灰原由起夫

ページ名:灰原由起夫

登録日:2010/04/07(水) 21:41:58
更新日:2023/11/20 Mon 13:13:13NEW!
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まほらば 小説家 ジョニー ネタバレ項目 真秀場 堀内賢雄 バラさん 灰原由起夫



はいばら ゆきお


まほらばの登場人物
声:堀内賢雄
誕生日不明
35歳
身長183cm
体重70kg


鳴滝荘6号室の住人。極端に無口で、他人との会話はパペットのジョニーが代わりに行っている。
ジョニーがないときは全くしゃべれず、筆談を使用したこともあるほどの対人恐怖症


本職は小説家でそれなりに安定している。


存在感が希薄で、他の住人から忘れられることもしばしば
特に漫画のキャラ紹介やグッズでは完全に忘れられている。
ジョニーからも「なんつーか、お前って浮いているよな」と言われる始末。


いつもタバコを吸っていて、暇なときはよく庭の池で釣りらしき事をしている(ただ竿を垂らしているだけ)。
釣りをする理由は、そうすると小説のアイディアが浮かぶから。


☆流星ジョニー
灰原由起夫が手に付けているハンドパペット。
灰原が話すべきことを代弁するが、口が悪い。
ジョニー曰く自分が本体で灰原はオマケであり、ジョニーとしては自身を一個の生命体として扱っている。


天敵は金沢魚子で体(人形)を奪われた後「いぬ夫」と命名され、なんとか取り戻そうとするがさらに体を奪われる屈辱を経験している。


以下過去話とジョニー誕生秘話









灰原は小説家を夢見て上京したものの、諸々に打ちのめされた際に梢の曾祖父・蒼葉総一朗と出会い、鳴滝荘で書生として働きながら作家デビューまでこぎつけた。


そして、総一朗が孫夫婦と一緒に暮らすというので邪魔になると思い、積年の礼を述べ鳴滝荘を後にした。


作家として軌道に乗り、多忙な日々が続く中でも総一朗とは単行本が出る度に本を送り感想文を受け取るといった交流を続けていた。


ある時、感想文がぱったり途絶え
総一朗のことを心配しながらも仕事に励む灰原の元に訃報が届いた。


喪失感に包まれる中、灰原は葬式の場で一人佇む少女と、言い争うその子の親らしき男女を見た。


葬儀から数ヵ月後が過ぎ、少女と男女のことが気掛かりになった灰原は再び鳴滝荘を訪れた。
そこにいたのは、葬式の時にいた少女ひとりだけだった。


いろいろ尋ねたいことはあったが、対人恐怖症と初対面かつ子供という状況に灰原はどうして良いものか見当もつかなかった。


困り果てた灰原の目に犬のパペットが映った。

それは、まさに光明!

一筋の光であった!!


その時、ジョニーと灰原は一心同体となった。


少女=蒼葉梢から事情を聞いた灰原は一つの決心をした。
「両親が帰ってくる日まで、最悪その日が来なくても
梢は必ず一人前に育てよう」


そして鳴滝荘の管理を受け持ち、梢の身の周りの環境を整えたり、不器用ながらも親代わりとなって梢を育ててきた。


灰原はジョニーがこの話を梢のことで悩む白鳥隆士にして、叱咤した後


…どうか…梢をよろしく頼む


と劇中では後にも先にも一度だけ、ジョニーを介さずにしゃべった。










以下、さらにちょっとだけネタバレ


漫画版最終話において、彼はとある一冊の小説を書き上げた。(一応ジョニー的には日記や私小説の類のものであるらしいが…)


そのタイトルは『真秀場』


もちろん読みは「まほらば」。


間違いなく鳴滝荘での日々を綴ったものであると思われる。


この小説の一部が描かれた所で物語は皆の日常からクライマックスへと向かうため、実はバラさんは最後の最後に地味ながら大事な活躍をしているのだ。


ここで中途半端な蘊蓄を傾けつつ考察すると、「まほらば」という言葉は日本古来から存在する言葉であり、
「完全な」とか「素晴らしい」を意味する『まほ(真秀)』という言葉に漠然と場所のニュアンスを持つ『ら』を付け加えた『まほら』という言葉に、
さらに場所というニュアンスを強調する『ば』を付け加えたものである。
言うまでもないが最高の場所…『まほらば』とはまさに鳴滝荘を指すものに他ならない。


だが、


同義の「まほろば」には『真幌』という漢字を当てる事もあるが、「まほらば」には実は漢字を当てる事は筆者が調べた限りでは無かった。


何故バラさんがわざわざ『真秀場』と漢字で表したのかは不明だが、もしかすると『場』という言葉には「場所」だけではなく「物語の節目」という意味合いもあるので、
素晴らしい場所である「鳴滝荘」とこれ以上ない結末である「ハッピーエンド」のダブルミーニングだったのかもしれない。



…斯くの如くして…


項目は連綿と続いてゆくのである


綴るべきことはこれから先も数多あろうが


この折を一つの節目として


一度追記・修正をお願いする次第である


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