登録日:2011/07/16 Sat 09:32:10
更新日:2023/11/07 Tue 13:45:05NEW!
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mtg 法務官 赤 ファイレクシア ミラディンの傷跡 nph リュウセイ 怒りっぽいウラブラスク シャイなウラブラスク 短気な(ry 成すがままにさせよ 隠れしウラブラスク urabrask the hidden 永遠のリュウセイ・カイザー
「大なる者も小なる者も、すべては大いなる業に力を尽くすべし。」
《隠れしウラブラスク/Urabrask the Hidden》とは、トレーディングカードゲーム「Magic the Gathering」の登場人物。
2011年5月13日に発売されたエキスパンション“新たなるファイレクシア”にてカード化された。
■目次
概要
カーンによってもたらされた「ぎらつく油」によって生まれた、新生ファイレクシアを率いる五人の法務官の一人。
あちこちに噴気孔のある鋼の外殻に溶鉄状の核を内封した、四足獣の姿を持つ男性。
赤の派閥である「静かなる焼炉/Quiet Furnace」を率いる人物である。
新ファイレクシアの地表と核の間に、新たに建造された産業区画“焼炉層”の管理、運営を担う最高責任者であり、あらゆる資源を再鍛錬、精製し他の派閥へ送っている。
熟考を得意とせず、癇癪持ちであり一旦暴れだすと手当たり次第破壊を行うため配下から恐れられ、また、他の法務官はおろか機械の父祖にさえ姿を見せないことから二つ名である「隠れし者」とも呼ばれている。
派閥内は完全分業制となっており、各々が自身の仕事に特化した形態で作業を行っており“仕事さえこなせばあとはなんだってよい”というスタンスな為、分派内の摩擦は無いに等しい。
白のノーンからは「仕事熱心な人」として割といい印象を持たれている。
彼等法務官はぎらつく油がミラディンの潤沢なマナに曝されたことにより生まれた存在だが、自由と情熱の赤マナの影響を受けたウラブラスクや彼の配下は、ファイレクシア人が本来持ち得ない“自由”“権力への反抗”“憐れみ”といった精神に目覚めており、彼を含めた知能を有するものは新たに目覚めたそれの扱いに戸惑いを感じている。
その為なのか、現在生き残ったミラディン人が焼炉層に避難しているのを黙認しており、配下にも「仕事の邪魔さえしなければ放置しろ」と号令を出している。
その行動が青の派閥であるジン=ギタクシアスに疑念を抱かせており、工作員を派遣するなど監視されている。
公式の解説ではこの行動が新ファイレクシアへの裏切りの始まり的なことが書かれていたため、もしかすると某スケベと共に戦う日が来るのかも知れない。
その後も孤軍奮闘していたところを捕虜にしたアトラクサという天使をエリシュ・ノーンが新しいファイレクシアの象徴としいて”完成”させようとしたときにほかの法務官が同調する中ただ一人拒否していたが*1、ニューカベナの街角というエキスパンションでウラブラスク以外の法務官を支配下に置きさらには全次元をファイレクシアンにしようと目論むノーンに反抗していることをビビアン・リードに告げた。
カード説明
隠れしウラブラスク/Urabrask the Hidden (3)(赤)(赤)
伝説のクリーチャー − ファイレクシアン・法務官
あなたがコントロールするクリーチャーは速攻を持つ。
あなたの対戦相手がコントロールするクリーチャーはタップ状態で戦場に出る。
4/4
法務官サイクル最軽量。
能力的にはゴブナイトのような速攻型デッキに欲しいところだが、クリーチャーが入っているデッキなら腐る能力ではなく、また自身も4/4速攻ととりあえず一発殴れるサイズと癖が強い他の法務官と比べてデッキに入れやすいと思われる。
カードの引きさえ良ければ
ゴブリンの先達→焼身の魂喰い→チャンドラのフェニックス→オキシド峠の英雄→ウラブラスク→業火のタイタン
と綺麗に繋ぐことも出来る。
ブロック構築で重量級クリーチャーを連打する赤単ビートダウン「ビッグレッド」や、赤絡みの「出産の殻」デッキなどに投入されている。
「ヴァラクート」でタイタンのアシストをしていたりもした。
その能力は、かのFiresの中核であるヤヴィマヤの火を彷彿させる。
あちらと違い自身がクリーチャーで、しかもフィニッシャー足りうるサイズであるのは大きい。
余談だが、
ファイレクシアらしくない思考、他の法務官と比べて地味な二つ名と行動から「こいつ本当に法務官か?」と疑われるほどであったが、実は一番働き者だったり、全く仕事をしていないニートな法務官が明らかになったりと現在では立派(?)な法務官と認識されている。
しかし悲しいかな、ファイレクシアの現体制にうんざりしていると公式で裏切りフラグが建ってしまっている。
今後の動向はある意味彼が握っているのかもしれない。
因みに、同会社のTCGのデュエマにマッドネスを加え、マナコストを3増やしてほぼ同様の効果を持った、永遠のリュウセイ・カイザーが登場したが、新たなるキリコデッキ無双の躍進を支えており、本家よりかなり活躍している。
派生カード
そして、「ニューカペナの街角」にて再登場したウラブラスク様がこちら。
異端の法務官、ウラブラスク/Urabrask, Heretic Praetor (3)(赤)(赤)
伝説のクリーチャー — ファイレクシアン・法務官
速攻
あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリーの一番上にあるカード1枚を追放する。このターン、あなたはそれをプレイしてもよい。
各対戦相手のアップキープの開始時に、このターン、次にそのプレイヤーがカード1枚を引くなら、代わりにそのプレイヤーのライブラリーの一番上にあるカード1枚を追放する。このターン、そのプレイヤーはそれをプレイしてもよい。
4/4
速攻能力に加え自分には衝動的ドローを追加、逆に相手の通常ドローは衝動的ドローに変換してしまう。
相手はドローで手札が増えなくなるため打消しやインスタント各種が異様に使い難くなり、ウラブラスクが突っ立っているだけでソフトロックに近い状況を作ることができる。
因みに通常ドローに反応する新シェオルドレッドからすると相性最悪であり、ドローによるライフゲインを潰された挙句ライフロスを掻い潜りながら疑似手札増強までされてしまう。
派手さには欠ける印象だが下記のストーリーでも絶賛潜伏中なので、そのイメージには合致する。
ストーリーではいよいよ新ファイレクシアの「進歩なき統制」に我慢がならなくなり、ポータルを強引に抜けた肉体全損のダメージを治癒しながら秘密裏に反乱を画策している。
「ノーンノ支配ニ、対抗スルタメノ挑戦ヲ、率イルツモリダ」とのことだが……それを平易な、ファイレクシアに存在しない概念で代替表記すれば「革命」である。やっぱりこいつも赤脳じゃねーか!
しかし組んでいる相手がよりにもよってあのテゼレットである。お互い「信用できない」と言いながら渋々組んでいるに過ぎない状況なので大丈夫なのかこれ。
一方でウラブラスクが語るに曰く、ノーンは「エルズベス」なる者を恐れているとのことだが……?
ウラブラスク/Urabrask (2)(赤)(赤)
伝説のクリーチャー − ファイレクシアン・法務官
先制攻撃
あなたがインスタントやソーサリーである呪文を唱えるたび、対戦相手1人を対象とする。ウラブラスクはそれに1点のダメージを与える。(赤)を加える。
(赤):ウラブラスクを追放する。その後、これをオーナーのコントロール下で変身させた状態で戦場に戻す。起動はソーサリーとしてのみ行い、そのターンにあなたが3つ以上のインスタントやソーサリーである呪文を唱えていなければ起動できない。
4/4
大いなる業 / The Great Work〔赤〕
エンチャント — 英雄譚
(この英雄譚が出た際とあなたのドロー・ステップの後に、伝承カウンター1個を加える。)
I ― 対戦相手1人を対象とする。大いなる業はそのプレイヤーと、そのプレイヤーがコントロールしている各クリーチャーにそれぞれ3点のダメージを与える。
II ― 宝物・トークン3つを生成する。
III ― ターン終了時まで、墓地からインスタントやソーサリーである呪文を唱えてもよい。これにより唱えられた呪文が墓地に置かれるなら、代わりにそれを追放する。大いなる業を追放する。その後、これを(第1面を表にして)戦場に戻す。
「機械兵団の進軍」では他の法務官と共に両面カードとして登場。
第1面ではインスタントかソーサリーを唱えるたびに赤マナを生成する。1ターン中に複数回唱えたいデッキの助けになる。
変身能力は3つ以上のインスタントかソーサリーを条件としているが、変身は1マナかつ自身でその分は達成できる。
どちらの能力を使うにしても、唱える呪文の確保が重要となる。
変身後は英雄譚となるが、サイクルの他の法務官とは違い第2面は下準備の側面が強め。
Ⅰ章では相手限定の全体火力を放つため、事前に火力呪文を唱えておき、大型生物を3点圏内に収めておきたい。
Ⅱ章では宝物を生成し、Ⅲ章で《ヨーグモスの意志》を彷彿とさせるインスタントとソーサリーの再利用を可能とする。
相手の墓地からも利用できるが、黒のような色マナの無視は無いため宝物を使うことになる。自身も第1面となって戻るため、複数回唱えて再び変身することも比較的容易だろう。
ミラディン人の抵抗勢力が追記したとき、炉に住む者はウラブラスクに修正を求めた。
その彼の命じは他を凍りつかせた。「成すがままにさせよ。」
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▷ コメント欄
- 哀れミラディン最後の希望も潰えました… -- 名無しさん (2013-11-04 20:25:47)
- 他の法務官は身内を出し抜くことしか考えてなかったりするからね…… -- 名無しさん (2014-05-10 21:36:23)
- 何かやってくれるかと思っていたが、まさか背景ストーリーで勝手に敗北しているとは思わなんだ -- 名無しさん (2014-05-10 21:37:17)
- え、なに?負けちゃったんウラ様? -- 名無しさん (2014-05-21 01:58:09)
- ノーン様の部下になっただけかと思ってるんだけど -- 名無しさん (2014-12-05 14:18:25)
- 大いなる業が達成出来れば体制を覆せるから無理に戦わないで軍門に下ってるだけかと。ノーンの性質からして歯向かってこない奴に手は出さんだろうし -- 名無しさん (2015-11-17 15:43:57)
- 今度でる統率者になぜか法務官を冠するカードにこいつのカラーである赤が含まれてないから何かのフラグかもしれない -- 名無しさん (2016-10-26 02:01:15)
- アトラクサへの忠誠を拒否したな -- 名無しさん (2017-01-13 12:28:08)
- ニューカペナの片隅で「反逆」を司る色の法務官が遂にその意を明言した -- 名無しさん (2022-04-05 00:41:32)
- 赤全体が孤独派というのも妙な感覚だな -- 名無しさん (2022-09-07 13:11:59)
- 能力こそシェオル潰しだけど、シェオルの方が1マナ軽いうえ殴り合ったら一方的に負けちゃうのが辛い…とはいえ4マナで疑似ドロー加速持ってたら今度は強すぎになりそうだけど -- 名無しさん (2022-12-19 12:28:51)
- 新ファイレクシア敗北ルートだとコイツだけ逃げて独立して生身生物と共存の道を辿りそう -- 名無しさん (2023-01-30 19:03:42)
- そもそも新ファイレクシアより遥かに均一性が高く、指揮官の座を狙っての権力争いこそあれど取って変わろうとするものすらいない創造主にして絶対の支配者だったヨーグモスの健在だった旧ファイレクシアですら純粋なファイレクシア人として生み出されながら自然に憧れる豊かな心を持ったザンチャが現れている時点で、ある意味“生まれながらのファイレクシア人ながらファイレクシアと相容れないものを望む者”が生まれてしまうのは必然だったのかもしれない……。 -- 名無しさん (2023-02-03 21:30:53)
- 「なりたいようになればいいじゃん、一つだけじゃつまんない」「やりたいようにやればいいじゃん、全然オッケーだし」 ウラブラスク=雛森あむ説 -- 名無しさん (2023-02-21 18:52:07)
- なんかあっさり解体されちゃったんですが… -- 名無しさん (2023-03-25 19:09:20)
- ファイレクシアの真なる後継者だったから、まあ生かしておけなかったんやなって… -- 名無しさん (2023-04-04 21:46:25)
- 裏切り者として粛清された……けどちゃんと他の法務官同様自らの派閥の理念を実現していく様を表す英雄譚との両面新規は貰えた模様。……他の面々が方法はどうあれ“侵略”を進めているのに対し、よくも悪くも思いつくままに暴れたりなんか創ったりしてるだけに見えるけど……。 -- 名無しさん (2023-04-04 22:07:10)
- 大いなる業の効果がヨグモースの意思とそっくり=こいつが一番ヨグモースに近い純粋なファイレクシアだったという皮肉 -- 名無しさん (2023-04-04 22:29:40)
- 新ファイレクシアでもウラブラスクだけは格好良かったと思う。シェオルもまぁ悪くはない。後はしょうもなさ過ぎる -- 名無しさん (2023-04-09 22:44:08)
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