ナイジャー・モーガン(プロ野球選手)

ページ名:ナイジャー_モーガン_プロ野球選手_

登録日:2014/11/27 (水) 0:30:00
更新日:2023/12/21 Thu 13:40:22NEW!
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長き暗黒時代を彷徨う横浜ベイスターズ……。


親会社が替わり、名前も新たに生まれ変わらんと必死にもがくものの、2012年も結局最下位。


このままでは終われない。


来期こそ、2013年こそベイスターズは結果を残さねば……。


監督、球団関係者、そしてファン。
皆が、傷を引きずりながらも来期に賭けていたその時。


―――奴はやってきた。


「メジャー最強のクレイジー」と呼ばれた男。


その名は、「ナイジャー・モーガン」














ABAYO―――ッッッッッッ!!!!!!!!!!




「ナイジャー・モーガン」は、2013年に横浜DeNAベイスターズに所属した野球選手。左投左打。外野手。
球界屈指の面白黒人「おもくろさん」である。
とにかく陽気なキャラクターと、試合巧者なプレーで、2013年の「新マシンガン打線」の一角を担った。



<経歴>
元々は、アイスホッケーのプロ選手で、野球はオマケ程度の考えだったようだが、
本命のアイスホッケーでは思ったような成績を残せず、わずか一年でリジャイナ・パッツをクビになり野球に本腰を入れることを決心。
大学を経てピッツバーグ・パイレーツに指名されメジャーデビュー。


その後、この項目に書ききれない程の悪行……もとい「パフォーマンス」で上記の「メジャー最強のクレイジー」の名をほしいままとする。


「悪行のほんの一例」

  • 観客からのヤジに本気で怒って、ボールをその観客の顔面にぶつける。
  • 自身のラフプレーへの報復死球のおかえしに、二盗、三盗を立て続けに決める。自軍が大量リードしている場面で。(勿論、次の打席でもう一度、報復死球を喰らった)

2011年、トレードでミルウォーキー・ブルワーズに移籍するも、青木宣親とのレギュラー争いに敗れ、オフにFAとなり、横浜DeNAベイスターズと一年契約を結んだ。



<そして横浜へ……。>
横浜への入団が決まったものの、ベイスターズファンや球団関係者は素行の悪さを心配し、指摘した。しかし、本人は雑誌の取材を通し、
「プロスポーツの選手は、いちエンターテイナーとして、常に観客を喜ばせることを考えるべき。
 横浜の現在の状況も把握したうえで、入団を決めた。私は、「横浜ファン」のための野球をするために日本にいく」
といった趣旨の発言し、不安の解消に努めた。


が、
不安は拭いきれなかった。別の意味で。


日本の野球に適応できず、「全然」打てなかったのだ。


オープン戦では期待されていた長打が一本もでず、なんと打点は「0」。
打率も.152と、監督と反し「絶不調!!」だった。
3番起用を予定していた球団側も壮大な肩すかしを食らう形に。


それでも、開幕「3番ライト」勝ち取るも、今度は肩の弱さが露呈し、打撃も改善しなかった為、速攻で二軍落ち。
ファンは「はいはい、いつものダメ外人ね。」と諦めムードに。


が。











奴はハジけた……。
バント」で。




長打力も肩もないが、モーガンには「足」という唯一にして最大の武器があり、しかもそれを活かすためのセーフティーバント術が上手かったのだ。
五月に再登録されると、1番、2番として起用され本領を発揮。
セーフティーバントと内野安打を量産した。
中でも、バントは一級品で、相手投手のコンディションを的確に見極め、確実にバントを成功させた。
(主な被害者は山本昌。足の怪我の影響で打球反応が鈍いことを見抜かれ、足元に転がされまくった。イジメヨクナイヨ)


長打を期待しての獲得だったハズのモーガンだったが、こうして、コツコツとレギュラーを勝ち取るに至った。若干のコレジャナイ感は残ったが。
そして、特筆すべきは、やはりその「陽気なキャラクター」だろう。
自身の語っていた、「ファンの為の野球」を徹底して行い、スタンドはもとよりベンチを大いに盛り上げ、TBS時代から続くベンチの「お通夜ムード」を中畑監督と共に完全に払拭。
数字に残る成績よりも、こちらの功績のほうが高いのではないだろうか。



<おもくろエピソード> 

  • 来日初の全体練習時、声出しを任され「知っている日本語を叫べ。」と言われ「ABAYO!!」(あばよ!)と絶叫。ファンの不安、大爆発。
    時代劇の影響ェ……。その後も決め台詞として使用しているあたり相当気に入ったようだ。

  • 観客を湧かすため、ただの凡フライに対してギリギリまで棒立ちし、全力疾走からのスライディングキャッチ。(しかも、たまに失敗する)

  • ホームラン、ヒット時のパフォーマンスが、ウルトラマンタロウのストリウム光線のポーズに酷似。

  • ホームラン打ったら飛び跳ねて、チーム全員とハイタッチ。バント成功しただけでも飛び跳ねて全員とハイタッチ。勿論、ストリウム光線も完備。

  • 中畑監督と精神レベルで共鳴。

いい意味でのネタ外人。
「メジャー最強のクレイジー」がどうしてこうなった……。
ちなみに日本にいた一年間、乱闘や、審判に文句をつけて退場になったことは一度もない。
それどころか、逆に審判に誤審をされて、セーフのタイミングでベースタッチしていたのをアウトにされてしまったことがあった。



<トニー・プラッシュについて>
上記の行動は、彼の内に存在する「トニー・プラッシュ」という別人格がそうさせているらしい。つまり二重人格
何を言っているか分からないと思うが、本人がそう言ってるんだから仕方ない。きっと、左目がうずいてしょうがないのだろう。
(つまり、上記のパフォーマンスもストリウム光線ではなく、トニーのT。)
インタビューでもこたえていたように、「野球選手はエンターテイナー。観客に見せる試合は舞台と一緒」という持論を持ち、全力プレーに徹するが故、
メジャーではクレイジーに映ってしまったのだろう。
実際、ブルワーズ時代のチームメイト青木宣親は彼に対し、
「トラブルメーカーのイメージがあると思うんですけど、そんなこと全然なくて、とてもあったかい人間で、すごく好きなタイプの選手ですね」と述べている。


彼は、本当に野球を愛し、何よりもファンを愛しているのだ。(そのファンにボールぶつけた事はナイショ)


2013年のシーズン成績だが、6月からかなり調子を上げたのもあって、
終わってみれば、打率.294 打点50 本塁打11本とまずまず。
しかも、5月10日の伝説の一戦で、初本塁打、初打点を決めて以降、当初の起用法通り3番でも活躍。マシンガン打線復活に一役買い、この年ベイスターズは最下位を脱出した。
モーガンの活躍は大きかったといえるだろう。記録よりも記憶に残る形で……。


この点は球団側も評価していた。現に、2013年のDeNa球団グッズの中で最も売れたのは、モーガンのTシャツだったという。
(あまりの人気にすぐ売れてしまうため、いつ球団公式ショップにいっても品切れ状態だった)
が、やはりコレジャナイ感が拭い切れず、交渉を任せていた代理人がかなり強気の値段設定を崩さなかったこともあり、最終的には本人も望んだためオフに退団した。



<余談>
前述のように2014年はベイスターズには在籍していなかったが、
「トニ・ブランコ」が怪我で離脱した際、替わりに昇格した中村紀洋がストリウム光線(Tポーズ)を復活させ、盛り上げた。
主砲の離脱で沈みきったチームを勇気づけたのは、やっぱりモーガンだったのだ。



<その後>
2014年は、クリーブランド・インディアンズと契約しプレーしたが、最大の武器である「足」に怪我を負ってしまい、オフに放出されてしまった。
現在、日本球界に興味を示している模様。
中畑監督も、田尾安志氏との対談にて、「チームにムードメーカーが必要」と獲得候補に挙げるも、


中畑「あの、アレだよ。去年居たんだよ、面白いやつ。あのなんだっけアイツ……。」
田尾「モーガン?」
中畑「そうそれっっ!獲ろうアイツ」


完全に名前を忘れていた。


中畑ェ……。



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  • 春先の不調時も「自分は元々スロースターターだから後から上げてくるし大丈夫」と言って、最終的にマジで3割近く打った。やっぱメジャーリーガーってすげーわ -- 名無しさん (2014-11-27 11:26:40)
  • 素敵な選手 -- 名無しさん (2014-11-27 12:28:09)
  • 中日ファンだけどモニキはほんとに好きだった -- 名無しさん (2014-11-27 13:26:11)
  • 見てて楽しい選手だったな。たった一年とは言え残したインパクトはすごかった -- 名無しさん (2014-11-27 16:24:23)
  • モーガン。もう一度、日本に来てくれ。できれば横浜に来てくれ! -- 名無しさん (2014-11-27 17:27:13)
  • 今の横浜のイメージは大体この選手のおかげ -- 名無しさん (2014-11-27 22:18:28)
  • 他ファンだけど、見ててすごく楽しい選手だったよ いい意味でTBS時代のベイスの雰囲気を払拭してくれたよね -- 名無しさん (2014-11-28 00:20:12)
  • 韓国プロ野球に行くらしいな。あっちでも頑張ってくれよ! -- 名無しさん (2014-12-18 16:43:22)

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