登録日:2015/12/15 Tue 13:16:47
更新日:2024/05/12 Sun 20:44:30NEW!
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もしかしたら彼は…
あなた達籏本家の一族をすべて…
抹殺する気かもしれないんですよ!!
『豪華客船連続殺人事件』とは、『名探偵コナン』において、江戸川コナンが解決した事件の名称。
単行本第3巻に収録されている。テレビアニメでは第22話・第23話として、1996年7月1日と8日に放送され、2013年4月6日と13日にはデジタルリマスター版として再放送された。
原作では初となる長編であり、アニメでは初の前後編で放送された記念すべき事件である。
●目次
以下、ネタバレにご注意ください。
【ストーリー】
籏本島に観光に来ていたコナン達。
そこで定期船に乗り遅れるというアクシデントに見舞われ、急遽籏本グループが貸切にしている豪華客船に乗せてもらう事になった。
籏本家は今日籏本島で結婚式があったばかりで、挙式した夏江・武夫婦と仲良くなり、夕食にも招かれる。
籏本家当主の豪蔵以外の一族が集まっていたその時、執事の鈴木の悲鳴が響き渡る。
密室となった自室で、豪蔵が刺殺体となっていたのだ*1。
現場の状況から武に疑いの目が向き、強い動機も持っていたため彼を犯人だと万場一致で決めつけ、倉庫に彼を閉じ込めた。
これで事件は解決したかと思われたが、そのすぐ後で第2の事件が発生。
一族の1人である竜男が何者かに撲殺されてしまい、同時に倉庫にいたはずの武も行方をくらます。
やはりこの犯行も一族に恨みを持つ武の仕業なのか?
一族が恐怖に怯える中、コナンはある可能性を見出して……
【事件関係者】
- 籏本夏江
CV:麻生侑里
今は亡き籏本家の長男・将一の次女。つまり豪蔵の孫。22歳。
旗本島で挙式したばかりの新婦。
黒髪ロングの清楚系美人で心優しい女性であり、この事件で群を抜いて目立つ聖人。
一族の人間が大嫌いな豪蔵も、夏江だけは可愛がっており、式の帰りに島でのみ咲いている花を武の胸につけてあげた。
それが犯行現場に落ちていた事で武に疑いがかかり、彼が復讐の為に籏本家に入ったと知った時は、誰も信じられなくなり涙を流した。
それでも蘭の励ましの言葉を受けて武を信じようとしたが、事件が起きる度に彼の疑いが強まってしまい……
豪蔵殺害、竜男殺害の犯行については、起こった時間はコナン達と一緒にいた為、容疑者から外されている。
ちなみに彼女1人だけ豪蔵の死を心の底から悲しんでいた。
第1・第2の事件両方において、ともにコナン・蘭と一緒にいたことで完璧なアリバイが成立している唯一の人物。
- 籏本武
CV:中原茂
籏本物産勤務で夏江の夫(婿養子)。24歳。
籏本島で挙式したばかりの新郎。
真面目で人のよさそうな青年で、照れた時に頬をかく癖がある。
実は籏本豪蔵に会社を乗っ取られ自殺した財城勇夫の息子で、本名は財城武彦(ざいき たけひこ)である。
その事で豪蔵に詰問されるのを麻理子に聞かれていたことで、父親の復讐が動機と考えられ、さらに胸に差していた花が現場外の廊下に落ちていた事から、彼に疑いがかかり、倉庫に閉じ込められる。
だが第2の事件が発生した直後に倉庫から逃げ出し、以降は行方不明になってしまう。
- 籏本豪蔵
CV:北川米彦
籏本家当主で籏本グループの総帥。72歳。
貫禄ありまくりのおっかない爺さんで、一族以外の人間が船に乗っている事に腹を立て、初対面のコナンと蘭を鋭い目つきで睨みつけた。既に出航してしまっていたせいか、さすがに降ろさせようとまではしなかったが。
洋食が大嫌いで、特にパンは見ただけでも吐き気がするらしい。
また、探偵の事も「こそこそ人の粗を探すようなのにはロクな人間がいない」と嫌っており、旗本家では推理小説や探偵もののTV番組を見る事をタブーとしている。
それは自分が粗だらけの人間だからだろうと言いたい。
また、夏江以外の一族の人間も嫌っており、資金援助を断る程度ならともかく、一郎の入選作を破り捨てる、祥二の料理をブタのエサ呼ばわりして払い除けるなど作中では横暴な様子ばかりが描かれた。
武の正体を見抜き自室で尋問していたが、後に自室で刺殺された状態で発見された。
昔からかなり悪どい商売をしていたらしく、その事で武からも憎まれていた。
もし自身に万が一の事があった場合には、籏本グループの権限を全て夏江に委ねるとの遺言書を残していた。
- 籏本一郎
CV:石田彰
美大生で北郎と麻理子の1人息子。21歳。
気弱で根暗そうな青年であり、その性格が原因で竜男に馬鹿にされている。
デッサンが得意で、船にいた時も夏江をモデルに何枚も絵を描いていた。
その腕でコンクールで入賞した事もあるが、その絵を豪蔵に破られるという辛い過去を持つ。
第3の事件の被害者で、1人でトイレに行った時に停電に遭い、直後にいきなり襲われて足を刺されてしまう。
中の人は後に白馬探を担当する。
- 籏本北郎
CV:村松康雄
籏本建設副社長で麻理子の夫(婿養子)。47歳。
気弱なおじさんで、常に脂汗をかいており同じく気弱な息子の一郎にすら軽蔑される場面がある。
コナン達を船に乗せてくれたいい人だが、それが原因で豪蔵にどやされる。
自分は大会社の跡取りになれるような人間ではないという理由で籏本家を出たがっていたが、豪蔵に反対されていた。(でなくても、麻理子が許さなかっただろう、と言われているが。)
まあ義父である豪蔵はおっかない上に人間性最悪、妻は遺産に執着しまくっているため出ていきたくなる気持ちもわからなくはないが。
麻理子とは子供の頃から仲がよく、従兄弟同士でありながら結婚までこぎつけた。
鈴木によると2人が結婚する際豪蔵は猛反対していたらしい。
- 籏本麻理子
CV:片岡富枝
籏本家長女。43歳。
着物を着た強欲そうなオバさんで、豪蔵の遺産に最も執着している人物。北郎も尻に敷いている。
豪蔵が殺された直後も遺産の取り分を気にしていた。
また一族の内情にも詳しく、容赦なくその秘密を暴露している*2。
決め台詞は「あたしゃ知ってんだよ…」。
その一方で、息子の一郎の事はかなり溺愛している様子で過保護気味。
- 籏本秋江
CV:津田真澄
今は亡き籏本家の長男・将一の長女。つまり豪蔵の孫で夏江の姉。26歳。
妹・夏江と違って派手なドレスを着た気の強い女性。
麻理子と一緒に遺産の行方をあれこれ思考していた。
その遺産の事で竜男と口論になった他、麻理子によれば、真偽は不明だが他の男と浮気をしているとの事。
しかし、口論の後に竜男が殺された時は血まみれの遺体に縋り付いて人目もはばからず号泣しており、愛はあった模様。
それゆえに、武を旗本家に引き入れた張本人である夏江に「あんたが武を連れて来なければこんな事(竜男との死別)にならなかった」と怒りをぶつけてしまう。
- 籏本竜男
CV:高木渉
ミュージシャンで秋江の夫(婿養子)。26歳。
ガラの悪いチンピラのような男で金髪をギンギンに逆立てている。グレた高木刑事じゃないよ。
ミュージシャンではあるが、秋江からは「才能も無い癖に」と酷評され、まともな仕事をするよう怒鳴られていた。
その為、実質ヒモのような状態であり、莫大な借金を抱えており、遺産目当てで結婚した事がばれて、秋江と激しい口論になる。
第2の事件の被害者で、船のデッキで撲殺された状態で発見される。
祥二は「彼は「遺産と引き換えに偽証で無実にしてやる」と取引を持ちかけるべく武のいた倉庫の鍵を開け、その後彼に殺された」と推測したが……(アニメではこの推測シーンはカット)
ちなみに、彼が秋江を罵倒した際の「金食い虫の『あばずれ』~」発言は、アニメでは「あばずれ」が「女」に変更されている。
- 籏本祥二
CV:有本欽隆
籏本家次男でフランス料理店シェフ。41歳。
オールバックで口ひげを生やしたダンディな紳士。独身。
料理の腕は一流で、結婚式の料理も彼が作ったが、豪蔵には「ブタのエサ」などと酷評される*3。
豪蔵に店の開店資金を援助してもらおうとし、手ひどく断られた事がある。
なお、遺産にはそれほど執着しておらず、遺産が全て夏江の手に渡るかもしれないと知った時は、「豪蔵に一本取られた」と言って笑い飛ばしていた(アニメではカット)ため、一族の中では割とまともな人物。
武に殺人の疑いがかかった際は「少しは骨のある男だと思っていたが、どうやら見込み違いだったようだな」と言うが、逆に言えば殺人容疑がかかるまではそれなりに武を評価していた様子。
- 鈴木賢治
CV:八木光生
籏本家執事。64歳。
古くから籏本家に仕える老人で、一族に関する事は色々と知っている。
遺言書の事などを教えられている事から、豪蔵からも信頼を得ている人物だと思われる。
豪蔵の遺体の第一発見者で、彼の部屋の前で武が落としたと思われる花を見つける。
豪蔵が殺害された時間帯は食堂で準備していた所をコナン達が目撃していた為、夏江同様容疑者から外されている。
【レギュラー陣】
ご存知主人公。
原作ではこの回で初めて腕時計型麻酔銃を使用して眠りの小五郎の推理ショーを披露。
蘭が好きな人(新一)の特徴を挙げた時は思わず照れていた。
ご存知蘭姉ちゃん。
夏江の「好きな人はいるのか」と言う質問に新一だと答えている*4。
原作ではこの直後、『月いちプレゼント脅迫事件』でコナンを新一と疑い新一に好きだと言ったことを否定しているが、アニメではこの放送より前にその話が放送された為、否定した後に再び好きだと認めている事になる(もっとも、否定したこと自体、本気ではあり得ないのだが)。
武が犯人扱いされて落ち込んでいる夏江を勇気付ける。
武の事は直感ながら、悪い人じゃないと感じていた。
ご存知迷探偵。
帰りの定期船の時間を間違えたおかげで運良く豪華客船に乗る事ができたが、運悪く事件に巻き込まれる。
推理で武を犯人だと断定したが、彼が豪蔵を刺した決定的な証拠がないのに現場に花が落ちていたというだけで犯人扱いはどうかと思う。
返り血がついていたわけでもないのだから、外を通った時にたまたま落ちた、とでも弁解されたら、即証拠不十分だろう。
あるいは、武が豪蔵の部屋に行ったのは周知の事実なので、「帰りに落としたんだろう」と言われればそれまでである。
原作では第2の事件発生時は関係者の中で唯一寝ていた。その後の言い争う麻理子と秋江に対して「いいかげんにしろ!!」と一喝していたが、アニメではカットされている。
【その他の人物】
- 籏本将一
- 籏本みゆき
秋江と夏江の両親で、将一は籏本家長男。
2人とも1年前に事故で他界している。
- 財城勇夫
財城産業の社長。
10年前に豪蔵に会社を乗っ取られ、それが原因で自殺する。
妻だった女性も後を追うように病死して、息子の武彦(武)はどこかの施設に預けられた。
【以下、事件の真相。さらなるネタバレにご注意ください】
許せなかったんだ…
夏江さんとの結婚を許してくれなかったおじい様も…
夏江さんを奪っていく武さんも…
許せなかったんだよ―――!!
- 籏本一郎
今回の事件の真犯人。
実は夏江に恋心を抱いており、自分の両親がかつてそうしたように、従兄弟同士で結婚しようとまで考えていた。
だが内気な性格のせいで夏江にその想いを打ち明ける事が出来ず、彼女の親代わりである豪蔵に結婚させてほしいと頼む。
しかし豪蔵は取り合おうとせず、「きさまなんぞに大事な夏江をやれるか!」とまで吐き捨てる。
そしてその後あてつけるかのようにすぐ夏江と武の結婚を認め、夏江との結婚は叶わぬ夢と化してしまった*5。
それだけで終わっていれば今回の事件は起きなかったかもしれないが、
船上で夏江をデッサンしていた時、「かなわぬ夢は早く捨てるんだな!」と吐き捨てられた事が引き金で、豪蔵に殺意まで抱くに至り、彼を殺してその罪を武に着せようと思い立ったのだった。
武に容疑がかかるように工作してその思惑通り武が捕まり、全てが上手くいったかに思えた。
部屋の前に花を落としたのも、そのためだった。
ただ、花自体は武がずっと身につけていたため、盗んだとは考えにくく、彼がどこかで落としたものをたまたま拾ったと思われるため、最初から利用する予定ではなかったと考えられる。
もっとも、武に部屋に来いという旨の豪蔵の言葉は皆が聞いていたので、部屋に行ってもそれ自体は殺人の証拠にはなり得ない(花も、その事実を補完するものに過ぎない)。実際、夏江と鈴木以外はアリバイが無く、誰でも犯行可能だった。
またこの際、廊下の血を拭いた後に花を落とすというミスを犯しており*6、コナンが武犯人説に疑問を持つきっかけになっている。
ちなみに、現場が密室になったのは、前述の通り、被害者の豪蔵自身が追撃をかわすためにドアを閉め施錠したためであり、言わば偶然の産物だった。
だが、凶器の包丁を処分していたところを竜男に見られた事で、徐々に計画に狂いが生じてくる。
やむなく竜男を口封じに殺したものの、武が監禁されていた状態で新たな事件を起こしてしまったため、このままでは逆に彼の無実が証明されてしまう。そこで、彼にも犯行が可能な状況を作り出すために倉庫の鍵を開けた。
しかし、外からしか開かない鍵が壊されず開けられていたことから、今度はそれを開けた共犯者がいるはずだという話になり、
自分を容疑から外そうと暗闇で自分の脚を刺して何者かに襲われたかのように見せかけた。
停電のトリックは、ブレーカーに紐で錘(工具箱と思われる)を付け、その紐をどこかに結び、中間はロウソクに巻き付けてから火を付ける。時間が経ってロウソクが減ると、火が当たって紐が焼き切られ、錘が下がって重さでブレーカーが落ちる、というもの。
だが、その犯行で、2つの理由から決定的な墓穴を掘ってしまうはめに。
1つは、「暗闇で誰かにいきなり刺された」と証言したのに、犯人は彼の姿を正確に掴んで刺していること。
もう1つは、第1・第2の事件の時には犯人は犯行に使用した凶器を持ち去っているのに対して、彼が刺された第3の事件の時だけは凶器の包丁が現場に残されていたことから、「一郎が自分の足を刺し、そのせいで凶器を持ち去ることができなくなった」と断定されてしまったことだった。
ちなみに、ブレーカーに仕掛けをして暗闇を作り出したのは、自分を刺した人間を特定したくなかった為。仮に「武に刺された」と言えば、あとで何らかの理由で彼の無実が証明されてしまった場合、ウソの証言をした自分が疑われてしまうからである。(「真っ暗闇の中で相手を正確に特定してしまうのは不自然」とも考えたかもしれないが。)
そして豪蔵殺害の現場で、一郎が木炭デッサンの時に使っていた消しゴム代わりのパンの欠片が、血の上から見つかった事が発覚し*7、犯行の動機を示す証拠である、夏江をモデルにした大量のスケッチによって動機も暴かれた事で、全ての犯行を認めた。
ただし、豪蔵の殺害が「結婚を許してくれなかった」というある意味自分勝手な動機であったことと、口封じの殺人や他人に罪を着せる*8等、彼の行為には擁護できる部分がほぼ無い。
特に竜男を殺した理由は彼の人間性とは全く関係がなく、仮に目撃者が別人だったとしても、同様に手にかけていた可能性が高い。流石に自分の両親や夏江であったら、手にかけるようなことはしなかっただろうが…。もし蘭に目撃されてた場合、返り討ちに遭いそこで事件が解決していたかもしれないが…
気が弱い彼だが、それだけに追いつめられると思い付きで暴走するようなタイプの犯人かもしれない*9。
実際、豪蔵の殺害以降の彼の犯行は思いつきによるところが大きく、結果的に自らへの疑いを深めるばかりであった。
包丁を捨てるのを見られたことも、周囲も武犯人説で固まっていたし探すのも無理だったのだから、捨てたのは別のものだったと言い訳もできただろう(捨てるものが包丁だとハッキリ目撃されていたのかもしれないが)。
動機が「豪蔵や竜男のイジメに耐えかねて」というようなものであったらもう少し同情の余地があったもしれないが…。
しかし、豪蔵が人間的に問題があり過ぎたせいか、コナンは彼に対してそこまで厳しい態度は見せず、むしろ絶句していた。
- 籏本豪蔵
一郎の夏江への想いを門前払いするかのように一蹴し、その後あてつけるかのように夏江と武の結婚を認めた。
もう少し期間を空けてから武と夏江の結婚を認めていれば、一郎も諦めがついたかもしれないのに、なぜこんな意地悪な事をしたのか……?
同じ孫なのだから、もう少し一郎に優しく接していてもよさそうなものだし、一郎も今回の事件を起こさなければ、むしろ性格的には夏江に次ぐ良識派だったのだが…。
恐らくいとこ同士で結婚した両親の件で、息子の一郎もろとも嫌っていたからかもしれない。
余談だが、昔から会社乗っ取りなど相当悪い事をやっていたようなので、今回を期に籏本グループにも捜査のメスが入る可能性がある。
おそらく、武以外にも彼を恨んでいる人間は相当数いたと思われ、中には殺意を抱く者もいたかもしれないが、本人もまさかこんな理由で殺されるとは思ってもいなかったであろう。
しかし、夏江以外の身内を嫌い続け、一郎に辛い仕打ちを繰り返し続けた彼にこれほど相応しい「殺された理由」も無いのかもしれない。
上記のように人間性最悪で更に探偵嫌いなこともあってか、コナンはむしろ一郎に同情的な素振りまで見せている。
また、武の正体を初めから知っていたにも関わらず、夏江との結婚を認めた上、武を誰に立ち会わせることもなく自分の部屋に来させた。
よほど殺されない自信があったのか、殺される覚悟があったのか、実は素性を知ってはいても武を認めていたのか…。この件に関しては結局真相は闇の中となった。
後日、葬儀は竜男との合同で行われているが、後述のように唯一の相続人にも去られ遺産を放棄されるなど死人への鞭打ちの如き目に遭っている。
- 籏本竜男
一郎が凶器を捨てるところを目撃してしまったがために殺され、その後も「武と遺産に関する取引をした後で殺された」などと好き放題言われていた可哀想な人物。
見た目的に、なよなよした一郎のような人物が襲ってきても返り討ちにしそうだが、油断していたからか呆気なく殴り殺された。
一郎は竜男から暴言を吐かれるなど嫌がらせを受けていたと秋江も言っていたので、ほぼ反射的に今までの恨みから一郎に殺されたと考えれば自業自得とも言えなくもない。
しかし人間性に問題はあったとはいえ、悪事といえば遺産目当てで秋江と結婚した点と、相続の条件を聞き出す為に鈴木を脅した点がくらいの程度の為、さらには今回殺された理由も単なる口封じという事から今回ばかりは妻である秋江共々、完全な被害者と言えるだろう。
なんだかんだと秋江に本心から愛してもらっていた事、葬儀の際に豪蔵と同じサイズの遺影も用意されていた事、豪蔵とは違ってその死に対して妻に泣いてもらえた事がせめてもの救いだろうか。
少なくとも豪蔵よりははるかに幸せ者だったことだけは確かであろう。
秋江には何とか立ち直ってもらいたいものであるが…。
- 籏本武
危うく殺人の罪を着せられそうになるが、コナンの推理で無実が証明される。
前述の通り、第1の事件で「血痕を拭き取った廊下」に「花が落ちていた」ため、武に罪を着せたい犯人の思惑であると察していた。
第2の事件の時に夏江の悲鳴を聞き、倉庫の鍵が開いていたので外に飛び出したが、その先で竜男が殺された事を知り、このままではまた疑いをかけられると思い、鍵の開いていた秋江の部屋に逃げ込みクローゼットに隠れていた。
コナンは小五郎達とともに武を捜した際、秋江の部屋のクローゼットを開けて存在に気づいてしまったが、その後も別の場所に逃亡はしていなかった。
もう逃げられないと観念したが出ることもできずにいたのか、或いは逃亡に疲れ果てて眠ってしまっていたか……。
小五郎に犯人だと決め付けられ監禁までされたが、同時に彼(本当はコナン)によって無罪が証明されたからか、恨んではおらず後述のとおり感謝までしていたとてもいい人だった。
余談だが竜男が殺された直後及びアニメ版では前編終了時のラストカットで、旗本家の面々がものっそい悪人面の武を想像する場面があり、本人とのギャップが凄まじいことになっている。
アニメ版のエピローグでは、復讐目的で籏本家に入ったのは本当だが、そこで優しい夏江に出会った事で復讐心は消え、夏江に対する愛も本物だと彼女に明かすシーンが追加されている。
復讐心こそ消えたものの、夏江と一緒に選んだ選択肢(後述)が結果的に豪蔵への追い討ち兼ささやかな復讐になった気がしなくもない。
いずれにせよ武が一郎に罪をなすりつけられた理由は単に夏江と結婚したからというただそれだけのことであり、しかも一郎が夏江に好意を持っていたことを籏本一族でない武が知っている訳が無い(というより実の両親の麻里子と北郎ですら知らなかった)。
さらに武は前述のように一郎から「夏江を奪っていく」とまで言われており、
彼の無実を証明する証拠が乏しかったことも鑑みれば気の毒な人だったことは明らかである。
- 籏本夏江
事件が解決して被害者2人の葬儀を終えた後、遺産を放棄したうえで籏本家を出る事を決意。
そして、武と一緒に北海道へ移り住み、2人で牧場を経営して新たな人生をスタートさせる。
その後、『月いちプレゼント脅迫事件』の冒頭でコナンたちのもとに感謝の手紙を送り、そこに仲むつまじい2人が映る写真も同封した。
手紙には「北海道へ来た時は是非遊びに来てください」とあり、後に『上野発北斗星3号』でコナンたちに北斗星のチケットを送り、北海道に招待してくれた。
- 籏本祥二
竜男が武を逃がしたとする推理は外れていたが、それなりに説得力はあった事や悪意をもって陥れようとしたわけではない為か、その事で評価は下がらなかった。
船に持ち込んだ愛用の包丁2本を凶器として使われ、うち1本は海に投げ捨てられるという災難に見舞われる*10。
そもそも包丁は料理人にとって命そのものであり、まともな料理人なら愛用の包丁を凶器にするという料理人失格な行為をするはずがない為、そう考えると彼も夏江、北郎に次いで籏本家の中では数少ない良心といえる。
資金繰りに困っていたようだが、後に鈴木財閥*11の協力で店も増やす事ができ、『コナンvs怪盗キッド』で再登場した時は船上パーティーで彼の考案した料理が振舞われていた。
この時、別の事件で登場した若社長の三船拓也に「おべっかのための料理」と悪態をつかれたが、
お互い笑い合うなど決して険悪な仲ではない為、恐らく三船は彼の店の常連なのではないかと思われる。
- 籏本麻理子
一郎には豪蔵を殺す理由などないと思っていたようで、息子が犯人であるという推理を聞かされ続けても最後まで一郎を庇っていたが、彼の夏江に対する好意、そして彼女との結婚願望を持っていることまでは知らなかった。
「あたしゃ知ってんだよ」と身内の内情に詳しかった彼女も、一番身近にいる息子の真意までは理解できていなかったのは皮肉と言える。
最も遺産に執着していたが、夏江が遺産を放棄した為、順当に行けば麻理子の下にある程度転がり込んできたとは思われる。
ただ息子が犯罪者となってしまった以上、これからは一族に対して今までの様な偉そうな態度は取れないだろうし、少なくとも一族内での肩身が一気に狭くなったことは確かである。
よく考えたら一郎が逮捕、竜夫が殺害され、祥二が既に旗本家を出ており、さらに武も旗本財閥傘下の地位を捨ててしまったため、財閥としての旗本家は事実上崩壊状態にあるも同然であり、彼女の理想も潰えてしまっただろう。
- 籏本秋江
麻理子共々、仮にも豪蔵が死んだ直後まで遺産の件でガツガツするなど不謹慎な行動もあったが、なんやかんやで愛していた夫と口論をした直後に仲直りできないまま竜男と死別することになってしまった為、ある意味では今回一番の被害者かもしれない。
もっとも、麻里子が指摘した浮気の話が本当だったとしたら、同情の度合いも薄れるが…。
また真相発覚前に事件の犯人だった一郎を一度疑っており、秋江の考えていた動機こそ違うものの結果からすると彼女の指摘は当たっていた。
【遺産について】
豪蔵は遺産を全て夏江に渡すつもりだったようだが、そのように遺言に書いてあっても、しかるべき手段(裁判など)を取れば、ほかの親族にも遺留分といって最低限度の遺産がもらえたはずである。
北郎・麻理子・祥二には8分の1、秋江・竜男・夏江・武は32分の1が最低でももらえることになる。
豪蔵の財産を考えたら、竜男と秋江の2人分合わせた16分の1でも数億円になったと思われる為、竜男の借金を返して山ほどお釣りが来たことだろう。
欲張らないでもらえるものだけ貰うという選択肢はなかったのだろうか……*12。
【余談】
上記に書いてある通り、豪蔵の年齢は72歳だが、『コナン』の世界では殺人事件の被害者が70歳以上という例は非常に珍しい。
尚、今回の豪蔵のように『コナン』では住職や画家等の定年が関係ない職業に就いている高齢者の被害者はよく登場するが、大抵の高齢者ゲストは被害者かどうかは問わず年齢が理由で職についていない事が殆どである*13。
また、被害者として登場した高齢者の9割以上は問題のある人物ばかりである。
あたしゃ知ってんだよ…あんたがこの項目を追記・修正しようとしているなんて事はね!!
▷ コメント欄
- コメントが長くなったのでリセットしました。 -- 名無しさん (2017-10-10 17:46:51)
- 夏江は人格こそ潔白だけど、伴侶に疑いがかかったとき同調していたから、流されやすい、打たれ弱い印象はあるかな -- 名無しさん (2017-12-08 01:51:21)
- 正直旗本一族の中には「武が犯人のままで良かったんじゃ・・・」と思ってる人間いそうだ。(流石にコナン達の方に逆恨みはいかないと思うが) -- 名無しさん (2018-03-11 02:15:48)
- 豪蔵が死んだ後誰が会長になったのかね 本人は無理だと思っているそうだが北郎辺りかな -- 名無しさん (2018-06-05 23:10:40)
- ↑3あの状況じゃ誰が見ても武さんだと思うししょうがないと思うが -- 名無しさん (2019-01-09 19:15:48)
- ちなみに花についてはなくしたんだとは武さんは言ったが秋江さんに「知ってるわよ!おじいさまを殺したときでしょ!?」って決めつけられてる -- 名無しさん (2019-01-09 19:21:36)
- ↑2本来豪蔵殺しは、夏江と鈴木以外誰でも可能だったし、動機もあったようだし、武以外は部屋に行った証拠が無いだけで、容疑者から外れる理由は無かったんだけどね・・・麻理子なんか、近くで立ち聞きしてたのなら、武が出ていった後、部屋に行って殺すこともできた。あと、すでに部屋の中にいた武が犯人だと、ドア付近で殺されたっていう推理と矛盾する。 -- 名無しさん (2019-10-07 01:09:55)
- 花自体は殺人の証拠には全くならないんだよね。豪蔵が部屋に来いと言ったのは皆聞いてるし。ただ、行ったことがわかってる人間が花を落としただけ。 -- 名無しさん (2019-11-23 12:33:20)
- 武さんって書類偽造とかにならない?わざわざ改名したのかな?子どもの頃に読んだ時頭ごちゃごちゃしてた -- 名無しさん (2019-12-07 20:49:06)
- パン屑を出したコナンの手に誰も気づかないの? -- 名無しさん (2020-01-03 00:47:03)
- 明かに弱そうな一郎がとっさに竜男を殴り殺したのには違和感があったなあ。竜男は態度がデカいだけで案外ヒョロガリだったのかな -- 名無しさん (2020-02-06 18:16:31)
- ↑一郎は豪蔵を手にかけていたんだし迷いがなかったんじゃないかな。 -- 名無しさん (2020-02-06 21:09:00)
- 武さんは強烈な動機があるのが痛すぎた。暴露されたらこんな事件怒らなくても孤立する。豪蔵はなんで夏江との結婚を許したのかわからん -- 名無しさん (2020-03-09 19:21:37)
- ↑披露宴での挨拶は見事だったと言っていたし、武を高く評価していたからでは?気にくわない奴にお世辞を言う性格でもないだろうし -- 名無しさん (2020-04-12 02:07:12)
- ジジイとは違い、竜男は泣いてくれる人いそう(親族は除いて)。ミュージシャンだからバンド仲間いそうだな。あと、祥二おじさんの声優亡くなれているんだよな。ご冥福祈ります・・・。 -- 名無しさん (2020-05-02 20:00:29)
- 真の動機はよく言われてた遺産やら一族への復讐やらも全然関係なかった -- 名無しさん (2020-05-23 17:06:37)
- ↑11 アニメではカットされたセリフ。 -- 名無しさん (2020-06-21 12:48:06)
- 武さんが頬を掻く癖があるってガッシュのレイラみたいだ。あと、哀ちゃんとレイラはうまくいったら、仲良くなれそうだな。 -- 名無しさん (2020-10-13 21:10:33)
- 竜男は発見されたときは口も目もぐわって開いてたけど、そのあとすぐ閉じてもらえただけでもいい方だよな。顔パックおばさんとか死後硬直もあるだろうけど、そのままだったし。 -- 名無しさん (2020-10-29 23:11:34)
- もし船に妃弁護士がいたら、最初の時点で武犯人説を一蹴してたかも。 -- 名無しさん (2020-11-03 12:10:53)
- 武さんの件は客観的に見ればそりゃどうとでもいえるが実際事件に遭遇して、なおかつ近くに殺人犯がいるなんて状況の人達に冷静な判断は無理でしょ… -- 名無しさん (2020-11-19 20:59:19)
- 初手で「武かどうかわからない」となっていれば、船内は相互監視され、包丁と言う決定的な物証を捨てられたり竜男が殺されたりはなかったはず。小五郎とコナンの対処はその点で被害拡大に貢献してしまったと言わざるを得ない。小五郎(コナン)は居合わせた探偵だからまだ仕方ないが、例えば目暮あたりが同じ事やってたら懲罰降格の域だと思われる。 -- 名無しさん (2020-11-19 21:10:37)
- 最後に会ってると全員に認識されて尚且つ動機があるってのが痛かったな…花云々関係なく疑われるよそりゃ -- 名無しさん (2020-11-26 20:42:59)
- 一郎は夏江に告白すらしておらず、夏江の気持ちが伴ってないのに祖父に結婚させてくれってのはどうかと。豪蔵も経緯はどうあれ夏江自身が選んだ人だから武を認めたのかな -- 名無しさん (2021-02-13 08:03:42)
- もし小五郎が探偵である事を豪蔵が知ったら -- 名無しさん (2021-03-17 21:53:33)
- もし小五郎が探偵である事を豪蔵が知ったらどうなるのかな? -- 名無しさん (2021-03-17 21:54:57)
- 今回の舞台の豪華客船…結局最後まで船名が出なかったな。 -- 名無しさん (2021-03-30 06:29:22)
- それにしても…豪蔵が洋食嫌いなのに次男の祥二はよくフランス料理のシェフになろうと思ったな。もしかすると家を出る時に豪蔵から「そんなにその道に進みたいのなら勝手にしろ。お前はもうこの家の人間じゃない!」って言われてたりして。 -- 名無しさん (2021-04-05 23:46:08)
- 竜男は秋江と結婚する時に「これで俺の借金返せるぜ」って思ってたりして。 -- 名無しさん (2021-04-07 00:54:36)
- 別に犯人は竜男を殺す必要はなかったのではないか、竜男は正義感に溢れた人物でもないし、爺さんが死んだ事をむしろ喜んでたしね。協力者になってくれたかもしれない。もっとも犯人は恐喝とか受け続けたかもしれないが、それでもさらなる殺人を犯す方がリスクが高い。 -- 名無しさん (2021-04-18 23:26:47)
- ↑ 犯人は計算高い完全犯罪狙いじゃなくて単なる暴走した小心者だと思う。竜男の殺害についてもそんな計算全くできずに「見られた!なんとかしなきゃ」と無我夢中だっただけなんじゃないだろうか。 -- 名無しさん (2021-04-19 00:04:20)
- ↑ごみ -- 名無しさん (2021-04-19 00:49:38)
- ↑誤爆 ゴミだって言い訳言えるだろうし爆発したらやばいやつってのはその通り -- 名無しさん (2021-04-19 00:51:48)
- ↑4見られたからには殺さなきゃって思うのが普通だと思う。逆に一郎の方が脅される可能性もあっただろうし -- 名無しさん (2021-04-19 20:48:57)
- この項目の最後の方の「慰留分」に関する記述は異議ありだな。所詮は我々の世界とは異世界の名探偵コナンの世界でそんな現実世界と同じ法律があるとは限らない。実際「遺留分」の法律を無視して「誰それに全財産を与える」「こんな馬鹿に遺言書では俺たちゃ一文無しだ」と -- 名無しさん (2021-04-21 17:33:49)
- ↑続き 大騒ぎするようなフィクション推理作品はゴロゴロある。一錠飲めば大人を子供にできるような薬物があるファンタジー世界のコナンであまり細かい事柄や法律を突っ込むのは野暮だ。きっと量刑基準や物理法則なども違ってると思う。 -- 名無しさん (2021-04-21 17:38:22)
- この事件の犯人はコナン史上でも最も愚かしい犯人だと思う。祖父に夏江と結婚させてくれと言えば夏江と結婚できるとでも思ったのか?まずは夏江に告白するのが先だろう。さらに「武に夏江を取られた」とか被害妄想も甚だしい。 -- 名無しさん (2021-04-23 23:40:36)
- 祥二の「竜男が取引のために倉庫の鍵を開けて殺された」という推理をした際一郎はその場にいなかったのよね。もしいたらその後の展開も変わっていたのかも? -- 名無しさん (2021-04-23 23:59:07)
- 子供のころに読んだ印象としてはなんというかコナンが原因でいらん被害が出たって感じ。現場検証も遺留品も詳しく調べてないのに、コナンがドヤ顔で豪蔵の部屋が密室だった理由=殺人事件であると断定した結果、武が犯人扱いされて、関係者の持ち物チェックもなしに解散したから一郎が後で凶器を捨てる時間ができて結果竜男が殺されて・・・。その後のオバハンと秋江の口論や共犯者探しとかもコナンの発言がきっかけだったし。せめてある程度時間をおいてから密室の原因を語るべきだったと思う。 -- 名無しさん (2021-04-24 01:36:41)
- 大体、一郎が包丁を捨てるなら自室の窓から捨てれば良いだけ。あるいは何かに包んで捨てれば良いだろう。工夫なさすぎ。 -- 名無しさん (2021-04-24 06:25:03)
- ↑各部屋の探索シーンを見れば分かるけど、船の客室の窓は普通開かない構造になっている。 -- 名無しさん (2021-04-24 07:25:52)
- もう海に捨ててるでしょうってオッチャンが言ってから実行してたから思い付きもしてなかったんだろうな -- 名無しさん (2021-04-24 07:27:57)
- 夏江に告白できなかったのはまだしも本人の頭越しに結婚を決めようとしたのは本当に権力者の馬鹿息子そのものだな。 根暗関係なしに当人の意思を無視してる時点で同情は一切出来ん。 母親にどれだけ甘やかされたか知らんが、反省の描写も一切なかったし。 -- 名無しさん (2021-06-07 19:22:44)
- 「許せなかったんだよー!!」の後に「お前馬鹿か他人に憎んだり殺せる勇気あるならまず本人に告白しろよ」とか正論かましたら「うるさい僕の気持ちなんて何がわかるんだ!」とか言って殺しにかかってきてたろうな」 -- 名無しさん (2021-10-22 20:15:10)
- ↑6それはただの結果論。そんなことまで予測しろはいくらなんでも無茶苦茶すぎる -- 名無しさん (2021-11-10 07:08:46)
- 武は部屋の中にいたのに犯行現場が廊下ってのは明らかにおかしいし、最低限、コナンが「花が落ちてただけじゃ犯行の証拠にはならない」って言えていれば、武が監禁される事態だけは避けられたかもしれない。(妃弁護士がいたら、その点を突いて武犯人説を一蹴してたかも・・・) -- 名無しさん (2022-04-01 21:22:21)
- 豪蔵が一郎の絵を破ったのって、ひょっとしたらそのモデルが夏江だったから、だったりして。 -- 名無しさん (2022-04-03 11:37:35)
- 花を無くした事にも気づかないほどショックを受けてたところからあの時豪蔵とのやり取りで何があったのか謎だ -- 名無しさん (2022-06-24 13:49:14)
- この頃は事件関係者がかなりいたけど、今だと被害者を除くと3人がほとんどだよね。 -- 名無しさん (2022-10-10 23:38:46)
- やたら事情通のおばちゃんが一番印象に残ってる。 -- 名無しさん (2022-10-11 06:43:52)
- 豪蔵は長門グループの長門会長と中の人が同じだけど性格は正反対だな -- 名無しさん (2023-01-10 21:49:58)
- 一郎の両親、自分の息子が殺人鬼になったのにどの面下げて葬儀に出ているのか -- 名無しさん (2023-02-19 13:21:19)
- ↑4 容姿や名前を考えるのも楽じゃないからねぇ -- 名無しさん (2023-03-17 06:58:27)
- ↑2自分達の息子がやらかしたことなのに出なきゃ出ないで白い目で見られるだろうし…北郎さんは悪い人ではなかったから少し気の毒 -- 名無しさん (2023-03-17 07:14:30)
- 原作の祥二さんの推測を話したときに一郎がいたらやばかったかもね -- 名無しさん (2023-04-22 13:50:11)
- ↑6 歩くワイドショー型が自分のスキャンダルを作るとは…まだまだ花沢さんや春日部のとなりのおばちゃんには及ばんか? -- 名無しさん (2023-04-26 18:10:54)
- ↑×2 全く関係ないけど怪盗キッドの最初の事件に祥二さんが出たのが嬉しかった。(三船さんとか真田さんとかも) -- 名無しさん (2023-04-26 18:44:16)
- 犯人はそもそも父親を馬鹿にしてた時点でお世辞にも常識人とは思えなかった。 -- 名無しさん (2023-04-28 19:57:18)
- 一族で一番偉い祖父に「夏江さんと結婚させてくれ」って言うより本人に想いを伝えなさいな。旗本一族に○○するより夏江さんへの愛を貫いた武さんのがよっぽど芯がある。 -- 名無しさん (2023-04-28 20:13:28)
- 第3の事件では暗闇の中で一郎の位置を正確に掴んで刺すのは難しいという事で一郎本人が刺したという推理になったけど後に起きた料理教室の事件でその推理を真っ向から覆す犯人が現れてる -- 名無しさん (2023-05-04 08:09:38)
- 一郎がトイレ行く前の「僕は父さんと違って弱虫じゃないからね!」って台詞は真相知るとじいさんと竜男さん殺した事で変な優越感があったか今から自分で足を刺す覚悟を決めてるようにも見える -- 名無しさん (2023-05-16 20:04:00)
- 籏本竜男=バズ・マカリスター、籏本竜男=ピーター・マカリスター 中の人はホームアローンの吹き替えで共演していました。 -- 名無しさん (2023-05-19 21:18:49)
- 第1の事件で武を犯人扱いした件について夏江を含む全員が事件後に武に謝罪してないな -- 名無しさん (2023-07-20 21:35:26)
- 武の正体を麻理子が暴露した時に10年前の時点ではまだ籏本家にいなかったであろう竜男までもが驚いた表情をしてた -- 名無しさん (2023-07-20 21:40:04)
- ↑2普通に本編終了後に謝ってるだろう。コナンは基本そんなのいちいち描写しないし -- 名無しさん (2023-07-20 23:15:58)
- 謝罪してなきゃあんな幸せそうに夏江さんと牧場にいたりしないだろう -- 名無しさん (2023-07-21 09:39:12)
- 字ちっちゃ! -- 名無しさん (2023-07-31 21:36:39)
#comment
*2 コナンは「なんでも知ってるなー、あのおばちゃん」と感心(?)していた。(アニメではカット)
*3 アニメでは「これでも料理のつもりか」というソフト(?)な表現に変更されている。
*4 厳密には、新一の名前は出していない。
*5 ちなみにこの事実は、当事者である2人と鈴木以外は誰も知らなかった。
*6 「そんな余裕のあった人間が花を落としたことに気づかないはずがない。拭いている最中に落としたのならなおさらだ」ということ。
*7 夕食にはパンが出たが、パン嫌いの豪蔵は食べなかったので豪蔵自身が落としたものではない(そもそも、それ由来だとしても、あとから流れ出した血の「上に」付くはずがない)。そしてパンくずにはかすかに木炭が付いていたので、昼間デッサンをしていた一郎が落としたものと考えて間違いない。また、豪蔵は刺されてすぐドアを閉め施錠しているので、他の人間がそれを残す偽装工作をすることは不可能。
*8 「武が夏江を奪った」というのも、一方的な言いがかりレベルであり、武自身に問題があったわけでもない。
*9 母親の麻理子に甘やかされて育ったことで我儘になってしまった可能性も否定できないだろう。
*10 仮に残っていても、もう1本ともども、使う気にはなれないと思うが。
*11 なお、本作の時点では園子も未登場。
*12 なお、アニオリでは犯人と被害者双方が欲の塊だったというケースが多く見られる。
*13 『コナン』に登場する被害者は何らの職についている事が多い。ただし、アニオリでは被害者が無職という例はよくある。
コメント
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この頃はまだおっちゃんが「犯人はお前だ」式のヘボ探偵で、それを言われた人が犯人ではない事がほとんどなので
初見で「武さんは犯人じゃない」と思い、パンのかけらで、「確かあの人デッサンやってたな…もしかしてコイツ(一郎)が犯人なのか?」と思った笑(動機まではわからなかったけど)
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