四国八十八鬼夜行(ぬらりひょんの孫)

ページ名:四国八十八鬼夜行_ぬらりひょんの孫_

登録日:2012/04/06(金) 04:15:45
更新日:2023/12/04 Mon 12:55:25NEW!
所要時間:約 3 分で読めます



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やれるよ・・・ボクらはこの地を奪う



昇ってゆくのは・・・



ボクらだよ



四国八十八鬼夜行とは漫画『ぬらりひょんの孫』の登場する組織名。



【概要】
本州を支配する妖怪たちのシマを奪うため、四国の妖怪によって結成された集団。
初代組長は隠神刑部狸、現組長は隠神刑部 玉章、幹部は七人同行。
四国八十八か所の霊場を畏の根元とし、700匹の妖怪で構成される。
畏の代紋は「惶」。



【構成員】

  • 隠神刑部玉章(いぬがみぎょうぶ たまずき)

組長。カリスマ性に溢れるサディスト。


  • 犬神(いぬがみ)

七人同行の一人。犬っぽく舌を出している少年。犬神憑きを祖先に持つ。
妖怪として、常に周囲から蔑まれる日々を送ってきたため、人から慕われ尊敬する者を異常なまでに憎む。
その憎しみや嫉妬心を畏に変えて敵を襲う。その想いが尽きない限り、どんな傷を負っても復活する。
本来の姿は巨大な狼のような姿をしていて、首だけでも移動して相手を食いちぎる。


黙れ小僧!




  • 袖モギ様(そでもぎさま)

七人同行の一人。子供の背丈ほどの地蔵の姿をした妖怪。
袖をつかみ、振り向いた者を確実に殺害する非常に強力な呪いを持つ。
が、戦闘力はゼロに等しいため、無抵抗な土地神ばかりを狙う卑劣な妖怪。
何もしなければカワイイ。


  • 手洗い鬼(てあらいおに)

七人同行の一人。しゃくれアゴとハゲ頭を持つ、巨大なチンピラ。
本来の手洗い鬼はダイダラボッチの一種ともされることから相当巨大なはずだが、そんなに大きくない。
青田坊といい勝負。


  • 犬鳳凰(いぬほうおう)

七人同行の一人。喋るニワトリ頭。
鳥頭のくせに四国妖怪一の頭脳派を騙るアホ。実際バカ。
降りかかる炎から身を守るためくらいにしか使えない。
あまりにも不憫だったためか、その巻のカバー裏では実質主役になった。


  • 針女(はりおんな)

七人同行の一人。頭がかぎ針になっている小柄な女。
七人同行の中では割とまともな人物。だがそれだけに地味。
活躍といえば首無にポニテにされる程度しか与えられないまま死ぬ。


  • 岸涯小僧(ガンギこぞう)

七人同行の一人。半魚人。
牙を回転させて突進してくる。
牛頭馬頭に利用されたり歯が折られたり瞬殺されたりと、扱いは散々。


  • 夜雀(よすずめ)

七人同行の一人。鳥人間。
寡黙な女の子。玉章が信頼を置く部下だが実は・・・。
詳しくは該当項目参照。


  • 鞭(ムチ)

四国妖怪の斥候。
紳士の風貌をしているが、腕がタコの足のようになり、鞭のようにしならせて毒風を起こす。
噛ませにすらならなかった七人同行の一部に比べればよっぽど有能。
大妖怪である狒々を瞬殺した点から見ても相当な実力者だが、調子に乗りすぎるのが欠点。


  • 隠神刑部狸(いぬがみぎょうぶだぬき)

元組長。
昔は奴良組とライバル関係にあったほどのキレッキレな妖怪だったが、年老いてからはただのしょぼい爺さんになっている。
妖術も衰えているらしく、人間に化けてもものすごく巨大な不審者にしか見えなかった。
玉章の暴走に全く気付かなかった。


  • 女狸(めだぬき)

隠神刑部狸の世話係。
かわいい。






【動向】


【vs鞭】


手始めに奴良組の大幹部・狒々を殺害した四国妖怪。
斥候である鞭は、勢いに乗り大ボスであるぬらりひょんを急襲。彼の護衛と勘違いしたゆらを戦闘不能に陥れる。


が、所詮は下級妖怪。
大妖怪ぬらりひょんの相手になるわけがなかった。


真・明鏡止水―



ワシの盃に波紋は鳴らぬ


その姿を視認できないままあっという間に倒された鞭。
しかしその頃、東京では奴良組のシマに乗り込んだ玉章が七人同行と合流、リクオを挑発する。




【vs袖モギ様】


ワシの名を呼べ



ワレ 袖モギ様ナリ



七人同行の先鋒を買って出たのは袖モギ様。
手洗い鬼の袖を毟って呪いをかけようとするなど、洒落にならない洒落をぶちかます。
戦闘が専門外であった袖モギ様は奴良組のシマの根元となる土地神を標的にするが、その過程でリクオの友人・鳥居夏美を標的にしてしまう。
この時、普段は無いはずの黒目がカッと見開かれた顔はなんだかキモい。
これにより鳥居に死の呪いをもたらしてしまったため、リクオや黒田坊らから怒りの矛先を向けられる。


三羽烏によりその所在を見つけられた袖モギ様は、苔姫を襲っているところを黒田坊に防がれる。
まともな戦いができるはずもなく、黒田坊の暗器をモロに食らって敗北。
致命傷を負いながらもしつこく挑発を続けたため、リクオにトドメを刺された。
なお、死にかけていた鳥居は、彼女の祖母の信仰心を力にした土地神・千羽の力によって一命をとりとめた。


ちなみに苔姫を襲う直前、「今日はこの神社で最後にするか」と述べているため、既に彼の犠牲となってしまった土地神もいたようである。




【vs犬神】


人間が


恨めしい



袖モギ様敗退の知らせを聞いた犬神は、自らリクオの首を取ることを玉章に宣言。
学生のフリをしてリクオの学校に潜り込む。
丁度その日は生徒会役員選挙の演説日であり、リクオは清継の応援演説の担当になっていた。
彼が壇上に立った瞬間、湧き起こる生徒からの歓声と称賛。
それは彼を密かに見守っていた犬神に押さえきれない嫉妬心と憎しみを増長させた。


お前みたいになりたかった


オレは―オレは―


本性である巨大な犬の姿を露わにし、その牙でリクオに噛み付く犬神。
その首を食い千切ったかと思いきや、あまりの手応えの無さに放心する。実は彼の正体は、


首だけで闘うのは・・・


君だけじゃあないんだよ


リクオに化けた首無だった。
しかし一時的に騙すことができただけに過ぎず、本物のリクオを匂いで探知した犬神は即刻彼に襲い掛かる。
だが、舞台が暗闇であった事と緞帳の影にいたことで、リクオは夜の姿へと覚醒する。


二人の戦いは互角だったが、突如ステージ上のスクリーンに映った清継の顔に犬神は気を取られ、その隙に氷麗により凍らされたことで動きを封じられてしまい、リクオに切り裂かれた。
真っ二つにされてもゾンビの如く再生する犬神だったが、彼を憎む気持ちが彼を畏れる気持ちに変わってしまったためにまともに闘えなくなり、最期は玉章に用済みと見なされて消された。



【vs四国八十八鬼夜行】


犬神戦の後、リクオは牛鬼組の牛頭馬頭コンビに偵察を依頼。
なおこの話で、馬頭丸が男の娘であることが暴露される。
アジトに潜入する2人は、馬頭丸を狙う変態妖怪をぶちのめし、岸涯小僧に正体を見破られるも幻術に陥れて道案内をさせる。
しかし心臓部に侵入できたまではいいものの、そこで玉章に見つかって捕縛されてしまう。
捕まった2人が見た玉章の本性、それは。


言っとくがボクは・・・


痛めつけるのが好きだ


味方を躊躇なく切り刻む玉章の非道ぶりは、幹部である針女にも動揺を与える。
直後に飛び込んで来た三羽烏によって牛頭馬頭は救われるが、それを見たリクオは全面対決を決意した。



奴良組と四国八十八鬼夜行がついに激突する―。


  • 青田坊vs手洗い鬼

自慢の怪力で青を押さえつけたかに見えた手洗い鬼だが、本気を出した青に手をへし折られてぶん投げられる。


  • 犬鳳凰

明鏡止水の炎を食らいそうになった玉章に、盾にされた犬鳳凰。
そのまま丸焼きになって死亡。
仮にも炎を操る妖怪なのに・・・。


  • 河童vs岸涯小僧

逃げる河童を追い詰めたが、河童のミズチ球を食らって敗北。


  • 針女

玉章が覚醒するための生贄として、「魔王の小槌」に斬られて死亡。


  • 奴良リクオ&氷麗vs夜雀

玉章戦を除けば最もまともだった戦い。
相手の視界を奪う黒い羽を飛ばす夜雀の「幻夜行」にまんまとハマってしまったリクオ。
全く周りが見えないまま、玉章の「魔王の小槌」の餌食となってしまう。
トドメを刺されかけたところを氷麗に救われるが、彼女も夜雀の術中にはまってしまう。
しかし実は左目を氷で覆っておいて、羽が目に入るのを防いでいた。
これにより「幻夜行」を封じられた夜雀は、氷麗の「呪いの吹雪 風声鶴麗」により氷漬けにされて敗北する。



  • 奴良リクオvs隠神刑部 玉章

夜雀を倒された玉章は「魔王の小槌」を振り回し、針女を始めとする自軍の妖怪たちを殺しまくる。
「蠱毒」の要領でその畏を高めた「魔王の小槌」により、強大な妖怪へと変貌した玉章。
彼が一番最初にやったことは、


花開院ゆらへの触手プレイ


少年誌でまさかの異種姦という大胆な行動に出た玉章だったが、直後にリクオが新たな力に目覚める。
姿は夜だが顔付きと性格は昼間という、陰と陽が混ざり合った彼が繰り出した新たな技


“鏡花水月”―


攻撃したはずなのに手ごたえが全くない、完全防御の技の前に玉章は敗北。
「魔王の小槌」に吸わせていた百鬼の畏が全て抜け落ちてしまった。



【その後】
組長の玉章は、隠神刑部狸の嘆願により、「死んでいった妖怪たちを弔うこと」を条件に手打ちとなった。
手洗い鬼と岸涯小僧は生存し、玉章と共に四国へと帰還した。
また夜雀は、戦いの後氷から脱出し、「魔王の小槌」を奪って逃亡。
彼女が向かったのは奴良組に三つ目八面として潜伏していた、山ン本五郎左衛門のもとだった。





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  • 玉章と鞭の中の人
    某キャスターとマスター -- 松永さん (2013-10-21 09:13:00)
  • 作戦力自体は 京妖怪より優れてる位なんだが、鞭と袖モギ様以外 あんまり活躍出来てないな
    犬神に至っては使い捨てすぎだし -- パキスタン (2013-11-28 19:35:01)
  • 犬鳳凰は文字通り噛ませ犬だったな -- 名無しさん (2013-11-28 22:07:36)
  • 京妖怪は羽衣狐様初め幹部が強力、かつ敵である花開院の陰陽師が戦い慣れていないから作戦は不要だったとも取れる -- 名無しさん (2013-11-28 22:20:20)
  • ↑圧倒的な戦力を整えて 強力な幹部と
    数の暴力で制空権確保な羽衣狐様連合軍に対して
    どうしても四国は不意打ちに頼ってたな -- 名無しさん (2013-12-29 19:10:29)
  • 初登場シーンでもページの境目で見づらい犬鳳凰さん… -- 名無しさん (2014-03-02 01:18:18)
  • 氷麗=シロちゃん -- 名無しさん (2014-06-18 22:37:58)
  • 雑魚妖怪も京妖怪に比べて格段に弱そうだったな -- 名無しさん (2015-01-08 20:00:59)
  • アニメ版はより扱いが悪すぎ。決戦前に犬鳳凰は人間状態の三羽鴉にカウンター喰らって焼け死んだし -- 名無しさん (2016-05-08 23:44:04)
  • 犬鳳凰さん原作だとマジで数合わせぐらいの役割しか無くて草生える -- 名無しさん (2019-03-28 19:27:40)

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