登録日:2011/10/29(土) 23:21:03
更新日:2023/08/08 Tue 13:28:50NEW!
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川上稔作品登場人物リンク 境界線上のホライゾン 極東 総長連合 魔女 有翼 黒髪ロング クーデレ ゴスロリ 百合 外道 貧乳 武蔵アリアダスト教導院 鼻血 第四特務 白魔女 白嬢 双嬢 新田恵海 マルゴットの嫁 同人作家 割とガラスハート ●画 成瀬 マルガ・ナルゼ 黒髪翼
「マルゴット!行くわよ!」
「はいはいガッちゃん急ぐと危ないよー」
「「行くわよ……遠隔魔術師の白と黒、堕天と墜天のアンサンブル!」」
川上稔の長編ライトノベル、GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンの登場人物。
CV.新田恵海
所属:武蔵アリアダスト教導院
役職:第四特務
戦種:遠隔魔術師、遠隔白魔女
備考:双嬢の“白嬢”
□外見的特徴
長い黒髪に青いリボンと六枚の黒翼が特徴的な堕天の少女。有翼種族であるため、教導院の制服の背中部分が大きく裂けている。
双嬢のちっちゃい方。でも本人もあんま気にしておらず、ネタにもされないためネイト・ミトツダイラや里見・義康などのマジでちっちゃい組よりは少し大きいのかもしれない。
…と思ったら、設定資料によりネイトより小さいことが判明。
でも気にしてないからネタにされない。
本多・正純やアデーレ・バルフェットとは比べるまでもない。
白嬢(後述)展開時は専用のインナーにスカートとストール。そしてパーツがいろいろとボンネット(帽子の一種。ゴスロリファッションの頭のフリフリがそれ)が追加される。“白嬢”の名に恥じず、インナー以外は全てが白色で出来ている。
主武装はペン。こちらも白嬢展開時はパーツ類追加でペンというよりは槍の長さとなる。
名字の由来は徳川家康に仕えていた武将「成瀬正成」で(3巻上より)、10巻中カバー裏の作者解説によると「成瀬正成&(マルゴットの名字の由来な)内藤正成で鉄砲隊を率いるW正成」というネタらしい。
なお10下では武蔵に来る前(両親が健在時)の姓が「ヴァイスミュラー」だと明かされた。
□内面的特徴
クーデレ。通神帯でのネームは“● 画”。
常に相棒であり恋人のマルゴット・ナイトと共におり、二人あわせて“双嬢”と呼ばれている。両方女性の所謂百合カップルだが、この時代では同姓同士で子作り可能なため何の問題も無い。
武蔵内ではどちらかというと加害者的立場であり、外道度もそれなりに高い。そして東をセックス狂にした張本人でもある。
有翼を生かした運搬のバイトの他、武蔵における飛行レースに参加しており、結構顔が広い。
漫研部長でぶっちゃけ同人作家。
独逸出身故に現実主義者なので、基本的に書く同人は実在の人物を元にしており、黒髪翼といえば同人界でもかなり名が通っている。彼女の「同人のネタにするわよ」は武蔵における死刑宣告。
被害者は同人誌内において、男同士(または女同士)で絡まされたり、触手にうねうねされたり、馬鹿の餌食になったりする。中には会って即禁断の親子BLを刷られてしまった要人も…。
連載中のものでも得に人気なのは浅間・智をモチーフとした“浅間様が射てる”。印刷大手のマクデブルクでは特にファンが多く、マクデブルク市長であるゲーリケも購読しているらしい。
内容は作中で明言されていないが、恐らく一般向けで現在において8作目までが出版されている。
あらすじから察するに話の内容は「鈴さんやら正純をワカメ怪人から助けるために、ワカメ怪人をズドン技でオーバーキルする話」のようだ。
それってノンフィクションじゃね?と思った諸兄はきっと武蔵から砲撃が来ることだろう。
この「浅間様が射てる」の8巻は同人通販サイト、はんQ印刷で取り扱われているので興味が沸いたら調べるヨロシ。
そして10中では他の皆がごみ捨てで羽柴勢を妨害する中、なんとエロ規制によりお蔵入りした『羽柴十本槍』同人誌をばらまき、敵をわずかだが足止めすることに成功した。…後である真実が分かり少し反省したが。
ちなみにアニメにおいてはよく見ると彼女の原稿まで描き込まれており、拡大するとちゃんと読める。
また作家ポジなせいか、2022年2月にウェブで公開された川上稔25周年記念コラムでは語り手に抜擢。浅間相手に過去作等について語っていくことになる。
□戦闘におけるマルガ・ナルゼ
魔女。ペン、銀貨、トンボ枠型魔法陣の三種による射撃型。使用術式は魔術によるもので、白黒の二つに大別される中でも白魔術を使用する。
○魔術について
術式の一派で主に民間で流行している。欧州においては現在絶賛迫害中。極東の最大教譜の一派であるTsirhc教譜が恐れ、滅ぼす事を優先とした術式であるらしいが詳しくは不明。
魔術は基本的に“白魔術”と“黒魔術”の二つに大別され、白魔術はプラス、黒魔術はマイナスの力を操る。それは飛行の方法にも現れており、白魔術が純粋に加速の力により飛ぶのに対し、黒魔術は重力を発生させ、その反発力によって飛行している。
○戦闘方法
基本的にマルゴット・ナイトと二人一組。主武装であるペンで、空間に加速の力を表す矢印を書き込み、その矢印の上に銀貨を置くことで、発射・攻撃が主な戦闘手段。
発射枚数を増やす事で威力を増したり、散弾のようにバラバラにすることも可能。またペンでラインを描くことで変則軌道や誘導弾も発射可能。
正直このままではあまり活躍しないが、彼女の真価は魔女服、“白嬢”を展開してから発揮される。
- 白嬢(ヴァイスフローレン)
マルガ・ナルゼの魔女服。制作は魔女専門ブランドである“見下し魔山”。外見は前述の通り。
“白嬢”は“見下し魔山”の前年度最高速機殻のシリーズであり、武蔵に搬入の際、シリーズ内で互換性のある武装はオミットされており(後に1型とされた)、攻撃手段はほとんど持っていない。
が、武装のオミットによる軽量化に加え、武蔵住人の改造によってその飛行速度は直線速度であるなら対空装備の武神にも引けを取らない。
いつもは自前の翼・箒か、マルゴットの箒で飛行しているが、この状態では飛行に武器であるペンを使用する。
普段は“見下し魔山”管理のナルゼ用位相空間内に収納されており、掛け声と共に空間より排出。自動で普段の服から“白嬢”へと着替える事が可能。その際、一瞬全裸になるため、その辺魔法少女っぽいのかもしれない。
但し“見下し魔山”から召喚している都合上、メーカーとの接続が不調だと呼び出しが不可能になる(『境界線上のホライゾン NEXT BOX』にて実際にその事態が発生している)。
なお11上では市販向け白嬢・黒嬢1型の実品が登場しており、『境界線上のホライゾン NEXT BOX』時点で1セット分武蔵に搭載されている。
□各巻の活躍
○一巻
冒頭、術式隊の一人としてリアルアマゾネスを叩くために貨幣射撃を敢行するがあんまいいとこ無し。
中盤では主に三河連中がはしゃぐのであんま出番無し。
終盤、馬鹿の告白に端を発する武蔵vsK.P.A.Italiaと三征西班牙の連合部隊との相対戦によって、三河突入で無事生還した武神一体と制空権確保のためにぶつかり合う。
ナイトと共になんとか善戦するものの、攻撃力不足から一度は撃墜。“白嬢”は破壊されるが、撃墜の直前に武神に対し“加速”を描き勝利への布石とする。
○二巻
メインとなるキャラの一人。
冒頭において、東にセックスを教える。
西班牙の襲撃に乗じた英国の“女王の盾符”襲撃にて真っ先に相対しリンチあう。
英国戦での負傷からふさぎ込み、それが日常においても失敗を呼び、更にふさぎ込む悪循環に陥る。
そんな中、英国の半狼、フランシス・ドレイクと相対するが、負傷に加え切り札である“白嬢”も使用出来ず敗北。
中盤、ネシンバラとの会話と、マルゴットとの過去が語られる。
そして終盤。三征西班牙戦にて自身が外された事により鬱憤が爆発。マルゴットにあたるが、葵・喜美の説得(アニメではトルネードビンタ込み)とチューによって復活、大人しく武蔵待機となる。
が、点蔵・クロスユナイトの告白補佐の為に英国と再度相対。セシルとダッドリー相手に、点蔵のメアリへと至る道を作る。
その後、三征西班牙との戦いにあるマルゴットの元へ、新型の“白嬢”“黒嬢”と共に参じる。
マルゴットと共に新型で機鳳を相手にし、無事撃墜するもここで戦線離脱となる。
○三巻
六護式仏蘭西との戦闘で木杭を回避されたり、マクデブルクについていくが終盤まで出番無し。
終盤、M.H.R.R.に三方ケ原の撤退戦を歴史再現強制され、成瀬・正義の襲名者として殺されそうになるも、里見・義頼の犠牲により生き延びる。
○七巻
ネルトリンゲンの戦い終盤にて、丹羽・長秀&戦楽部隊の演劇術式で生まれた「夜」と「眠り」に徹夜上手で耐えきり、
丹羽に対し、“白嬢”を即席でギターにしてのライブ対決を挑む。
計3000人分の演奏に対し苦戦するも、喜美等の支援が入ったことで持ち直し、最終的にマルゴットの参戦もあって何とか勝利する。
以下、10下のネタバレ
それまで2下や10中において、「両親に関すること」がトラウマになっていることが示されてきたナルゼ。
10中にて別な未来から来た自分とマルゴットの娘加藤・嘉明&脇坂・安治の「双鉄」姉妹と向こうの自分たちや見下し魔山が残した機殻箒「白姫」・「黒姫」二型に敗れ、
奇しくもM.H.R.R.(神聖ローマ帝国)にある故郷近くの森へと落ちていった彼女は、そこで親たちの過去とその罪を再び見る。
続く10下では再起と区切りのため、白嬢の残骸を採集(その間にトーリ&浅間・ミトツダイラの実況生中継をラフ起こししたり)した翌朝、世話になっていた村の人々に残骸等を発見され、自らの過去を語る。
…彼女がかつて「ナルゼ」の姓では無かったころ、この地方には山を挟んで白魔術の村と黒魔術の村があった。
警戒と協働を並行して行いながらも平和にやっていた2つの村は、ある日突如互いの警備隊による強襲で共に滅んだ。
巷の噂では「今ある『新しい村」を創るため、魔女たちはあえて片方を消し無害を証明する必要があったのでは」ともされる惨劇、しかし事前に逃がされ只一人生き残った白魔術の村警備隊長の娘…マルガは武蔵へと送られ、
そこで「黒魔術の村警備隊長の娘」マルゴットと出会い、互いに恨み等を持ったりもしつつも仲良くなり百合カップルとなった。
そんな過去を語り、「自分に罪があるとしても、それを償うのに(武蔵へと向かい共に戦うための)時間をくれ」と会話を締めた彼女に対し、村長は思わぬ真実を語った。
…「魔女狩りの歴史」があるM.H.R.R.下なゆえ、M.H.R.R.傭兵身分でありつつも白魔術の村と黒魔術の村は裏で密接な連携を保っていた。
だがある時、村境にあった重奏領域…それも「疫病の始まりとなる土地」から致命的な伝染病怪異が発生(事前にM.H.R.R.に領域閉鎖を依頼していたが間に合わなかった)。
大人達のみを蝕みつくした病の感染爆発を防ぐため、そしてこれが公になった場合「魔女が病の元か」とあらぬ疑いを掛けられないため、
2つの村はM.H.R.R.に「村同士のいがみ合いで滅んだとしてくれ」と言い残し、村の全てを自分達ごと焼き払った。
その時「間に合わなかった」閉鎖担当技術者だった村長はそんな自分の罪を語った後、マルガにあるものを託した。
- 白后(ヴァイスケーニギン)
マルガの母「マルガレータ」が夫「二クラス」と共に使っていた機殻箒。
魔女狩りの時代最後に作られた全長3m強の強推力火力型で、旧式ゆえに容量は少ないのをパワーで補うタイプ。
そして箒と共に、実はマルゴットの両親と自分の両親が仲良しだったことも知った彼女は、白后に乗り、武蔵勢の所へと向かい、そっちの故郷で同じく過去と形見「黒后(シュヴァルツケーニギン)」を託されたマルゴットと合流する。
そして武蔵での休憩を挟んで迎えた親子対決第2弾、やはり装備差故に苦戦し一旦は落とされかけるも、
何とここで見下し魔山から追加装備と嬢シリーズの戦闘記録が届けられ、2つの箒は最終形態へと変化する…。
- 白嬢・后(ヴァイスフローレン・ケーニギン)
白后に追加パーツを多数追加し、全長七mの背部タワー等、もはや重装甲型パワードスーツと化した白后。
手には巨大なペンを装備している。
装備的にも互角となった状態で娘たちと再戦闘に入り、撃破することに成功した。
ちなみに『NEXT BOX』ではこのモードを「白嬢三型」と呼んでいるが、名称変更の理由は不明。
追記、修正頼みます
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▷ コメント欄
- さらっとあるけど、初陣で武神撃破とかやべぇよな。あと東より間接的に二代をセックス狂にした方が被害甚大かと。 -- 名無しさん (2014-09-18 08:15:07)
- 立花夫妻筆頭に被害者多すぎるからなぁ……。それと、アニメ一期と二期見比べると新田さんの演技力が明らかに向上しててなんか感動した。 -- 名無しさん (2014-11-24 17:39:26)
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