登録日:2014/02/24(月) 23:36:00
更新日:2023/12/14 Thu 10:59:29NEW!
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特命戦隊ゴーバスターズ 用語 特撮 転送 3、2、1、来ます!
概要
『特命戦隊ゴーバスターズ』に登場する技術の1つ。毎回のように登場している。
遠隔地に物体を送り込むために使われる技術で、敵味方ともに頻繁に活用しているが、この技術を研究する施設も劇中に登場しており、まだまだ発展の可能性を秘めていることが窺える。
そのプロセスを簡潔に例えるなら、
作ったアニメーションを電波に変換
↓
家庭に送信
↓
現地で映像にして再生する
と言った感じ。
……さすがに適当すぎたか。
詳細に話すなら、
転送したい物体を用意
↓
一旦、細かいデータに分解する
↓
目的地に向かって送信する
↓
目的地に到着と同時に再構築
となる。
上記のアニメーションを含む映像を電波に変えて家庭に送る、声を電波に変えて通話相手に届ける、と言った遠隔地とのやり取りを、実態を持った物質で行うことができるという、放送当時の時代からすれば遥か未来の技術である。
転送に際してはエネトロンを必要とし、飛ばす物体のサイズが大きければ大きいほど消費するエネトロンは膨大になる。逆に言えば、相当する量のエネトロンを用意しさえすれば巨大な建造物を土地ごと転送することさえできる。
演出としては、転送させる物体が緑色の記号に変換され消失し、転送先で記号が集まって形になる、となっている。これは、どちらの勢力にも共通の物。
ゴーバスターズもヴァグラスも、この技術を戦力として使っている。
ゴーバスターズはモーフィンブレスとトランスポッドと言うアイテムを装備。これには小型の転送装置が内蔵されており、特命部の基地にて保管されているバスタースーツの装着(変身)やバスターギアの呼び出し(武装)に使用。また特命の基地にもバスターマシンを転送できるほどの装置が用意されており、亜空間へゴーバスターズをマシンごと転送している。陣マサトは相棒のJをマーカーとして自身のアバターやバスターマシンを現実世界に転送してきている。
ヴァグラスは亜空間に拠点を置くため、必然的に転送を使う。と言うより、彼らの侵略は転送なしには実践さえできない。亜空間で生まれたアバターであるエンターやエスケイプのほか、改造したメガゾードを呼び寄せるために不可欠で、果てはメサイアが現実に戻る手段すら転送である。
本編より13年前に起きた事件も、転送研究センターにて暴走したメサイアを世界から追放するために、桜田ヨウスケらが自分たちのいた施設ごと亜空間に転送したことを発端としている。これに関しては作品のあらすじを参照。この時の転送の規模は大きく、地盤ごと送ったため跡地はクレーターのように地形が変化していた。
『ゴーバスターズVSゴーカイジャー』では、豪獣神(未来戦隊タイムレンジャーの大いなる力を持ったタイムマシン)のプログラムを流用することで、転送をタイムスリップとして応用している。
このように転送は極めて便利且つ可能性を秘めた技術ながら敵にとっても有用という、物語のカギを握る設定であることがわかる。
追記・修正は転送完了してからお願いします。
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項目変更&link_copy(text=項目コピー) &link_diff(text=項目変更点)&link_backup()&link_upload(text=アップロードページ)
以下、ネタバレあり。
実は転送には欠点、と言うか不完全な部分がある。
それは、生命体は転送に耐えることができない、と言うものだ。
転送の際は対象物を一旦分解することは上述した通りだが、複雑な構造を持つ生命体の身体はその負担に耐えることは(理論上)できないとされている。例外は、レッドバスター/桜田ヒロムをはじめとしたゴーバスターズ初期メンバーの三人、アバターである陣のみとなる。
そのため特命部では、13年前に亜空間に向かった桜田ヨウスケほかセンターにいた人たちは助かっていない、と言う見解が強かった(転送された中に家族もいたゴーバスターズの面々は諦めていなかったが)。結論をいえばセンターの人々は生きていたが、一度データに分解された後、実体に戻る前にメサイアに取り込まれていたことが判明。最終的にメサイアをゴーバスターズがシャットダウンしたことによって彼らも消滅した。
ビートバスター/陣マサトは亜空間からアバターを送っていたが、その彼もまた無事に転送されてはいなかった。亜空間からの転送どころか13年前の転送すら不完全であることがJから明かされる。彼はデータに分解された後、戻る際に一部のデータが欠損していたのだ。この欠けたデータはメサイアに取り込まれており、バックアップの入ったメサイアカードのうち一枚に保存されてしまった。これを巡って物語は大きく動く。
主要人物たちが割としょっちゅう行っているが、物体を一旦分解する関係上、非常にデリケートな作業であることがここからわかる。劇中で普通の人間を転送した例は13年前の事件のみとなるが、エンターの作戦で民間人が危うく転送されかけたことがあった。その時はゴーバスターズによって阻止されたものの、もしあのまま転送されていたらと考えると、恐ろしいことしか思い浮かばない。
終盤、ヒロムの身体にメサイアカードが組み込まれていたことが判明した際、ヒロムを転送しその途中でカードの部分だけ排除する案が提示されたが、陣曰く「机上の空論」で、下手を打てばヒロムを戻せなくなる可能性すらあった。
物語が始まるきっかけを与えた転送の技術の存在は、終盤まで様々な形で影響を与えていたのだ。
追記・修正は“無事に”転送完了してからお願いします。
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▷ コメント欄
- 武器が転送されるシーンは初めて見たとき「ををっ!」と思った -- 名無しさん (2014-02-24 23:47:11)
- 3、2、1-来ます!! -- 名無しさん (2015-01-06 19:45:04)
- さり気無くだが、『生命体(人間)は転送出来ない』と言う事実は作中序盤から暗示されている。メタロイドを先に削除→対メガゾード戦の為バスターマシンの有る格納庫へ→転送してもらえば早いのにわざわざ専用通路から向かう -- 名無しさん (2015-06-15 20:38:14)
- コレと似たようなシステムが出てくるアニメって何かあったっけ? -- 名無しさん (2015-06-16 16:47:43)
- ↑見た目だけならGANTZが近いかも -- 名無しさん (2015-06-16 19:02:32)
- タイムラグがしっかり描かれるのは斬新だなって思った -- 名無しさん (2020-04-28 18:34:20)
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