登録日:2022/05/09 (月) 18:21:48
更新日:2024/06/18 Tue 13:46:42NEW!
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不思議な扉、一緒に開けてみない?
『都市伝説先生ウラモン』とは田村光久による漫画作品。
2022年3月15日から2023年9月25日まで『コロコロコミック』のwebサービス『週刊コロコロコミック』にて連載されていた。毎週月曜日→隔週月曜日に更新。
●目次
概要
教師モノ兼学園モノのホラーバトルアクション作品。
作者は漫画版『妖逆門』や『フューチャーカード バディファイト』などで有名な田村光久。
田村は『週刊少年サンデー』時代の末期からメディアミックス作品を執筆し続けていたため、オリジナルの連載作品は『イエロードラゴンがあらわれた!』以来となる。
元々は『別冊コロコロコミック』2020年8月号と12月号に読切作品として掲載されていた。
それが後に週刊コロコロコミックにて連載という経緯を辿っており、読み切り版から設定などが改変されている。
読み切り版は後に第4~5話として週刊コロコロにて2週に渡って公開されているが、「本編とは設定や登場人物が異なる部分があります」という注釈が見られる。
漫画の内容だが、『地獄先生ぬ~べ~』と類似した点が見られることから読み切り版の時代から「コロコロ版ぬ~べ~」と専らの評判。
ただし、ぬ~べ~と比べるとコロコロらしく低年齢層に向けた作りにはなっていると言えるか。
作品タイトル名からも分かるように都市伝説が作品テーマなので、作中では様々な都市伝説のピックアップと恐怖体験が描かれるのも特徴である。
主な登場人物
主人公サイド
- 古ノ裏門戸
小学校で教師を勤めている、本作の主人公の青年。頭に付けた鍵と黒手袋が印象的な人物。生徒からは「ウラモン」と呼ばれている。
生徒にも低姿勢で穏やかな口調の人物。一方で非常に憶病な性格で恐怖を感じるとネガティブな言動が目立つが、生徒が危機に陥ると恐怖に耐えて奮発する。
実は手袋で隠している右腕の掌には奇妙なカギ穴が開いており、頭の鍵を使って「異界の門」を開けることで巨大な腕に変化。
腕を活かした殴打などの攻撃が可能で、更に「強制送還」で怪物を異世界に送還する能力や「強制解放」で怪物を解体するなど様々な特殊能力を見せる。
カイキに自身の能力を見せてからは、手袋の下に肌に似せた手袋を重ねて掌の見た目を誤魔化すことでカイキの話を周囲に信じさせないことに成功しており、「まだ真実を教えるわけにはいかない」と語るなど正体に謎が多い人物。
- 神山カイキ
小学5年生の男子で本作のトラブルメーカー的ポジション。都市伝説に挑む「都市伝説倶楽部」を創設している。
基本的に好奇心旺盛で恐怖心が並の小学生より薄く、怪物を見てもあまりビビらないどころかむしろ積極的に関わろうとする姿勢から、ロジィなどに目を付けられてしまったことも。
ウラモンの実態を周囲に告白するが、元々信頼度がないことやウラモンの誤魔化しが成功したことで全く信じられていない。
読み切り版では「樹木飼」という苗字だったが、それ以外の設定は連載版と大きな相違点はない。
- 小針鈴虫
中性的な容姿の少年。カイキの友人で都市伝説倶楽部のメンバー。
能天気なカイキに呆れ気味にツッコむ場面もあるなど、カイキと比べると常識人で気弱な性格。
都市伝説「魔の13階段」に巻き込まれたことによって一時的に周囲の記憶から存在を忘れ去られてしまうが、ウラモンによって救出される。
- 亀田大
細めで太った体格の少年。都市伝説倶楽部のメンバー。
カイキや鈴虫と比べると口数は少ないが、カイキを抱えて走れるなど地味に力が強い描写がある。
- 月岡月
カイキ達のクラスメイトの女子小学生。真面目な性格の優等生だが都市伝説を信じておらず、カイキを「オカルトバカ」と呼んでいる。
飼い猫を探していた最中に猫に関する怪奇現象に誘われる。
- 久比岐うしみつ
学校の壁新聞を担当している少年。壁新聞の制作で偶然呼んだオカルト本を書き写し、都市伝説「あぎょうさん」の記事を執筆する。
記事が話題を呼ぶとあぎょうさんに関する噂や不気味な現象による怪我人が出るという怪奇現象が発生。当初はテンションが上がっていたが、途中から焦りを見せるようになるが…。
都市伝説サイド
- 人形
都市伝説「人形かくれんぼ」によって召喚された、儀式に利用した熊の人形が巨大な怪物と化した鬼の化け物。
欠けた目玉を欲して奇妙な形の怪物へと変形して襲い掛かり、ウラモンによってカイキのズボンのボタンを渡されて目玉を手に入れてもなお目玉を欲求する。
その様子から右腕を解放したウラモンによって身体の核と化していた人形が晒され、「強制送還」によってウラモンの掌に吸い込まれていった。
- ロジィ
登校中のカイキの目の前に現れた怪しげな雰囲気の男性。自称「しがない行商人」。
リアカーで手足を売っているという行動からカイキには都市伝説「足売りババア」ではないかと疑われたが、本人は否定している。
カイキに足を売ろうとした際に予想外の答えを出してきたことに面白がる様子を見せ、出血大サービスとして走力の高くなる足を交換する。
足を気に入ったカイキに次々と身体の部位の交換を提供し続けて最終的に頭を入れ替えて別人にしようとするが、ウラモンに阻止されたことで骨折り損と語りながら逃亡した。
痛みを与えずに足を入れ替える力や人を払う結界を展開する能力を持ち、ウラモンのことも知っているなど謎が多い。
- 新しいカイキ(仮)
ロジィが持ってきたカイキと同じ見た目ながらも「中身が高品質」らしい頭で、カイキの身体を乗っ取って自身が新しいカイキになろうとする。
身体を伸ばして多数の手足を展開した姿になってウラモンを葬ろうとするが、「強制解放」によって多数の手足と分解された。
怪物の姿になった際には「のびのび」と連呼する奇妙な口調を見せている。
- 黒服の男
カイキの後を付けていた黒服の不気味な男性。背中から刃のような触手を複数本展開することが可能で、ウラモンを相手に優勢に立つ戦闘力を持つ。
その正体は別次元にいる宇宙人であり、自身の母星では戦争が延々と続いていた最中に偶然召喚したカイキの自由帳を文献と解釈し、その自由帳に書いてあった「D・D・D(ダークネスディメンションデストロイ)」というカイキが妄想したベイブレーガー*1という玩具の二次創作アイデアを兵器と勘違いしていた。
実際は存在しない兵器だったが代わりに実在するベイブレーガー2種を譲渡され、最後まで玩具を兵器と勘違いしたままウラモン達の記憶を消して帰還した。しかし、ベイブレーガーが本当に戦争の終結に貢献することになる…。
超常現象対策部隊
- 葛切影千代
超常現象対策部隊という組織の3尉の男性。クールな雰囲気の男性で成人の割には小柄。
偶然現場に紛れ込んだカイキの見学を許すなど雰囲気に反して心は広いが、自身に小柄という印象を持ったカイキの内心を読んで締め上げるようにおモチに指示するといった一面も。
- 葛切おモチ
影千代と同じく超常現象対策部隊で勤める女性。女性の割には大きい体格で巨乳。
クールな影千代とは真逆でかなり軽いノリを感じさせる女性で、成人男性のウラモンを振り回してしまう怪力を誇る。
相手を狙う際には顔を暗くして眼光をキラーンと光らせる癖がある。
余談
- 週刊コロコロでは『ぷにるはかわいいスライム』が予想外の反響を得たためにそちらが所謂「雑誌の看板」的に扱われているが、当初は本作が主力作品として想定されていたのではないかとの推測もある。
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