バクー(モンスターファーム)

ページ名:バクー_モンスターファーム_

登録日:2014/08/25 (月) 15:43:19
更新日:2023/12/21 Thu 10:47:20NEW!
所要時間:約 8 分で読めます



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モンスターファーム バクー わんわんお 人面犬 大食い 素直 怪力 長生き 鈍足 巨大 巨大顔面 ぬぼーっ 倦怠感 生命力はある 癒し?



モンスターファームシリーズに登場するモンスターの一種。
モンスターファーム2で初登場した、ライガーに続く犬タイプのモンスターである。
あちらとは真逆の道を往く、大きくて力持ち。

目次



【概要】

見た目通り、のほほんと気だるげでぼーっとしたパワータイプのモンスター。
人が乗れるほどの巨体で、当然のことながら重量もすさまじい。そしてライガーに比べると立ち回りはスローモーション。
巨大な顔面に犬らしく垂れた耳、カードイラストやビューモードでも見られるやる気の無さそうな表情、
太い胴体にちょこんと生えている四本の脚という、なかなかにインパクトのある見た目だが、バトルでの立ち振る舞いは犬そのものである。
見た目通りの面倒臭がりな性格ではあるものの、素直な性格をしているので、ブリーダーにも慣れやすい。この点がヨイモンとして表れている。


一説には同じ「ベロビンタ」を使うスエゾーがライバルらしいが、憶測の域は出ない。


その巨体さと大食いさ故に、きちんとした小屋と大量の食費を賄える、実績のあるお金持ちのブリーダーでないとまともに育成できないとされている。
これはモンスターファーム2マニアからの解説だが、実際にゲーム中でも反映されており、一度小屋を増築して大きくしないと再生不能な要・解禁種族である。
一度目の小屋増築の条件がブリーダーランク4段以上=Bランク公式戦優勝なので、育成できるようになるには少し時間がかかる。
因みに同じ条件でゴーレム種も解放されたりするし、グジラ種を育てるのにも必要なので、ここはお金を用意して臨もう。



性能については、生命力のあるモンスターであり、ワームやプラントと同じでライフ適性が最高であるのが大きな売り。
次いでちからの適性も高水準で上げやすく丈夫さの適性は平均くらいは上がるので、相手のちから技に対する耐久面はかなりのもの。
その他の命中、回避、かしこさの適性は低く、回避には期待できないのでガッツロックをかけられると悲惨である。
2のシステムではちからやかしこさの値も丈夫さとならびダメージ計算に関わってくるので、かしこさ技を覚えないとはいっても、いざという時に伸ばしづらいのは少々痛手。
また、どんなモンスターだろうと必要となる命中の適性も低いというのもネックとなる。
幸いにも命中適性はDなのでひどく上げにくい、という事態は避けられた上に、寿命は純血で400週と長めの設定なので、育成期間でカバーができる。


移植版でなければプールバグの恩恵も最大限に受けれるため、丈夫さを上げるのも容易になり、思いっきり要塞化ができる。
そうでなくても丈夫さ適性がCあるので耐久面は確保できる。…ピークをすべて命中育成に突っ込んだりしなければ、とかだが。


適性以外で気を付けたいのは、エサの好き嫌いに拘りがあるのと、それがマイナス気味であること。
ジャガ・ミルク・サカナ・ニクもどきといった、天然に近い食品は大好きなのだが、ゼリーもどきやビタミンもどきといったいかにもな人工食品を好んでいない。
そのため、慣れたプレイヤーからは「好き:ビタミンもどき」な個体を引き当てるまでセーブ&ロードを強いられがちで、そのへんで負担を強いられる。
もしニクもどきの効果がもっと高ければ、ビタミン嫌いも気にしないで気楽に行けたのだが…
移植版では「ふたごの水さし」の複数所持、最低でも5個以上で解決できるようになったので、これで敬遠していた方は頼るとよい。


見た目どおりガッツ回復や移動速度は遅く、ゴーレムほどではないが破壊力のある技も多い。
しかし、典型的なパワーファイターかといえばそれ一辺倒ではなく、くしゃみや吠えといった小技の地味な、ガッツダウンが光るテクニカルな一面も持ち合わせる。


【主な技一覧】

パワー自慢のモンスターとしては珍しく、意外とかしこさ技のラインナップも多い。しかも、ちから主体でも活かせる小技や、メインウェポンにできる器のものがある。
重量級モンスターの割に大技の消費が軽く、消費40超えの技が見当たらない=ガッツを保持して相手の攻撃に耐えやすいという利点もあるが、代償として命中補正の平均値が少し低め。
ここを手数を中心にカバーするのが腕の見せどころか。


ちから技方面はゴーレム、かしこさ技方面はジール、隠し球や搦め手方面はネンドロに似ており、彼らを足して割ったような構成になっている。
表記の中では威力のある技が多いのだが、命中Sの技がない。


  • あとしまつ(バランス技)

後ろ足で砂埃をまきあげる基本技。
動作だけ見るとガッツダウン技っぽく見えるが、ガッツダウンはまったくない牽制技。命中補正は悪くない。
あいさつ代わりや、時間切れ間際のラッシュにどうぞ。


  • ちょとつもうしん(バランス技)

とりあえず相手めがけてその巨体で突進する基本技。衝突音が重い。
ある有志のやり込みwikiでも書かれているが「ちょっとしつもん」ではない。
D表記でも上位の破壊力がありこれを消費ガッツ13で撃てるのだが、命中はあとしまつにくらべ大きく劣る。ガッツを溜めてから各々のペースで撃つが基本的な運用方法。


  • かみつき系超かみつき(命中重視技→超必殺技)

文字通りその口で噛みついてしまう。
「かみつき→Wかみつき→超かみつき」と発展し、上位になるごとにかむ回数が増える。
命中重視技なのだが「かみつき」の頃はあとしまつより命中は低めなので、真価を発揮したければ使い込む必要がある。
「Wかみつき」は命中重視技らしく、あとしまつ超えの命中率にあちらの倍近い威力を備えることに成功。
後述するふきとばしとは使える距離が違う、当てるための技として使える。ただ、場面によってはあとしまつ×2などのほうがいいのでケースバイケース。
「超」になると命中を捨て威力に走り、むしろ大ダメージ技といいたくなるような、妙な発展を遂げる。
ガッツダウンも相当大きい点、本来の大ダメージ技より命中補正が良い点、使いやすい技の延長線上で覚えられる点がミソか。


  • ふきとばし(命中重視技)

口から息を吐き出して、文字通りに相手を吹き飛ばす命中重視技。
見た目があまり強そうでないのとは反面に、高めの命中補正とそこそこの威力がありこの時点で高性能。
それでいて消費ガッツは19と燃費が良好で、ガッツ回復の遅いバクー種にはありがたい。
ちから技なので、通常育成でも覚えさせれば絶対役に立つ。
対人戦では性能はともかく、距離の関係で読まれたら簡単には撃たせてもらえないのが難点。
距離を取れれば終盤のハメ技として機能する。


  • ベロビンタ(大ダメージ技)

巨大な舌を思いっきり上下に振って相手に叩きつける。
バクーサイズのモンスターのベロともなると、その大きさだけで武器になるのである。
初期能力とそこそこの忠誠度さえあれば、修行に出しても修得できるくらいに条件が緩いのに、与えるダメージはかなりの物。
見比べてみるとガッツダウンがない点以外はスエゾーのソレに匹敵する。お陰で燃費ではあちらに勝利した。
相手の攻撃を耐えて意味不明の隙を狙う、あるいは攻め疲れた相手を前にガッツを溜めて使い、タフな相手に一泡吹かせてやろう。


  • フライングプレス(大ダメージ技)

その巨大な体全てを使って勢いよく相手にのしかかる。失敗すると自爆ダメージ。
威力自体はバクーの技の中でも最強、というかモンスター全体で見ても「威力60/表記S」とゴーレムに匹敵する凄めな数値で、一発逆転は狙える。
命中が低いのは妥当だがなんと消費ガッツ30で撃てる。手数やガッツダウンで押してくる軽量級相手でなければ使用をちらつかせやすいのだから、相手としてはたまったものではない。


  • くしゃみ(ガッツダウン技)

そのでっかいフェイスからくしゃみをする。発動後は垂れた鼻水をすするのがコミカル。
技ジャンル通り相手のガッツを削ることを第一に考えた性能。ちょっと命中補正は悪い。
ちから主体の育成でも、重量級同士のバトルの牽制用に覚えてみるのはアリかもしれない。


  • さかりうた(ガッツダウン技)

いきなり求愛行動で遠吠えをして、困惑させた相手のメンタルを攻撃する。成功するとハートマークが漂う。
こんなやる気なさげなモンスターから甘えたようなことされたら、そりゃガッツも削られる…。
CPU操作で高いかしこさから使われるので勘違いしやすいが、ガッツダウンの高さに対してライフへのダメージは高くない。
消費ガッツ35もバクーの技の中では一番重い数値なので、使いどころはだいぶ限られるだろう。


  • 吠え系連続吠え(クリティカル技→超必殺技)

「うぉんっ!」と吠えたときの衝撃でダメージを与える技。
「吠え→W吠え→連続吠え」と発展し、どんどん吠える回数が増える。
この系統は、かみつき系同様に段階によって互換性があるとは言えない変化を続けていくのが特徴。
「吠え」はダメージD/命中C/ガッツダウンD/クリティカルCと数値だけ見ると地味だが、消費ガッツの軽さ、モーションの短さ、
適度なガッツダウンから実質かなり燃費の良い技となっており、かしこさ型・フルモン戦のバクーのメインウェポンとして機能する。
敢えてワルに育てて逆上してから決めると(逆上にしては)ローリスクでごっそりガッツを持っていけるのでくしゃみと合わせて使うのも面白い。
この育成をする場合、一番この戦術を有効に使えそうなアイスバーグがワルにしづらい激ヨイだという難点もあるが…。
「W吠え」「連続吠え」になると命中補正とガッツダウン効率は減り、一転してライフダメージ重視になっていく。
連続吠えともなると命中補正は悪いが、超かみつきどころかベロビンタに並ぶレベルの破壊力になる。
かしこさ型で大ダメージを与えたい時の選択肢になるが、かしこさが伸びやすい派生種でなければ真価を発揮させられないだろう。


  • さいみん(クリティカル技)

目を開いて相手に催眠術をかけて攻撃するという、よく考えるとなかなか意味不明な技。
吠え系と違って発展性はないが、技内容とジャンル通りにガッツダウンとクリティカル率に重きを置いた性能になっている。
ハメ技として使えなくもないが同じ距離でふきとばしが使えてしまうので、その辺で地味になっている。
モーションは2秒程度と短く、外した時の隙は小さめ。


  • すかしっぺ(超必殺技・ワル技)

重く短い音を立てて屁をこき、命中すると画面が黄色くなりつつその悪臭で相手にダメージを与える超必殺技。
当然のことながらガッツダウン性能は高いが、消費ガッツが35と多い上に、バクー種のガッツ回復速度が遅いせいで、ほぼ重量級への当て逃げ向けな性能である。
ちょいとワルにならないと覚えられないが、初期ヨイワルが75と高いアイスバーグでも何とか達成可能。


  • うたたね(超必殺技・ヨイ技)

その場で少しの間眠りこけるだけという回復技。
うたたねをするだけで瞬時にライフを回復するとは恐るべき生命力である。
とはいえ相手(特に失敗を恐れないCPU操作)が使うならともかく、自分(プレイヤー操作)で使うとなるとやはり使い所が難しい。
他のモンスターの回復技に比べると消費ガッツが30と低めになっているので、不利な時にあえて連発するという変わったスタイルもあるだろうか。



【主な派生種】

巨大でおだやかな雰囲気の種類が多いが、一見そうは見えないコワモテな種族も結構属している。
純血種寄りも、変化球寄りも多く、選び甲斐はある方。


バクー派生のモンスターも、種類は少ないが何体かは存在している。だいたい毛並みと顔つきは受け継がれる。
ライフ適性が上がり、寿命が長くなり、ピークが長くなって伸びしろが増すのはいいが、
かしこさ・命中・回避・移動速度とマイナス面も多い。パワー型にはちょっと美味しくないかも。


  • マグマックス

ドラゴン派生。
見た目は赤いウロコ、というかドラゴン要素に覆われ侵食されたようなかなりコワモテのバクー。
単独で自由気ままに行動するのが好きだが、人に飼われるとやる気をなくすという、なんともムラのあるモンスター。
ドラゴン種のプライドの高さが、こちらでは気まぐれでマイペースな感じに置き換わってしまったようである…。
純血からライフ適性が「A→B」に下がってしまったがそれでも高い方で、代わりにかしこさ適性が大幅に上昇しているので、かしこさ技で攻めやすくなっている。
バクー自体が長命のモンスターなため、寿命も大きく減少したとはいえまだまだ長生きであるが、ドラゴン派生ゆえの早熟によるピーク短縮が痛い。
また、ドン・クラウンという、データ的には上位互換な種族がいるのも向かい風。
コワモテ感や、この適性でガッツ補正が重いモンスターを求めるときには選択肢になるか。


「4」では耳がドラゴンの翼の様になり、黒目がある。


  • ヒガンテ

ゴーレム派生。
ゴツゴツした岩の体を持つ、地上ではトップクラスの体重を持つとされるバクー。記憶力に優れているが応用力には乏しい。
やはりライフ適性は下がったが、代わりに丈夫さとかしこさの適性が上昇し、打たれ強さに磨きがかかっている。
丈夫さを活かすためのかしこさの育成が多少なりともマシになっているので、タフさを目指すときには思い出してもいいかも。
後述のムシャバクーとは適性が同じであり、相違点としてはヒガンテの方は寿命は20週短い代わりに成長タイプが晩成で、ガッツ補正はこちらのほうが乗る。
育てやすさのムシャバクーか、重さを大事にするときのヒガンテか。好みで選択するといい。
グレードSの癒し寄り枠「ゴライア」がこの種族。


「4」では白目黒目が反転(瞳の色は黄色)している+大仏パーマのような造形の頭部を持ち、コワモテになっている。


  • ムシャバクー

デュラハン派生。
そのまんま鎧をまとったバクーで、主にライフの高さを活かして戦場の盾役として活躍していた一方、採用しすぎて食糧難になって敗戦したという記録もあるという。
ヒガンテ同様にライフ・ちから・丈夫さの三点が伸びやすいが、命中・かしこさは伸びにくく、回避に関しては期待できない。
ヒガンテに比べるとこちらは長命で、ピーク最盛期間の長さでは僅かに勝っており、成長タイプが持続なので伸ばした能力を大会で発揮させやすいのが特徴。
さらに、オイリー・オイルによるストレス軽減のお陰でビタミン嫌いのデメリットを多少は相殺でき、好きであれば長寿をハードな育成ローテに費やすことができる。
「魔法攻撃に弱い」という説明文に反して、かしこさはむしろマシになり、丈夫さ調整は楽になっているのが幸い…と、バクー初心者にもオススメのモンスター。
ドミノ倒しが得意なのも、あまり重トレに頼らない育成なら役立つかも。


  • アイスバーグ

ライガー派生。
犬系モンスター同士による合体で、ライガーの角が生えたバクーといったユーモラスな風貌になった。気性も大人しく、子供たちには人気を得ている。
しつけやすさから、芸を仕込まれて遊園地やサーカスでも活躍するのだという。あとどっかの水上都市の市長は全く関係ない。(出たのこっちの方が遥かに先だし)
動きは鈍いがパワー自体は普通で、派生種のお陰でちからもちだったバクーに、ライガー派生の気風はあまり合わなかったらしく、
ネンドロで言うならフラッペというよりアクアクレイのような、パッとしない適性に落ち着いてしまったモンスター。
具体的にはライフは伸びやすく、命中適性も平均値にまで上がったが、ちから適性が下がり、残りの要素も「最悪よりはマシ」なDばかりである。
性格はとてもいいのでワガママやズルにはそう悩まされないだろうが、寿命もピーク期間も短いタイプであり、初心者向けかと言われると難しいところ。
また、バクー種最速のガッツ回復なので、否が応でも他の派生種とは違った戦い方をすることになる。少なくとも補正には期待しないように。
グレードBの強豪「バルーム」がこの種族。


「4」でもあまり姿を変えずに続投している。


  • ゴンタ

ハム派生。
ハムライガーがそうであったように、犬系モンスターにハムのウサギっぽさは実に良く合うらしく、
純血種のぬぼーっとした表情から、より愛くるしい表情と見た目に変わっている。
一方で、モンスターカードもMF2マニアも「できるかな」の方のゴン太とやたら関連付けたがる記述が目立つ。この手足で工作はやっぱ無理あるだろ…。
生命力のあるバクーにハム側の補正が混ざったことで、ちからとライフに優れ、丈夫さと引き換えに回避の適性を一気に平均まで高めている。育成感はネンドロに近くなった。
ライフを保険に回避して勝ち筋を拾う戦い方のできるバクー。機種限定だがプールバグで要塞化してもいい。
同じく「4」でも続投。


  • ヌッシー

アーケロ派生。
石橋を叩いても渡らないという、悪く言うとチキンな、もしくは判断力がないモンスター。
いちおうワル知恵みたいなのには長けており、面倒ごとは避けるタイプだが、ほかのバクーやラウーとかに比べて身体はひ弱である。
ライフの適性の高さを保ちつつ、命中以外の適性を全て平均に揃えるという、バランスに優れたモンスター。
バクーはちから技だけでなくかしこさにも優れた小技などもあるので、かしこさも改善されているのが非常にありがたい。
寿命もバクー以上に長寿なアーケロの血が混じったことによって更に上昇し、成長タイプ晩成、めいそう得意と得たものは多い。
潜在能力は高く、蓄えはあるのだがバクーの育成には慣れていない、そんなタイプのバクー初心者に特におすすめの一体。


  • ドン・クラウン

ジョーカー派生。
恐らくはジョーカーによって、悪の手先として誕生したのだがその役目を忘れているので、恐れる必要はないとされている、ピエロメイクのバクー。
しかしモンスターファーム2マニアによれば、性格はひねくれていて力は非常に強く、気に入らないことがあると大暴れして周辺のものを破壊しまくるため、
一流のブリーダーのみがドン・クラウンを調教できるとされているなど、一般のバクーに比べたら油断ならない「猛獣」としての面が強いようだ。
(ただし初代と違って、2ではストレスのためすぎで小屋を破壊して逃亡→修理費がかかる、ということはないので一安心)


中身の方は寿命ダウンを本体性能で抑え、純血種の足りない点をしっかり補ったという、ジョーカー派生としては「アタリ」の部類。
最悪の回避以外はすべて平均以上に伸ばせ、バクー種らしくライフとちからも上がりやすいし、成長タイプが持続で短命組としてはピークも長めという、
マグマックスやアイスバーグが涙目のステータスが自慢。命中を背景に、ちから型、かしこさ型、両立型とすべての選択肢を通常育成で目指すことができる。
ワルモンでありながらこのスペックなので、バクーとしてはお勧めモンスターの色が強い、不思議な一種である。


ちなみに、筋肉少女帯の「元祖高木ブー伝説」からは「すかしっぺ」を初期修得したドン・クラウンが再生できる。ブーだけに。


  • ギガパイント

ゲル派生。
他のゲル派生と同じようにやはり半透明で、弾力のあるゲル状ボディをしており、揉め事が嫌いな大人しい性格。
「パイント」とはおもに英語圏の国で用いられる、水などの容量を示す単位。それほどの水の量にたとえられたネーミングということである。
適正としてはライガー派生のアイスバーグに近く、ライフやちからの適性が下がった代わりに命中、かしこさ適性が上昇。
あちらと違って命中に加えて丈夫さを維持しており、丸太受けで気持ち鍛えやすい他、寿命とピーク期間でも勝っている。
回避の適正は最悪のままだが元々バクー種に回避は必要ないのであまり関係ない。総合的にはあつかいやすいバクー。


  • ダンゴウザカ

レア種。見た目はデコトラと運ちゃん派生のバクーといった、マグマックスとは違うベクトルでの強面。
内面の方も怖い顔に反し、心優しく人情に篤く、演歌をこよなく愛するという、古き良きトラック野郎の魂を持っているモンスター。
モチーフに合わせて長距離を移動するのが得意らしく、Imaのある大陸ではダンゴウザカが主要街道を爆走して活躍している実績もあるとか。


旅立ちを思わせずにはいられない歌詞の裕木奈江「泣いてないってば」からは、中身がうたたね持ちギガパイントの個体が、
ダンゴウザカに親しまれそうなガチの演歌、吉幾三「ベストカップリング 酒よ/酔歌」からは、中身がさかりうた持ちヌッシーの個体が、
もはや説明不要の合致をしたPSゲームソフト「爆走デコトラ伝説~男一匹夢街道~」からは適性とヨイワルがムシャバクーで、走り込みと重り引きを得意とする説得力のある個体が再生される。


移植版ではセガの「龍が如く」、西方裕之「トラック野郎」、菅原文太と愛川欽也の「歌え!! トラック野郎 スペシャル」等、更にストレートな連想で見つかるようになっている。
また、各種キャラデザを326(ミツル)氏が手がけた対戦型音楽ゲーム、コーエーの「ギタルマン」からも再生可能。
ただしこれはネタ個体で、パラメーターが上から「3/2/6/3/2/6」と、遂にくじら12号を下回り初期合計値22という記録をたたき出している。
寿命は450週もあり成長タイプも晩成なので、パラメータ制限のある甲子園用の選択になったりするかも。
ちなみに長寿個体組は「さかりうた」と、走り込みと重り引きを得意としているのが目印。


DX版で海外版に追加された際の英名は「Dango」。


  • Shishi(シシ)

海外版のレア種。
くいだおれ人形やOLに次ぎ、デコトラが国内でしか通じないネタなのでもう少しわかりやすいモチーフに差し替えられている。
その結果選ばれたのは獅子舞であり、正月ごろに見かけるであろうアレがバクーのフォルムに収まっている。
風貌的になまはげと混ざってないか?


DX版で日本版にも追加され、読みはそのまま「シシ」。


【主な敵バクー】

同ランクの中でも相対的にとってもタフなので、KO勝ちは困難を極める。
一方で、上位のグレードになるほど選択肢を持て余し、相対的に相手しやすくなるという変なところがある。


※二つ名は「モンスターファーム2マニア」の紹介コーナーのものを採用。


  • スリートボム

グレードDに登場する純血種。
オクレイマンと並んで初心者の壁と言えるモンスターで、Dランクの中でもトップの耐久力を持ち、生まれたてのモンスターでKOすることはほぼ不可能。
バランス技しか覚えていないのがかえって厄介で、無駄撃ちを誘発させづらく、相手のガッツが邪魔してうまくダメージが入らないという事態が頻発する。
そしてガッツを溜められて補正が乗った状態から、あとしまつの連打やらちょとつもうしんの一発やらをもらうと厳しい。
幸いオクレイマンと違って回避は低いので、そこにつけ込んだガッツロック、若しくは賢さの低さを突いた賢さ技ならば意外とライフを削れる*1
それらがない場合は純粋に攻撃能力を高め、相手の技を見届けた後に大ダメージ技でゴリ押しするしかない。


  • バルーム

グレードB公式戦に登場するアイスバーグ。さかり真っ最中。
公式戦にしか登場しない一方で高いライフ、ちから、あとかしこさを持ち、このグレードの中でも上位の実力を持つ。
取得技の最大火力はそこまでではないが、ちから456から繰り出される「ふきとばし」のせいでグールシャイン同様開幕が鬼門となる難敵。
運ゲーを避けるなら最低でも開幕「ふきとばし」を一発を耐えられるくらいの耐久が欲しい。アイスバーグなのでガッツロックにもある程度強く、時間切れまで油断はできない。
また、かしこさの適性はDのハズなのに、かしこさ適性Bのヒネクレソウ「チラベール」と同等の数値まであるため、かしこさ軽視型でも痛い目に遭う。
特に「さかりうた」が厄介で、ゴーレムやドラゴンなど体の大きいモンスターで対決すると開幕3距離でぶつかる事が多く、ぶっぱなされやすい。
その手のモンスターはガッツ回復が遅いこともあるので、ふきとばしよりこちらが厄介。回避に自信があるなら距離2で相手の技を誘うのが効果的。
このような攻撃面に対し、回避も丈夫さも低いので、ライフダメージを与えるのが得意ならKOも安定して狙える。
因みにMF2の敵CPUは、基本的に戦闘開始前の技の初期配置は覚えている技の中で一番上の物で揃えているのだが、コイツだけ何故か3距離の初期配置技が「くしゃみ」を差し置いて「さかりうた」になっている。


  • ゴライア

グレードS公式戦に登場するヒガンテ。巌窟犬王。
ライフ、ちから、丈夫さを重視したパワーファイター寄りの能力だが、何故かかしこさ技ばかり覚えており、離れられるとそのパワーを発揮できない。
しかも、ガッツダウン性能ではなくダメージ性能重視を低いかしこさで無理に放って攻め疲れ、脆くなる。ハッキリ言ってここらのライバル選手中では白星配給係である。
ついでに合計能力値も2700台と、3000超えが当然*2のS公式戦メンツの中ではぶっちぎりに低い。
ワーランモ同様に回復技を持っているのもCPU操作では弱点で、体力をある程度減らしてうたたねの間合いに逃げれば、無駄撃ちを誘発させることが出来る。
オルドーフに勝てる力があればコイツは技の使い込み用のサンドバッグにしかならないだろう。下のグレードで苦しめられた2体とは対象的である。
強いて言えばすかしっぺによるガッツ破壊、ベロビンタのアンラッキーヒットあたりが恐れる要素か。


移植版ではゴライアを意識した「Wかみつき」を初期修得している特別な個体の再生が確認されている。回避適性が一段階上がったのが強み。
これで技構成も再現できる…のだが、「ふきとばし」をあきらめるのは痛いため、普通に強化ヒガンテとして育成した方がいいかも。



追記・修正はヌボーっとしてていいから、面倒くさがらずにお願いします。


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  • どのシリーズかは忘れたけど、月一のご飯で、おかわりしてくる事があった筈 -- 名無しさん (2014-08-25 15:50:02)
  • ↑ 3(PS2版初代)じゃなかったっけ。個人的には可愛げのある3のバクーが一番好きかなあ。ただしナマズ、てめーはダメだ -- 名無しさん (2014-08-25 16:46:30)
  • ↑そのナマズが4では余計に気持ち悪くなったのなんのって… -- 名無しさん (2014-09-07 10:04:30)
  • 最大G消費が35の省エネ種族。ただし低い回避を突いたガッツロックは簡便な -- 名無しさん (2016-05-06 13:57:16)

#comment

*1 同ランクに出場するウィンストンクラスの賢さを持つライガー種の冷気弾でKOが狙えるくらい。
*2 他に3000を切っているのは2900台のマホローティのみ

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