ステラ・ヘイゼルバーグ

ページ名:ステラ_ヘイゼルバーグ

登録日:2010/04/21(金) 11:15:20
更新日:2023/12/18 Mon 12:44:48NEW!
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ヴァンパイア十字界 悲劇のヒロイン 聖女 涙腺崩壊 ストラウスの嫁 ステラ・ヘイゼルバーグ





私が死んでも 魂はストラウスの幸せを

どうかストラウスにはずっと良い月がありますように




ステラ・ヘイゼルバーグとは、「ヴァンパイア十字界」の登場人物である。



ストラウスが「夜の国」の大将軍だった頃の恋人であり、彼が唯一愛した人間の女性。作中ではすでに故人となっているために主に回想にのみ登場する。


もともとは隣国の戦争で住家を失った村娘で読み書きはできない。しかしとある事情からストラウスに一目惚れされて「夜の国」に招かれ、彼の愛妾として居つくこととなった。
なお「ヘイゼルバーグ」という苗字は、大将軍の愛妾がただの田舎娘では示しがつかないという理由で「夜の国」の元老ヘイゼルバーグ家が後見人となったことで名乗っている。


ブリジットいわくステラは良く言えば無邪気、悪く言えばちょっとアホの子、強いわけでも賢いわけでもいたって平々凡々な女性だった。それまで自分こそがストラウスの特別であると思っていたブリジットは、そんな彼女にストラウスが惚れたという事実に納得がいかずたびたび嫌がらせをしていた。しかしステラはその気性から嫌がらせがまったく通じず、それどころかブリジットにも親しく接するものだから彼女はますます面白くなかったという。
なお、彼女は高価な装飾品をあまり好まないため、極めて無欲な人間であったことも伺える(作中で彼女が唯一受け取ったのも、ストラウスが適当に拾った石と折れた剣を細工して作った手作りの首飾りのみである)。




さて、そんなステラを語る上で外せないことが一つある。
それは彼女の「美しい心」である。




当時のストラウスはその強大な力と才能から、ブリジット達はもちろん国中の血族からも神の如く崇められ、誰もが「ストラウスがいればなんでもできる」と信じて疑わなかった。だがそれは同時に「ストラウスは強いから自分で自分を幸せにできるだろう」と誰も彼の幸せを願おうとしないことと同意であった。


しかしステラはそんなストラウスの本質を唯一理解し、彼の幸せを誰よりも願っていたのだった。




そんなステラとともにいたストラウスは、現代編からは想像できないほど感情豊かであり彼のステラに対する愛情がどれだけ大きいかが見て取れる。


なんかストラウスが惚れた理由がわかる気がする。ステラマジ聖女。




























しかし、そんな二人の穏やかで幸せな日々は、あまりにもあっけなく終わってしまうのだった・・・・・・・








後に二人は正式に婚姻を結び、ステラはストラウスの子を身ごもった。
そして臨月にさしかかった矢先、事件は起こった。



いつ生まれてもおかしくないとのことで、ブリジットはステラの様子を何気なく見に来た。



しかしそこで彼女が目にしたのは、血溜まりに浮かぶステラの無残な亡骸だった



確認できる限る、部屋の隅には彼女の片腕と内臓と腸と思われるものが転がっていたり、検察にあたったダムピールが込み上げる吐き気を抑えていたり、戦で死体などには慣れているはずのブリジットが絶叫し、なおかつストラウスに「見ないほうがいい」と言うなど、もはや原型を留めていなかったという。


さらに惨いことに、犯人は彼女の胎内にいたストラウスの子をわざわざ引きずり出し念入りに引き裂いて惨殺したのだという。




このあまりの惨劇にストラウスは怒り狂いそうになるところをどうにか踏みとどまり、犯人の捜索を打ち切ることで自身を抑えることとなった。







しかし、ストラウスが元老院に処刑される日、ステラ殺害の犯人が明らかとなってしまった。



そしてそれは同時に、世界規模の惨劇を招くこととなるのであった・・・・・・・・・・






追記修正よろしくお願いします



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  • この人不幸の本番は死んだ後。 -- 名無しさん (2014-05-31 16:27:32)
  • ↑何気に最初に(間接的に)殺したのが義理の妹(初代黒鳥)って言うのもね...というか知ってて敢えて義妹に取り憑けた某バーゲンマジ鬼畜。 -- 名無しさん (2014-05-31 17:29:58)
  • どんな生活すればこんなにも純粋に育つのだろう -- 名無しさん (2014-05-31 23:58:56)
  • ステラ・ヘイゼルバー「ク」。本名間違えてないか? -- 名無しさん (2014-06-01 00:43:00)
  • ヘイゼルバーグだろ。 -- 名無しさん (2014-06-01 00:55:54)
  • ↑自分の持ってる5巻だと全部「ヘイゼルバーク」なんだけど……版の違い? -- 名無しさん (2014-06-01 01:17:07)
  • ↑十字界はそういうのあんだわ。ブリジットの名字もフロスハートだったのが後々フロストハートになってる。 -- 名無しさん (2014-06-01 01:36:00)
  • てか今気づいたけど、この項目って編集した時間とか表示するとこなくね? -- 名無しさん (2014-06-01 01:48:22)
  • 赤バラを建てた奴と同じか?前もテンプレート不使用かつ申請してなかったよな? せめて次は気を付けてくれよ。 -- 名無しさん (2014-06-01 09:06:44)
  • ぶっちゃけ、母親が悲劇の原因の大元。当時の主観ではある意味正しいのだが、歴史的に見ればあの母親さえいなければ…と思うことしかない。こいつがいなくなって(いなくなった途端にヴァンパイアに対して関心が薄れていったことから)、夜の国も一旦違う地域に移ったりしていれば(人間がいけなそうな秘境とか)全て丸く済んだ。自分が絶対に正しいと思っていた時点で歪んでいたのも事実だと思う。 -- 名無しさん (2014-06-01 11:48:19)
  • 「こいつ」ってセイバーのことだよな? -- 名無しさん (2014-06-01 11:50:14)
  • 他も大概だが後にビッグモーラ来ること考えれば結果オーライなこともあるけど黒鳥は擁護のしようがないぐらいクズ仕様だからな -- 名無しさん (2014-06-01 12:37:33)
  • 後でセイバーハーゲンと黒鳥の項目建てるかな。 -- 名無しさん (2014-06-01 13:04:17)
  • ↑4大元同意だけどそうでもない。ヴァンパイアに興味がなくなったのはダムピール側がフェードアウトしていったんじゃなかったっけ?それもストラウスが居なくなったからできたことだからストラウスがいる限り第二第三のバーゲンさんが現れる可能性が微レ存。ストラウスとアーデルハイトが反則すぎると言えばそれまでだが -- 名無しさん (2014-06-01 13:24:02)
  • 二人の幸せは…のくだりのところから以下ネタバレ注意って書いて欲しいな -- 名無しさん (2014-06-01 16:29:27)
  • ↑2でもストラウス自身がひょっとしたらこれからの純血のは先祖がえりしていったかもしれないといってたから対立は起きてしまうだろう -- 名無しさん (2014-06-03 20:44:07)
  • ↑でももう純血は居ないから太陽問題はクリアになったんじゃないか? -- 名無しさん (2014-06-05 21:57:08)
  • かなり歪んだ考え方をすれば、もしも赤バラとステラが出会わなければ、赤バラは自らの処刑を簡単には受け入れなかったかもしれないし、腐食の月光は暴走しなかったかも知れないし、ブラックスワンも生まれなかった。 -- 名無しさん (2014-06-06 12:37:46)
  • ↑けどその場合、ストラウスは王としての責務を全うするだけで一つの命としては決して救われる事はなかっただろうな。回想部でブリジットさえストラウスを王となるべき存在と見ていたけど、ステラだけがストラウス個人としての幸せを願ってたし、やはりストラウスを赤バラの魔神としてでも王としてでもなく、ローズレット・ストラウスとして見ていた彼女だからこそ、ストラウスは出会った時も最後の時も救われたんだろう。それはそうと、義母とはいえ母と慕う人間に子供も諸共殺されながら、誰一人怨まずにいたってのは凄いな -- 名無しさん (2014-06-06 12:54:51)
  • ↑本当にどんな育て方されればこんないい子に育つのだろう -- 名無しさん (2014-07-22 14:17:36)
  • 初代の黒鳥もいい子だったみたいだし、セイバーハーゲンは養子には恵まれてたな それを自分から次々に犠牲にしたのが救えないが -- 名無しさん (2018-12-14 05:48:36)
  • っていうかこの人、アーデルハイトにクソでか激重な十字架を背負わせちゃったよね -- 名無しさん (2019-01-08 16:50:35)

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