登録日:2014/09/23 (火) 02:00:00
更新日:2023/12/21 Thu 10:57:07NEW!
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psyren キチガイ 色黒 毒 チンピラ 甘き毒薬 遊坂葵
大量殺人者か、世界の変革者か 俺はどっちだ 天戯弥勒
ゆさか あおい
『PSYREN-サイレン-』の登場人物
◆概要
陸上自衛隊研究所特殊化学武器研究課に所属する色黒の男。射場公一の同期。
射場は夜科アゲハや彼の協力を得て、天城弥勒の脳内のチップを破壊し無力化させる計画を実行しようとしていたが、実はW.I.S.Eの構成員であることが明らかになる。
Pacsチップの破壊作戦においては表面上は協力するように見せかけ情報を引き出し、その後射場を殺害した。
性格は非常に残忍な快楽主義者。自分の欲望のままに理由無く殺す外道。
天城弥勒と出会うまではPSIの力を持て余していたが、彼と出会い力の使い方を教わることで「本来の自分をさらけ出して好きなように生きることにした」らしい。
◆固有能力
名称は「甘き毒薬(キャンディ・マン)」。
PSI能力は体内に取り込んだ薬物(毒物)をPSIと合成・増幅・変化させ操作する。
蟲の姿を模して対象にぶつけ影響を及ぼしたり、自律行動させて毒を散布したり、ガスで分身を作ったりと応用が利く。
分身は姿だけでなく喋らせることも可能なほど高度なもの。
対象者に接触することで体内に毒を直接送り込むことも可能で、近距離戦ではライズとバールのような武器を併用して戦う。
連続使用するためには何度も毒を体内に取り込まねばならず、過度の使用は身体への大きな負担になるという欠点もある。
◆来歴
射場を殺害し、研究所の警備員達を虐殺した後は、自衛隊の本体が到着するまでの間にアゲハらが持つ破壊コードを奪いに来る。
雨宮と祭を無力化させた後はアゲハとの最後の決戦に挑む。
武器の性質を推測判断し、互いに理性と狂気で痛みを麻痺させながら死闘を演じるその様は作中屈指の名勝負として評価が高い。
最後は新たなプログラムを組み込んだ暴王の月で体を貫かれ戦闘不能になる。
しかし、ニトログリセリンを散布しPACSのコントロールシステムを爆破、大笑しながら爆発に呑まれ死亡した。
また、未来世界では姿は出ないものの、その毒で八雲祭を1ヶ月の間昏睡状態に追い込んだPSI能力者は彼だと思われる。
アゲハ達と遭遇したせいで死亡しなくとも、ミスラによると弥勒を裏切り、いずれは処刑される運命にあったようだ。
…イアンでも治せないほどの昏睡状態であった祭が目覚めたのもそのためなのかもしれない。
◆人気
登場したエピソードの中で死亡しているので、出番自体は少ないもののその強烈なキャラクターから読者からは高い人気を集めていると思われる(人気投票などの明確な資料が無いため正確には不明だが)。
またそのキャラにマッチした名台詞を数多く残していることも特徴。
「伝えるかバカ。面倒臭ェ」
毒により死を迎える直前の射場の「06号(弥勒)に伝えてくれ」という台詞への返答。本当につまらなそうに発言。
「旅立ちの日に!じゃあねみんな!名残り惜しいけど今日はみんなとはお別れです。
みんなを殺さなきゃいけなかった理由は特にありません」
名無しの研究員達を殺害してパーティー用の帽子を被せての台詞。表情が色々ヤバい。
「夜食にサルファマスタードはいかが?」
武装兵相手に攻撃を仕掛ける際のイカした台詞。
ちなみにサルファマスタードとは第一次世界大戦でドイツ軍が使用した、カラシ臭のする有名な毒ガスのこと。症状は皮膚のただれから始まり、消化器官や造血器を破壊し発癌性も認められている。
「オイオイ主役差し置いて何喋ってんだよ!?」
戦闘中にアビスが覚醒した過程を祭先生が語る最中に、聞き入ってたアゲハを狙いバールのようなものを振りかぶりながらの台詞。
アゲハの顔側面に一撃かましてそれまでの話の流れを強引に変えた。
「限界なんてもんは越える為にあるんだ お前もそうだろ…?」
敵役の台詞とは思えない。身体の限界を超えて毒を注入する破綻者。
「"守る"だの"救う"だの叫んで…何もしない奴よりは…手を汚せるだけ…いくらか…マシ……だ」
不殺主人公に対してのアンチテーゼか。
ちなみに実際アゲハは殺す気で遊坂に挑んだが、一応彼の直接の死因は爆死である。
「大量殺人者か、世界の変革者か。俺はどっちだ。天戯弥勒」
「アバよクソガキ。覚えておけ。これが俺だ」
最期の台詞。
ブレないキチガイはそれはそれで魅力的だと思う。
『遊坂』は悲しい過去やトラウマを植え付けず、「なぜ彼は悪行に及ぶのか」という理由も排除して描いてみました。
バックボーンとか関係無く"悪意"が服着てひっそりと暮らしてるような…「こいつヒデー」と思ってくれれば幸いです。
以上単行本の作者の呟きより。
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- 遊坂戦がこの作品で一番面白い あとイケメンでかっこいい -- 名無しさん (2014-09-23 03:34:36)
- 狂った理由も背景も無い純粋な悪意の塊いいよね -- 名無しさん (2014-09-23 07:57:05)
- PSYRENの項目が増えるのは嬉しいなうん。 -- 名無しさん (2014-09-23 08:49:39)
- 悪いキャラでもこういう突き抜けたキャラは魅力的 -- 名無しさん (2014-09-23 09:38:22)
- やりたいことやって楽しむだけ楽しんで人生最高の瞬間を味わってくたばるっていうこれ以上ないくらいの勝ち組 -- 名無しさん (2014-09-23 12:22:21)
- 一切感情移入のできないマジキチ野郎。だがそれがいいw 「限界なんてもんは越える為にあるんだ お前もそうだろ…?」 おまいうwww -- 名無しさん (2014-09-23 12:32:21)
- 遊を遠に変えると某うっかり一家の奥さんに -- 名無しさん (2014-09-24 00:28:21)
- 元ネタ?に同名のホラー映画があって、内容は鏡の中から黒人が鉤爪で襲いかかってくるって話 -- 名無しさん (2014-09-24 10:20:22)
- ↑同名ってのは遊坂の能力の「キャンディマン」です -- 名無しさん (2014-09-24 10:21:18)
- カリスマある悪とはまた違う魅力。ブレず小物化せず反省も後悔もなく最後まで笑いながら自分の生き様を貫いた悪役 -- 名無しさん (2014-09-24 18:48:16)
- 初回以外で巻頭カラーもらえたのがよりによってvs遊坂だという -- 名無しさん (2015-09-26 00:24:42)
- 作者がこんなキャラを誕生させようとした経緯が理解できない。最期もスカッとするわけでもないし。 -- 名無しさん (2016-05-23 19:39:02)
- もし声が着くとしたら遊佐さんがいいな。それで脳内イメージしている -- 名無しさん (2018-06-17 07:20:15)
- 彼との勝負に勝っても結末的に戦いには負けて後味が悪かったのがね…。 -- 名無しさん (2020-05-21 20:26:15)
- 出る漫画が違ってたら理不尽極まりない某鬼キャラみたいな評価になってたかもしれない。 -- 名無しさん (2021-09-22 01:41:24)
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