登録日:2012/07/12 Thu 02:17:58
更新日:2024/04/13 Sat 15:40:19NEW!
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さて────いよいよだな。
めくるめくスリリングなショーの幕開けだ!
速水玲香誘拐殺人事件とは、金田一少年の事件簿での事件の1つであり、かつて金田一少年が解決した事件のうちの一件。単行本26巻~27巻に収録。全9話。
テレビドラマでは第3シーズン第6話として2001年8月25日に、テレビアニメでは第47話~第50話として1998年5月18日~6月8日にかけて放送された。
Fileシリーズ最終回の作品。
登場する怪人は「道化人形」。
アニメ版の容疑者リストの順番は上段が左から鏑木、玲香、保之で下段が三田村、小渕沢、真奈美、逆井の順でバックは薄い緑色。
玲香は雪夜叉伝説殺人事件以来2回目の容疑者リストに載る。
以下、ネタバレにご注意下さい。
【あらすじ】
一たちともすっかり顔なじみとなった人気アイドル・速水玲香が、今回も事件に巻き込まれる。
舞台稽古の終了後、何者かに誘拐される玲香と彼女のマネージャー・安岡保之。
玲香の所属事務所である鏑木プロダクションには、「道化人形」を名乗る人物から身代金を要求するビデオテープが送られ、受け渡し人に金田一一を指名する。
指定された場所に身代金を持って行く一だったが、その途中で思わぬ事故に巻き込まれ、受け渡しは頓挫してしまう。
そして「道化人形」から舞い込んだ一本の電話───「二人ハ殺シタ」。
【登場人物】
- 安岡保之(やすおか やすゆき)
CV:高木渉/演:岩本恭生
玲香のマネージャー。42歳。鏑木葉子の甥。
冴えない小物っぽい感じの男だが、マネージャーとしての誇りは高い。
道化人形に襲われた際、玲香を守ろうとするも2人とも誘拐されることになり、
監禁場所においては、「助かった後のスキャンダルを避けるために、男女別々の部屋にしてほしい」と道化人形に懇願し、
道化人形からは「マネージャーの鑑」と称賛された。
身代金受渡しの失敗後、玲香の目の前で射殺。遺体は山梨県河口湖で発見された。
哀れな被害者という印象を与えたが、いつきの調査により、鏑木プロ乗っ取り未遂を初めとした様々な問題行動が浮かび上がってくる。
ドラマ版で彼を演じたのはものまねタレントの岩本恭生氏。
- 逆井成美(さかい なるみ)
CV:松谷彼哉
鏑木プロダクションスタッフ。23歳。
玲香専属のメイク係。
身内の入院費で金に困っていた。
鏑木の素性を理解しており、プロダクションにも見切りをつけている。
- 鏑木葉子(かぶらぎ ようこ)
CV:鈴木れい子/演:浅香光代
年商は数十億とも言われている、鏑木プロダクション社長。52歳。
表向きは人情に厚い親切な一面を見せ、玲香を養女にしようとしているが、本性は冷酷非情で、金への執着心が半端ない強欲ドケチおばさん。
玲香と保之の身代金1億円を要求された際、「もったいないから」という理由*1で、新聞紙の偽札束を渡そうとした。
しかも犯人から「警察に報せたら、2人の命は無い」と言われていたにも関わらず、独断でためらい無く警察に報せた*2。とことん性悪。
その後、甥の保之の遺体を見ても、顔色一つ変えずに淡々としていた。(逆井曰く、保之には昔から手を焼かされていたので、厄介者がいなくなって、清々したらしい)
ちなみにドラマ版で彼女を演じたのは、大女優であるミッチーこと浅香光代先生。
1億円を出し渋った理由に付いては、ドラマでは所属が三田村と玲香の二人だけの小さな事務所である為、そんな大金は簡単には出せない…という、原作に比べると一応は納得のいく理由となっている。
- 小渕沢英成(おぶちざわ ひでなり)
CV:金光宣明
鏑木葉子の秘書。35歳。
2年前に大手プロダクションに勤めていたが失踪し、3か月前に着任したばかりらしい。
常に無表情な地味メン。彼のみこれまでの経歴が一切不明だった。
- 三田村圭子(みたむら けいこ)
CV:土井美加/演:いしだあゆみ
ベテラン女優。45歳。名前の由来はもしかしたら三田佳子。
わがままな一面のある玲香とは撮影現場でそりが合う仲とは言えないが、今回の事件において
鏑木の代わりに玲香たちの身代金1億円をポンと用意した太っ腹な女性。
アニメ版ではその理由を「この話が美談として広まれば、大きな仕事が入ってくるから」と語るが…
その後も、玲香を見捨てようとした鏑木たちに嫌悪感を示していたりと、何かと気にかけている。
福岡出身であり、玲香に明太子入りのおにぎりを持ってきた。
- 安岡真奈美(やすおか まなみ)
CV:こおろぎさとみ/演:有森也実
鏑木プロダクションスタッフで、安岡保之の妻。31歳。
メガネをかけた気弱そうな女性。とっても美人。
仲が良かったのか、夫が殺された際、ショックを受けて激しく泣きながら一に八つ当たりしてしまう。
アニメ版では野原ひまわり、ドラマ版では東京ラブストーリーのさとみちゃんの人が担当していた。
- 道化人形(どうけにんぎょう)(ドラマ版:影法師(かげぼうし))
玲香と保之を監禁した誘拐犯。
ピエロに扮し、ボイスチェンジャーで喋る。
潔癖症らしく、監禁中に保之にヒゲを剃るよう強要し、身代金の引き渡し相手に金田一一を指名する。
アニメ版ではやたら愉快なBGMが流れるため、非常にシュールで不気味。
ドラマ版では、真っ黒のシーサーのような面を被った怪人となっている。
- 安岡舞
ドラマ版オリジナルキャラクター。
安岡保之・真奈美夫妻の娘。
【レギュラー陣】
おなじみ主人公。
オープニングではアルバイトとして玲香の影武者を演じるも、寒いギャグやあんまりな女装姿がまずかったのか激怒したファンにボコられ美雪に手当てされていた。
事件発生後は身代金引き渡しの人間に指名され、血のように赤いバラを目印に待っていろと言われたが、
引き渡し場所へ行くと更にあちこち場所を変えられ散々振り回されてしまう。
取引失敗後、「玲香を殺した」という犯人の電話を受け、自分のせいだと絶望しかけるが、美雪の涙ながらの抱擁と激励で、気を取り直した。
誘拐された玲香を助けるべく、探偵としての大先輩であるシャーロック・ホームズばりのアクションを披露している。
多分歴代の事件で、トップクラスに体を張った事件だろう。
- 七瀬美雪
おなじみヒロイン。
病欠した端役の代役に、見た目採用で指名されてしまうが、元々演劇部だったのもありそれが見事にハマっていた。
…現実では、たとえ端役でも、たまたまその場にいただけの一般人(しかも未成年)を代理起用することなど絶対あり得ないのだが。
なお、某推理漫画の主人公とヒロインも旅行先でドラマ撮影に起用された事がある。
今回は恋のライバルである玲香に塩を送る粋な面も見せた。
中盤には、全てに絶望して諦めかけた一を抱擁、涙を流しながら激励した。実に健気で素晴らしい子である。
- 剣持勇
おなじみオッサン。
毎度ながら事件の捜査を担当。
彼の無精ヒゲが、事件解決のヒントとなった。
- 正野
- 中村一郎
- 住吉慎吾
剣持警部と共に、宅配業者に変装して事務所に赴いた。
中村は「幽霊客船殺人事件」、住吉は「証言パズル」に登場した刑事。
ちなみに、中村は「誰が女神を殺したか?」にも、チラッと登場。「幽霊客船殺人事件」のことを匂わされそうになって話を遮っていた。
- 速水玲香
今回の主役にして、薄幸の人気アイドル。
マネージャーの保之と共に、「道化人形」なる人物に誘拐されてしまう。
身代金受け渡しの失敗後、犯人から「(安岡ともども)殺した」という電話が入るが、なぜか路上にボロボロの状態で倒れているところを一に発見され、保護される。
幸い、たいしたケガはしていなかった。タイトルまんまだと玲香が「誘拐殺人」されたようだが未遂に終わったといえよう。
鏑木との養子縁組の話があったが、監禁中に道化人形から警察への通報とニセ身代金のことを聞き、彼女の本性を理解。
保護された後、本人を問いただし、病室から叩き出した。養子縁組も無かったことに。
ドラマ版では超絶ビッチな風貌に変貌。でも中身は一緒。
- いつき陽介
おなじみフリーライター。
鏑木プロダクションの関係者の背後関係について調べるよう、一に依頼され快く引き受けた。
その情報網は確かであり、すぐさま色々な事実を調べ上げて報告してくれた。
- 金田一二三
アニメ版のみに登場。
玲香のファンであり、彼女のサインをもらって大喜び。
身代金受け渡しをサポートするが、途中で食べ物に釣られて引き下がった。緊迫した空気の中でケーキやパフェにはしゃぐシーンは割とKY。
しかし山道を一日中歩いたはずの、玲香の靴に傷が無いことに真っ先に疑問を抱き、それが推理のヒントとなった(原作では一が気づいた)
【ドラマ版のみの登場人物】
- 中山秀征
- 麻木久仁子
芸能人。
一と玲香が出演していたテレビ番組のMCをしていた。
- 水野晴郎
映画評論家。但し、作中での職業は不明。
映画館前で一と待ち合わせをしていた美雪に、もうすぐ映画が始まる事を告げて映画館に入っていった。
- 松村邦洋
一の妄想内にて、寿司を食べ過ぎて太った一として登場。
【以下、ネタバレにご注意ください】
許せない……!!この半年 どうやって奴を地獄に叩き込んでやろうかとずっと考えてたわ!!
安岡真奈美
この事件の真犯人「道化人形」(ドラマ版では「影法師」)。
7年前に鏑木プロダクションの、アイドル歌手として活動していたが、舞い込む仕事は屈辱的なものばかりな上、鏑木の甥だった安岡保之にしつこく言い寄られてしまう。
それでも我慢しながら仕事をこなし、安岡を軽くいなしてきた彼女だったが、
ようやく苦労が報われ、人気も上がってきた頃のある日、暴漢にレイプされスキャンダルとなり、芸能界を追われ絶望のどん底に陥る。
そんな中、手を差し伸べて来た保之の言葉にほだされ結婚する。
しかし、レイプ事件は保之が彼女を手に入れるために暴漢と共謀して起こした自作自演であり、物語の半年前にその事実を知った彼女は復讐を決意する。
そして、復讐の方法をとある人物に教唆され、殺人を決行した。
そもそも玲香の誘拐は、保之と2人で計画した狂言誘拐だった。
保之の目的は、『新聞紙を束ねた偽の札束を玲香に見せ付け、鏑木の信頼を失墜させて、玲香と鏑木の養子縁組を破綻させるため』だったが、真奈美はそれを利用し『最初から保之だけを殺す』つもりでいた。
しかし、鏑木の方は二人の予想通りにケチって偽の札束を用意したのだが、『話を聞きつけた三田村が、代わりに本物の1億円を用意してしまう』という予想外のハプニングが発生。
そこで、取り引きを失敗させるために「バスの出発時間ギリギリに乗れ」「今すぐバスを降りろ」などの無茶な行動を指示、それをクリアしてしまった場合の「保険」として、吊り橋に細工を仕掛けた。
さらにアニメ版では、『保之を殺し玲香にも養女の話を断らせることで、いずれ鏑木プロダクションを自分のものにするつもりだった』と語っている。
教唆した人物の助言通り、保之に髭を毎日剃らせ、更に玲香を利用した鉄壁のアリバイを作り上げ、保之殺害を実行した。
なお、彼女が事務所にいる時に「道化人形」から掛かってきた電話の主は保之であったと思われる(変声機を使用する事で、中身は違えど声だけで道化人形を二人の人間が演じる事は可能なので)。
保之を殺害後、銃口を玲香に向けるも、彼女を殺す気は最初から無かったため、最後の弾をわざと外して「弾切れ」という口実を作り、銃で彼女を殴って気絶させる。
死亡推定時刻をごまかすために保之の死体を河口湖に沈めた後、気絶したままの玲香を道路の脇に放置。服や靴、体に汚れを付けておき、彼女がさも『自力で脱出して一日中森の中をさまよった末に、そこまでたどり着いて気を失った』かのように見せかける。
そして証言者となる玲香の記憶を狂わせて、事務所スタッフがいた日に殺されたと思い込ませた。
しかしながら一は「(営利目的の誘拐だとしたら)どうしてわざわざ取引を失敗させるような無理難題を何度も言ってきたのか」と疑問を持ち、玲香が一日中森の中をさまよっていたわりには靴が傷ついていないこと、ずぼらな性格の保之が1日髭剃りをさぼっていた際の髭と翌日に剃った長さの違う髭がシェーバー内に残っていた事でアリバイが崩れたこと、
更に犯人しか知りえないはずの一言を咄嗟に口走ってしまったことが、動機と犯行の露呈に繋がってしまう。
一を責める際、「踏み板が外れたなんて言い訳にならない」という台詞を言ったことが致命傷となった。一はたしかに吊り橋から落ちたが、それは『吊り橋のロープがボロボロになっており、一の重さでロープが切れた』からであった。真奈美は自分が仕掛けた罠が成功したと思い、口を滑らせてしまった事で一に犯人だと見抜かれてしまった。
真相を暴かれた後は別人の如く豹変し、捨て台詞を吐いていたが、犯罪計画を台無しにされたとして教唆した人物に見限られ、自殺に見せかけて毒殺された。
クズな被害者に人生をぶち壊されたという彼女の動機は哀れだが、罪のない玲香や一を巻き込んだことや、ラストでの態度がいかにも小者っぽいことから、読者からもあまり同情されない気の毒な人。
玲香と一を巻き込んだのは後述の「殺人教唆を行った人物」の意向が大きいが、その指示に反論もせず従った真奈美にも無論非がある。
ドラマ版では、娘・舞がいる設定。また、教唆した人物が未登場だった為、毒殺はされず、本当に自殺しようとしたが、玲香の説得で娘の舞のためにも生きて償うことになった。
- 安岡保之
その実像は、金持ちのボンボンにありがちなクズ男。
真奈美に惚れ込んでいたためか彼女を自分のモノにするために暴漢たちに金を払い、彼女を失意のどん底に突き落としておきながらそれを救うという自作自演を行った。
(しかも、その時の共犯の後の台詞からすると、真奈美を直接レイプしたのは彼であり、共犯は真奈美の身体を押さえていただけである)
また女癖も相当悪かったようで、真奈美と結婚する前は勿論のこと、結婚後も結構な頻度で女にちょっかいを出していた模様。逆井成美もハッキリとは言わなかったが、言外に夫婦仲が良くないこと、女癖が悪いことを「…どうかしら?」という台詞で暴露されている。
他にも鏑木プロダクションを乗っ取る計画を立てたこともあり、普段から彼に甘かった鏑木も、この時ばかりは激怒したようである。
自分が後釜に座るはずの鏑木プロダクションが玲香の手に渡ることを防ぐため、鏑木の本性を玲香にバラそうと狂言誘拐を行い、養子縁組を潰そうと企んでいた。
狙いは当たったものの、その後自分が殺されるとは思っていなかった。
甥とはいえ、 金や権力に対する執着心の強さは、まさに鏑木の血であろう。
- 安岡舞
殺害された父親は犯罪者で、真犯人は母親と、ドラマ版では最大の被害者。
改心した母親が償いのためにも生きる道を選び、自身は鏑木に引き取られたのが、せめてもの救い。
- 鏑木葉子
実は末期の癌に侵されていて、余命いくばくもない状態だったが、鏑木本人はそのことを知らなかった(自分でも「何か体調がおかしい」ぐらいは感じていた模様)。
真相解明の場で、真奈美からそのことを告げられて初めて事実に気付き、事件の後は放心状態になっているという。
逆井からも「鏑木プロは終わり」と見限られるようになった。
その指摘から後釜や後継者も育てなかった事に加え、
アイドル時代の真奈美には相当冷たく接していたらしく、「あんたのせいで屈辱的な仕事ばかりやらされた」と糾弾されており、
また折角人気が出てきて、稼げるようになってきた時期にも、ガードマンを付けていなかったことが伺え(多分「もったいないから」だろう)、
正直プロダクション社長としてのカリスマ・手腕も疑わしいレベルである。今までよく存続できていたものだ…。
その後に申し訳程度に、プロダクションスタッフとして雇っているとはいえ、これでは恨まれても仕方がないと言える。
尚、アニメ版ではこのくだりはカットされている。
ドラマ版では単にケチなだけのおばはんとして描かれており、真奈美の逮捕後は孫も同然の存在である舞を引き取るなど、原作に比べれば少しだけマシな人物となっている。
- 三田村圭子
本人の口から明言は避けられたものの、速水玲香の本当の母親であることを匂わせている。
事件後初の稽古では、本来怒りのあまり玲香をぶつ場面で、涙を流しながら彼女を抱擁している。
一時安岡と密会したのも怪しい関係ではなく、玲香との関係を出汁に脅しをかけられたのが真相である。このようなスキャンダルを呼び玲香に更なる苦労を掛けることを見越していた彼女は、一にはもちろん、玲香自身にも明確な事実を告げることはなかった。
玲香の母ということは、小城拓也の母親である可能性が高いが彼の話題は一切出ないので関係は不明。
幼少時代の玲香が誘拐された際、父親が死亡し小城は母親ではなく養父母に引き取られたとされているので
この時点で玲香とは別れて暮らしていた事になる。
(以下、更なるネタバレ)
鏑木プロの小渕沢ですよ!
──そしてもうひとつの名は……
「地獄の傀儡師」──と言いましてね!
小渕沢英成
終始地味に、鏑木に忠実に尽くしていた彼。
その正体は地獄の傀儡師・高遠遙一。
なお、本物の「小渕沢英成」がどうしているかは作中では明かされておらず、いつきが情報網を駆使しても経歴が分からなかった事から、小淵沢は高遠が作り出した架空の人物である可能性もある。
実は道化人形のセリフに「血のように紅い薔薇」と言う、「魔術列車殺人事件」のときに使ったフレーズがあり、さり気ない伏線となっている。
金田一少年の事件簿はサザエさん時空の推理物であり、物語自体への伏線は少ないため、気づかなかった人も多いのではないだろうか。
保之殺害を決意した真奈美に殺人のシナリオを伝授したが、真相を暴かれた後の彼女の態度を「醜い」と評し、死の制裁を下す。
事件後、一の前に堂々と姿を現し、「負けたわけではない」という捨て台詞を残して消えた。
なお、過去の自分のケアレスミスを棚に上げて実行犯のミスを徹底的に糾弾するという高遠のスタンスはシリーズの中でも批判されても致し方ない物と言える。こうした彼の悪癖は今後のエピソードでもしばらく続くものの、弁護しておくならば彼なりに成長したのか獄門塾殺人事件を最後にそれ以降は特に見られなくなる。
真奈美のミスとされている3つの内、「犯人しか知り得ないことを口走った。」*3と「玲香の靴を汚しただけで傷を付けなかった。」は彼女一人のミスと言えるが、
「保之が1日髭剃りをさぼっていた際の髭と翌日に剃った長さの違う髭がシェーバー内に残っていた」ことについては高遠が真奈美に犯行を終えた後、
シェーバー内の髭もしくはシェーバー自体を処分しておくように指示しておけば防げたミスでもあるため、自らのミスを責任転嫁しているとも言える。
高遠が他人に殺人を教唆するのは原作・アニメ共にこの事件が初めてである。
ちなみに3か月前から秘書になったと言う経緯から「魔術列車殺人事件」から最低でも3か月は経過している模様(3ヶ月前に表れたのは本物の小渕沢で、後で彼を殺すなりなんなりしてすり替わったと言う可能性も否定は出来ないが)。
【謎解きについて】
単純な犯人当てに関してはかなりわかりやすいが、「犯行のすべてが金田一の目の届かないところで行われている」という変則パターンであるせいで、メイントリックは非常に高難易度。
有栖川有栖著『マジックミラー』の「アリバイ講義」を引用すると、「(アリバイの)証人が錯覚をしている場合」に当てはまるトリックでありながら、
その「(証人である玲香が)錯覚したもの」の描写が、事件を追う金田一の視点から読む読者には分かりづらいというのも、難易度を上げる一因になっている。
物証となるヒントはほぼ靴と髭剃りの二つしかない(実際にはシェーバーで剃った髭はあそこまできれいに残らないと思うが)。
メタ的なヒントも「サイレンの音は12時に鳴る」、「なぜか取引後から丸一日連絡して来ない犯人」くらい。
歴代でもかなり難しい部類に入ると思われる。
【原作との相違点】
◇アニメ版
フミが登場する。そのため、山で一からメモを受け取る人物が通りすがりの少年からフミに変更。それに伴い、玲香の靴に傷が無いことに気づくのが、一からフミに変更。
冒頭の玲香の追っかけ集団の中に、タロット山荘殺人事件の滝下間太郎がいる。
誘拐事件前、小渕沢から玲香に赤いバラの花束が手渡される。
身代金要求の媒体がビデオテープから手紙と監禁された二人の写真に変更。
玲香が監禁された日程が、「9月10日~13日」から「5月18日~20日」に変更。これは元々原作の雑誌掲載日に合わせていたものを、アニメ放映日に合わせて改変したもの。
真奈美が一を突き飛ばした拍子に電話機が落ち、事務所内の会話が電話に録音された。この録音が犯人特定の証拠となった。
いつきは金田一に呼び出される形で病院を訪れる。また頼まれた際に「またか!?」と発している。
トリックの解明と犯人指摘の順序が逆になる。
鏑木葉子が癌であることが宣告されない。
7年前の真奈美が襲われた事件の概要がぼかされている。雑誌記事の「レイプ」という表現が無くなっており、「事件が面白おかしく報道された」とだけ語られている。
◇ドラマ版
設定がリセットされているので、一と玲香は小学校時代の友人設定。父親は中学校の頃に亡くなっている事になっている。
一が玲香の初恋の人としてTV出演する。
一は玲香を呼び捨てで呼ぶ
佐木竜太が登場。
逆井成美、小渕沢英成、高遠遙一は登場しない。
怪人名が「影法師」に変更、容貌も黒尽くめのものに変更。
一が吊り橋の綱を切らず、足をただ踏み外すだけに変更。
安岡夫妻の娘・舞が登場。
安岡はタバコを吸わず、逆に三田村が喫煙者になっている。
いつき陽介が登場せず、鏑木プロの裏事情を提供する役が剣持に変更。
吊り橋の板の細工は原作の板に切れ目を入れるか}ら中が空洞の板を使用したに変更。
一の推理で玲香の服の汚れと安岡が湖に捨てられた理由を話してない。
アリバイトリックの説明時、監禁場所で玲香を一人で見張ることになった安岡が酒盛りして時間を潰しているイメージ映像が挿入される。
安岡真奈美が死亡しない。
一が吊り橋から落ちそうになっていた時に美雪が駆けつけ助けようとする。しかしその事でちょっとした喧嘩になってしまい、ラストで美雪が本心を言えず「これからも幼なじみでいようね」と言ってしまう。また仲直りしないまま終わっており、次回までその事を引きずっている。
追記・修正は紅茶に砂糖を入れてからお願いします。
▷ コメント欄
- コメント欄をリセットしました -- 名無しさん (2017-04-24 22:06:51)
- 踏み板発言って何の証拠にもならないよね。「つり橋から落ちたって聞いたら踏板が外れたって思うじゃない」って言われたらそれまでだし -- 名無しさん (2017-05-21 18:05:18)
- 吊り橋から落ちたっていっても、踏板が外れた、ロープが切れた、足を踏み外した、と、可能性は考えられる。その中からためらい無く「踏板」を選んだというのは、不自然でしかないよ。 -- 名無しさん (2017-07-09 22:43:00)
- しかし、犯人が「殺した」はずの玲香が生きてた時点で、相当不自然なんだよね、この事件・・・あれだけの計画を練った犯人が、銃で殴るだけで生死も確認せず放っておくとか・・・ -- 名無しさん (2017-07-09 22:44:28)
- 安岡は玲香に養子縁組を阻止することには成功出来たが、自分も計画に利用されて命を落とすとは皮肉な結果になった -- 名無しさん (2017-07-12 10:11:50)
- ドロドロ芸能界の暗黒面を見せ付けられたような、印象深い話だった -- 名無しさん (2017-07-18 07:21:26)
- マンガでは犯人がボイスチェンジャーを使ってたが、実は声紋解析で元の声を解析できて犯人の身元が知られてしまうので、ドラマではパソコンの電子音声を使っている -- 名無しさん (2017-07-28 10:06:19)
- 無精髭を思う度に金田一の「髭を剃るのをさぼちまったんだよ!」という台詞が脳裏をよぎるwwwww -- 名無しさん (2017-09-11 21:17:29)
- 自分に甘く他人に厳しい男高遠 -- 名無しさん (2017-09-20 00:46:29)
- 日にちズレトリックと動機は予想できたけど決め手の物証とされたヒゲに関しては運要素強すぎな上に、安岡は毎日ヒゲ剃るように言われたことを何故疑問に思わなかったんだろうかというあたりでイマイチしっくりこないトリックだった -- 名無しさん (2017-10-21 22:03:15)
- ヒゲの長さの違いも長い方は誘拐されて剃れって言われるまで伸ばしてた方で回避できたと思うんだが… -- 名無しさん (2017-11-14 12:34:41)
- 安岡も糞だがレイプ事件をスクープにして手のひら返しする芸能界の闇も生々しかった -- 名無しさん (2017-12-12 19:30:13)
- 犯人の事件簿でこの話をやったら、真奈美さんの内心が非常に気になる -- 名無しさん (2017-12-12 19:46:04)
- 髭のやつ穴すぎて笑う 処分するなり殺す前だけ剃るなり色々あるし髭なんて長さ違うだろって思ってしまった -- 名無しさん (2017-12-13 15:36:48)
- ↑2安岡が「スキャンダルを避けるために、男女別々の部屋にしてほしい」の発言を聞いて、よくもそんな事が言えたもんだなと憤慨してそう -- 名無しさん (2018-01-21 08:06:44)
- ↑実際憤慨してるだろうな。人のうわさ話に上っちゃうほど、安岡の女癖が悪いのは周りに知れ渡ってたんだし。しかも既婚者なのにその態度だから、余計にタチが悪い。 -- 名無しさん (2018-02-09 11:16:32)
- ↑「こいつだけ外に転がしとくか……」とか「どのくちがいうとんねん‼」とか言いそう。 -- 名無しさん (2018-02-23 21:42:27)
- ドラマ版で、唯一覚えてる話だったけど、原作だと社長最低だな -- 名無しさん (2018-03-08 00:33:01)
- ↑9それも打ち合わせて計画してたことだったとしたら? -- 名無しさん (2018-06-08 21:44:31)
↑すぐポカーンってなって高遠に助けを求めるなど、真奈美本人の頭の悪さが全開になる話になりそう -- 名無しさん (2018-06-22 01:42:39)
- ↑11証拠が偶然から生まれてしまうのはよくあること。 -- 名無しさん (2018-10-10 20:36:28)
- 真奈美と高遠の出会いが気になる。もし「犯人たちの事件簿」でやるのなら、ダンナや高遠に振り回される話かなあ。 -- 名無しさん (2019-01-02 15:25:43)
- ↑本編ですら高遠なんかのために影薄くされたというのに不憫な話だ -- 名無しさん (2019-01-02 22:32:26)
- ↑2このコメント見て気づきましたけど、確かに高遠が殺人教唆を行った事件で唯一、高遠が実行犯との出会いが描かれていない事件だった。 -- 名無しさん (2019-01-03 23:31:20)
- 原作の真奈美「アハハハハハ・・・!!」 犯人たちの事件簿の真奈美「なんか急にコーヒー飲みたくなってきた」 -- 名無しさん (2019-12-20 19:53:24)
- 一応、麗香のために金を出すっていうシーンが伏線になってるのはわかるが、それまでに実の母親がどういう人物なのかっていう前置きが一切ない状態なんで、どうも三田村=実母と発覚のながれに唐突感が否めないのよな。一との会話もあっさり終わっちゃうし -- 名無しさん (2020-03-02 14:43:04)
- ドラマ版では娘のために自殺を思い留まったけど、刑期を終えて出所した真奈美さんが「レイプ犯に産まされた子供」をちゃんと愛せるのか不安で仕方がない -- 名無しさん (2020-04-12 01:38:47)
- 三田村さん経歴は→結婚及び出産→どうしても女優業に打ち込みたくて離婚→その後タロット山荘事件の元になる事件が…って感じ?女優であるために全て捨ててしまった、みたいなこと言っていたし、もう少し掘り下げた上で再登場ほしかったな~。 -- 名無しさん (2020-04-21 20:40:42)
- 犯人たちの事件簿でもモヤモヤだったよ -- 名無しさん (2020-07-23 12:45:33)
自作自演を企てた結果、自作自演によって報いを受けたって意味では皮肉。被害者も犯人も -- 名無しさん (2021-01-28 17:28:32)
- 鏑木葉子52歳。安岡保之42歳。安岡の親(どっちかは分からん)は鏑木と随分歳が離れてるな。 -- 名無しさん (2021-04-03 12:26:07)
- 「吊り橋が壊れて落ちたって聞いて、多分踏み板が外れたのかなとか勝手に思っちゃっただけよ!」とか言い逃れされたら決定的な証拠にはならないよね、踏み板がいきなり外れることも現実的には普通にありえるんだし。疑うきっかけとしてはともかく犯人を自白させる最後の決め手の手札としては微妙な証拠 -- 名無しさん (2021-04-08 20:20:28)
- ↑むしろ「人が乗ったらロープが切れた」は基本的にフィクションの出来事だったりする。ロープ(主索)は常に人より遥かに重い「吊り橋自体」を支えているので、それに人1人分が加わっただけで切れるほど劣化したなら、まず人が通る前に横風か雨で切れるから -- 名無しさん (2021-05-01 22:20:16)
- 高遠が以前の自分の教科書レベルの失敗を棚に上げて実行犯に重罰を与えることに関しては、この時点でもう作中の誰か(金田一辺り)にちゃんとキッチリ批判させとけば「そういうキャラとして作者が意図的に作ってるなら仕方無いな」となって、読者からの批判もある程度減ってたんじゃないの?と思うが -- 名無しさん (2021-05-11 00:53:12)
- 高遠が犯人を唆す話って、大体犯人がミスってボロを出し、それを金田一が見つけて事件解決、そして高遠はそれにキレて犯人を殺す場合が多い。それは極力直接の証拠を残さないようにすることで高遠の計画の完璧さを演出し、また自分の芸術犯罪にケチをつけた犯人を殺させることで高遠の異常性を際立たせることの、2つの効果がありますね。 -- 名無しさん (2021-07-22 22:37:54)
- ↑正直高遠は既に素顔も本名も大々的に指名手配されてるんだから今更証拠消すも何もないだろう(何なら存在を自分から直接アピールしてきてる)。犯人のミスを愚かだとか罵倒して殺すのも、高遠自身も結構なヘマした過去があるせいで異常さ以前にちょっと小物過ぎないかと思ってしまう。今回みたいな高遠の指示の甘さも負けた一因である場合は尚更 -- 名無しさん (2021-07-22 22:50:54)
- 高遠のあれは、完璧主義の父親に八つ当たりされながら大きくなった結果、皮肉にも結局嫌ってたはずのクソ親父と同類の大人に育ってしまったという皮肉といった所かな。まぁよくある話。 -- 名無しさん (2021-08-01 23:05:31)
- ↑3獄門塾の時とか堂々と正体現した後に正面から殺してんだから今更証拠隠すも何も無いのでは・・・ -- 名無しさん (2021-08-23 19:34:53)
- 自殺する人が紅茶に砂糖入れて飲むか?←よくまとめサイトとかでネタにされがち -- 名無しさん (2021-10-31 17:13:43)
- ↑6 金田一の決死行のときは高遠の完全敗北なのに逆に「筋金入りのマジシャンだ」とフォローしてしまったからな -- 名無しさん (2021-10-31 17:29:02)
- 誘拐を利用したアリバイトリックには感心したけど高遠の言い分に納得出来ないのも確か。ポケモンバトルで負けた時に「自分がゲットしたポケモンが弱かったせい」「相手の攻撃がたまたま急所に当たったせい」と言ってるようなものだと思うので。 -- 名無しさん (2021-12-06 12:23:46)
- コナンから入ってた身としてはなんだかんだ誘拐された人質は助かると思ってたから、安岡が殺された時は普通にショックだった -- 名無しさん (2021-12-18 12:49:31)
- ↑あれで誰も死ななかったら「殺人事件」ってタイトル詐欺だし。しかし玲香ならともなくあんなモブ同然のおっさんが殺されてショック受けてくれる人がいるなんて安岡も草葉の陰で喜んでるだろうなぁ。 -- 名無しさん (2021-12-18 13:19:25)
- 暴行、誘拐、監禁、脅迫、拳銃使用と山ほどの余罪が加わる上(しかも巻き込む相手は超有名人)にキンダニまで呼ばれるとか、高遠に頼るリターンとリスクが釣り合って無さすぎる。深夜に酔っぱらって帰り道を一人で歩いてる所を殺した方がまだマシだった説 -- 名無しさん (2021-12-21 10:04:47)
- ↑あの旦那は職業的にも性格的にもあちこちから恨み買ってそうだし充分に捜査撹乱させられるよなぁ。最悪逮捕されてもせいぜい7、8年でシャバに出られるだろうし、ぶっちゃけ高遠さんのプランに乗るよりコスパええわ。 -- 名無しさん (2022-01-13 21:36:09)
- 「丸一日寝かせといた間に色々やる」メイントリックと、その証拠が「二日分伸びた髭」なのは泡坂妻夫の短編からパチッてるんだけど、誘拐事件に落とし込む手際はかなりスマートだと思う。 -- 名無しさん (2022-05-30 21:14:39)
- しかし「レイプ被害の心の傷で表舞台に立てなくなった」ならまだしも、「この人レイプ被害者のイメージついちゃったから連ドラとかCMとかお~ろそ!」ってなるこの世界の芸能界マジで終わってるよね -- 名無しさん (2022-05-30 21:17:15)
- 金田一の世界では医療関係者にろくでもない人間が多いけど、玲香ちゃんがいる関係か何気に芸能関係者もろくでもない人間が多い。 -- 名無しさん (2022-06-07 23:15:26)
- もともと真奈美さんはアイドル時代から鏑木社長から裏の「仕事」をさせられたみたいだ それで高遠の自己満の犠牲者になって、何なんだ彼女の人生って -- 名無しさん (2022-06-19 12:16:12)
- 芸能界は、お客様は神様、普通の仕事とは違うって言い訳して倫理もコンプラもない状況になりがち。芸能人は労働者と見なされないし、日本には力のある組合もないからなおのこと。デレステが芸能界の光の部分だけこし取ったものなら、金田一は闇の部分を抽出してると言える。 -- 名無しさん (2022-06-28 11:29:15)
- ↑5 言い方悪いが、「女」を売り物にしてるのに女としての評価が落ちちゃってるから、そういう行動する奴は現実でもいそうだけどな -- 名無しさん (2022-06-28 11:56:35)
- ドラマを降ろされたと言うけど、無理にドラマに出て好奇の目にさらされたら、精神的にもっと追い詰められた可能性はある。事務所や番組制作側の意図は分からないけど、出さないというのが一概に芸能界の闇とは言いにくい気はするが。 -- 名無しさん (2022-06-28 12:24:57)
- 安岡は鏑木社長の事を「伯母さん」と呼んでたがこの表記だと安岡の親が10歳以下のときに安岡が生まれたって事になる -- 名無しさん (2022-09-11 13:52:03)
- 自殺する人が紅茶に砂糖入れて飲むか?←自殺する人間は砂糖を入れないなんてなにかデータあるんですか? -- 名無しさん (2022-12-11 12:04:32)
- いやそういう話じゃないから -- 名無しさん (2022-12-11 12:12:56)
- ↑ではどういう話なんですか? -- 名無しさん (2022-12-11 12:17:00)
- あれって要は雰囲気的に全く自殺する気配を感じなかったってことでしょ。でもそれじゃ推理漫画的に論理性にかけるから…言うなれば読者を納得させるためのこじつけ。 -- 名無しさん (2023-01-01 07:14:20)
- 玲香が誘拐犯に従順な女の でどういう口実で気 -- 名無しさん (2023-03-12 20:06:01)
- 玲香が誘拐犯に従順な女の子で逃げだそうとするそぶりを見せなかったら どういう口実で11日に気絶させてたか気になる。 あといくら安岡が毛深いからって長い髭(2日間伸ばした髭)と短い髭(1日間伸ばした髭)であんな長さに差があるとは思えなかった。 -- 名無しさん (2023-03-12 20:10:21)
- フミは好きなんだけど、アニメだとやたら出番増やしてゴリ推し?されているのがな~。この回では誘拐の最中に緊迫した部屋で一人嬉々としてハンバーグパクついているのが、子供とはいえ狂気を感じた。逆にキャラの整合性が…。 -- 名無しさん (2023-06-08 20:32:14)
- 犯人と被害者の両方がクズな事件ってこれと蝋人形城くらいしか思いつかない -- 名無しさん (2023-08-05 18:01:09)
- ↑3 気絶させなくても寝てる間に薬かがせるとかすればいい(たぶん気絶させてるときにも薬は使ってる) 髭にかんしては鑑識に回せば何日前のかわかるとハッタリかませばいい -- 名無しさん (2023-08-05 18:19:16)
- ↑2 異人館村の方が大概じゃないか? -- 名無しさん (2023-08-05 18:33:48)
#comment(striction)
*2 一応結果論で言えば正しい判断ではあった。彼女の通報で来た剣持がバックアップに着いていなければ、一は吊り橋から転落して激流に呑まれた後誰にも助けられず命を落としていたかもしれない。
*3 こちらに関しても、元は高遠のリサーチ不足により三田村が玲香の実母だと把握していなかったのが発端で、本当に出されてしまった身代金が引き渡されないよう急遽様々な工作を施すこととなったために起きたミスである。また一の行く手を妨害するための数々の工作により「これは実はただの営利目的の誘拐事件ではない」と気付かれることにも繋がってしまった。
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そうかも。
長年の疑問なんだけど玲香を気絶させたのは高遠?
状況的に安岡夫婦が先回り(玲香の部屋は4階より上)するのはどう考えても無理。
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