登録日:2012/07/22 Sun 21:20:38
更新日:2023/12/05 Tue 10:27:39NEW!
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世界樹の迷宮 世界樹の迷宮ⅳ ミスティック 世界樹の迷宮職業リンク ウロビト 方陣 デバフ特化 ウーファン 隠し職業その1 世界樹の迷宮x
アトラスより発売された世界樹の迷宮シリーズ、世界樹の迷宮Ⅳに登場する、今作の隠し職業の一つ。
後作である世界樹の迷宮Xでも登場した。Xでは最初から作成できる。
この職業のキャラクターは人間ではなく、ウロビトという種族の為、手足が人間より細く、身体の色素も薄く、肌が青白い。髪は銀髪が多い。
(Xでの肌に関してはウロビト固有の肌の色がデフォルトだが、人間と同じカラーにも出来る。)
キャラグラフィックは1がぼさっとした長髪の男性。2がツインテールの少女。3が中性的な容姿の男性。4がロングストレートの少女。
Xではミスティックに限ったことではないが、職業とグラフィックを切り離せるので好きな職の見た目でミスティックを運用できる。
DLCで使用できる過去作グラフィックで外見をカースメーカーやネクロマンサーにしたりするとそれらしい雰囲気が出るかもしれない。
専用スキルである“方陣”を使い、状態異常を敵に付加するのが主なお仕事。また、方陣スキルは特徴として、以下のような他のスキルにはない、一風変わった特性を持っている。
- 方陣はターン終了時に効果を発揮する(ただしⅣでは方陣を発動したターンは発動したキャラの行動時に効果を発揮する)。
- このためXでは速度をどれだけ高めても(アザーズステップがあっても)敵に先んじて方陣での異常or封じを行うのは不可能となった。
先んじての封殺はシノビの役目でござるよ。
雑魚戦(と一部のFOEやボス)なら先制が取れれば敵が動く前に方陣を使えるので先制の確率を上げる奇襲持ちと組んでも良い。奇襲は最大の友であろうナイトシーカーも習得出来る。 - 方陣は新たに張るとそれまでの方陣は上書きされて消滅する。
- 方陣は1つしか存在できない。
- 一度張られた方陣はそれが誰が張った物であろうとも方陣を操るスキルを使えば書き換えたり、消滅させることが出来る。
使用感はかなり異なるが、役割的には前々作のカースメーカーが近いだろうか。
能力値はデバフ特化職業らしく、LUCが高い。TPやTEC(XではINTやWIS)も勿論高い。
反面、STR、VITなどは最低クラス。突剣を装備できるが、その耐久故に大人しく後列推奨。
なおXでの突剣は物魔攻撃力がほぼ同等で行動速度補正が高いため、後列運用のままでも選択肢に昇る。
バステ封じをもっとも得意とするが条件付きで回復、デバフ、攻撃と様々な役割をこなせる万能型。とくにパーティーにナイトシーカーがいれば超火力のお供として、非常に低燃費な火付け役となる。
以下代表スキル
- 毒、麻痺、催眠、幻惑の方陣
それぞれ敵全体に毒、麻痺、睡眠、混乱の効果を与える方陣を作成する。持続は3ターン。
スキルレベルが上昇する事で状態異常の付着率と、毒の方陣は毒のダメージが上昇する。
特筆するべきはXにおける催眠の方陣。使ったターンから終了時に効果が出るので、睡眠の方陣が成功すれば確実に敵が眠った状態で次のターンが始まる。
(Ⅳの仕様だとスキルを使ったターンのみ即座に効果が出る=ターン内でミスティックよりも後に行動したキャラが眠った敵に攻撃した場合は起こしてしまう。)
眠った敵を起こすこと無くデバフを与えられる自身の邪眼スキル、
状態異常時ダメージ上昇+睡眠による初撃ダメージ上昇で大ダメージとなるシャドウバイトや巫剣:霊攻大斬と相性が良い。
- 脚、腕、頭封の方陣
それぞれ敵全体に脚、腕、頭縛りの効果を与える方陣を作成する。持続は3ターン。スキルレベルが上昇する事で縛りの付着率が上昇する。
- 方陣師の心得
Ⅳではミスティック本職専用のスキル。Xではサブクラスでも習得できるようになった。
方陣の効果が切れた時にTPが回復する。イメージ的には使い終えた方陣を回収して魔力に還元するような感じ。
後述する破陣系スキルを扱いやすくしている重要なスキル。
- 陣回復
方陣が存在する場合、ターン終了時に味方全体のHPが微量回復する。
地味にミスティックの大きな存在意義であり、細かいダメージならこれで無視できる。
後述する破陣系スキルによってザコ戦を2ターンで消費を抑えて終わらせられるようにできる、重要なパッシブスキルである。
- 魅了の邪眼/衰身の邪眼
魅了の邪眼は敵全体の物理・属性攻撃力を3ターン低下させる。衰身の邪眼は敵全体の物理・属性防御力を3ターン低下させる。
方陣と無関係に使用できる全体デバフ。Xでは高レベルにすると発生速度がやたら早くなる。
方陣を張ってる合間に使用するのに適しており、方陣を使うまでもないザコ戦でも味方よりも早く衰身の邪眼を撃てると役に立つ。
- 退魔の霧
同列の味方に対する封じ・状態異常・スタンの付着を一定確率で無効化する。
確率は高くないものの保険として役立つパッシブスキル。
全体封じや異常が飛んできた時に誰か一人守れればラッキーと言った所。
戦闘不能でない限りは発動の可能性があるので、眠ってようが全封じだろうが発動する時はする。
- 破陣:命脈活性
方陣が存在する場合にのみ発動可能。存在する方陣を破壊し、味方全体のHPを回復する。手間がかかる分、その回復量はメディックに匹敵するほど。
ちなみにこれら破陣系スキルは全て発動が速く、敵に行動を潰されにくいという強みがある。
- 破陣:亜空絞破
方陣が存在す(ry 敵一体に無属性ダメージを与える。属性相性に左右されない為、序盤はなかなか重宝する。非常に低燃費。
- 破陣:亜空鳴動
方陣(ry 敵全体に無属性ダメージを与える。地味に威力も高く、ダメージ倍率はルーンマスターの始原の印術に並ぶ程
(ミスティックそのもののTEC/INTは高い(ⅣでもXでも属性アタッカー職の次に位置する2位)のだが、威力ブーストのスキルが方陣マスタリしか無いため、ルーンマスターやゾディアック程の威力は出ない)。
とくに耐性がバラバラかつHPが低いザコ戦で猛威を振るうスキルで、2ターン目開始時にこれをぶっぱするだけで場所、相手を問わず大ダメージを与えられる汎用性がウリ。くたばれライデンジュウ!
- 破陣:大地振盪
方陣(ry 敵全体に一定確率でスタン効果を与える。
Xで追加された第4の破陣スキル。他の破陣系と違ってこれのみスキルツリーが独立しており、状態異常方陣のツリーの最奥部に位置している。
陣が必要な代わりに高速全体スタンという足止め性能の高い技。ボスやFOE相手には当てにならないが、LUCを補強した装備でスタン耐性のない雑魚ならスキルレベル1でもそれなりに通る。
ツリーの奥にある技だが消費TP自体は安く、破陣した際の方陣師の心得+スタン成功のTPリターンで黒字になることもしばしば。
- 解魔の札
敵1体の「累積耐性」をリセットするスキルにして、ミスティックのレーゾンテートルたる最重要スキル。
累積耐性とは、一度何らかの縛り・状態異常になった敵はその縛り・状態異常に対する耐性を獲得し、以降同じ縛り・状態異常にかかりにくくなるというゲーム上の仕様。この耐性は何度も縛り・状態異常にかけていく度に累積加算されていく。
しかし縛りや状態異常にかかった後に解魔の札をかけてやれば累積耐性がリセットされるので、2度目以降の縛り・状態異常が格段に決まりやすくなる。長期戦が予測されるボスやF.O.E戦でずっと縛りや状態異常を入れ続けて敵をハメ殺せるようになり、とても頼れるスキルとなっている。
「消費TPがきわめて重い」という欠点こそあるものの、ぶっ壊れスキルとして有名であった。そのためXでは…(後述)
- 抑制ブースト
バステ封じの確率を常時上げられるパッシブスキル。Xでは抑制攻撃ブーストという名に変わっている。
バステ封じを仕事とするミスティックには当然超有用、取得推奨スキル。
ⅣとXでは名前が違う、というだけでは済ませられないほど補正が違い、Ⅳでは格段に成功率が上がる。
- TPリターン
自身の行動で封じ・状態異常・スタン効果を与えたとき、TPが回復する。一度に複数体へ与えても回復量は変化しない。
燃費を改善するスキル…と言ってもそこまでTP消費も重たいスキルもなく、術師系クラスなのでTPは上から数えた方が早い。
逆にサブクラスにミスティックを選んだキャラには魅力的な燃費改善手段となる。
- みらいちゃん(通称)
上記の抑制ブーストを用いたメインサブ問わずミスティック絡みの戦術の総称、通称、あるいは愛称。
名前の由来はこの戦術用に調整したキャラがすれ違い、QRコードで広まり、その元祖が「みらい」という名だったから。
Ⅳでは武器に自由にバステ効果や封じ効果を付与できた。
このため、ありとあらゆるバステや封じを一本の短剣に付与しまくって斬りつけるとモルボルの腐った息を吐きかけられたが如く高確率で敵をなんらかのバステ封じにかけてしまえることができた。
解魔の札と組み合わせると累積耐性何それ美味しいの?と言わんばかりに何度でも何度でもバステ封じにできてしまう。
バステ時に超火力を発揮する夜賊の心得を持つナイトシーカーと組めばどうなるかもうおわかりだろう……。
- フォースブースト【方陣護持】
Xで追加されたミスティックのフォースブースト。
フォースブースト発動中方陣が解除されず、バステ封じの成功確率も上昇する。
一見方陣解除スキルを使い放題になるブーストと受け止めがちだが、戦術的にその真価は別所にある。
方陣の維持に気を使う必要がないため、行動の自由度が上がる。
バステ封じの確率が上がるのは全行動なので、香や縺れ糸などの消費アイテムに、サブクラスのスキルを使って二重にバステ封じを狙える。
ミスティックを二人以上使い、他人の方陣を使って解除スキルを連発する。
こういったいくつかの要素を組み合わせて上手く使いたいところ。
とくに消費アイテムとフォースブーストの組み合わせはSP要らずでビルドを問わずできる行動なのに成功確率が高いのでかなり重要である。
- フォースブレイク【解魔の札】
Xでは解魔の札が探索中に一度しか使えないフォースブレイクになってしまった。
これだけだと単なる下方修正になってしまうので、範囲が全体化&敵の強化を消す効果が追加された。強化解除は良いとしても、コレを撃つのはだいたいボスやFOE等の少数の強敵なので、範囲強化に関しての有り難みはさほどでもない。
累積耐性を何度も何度もリセットできなくなったので考えなしには使えないが、序盤からTP消費を気にせず使える点では戦術に組み込みやすくなったと言える。
サブクラスにしてもフォースブレイクであるこの技は使えないので、Xで本職ミスティックを採用する理由の一つでもある。
- サブクラス
ステータス面では典型的術師型のため、物理攻撃やフォートレスのようなタンクは当然期待できない。
しかし攻撃の手数を増やすためにそういった職業をサブに選んだり、貧弱な耐久力を補う等の選択肢もある。
特筆できる組み合わせをいくつか紹介したい。
- ナイトシーカー
両手に装備した武器でそれぞれ通常攻撃を行う「追影の刃」が主な目当て。
先述したみらいちゃん戦法を支える選択肢の一つであり、単純にバステ封じ付与確率のチャンスが二回になって超ヤバい。
Xでは鍛冶と解魔の札の仕様が変わったためこの運用は一騎当千の着火くらいの意味しかなくなった。
他にもSPを膨大に食うが「闇討ちマスタリ」で攻撃力を上昇させたり「ハイドクローク」で防御面の低さを補うこともできる。このあたりはXでも通用するメリット。
- ダンサー
Ⅳ専用の組み合わせ。方陣を張って手が空いた時に踊って味方を鼓舞するのが主な目当て。
また通常攻撃を確率で複数回行う「剣の舞」でみらいちゃん戦法も取れる。攻撃回数を増やすのは運次第だが、防具枠を犠牲にしないというメリットもある。
また「霞の舞」などでスタンも期待でき回避力も上がるので攻防のバランスが良く、モルボルダガーも用意する本数が減る。
- メディック
方陣を張って手が空いた時に回復スキルを運用する組み合わせ。「一斉救護」を仕込んでおくとベネ。
また、手が空いた時に「スタードロップ」でブン殴ると後続のダメージを増やすことができる。
Xでは上記のこと全て行えるのだが、細かい仕様の違いが重なってⅣとはずいぶん運用感覚が違う。
しかしSPをあまり使わずに有用なスキルをつまみ喰いできるため、探索、戦闘どちらでもバランス良く運用できる鉄板の組み合わせの一つ。
X専用の組み合わせ。「抑制攻撃ブースト」を重ね、次ターンのバステ封じ確率を上げられる「瞑想」が主目的。
瞑想から派生する封じや異常の数に応じてダメージを上昇させる「怒涛」も攻撃破陣を使うミスティックならよく噛み合う。
オマケとしてTPリターンと同じ条件で発動するTP回復パッシブの「アドレナリン」、申し訳程度に耐久をフォロー出来る「HPブースト」もある。
瞑想の効果は使用したターンから次のターン終了時まで適用されるので方陣と相性が良く、
方陣をあらかじめ張っておくと普通に瞑想を使うより何度もその効果を使えるため相性がいい。
「方陣を張る→フォースブーストして瞑想→お香or縺れ糸」は世界樹Xにおける状態異常or封じ狙いの手段として1キャラで行える手段では最強クラス。
瞑想した後は敵も自分も縛ってしまう「クリンチ」を使えばがんじがらめにしてしまうこともできる。
退魔の霧を習得しておけば自分への封じを避けられたりもする…が、プレイヤーにミスティック並のリアルLUCが必要。
自分への封じは予防の号令や瘴気の防壁で無効化するか、ヘッドガードでもして対応しよう。
なおクリンチを行った際のTPリターンやアドレナリンの判定は、相手を封じた時と自分を封じた時の計2回発生するので、
自分と相手を一緒に封じておいて、TP消費が(下準備の瞑想込みで)黒字になるという何とも言えない光景が度々発生する。
何よりミスティックがあの細い腕で抱きついてくるなんて可愛いじゃないか。
え、何?ムキムキセスタス♂グラのミスティックにキャラメイクしただと……?
X専用の組み合わせ。「グッドラック」でバステ封じ成功確率を上げ「ブラッドウェポン」で味方の攻撃力を上げるなど強化役が可能になる。
とくに本職がいる場合より輝く組み合わせとなり、「ブラッドベール(HP消費するとそのターン被ダメージ減少)」発動が容易となりミスティックの耐久力の低さを補える。
絵的には血まみれになりながら邪眼で睨み方陣を描くという完全な厨二スタイル。
X専用の組み合わせ。他のキャラの張った方陣を使って破陣出来る…となれば当然考えつくのが分身との併用。
破陣したターンでまた新たな方陣を張る事で毎ターン破陣スキルを発動出来る。
但し分身中は強力なフォース周りが使えなくなるので、分身する前にさっさと解魔の札を使ってしまう方法を考えておくと無駄がない。
また状態異常を起こすシノビの技と方陣を組み合わせて、試行回数を稼ぐ立ち回りも可能となる。
そしてこの組み合わせでも「抑制攻撃ブースト」重ねは可能。
X専用の組み合わせ。デバフ+状態異常で似た者同士のクラス。
邪眼スキルでの生気吸収・終わりなき衣の発動での瘴気兵装の維持(+黒き衣での防御上昇)を狙える。
追加されるデバフスキルで本命と言えるのは虚弱(縛弱)の瘴気。
異常(封じ)の耐性低下で成功率を上げるほか、それらの自然回復の確率を下げる効果を持つ。
瘴気で方陣を通しやすくすればミスティックの役目を遂行しやすくなり、
陣が決まるまでの間に邪眼や瘴気を打っていれば、終わりなき衣で瘴気のターンを伸ばせるという組み合わせ。
鎌を振って試行回数を増やすのもいいが、鎌スキルはSTRも成功率に関わるのでミスティックのか細い腕ではあまり当てには出来ない。
追記・修正は方陣を作成してからお願いします。
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- 可愛くて強いとか最高じゃん -- 名無しさん (2017-04-06 17:38:01)
- サブにナイトシーカー付けて即死モリモリ武器2個持たせて無双するのも楽しい -- 名無しさん (2022-10-28 07:41:47)
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