登録日:2016/07/08 Fri 01:01:11
更新日:2026/04/30 Thu 15:02:41NEW!
所要時間:約 10 分で読めます
▽タグ一覧
名探偵コナン 名探偵コナンエピソード項目 米花町 コナンのピンチ 盲腸 脅迫 逆恨み プレゼント アサガオ 朝顔 病院 涙腺崩壊 時事ネタ バーコード おもちゃ 月いちプレゼント脅迫事件 ヤイバの大冒険
今のはまるで…
まるで…
新一みたい…
『月いちプレゼント脅迫事件』とは、『名探偵コナン』において、江戸川コナンが解決した事件の一つ。単行本第3巻に掲載されている。テレビアニメでは、第7話として1996年2月12日に放送された。今回、初めて蘭がコナンの正体に迫る回でもある。
●目次
以下、ネタバレにご注意ください。
【あらすじ】
8月3日。
毛利探偵事務所にたくさんのおもちゃを抱えた依頼人・小川雅行が現れた。小川は、2年前から知らない人間から毎月100万円とおもちゃが送られてきており、気味が悪いので相談しに来たと言う。現在総額2500万円も送られてきている状況であり、お金の方はさすがに受け取れなかったため保管しているが、おもちゃの方は自分の子供が喜んで遊んでいるらしい。だが、今月はおもちゃではなく手紙が付いており、文面は「二千五百万円払い終わりました。引き換えにいただきに参ります」という謎の内容だった。この奇妙な差出人の正体と目的を確かめるため、小五郎とコナンは調査に乗り出す。
一方、蘭は小川が外科医であることが手を見ただけでわかったコナンの行動が、かつての新一の行動と似ている事に疑問を抱く。そして、小五郎が気付かなかったことを、コナンが助言して誘導していることに気づき、コナンが新一ではないかと疑い始める。果たして差出人は誰なのか、そしてコナンは蘭に正体がバレてしまうのか――。
【関係者】
- 小川雅行*1
声:青森伸
今回の小五郎の依頼人。
米花総合病院の外科医であり、正体不明の人間から毎月100万円とおもちゃが送られてくることに困り、小五郎に依頼してきた(おもちゃの方は息子が喜んでいるので受け取っているが、お金の方は「気味が悪いから」という理由で一切手を付けていない)。事件の解決のために、知人の情報を話したり、本来は非公開ではあるが、自分が担当してきた患者のカルテを小五郎に渡している。
- 田中太郎
小川医師に毎月100万円とおもちゃを送ってくる謎の人物。住所も名前も全てでたらめであり、目的は一切不明。また、8月3日には必ず病院宛に朝顔を送りつけているようである。
- 小川勇太
声:渡辺久美子
小川医師の子供。5歳。
まだ幼稚園児であり、送られてくるおもちゃに喜んでおり、無邪気にそのおもちゃで遊んでいる。
- 荻野智也
送られてきたおもちゃの中にあった名前の人物。
3年前の8月3日に発見が遅れた盲腸のため死亡している。享年5歳。カルテによれば診断名は「急性虫垂炎・汎発性腹膜炎・細菌性ショック・DIC(播種性血管内凝固症候群)」。
なお、生年月日は最初にカルテが出たシーン(3巻141p)では「昭和61年4月10日」であるのに、次に出てきたシーン(3巻151p)では「平成1年6月2日」に変わっている描写ミスがある。「連載当時の年(平成6年)の3年前(平成3年)に5歳で死去」とすると、前者は矛盾なく合致するが、後者は誤りとなる。
【レギュラー陣】
ご存知主人公。
今回も事件の捜査を積極的に行うが、新一としての行動や推理力を出しすぎたせいで蘭から怪しまれる。
ご存知蘭姉ちゃん。
コナンが小川医師の手を見ただけで外科医であることを見抜いているのを見て、以前同じことを新一がやった時の行動に似ていることに気づく。そして、コナンが小五郎に助言して推理を誘導したことや、小川医師のカルテを高速で調査・分析するなどの小学生としてはおかしい行動、そして新一がいなくなったタイミングでコナンが現れたことに気づき、コナンが新一ではないかと疑いだす。また、コナンを初めて探偵事務所に連れていく道中、手を繋いで彼に新一が好きと明言していた事を思い出し、顔を真っ赤にしていた。『豪華客船連続殺人事件』がアニメでは本話より後に放送されたため、新一の事が好きではないと否定した後に再び好きだと認めていることになる。ちなみに、あらすじにもある通り、事件発生日は8月3日と真夏であるが、何故か着ている制服は冬服である。暑くないのだろうか?アニメでは新一の事で照れながら売り物のキャベツを捲り取っているというコミカルな面を見せる。
ご存知おっちゃん。
奇妙な差出人の捜査の依頼を受け、調査を開始する。今回はコナンの助言で誘導されながら、事件の推理を行っている。
ご存知天才発明家。
事件解決後のエピローグに登場している。
ご存知少年探偵団。
アニメで冒頭のみ登場しており、スーパーまで買い物に来ていた蘭に新一と知り合いであることを凄いと言っていた。
【その他】
- 籏本武
- 籏本夏江
『豪華客船連続殺人事件』に登場した若夫婦。原作では事件の後に、毛利探偵事務所に手紙を送っている。手紙の中で、祖父の遺産を放棄して籏本家を出ており、北海道の牧場で新たな生活をスタートしていることを報告している。
【以下、事件のネタバレ】
ああ…すぐに連れてってあげるよ
智也のいる場所にな…
- 荻野智也の父
声:麦人
小川医師に毎月100万円とおもちゃを送っていた謎の人物の正体。3年前に息子の智也を盲腸で亡くしており、手遅れだったという小川医師の説明に手術ミスだと言って納得していなかった。その後、2年もの間、小川医師に保険金の2500万円から毎月100万円ずつと智也の遺品のおもちゃ、そして命日には智也が好きだった朝顔を恨みを込めて送り続け、最後は自分の息子が殺された気持ちを小川医師にわからせるために、小川医師の息子である勇太を智也の命日に殺そうとした。つまり、手紙の「二千五百万円払い終わりました。引き換えにいただきに参ります。」というのは、勇太の命をもらいに行くという脅迫状だったのである。なお、あえて2年もかけて送り続けたのは、勇太が自分の息子と同じ歳になるまで待っていたからてはないか、とコナンは推測している。また、勇太の殺害にはあの世で一人ぽっちの智也に遊び相手を送ってやるという想いも込めていた。
コナンは、たまたま動かしたゲームに「オギノ トモヤ」という名前を見つけ、カルテの結果から事件の動機と目的に気づくことになる。コナンが気付いた時にはすでに荻野は勇太を幼稚園から連れ出しており、包丁で殺そうとしていた。万事休すかと思われたが、コナンはキック力増強シューズで強化したキックで、振り下ろそうとする包丁にサッカーボールをぶつけて何とか阻止(原作では鉄柵を引き千切った挙句、荻野氏の後ろに生えていた大木を叩き折っている)。その後、小五郎たちに近づかれた後も勇太の命を狙おうとするが、勇太の笑顔に自分の息子の面影を重ね、犯行を思いとどまり泣き崩れてしまう。その時、智也の死が医療ミスによるものでないことも理解はしていたが、受け入れられなかった心情も伺わせた。小五郎は警察に通報しようとするが、小川医師は同じ子をもつ親として荻野の気持ちがわかるという理由で、誘拐殺人未遂ではあるものの警察沙汰にはしなかった。被害者である小川医師から許してもらったのだから、これからは息子の死を乗り越え、二度と道を踏み外さずに立ち直ってくれるのを願うばかりである。
彼は事件の犯人という立場でありながら逮捕されることはなかった最初の人間である(黒の組織の関係者などの特殊なケースを除く)。
- 小川雅行
危うく目の前で息子の勇太を智也の父に逆恨み同然に殺されそうになってしまうが、コナンのおかげで事無きを得る。前述の理由から智也の父を警察に突き出だそうとはせず、彼を優しく諭し無罪放免にした。彼の選択には賛否があるかもしれないが、勇太を失わずに済んだこと、智也の父にまだ良心が残っていたことなどを考えるとこれでいいのかもしれない。なお、全く手をつけていなかった智也の生命保険金2500万円をその後どうしたのかは不明だが、小川医師の性格上、返金した可能性は高い。
- 小川勇太
智也の父に殺されそうになった事に気づいておらず、「パパ達が酷い事を言ったの?」と訊ねている。傷が付いていたり、壊れていたりするのにも関わらず、おもちゃを大切にして遊んだり、自身を殺そうとしたことに気づいてなかったからというのもあるが送り主である智也の父におもちゃの件でお礼を言うなど、心優しい性格である事は確かである。優しい性格のままで成長し、智也の分まで生きてほしいと願う。
- 幼稚園職員
作中では全く触れられていないが、勇太が殺害されかけたのは幼稚園側のミスによる面が大きい。両親ではない他人の荻野が、勇太の父親だと騙った際に普通に引き渡してしまっているのである。しかし前述のとおり今回の事件は小川の意向もあり警察沙汰にはならなかったので、この件は問題にされていない可能性が高い。
【以下、更なるネタバレ】
さあ白状しなさい!!
新一!!!
- 毛利蘭
事件解決後、寄る場所があるという理由でその場は別れたコナン。コナンが帰ってきた後、蘭は高校にいる岸田先生が結婚するという話をさりげなくコナンに振った。だが、普通は知るはずもない蘭の高校の教師のことをコナンは「あのゴリラが」と返してしまい、蘭はコナンが新一だと確信してしまう。コナンを問い詰める蘭だったが、そこでかかってきた電話を取ってみたら、その相手はなんと新一だった。目の前にコナンがいるのに新一から電話がかかってきたことで疑惑はなくなり、コナンは蘭に正体がバレずに済んだのだった。
- 阿笠博士
蘭と話していた新一の正体は阿笠博士だった。
蘭にバレそうになっていることに気づいたコナンは、阿笠博士に蝶ネクタイ型変声機を渡し、新一の代行をさせたのである。少々ジジイくさい口調ではあったが、何とか蘭に正体を悟らせないことには成功したのであった。なお、この後は追いつめられた名探偵! 連続2大殺人事件までは蘭に正体がバレそうになることはなかった。
【アニメにおける改変点】
事件の大まかな流れは変わっていないが、『豪華客船連続殺人事件』より前に放送されていたことで色々と変更点がある。
籏本夏江からの手紙はなく、最初のやり取りが蘭が少年探偵団に新一の関係を聞かれて照れている場面から始まる。
その他、細かい変更点として、
- 放送時期が2月だったことで、荻野智也の命日が2月19日に変更。
- 冒頭のやり取りが変化したため、蘭の服装が制服ではなく私服に変更。
- 送られてくる花はアサガオのままだが、命日の変更に伴い寒いのにわざわざ温室で育てられたものを送られてきているという設定になっている。
- 小五郎ではなく蘭がアサガオの花言葉を答えている。
- 小川医師のフルネームや、差出人の「田中太郎」という名前が出てきていない。
等が挙げられる。
追記・修正はアサガオを送ってからお願いします。
*1 フルネームは彼に送られてきた封筒の宛名から判明している
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧