登録日:2015/02/16 Mon 20:19:47
更新日:2024/01/12 Fri 10:34:35NEW!
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kof 中国 サイコソルジャー 超能力 関西弁 snk 肉まん 椎拳崇 彩画堂
「そう『永遠』なんてないんや、何事もあんまり過信せん方がええで」
椎拳崇とはSNKのゲーム、『サイコソルジャー』の主人公の一人。
後に『ゴッド・スレイヤー』と『THE KING OF FIGHTERS'94』からのKOFシリーズに登場している。
名前の読み方は「シイ・ケンスウ」、工学用語の「シークエンス」のもじりである。
本項目ではKOFでの拳崇について主に解説する。
●キャラクターの概要
- サイコソルジャー
関西弁を喋る中国人拳法家の少年。
アテナ同様に太古の予言に記された光の戦士で、魔性の怪物・屍愚魔を滅ぼす使命の元に戦う。
緑色の袖なし拳法着に赤い鉢巻姿が特徴。
性能自体はアテナとまったく一緒なのだが、変身時にはフェニックスでなく龍になる。
設定も、アテナの超能力が先天的なのに対し、ケンスウのは後天的に修行で身に着けた点が異なる。
本作で使用するのは超能力のみで、拳法家と言う設定は特に活かされてはいない。
アテナとの恋仲も見られず、彼女を「アテナはん」と呼ぶ。
- ゴッド・スレイヤー
四賢者の一人・ケンスウで、賢者アシーネの恋人。
陰のある若者と言う設定で、最初は主人公を信じていなかったが後に認め、術を授ける。
アシーネはアテナがモデルだが、彼女もアテナとはだいぶ設定が異なるため、名前だけ借りたと見るべきかもしれない。
- KOF
プロフィールは下記の通り
格闘スタイル:超能力+中国拳法(心意拳)
出身地:中国
誕生日:9月23日(19歳)
身長:172cm
体重:61kg
血液型:B型
趣味:漫画鑑賞(特に庄司陽子の『生徒諸君!』)
大切なもの:早見優のデビューアルバム(94~97)、デルピエロのサインボール(XI)、ファンから貰ったぬいぐるみ(それ以外の作品)
好きな食べ物:肉まん
嫌いなもの:修行、ピザまん
得意スポーツ:サッカー
CV:や乃えいじ(全作品共通)
お調子者な超能力者の拳法家。
麻宮アテナと共に、山奥にある鎮元斎の庵「鎮元大仙」で、来たるべき悪に備えて修業をしている。
後輩である包の兄貴分で、桃子のからかいの対象。
ただし超能力の実力はサイコソルジャー達の中でもかなり下の方だと思われる。
中国人同士の李香緋と関西弁同士のロバート・ガルシアとは掛け合いがあるが、基本的に他のキャラとの絡みは少ない。
Gジャンに半ズボンと言う原作とまるで異なる格好をしており、他の作品でも中々マイナーだったため、KOFからの新キャラと思う人が多かった。
肉まんが大好物で常に自家製の物を持ち歩いており、イントロでもよく食べている。
点心のメニューにないため、ピザまんやカレーまんは邪道。
●ストーリー上での活躍
- KOF94~97
どれもストーリーは存在するものの、いてもいなくても変わらない様な気がする冬の時代が続く。
『94』『96』では修行で得た力を試すため、『95』では復活したルガールを倒す、『97』ではアテナがファンの渡部薫を元気付けると言う名目でKOFに参戦している。
そして『97』では、鎮元斎にすらファンレターが届いているのに、アテナファンから届いた苦情の手紙やカミソリレターに嘆いていた。
- KOF98
ストーリーなしのお祭り。
インタビューでは熱心なファンが1人いる事が判明し、バレンタインデーにチョコとぬいぐるみを貰った。
アテナにベタボレな所も堂々と明かしており、
「Q.誰と組みたいか?」「A.そりゃもう、アテナとに決まっとるやろ。アテナがいれば残りは誰とでもええわ。」
「Q.あなたにとってKOFとは?」「A.年に一度、アテナと一緒に旅行ができる!!これや!!」とまで言っていた。
闘いたくない相手にはアテナ、闘いたい相手にはキャラかぶってるロバートと答えている。
特殊EDは真吾、クリスでティーンチーム。
- KOF99
鎮元斎が引き取った、二百年に一度の凶日に生まれた子供、包がチームに参加。
しかし、包はサイコボールを使える様になり、拳崇は超能力が使えなくなってしまう。
アテナ共々気が滅入ってしまうが、超能力を取り戻すきっかけを得るために出場した。
そうした事情もあって、本作の拳崇は拳法オンリーキャラとなっているが、永久を持つ最強キャラの一角になってしまった。
エンディングでは何故かメイド服となった薫ちゃんに脱出を助けてもらった後、アテナに抱きしめられて顔を真っ赤にするか、
動けないアテナに瓦礫が崩落して来た所を超能力を発揮して助け、包共々倒れるものの二つが存在する。
- KOF2000
二つ目のEDが元となったストーリー。
包は倒れてしまい、以来原因不明で数か月間倒れたまま。拳崇もあれから三日間倒れてしまっていた。
鎮元斎は包が拳崇の超能力を吸い取ってしまったと考えた。
アテナを超能力で助けたのは拳崇の潜在能力と、包からフィードバックされた力によるもの。
その膨大なパワーが包に吸収され、まだまだ未熟なために倒れてしまっているらしい。
エンディングではゼロ・キャノンが発射され、包がそのパワーを吸収する。
しかしただでさえ飽和状態な上、ゼロ・キャノンのパワーを吸ったために限界が来てしまう。
そしてキスにしか見えない行為を行った後、龍の様なサイコパワーが天に昇っていくと同時に拳崇に超能力が戻った。
本作ではイントロでアテナに告白。しかし……
また、アナザーストライカーにはサイコソルジャー版のケンスウが登場。使用するとサイコスペースを放つ。
- KOF2001
拳崇は超球弾、包はサイコボールアタックを使えないままだった。
二人の力について分からない事が続いていたある日、拳崇は巨大な超球弾を放ってしまい、鎮元斎はそれを聞いてKOF参戦を決める。
エンディングは包は龍の気が自分の力を吸収して目覚めようとしている事を語り、ネスツ最高幹部・ミスティを連れた飛族の長・龍はネスツを見限って龍の気を狙う。
拳崇は超球弾を使える様になったが、包はほとんどの技の性能が変わってしまった。
しかし包も永久持ちに。もう二人とも超能力なんていらないんじゃないかな。
- KOF2002
ストーリーなしのお祭り。チームは拳崇、アテナ、鎮元斎。
本作で追加された「醒眼来龍」を見るに龍の気を操れつつあるようだが……?
『2002UM』では拳崇、アテナ、包のチームで参戦し、包を鎮元斎にすると元祖サイコソルジャーチームのEDになる。
- KOF2003
未参戦。
更なる悪に対して鎮元斎はK'とマキシマに出場を打診し、拳崇と包は修行を重ねている。
一方アテナは雛子とまりんと共ににわか編成の女子高生チームで参戦していた。
- KOFXI
天才サイコソルジャーの椎拳崇がニュートラルポーズや服装を一新して復活。
久々にアテナに会いに行くが、新人の桃子にある事ない事を吹き込み、薫の悪口も言ったためにアテナに怒られてしまった。
EDでは無茶苦茶な空想をして二人に呆れられているが、龍もまた登場。
- KOFXII
今作から衣装をサイコソルジャー時代に戻して参戦。
衣装変化に不評な物が多い中、レオナと共に好評な方。上の人の意向(笑)で原点回帰し非難を浴びたアテナとはえらい違いである。
しかし、超球弾が超必殺技で再び拳法主体のキャラになるなど、性能はよく分からない事になっている。
アテナのストーリーではヘタレが3時間も彼女を見守っていたが、なんだかんだでいい雰囲気になりつつ励ましていた。
本人のストーリーではアテナをデートに誘ったが実家に顔を出すと言われ失敗。
そして一人でぶらぶらしていた所を、アテナと一緒にいる京を見てデートしていると勘違いし、尾行した挙句に警察に捕まってしまった。
別にアテナは浮気した訳ではなく、拳崇の誕生日に肉まんを作ってあげようと思い立って買出しに出かけ、
材料を買うのを手伝って貰っただけである。
- KOFXIII
正式に元祖サイコソルジャーチームが復活した今作のストーリーは今までの様に重々しくはなく、拳崇が鎮元斎のが~るふれんどについて探るものとなっている。
エンディングでは記者会見の場で、「サイコソルジャーチームを元にした映画を撮るとか言う話もある」と記者は語る。
その時、屍愚魔が襲来。サイコレッド(拳崇)、サイコブルー(アテナ)、さいこぴ~んく(桃子)、サイコオレンジ(包)らサイコレンジャーが迎え撃つ。
改造飛賊・龍に対し、いつも通りにメイド服の薫ちゃんと鎮長官らも登場。
……と、拳崇が妄想するEDとなっている。
●龍の気について
オロチ八傑集らと戦う京、血に抗う庵にレオナ、任務を行っていく怒チーム、いつも通りのファイターである餓狼チームや龍虎チーム、お笑い担当の韓国チーム……
しかしレトロゲームから参戦し、悪と戦うと言う設定もあるのにサイコソルジャーチームはアテナばかり目立っていて全体では地味だった。
そんなためか、ネスツ編からテコ入れとして導入されたと思われる。
拳崇の潜在能力とは何なのか、包は一体どんな力を持つのか、そして龍の気とは――
と、本筋とは絡まないサブストーリーとして見応えがあるものになった。
……しかし、アッシュ編。
早速『2003』から拳崇・包・鎮元斎は未出場。
『XI』では拳崇が復活し、『XIII』ではチームごと復活するものの、龍の気に関してはXIのEDで軽く触れられた以外全く触れられていない。
実際問題、龍の気とはなんなのか、龍は何故それを狙っているのか、何故包は超能力を吸い取ったり、龍の気について知っているのかと謎が尽きない。
むしろ、『XIII』のEDで龍をネタにする事で龍の気自体をなかった事にしたがっている様に見えなくもない。
その実、龍の気のストーリーを担当していた人がSNK倒産時のゴタゴタで引継ぎをせずにそのまま退社してしまった関係で、
それ以上のストーリー展開ができなくなってしまったという事情があったらしい。
●ゲーム中の性能
超球弾で飛ばし、龍顎砕で落とすオーソドックスな波動昇龍タイプ。
火力に欠けてアテナと違ってテレポートもないが、守りと崩しは強めで、基本的に安定した性能を持っている初心者向けキャラ。
コンボも大体がお手軽でヒット確認もしやすい部類。
超能力がまったく使えない純粋な拳法キャラは『99』『2000』、『2002UM』の裏。
超球弾が使えず牽制が弱くなったが、その分攻めの手段は広がった。
しかし『99』では超能力がないのに最強と言う訳わからん存在に。そのため『2000』では弱体化され、見る影もなくなってしまった。
『2002UM』では近距離戦に加えて爆発力もあるキャラに仕上がっている。
○主な必殺技
- 超球弾
普通の飛び道具。アテナのサイコボールアタックと大体同じだが、姿勢が低くなる点などは異なる。
発生は遅めなものの、ガードされた時の隙は少ない。ギリギリまで引きつければ対空になるなど、クセの強めなKOFの飛び道具では頼れる性能。
通常必殺技として使えないのは『99』『2000』『XII』。
- 龍顎砕
逆立ちしながら両脚を広げ、回転しながら上昇して蹴り上げる対空技。
攻撃判定も強く、出掛かりに無敵判定があるため基本的に頼れる。
- 龍連牙
前方に飛びかかって肘、膝、後ろ回し蹴りを放つ。
『96』からは今までの龍連牙と同じ「地龍」と、斜め上に飛びあがる「天龍」に分かれた。
- 龍爪撃
空中必殺技。斜め下に掌底を突き出し、そのまま急降下する。
アテナのフェニックスアローに比べると微妙な面が多いが、軌道を変えられるのは地味に便利。
- 龍連打
前進しながら振り下ろしパンチを何発も放つ技。
『97』では打撃投げで、ボタン連打で性能が変わる。
『98』でも打撃投げのままだがボタン連打は強のみ。シメに腕を振り上げる事で相手を撃ち上げる事も出来る。
『99』では普通の打撃技になったが後隙がないため、龍連打→強パンチ→龍連打が凶悪な永久ガードさせるコンボになった。
その後も性能がコロコロ変わり、『XI』ではコマンド投げに戻っているが『XII』では消滅。
- 穿弓腿
超能力が使えない作品などで使用。片手で身体を支えて真上を蹴り上げる。
対空技として使う事が出来たり、超必殺技にも繋げられるが『99』だと空中ヒットから画面端限定で永久になる。
上記の龍連打からこの技での永久に繋げられる事も可能。
○主な超必殺技
- 神龍天舞脚/神龍凄煌裂脚
龍連牙・天龍と似た三段蹴りから龍顎砕を放つ。
『96』から追加された神龍凄煌裂脚は龍連牙・地龍からの龍顎砕。
コマンド入力時に弱キックボタンを押すと神龍天舞脚で、強キックボタンなら神龍凄煌裂脚になる。
- 仙気発剄
発剄を打ち込む打撃投げ。
名前の割にサイコパワーを使った技らしく、『99』『2000』では使えなかった。
- 肉まん
『97』と『98』で使える、肉まんを食べる超必殺技。……超必殺技?
体力が少々回復するが、MAX版だとピザまんを食べて嘆き、回復した分がなくなる。
硬直が長いため使い道がないネタ技で、しかも超球弾とコマンドが似ているので暴発する可能性もある。
しかし使用中は相手がガード不能になるため、超球弾をガード不能にすることができる。
- 肉まん RESPECT
『2002』などで使用可能。
巨大な肉まんを食べ、ピザまんだと微量しか回復しない、あんまんだと回復、滅多に出ない肉まんを食べると全回復。
しかもガード不能にする事が出来ないため、バクチ技とは言え打ち所がまるでない。
制作側も性能のあまりの悪さが分かっていたのか、『XI』と『XIII』では挑発に肉まんを使う。
- 醒眼来龍
龍の気を解放する。表拳崇のMAX2、もしくはリーダー超必殺技。
『2002』だと高速の超球弾を飛ばし、画面外から帰って来る小さな弾に当たると体が光って攻撃力が大幅にアップ。ラウンド中効果は続く。
超球弾自体はガードや相殺によって消えるが、小さな弾は必ず帰って来る。
しかしその弾をガード、超球弾で相殺、弾が戻ってくるまでに攻撃を受けるなどで小さな弾は消えてしまう。
『XI』では地面を這う飛び道具を放ち、相手にヒットすると画面外から龍が現れて拳崇に吸収され、攻撃力が一定時間アップ。
性能自体は高いが、リーダーになってまで使うものでもない。
- 醒眼・仙氣発勁
NEO MAX超必殺技。
目の前に巨大な気の弾を出し、何十回もヒットさせる。
性能が高く、対空や割り込み、ケズリKOなど使用できる場所は多い。
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▷ コメント欄
- KOFの中でもトップクラスに地味なキャラ。 -- 名無しさん (2015-02-16 21:16:34)
- 中国人だったんだ…韓国の人かと -- 名無しさん (2015-02-16 21:59:36)
- 彩画堂禁止と言おうと思ったら既にタグにあったでござるの巻 -- 名無しさん (2015-02-16 23:49:26)
- 飛賊編割と楽しみにしてたんだけどな…アッシュ編の悪役たちが超絶しょぼかっただけに -- 名無しさん (2015-02-17 07:31:02)
- 龍の力云々はアッシュ編での歴史改変に飲まれて消えたんだろうなぁ……と自分を納得させた。 -- 名無しさん (2015-02-17 15:22:45)
- 98の時間切れ負けがなにげにかわいいw -- 名無しさん (2015-02-24 17:47:58)
- 彼の立ちポーズを真似していた俺の小学生時代。 -- 名無しさん (2015-02-24 17:58:54)
- 舞はん・・・ -- 名無しさん (2015-05-20 00:25:54)
- ストーリーにもスタッフにも振り回された不憫なキャラ。 -- 名無しさん (2016-04-17 15:13:20)
- かっこよすぎるよ -- 名無しさん (2016-07-15 19:12:31)
- 99-2000の時は必死さが伺えて好きなキャラになったな。それ以前はアテナ一筋の軽い野郎って認識しかなかったから。 -- 名無しさん (2016-11-01 11:13:23)
- 俺、大好きなんだけどなぁ 人気無くて悲しい -- 名無しさん (2018-11-19 13:16:49)
- SNKが倒産しなければなぁ・・・。 -- 名無しさん (2018-11-19 14:03:44)
- ストーリー的にはアテナのおまけ。彩画堂でキャラが崩されたと言われているが、逆に同人でキャラ崩れが起きるほど薄い存在感だったことを忘れてはならない。つまり彩画堂GJ。 -- 名無しさん (2018-11-24 01:41:48)
- アテナ、ラルフ、クラーク同様SNKではかなり古参なのだが3人と比べると劣る扱いをされてしまったのは何故か スマブラの背景にも出てこれへんかったし… -- 名無しさん (2020-01-03 18:08:02)
- めちゃめちゃいい男なのに、なんでアテナは興味ないンだ -- 名無しさん (2023-06-15 21:11:48)
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