登録日:2012/05/08(火) 23:28:06
更新日:2023/11/20 Mon 10:52:10NEW!
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アメコミ marvel x-men xメン fantastic_four 最強 スーパーヴィラン avengers the_incredible_hulk the_amazing_spiderman 最凶 最狂 地球で生まれたコズミックビーイング オンスロート
「まだエグゼビアなる者がいればの話だなXメンよ、見ての通り奴はもう存在せぬ……今より、そして永久に我は……オンスロート!」
◆オンスロート
「オンスロート(ONSLAUGHT)」は米MARVEL社のアメコミ作品『X-MEN』及び、他のMARVELヒーロー関連コミックスにて登場したMARVEL社でも最大級の悪役(スーパーヴィラン)の一人。
96年の大クロスオーバー「オンスロート」の主役にしてラスボス。
長い歴史の中で多大な矛盾を抱え、また時代の移り変わりの中でデザインや設定が時代にそぐわなくなったヒーロー達の再生企画「ヒーローズリボーン」を前に、MARVELユニバースを全滅させる為に誕生した。
……その後も結局はMARVELユニバースは混乱と矛盾を抱えたままではあるが、この一連の大クロスオーバーはヒーロー全滅の話題性もあり大きな人気を集めた。
カプコンの「MARVEL VS. CAPCOM」でラスボスになってたので覚えている人も居るかと思われる。
【概要】
※以下はネタバレ含む。
80年代初頭に人気No.1を獲得して以降、MARVELコミックスを牽引して来た『X-MEN』は前年に関連タイトル内での大クロスオーバー「エイジ・オブ・アポカリプス」を成功させる等、最大の絶頂期にあった。
そのテンションのまま繋がれた「オンスロート」では、前年を超える衝撃を読者に届けるべく、今度は正史世界で他のヒーローの「死」を巻き込みながらハイテンションな物語が展開されたのである。
【プロフィール】
◆コードネーム:オンスロート
本名:チャールズ・エグゼビア、エリック・マグナス・レーンシャー
身長:不明
体重:不明
特殊能力:極めて強力なテレパシー、マグネティックパワー…etc.
※精神生命体の為、姿はイメージによる。
Xメンの指導者プロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアの傷ついた心が「フェイタル・アトラクション」事件の際に自らの手で消去した後に密かに宿っていた磁界王マグニートーの悪心と結びついて誕生した史上最悪の破壊神。
エグゼビアの精神の奥底に潜みつつ密かに手駒を増やす等、暗躍を重ねた後にジャガーノートの来訪を契機にXマンションの警備が破られた夜に、自らの真実に気付いたエグゼビアと主人格を交代する形で、遂に現世に誕生した。
劇中ではエグゼビアと同一人物かの様な描写をされているが、実際にはエグゼビアとマグニートーの両方の記憶と能力を有している。
尚、最終目的はエグゼビアとマグニートーの理想が明後日の方向に歪んだ結果、全生命の抹消である(何で?)。
誕生当初より星々を喰らう宇宙魔神ギャラクタスにも匹敵すると語られる、エグゼビアの地上最強のテレパシー能力と、地上全ての電磁波を支配するマグニートーのマグネティックパワーを併せ持つ怪物だが、後にファンタスティック4(FF)のリードとスーザンの息子であり、現実改変能力を持つフランクリン・リチャーズと、異世界(エイジ・オブ・アポカリプス)からやって来た、究極のミュータント、Xマンを取り込む事により更に力を強化している。
MARVEL世界を混乱の末に破壊し、倒すのに数多のヒーローの犠牲を必要としたその力から“地球上で初めて誕生したコズミック・ビーイング(宇宙の法則を支配する神とも呼べる存在)”とも呼ばれる。
当初は自らのオリジナルであるマグニートーのイメージを引き継いだ赤い鎧を纏った様な姿をしていたのだが、最終決戦を前に巨大な怪物の姿へと変化。
そして、最終決戦にてハルクの渾身の一撃により鎧を砕かれたかに見えたが、自らの本性であるエネルギー生命体としての姿を現し、最大の進化を遂げた。
……しかし、それが仇となりオンスロートを活性化させてしまう可能性のあるミュータント以外のヒーロー達が自らの身体を犠牲にして実体を与える事で封印を図り、ヒーロー達の志を受け継いだXチームの全力攻撃を受けて遂に倒されたのであった。
【関連人物】
◆プロフェッサーX
本名:チャールズ・エグゼビア
宿主。
実は未来からやって来たXメンの一員であるビショップが訴えていた「Xメンの裏切り者」とはエグゼビア自身だった。
用済みになって以降は、体内で捕虜になったり姿を利用されたりと散々な目に遭う。
◆マグニートー
本名:エリック・マグナス・レーンシャー
直接には接触していないが(※後述)、由来する磁力エネルギーによりヒーロー達に多大な被害を与える。
オンスロートは宿主であるエグゼビアやマグニートーが無意識に避けていた力の使い方をしている為に、同じ力でも被害の規模が段違いである。
◆フランクリン・リチャーズ
強力なテレパシー能力者で、物質に働きかけて世界を創り変える能力を持つ。
その力をオンスロートに狙われ、捕虜とされる。
「ヒーローズリボーン」の世界の創造者。
◆Xマン
本名:ネイト・サマーズ
異世界からやって来たもう一人のケーブルで、矢張り最強レベルのテレパス。
底無しのエネルギーを狙われ、捕虜となる。
◆サイクロップス
本名:スコット・サマーズ
Xメンのリーダー。
綺麗なサイク。
この頃の『X-MEN』誌はストレートな正義の味方路線の為か名実、共にリーダーとしてチームを引っ張る。
◆ジーン・グレイ・サマーズ
サイクの妻でXメンの事実上のサブリーダー。
夫と共に最愛の師との戦いに心を痛める仲間達を導く。
横恋慕組に教授を加えた魔性の女。
◆ジョセフ
本名:エリック・マグナス・レーンシャー
青年にまで若返ったマグニートー(お馴染みクローンでした)。
Dr.ドゥームとの邂逅やオンスロートとの対峙等、イベントが多かったのだが……。
◆Mr.ファンタスティック
本名:リード・リチャーズ
FFのリーダー。
所謂ゴームズ。
息子を奪還するべく最期の戦いに挑む。
◆インビジブル・ウーマン
本名:スーザン・リチャーズ
リードの妻。
母は強し……を見せつける。
【余談】
07年頃のクロスオーバー「オンスロート・リボーン」にて復活しているがX-MENとはあまり関わらず、
オンスロート自体の能力も大幅にスケールダウンされた。そもそもこの作品は全4号のミニシリーズであった。
その後、レッドスカルとプロフェッサー・Xの遺体が結合しレッドスカルオンスロートが誕生したりもするが
いずれも初回のオンスロートのインパクトには及ばない。
追記修正は全生命を滅ぼしてからお願いします。
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- ああそうか、石川漫画って雰囲気がアメコミそっくりなんだ。今気付いた -- 名無しさん (2013-08-27 04:06:02)
- ハゲ -- 名無しさん (2014-08-17 12:08:40)
- コンバットロンのリーダーではない -- 名無しさん (2014-08-17 12:09:29)
- 激鎚オンスロートでもない -- 名無しさん (2014-08-17 13:44:10)
- MtGのエキスパンションでもない。…というか、onslaughtって「猛攻撃」とかいう意味の一般名詞だったはず。 -- 名無しさん (2014-08-17 14:20:13)
- 更に次に行われるMarvelの大型イベントAXISではレッドスカルがオンスロートと化して、アベンジャーズとX-MENの連合軍と戦うという -- 名無しさん (2014-10-08 10:41:01)
- マヴカプのラスボスという印象が強くってなぁ。2段階の戦いを当時は突破できなくて歯噛みしたもんだ -- 名無しさん (2016-05-17 16:29:27)
- 次の実写映画のラスボスっぽいよね -- 名無しさん (2017-02-03 17:24:02)
- うどんは日清 -- 名無しさん (2017-07-04 09:32:07)
- ↑2すでに色々(一周目の世界、ウルヴァリン等)滅んでるのにまだ滅ぼすのかよXMEN世界過酷すぎない -- 名無しさん (2017-07-04 16:08:56)
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