登録日:2015/09/03 Thu 07:01:24
更新日:2024/01/16 Tue 11:13:14NEW!
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ねぎしひろし radix グラディオン 小林由美子 杉田智和 中村悠一 菊池志穂 名作 ロボットアニメ きれいな杉田 時代を先取りしすぎた作品 新世代 飛田展男 アニメ テレビ東京 タカラトミー 電脳世界 仮想世界 豪華声優陣 サイバー 20代ホイホイ トランスフォーム 01年春アニメ スパロボ参戦作 スパロボ コメント欄ログ化項目 シリアス回多め 電脳冒険記ウェブダイバー ネギシヒロシ てれコロコミック デリトロス 中村のデビュー作←ではない 杉田と中村が出会った作品 ウェブナイト よく動くop 動かないcg 豪華声優陣←当時は新人 究極のop詐欺アニメ
西暦2100年、コンピューターネットワークに現れた悪のプログラム・デリトロスによって、
世界中の子供達がマジカルゲートに閉じ込められてしまった。
デリトロスを倒し、囚われた弟と友達を助けるため、結城ケントはウェブダイバーとして立ち上がる!
出典:電脳冒険記ウェブダイバー、OP、RADIX、
(C)2001 ウェブダイバー製作委員会・テレビ東京・NAS 、2001年4月6日~2002年3月29日。
出典:電脳冒険記ウェブダイバー、3話、RADIX、
(C)2001 ウェブダイバー製作委員会・テレビ東京・NAS 、2001年4月6日~2002年3月29日。
!?
『電脳冒険記ウェブダイバー』とは2001年4月6日~2002年3月29日まで放送されたロボットアニメ。
及び『てれコロコミック』で連載されていた漫画版等のメディアミックス作品の事。
本作はとにかくOPの完成度の高さが前期・後期ともに有名。
R.A.M(高取ヒデアキ)が歌う『DIVER#2100』『SO DIVE!』が見事なぐらいに世界観にハマっており、ウェブナイト達がよく動き格好良いのである。
特に後期OPはSEも付いているため、非常に高ぶる。
終盤のグラディオンとダークグラディオンの殴り合いもヌルヌルガシガシ動いてとても気持ちいい。
……その一方で本編でのウェブナイト達を見て衝撃を受けた人は多い。
そのためOP詐欺の代名詞的存在になっている。
しかしグラディオン達の勇姿は確かに子供達の心に残っていたようで、いまでも懐かしアニメとして支持する声は多い。
ちなみにコンピュータネットワークで繋がれた世界や仮想体験世界などは後のネット環境をある意味予言しており、『電光超人グリッドマン』や『ロックマンエグゼシリーズ』と同じく先見性はあるものの時代を先取りし過ぎていた作品の一つでもあったりする。
現在『電脳冒険記ウェブダイバー』は入手が非常に困難になっている。
監督のネギシヒロシ氏(現ねぎしひろし)はDVD-BOXを売ってくれと言うコメントに、ウィーヴさんにお願いするしかないとコメントしている。
本作はイオン社のアニメ企画第1作目であり、後に社名変更したのがカオスなアニメ版マイメロの企画などで知られるウィーヴ社である。
もう一度見たい、BOXを買いたいと願う人はウィーヴに手紙やメールを送ってみた方がいいだろう……
……が、2021年にフロンティアワークスより、20周年記念のBlu-rayボックスの発売がされたので、比較的視聴は容易になった。
さらにグッドスマイルカンパニーのMODEROIDでグラディオンが商品化、2023年にはなんと『スーパーロボット大戦DD』へ期間限定ながらも参戦が決まった。
ある意味、前述した『グリッドマン』や『ロックマンエグゼ』も同じく再びフューチャーされる事があったりするので、これを機に再び本作も見直される機会が来る事を切に願うばかりだ。
■主な登場人物
●人間
マジカルゲートへ! 接続!!
- 結城ケント
CV:小林由美子
本作の主人公。小学4年生。5月17日生まれ、142cm、35㎏、O型。
信条は「男は気合と根性! ノリと勢い!」
運動と工作が得意。特に剣道は天才的な技量を誇る。
工作の方も宿題でマジカルゲートにアクセスするためのプラグ『グラディオンコントローラー(Gコン)』を作るほど。
敵がケントの弱点を調査した際に判明したのは、洗濯・草笛・スイカの食べ方・魚の小骨を取る作業が下手といった事だった。
グラディオンの事を知らないのにグラディオンそっくりのコントローラーを作ったが、これはグラディオンがケントに呼びかけていたため。
グラディオンとは固い友情で結ばれている。
- 有栖川アオイ
CV:菊池志穂
本作のメインヒロイン。12月30日生まれ、141cm、秘密、A型。
ケントの幼なじみで有栖川博士の孫娘。博士以上のコンピューター操作技術を持っている。
本来はラスボスだったのだが無かった事になった。OP等で意味深な演出なのはその名残。
特に初期のOPには伏線まで存在する。ノンクレジット版ではこの描写が変更されている。
出典:左は放映版OP、右はノンクレジット版、電脳冒険記ウェブダイバー、RADIX、
(C)2001 ウェブダイバー製作委員会・テレビ東京・NAS 、2001年4月6日~2002年3月29日。
- ジャン・ジャック・ジャカール
CV:中井将貴
ケントのマジカルゲート内でのフランス人の友人。
小学5年生。7月14日、148cm、42㎏、AB型。
料理とフェンシングが得意。日本語は話せないため基本的に翻訳機を使用してケント達と交流している。
ガリューンのウェブダイバーとなる。
- 浅羽ナオキ
CV:竹内順子
ケントの友人で永遠のライバル。8月10日生まれ、138cm、35㎏、A型
ケントと100番勝負を行っているが、現在39勝40敗。
手先は不器用で図工は苦手。
最初はデリトロスによって洗脳されてしまい、ケントへのライバル心を利用されドラグオンのウェブダイバーとして襲ってくる。
- 倉知ショウ
CV:甲斐田ゆき
一つ年上の5年生。2月4日生まれ、150cm、40㎏。B型。
頼りがいのあるクールなお兄さん的な存在。ケント達からは「ショウさん」と呼ばれ慕われている。
何事もそつなくこなすが人参だけは苦手という子供らしい所がある。
洗脳された際はグループ内でのその信頼度を利用されてしまう。
洗脳時はペガシオンのウェブダイバーだったが、解放されてからはダイタリオンのウェブダイバーとなる。
- 結城カイト
CV:高木礼子
ケントの弟で小学1年生。3月3日生まれ、95cm、18㎏、A型。
兄に憧れているが、内心羨ましく感じている。
初期にデリトロスによって捕えられてしまったが、救出されて終盤ワイバリオンのウェブダイバーとなる。
- 有栖川博士
CV:飛田展男
ネットワークを管理するワールドリンク管理局の総責任者でアオイの祖父。
55歳、10月19日、182cm、69㎏、A型。
マジカルゲートやウェブナイトを開発したのも有栖川博士。
しかしデリトロスによって子供達が現実世界に戻れなくなったため、責任を感じている。
- 結城タケト
CV:大倉正章
ケント達の父親。30歳、8月10日、190cm、72㎏、O型。
ワールドリンク管理局のマジカルゲート管理主任。
ケント達の剣道の師であり達人級の腕を誇る。
最終回でのケントとのやり取りは必見。
- 結城ナツコ
CV:川崎恵理子
ケント達の母親で専業主婦。
30歳、2月12日、169cm、?、A型。趣味は食器集め。
優しく美しく料理が得意な良妻賢母。
- 浅羽ナオジロウ
CV:立木文彦
建設業の仕事をしているナオキの父。30歳。
タケトとは学生時代からのライバルで100番勝負をしていた。
現在は123番目まで行っているが、勝敗は不明。
- 倉知レナ
CV:かかずゆみ
ワールドリンク管理局に勤めるショウの姉。20代前半。
ワクチンプログラムの研究開発をしている。
●ウェブナイト
人間の幸福とは、生涯に何人の友を作ったかで決まる。
沢山の友に囲まれ、結城ケントと言う親友に出会えた私は……幸せだった。
- グラディオン
出典:電脳冒険記ウェブダイバー、OP、RADIX、
(C)2001 ウェブダイバー製作委員会・テレビ東京・NAS 、2001年4月6日~2002年3月29日。
CV:杉田智和
もう一人の主人公。ウェブナイトのリーダー。
余りに出番が多かったため『グラディオン』ってタイトルのアニメだと思っていた人も多かった、当時は。
正々堂々と戦う事を信条とし、悪に屈しない強い心を持ったウェブナイト。
騎士型ウェブナイトであり、SL機関車に変形する。
必殺技はグランブレードで一刀両断するブレイク・ザーンやグランブレードが変形したグランマグナムで撃つブレイク・シュート等、他のウェブナイトと合体する事で強化する事が出来る。
正体は240万光年離れたアンドロメダ星雲第98恒星系惑星クーリアに住む有翼人。
同じ恒星系の間で開かれた『宇宙戦士武道大会』の決勝でクロルとの戦いを制した、誰もが認める銀河の覇者であった。
降伏しようとしたクーリアの民の中でデリトロスに立ち向かった勇敢な青年であり、いつしかその姿を勇者と讃えられるようになっていった。
出典:電脳冒険記ウェブダイバー、48話、RADIX、
(C)2001 ウェブダイバー製作委員会・テレビ東京・NAS 、2001年4月6日~2002年3月29日。
デリトロスとの戦いは相打ちで終わり、デリトロスはクーリアを巻き込んで消滅。
電脳世界で戦っていたためグラディオンは肉体を失い、宇宙空間を彷徨う事になった。
彷徨う事100万年、地球に辿りつきエンジェに頼まれたためウェブナイトに転生した。
昔Googleでグラディオンと検索すると、もしかしてグラヴィオン?と出てくる事があった。
最近ではバディ・コンプレックスにブラディオンという似た名前のロボが登場している。
近年ではアニゲラの『うろ覚えディドゥーーン劇場』のパチモン世界にグリフィオンと共に登場した。
ケンタと共にデストロスと戦っているらしいが、決着がつかないままケンタが大人になってしまい、
ケンタはマジカヨステーションのアダルトサイトに入り浸ってしまって、まともに戦おうとしなくなっている。
そのため呆れ果てている。
『友よ、夢の彼方に:グラディオンのテーマ』というテーマソングが存在する。(作詞:杉田智和)
ワイバリオンやダイタリオンとの合体シーンなど大事な局面でかかる事がある。歌唱力については触れないであげて。
このグラディオンを主役と扱うかどうかで杉田氏の初主演作が変わってくる。
東京エンカウントのスタッフは初主演と扱ったが、杉田氏的には主役ロボで主役はケントらしい。
- エンジェ
CV:内川藍維
マジカルゲートの自律管理プログラム。背中に翅を生やした妖精のような美少女。
アオイの亡き母親・有栖川ミカが人格のモデル。
実は見る人によって姿が変わる特性があり、現在の姿はケント達のイメージによるもの。
そのため視聴者の脳内補完が可能と言う便利な設定がある。
- ジャガオン
CV:川島得愛
ジャガー型のウェブナイトで、風を操る事が出来る。
信頼と正義感が強いが、おっちょこちょいな所がある。
スピードはウェブナイトで最も優れている。
ちなみに洗脳されたウェブナイトの中で唯一ウェブダイバーを乗せず、単独で行動したウェブナイト。
ビークルモードはスポーツカー。必殺技は右手のガトリングからエネルギー弾を連射する「ガトリングバスター」。
- シャークオン
CV:吉野裕行
サメ型のウェブナイトで、水中戦が得意。考えるよりも先に手が出るタイプ。
切り込み隊長であり、単純なパワーはグラディオンにも勝るとも劣らない。
ウェブナイトで唯一居眠りをする描写がある。
ビークルモードはホバークラフト形態。必殺技は両手の銃から高圧水流を発射する「アクアトルネード」(一度撃てばエネルギーの充填に時間がかかる)。
- グリフィオン
CV:中村悠一
グリフォン型のウェブナイト。
ウェブナイトのまとめ役で作戦参謀。冷静沈着な性格。
しかし自分の信念は決して曲げない頑固者でもある。
ビークルモードはジェット戦闘機。必殺技は回避困難な誘導弾を放つ「ホーミングショット」。
中村氏のメイン役。
- ガリューン
CV:小西克幸
東洋龍型のウェブナイト。
正々堂々とした勝負師を好み、自分以外は頼らない強靭な精神力を持つ孤高の戦士。
友達と呼べるのはグラディオンだけ……。
ビークルモードは帆船(首の部分が船首)となる。必殺技は口から放つ高圧電流「シャイニングボルト」。
- フェニクオン
CV:鈴村健一
フェニックス型のウェブナイト。
普段は陽気に振る舞っているが、誰よりもマジカルゲートの平和の事を考えている。
知能に秀でており、その知恵はグラティオンさえも恐れるほど。
ビークルモードはSF新幹線。必殺技は両翼から放つ高熱の火炎「ヒートウェイブ」
- ケルベリオン
CV:宮下道央
ケルベロス型のウェブナイトで、オルトリオンの双子の兄。
攻撃的な性格をしており、口も悪い。
だが、オルトリオンに諌められることがある。
攻撃力に秀でているため、オルトリオンと行動する際、主に攻撃を担当する。
隠密活動も得意。
ビークルモードはカッター戦車。必殺技はカッターを発射する「スパイラルカッター」。
- オルトリオン
CV:陶山章央
オルトロス型のウェブナイトで、ケルベリオンの双子の弟。
おとなしいが、兄には厳しい。
防御力に秀でているため、ケルベリオンと行動する際、主に防御を担当する。
隠密活動も得意。
ビークルモードは漢のロマンドリル戦車。必殺技はドリルを発射する「ジャイアントドリル」。
- ゴレムオン
CV:宮下道央&陶山章央
ゴーレム型ウェブナイト。
ケルベリオンとオルトリオンが合体した姿。
ケルベリオンの攻撃力とオルトリオンの防御力を兼ね備えているが、動きはやや遅い。
ケルベリオンがしゃべる際は金色の頭、オルトリオンがしゃべる際は白を基調とした頭に切り替わる。
- ドラグオン
CV:川田紳司
西洋龍型ウェブナイトで、マスターウェブナイトの一体。
主であるウェブダイバーに絶対の忠義を誓う騎士。
洗脳された際は圧倒的な戦闘力で、幾度となくグラディオンを苦しめた。
ビークルモードはトレーラー。玩具版ではビークルモードのグラディオンを搭載できる。
必殺技は翼で隕石を操り、流星群のごとく相手に放つ「プラネットストライク」と、
両肩の大砲から放つ「ブラックホールキャノン」。
- ペガシオン
CV:鈴村健一
ユニコーン型ウェブナイト。
名前はペガサスから由来しているが、見た目はユニコーンとケンタウロスを合わせたような姿をしている。
冷徹だが、一方で独特の美意識を持ち、物事をスマートに美しく運ぼうとするナルシストな性格。
物事の全体を見通す目を持ち、戦いの中では的確な判断で戦況を有利に運ぶ。
ビークルモードは6輪バギー。必殺技は剣から放つ光の刃「ミラージュソード」。
- ライガオン
CV:中村悠一
ライオン型ウェブナイト。
一度狙った獲物は逃さない性格で、その障害になる者は仲間であろうと容赦なく攻撃する。
ビークルモードはヘリコプター。
必殺技は「エレクトリックランサー」と、エレクトリックランサーから発する光のバリア「ランサープロテクト」。
- ワイバリオン
CV:小西克幸
飛龍型ウェブナイト。
どんな状況でも自分を見失う事がない、優秀な戦士。
飛行能力はウェブナイトの中でも最高。
子供の気持ちに敏感で、カイトを自らウェブダイバーに選んだ。
ビークルモードはプロペラ機。
ウィングモードに変形し、グラディオンと合体することで「ビクトリーグラディオン」になる。
- ダイタリオン
CV:飛田展男
タイタン型ウェブナイトで、マスターウェブナイトの一体。
グラディオンを凌ぐ事すらある天才騎士。
『時の神』を自称するように時間操作能力を持っており(時間を止めたり3秒のみ戻したりできる)、それを駆使して高速移動してくる。
ビークルモードは大型飛行艇。必殺技は胸から放つ光線「アックスノヴァ」。
ペガシオンフェイスモードと合体している際は「スーパーミラージュソード」、
ライガオンフェイスモードと合体している際は「スーパーエレクトリックランサー」が使用可能。
そして、腕にペガシオン&ライガオンが合体することにより「ダイタリオンプライム」となり、
必殺技が両腕と胸から放つ極太の光線「プライムノヴァ」に進化。
■デリトロス
- デリトロス
CV:立木文彦
突如出現した巨大な眼球の姿をした謎のプログラム。
マジカルゲートを乗っ取り、約30万人の子供を取り込んだ上に、セキュリティであるウェブナイト達を洗脳した。
莫大なデータ量を有しており、ワールドリンク管理局が何度かデリトロスを確認したが、
その容量はマジカルゲートに存在出来るデータ量の限界を遥かに凌駕していた。
何故限界を超えた容量のプログラムが存在出来るのか、本来の力がどれほどのものなのか謎。
その正体は100万年前に惑星クーリアが自身の惑星を制御しようとし、科学者が偶然作ってしまった惑星制御プログラムであった。
狂った自我を持っており、クーリアを中心とした恒星系の電脳世界を侵略した。
電脳世界を破壊した事でクーリアの現実世界にも影響を及ぼし、
電脳・現実ともに滅亡寸前まで追い込んだが、勇者グラディオンとその仲間達、そしてそれに感化された戦士に反撃を受ける。
最後はグラディオンと相打ちしたが、クーリアは滅ぼす事に成功。
その後宇宙を彷徨ってこの地球へとやって来た。
最終目的は現実世界に出入りできる存在『データノイド』に進化する事。
- リュウト
CV:吉野裕行
ケントとの戦闘データを元に作られたデリトロスの戦士。
ケント以上の戦闘力を有しており、デリトロスモンスターやダークグラディオン軍団と共にケント達と戦う。
その正体はデリトロスの分身であり、デリトロスそのもの。
■用語
『RADIX』の公式サイト内でかなり詳しく解説されていた。
大抵の事は本編内でも分かるが、細かい所はサイトを見ないと分からない事も多い。
- マジカルゲート
有栖川博士が開発した子供達専用のネット世界上のバーチャル・テーマパーク。
基本的に大人と幼稚園に通うような子供は来る事は出来ない。
後に開発された「ネオダイブシステム」を利用すれば大人でも無理矢理入る事が出来るが、入ったとしても世界を正しく認識出来ない。
ネット共通語に自動翻訳されているので、言語の壁は無く、世界中の人と友達になれる。
人の意識をデータ化して電脳世界に送るダイブシステムを使用してマジカルゲートに来ることが出来る。
都合上マジカルゲートで遊んでいる間は現実世界の体は無防備状態になってしまう。
来る際は専用のコントローラーを街中にあるプラグターミナルに接続する事でダイブ出来る。
内部はマジカルステーションを中心した3層構造。さらに各エリアには担当のウェブナイトが管理している。
この世界は子供の意思が具現化する場所であり、子供達の想いが力になる不思議な世界。
デリトロスによって約30万人が閉じ込められてしまう。
さらにデリトロス達が悪事を働くと、現実世界でも事件が起きるようになってしまう。
- ウェブナイト
有栖川博士によって開発されたマジカルゲートを管理防衛する13体のプログラム。
グラディオン、ドラグオン、ダイタリオンはマスターウェブナイトと呼ばれ、主管理プログラム。
ロボットの姿をしているが状況によって変形する。
成長進化するプログラムが組込まれているため博士にも知らない事がある。
- 惑星クーリア
地球から240万光年離れたアンドロメダ星雲第98恒星系惑星。
精神も文明も地球より遥かに進んでおり、グラディオンも天国と称する星だった。
クーリア人は天使のような翼を持つ有翼人で、温厚な民族であり、グラディオンの様に戦闘訓練するのは非常に珍しかった。
繁栄の為に惑星レベルの制御プログラムを作ろうとしたのだが……。
■CG
とにかく動かない事で有名。
CGが使われているのはウェブナイト達……つまり主に戦闘シーンだけなのだが、これが碌に動かない。
まったく動かない訳ではない。そこそこ動いてはいる。
しかし、どうしても動いていないと視聴者が感じてしまう程度には動いてくれないのだ。
さらにCGが明らかに浮いているのも問題点の一つである。
それでもこのCGは電脳世界を表現するために導入されており、セルシェーダーすら張られていなかったので、
浮きっぷりは間違ってはいないのだろうが、どうしても違和感を覚えてしまう(RADIXの植田基生プロデューサーもそれが狙いだったようだが……)。
CG技術については当時発展途上だったので仕方なかったところもある。
だが、ちょっと前までかなり気合いの入った海外産のフルCGロボットアニメビーストウォーズシリーズが放送されていたことや、
後に「オーパーツ」とまで評されるほど美麗CGがよく動くゾイドシリーズが同時期に放送されていた事で、ますますそのヘボさが目立つ事になった。
メインターゲットの子供達は作画を気にする事はないだろうが、それでも動かない事は文字通り動かしようのない事実である。
そのため当時ウェブダイバーの現場に小2の子供から、「グラディオンはどうして相手の攻撃をかわさないんですか?」という手紙が届いていたと言う。
アニゲラでその話を杉田氏から聞いた中村氏は「それは何? CGが動かない……」と皆思っていた事を発言し、杉田氏は慌てて発言を遮った。
杉田氏曰く、グラディオンはプロレスと一緒。攻撃を受ける事で自分の強さを誇示している。との事。よくロボットアニメ作品の分類で使われるスーパー系かリアル系かで言えば『本作はスーパー系の作品』であると言えば納得出来るだろう。
噂では参加したスタッフは[[僅か3人だけ>メジャーWii パーフェクトクローザー]]だと言う……。
噂の真相は定かではないが、杉田氏の話によると『しあわせソウのオコジョさん』の現場で、
スタッフに「すみません……ウェブダイバーのCG、僕が描いていました」とこっそり謝罪されたらしい。
スタッフもこの展開には不満が溜まっていたのか、
最終回のラストバトルでは「データノイドとして現実世界に転生する」という設定を利用してグラディオンとデリトロスが人間になり、
手書きアニメによるガチバトルを繰り広げるというささやかな反逆行為が行われた。
思い出補正を抜きにするとその尺は短く、割と直ぐにいつものCGに戻ってしまうのだが、少しはスタッフの無念が晴れたと思いたい。
■玩具
タカラから発売されていた『DXウェブナイトシリーズ W-5 グラディオン』を中心に展開したメディアミックス商品。
このグラディオン、なんとTVと繋げてゲームで遊ぶ事が出来ると言う、当時の最新技術を詰め込んだ新時代の玩具なのだ。
このシリーズは『グラディオン』を中心に各商品と連動しており、
グラディオンには上記の通りTVとの接続、変形機能、各形態でのゲーム、赤外線通信等が搭載されていた。
他にもジャガオン等の仲間達も商品化されており、
これらはグラディオンと合体して、ゲーム内のグラディオンを強化したり、赤外線通信でグラディオンと会話したりする*1。
さらに『グランブレード』という剣の玩具はグラディオンと赤外線通信を行う事で、プレイヤーが剣を振るう事でゲーム内のグラディオンが行動する。
つまりグラディオンと一緒に戦っている気分を味わう事が出来る。
……と機能は充実しているが売り上げは振るわなかった。
というのも機能を搭載しすぎてお値段も上昇し、グラディオンは定価7980円になってしまい、全国のお父さんが泣いてしまう事に。
さらにグラディオンとの連動を前提にしているため、ジャガオン等単体ではTVと連動させる事が出来ない。
ジャガオン等を単体で購入した場合、素直に人形遊びをするしかなく、機能の大半が無駄に。
しかし出来自体は申し分ない。
杉田氏は『剣神ドラゴンクエスト 蘇りし伝説の剣』をプレイした際、グラディオンの玩具と近しい物を感じていた。
そんな杉田氏だが打ち上げの際にグラディオンが見事に当たったものの、電車の網棚に置き忘れてしまったらしい……。
現在、東京エンカウントで飾られているグラディオンの玩具を見る事が出来る。
ゲーム番組なのにプレイするのを拒まれてしまったが……。
■杉田と中村
本作は中村氏のアニメデビュー作であり、*2
扱いによっては杉田氏の初主演作であり、そして両氏の交流が始まった作品である。
杉田氏に吉野裕行氏が中村氏を紹介し、当時は役名有りで参加する若手はほとんどいなかったなか、
二人が同い年であると判明した事でゲームの話題で盛り上がったと言う。
中村氏は人から杉田氏と年が同じ事を知り「じゃあ話してやろうか」と思ったらしい。このスタンスは今後も変化しなかったと言う。
追記・修正はマジカルゲートへ接続してからお願いします。
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*2 実際にはそれ以前にドラマCDに出演した事があり、アニメにも出演経験があったため本人はデビュー作だと見なしていないとのこと。
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