登録日:2013/11/4(日)22:34:15
更新日:2023/12/05 Tue 10:16:23NEW!
所要時間:約 8 分で読めます
▽タグ一覧
blazblue 野水伊織 ヒロイン ゲーム ポニーテール 魔法使い シスター 高いヒロイン力 大事なのはバランス 人畜無害
もう一度、ラグナに会いたい
セリカ=A=マーキュリーとは、格闘ゲーム「BLAZBLUE」シリーズに登場する人物である。
CV:野水伊織
【概要】
本シリーズの過去の時間軸での物語を描いた小説、「フェイズシフト」シリーズで初登場した魔法使いの少女。
小説では常にメインを張り、本シリーズの主人公ラグナとの関わりも深く、ヒロインの一角と言えるキャラクター。
黒き獣を倒した「六英雄」の一人、「大魔導士・ナイン」の妹で、自身も姉を超える治癒魔法の才を持つ。
治癒の力に加え、人体に有害な「魔素」を浄化する「秩序の力」も有する。
性格は、極度のお人好しで、頑固者。基本的に、どんな相手であれ友好的に接し、作中においては
「悪意というものがまるでなく、敵意というものをまるで知らず、害意というものをまるで抱かない」と表現されるほど。
事実、作中で自分に襲い掛かった野犬を治療した。
取り分け、家族に対して向ける愛情は強く、ラグナは「眩しい」と表現した。
善人ではあるが、一度言い出したら自分の意志を絶対に曲げることはないため、姉を辟易させている。加えて極度の方向音痴であり、前述の意固地さが相まって非常に厄介な人物でもある。
巨乳貧乳の落差が激しいBLAZBLUE界において、ツバキと同じく珍しい「普通」サイズ。
ナイスバディの姉を羨みつつ、本人は「大事なのはバランス」と力説している。
【作中での活躍】
2106年、父親を探す道中で、記憶を失い行き倒れたラグナと邂逅し、ともに旅をすることに。その旅の中で、後の六英雄となる獣人ミツヨシや、父親のことを知る老吸血鬼クラヴィスと出会った。
クラヴィスから父親が黒き獣の出現に関わっていたことを教えられても、「どんなことをしても、父は父」と、その意思が揺るぐことはなかった。
クラヴィスと別れた後、姉のナインとその親友トリニティと再会し、姉を(半ば無理やり)説き伏せ、共に父のいる日本へ向かう。
核ミサイルと黒き獣によって荒廃した日本で、遂に父親と再会するが、魔素に体を蝕まれた父は虫の息であり、こと切れてしまう。別れは感動的なものではなく、父親はセリカの力に目を付け、自身が開発した魔素の活動を停止させる「クシナダの楔」を起動させる触媒にセリカを選び、自身の研究に満足し、息を引き取った。
困惑するセリカであったが、黒き獣を一時的にでも止められるのなら、と姉の説得を跳ね除け、楔の触媒になることを受け入れるが、ラグナによって制止される。
そして再び日本に現れた黒き獣にミツヨシと共に挑むラグナからジャケットを預かり、生還したミツヨシからラグナの剣を受け取るのだった。
「持っとけ。取りに戻るから」
「……うん。わかった、信じる」
ラグナとの離別から1年後、再び出現した黒き獣に、ハクメンらとともに立ち向かう。その際、ボディーガードとして、姉からオートマトン「ニルヴァーナ」を受領した。
ハクメンにラグナの面影を見つつ親交を深め、基本的に誰に対してもそっけないハクメンも、セリカに対しては心を許すようになっていった。
戦いの最中、レイチェルから、「黒き獣の中にラグナの魂が眠っている」と言われ、ラグナとの再会をより強く求めるようになる。
そして姉を強引に説得しつつ、黒き獣の囮を買って出て、紆余曲折の末、ついに獣の中でラグナと再会を果たす。
しかし、最初の再会は、ラグナに逃がされる形で物別れに終わる。
「すぐ会える。約束したろ、戻るって」
「私、本当に待ってるからね!ラグナが戻ってくるの……帰ってくるの、ずっとずっと、いつまでだって待ってるからね!」
戦いが佳境を迎え、ナインがアークエネミーを完成させ、遂に黒き獣との決戦が始まった。
セリカは自分を囮に(当然姉からは猛反対されるが、いつものパターンである)、黒き獣をおびき寄せ、獣の中へ侵入し、ラグナと協力して獣の心臓をつぶすことを献策した。
策は成り、獣の中へ侵入し、ラグナに再会。ラグナが心臓=ニューを倒すのを見届けた後、レイチェルの力添えで元の時代へ帰るラグナと、改めて再会を機し、別れた。
そして、黒き獣が打倒される瞬間を目撃するのだった。
「……じゃあなセリカ。いつか会ったら、そんときは俺によろしく伝えてくれ」
黒き獣との戦いを終えた後は、獣の亡骸が眠る地に教会を立て、ラグナとの再会を待ち続けた。
そして時は流れ、獣兵衛(ミツヨシ)から、幼いラグナ・ジン・サヤを預けられ、彼らの養母となった。
ラグナたちと慎ましくも幸せな生活を送っていたセリカだったが、教会を襲撃したユウキ=テルミの凶刃に倒れてしまう。
死に際でさえも、ラグナたちのことを想い続けた、彼女らしい最期であった。
以上のように、本シリーズ以前の人物である彼女が、何故かココノエにより召喚され、現代に現れることとなった。
ココノエはセリカを指して、刻の幻影(クロノファンタズマ)と呼んでいるが…
最新作「CP」において、イカルガでラグナと念願の再会を果たしたセリカであったが、馴れ馴れしい口ぶりと、ラグナの「蒼の魔道書」を封じる力から、ラグナに当初は辛く当たられ、少なからず落ち込んだ。
しかし、すぐに距離は近づき、自分の戦う理由に悩むラグナを励ましたり、自分が犠牲になればよかったと口にしたセリカをラグナが叱咤するなど、かけがえのない関係を築いていった。
ラグナの他にも、ジンやノエルらとも交流を深めた。
【真のヒロイン?】
余談だがこのセリカ、フェイズシフトシリーズにて初登場してから、「ノエルよりヒロインしてね?」といった声がシリーズのファンの間や、ぶるらじなどで半ばネタとしてよく挙がる。
というのも、本シリーズのメインヒロインとされるノエルより、圧倒的にラグナとの絡みが多く、ラグナのパートナーとしての存在感が大きいのだ。
最新作の「CP」では、ココノエの計らいでラグナと常に行動を共にするようになると、誇張抜きでメインヒロインばりの存在となった。
セリカ当人もラグナが好きであり、モテメガネ(かけた人間は例外なく女にモテる)の魔力もレイチェル同様に通じない。
余程ラグナと一緒にいられることが嬉しかったのか、食事のシーンでは、「はい、あ~ん。」も披露した(見てたジンが箸を握りつぶすぐらいビキビキしてました)。
他にも、今まで「奪う」ための力を振るい続けたラグナが「護る」ために戦うことを決意した切っ掛けになったり、彼女がラグナに与えた影響はかなり大きい。
「セリカ!今がその「何でも、いっぱい」の時だ。約束通りお前を護ってやる。護る為に闘う。良いな!!」
「ラグナ……。うん。うん、守って!いっぱい!」
…という具合に、メインヒロインと言っても遜色ないセリカであるが、
ノエルはノエルで、「主人公」としてのヒロインポジションであるので、どちらかが真のヒロイン…というわけではない、多分。
ちなみに、声優陣やプロデューサーからは、「ノエルとは違う方向にめんどくさいヒロイン」と評されている。
ネガティブでうじうじしがちなノエルとは対照的に、明るくポジティブだが、絶対に自分の意志を曲げないため、
たとえ道に迷っていても、「迷子じゃない」と言い張るので、性質が悪い。
【人間関係】
- ラグナ=ザ=ブラッドエッジ
大切な人。時間を超えて来たラグナを介抱したところから、「フェイズシフト」シリーズが始まった。
自分の父親探しに付き合ってくれたり、色々と気を遣ってくれるラグナに好意を抱いていった。
黒き獣との決戦後、本来のセリカは、ラグナとおよそ90年越しに再会し、彼の養母「シスター」となる。
なお、セリカが近くにいると、ラグナの右腕と右目が動かなくなるが、これは、セリカの「秩序の力」が
ラグナの「蒼の魔道書」の力を抑制するため。
- ハクメン
「ハクメンさん」と呼び親しむ。ハクメンにラグナと似たものを感じ、好意的に接し、
そんなハクメンもまた、彼女に大切な人の面影を見て、比較的普通に会話した。
「秩序の力」について教えたり、「(自分の素顔を)見たいか?」と思わず口にしたり、家まで送ってあげたりと、
本編ではあまり見られない一面を見せた。
- ナイン
自慢の姉。周囲の人物に対しきつく接するナインだが、妹であるセリカをかなり溺愛しており、
とても大事に思っている。その分、セリカに近づいてくる男は「悪い虫」として、容赦なく攻撃を仕掛ける。
セリカに対しかなり優しく接している彼女だが、セリカの強情ぶりには手を焼いており、ラグナにぼやく場面もあった。
「フェイズシフト」シリーズでは、毎度姉妹の口論があるが、毎度セリカにナインが折れる形で終わる。
最新作ネタバレ注意
ココノエによって召喚されたセリカは、正確には本物でなく、ココノエが用意した器に複製した魂を定着されたもの。しかし、記憶、性格、能力は紛れもなく「セリカ=A=マーキュリー」である。
ココノエがセリカをコピーしたのは、クシナダの楔を起動するためであった。
確かな絆を築いた二人であったが、セリカは肉体がコピーであり、長持ちしないため、余命は半年とされ、ラグナもレイチェルによって「もうすぐ死ぬ」と明かされた。
おまけにラグナは敵によって暴走させられ、生死不明のまま行方を暗ましてしまう。
これから先、二人が辿る運命は…
追記・修正お願いします。
[#include(name=テンプレ2)]
この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,12)
[#include(name=テンプレ3)]
▷ コメント欄
- 姓がマーキュリーって、まさか… -- 名無しさん (2013-11-05 01:03:39)
- セリカと同じように基本的に人を疑う事をせず人の優しさを常に信じるタイプのトリニティがテルミの悪意によって何をしてしまったかを考えればナインが過保護になるのも無理はない。 -- 名無しさん (2013-11-05 06:21:52)
- ヒロイン力が凄まじい あと、ナインほどじゃないけど乳はそれなりにある -- 名無しさん (2013-11-05 11:46:24)
- ラグナが過去から帰って来たあとのヒロインっぷりはヤバかったな -- 名無しさん (2013-11-05 13:42:00)
- CPストーリーでは完全にメインヒロインやってたな -- 名無しさん (2013-11-05 14:20:35)
- セリカにかなりスポットあたったせいでノエルの影がかなり薄く・・・ -- 名無しさん (2013-11-05 18:33:48)
- ノエルはノエルで結構スポット当たってた…が、主人公のパートナー的な意味でのヒロインはセリカに譲った形になったね、ノエルはもう一人の主人公的なキャラになってる。 -- 名無しさん (2013-11-06 13:38:40)
- モリPですら、最初に時点で「一緒にいると殴りたくなる女」というのもうなずける面倒くささ -- 名無しさん (2013-11-07 00:05:35)
- 悪気と悪意が無くて100%善意で動くからタチが悪い、悪い子じゃないんだけどね -- 名無しさん (2013-11-07 00:49:57)
- そもそもラグナの何がいいのかわからない。(知らないから仕方ないけど)やっていることは大量殺人犯に変わりないのにスタッフも何かといい人扱いだし -- 名無しさん (2013-11-09 23:49:24)
- なんだかんだ先生だからね、仕方ないね -- 名無しさん (2013-11-10 00:53:27)
- 別にラグナいい人扱いされて無くね、してるのノエルとそういう部分を知らなかったセリカぐらいでしょ そもそもラグナ自身自分がそういう人間であることは自覚してるし -- 名無しさん (2013-11-10 01:34:33)
- ラムダ(ニュー)殺害でテルミを罵るけど、自分も相当人殺しやっておいて何なんだ?って思ったけど(いくらテルミがド外道とはいえラグナも十分外道のはず) -- 名無しさん (2013-11-10 09:45:25)
- まぁラグナに関しては色々と思う所あるだろうけどあんまりセリカの話題から離れすぎないようにな -- 名無しさん (2013-11-10 12:36:33)
- セリカから見たらラグナは「ぶっきらぼうだけど意外と優しくて自分を守ってくれて黒き獣を倒す切っ掛けを作った人」だからな、小説読めばわかるが暗黒大戦時のラグナとセリカのやり取り見てたら惚れてても全然おかしくない -- 名無しさん (2013-11-10 13:17:36)
- そもそもこんな所まで来て主人公バッシングしてる時点でくせーわ。アンチスレでも作ってそこに篭ってろよ -- 名無しさん (2013-11-10 15:46:21)
- セリカとラグナにいい末路は無いかねぇ -- 名無しさん (2014-03-03 22:17:33)
- CPではメインヒロインそのものでしたね -- 名無しさん (2014-06-08 21:38:33)
- CP参戦するらしいね。セリカマジヒロイン -- 名無しさん (2014-07-16 19:59:22)
- CP参戦おめでとう! -- 名無しさん (2014-08-06 14:01:43)
- ミネルヴァと一緒に戦う初心者向けキャラらしいね -- 名無しさん (2014-09-08 19:13:24)
- ふと疑問に思ったんだが、なんでラグナの右目に関しては見えなくなるんだろう? テルミに斬られたのは右腕だけだったし目に関して何かあったっけ -- 名無しさん (2014-12-30 01:30:04)
- ↑ブレイブルー移植された時点で右目までブレイブルーに浸食されてる。ラグナがオッドアイなのもそれが理由 -- 名無しさん (2014-12-31 12:36:20)
- セリカがヒロイン言われるのはラグナのパートナーとしての描写が多いところが大きいわけだけどラグナを主人公(笑)とか言って弄る人がその口でセリカとラグナの関係を以ってヒロインだとか言ってるのはなんか腑に落ちない。 -- 名無しさん (2015-04-07 04:17:49)
- ↑ただ単にラグナが嫌いでセリカは好きなんだろ -- 名無しさん (2015-05-29 16:37:26)
- 程よいプロポーションと生足がたまらん -- 名無しさん (2016-06-20 18:05:20)
- ブレイブルーの”神様”って本当に残酷だよな……ほとんどの人間が本当に願った場所にたどり着けてない。満足してる奴なんて研究キチと戦闘凶くらいじゃねーか。 -- 名無しさん (2016-10-15 17:13:32)
- ↑最後の可能性が戻った世界で願った場所に辿り着けるさ ただしラグナはいないがな! 元々CFまでの世界はサヤがラグナに助けに来てもらうための世界であってラグナ以外がどうなろうと関係ないし -- 名無しさん (2016-10-20 17:00:07)
- 最後あの家で皆とまた暮らせたのが救いといえば救いか… -- 名無しさん (2016-10-28 21:02:08)
- 可能性が戻った世界で起きただろう暗黒大戦、そこで彼女は”ブラッドエッジ”に出会えたんだろうか……? -- 名無しさん (2016-11-05 09:30:57)
- 結局セリカは最期どうなったの? -- 名無しさん (2016-11-10 12:33:11)
- ↑CFED前→消滅した ED後→不明 -- 名無しさん (2017-02-10 19:05:58)
- ↑何時頃消滅したの? -- 名無しさん (2017-12-29 03:57:01)
#comment
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧