登録日:2011/11/26(土) 00:27:48
更新日:2023/11/07 Tue 13:44:24NEW!
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ゲーム psp 深沢豊 日本一ソフトウェア 物語 怪作 隠れた名作 人を選ぶゲーム 衝撃のラスト テクスト。 セカンドノベル ※ボイス有り推奨
とりもどせない あの夏の告白
「セカンドノベル~彼女の夏、15分の記憶~」は2010年7月29日に日本一ソフトウェアからPSPで発売されたアドベンチャーゲームである。
開発は荒川工、深沢豊、大槻涼樹らの所属する、テクスト。(ウィザードソフト)が担当。
スタッフ
シナリオ:深沢豊
原画:もりちか
音楽:たくまる
OP「残照」
ED「Blue or Lime」
歌:片霧烈火 作詞:sawamurah 作曲:たくまる
テクスト。の処女作であり、また、深沢にとっては「書淫、或いは失われた夢の物語。」以来、10年ぶりの商業用ゲームでもある。
≦ストーリー≧
高校2年の夏、直哉の親友であるユウイチは学校の屋上から転落死した。
そしてその後を追うようにしてユウイチの幼なじみであり、直哉が密かに好意を寄せていた彩野が学校の屋上から飛び降りた。
彩野は一命は取り留めたものの、この事件に関する記憶を失い、また、脳に負った障害により記憶が15分しか保てなくなってしまった。
五年後、社会人となった直哉は、久しぶりに帰省し、彩野と再会する。
母校の教室へ行ったとき、彩野はある『物語』思い出し始める。直哉はこの『物語』を通して真相へと近づいていく。
≦システム≧
このゲームには「ストーリーモード」と「フラグメントモード」の二つのモードがある。
「ストーリーモード」は彩野の話す、彼女の高校時代を舞台とした物語を聴いていくモード。
しかし、彩野は記憶を短時間しか保てず、物語の途中で記憶を失ってしまう。
そこで必要になるのが、現在の直哉たちを描いた「フラグメントモード」である。
ここでは彩野の物語の中に出てきたキーワードを元に、今までの物語の「あらすじ」や、「選択肢」を作成することが出来る。
「あらすじ」を作ることにより、彩野に物語の続きを語ってもらえるようになり、「選択肢」を作ることによって、彩野の物語に新たに分岐点を作ることが出来るようになる。
このような事を続け、プレイヤーは直哉のする事を追体験していくことでストーリーは進んでいくようになっており、近年のADVの中では少々複雑になっている。
この説明を読んでも、「よくわからんわ!」、という人も少なくない、というか多いと思う。
建て主の文章力ではこれ以上分かりやすく説明するのはなかなか難しいし、実際、シナリオ兼ディレクターの深沢氏や営業の人も説明に苦労するぐらいには複雑なので、
気になる人は公式HPやPS Storeで配信中の体験版をプレイしよう。
≦登場人物≧
直哉
声:風間勇刀
本作の主人公。彩野に片思いをしていた。
高校卒業後上京し、夏期休暇を利用し五年ぶりに帰省。
五年前の事件の真相を探ることになる。
彩野
声:友永朱音
高校の直哉のクラスメイト。
五年前の事件の後遺症により脳に回復の見込めない障害を抱える。
久しぶりに直哉と再会したときに、物語を語り出す。
アヤノと比べるとおっぱいが結構成長しているのがわかる。
ユウイチ
声:大河望
直哉の親友で、彩野の幼なじみ。
五年前に学校の屋上から転落死した。遺書らしき物が見つかったことから自殺とされたが、近しい者からは疑問視されていた。
千秋
声:永井ちひろ
直哉たちの母校の校庭でよく見かける近所の小学生。
このゲームの癒し要素。
由加里
声:氷青
直哉たちの母校の国語教師。30歳。
五年前の事件の真相を探るのを協力してくれる。
- 彩野の物語の登場人物
アヤノ
声:友永朱音
物語の主人公。お人好しな性格。
モデルは彩野。
ユウイチ
声:大河望
アヤノの幼なじみ。
ユカリ
声:氷青
アヤノたちの高校の国語教師。
モデルは由加里。
サクラ
声:大野まりな
アヤノの友人。
占いや都市伝説などオカルト的なものを好む。
モデルになっている人物は不明。
≦ファーストノベル≧
彩野が作中で読んだとされる作中作群で、ゲームの進行とともに読めるようになる。
また、予約特典として、これらを文庫にした「ファーストノベル文庫」がある。
ライターがとあるジャンルに偏ってるの気がするのはたぶん気のせい。
「二十一番目の喪失」
作:市川環 絵:いとうのいぢ
「終わらない階段」
作:田中ロミオ 絵:おーじ
「音の色」
作:唐辺葉介 絵:若月さな
「夏影」
作:海猫沢めろん 絵:亜方逸樹
「たまねぎ現象には理由がある」
作:元長柾木 絵:kashmir
●余談
- この作品は、実は深沢が2001年頃から企画していたものの、諸事情でお蔵入りしてしまった同人ゲーム「True Color,」が元になっている。
- キャストやファーストノベルの豪華な執筆陣、果ては日本一ソフトウェアが販売元になったことや、テクスト。の結成に至るまで、全て荒川によるものである。
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