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更新日:2024/11/04 Mon 18:15:47NEW!
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疼くんだよ…
この左目の傷が…
この家の中に犯人がいるってな!!
『初恋の傷跡~古き傷跡と刑事の魂』とは、『名探偵コナン』のエピソードの1つ。
単行本第64巻に収録。テレビアニメでは第532話~第535話として、2009年5月2日~23日にかけて放送された。
正確なサブタイトルの並びは『初恋の傷跡/過去を呼ぶ傷跡/新たな傷跡と口笛の男/古き傷跡と刑事の魂』となっている。
松本管理官の顔についている大きな傷にまつわるシリーズもので、松本に傷を負わせた凶悪犯が時を経て活動を再開し、
その凶悪犯を捕まえるべくコナン達が奮起するという緊張感のある内容となっている。
そしてラスト近くでは、とある捜査官が……
【レギュラー陣】
ご存知主人公。
初恋の人捜しについていった先で一課の刑事達の気配に気づき、松本や小五郎に20年前の連続殺人の詳細を教えてもらう。
そしてその話を聞いていた事で後日、歩美達がすれ違った男が連続殺人犯だと気づき、第2の事件にも深く関わっていく事となる。
また第1の事件では久々に蘭に風呂に誘われ、思わず照れてモジモジするという可愛い一面も見せた(笑)。
一課の管理官で今回のメイン。第2の事件の中盤までは。
左目の大きな傷は、若かりし頃に連続殺人犯に斬りかかられた際についたもの。
その直後に刀を奪い取り、犯人に真一文字の刀傷を負わせたそうだが、重傷を負った直後だったため傷の位置までは覚えていないらしい。
また、その事件を追っていた時に同期だった森村が殉職しているため、彼の無念を晴らすためにも時効になる前に何としても事件を解決しようとしていた。
顔に傷を負って以降は、事件に関わるものを見るだけでその傷が疼くようになる。
だが事件が解決に向かっていくにつれて段々とその疼きが鎮まっていき、
完全に鎮まった際には「天はワシに役目は終わったと告げているのかもしれん」とどこか虚しげな表情で呟いていた。
ご存知蘭姉ちゃん。第1の事件に登場。
久々にコナンに「一緒にお風呂に入ろう」と誘い、コナンを赤面させていた。
また、胡桃の様子から「もしかしたら既に初恋の人の正体を知っているんじゃないか?」と思っている。
ご存知迷探偵。第1の事件に登場。
胡桃が、自分を庇って大ケガを負った少年にお礼(1億円)をしようとしていると聞き、2年前に草野球で負った肩の傷で何とか誤魔化せないかと考える。オイオッサン。
口笛の男の最後の犯行である15年前の鍋井殺害事件当時は、所轄の新米刑事だった事もあって深く関わっていなかったが、事件の大まかな概要は知っていた。
今回は松本の指示で容疑者達に探りを入れていく。
ご存知警部殿。
新人刑事だった頃に森村から刑事のイロハを教わっていた事もあり、森村の事をとても尊敬している。
ご存知高木君。
第1の事件ではそれほど目立った活躍はないが、第2の事件では佐藤の「凶悪犯を時効までに確保できたら2人で温泉旅行」という約束を真に受けた事で、いつもより気合を入れて事件の捜査に当たる。新たな事件発生で時効が伸びた、と興奮する不謹慎な姿も見せる。
しかし、後の佐藤の言葉を聞いた事で刑事とは常に死と隣り合わせの職業だという事を思い出し……
- 千葉和伸
ご存知千葉君。
第1の事件から登場しているが、高木と違って終始目立った活躍がない。台詞もほんのちょっと。
- 佐藤美和子
ご存知一課のマドンナ。第2の事件から登場。
高木と事件の聞き込みをしていた時に、冗談半分で「凶悪犯を時効までに確保したら温泉旅行に2人きりで行く」と約束。
しかし、松本から森村の殉職の話を聞いた事で、同じく殉職した父親や松田の事が脳裏をよぎり、安易に約束した事を後悔する。
- 白鳥任三郎
ご存知御曹司警部。第2の事件から登場。
事件の事情を色々知っていた事で、第2の事件の現場にもすぐに駆けつける事が出来たコナンを、「相変わらず刑事顔負けの活躍をするね」と評する。
- 灰原哀
ご存知哀ちゃん。第2の事件から登場。
歩美のマンションで歩美とエレベーターに乗った際、口笛を吹く怪しい男とすれ違う。
今回は博士のビートルでない為なのか、高木や佐藤の車で移動する際には後部座席ではなく、コナンと2人一緒に助手席に座っている。光彦「そこ替わってください」
- 吉田歩美
ご存知純真小学生。第2の事件から登場。
光彦の解説を踏まえ、平棟がパソコンのマウスのコードを握って亡くなっていたと聞いた時に言った無邪気な発想が、決着を迎えたかに思えた事件に納得がいかなかったコナンにある事を気づかせる。
- 小嶋元太
ご存知探偵団団長。第2の事件から登場。
歩美、光彦と比べ出番は少ない。
- 円谷光彦
ご存知天才小学生。第2の事件から登場。
犯人が被害者を殺害した後に何をしようとしてたのかを推理したり、「マウス」の名前の由来を分かりやすく解説したりする。
ただし、アニメ版では「模倣犯」を「蒙古斑」と間違えていた。
※以下ネタバレが含まれますので、未読・未視聴の方はご注意ください。
◇第1の事件(初恋の傷跡事件)
ある日、毛利探偵事務所に資産家・庄堂胡桃が依頼を持ってやってくる。
依頼の内容は「子供の頃に自分を庇って大ケガをした少年にお礼をしたいので見つけ出してほしい」というものだった。
しかし、ここに来る以前にテレビで呼びかけていた事で、「自分がその時の少年だ」という男性が2人も名乗り出たらしく、しばらく一緒に暮らせばどちらがそうなのかわかるかもしれないと胡桃は考え、現在は2人とも庄堂家の屋敷に居候しているという。
胡桃は事故の後遺症で視力を失ってしまっており、見分ける事が不可能。
見極める手がかりは、事故で胡桃を庇った際に少年が体に真一文字の傷を負っていたという事と、少年のあだ名が「ガリ君」という事だけであった。
コナン達は、思い出の少年候補の2人から直接話を聞くために庄堂家の屋敷を訪問。
だが、小五郎が2人から話を聞いていた時に、コナンは屋敷の外に怪しい気配を感じる。
小五郎を連れて確認に行くとそこには捜査一課の面々が。彼らが追っていたのは、20年前に連続殺人を犯し、松本の顔を刀で斬りつけた凶悪犯であった。
実はその凶悪犯にも、松本が刀で負わせた真一文字の傷があるらしく、胡桃の人捜しのニュースを知った犯人が少年のフリをして現れると踏んで張り込んでいたのだ。
果たして、松本達が追っている凶悪犯は、本当にこの屋敷にいるのだろうか?そして胡桃が探している“初恋の人”とは……?
【関係者】
※名前の元ネタは「ケガの応急手当」関連。
- 庄堂胡桃(しょうどう くるみ)
CV:小林優子
庄堂家の令嬢で実質的な現当主。39歳。
30年くらい前に家族で伊豆にバカンスへ行っていた時に交通事故に遭い、目をケガした事で失明してしまう。
母親は早くに病死しており、父親も三年前に同じく病死。現在は保谷を含む使用人3人と一緒に広い屋敷に住んでいる。
最近、気まぐれで買った宝くじが1億円に当選していたので、その1億円を30年前に自分を庇って大ケガを負った少年に譲ろうとし、その少年を見つけ出してもらうために小五郎に依頼する。
目が見えなくなった事で「人の見えないもの」が見えるようになったらしく、
コナンと少し会話しただけで彼がただの少年ではない事を見抜き「まるでホームズが子供のフリをしているよう」と形容していた。
またその言動から思い出の少年が誰なのか既に気づいているようにも見えるが……
名前の由来は「消毒」から。
- 保谷泰輔(ほうや たいすけ)
CV:井上倫宏
庄堂家執事。40歳。
メガネをかけた真面目そうな印象の人物。三年前に胡桃の父親が亡くなる直前に執事として雇われ、以降はずっと胡桃の身の回りの世話をしている。
実は他の2人と同様に、体に傷跡がついている。傷の位置は背中の上だが、長さは15cm程度とそれほど大きくない。
胡桃の指示を受けて風呂場で小五郎の背中を流しに行った際、汗でシャツが透けた事で小五郎にその傷跡の存在を気づかれる。
名前の由来は「包帯」から。
- 楠本隆平(くすもと りゅうへい)
CV:楠見尚己
思い出の少年候補の1人。42歳。
茶髪でガタイのいい人物。口調は紳士的。背中の上のほうに大きな傷跡がある。
ガタイはいいが、子供の頃はとても痩せていたという。好きな音楽のジャンルはジャズ。
名前の由来は「薬」から。
- 伴場創吾(ばんば そうご)
CV:伊井篤史
思い出の少年候補の1人。41歳。
ドレッドヘアで色黒の人物。少々乱暴な口調で話す。胸元に大きな傷跡がある。
こう見えて、子供の頃は勉強の虫であったらしい。好きな音楽のジャンルはソウルミュージック。
名前の由来は「絆創膏」から。
【その他の人物】
胡桃が30年前に伊豆で出会った少年。同級生からは「ガリ君」と呼ばれていたので、胡桃にもそう呼んでほしいと言っていた。
海や魚の事に詳しく、いつもジンジャーエールを飲んでいた。肌は日に焼けており、たまに見える白い歯がステキで胡桃は一目惚れしたとのこと。
胡桃のバカンスの最終日に彼女と共に交通事故に遭い、胡桃を庇った時に体に大きな傷を負う。
そんな大ケガを負いながらも何とか胡桃を病院へ連れて行くが、「親を連れてくる」と病院を出て行ったのを最後に胡桃の前から姿を消してしまった。
焼きソバや寿司が好物だったらしく、胡桃の前でよくそれを食べていたという。
お昼に買ったパック寿司のお釣りが100円多かったことから、それは自分のものではないとして真っ正直に店に返しに行き、
焼きソバには紅ショウガを山盛りにしたので驚いたとか。
連続殺人犯
松本が長年追い続けている凶悪犯で、彼の顔に傷をつけた人物でもある。
松本を襲った時に彼に反撃され、刀で真一文字に斬りつけられる。しかし当の松本は目を負傷直後で朦朧としていたため、その傷をどこにつけたのか思い出せないでいる。
傷を負った後は車で逃走するが、後で発見された車からは犯人のものと思わしき血痕や指紋、ルミノール反応さえも出なかったらしい。また、運転席のシートカバーだけ剥がされていたという。
松本の話によると、とても有名な曲をいつも口ずさんでいたようだが……
【以下、事件の真相。さらなるネタバレにご注意ください】
知らないんですか?
大人になっても傷は成長しないんですよ!!
- 傷跡の真実
思い出の少年候補の男性2人には、位置は違うが体に大きな傷跡がついていたので、当初はどちらかが思い出の少年を騙る偽者だと考えられた。
だが思い出の少年が“脇から脇に届きそうな傷”を負っていたという事実こそが、2人は思い出の少年ではありえないという事を示していた。
なぜならば、時間が経過してどれだけ体が成長しようとも、幼い頃に負った傷がそれに合わせて成長するなんて事は決してないからである。
少年の頃に脇から脇に届きそうな傷を負ったとすると、その長さは約15cm程度と推測される。
今でも傷跡が残っていたとするとその傷跡は15cmほどとなるので、
体に大きな傷跡を持っている男性2人は、その傷跡を利用して胡桃を騙し、1億円をせしめようとしている大ウソつきと言えるのである。小五郎「ふてー野郎ですなァ…」 コナン「あんたが言うなよ…」
思い出の少年が事故で“15cmほどの傷”を負っていたとすると、その正体として考えられるのは……?
- 保谷泰輔
胡桃が探していた思い出の少年「ガリ君」。
30年ほど前に胡桃を引き止めた事により、彼女が不幸な事故に遭って視力まで失ってしまう結果となる。
その事に今でも負い目を感じていたので、胡桃と再会しても自分が「その時の少年」だと明かさず、陰ながら彼女を支えていこうと考えていた。
彼が子供の頃に「ガリ君」と呼ばれていたのは、ジンジャーエールの原料の1つであり、寿司や焼きソバにつきものの「ショウガ」が好物だったから。
そのため、寿司についているショウガの甘酢漬け「ガリ」から取って、「ガリ君」と呼ばれていたようである。
そのショウガ好きっぷりは先述したように焼きソバに紅ショウガを山盛りにしたり、
(胡桃に)夜食で寿司を出された際に他のネタにはまったく目もくれずガリを真っ先に平らげるほど。
今でも真っ直ぐな性格であり、上述のように胡桃が事故に遭った事に負い目を感じていたため、彼女が「思い出の少年に1億円を譲る」と公表した時にも名乗り出ようとはせず、小五郎に楠本と伴場の両者が偽物である可能性だけでなく、その少年がもうこの世にはいない事も考えられるとまで言っていたことから、胡桃に「少年」(自分)への想い自体を断ち切ってもらいたかった節もある。
だが小五郎(コナン)の推理で胡桃の真意に気づき、コナンや蘭の後押しを受けてようやく彼女に全てを打ち明ける決心がつき、赤面しながら胡桃の部屋へと向かっていった。
- 庄堂胡桃
実は思い出の少年が保谷である事は、ずっと以前から気づいていた。
パック寿司のお釣りの件のように、自分の物でなければ受け取れない彼の性格を知りながら、「思い出の少年に1億円を譲る」と公表したのは、偽物が現れる前に「その公表を取り下げてくれ」と、保谷に名乗り出てもらいたかったからである。
風呂場で小五郎の背中を流させたのも、焼きソバの紅生姜の話を今まで黙っていたのも、夜食に寿司を取ったのも、全ては小五郎に「思い出の少年は保谷」だと気づかせるヒントであった。
保谷が胡桃の部屋へ向かってからどうなったかは描かれてはいないが、
恐らく保谷が全てを打ち明けた後は、30年前の思い出話やそれ以降互いにどのような人生を歩んできたか等の話に花を咲かせたものと思われる。
もしかしたら、保谷は胡桃にとって初恋の人であるため、この事がきっかけで2人は結ばれる事になるかもしれない。
- 楠本隆平
- 伴場創吾
自分の体に大きな傷跡がある事を利用し、「思い出の少年」に成り済まして1億円を貰おうとしていた不届き者達。
ちなみに2人とも「ガリ君」の由来を誤解しており、
「ガリガリ」だと勘違いしていた楠本はしきりに「少年時代はとても痩せていた」と主張し、
「ガリ勉」の事だと勘違いした伴場は「昔は勉強の虫だった」と強調していた。
伴場の胸についていた傷跡はサーフィンでケガをした時についたものであったが、楠本の傷跡は……
本物の思い出の少年が保谷だと判明すると、2人ともこのままここにいたらまずいと思いそそくさとその場から立ち去ろうとする。
だがそこに屋敷の外にいた松本達が登場。逮捕されると思った伴場は必死で「冗談だった」と弁明し始めるが、松本達が用があったのは楠本であった。
人間は普通、負傷すると反射的にそこを手で押さえてしまう。勿論その時に手に血液が付着する事となるが、20年前の犯人の逃走車のハンドルなどからは、ルミノール反応が出なかった。
これは「傷跡は手では届かない背中にある」という事実を示しており、運転席のシートカバーが持ち去られていたのは、そこに付着した血液を隠滅するためであった。
この事から松本は、20年前の殺人犯は楠本だと断定し、彼に任意同行を求める。
だが楠本は、「この傷跡はある男の背中の傷がクールだったから真似してつけた」と主張。楠本「本当です!信じてください!!」
それを聞いた松本は「その男には気に入ってる曲があっただろ!」と詰め寄る。
すると楠本は、鬼のような形相で迫る松本に震えながら、こう答えたのだった……
◇第2の事件(レット・イット・ビー殺人事件)
松本が追っていた連続殺人犯は結局庄堂邸に現れず、事件の時効まで後3日足らずとなってしまう。
そして世間では、その事件を時効までに警察が解決出来るかどうかに注目が集まっており、連日テレビ等で大きく取り上げられていた。
そんな中で、ワイドショーに出演していた犯罪心理学者・平棟堂次は潜伏中の犯人に対し「時効が来るのを震えて待っているのだろうが、違うというなら15年間逃げ隠れした苦労を棒に振る覚悟で自分を殺しに来い」と挑発する。
偶然にも平棟は歩美と同じマンションの住人であり、コナン達少年探偵団は丁度歩美のマンションに遊びに行くところだった。
歩美のマンションに到着後、歩美と灰原はジュースやお菓子を買いに外に出るが、戻ってきた時に口笛を吹く怪しい男とすれ違う。
その男が口笛で名曲「レット・イット・ビー」を吹いていたと聞いたコナンは、その男は例の連続殺人犯だと考え、急いで平棟の部屋へ向かう。
既に平棟は部屋の中で殺害されており、彼の背中には刃物で大きく「Z」という文字が刻み付けられていた……
【事件関係者】
※名前の元ネタは「音楽バンド」関連。
- 口笛の男
松本が20年もの間追い続けている連続殺人犯の通称。
いつもビートルズの名曲「レット・イット・ビー」を口笛で吹いていたのでこう呼ばれている。
いずれの犯行も、被害者をスタンガンで気絶させた後に刃物で体を切り裂くという残忍な方法で行われていて、被害者の体には毎回アルファベット一字を刻み付けていた。
次々と殺人を繰り返した後、松本に埠頭に追いつめられた際に彼を日本刀で襲い、その左目を傷付けた。しかし日本刀を奪い取った松本に反撃され、背中に真一文字の傷を付けられた。
松本を襲った5年後に再び殺人事件を起こし、以降は時効寸前まで消息不明となる。
そして今回の事件で彼と思わしき人物が歩美のマンションに来ていたのを歩美と灰原に目撃されている。
ちなみに20年前に森村に職質をかけられた時にも口笛を吹いていたらしいが、その時にはなぜか涙を流していたという。
- 平棟堂次(ひらむね どうじ)
CV:仲木隆司
犯罪心理学者。41歳。20年前は犯罪心理学を専攻する大学生だった。
テレビのコメンテーターとしても有名な人物で、歩美の住むマンションの住人でもある。
連続殺人の時効が迫る中で犯人を臆病者扱いし、テレビや新聞等で「度胸があるなら自分を殺しに来るといい」という発言を繰り返し、犯人を挑発していた。
「ベタ降り」「安牌を切り続ける」と麻雀用語を多用していた事から麻雀好きだと思われる。
ワイドショーへの出演を終えた後、「知人と会う約束がある」と言って急いで帰宅。その直後に犯人に襲われ、4人目の被害者として殺されてしまう。
パソコンデスクに突っ伏した状態で死亡しており、キーボードの「Ctrl」「C」のキーに血痕が付着、そして右手にはマウスのコードが握られていた。
そして、彼の背中には、刃物で大きく「Z」の文字が刻まれていた。*2
名前の由来は「ドラム」から。
- 坊川継治(ぼうかわ つぐはる)
坊川総合病院院長。事件当時50歳。
連続殺人の最初の被害者。ちなみにこの連続殺人に使われた日本刀は彼が所有していたものであった。
遺体には刃物で「E」と刻み付けられていた。
土曜の夜によく誰かと飲んでいたらしく、ぐでんぐでんに酔って帰ってきた時に「人を泣き虫泣き虫ってバカにしおって!!」とぼやいていた事があるらしい。
名前の由来は「ボーカル」から。
- 麦田篤則(むぎた あつのり)
東都大学理工学部准教授。事件当時42歳。
連続殺人の2番目の被害者で、坊川が殺害された2日後に同じ日本刀で殺害されている。
遺体には刃物で「S」と刻み付けられていた。
よく土曜の夜は帰宅せず朝帰りをしていたらしく、彼の妻が浮気を疑って土曜の夜にしつこくポケベルを鳴らした時には「今、医者行ってんだ!邪魔するな!!」と激怒していたという。
ちなみに彼の妻は一昨年に病死しており、「医者」である坊川の患者リストに彼の名前はなかった。
名前の由来は「ギター」から。
- 鍋井進(なべい すすむ)
企業法務専門の弁護士。事件当時34歳。
連続殺人の3番目の被害者で、麦田が殺害された5年後に自宅にあった包丁で惨殺される。
遺体には刃物で「W」と刻み付けられていた。
日曜は大抵昼まで寝ていたようで、一度だけ起き抜けに「昨夜(土曜)も親がはねられて大変だった」と不思議な言葉を呟いた事があるらしい。彼が扱う案件は企業法務が専門で、交通事故などは扱っていなかったのだが…
なお、彼の妻は遺体を発見したショックで寝たきりとなり、15年経った今でも入院中である。
名前の由来は「ベース」から。
- 坊川舞子(ぼうかわ まいこ)
CV:谷育子
坊川の妻。62歳。
夫の坊川の死後に彼の遺産を相続するが、その時点では事件の犯人の性別が判明していなかったので坊川殺害の容疑者の1人として疑われていた。
しかし決定的な証拠がなく後に殺された麦田との接点も無かったので、容疑者のまま15年が経過し最初の事件は時効となっている。
名前の由来は「ボーカル」と「マイク」から。
- 麦田秀邦(むぎた ひでくに)
CV:塚田正昭
麦田の弟。56歳。
兄の麦田に多額の保険金を掛けていた事で当時は警察に疑われていたが、舞子の時と同様に証拠がなく坊川との接点もなかったのでそのまま15年が経過して事件は時効を迎えている。
兄の事件は5年前に時効となった事を期に忘れる事にしていたらしい。
名前の由来は「ギター」と「ピック」から。
- 鍋井永貴(なべい えいき)
CV:森功至
鍋井の息子。25歳。
事件当時、自分の部屋で昼寝していた時に父親の呻き声で目が覚め、犯人が立ち去った後は母親が買い物から帰って来るまで恐怖から部屋に閉じ篭っていた。
その後は事件に関係のありそうなことを思い出す度に警察に話していたらしい。
前述の通り現在は母親が入院中である事もあり、1人で家に住んでいる。
以前は人柄が良かったようだが、現在ではかなり柄の悪い男になっており、時効間際でマスコミにつけ回されコナンと高木が訪ねて来た時にもかなり機嫌が悪く、何も話そうとせずにコナン達を門前払いした。
名前の由来は「ベース」と「エレキ」から。
- 鬼保独郎(きぼ どくろう)
CV:佐藤正治
無職。
15年前に強盗殺人の罪で捕まり、先日まで服役していた。
20年前に平棟と喧嘩をしていた事で連続殺人の容疑者として捜査線上に浮かび上がる。
名前の由来は「キーボード」から。
- 森村(もりむら)
CV:小西克幸
警視庁捜査一課の警部補。20年前に殉職した事で「警視」に特進している。
松本の同期で捜査のイロハを目暮に叩き込んだ人物でもある。
20年前の事件の直後、現場付近でよく見かける不審車に職質をかけたところ、乗っていたのは連続殺人犯であり、そのまま逃走しようとした車を止めようとして撥ねられてしまう。
職質した時に犯人が涙を流しながら口笛を吹いていたので、後から来た松本に「ヤツの吹くレット・イット・ビーには何かがある」と伝え、
松本が到着するのを待ってから職質をかければよかったと悔しそうに呟きながら息を引き取った。
なお、殉職当時は婚約者との結婚を1ヶ月後に控えていた。
彼と似たような理由で手柄を挙げようとしている高木を見てその事をふと思い出した松本は彼と噂になっている佐藤に「油断するなと言っておけ」と伝えていた。
名前の由来は作家の「森村誠一」からと思われる。
- 楠本隆平
前回の事件で胡桃を騙そうとしていた人物。
あの後で警察に連れて行かれ、連続殺人の事について取調べを受ける(「詐欺紛いの男」と松本に言われるが、その件についてや伴場の方がどうなったかは不明)。
そして15年前の事件があった頃は海外でホームステイをしていたので、アリバイがあるという事で容疑者からは外された。
背中についていた傷跡はホームステイする前に出会った「背中に傷のある男」に影響されてつけたものだが、その顔はタオルで隠れていて見えなかった模様。
その際に男は「これは5年前に警察につけられた傷」と言っていた事から、彼が会っていた男は連続殺人犯「口笛の男」と考えられた。
【以下、事件の真相。さらなるネタバレにご注意ください】
- 被害者の共通点
今回の事件で殺害された被害者は全員「麻雀好き」であり、そのうちの3人が言っていた謎の言葉はいずれも麻雀用語であった。
坊川の「泣き虫」→麻雀でよく「鳴く」*3人の事を指す。
麦田の「今医者行ってんだ!」→麻雀の手の状態「一向聴(イーシャンテン)*4」の事で、それを聞いた麦田の妻が「医者行ってんだ」と勘違いしていた。
鍋井の「親がはねられて」→「親“に”はねられて」*5を永貴が聞き違いしていた。
ちなみに永貴の証言によると、口笛の男も第3の殺人の際に麻雀用語を使用していた*6ようなので彼も麻雀好きだと思われる。*7
被害者4人は歳は離れているが、土曜の夜になると奥穂町の雀荘「OKUHO CLUB」に集まり、麻雀を楽しんでいた。
店員の話によると彼らはとても気の合う4人だったようで、実際に起きた事件を推理しながら麻雀を打ち、しかもそのほとんどが当たっていたという。
しかし、ある時その4人がもめた後、平棟以外は姿を見せなくなった。店員はよく聞き取れなかったものの、その内容は「完全犯罪」に関する話だったようだ。
なお、20年前には4人の推理によくイチャモンをつけては言い負かされていた男がいたらしく、その男から一人になったところをここぞとばかりにからかわれたことで平棟がキレて大ゲンカに発展。その最中で「お前ら4人全員ぶっ殺してやる」と吼えた末に男は平棟と共に警察に連行されている。
男はかなりの悪事をやっていると評判で、当時発生した、奥穂町にある交番に勤務する警官が眠らされ、そのスキに拳銃がなくなって大騒ぎになるが、その2日後に送り返された「拳銃紛失事件」の犯人もその男ではないかと噂されていた。
その男とは15年前に強盗殺人をして警察に捕まった鬼保の事であり、15年間服役していた事で連続殺人が途絶えていたのだと考えられたが……
- 平棟堂次
実は今回の事件で殺された彼こそが松本が長年追っていた「口笛の男」であった。
20年前に被害者3人と麻雀をしていた時に「完全犯罪」の話題になり、その内容を理由で被害者達ともめていた。
その内容は「交番の警官に気づかれずに拳銃を奪えるかどうか」というもので、それを言い出した平棟はそれを実践し、見事に拳銃を掠め取って見せる。
ところがその事を知った坊川と麦田から「犯罪者とは麻雀は打てん」と罵られる結果となり、
この事が世間に知られると将来が危ないと恐れた平棟は口封じとして2人を次々と殺害していった。
この事は3番目の被害者である鍋井も知っていたが、平棟に「やってみろ」と冗談半分でけしかけていた事もあって、自分も平棟と同罪であるとしばらく口を噤んでいた。
しかし事件から5年後、罪の意識があった鍋井は、平棟に自分と一緒に自首することを勧めて真実を公表しようとしたが、平棟はこれを聞こうとせず、同様の手口で鍋井の口を封じたのだった。
ちなみに帽子と髭で変装していた時によく「レット・イット・ビー」を口笛で吹いていたのは、
恐らく「20年前の推理バトルをあのままあの4人で続けたかった」という思いがあったからだと推測されている。
これは「レット・イット・ビー」は「このままでいよう」という意味にも取れるからで、
ファンの間では作詞したポール・マッカートニーが「ビートルズを解散したくない」という思いを込めて作ったのではないかとも言われている。
20年前に涙を流しながら口笛を吹いていたり、事件後は一人で麻雀店に来て寂しそうに麻雀牌を磨いていた事からすると少なくとも当時は2人を殺した事を深く後悔していたものと思われる。
しかし、その5年後には松本につけられた傷を楠本に「勇気の紋章」と称して自慢気に見せ、口笛も泣きながらではなく機嫌のいい時に吹き、自首を勧めた鍋井を口封じに殺しているため、
5年間で罪の意識は薄れてしまった事は間違いない。
そして時効までに自分は捕まるはずがないと高を括って、“存在しない”犯人に対し挑発行為を繰り返していたが、
時効寸前で真実を突き止めた人物に殺害されてしまう事となった。
なお、被害者の体には麻雀の役「東南西北(ESWN)」の順番でアルファベットを刻みつけていた。
だがよく考えると、標的が4人いなければ「東南西北」は完成しないはずなので、
元々の標的は2人*8しかいないのにどうしてそのような事をしたのか少々疑問が残るところである。
今回殺害された時にマウスのコードを握っていたのは、それで「ネズミを捕まえたネコ」を示そうとしていて、
PCのキー「Ctrl」+「C」で「コピー」が出来る事を合せて「犯人はコピーキャット=模倣犯」と伝えようとしたからであった。
今回の犯行が模倣犯だとすると、彼を殺害した犯人として考えられるのは……?
バーカ!あれは平棟の仕業…
その親父の敵を今日とってやったんだよ…
鍋井永貴
今回の事件で平棟を殺害した「もう1人の口笛の男」。
テレビに出ていた平棟の声や口調から「父親を殺したのは彼ではないか」と考えるようになり、父親がよく行っていた雀荘等を巡り、「平棟=連続殺人犯」と確信する。
真実に気づくまでに15年もかかったのは大人になるまで麻雀用語を知らなかったためと思われる。
全てを知った永貴は父親を殺した平棟に復讐する為、
「親父が殺された事件で思い出した事があるから、警察に言う前に犯罪心理学者のあんたに相談したい」
と電話して会う約束をし、口笛の男に成り済まして赴くと、刃物で脅して連続殺人の真相を聞きだす。その後は平棟と同じ手口を使って彼を殺害し、背中にある「真一文字の傷跡」を隠すために「Z」の文字を刻んで現場を去った。
これらの行動は平棟は連続殺人犯ではなく、その被害者であると周囲に錯覚させ、既に存在しない連続殺人犯を警察に追わせることで自身が疑われないようにするのが狙いである。
コナン達を追い返してしばらくした後、鬼保の声を確認してもらおうと再びやってきた高木を「真相に気づいて自分を逮捕しに来た刑事」と勘違いし、背後から襲うと手錠で拘束して拳銃を奪う。
その後で高木の様子から自分の犯行がばれていないと察し、平棟から聞いた話を聞かせると、丁度彼の携帯電話に佐藤からの電話がかかってきたのを利用する事を思いつき、高木に佐藤を呼び出すよう要求。彼女を新たな人質にしてこの場から逃走しようと考えたが、高木は永貴の目の前で携帯電話を破壊してその要求を拒絶。その行為に腹を立てて高木を金属バットで痛めつけるが、そうしているうちに家を警察に取り囲まれてしまい逃げられなくなってしまう。
そして外に刑事の気配を感じ、突入してきた瞬間に持っていた拳銃で撃とうとするが、背後から突進しようとしていた高木に気づいて思わず彼に向かって発砲。その後は突入してきた捜査官に身柄を確保された。
事件発生時に10歳の子どもだった彼は15年もの間に見た目も中身も柄の悪い凶暴な青年に変わり果てており、なかなか犯人を見つけられない警察に業を煮やした末、自身が殺人犯になってしまった。
だが彼もまた、この事件に人生を振り回された被害者の1人であるので、自らの過ちを悔いて更正してほしいものである。
なお、「鍋井進を殺害した際に永貴に自分の声を聴かれる」、「松本に一度追い詰められて背中に刀傷を負わされる」という失態を二度も犯したとはいえ、平棟はその後も正体を突き止められることなく時効目前まで逃げ延びているうえに、坊川と麦田の件に関しては既に時効が成立しており、
さらに言えばコナンですら、本人からのダイイングメッセージのおかげでようやく「口笛の男」の正体を見抜けたことから、永貴による今回の事件が起きなければ、平棟は20年前と同様に完全犯罪を成し遂げていた可能性がある。*9
そういった意味では、殺人という最大のタブーを犯してしまったとはいえ、曲がりなりにも平棟の完全犯罪を阻止して事件を解決に導いた功労者とも言えるかもしれない。
- 坊川継治
- 麦田篤則
- 鍋井進
平棟を含む彼ら4人は20年前まではとても気の合う麻雀仲間であり、よく雀荘で麻雀を打ちながら推理バトルを繰り広げていた。
だが平棟が警官から拳銃を奪う犯罪行為を行った事でその関係は壊れてしまい、彼の犯罪を見逃す事が出来なかった3人は平棟の手によって殺されてしまう事となった。
もし「完全犯罪」の話をしなければ、土曜の夜に雀荘でやっていた熱い推理バトルが今でも続いていたのかもしれない。
- 鬼保独郎
高木の連絡を受けた数分後に、入居先のアパートにいたところを警察に身柄を確保された。
上記に加えて15年前に逮捕された当時から無数の傷が体中に刻まれていたことから連続殺人犯の可能性がますます深まっていたが、結局事件とは無関係であった。
松本自身も連行された鬼保と廊下ですれ違った際に、鬼保が自分の姿を見ても何の反応も示さなかったことから、彼が連続殺人犯ではないことを薄々感付いていたようである。
15年前は、周囲から「かなりのワルだった」と噂されており、いかにも凶悪な風貌であったが、現在は貧相な外見となっており、
取り調べの際も「15年も刑務所に入ってやっとシャバに出られたのに、また殺しなんかするわけない」と刑事に訴えていたことから、15年間服役していた中ですっかり更生したようである。
- 鍋井永貴の母
夫が殺されたショックで寝たきりになり入院。15年経っても退院できず、その間に残された息子も殺人を犯してしまう。
作中では終始姿を見せなかったが、おそらく遺族の中では一番可哀相な目に遭っている被害者であろう…。
- 松本清長
事件は解決したものの、最後まで「口笛の男」との再会を果たすことはできなかった(死体となった彼とは再会できたが)。
平棟の死体を見た後から顔の傷の疼きが鎮まっていったことや鬼保の態度から彼が「口笛の男」ではないと感付いていたことから、
自分が長年追い続けていた犯人の死を無意識に感じていたようであり、生きた犯人との再会を果たせず、松本自身の手で決着をつけることができなかったことが非常に悔やまれる。
だが、時効前に事件を解決できたことで森村の無念を晴らすことができたのがせめてもの救いかもしれない。
- 高木渉
無理もない話だが、鍋井家を再度訪れた時に油断し、永貴に襲われ捕まってしまう。その時に拳銃を奪われ、自分が持っていた手錠で両手を拘束され、酷い暴行も受ける事になる。
そして家の外で突入準備を進めている刑事を佐藤じゃないかと思い、彼女を守るために身を挺して永貴に向かっていった。
その際に永貴に左胸を撃たれてしまうが、ここに来る直前に雀荘の麻雀牌を胸ポケットに入れていた事が功を奏し、
それが弾丸を受け止めてくれた御陰で命は助かった(白鳥曰く、映画等でよくあるパターン)。そしてそのまま永貴を取り押さえ、突入してきた捜査官に彼を引き渡す。
その後は警察病院に担ぎ込まれ、手当てを受けた後は病室でぐっすり眠っていた。
ちなみに高木が撃たれた話を知った佐藤は途中までしか聞いていなかった事と白鳥が「映画やドラマでよくあるパターン」と言った事から、高木は撃たれて殉職したものと勘違いし、
「温泉に行く約束をしたぐらいでどうして…」と号泣していた。
【その後】
大したケガではなかったものの、そのまま入院する事となった高木。
その後は佐藤が見舞いに来るものの、佐藤は高木のケガを理由に約束していた温泉の話をご破算にする。
すると高木は「いつもこんなのばかり」と拗ねた態度をとり、爆弾事件やハンマー男の事件であと少しのところでキスが出来なかった事を残念そうに呟いた。
それを聞いた佐藤は「あとちょっとのところでなーに?」と高木に迫り、久々にいい感じの雰囲気となる。
丁度その頃、部屋の外には高木の見舞いのために松本達が来ていたが、目暮がノックをしようとした瞬間、コナン達に呼び止められる。
コナン達から「高木刑事は今寝たばっかりだから」と聞くと、夕方頃に出直そうとその場を後にした。
松本達が帰った後でコナン達がソッと部屋を覗くと、中では佐藤と高木が口づけを交わしていた。
いい雰囲気になると毎回邪魔が入っていたが、今回はコナン達がアシストしてくれた御陰でようやく初キスをする事が出来た。
こうして佐藤から最高のご褒美としてキスをしてもらった高木。
そんな高木を見ながら「温泉旅行に連れてってくれるんじゃないか」と期待する少年探偵団であったが、そんな彼らを見ながらコナンは「多分それはない」と心の中で思うのだった。
追記・修正は体に大きな傷跡がある方にお願いします。
▷ コメント欄
- ページ制作乙。前半の事件の流れと後半の最後ら辺は覚えてた。 -- 名無しさん (2017-07-22 14:47:00)
- 劇場版13作目でビートルズに関する -- 名無しさん (2017-07-22 15:12:15)
- ↑続き 暗号みたいなのが出ていたが、アニメでlet it be出せなかった代わりに出したのだろうか? -- 名無しさん (2017-07-22 15:13:59)
- ↑何だか有り得そう。↑×3で書き忘れてましたが、楠本の名前が途中で「楠田」に変わってます。誤植です。 -- 名無しさん (2017-07-22 15:48:42)
- 実はラストシーン、白鳥も見てたりする。 -- 名無しさん (2017-07-23 01:09:48)
- コナンが平棟の背中にZが刻まれてるのを発見する場面って原作とアニメ版で違うんだよな。原作だとポロシャツをめくって背中のZを発見してたけど、アニメ版だとめくらずに背中のZを認識してる。 -- 名無しさん (2018-04-20 16:55:06)
- 麻雀用語なんて大人でもわからない人は多いだろうに(自分もその1人)これを読んだ子供は「ああ、なるほど」と思えたのだろうか・・・? -- 名無しさん (2018-10-14 22:24:36)
- ↑これ以前の事件でも大人でも理解できないような専門用語があったし今更気にしても仕方ないと思う -- 名無しさん (2018-10-25 09:45:29)
- 此処の概要読んで興味出て観ましたが刑事物って感じの雰囲気で結構好きな話です、個人的には松本管理官に決着をつけてほしかったというのは私の我が儘(笑) -- 名無しさん (2019-04-26 14:09:29)
- 拳銃が奪われたことは、不吉なデジャヴが的中したのかもな -- 名無しさん (2019-11-12 01:32:20)
- コナンの世界でももう時効はなくなったのか? -- 名無しさん (2020-03-23 02:03:00)
- ラストは2人ともおめでとう!あなた達の結婚、楽しみにしてるよ! -- coffee123 (2021-10-15 21:14:28)
- 東南西北(ESWN)は最初の坊川(E)を殺害したときたまたまEっぽく傷跡が付いたので、麦田を殺害するとき東西南北になぞらえて…みたいな感じでしょうか。 -- 名無しさん (2022-04-17 12:00:21)
- おっちゃんって20年前はまだ学生じゃね? -- 名無しさん (2022-05-30 22:40:59)
- 15年前には警察官にはなってます -- 名無しさん (2022-06-10 23:33:55)
- 前半後半の事件両方面白かった。 -- 名無しさん (2023-06-26 20:31:13)#comment
*2 原作ではポロシャツをめくらなければ確認できなかったが、アニメ版ではポロシャツの上からでも確認できた。
*3 他の人が捨てた牌をもらって、自分の面子を揃えること
*4 あと2手でアガれる状態。もうすぐアガれる時にポケベルで水を差されたのが気に食わなかったのだろう。ちなみに、サンデーつながりで『らんま1/2』のアニメ主題歌「じゃじゃ馬にさせないで」の歌詞にこの言葉が含まれてたりする。
*5 親役に跳満で上がられることである。
*6 「責任払い」と「テンパる」がそれに該当する。
*7 ここまでの話を原作では高木の運転する車の中で話していたが、アニメ版では自動販売機がある場所に寄り道してから話している。
*8 3人目の鍋井は最初の2件から5年後に、自首を勧められたことから発生
*9 もっとも、コナンがこの事件の詳細なデータを手に入れたのは彼の死後なのだが。
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