型の場合にはボイスがなくなっている。


そして、乙作戦以上では随伴にまたしても戦艦棲姫が降臨。ついにイベント大好き姫達が正式コンビを結成してしまった。
E-2と違い、削り段階から常時ダイソンし続ける。
それ以外の随伴はツ級と駆逐なので、ダイソンにさえ耐えれば大したことはない……と思いきや、
陣形が単縦陣のため、雷撃を許すと大打撃を被る。支援艦隊や阿武隈の雷撃が相当うまくいかないと、夜戦火力の低下は避けられない。


最終形態では駆逐のうち1隻がツ級に変わり、乙作戦以下で駆逐後期型無印が駆逐ニ級後期型eliteに変わるのと、
前述の乙作戦での艦載機変化程度で、あくまで微差。


まぁ、なんだかんだ言って空母おばさんもダイソンも初登場のイベントからアルペイベを除き皆勤である。
1年以上経験のある提督や乙以上で挑む程の戦力を持っているならば今更おびえるほどでもないだろう。
前半の山場であるE-3に投入した戦力をほぼ使いまわせることや、実質ここが最後の出撃制限であることからもそれが言える。


この海域で本当に恐ろしいのは、ボスマスを含め確実に通るであろうマスほぼ全てにツ級が配備されていること。
そうそう大量消費されないボーキサイトがモリモリ削られて、後の攻略にや掘りに支障をきたすのではないかと震える提督もいたとか。


クリアボーナスでは、乙作戦以上で新アイテムの試製甲板カタパルトが手に入る。
この時点ではまだ実装されていなかったが、翔鶴型改二のために必要となる。
ただし丙作戦ではもらえない。
翔鶴改二及び瑞鶴改二実装時に試製甲板カタパルトが手に入る任務が1つずつ実装されたので、このイベントで入手できなくても翔鶴型の改二に改造できなくなるわけではないが、
その任務の達成までがかなり面倒くさいものになっているので、ここで入手するかどうかで改二改造までの時間がかなり短縮された。
……が、五航戦ネームド艦載機入手のためには結局カタパルト入手任務をこなす必要があるので、カタパルトが1個増えて翔鶴型改二の早期改造ともう1艦入手できるようになる事を除けば別に極端に楽になるというわけでもなかった。


他には全難易度で洋上補給、改修資材、勲章と、甲作戦では補強増設も。






E-7 FS作戦



長いイベントの最後、ようやく解放される最終海域。
出撃制限は、これまでにE-5へ出撃した艦以外が全て編成できる。


2013秋E-4、2014夏E-6……
これらの今までの最難クラスの海域と同等かそれ以上の難しさを誇る、超難易度マップ。


簡単に述べると

  • 雷巡禁止
  • イベントでは久々の本格的に荒ぶるランダム羅針盤
  • 道中での大破撤退および戦力ダウン
  • 対策なしでは過去最凶なラスボス
  • その対応策に時間制限あり
  • ボス随伴の布陣

単純な難易度からストレスフルな要素まで、現状詰め込める要素をできるだけ詰め込んだといったステージ。



1.雷巡禁止
E-6北ルートと同じく、雷巡を入れていると絶対にボスへ到達できない。
ボスのみならず後述のXY削り時も、雷巡がいるとAへと確定で逸れるようになる。
E-6の場合厳しい縛りなら辛うじて使用可能だとも後から分かったが、E-7では結局雷巡を入れて進める編成は一切見つかっていない。
強力な先制雷撃と夜戦火力で、これまでイベント必須の最終兵器だった雷巡が、まさかの出禁である。


とはいえ、先制雷撃役として軽巡阿武隈改二が登場したため先制雷撃が禁止になったわけではない。
魚雷満載なら魚雷カットインでそこそこのダメージも取れる。ポリバレント系軽巡お役立ちの瞬間である。
…逆に言えば、阿武隈改二を所持していない提督は先制攻撃手段の一つを封じられたも同然なので、体感難易度は更に跳ね上がったが。




2.ランダム羅針盤
全くの無対策だと、ランダムで進路が変わり、かつボス到達や戦闘数などに影響の出る箇所が全部で4箇所も存在する。


1つ目はいきなり始点の、東のEか南のBへの分岐。
南から行くルートだと、東から行くルートと比べて最低でも道中が1戦増える。
空母機動部隊だと半々ではないにせよ、2・3割は南に逸れてしまう。
それでも増えるのが潜水艦マスのため、順調に行けばボスと戦えないというわけでもないが、無対策で行くと南ルートはランダム羅針盤がさらに2箇所続く。
いざボスに突撃しようとして南に逸れると、燃料弾薬がボス到達までにすっからかんになってしまう上に大破率も高い為、その時点でほぼ帰投は確定。
…まあ、初手逸れそっ閉じで済むのでボス前お仕置き部屋直行よりはバケツ消費他ではるかに有情とも言える。
支援フル回転状態で連続で出ると資材辛いが。


2つ目、南ルート1戦目後のB。南東のXか南西のAに行くのだが、
ここでAに行ってしまうと、弾薬を少しばかり拾ってワ級と戦っただけで行き止まり、出撃終了になってしまう。
ここも進路のXの方が確率は高いが、X固定は一切不可能。
ただし、逸れ率は二割あるかないかくらいなので始点の羅針盤よりは有情。


3つ目、南ルート2戦目後のD。東のHか北東のFで、Fに行くと潜水艦マスがもう1戦追加されるので、
こうなるとボス到達時には燃料が今度こそ完全に底を着く。
おまけに、ここは無対策だと外れのF行きの方が確率が高いので、無対策でBマスへ来た時点でかなり分の悪い賭け。
ここでHへ固定するには、あきつ丸か秋津州を入れること。だがこの編成をするとそもそも始点の時点でBへと固定される。
固定するなら最初からこちらに来る前提で進むことになる。


4つ目、東ルートではほぼ通ることとなり、南ルートでも能動分岐から来れるJ。
ここの分岐先は3つあり、Lか、Mか、Y。
LとMはどちらもボス前で、空母機動部隊ではM、水上打撃部隊ではLに行きやすい。
問題はYで、これはかなり確率が少ないものの、行ってしまうとまたボスまでの戦闘数が増えて燃料・弾薬を持っていかれる。
このマスを踏まされたらボスで確実に弾薬・燃料不足となり、撃破は非現実的となる為、撤退安定である。
Yマス行きは「第一艦隊の空母が軽空母のみor軽空母2隻と正規空母1隻」+「第二艦隊の高速戦艦が1隻のみ」で回避可能。
よって後述の軽空母ルートなどがよく使用された。



3.道中
当然ながら、道中も大破ポイントの嵐。


東ルートでは、1体でも中破せず雷撃戦になると被害を受ける高雷装艦の揃ったE、
丙作戦であっても白たこ焼き、甲乙では強化型たこやきを飛ばすヲ級改が2体に、複縦陣を引くと高命中な上に雷撃まで痛く、輪形陣を引くと攻撃はマシになるもツ級に艦載機を大量に落とされるJとMの連戦。


南ルートでは、いつもの梯形陣か単横陣のくせに潜水ソ級flagshipの雷装が高すぎて当たると普通に痛いB、
地上型の港湾棲姫と離島棲鬼が単縦陣でいるXとYの連戦、
ボス前の門番である戦艦棲姫と戦艦ル級2体のL。


もちろん道中支援があれば多少楽になるが、羅針盤で空振りする度に消費が重くのしかかってくるのが悩み物。
Lに限って言えば、最短ルートを通るより艦載機の消耗が少ないという利点がある…大破率が高いというのが難点だが。




4.防空棲姫


フフ……キタンダァ……?ヘーエ……キタンダァ……。


今回のラスボスとなる最深部ボス艦隊旗艦は、新登場の防空棲姫。


おそらく秋月型駆逐艦を元とした深海棲艦。
絵のタッチも他の深海艦とはかなり違う……というか絵柄がどこかで見た感じ(イベント後にTwitter上で大方の予想通りしずまよしのり氏と確定した)
艦種分類は駆逐艦。駆逐艦である。故に徹甲弾補正が効果なかったりする。当然ながら地上施設でもないので三式弾特効もない。


防空の名の通り対空値が異常で、3段階あるうちの弱いものでも300、一番強い形態では390。何かがおかしい。
ここまで来ると、加賀の46スロに攻撃機を投入しても全機撃墜されることも。友永隊や村田隊といったネームド艦載機がしばしば葬られ、熟練度がリセットされてしまう。
\また村田殿が戦死しておられるぞ!/


余談だが、こいつの装備も防空特化しており、高角砲2つと電探なのだが、
この砲の名は4inch連装両用砲+CIC。CICとは戦闘情報センターのことであり、現代艦にも導入されている、航空機誘導やレーダー管制を行う指揮所のこと。…もはやイージス艦か?
一応CICの原型は太平洋戦争期のアメリカ艦にはCICの原型コンセプトを伝えるハンドブックが刊行されて普及されていたので、ぶっ飛んだ発想というわけではない。


攻撃面でも、一番強い形態で火力190、雷装95。戦艦棲姫以上の火力に加えて、駆逐扱いなので昼戦で中破以上に持ち込めなかった場合雷撃も飛んで来る。幸い秋月型ベースなので火力にしては雷装が若干控えめ(なおこれでも阿武隈改二より1高い)なのが救いなのだが…
ただ夜戦火力は雷装と火力を合計するため、実装時点での深海棲艦では歴代2位になる。おまけに連撃装備。



ここまででも頭を抱えたくなるレベルだが、こいつの真価はそんなことではない。
最も厄介とするところ、それは防空棲姫の装甲値である。


  • 丙作戦削り時:装甲273
  • 丙作戦最終時および乙作戦削り時:装甲303
  • 乙作戦最終時および甲作戦常時:装甲333



お 前 の よ う な 駆 逐 艦 が い る か




以前の最高装甲値は、陸上型で三式弾特効のある泊地水鬼でさえ240、通常艦ならば戦艦水鬼の200。
これらを悠々とぶっちぎる自称駆逐艦。耐久は255と若干低めにしても、ただで許されるものではない。


ちなみに、オンメンテでなかったことにされたのかすぐに見られなくなったものの、海域解放直後には装甲395のものが確認されていたことも。




さて、ここまでの装甲値になると、既存の敵艦を相手にするのとは別次元の問題が発生する。
ありのままの状態では撃沈することがほとんど不可能に近いのだ。


昨今のイベントボスは高い装甲値がデフォルトであり、基本的に昼戦では計算上まともなダメージが入らない。
代わりにカスダメなら割合ダメージを与えられるため、随伴艦を倒しつつ手数でもって耐久を削り、
強化された火力と雷装値が入る上にキャップ限界も大きく上回る夜戦で倒す、というのが基本である。


ところが、夜戦ですらキャップ値は300であり、防空棲姫の装甲は夜戦の最大威力すら上回る。
こうなると、普通ならいかなる高威力をもってしても装甲を貫くことができず、倒すことが実質不可能。
例え高威力の魚雷カットインや連撃が突き刺さろうがまともに削ることすらままならない。


……ただ、実際にはダメージ計算時、乱数により装甲値が最大2/3まで減少することがあるため、
リアルラックにさえ恵まれれば、理論上は撃破可能。
情報が出揃っていない先行攻略組はこの方法を取った。但し途方も無く低い確率だが。


雷巡が使えず、大和型も低速である為第二艦隊には編入できないため、夜戦火力が最も高いのは重巡或いはBismarck Drei。
それに魚雷をできる限り装備させて魚雷カットインを発動すれば夜戦火力キャップを越える2回攻撃となる。
もしくはBismarck Dreiに出来る限り改修を施した38cm砲改を載せて夜戦連撃を叩き込むのが定石となる。


この重巡或いはビスマルクを、

  • 小破以下の状態で夜戦攻撃まで守り抜き
  • カットインなら発動確率を引き当て
  • 生き残っている随伴艦をスルーして防空棲姫に当たり
  • その上に低装甲乱数を引いて撃沈する

という、気が遠くなるほどの行程である。


当然、こんなことは雪風並みの運か、膨大な回数の試行錯誤(および資源)ができるごく一部の変態にしかできず、普通なら到底実行できるものではない。
地上型に対する三式弾のように、何か弱点を突くことができないかと様々な検証がされたが、
結局正体が判明する前にゴリ押し突破者*3が出始め、「本当にこの方法しかないのでは」と、当時は絶望感が広がっていた。


そんな中、公式ツイッターである発表がなされる。




5.弱体化ギミック


最終拡張作戦【FS作戦】における「複数の作戦展開」によって、最深部の凶悪な中枢旗艦に対して、有効な打撃を与えやすくすることが可能です。
ひとつひとつの効果は決して大きくありませんが、それらはある程度蓄積&複合して効果を発揮します。
※深夜零時に同作戦効果は一旦元に戻ります。


その正体は、ボスとの戦闘の前に、XマスとYマスで複数回S勝利すると、防空棲姫へのダメージが上昇する、というものだった。
余談だが、イベント後に海域開放から数時間で弱体化ギミックをほぼ使わずにクリアした猛者が7名いたことが発覚した。
この7名の提督は運営側から「ビッグセブン」と呼ばれており、多くの提督達からも畏怖を以て受け止められた。
それだけにビッグセブンですら後のイベントで膝をついた際にはそのあまりの難易度と不具合に提督達は戦慄する事になった。


  • XおよびYで2箇所。難易度を変更しても効果は持続する(丙でX・Yを攻略し甲に変更しても持続。但し攻略ゲージはリセット)
  • 1・2回程度では効果が小さい(検証によるとまともな効果が期待出来る回数は5回が目安)
  • 効果発揮時に別ゲージ、グラフィック差分、ボイス差分、装甲値表記変化などがなく、ダメージ以外に視覚的かつ具体的な効果が全く分からない
  • 毎日午前0時でこの効果がリセットされるため1日しか持たず、日付が変わった後再び効果を使うにはもう1回XY攻略をやり直さなければならない

と、面倒で分かりにくい要素が満載。そのため効果が出ているのかどうか、言われるまで誰も気づけなかった。


余談だがこの深夜0時というのは照月が史実において沈んだのが深夜0時であった事に起因しているという説である。


さらにはこの発言以外でギミックを示唆するものは、各マスのアルファベットがZ以外で飛んでいることと、
海域選択時の小さいマップに、ボスマスの位置以外にも3つ赤い丸がある(北東の航空戦Kマスと思われる地点にも丸があるが、効果が小さいか、もしくはないらしい)、
ぐらいしか類推する要素がない。
一応、検証勢の中にはXマスやYマス(小マップ上の赤い部分)が怪しいと睨んでいる人もいた。しかしこの発表までギミックが解明されなかったのは、深夜0時に効果がリセットされてしまうからだろう。



特に、一日でリセットされてしまうという点は、仕様が分かってからも他の提督も大きく苦しめることに。


ボス攻略の前にXY削りを行う必要があるため、ボス攻略を始める前に一定程度資源と時間を取られてしまう。
X、Y共に敵が陸上型のため、わざわざ三式弾に装備変更し、ボス攻略と別のXY削り用艦隊を編成する必要がある。
さらにあきつ丸か秋津州のどちらも持っていないか、E-5で使ってしまっていると、ルート固定ができないため、XとY両方を一度の出撃で処理するのが困難になる。


そして、ギミックを発動させたならば1日で一気にゲージを削りきらないと、日数をかけるほどにどんどん消費が増大してしまう。
しかも一度ゲージを削り出したが最後、丙に変更してX・Y削りを開始しようとすると苦労して削ったゲージがリセットされて振り出しに戻る。その為甲でゲージを削った場合、難易度変更はより一層己を締め上げる事になる。


ついでに言うと、必死で削って装甲が減るわけではなくクリティカル周りに補正がかかるだけらしいので、*4
運が悪いとクリティカルが入ってもカス当たりやクリティカルが発生しないとカスダメしか入らず仕留め切れないことも多々ある。



……何か思い出さないだろうか?



そう、あの13年秋イベで提督と社長の怒りに触れて廃止されたゲージ回復と、同じような状況になっているのだ。
13秋が楽しくリメイクされたのが今回のE-4だとすれば、ランダム羅針盤といい13秋の負の面の一部を詰め込んで再現したのがE-7といったところ。
あちらは継続的な攻略を求められたのに対し、こちらは1日で可能な限り時間を取って攻略し続けなければならず、まとまった休みがなかなか取れない人にとってとても不利だった。


なお、午前0時にリセットされるという性質上、日付が変わる直前の駆け込み攻略する人と、日付が変わった直後にスタートダッシュを切る人で、この時間帯にアクセスが集中。結果、猫が頻発するという事態も発生していた。
特にイベント直前からサーバーが不調気味だったラバウル鎮守府各所で悲鳴が上がり続け、平時は安定している別サーバーでも絶叫が上がった。
そのためか、或いはまた社長に怒られたのか、秋イベントではギミックは一律で早朝5時*5リセット、
「ギミックが発動しているのか否かが非常にわかりにくい」という声を受けてギミック発動中は敵のグラフィックや編成が変わるといった変更点がもうけられた。
後々ギミックリセットそのものも撤廃される事が多くなった(ただし2016秋イベントのように条件を変えつつもギミックリセットが復活したイベントもある)。




6.ボス艦隊


防空棲姫自身のヤバさは上記の通りなのだが、
随伴には、またしてもまたしても、戦艦棲姫が降臨。もはや過労死レベル。
ちなみに削り・丙作戦含めて、全難易度・段階でダイソンは固定。
他も重巡ネ級eliteに駆逐ニ級後期型と、ル級タ級やヲ級程あからさまでないにしても、しぶとい奴らが揃っている。
単縦のため、姫のみならずネ級の砲撃、駆逐の雷撃でも戦力を奪われる。


そして、難易度甲では15冬と同じく、戦艦棲姫が2体に分身。またダブルダイソンである。
その上で、ギミック有効とはいえ上記のような高威力攻撃をブチ当てなければクリア不可能。
夜戦突入前にダイソンを旗艦である防空棲姫を庇えなくなる小破以上(理想形としては攻撃参加不可能となる大破或いは撃沈)に持ち込まなければ起死回生のカットインも無慈悲に吸い込まれる危険性がある。
これらのため万全の対策は必須。支援攻撃発生率の上がる全艦キラキラ状態の道中支援と、場合によっては大和型や火力に優れたVeneto級・飛龍型改二などによる決戦支援を用意したほうがいい。


まあ、2015冬イベのハイパーダイソン・ダブルダイソン・ヲ級改flagship・ネ級elite二隻というあたまがおかしい編成に比べりゃ
支援次第では防空とダブルダイソンに減らしての勝負に出来る分、そこまで見た目上は辛くはない。
制空権争いもないし、防空の硬さ以外は今まで突破してきた中でも極悪と呼べる編成じゃあない。
問題は、弱体化ギミックが発動していても、クリティカルを引かない限り効果を確認、実感できない点である。
ここでダイソンと防空にカットイン仕様の艦を2,3隻行動不能にされることもザラではあるが、第一艦隊の活躍次第では昼間で中破や大破で夜戦行動不能に追い込むこともあるし、運が良かったら空母の火力も高まっているので撃沈もあり得ない話ではない。
このあたり、道中の羅針盤を含めた難易度との兼ね合いになってくる。


攻略は基本的ギミックを発動させた上での結論になるが、以下の通り。


  • 軽空母ルート

軽空母を中心とした機動部隊で初手以外の羅針盤を固定するルート。羅針盤の安定感やコスト、戦力のバランスがよく、削りにもゲージ割りにも活かせる。
熟練烈風隊が育っているなら、軽空母多めでも十分に制空権を確保できる。摩耶や秋月で対空カットインをするのも良い。
欠点は持ち込める戦力に限りがあること。削りならばともかく、ゲージ破壊となると個々の艦にそれなりの質や運が要求される。この編成に限った話ではないが。
もちろん支援を重くしたりすることで成功率を上げることもできる。


  • 正規空母ルート

正規空母中心の機動部隊で、軽空母編成のルート固定と引き換えに最大限の航空戦力を持ち込むルート。
今回実装された艦載機熟練度システムを最大限活用するルートで、多数搭載できるようになった攻撃機による開幕航空戦、可能な限りの支援、さらに阿武隈改二がいれば開幕雷撃で「やられる前にやる」のがこのルート基本であり強み。
欠点は羅針盤に2回勝つ必要があることと、ボーキや熟練航空機の磨耗が激しいこと。


  • 正規空母洋上補給ルート

上の亜種ルートで速吸を第一艦隊に投入し、洋上補給を発動させるためにわざと道中4戦+1回夜戦するルート。速吸だけを一度出撃させて、燃料や弾薬が減った状態にしておけば夜戦はしなくていい。
メリットは洋上補給が発動すると弾薬が回復した状態でボスとやれるので実質軽空母ルートと同量の弾薬・燃料でぶん殴ることができ
尚且つYマス島流しを回避することが簡単ということである。
デメリットは速吸の配置に悩まされること。
非戦闘艦の速吸は打たれ弱い。これを解決するには第二艦隊の旗艦にすることが手っ取り早い解決策である。艦これの仕様上、旗艦は轟沈することがないので、大破していようが構わず進撃できる。しかし第二艦隊に置くということは夜戦に参加するということであり、速吸は昼間は艦攻を装備することで流星拳空母式のダメージ計算になるので意外なほどに火力が出せるが、夜戦はまるで期待できない。
このルートを進む際は、ボスは昼間で決着をつけるくらいの気構えで。


  • あきつ丸水上打撃部隊ルート

あきつ丸を第一艦隊旗艦に据えて、ギミックを叩き割り、門番ダイソンをぶっ飛ばしてボスに行く男前ルート。
羅針盤に悩まされるのは低確率な逸れが1回だけ。しかしそのぶん道中の編成は強力。
また、どうやっても道中4戦(うち1回は潜水艦なので弾薬の消費は1戦分少ないが)するので速吸による補給が推奨される。
速吸に関する留意点は上記を参照。一応水上打撃隊は第一艦隊から行動するので、機動部隊より速吸を保護しやすい。


  • 水上打撃部隊お祈りルート

羅針盤が固定ではないことを逆手に取り、水上打撃部隊で初手Bを引くのをひたすら祈るルート。
メリットはあきつ丸や速吸といった非戦闘艦を入れずに済むので、第一艦隊、第二艦隊ともに最大限の火力を発揮できること。
デメリットは雪風提督でもなけりゃ羅針盤がどうしようもないということである。





完全攻略完了によるクリアボーナスは、秋月型駆逐艦2番艦の照月。
ステータスに多少の誤差はあれ、基本性能・装備共に秋月とほぼ同じため、同様に超重要な防空駆逐艦。
秋月が14秋E-2だったのに対し、こちらは最奥最難海域の突破報酬である。
また、秋月は初登場以来一年近く入手機会がなかった*6上に、
15年イベント最深部報酬の天城、秋津州は16年冬イベまでドロップ解禁がなかった事を考えると、この照月はそれ以上にまずい事になる可能性も考えられるが、
幸いというか秋月は次イベントに当たる15秋イベント以降はドロップが解禁され、照月も16年春イベントにてドロップが解禁された。


難易度甲では甲種勲章。この無茶苦茶な難易度のため、3つ揃って持っている人は一気に減ったと思われる。
他は難易度ごとに、勲章、補強増設、戦闘糧食の個数で誤差があるが、甲種勲章以外はごくごく些細。
思い入れやドロップでどうしても欲しい艦がいる等が無ければE3,6のみを乙でクリアして他を丙でクリアするのが最適解に近いと思われる。






追記修正よろしくお願いします


[#include(name=テンプレ2)]

この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,3)

[#include(name=テンプレ3)]


  • 今回地味にヘイトを集めたのが赤い駆逐だと思う。バカみたいに避けるし普通にこちらの戦艦を中破させてくるし、雷撃フェイズまで生き残ると甚大な被害が出る。こんなのが続々出てくると思うと… -- 名無しさん (2015-09-09 00:05:59)
  • ↑信じられるか?まだ黄色いのが残ってるんだぜ?で、此方にはもう高性能な駆逐艦なんて戦後世代を待たなきゃいけないぜ? -- 名無しさん (2015-09-09 01:03:23)
  • 先行雷撃航空戦参加の戦艦、夜戦中破でも戦闘可能な空母とここまで来ると艦種ってなんだよって気分にはなるな。敵側はやりたい放題だよホント -- 名無しさん (2015-09-09 06:23:53)
  • ↑2 雪風・島風改二なら・・・ -- 名無しさん (2015-09-09 07:02:19)
  • 着任して4ヶ月でもなんとかなる難易度だったな、まぁそれなりに苦労はしたが -- 名無しさん (2015-09-09 14:37:34)
  • E7の記述おかしくない?ランダム羅針盤のとこ。連合艦隊の第一に戦艦3と軽空3を同時に入れることは不可能だろ。E7まで来る人が連合艦隊の編成条件間違えるとは思えないし、これ書いた人は本当にイベント参加してたのか? -- 名無しさん (2015-09-09 21:06:29)
  • 随分と優しい記述内容だな -- 名無しさん (2015-09-09 22:45:38)
  • 10日に新登場した艦娘の薄い本を夏コミに間に合わせる猛者には驚かされた -- 名無しさん (2015-09-10 06:28:28)
  • ↑やっぱりアレRTAしてたんだろうか。丙ならE5は温いとは言っても、良く数時間で突破出来たな…… -- 名無しさん (2015-09-10 13:07:01)
  • 僅か数時間でごり押し攻略した七人の提督達がいるらしい…公式からもビッグセブンって言われてるwwww -- 名無しさん (2015-09-10 17:59:13)
  • コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2015-09-10 20:25:13)
  • 深海側からしてもガッチガチの装備でダメコンの余裕すら無さそうなのに沈めても復活するわ、敵の艦載機の性能が馬鹿みたいに上がってて最新型艦戦でももろくに制空権が確保できないわで割ととんでもないことにはなってたり… 雷巡を封じたと思ったら甲高い声の軽巡が先制雷撃をブチかましてくるしな! -- 名無しさん (2015-09-18 21:01:06)
  • ↑阿武隈改二を使わせるために雷巡を封じたとも言われてる -- 名無しさん (2015-09-18 21:31:19)
  • Wikiにも書かれているし、零時迷子って関連タグにいれても良くないか?イベント中は零時迷子と言いまくる提督ばかりだったよ -- 名無しさん (2015-09-19 12:37:30)
  • ↑(闇の衣を纏った)ゾーマでも可 -- 名無しさん (2015-09-26 04:44:08)
  • ↑4 ビス子「(ズパッと真顔で懐から包みを取り出す)」 防空「ヒッ!?」 ビス子「・・・」ノ【戦闘糧食】 防空「」 -- 名無しさん (2015-09-26 10:28:48)
  • 検証勢によるとE-3のXマスは効果がないらしいしE-7はクリティカル時以外にも装甲ダウン効果があるみたい -- 名無しさん (2015-12-11 14:42:24)
  • ラバウルの俺、甲ラスダン突破直後の猫で運営に殺意を覚えた -- 名無しさん (2015-12-11 16:53:50)
  • E-7は道中ダイソンに勝てる自信があるなら、あきつ丸入り機動部隊っていう手があった。詳しくは「羅針盤と戦わない準強力編成」で。 -- 名無しさん (2016-03-01 15:42:29)
  • なお村田殿や友永隊長が散華なされる要因として道中にツ級×2が多数有るのもあると言う… -- 名無しさん (2016-08-18 11:46:15)
  • ぶっちゃけ艦これというゲームじゃなきゃ許されない難易度のイベントだった。先行組の情報なしに自力じゃ絶対クリアできんかった -- 名無しさん (2017-03-05 21:27:07)
  • 17秋イベ、防空棲姫再来。装甲は多少下がった模様 -- 名無しさん (2017-11-18 04:30:40)

#comment

*1 公式4コマ第98話より
*2 このマップは史実で菊月が沈んだ地点に近い。
*3 後述するが、ギミック未発動突破者は僅かに7人と発表されたので、知らないうちにギミックを発動させて突破したプレイヤーが大半である。
*4 装甲減乱数を引きやすくなるなど諸説あるが確定はしていない。ダメージが場合によりかなり変動が激しいということからの推測。
*5 この時間にデイリーミッションが復活したりするので、艦これにおける日付変更時間と言っても良い時間である
*6 秋月自身の破格の対空性能もあるが、おそらく彼女の初期装備である10cm高角砲+高射装置のため。小口径主砲として最高の性能を持つが、秋月型から剥ぎ取る以外の入手方法は、吹雪改二か摩耶改二を使って改修工廠で94式高射装置を、改修資材と12.7cm連装高角砲もしくは10cm高角砲を大量に消費する必要がある

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧