榊ガンパレ

ページ名:榊ガンパレ

登録日:2012/01/15(日) 03:54:30
更新日:2023/10/16 Mon 13:28:04NEW!
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高機動幻想ガンパレード・マーチ ガンパレ ライトノベル ラノベ 榊ガンパレ 榊涼介




高機動幻想ガンパレード・マーチ(以降ガンパレ)原作の小説シリーズの通称である。


広崎悠意著の無印のガンパレは原作キャラが死ぬ等の事があり低評価だったのだが、
それに反して日常談を描いた榊涼介著の5121小隊の日常が高評価となり、以降榊涼介がノベライズを担当することとなり現在に至る。
既刊は40冊を超え、300万部以上を売り上げる大長編となった。
活躍の舞台も熊本から山口に撤退、九州への逆襲、そして津軽から北海道まで足を伸ばし、ついには新大陸=アメリカにも渡る。
先頃ついに完結。15年にも及ぶ歴史にピリオドを打った。


ノベライズとのことだが原作設定との相違点が多く、パラレル的な位置づけだが原作者である芝村裕吏が現在本編(Return to Gunparade)を放置しており、
後に芝村裕吏は榊ガンパレは本編シリーズであるとの趣旨の発言をしている。


作品の特徴としてはライトノベルでありながら師団規模の細かい戦争を描いているところだろうか、
各師団の人物を細かく設定しその軍内の派閥抗争を描くのは幅広いジャンルを持つライトノベルといえども榊ガンパレのみだろう。
そのリアルな戦争を描き続けた反面、マンネリ化が進み少しずつ読者離れが進みつつある。


原作との相違点としては、世界の謎に関することがあまり描かれていなく(簡単に言えば電波成分が少ない)、芝村マンセーなところだろうか、
原作の芝村はひどく利己的で手段を選ばず、実際原作でも5121小隊員も数名(プレイヤー含む)消されている。



■主要登場人物

  • 5121小隊

瀬戸口隆之
お耳の恋人なオペレーター。原作では仲間の一人だったが、何故か頻繁に特殊作戦に参加し出番が一番多く実質榊ガンパレの主人公格である。
榊ガンパレでは芝村に利用されていないようで嫁である壬生屋とイチャついてる。


壬生屋未央
一番機のパイロット。黒い重装型で囮となって二刀流で闘う。榊の寵愛を受けメインヒロイン格。物語の都合上コスプレをしてくれる。
原作同様、接近戦の天才だったが、撤退戦時に致命傷を負い体機能が元の半分になり苦悩する。


速水厚志
三番機のパイロット。原作では主役だったが榊ガンパレでは出番はやや抑えめである。
正義の味方である舞の執行者であり、彼女に牙を向ける者には容赦はしないヤンデレ。
狂いだすと歴戦練磨の兵士すらドン引きするほどのヤンデレ。


芝村舞
三番機のパイロット。原作同様"人類最後の盾""正義最後の砦"として活躍し、後に部隊司令を兼任する。可愛いもの好きは相変わらず。


滝川陽平
二番機のパイロット。5121小隊の地味な人。他のパイロットに比べ凡人に近い天才。
荒波に憧れメタリックなイタリアンイエローに塗装した軽装甲に搭乗するもその動きからイエロートータス君と呼ばれる。
原作と異なり森と結ばれる。


善行忠孝
5121小隊創立者であり司令。
後に海兵旅団旅団長になる。原との関係はなかなか改善しない。


東原ののみ
電波控えめ。


来須銀河
歩兵ながら無双する。序盤ではなかなか活躍するが、撤退戦以降割と空気に。


原素子
整備班班長。壬生屋と同じく寵愛を受け彼女の日記が頻繁に出てくる。
速水に比べヤンデレ成分控えめ。


遠坂圭吾
原作では共生派だったが、そうではない様子。後に隊を抜け社長として暴走する。


以下隊員略



  • 合田小隊

自衛軍少尉・合田純一率いる歩兵小隊。過剰に物資を持っていくため合田強欲小隊と呼ばれる。部隊偏差値60点。
学兵と合同で闘うことが多く、また生還率が高いため文部省推奨部隊となる。


合田純一
名字はジャイアンだが眼鏡をかけた理性的な少尉。24歳。
部下や学兵を大切に思い無理のない戦い方をするため、部下からの信頼も厚い。
橋爪の優しい兄貴分として彼を支えている。
紅陵αの橘に惚れられている。


橋爪薫
榊ガンパレオリジナルキャラ実質主人公格。合田小隊設立以前から学兵として九州を戦っていた。
全身から凄みが滲み出る狼の眼差しが特徴で、悪ぶってはいるが、心根は優しく合田からの信頼も厚い。
九州時代は配属した部隊が壊滅し続き、部隊を転々としていた。
撤退戦時にひっつめ女医に惚れてしまい、運命を翻弄される。
頭頂部の負傷が多い為、よく逆モヒカンになり老後を心配される。
中学時代からモテず振られた数は多い。しかし撤退戦後はひっつめ女医の弟子飯島とひっつめ二号な斎藤とのハーレムな同居生活(?)を送ることとなる。


飯田
橋爪よりも前に隊に居た先任軍曹。
まともに名前を呼ばれず、年の離れた橋爪からはゴリラ先任と呼ばれる。
意外なことに妻子持ち。


相川
部隊隊員の一人。ガタイが大きいがシャイな奴。
小隊機銃の扱い以外は橋爪以上であり、彼にとって正直な所を話せる相手でもある。
飯島に惚れ四角関係が五角関係になりつつある。



  • 紅陵女子α小隊

紅陵女子高校最後の戦車小隊。ソフトボール部を主として発足した。
本来受領予定の士魂号Lが前線に回され、代わりにモコスになってしまい、中・大型幻獣相手の居残り待ち伏せによる落穂拾い攻撃が専門の部隊となる。
部隊の生き残りは後に館山士官学校候補生小隊となる。


佐藤まみ
小隊長兼一号車モグラ車長兼砲手。ソフトボール部キャッチャー兼キャプテンであり金髪をお団子に束ねた、体育会系熱血少女。
文章では金髪なはずが、カラー口絵では黒髪。


神崎由美
一号車モグラ通信手兼副操縦手兼機銃手。ピッチャーであり佐藤の幼馴染。鈴木と車内恋愛中。性格はやや天然で気が弱く穏やか。


鈴木あきら
優秀な操縦手。通称オキアミ。もともと化学工業高校出身で、原隊全滅後転属してきた小隊内唯一の男子。遺伝子工学科でオキアミパンなるものを開発した。


森田陽子
一号車モグラ装填手。日本人形を創造させる、おかっぱ髪であどけない顔の美少女。
原隊とはぐれ紅陵女子α小隊に居候している。


菊池加奈子
さばさばしたオトナな性格な眼鏡姿の新人装填手。
熊本ではオートバイ小隊に所属していたが、奪還戦を前にα小隊に配属された。


橘翔子
二号車オケラ車長兼砲手。冷静で黙々と仕事をこなす正統派ロングヘア美少女。
ソフトボール部の中で最も才能のある名ショート。
合田少尉を好いており、山口戦後はデートをしている



  • 自衛軍

荒波壮一郎
二十代後半の二枚目俳優の様な司令官。本作のチート的存在。なのにさし絵だとガウルン
善行同様人型戦車の有効性に着目し試作実験機小隊を設営し運用、自身も士魂号単座軽装甲ローテンシュトルムに乗り幻獣相手に無双する天才。
戦争に勝つのなら彼を基にクローンを作った方が早い。




樺山亮平
樺山財閥総帥
幻獣との五十年以上に渡る戦争で戦車から小銃、果ては人型戦車まで卸売り軍産複合体のトップにまでのし上がった死の商人。
芝村一族と対立し、幻獣との和平に反対。
会津閥による東京クーデター、首相暗殺未遂さらに国会爆破 挙げ句の果てに逃亡先の特別自治区 北海道で独立戦争まで起こす欲望と生存本能の権化。
だが彼も幻獣共生派、米国、ラボや日本を陰で操る富士財閥懇親会に散々利用された挙げ句最後は更なる逃避行を目論見、結果錯乱した北海道知事に射殺される。



■結末に対する陰謀論

  • ネタバレ要素は避けるが、足掛け15年に渡る本シリーズの最後は、いわゆる「打ち切りエンド」に近い物が感じられる。

 帯の文言や、あとがき、何よりもこれまでの作者の文章運びを考えると、明らかに物語の畳み方がおかしい。


  • 一説には筆者と原作者と版権/出版権所有者の三者間での確執があったのではないか?と言われている。

 筆者と原作者の間でのトラブル、特に版権に際しての物では?とも。残念ながら水面下で何が起こっていたかは未だ不明。


  • 何にせよシリーズを追いかけていたファンからは、何らかの形で完全なる結末を・・・と求める声は未だ多い。

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  • 樺山総帥 最悪だったなぁ~
    しかし芝村閥の対抗馬に会津閥ってのはいいな
    正直 松平容保が政権握ったら あんな感じになったかも
    …八重ファンすいません -- 松永さん (2013-06-11 14:47:59)
  • 正直メインの登場人物が死なないのが微妙… -- 名無しさん (2013-09-10 22:07:43)
  • ↑銀英伝の逆バージョン? -- 松永さん (2013-09-10 22:13:11)
  • ↑銀英伝くらいが理想 -- 名無しさん (2013-09-11 09:55:50)
  • 会津閥 まんま救国軍事会議だったなぁ~ -- 松永さん (2013-11-07 00:29:49)
  • そろそろ滝川以外のパイロットは絢爛舞踏章100個位取れているのではなかろうか。 その滝川にしたってダース単位には達しているだろうし、愛しの2番機の協力で初期の舞厚志コンビ並の事程度までは出来るようになっているという。 -- 名無しさん (2014-06-28 20:07:51)
  • ↑5121と行動を共にしている戦車隊・歩兵部隊の練度も凄まじいことになってるしな(善行や酒見が選りすぐったとはいえ)。なお本家絢爛舞踏コンビは大型・中型込みで千は軽く越えるらしい。その中には最精鋭である青スキュラ(多数の仲間を討ち取られた山口戦でトラウマになり以後敵対しないと決め込んだ)や最大規模の兵力を擁した南王も含まれる(ただし騙し討ち)。 -- 名無しさん (2014-07-25 21:21:20)
  • 面白かったが嫁がタキガワスキーと長々イチャついてるのがしんどくなって買うの止めたな。ていうかそれ差し引いてもいい加減完結させてやれよ……いつまで戦わせるんだ -- 名無しさん (2014-07-25 22:37:48)
  • ↑ある意味泥沼の戦争の厭戦観がよく出てると思う。特に森、壬生屋は見ていて痛々しい…… -- 名無しさん (2014-07-25 22:52:57)
  • カーミラかわいいよカーミラ -- 名無しさん (2015-10-23 09:03:19)
  • 泉野もとい片岡さん好き -- 名無しさん (2016-02-06 23:58:46)
  • 正直オリキャラ多すぎて覚えきれず追うのを断念した。無念 -- 名無しさん (2019-02-04 23:32:22)
  • 芝村テイスト抑え目で、原作ではあまりハッキリしてない幻獣サイドの事情がある程度、それもわかりやすい感じで読み取れるだけでもガンパレ好きは読んで損はない。まあ原作のシステム的にキャラの方向性が多用過ぎるので何を描いてもパラレルになるし、反発意見が出るのも仕方ないのかもしれない。何より長い。 -- 名無しさん (2022-04-20 09:50:06)
  • GPMしか知らないとカーミラ以降の幻獣側がポンコツすぎて違和感凄いけど、ガンオケのちえぞーのイベントからすると確かに幻獣側はポンコツなんよね -- 名無しさん (2023-01-19 12:03:53)

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